JPH11261147A - 発光素子制御装置 - Google Patents
発光素子制御装置Info
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- JPH11261147A JPH11261147A JP5812498A JP5812498A JPH11261147A JP H11261147 A JPH11261147 A JP H11261147A JP 5812498 A JP5812498 A JP 5812498A JP 5812498 A JP5812498 A JP 5812498A JP H11261147 A JPH11261147 A JP H11261147A
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- light emitting
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 発光素子の光出力制御を行なう発光素子制御
装置に関し、アナログ的に立ち上げた光出力情報をディ
ジタル的に保持することにより、光出力のパワー変動を
生じることなく、自動光パワー制御を高速に起動させる
ことができるようにする。 【解決手段】 発光素子1を駆動する発光素子駆動部2
と、受光素子3と、発光素子駆動部2を制御する発光素
子駆動制御部4とをそなえ、発光素子駆動制御部4が、
アナログ基準信号を生成する基準信号生成部40と、モ
ニタ信号に起因するアナログモニタ信号を生成するモニ
タ信号生成部43と、発光素子駆動部2を制御するため
の発光素子駆動制御用アナログ信号を生成する発光素子
駆動制御信号生成部41と、発光素子駆動制御用アナロ
グ信号に関する信号情報をディジタル情報として保持し
うる信号情報保持部42とをそなえて構成される。
装置に関し、アナログ的に立ち上げた光出力情報をディ
ジタル的に保持することにより、光出力のパワー変動を
生じることなく、自動光パワー制御を高速に起動させる
ことができるようにする。 【解決手段】 発光素子1を駆動する発光素子駆動部2
と、受光素子3と、発光素子駆動部2を制御する発光素
子駆動制御部4とをそなえ、発光素子駆動制御部4が、
アナログ基準信号を生成する基準信号生成部40と、モ
ニタ信号に起因するアナログモニタ信号を生成するモニ
タ信号生成部43と、発光素子駆動部2を制御するため
の発光素子駆動制御用アナログ信号を生成する発光素子
駆動制御信号生成部41と、発光素子駆動制御用アナロ
グ信号に関する信号情報をディジタル情報として保持し
うる信号情報保持部42とをそなえて構成される。
Description
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図19〜図21) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 発明の実施の形態(図2〜図18) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子の光出力
制御を行なう発光素子制御装置に関する。
制御を行なう発光素子制御装置に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、光通信分野では、加入者線用の光
通信装置の開発が盛んに行なわれている。このような光
通信装置からなる光加入者システムでは、低コスト,低
消費電力化等の要請により、CMOS型の電界効果トラ
ンジスタをそなえた半導体回路が多数使用されるように
なってきている。そのため、CMOS型トランジスタの
構成要素であるMOS素子から漏れるドレインリーク電
流による性能低下を回避できるような回路を構成するこ
とが重要となっている。なお、上述の光通信装置には、
例えば、光磁気ディスク,レーザプリンタ,レーザディ
スクなどの発光素子を制御する機能をもつ装置なども適
用される。
通信装置の開発が盛んに行なわれている。このような光
通信装置からなる光加入者システムでは、低コスト,低
消費電力化等の要請により、CMOS型の電界効果トラ
ンジスタをそなえた半導体回路が多数使用されるように
なってきている。そのため、CMOS型トランジスタの
構成要素であるMOS素子から漏れるドレインリーク電
流による性能低下を回避できるような回路を構成するこ
とが重要となっている。なお、上述の光通信装置には、
例えば、光磁気ディスク,レーザプリンタ,レーザディ
スクなどの発光素子を制御する機能をもつ装置なども適
用される。
【0004】図19は、発光素子制御装置の構成を示す
ブロック図で、この図19に示す発光素子制御装置10
0は、発光素子5,受光素子6,LD駆動部7,自動光
パワー制御回路8をそなえて構成されている。ここで、
発光素子5は、電気信号を光信号に変換して出力光を光
伝送路(図示略)に供給するとともにモニタ光を出力す
るもので、例えば、レーザダイオード(LD;Laser Di
ode )により構成されている。具体的に、この発光素子
5は後述するLD駆動部7からの駆動電流に基づいて発
光するようになっている。
ブロック図で、この図19に示す発光素子制御装置10
0は、発光素子5,受光素子6,LD駆動部7,自動光
パワー制御回路8をそなえて構成されている。ここで、
発光素子5は、電気信号を光信号に変換して出力光を光
伝送路(図示略)に供給するとともにモニタ光を出力す
るもので、例えば、レーザダイオード(LD;Laser Di
ode )により構成されている。具体的に、この発光素子
5は後述するLD駆動部7からの駆動電流に基づいて発
光するようになっている。
【0005】また、受光素子6は、発光素子5から出力
されるモニタ光を再び電気信号に変換するもので、例え
ば、フォトダイオード(PD;Photo Diode )により構
成されている。なお、これらの発光素子5,受光素子6
は、発光素子部9として構成されている。さらに、LD
駆動部(発光素子駆動部)7は、入力されてくるデータ
信号に応じて発光素子5を駆動するものである。自動光
パワー制御回路8は、入力されてくるデータ信号と受光
素子6で検出されたモニタ信号とに基づいて、LD駆動
部7を制御するものである。
されるモニタ光を再び電気信号に変換するもので、例え
ば、フォトダイオード(PD;Photo Diode )により構
成されている。なお、これらの発光素子5,受光素子6
は、発光素子部9として構成されている。さらに、LD
駆動部(発光素子駆動部)7は、入力されてくるデータ
信号に応じて発光素子5を駆動するものである。自動光
パワー制御回路8は、入力されてくるデータ信号と受光
素子6で検出されたモニタ信号とに基づいて、LD駆動
部7を制御するものである。
【0006】一般に、LD駆動部7からの駆動電流が一
定である場合、発光素子5から出力される光パワーは高
温時において低下し逆に低温時において増加するという
温度依存性を有しているため、このような発光素子5を
LSI(Large Scale Integration )に組み込む場合に
は、LSI内に自動光パワー制御機能をもたせ、出力さ
れる光パワーが常に一定になるように駆動電流を制御し
なければならない。
定である場合、発光素子5から出力される光パワーは高
温時において低下し逆に低温時において増加するという
温度依存性を有しているため、このような発光素子5を
LSI(Large Scale Integration )に組み込む場合に
は、LSI内に自動光パワー制御機能をもたせ、出力さ
れる光パワーが常に一定になるように駆動電流を制御し
なければならない。
【0007】そこで、上述の自動光パワー制御回路8で
は、発光素子5の光出力のレベルを一定に保つために、
受光素子6によって受光した発光素子5から出力される
光信号のバック光に基づいて、LD駆動部7を制御する
ための信号を生成している。即ち、自動光パワー制御回
路8では、受光素子6によって受光した信号(モニタ信
号)を光信号相当の電気信号に変換したのち、フィード
バックして所定の基準信号と比較し、その差に応じた制
御信号を生成するようになっているのである。
は、発光素子5の光出力のレベルを一定に保つために、
受光素子6によって受光した発光素子5から出力される
光信号のバック光に基づいて、LD駆動部7を制御する
ための信号を生成している。即ち、自動光パワー制御回
路8では、受光素子6によって受光した信号(モニタ信
号)を光信号相当の電気信号に変換したのち、フィード
バックして所定の基準信号と比較し、その差に応じた制
御信号を生成するようになっているのである。
【0008】具体的には、上述の自動光パワー制御回路
8は、例えば、図20に示すように、基準電圧生成部8
a,モニタ電圧生成部8b,差電圧生成部8c,LD駆
動制御信号生成部8dにより構成されている。ここで、
基準電圧生成部8aは、データ信号から自動光パワー制
御のための基準電圧信号を生成するものであり、モニタ
電圧生成部8bは、受光素子6の出力電流であるモニタ
信号を電圧に変換し、自動光パワー制御のためのモニタ
電圧信号を生成するものである。
8は、例えば、図20に示すように、基準電圧生成部8
a,モニタ電圧生成部8b,差電圧生成部8c,LD駆
動制御信号生成部8dにより構成されている。ここで、
基準電圧生成部8aは、データ信号から自動光パワー制
御のための基準電圧信号を生成するものであり、モニタ
電圧生成部8bは、受光素子6の出力電流であるモニタ
信号を電圧に変換し、自動光パワー制御のためのモニタ
電圧信号を生成するものである。
【0009】また、差電圧生成部8cは、基準電圧生成
部8aとモニタ電圧生成部8bとの出力電圧の差を生成
するものであり、LD駆動制御信号生成部8dは、差電
圧生成部8cの出力に応じた自動光パワー制御のための
LD駆動制御信号を生成するものである。このように、
自動光パワー制御回路8は、データ信号から生成される
基準電圧信号と受光素子6にて受光したモニタ信号から
生成されるモニタ電圧信号との差電圧によって、発光素
子5の駆動電流を制御し、発光素子5から出力される光
信号のレベルを一定に保つようになっている。
部8aとモニタ電圧生成部8bとの出力電圧の差を生成
するものであり、LD駆動制御信号生成部8dは、差電
圧生成部8cの出力に応じた自動光パワー制御のための
LD駆動制御信号を生成するものである。このように、
自動光パワー制御回路8は、データ信号から生成される
基準電圧信号と受光素子6にて受光したモニタ信号から
生成されるモニタ電圧信号との差電圧によって、発光素
子5の駆動電流を制御し、発光素子5から出力される光
信号のレベルを一定に保つようになっている。
【0010】具体的に、上述のLD駆動制御信号生成部
8dは、例えば、図21に示すように、電流源8e,コ
ンデンサ8f,抵抗8gをそなえて構成されている。こ
こで、電流源8eは、差電圧生成部8cの出力に応じて
電流を流すもので、電界効果トランジスタ(P型MOS
トランジスタ;Tr1)から構成されている。具体的に
は、電流を後述するコンデンサ8fに充電させることに
よって、LD駆動制御信号を生成するようになってい
る。
8dは、例えば、図21に示すように、電流源8e,コ
ンデンサ8f,抵抗8gをそなえて構成されている。こ
こで、電流源8eは、差電圧生成部8cの出力に応じて
電流を流すもので、電界効果トランジスタ(P型MOS
トランジスタ;Tr1)から構成されている。具体的に
は、電流を後述するコンデンサ8fに充電させることに
よって、LD駆動制御信号を生成するようになってい
る。
【0011】また、コンデンサ(C1 )8fは、電流源
8eの電流を充電して制御信号を生成するものである。
抵抗(R)8gは、コンデンサ8fの充電電圧が大きく
なりすぎたときに、その蓄積された電荷を放電するパス
を形成するものである。このような構成により、LD駆
動制御信号生成部8dは、バースト送信時、最初のデー
タ信号が投入された直後は、コンデンサ8fに電荷が蓄
積されていないため、基準電圧信号とモニタ電圧信号と
の差が大きくなり、電流源8eに電流が流れる。つま
り、LD駆動制御信号生成部8dからは、基準信号のレ
ベルとモニタ電圧信号のレベルとを一致させるようなL
D駆動制御信号がLD駆動部7へ出力されるのである。
8eの電流を充電して制御信号を生成するものである。
抵抗(R)8gは、コンデンサ8fの充電電圧が大きく
なりすぎたときに、その蓄積された電荷を放電するパス
を形成するものである。このような構成により、LD駆
動制御信号生成部8dは、バースト送信時、最初のデー
タ信号が投入された直後は、コンデンサ8fに電荷が蓄
積されていないため、基準電圧信号とモニタ電圧信号と
の差が大きくなり、電流源8eに電流が流れる。つま
り、LD駆動制御信号生成部8dからは、基準信号のレ
ベルとモニタ電圧信号のレベルとを一致させるようなL
D駆動制御信号がLD駆動部7へ出力されるのである。
【0012】そして、データ信号が投入されてからある
程度の時間が経過すると、コンデンサ8fに電荷が充電
されるため、基準電圧信号のレベルとモニタ電圧信号の
レベルとの差が無くなり、電流源8eから流れる電流は
停止する。即ち、この場合は、コンデンサ8fにおいて
保持されている信号がLD駆動制御信号として出力さ
れ、発光素子5からは安定な光信号が出力される。
程度の時間が経過すると、コンデンサ8fに電荷が充電
されるため、基準電圧信号のレベルとモニタ電圧信号の
レベルとの差が無くなり、電流源8eから流れる電流は
停止する。即ち、この場合は、コンデンサ8fにおいて
保持されている信号がLD駆動制御信号として出力さ
れ、発光素子5からは安定な光信号が出力される。
【0013】また、上述の基準電圧信号とモニタ信号と
の差電圧出力が大きい状態から小さくなる際に、電流源
8eからの漏れ電流(リーク電流)のため、電流がコン
デンサ8fに過充電された場合には、基準電圧信号のレ
ベルとモニタ電圧信号のレベルとを一致させるために、
過充電された電荷が抵抗8gによって放電され、この場
合も発光素子5からは安定な光信号が出力される。
の差電圧出力が大きい状態から小さくなる際に、電流源
8eからの漏れ電流(リーク電流)のため、電流がコン
デンサ8fに過充電された場合には、基準電圧信号のレ
ベルとモニタ電圧信号のレベルとを一致させるために、
過充電された電荷が抵抗8gによって放電され、この場
合も発光素子5からは安定な光信号が出力される。
【0014】ところで、バースト送信時におけるコンデ
ンサ8fの充電は、以下に示す式(1)のように関係付
けられる。 t=(C×V1 )/i ・・・(1) 但し、V1 :充電電圧,t:充電時間,i:電流源8e
の電流値,C:コンデンサ8fの容量値である。つま
り、充電時間(t)は、充電電圧,充電電流,容量に依
存し、抵抗8gには依存しないようになっている。即
ち、抵抗8gの抵抗値を大きくすることにより、電流源
8eの電流をより多くコンデンサ8fへ流し込み、光出
力の立ち上げにかかる時間を短縮しているのである。従
って、初期光出力を高速に立ち上げる場合には、容量値
を小さくし、抵抗値を大きくすることが望ましい。
ンサ8fの充電は、以下に示す式(1)のように関係付
けられる。 t=(C×V1 )/i ・・・(1) 但し、V1 :充電電圧,t:充電時間,i:電流源8e
の電流値,C:コンデンサ8fの容量値である。つま
り、充電時間(t)は、充電電圧,充電電流,容量に依
存し、抵抗8gには依存しないようになっている。即
ち、抵抗8gの抵抗値を大きくすることにより、電流源
8eの電流をより多くコンデンサ8fへ流し込み、光出
力の立ち上げにかかる時間を短縮しているのである。従
って、初期光出力を高速に立ち上げる場合には、容量値
を小さくし、抵抗値を大きくすることが望ましい。
【0015】また、バースト非送信時におけるコンデン
サ8fの放電は、以下に示す式(2)のように関係付け
られる。 V2 =V0 ×exp(−t/(R×C)) ・・・(2) 但し、V2 :放電電圧,V0 :安定した充電電圧,t:
電圧を保持する時間,R:抵抗8gの抵抗値,C:コン
デンサ8fの容量値である。つまり、放電電圧(V2 )
は、コンデンサ8fの容量値と抵抗8gの抵抗値とに依
存しているため、充電電圧を長時間保持するためには、
これらの値を大きくすることが望ましい。
サ8fの放電は、以下に示す式(2)のように関係付け
られる。 V2 =V0 ×exp(−t/(R×C)) ・・・(2) 但し、V2 :放電電圧,V0 :安定した充電電圧,t:
電圧を保持する時間,R:抵抗8gの抵抗値,C:コン
デンサ8fの容量値である。つまり、放電電圧(V2 )
は、コンデンサ8fの容量値と抵抗8gの抵抗値とに依
存しているため、充電電圧を長時間保持するためには、
これらの値を大きくすることが望ましい。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
発光素子制御装置100では、以下に示すような課題が
ある。例えば、1バーストの送信期間の長さが約3μ
s、バースト周期が1msの伝送装置を考慮した場合、
初期光出力の立ち上げは、3μs以内で、且つ、充電電
圧の保持は、最大1ms程度必要となる。
発光素子制御装置100では、以下に示すような課題が
ある。例えば、1バーストの送信期間の長さが約3μ
s、バースト周期が1msの伝送装置を考慮した場合、
初期光出力の立ち上げは、3μs以内で、且つ、充電電
圧の保持は、最大1ms程度必要となる。
【0017】そのため、式(1)において、i=20m
A,V=1.5Vである場合、コンデンサ8fの容量値
は39000pFとなる。このとき、放電による電圧変
動を1%以内とした場合、式(2)によると、コンデン
サ8fの容量値が39000pFである場合には、抵抗
8gの抵抗値が10MΩ以上必要となり、非現実的な値
となってしまうのである。即ち、充電電圧を長時間保持
するためには限界がある。
A,V=1.5Vである場合、コンデンサ8fの容量値
は39000pFとなる。このとき、放電による電圧変
動を1%以内とした場合、式(2)によると、コンデン
サ8fの容量値が39000pFである場合には、抵抗
8gの抵抗値が10MΩ以上必要となり、非現実的な値
となってしまうのである。即ち、充電電圧を長時間保持
するためには限界がある。
【0018】また、データ信号のバースト非送信時間が
長くなると、電流源8eのドレインリーク電流によって
コンデンサ8fの電荷が過剰に充電されてしまい、2バ
ースト目以降の送信信号のバースト先頭における光出力
のレベルが高くなってしまうという課題もある。つま
り、次のバースト送信期間との間が長いほど(保持期間
が長いほど)、電流源8eのドレインリーク電流の影響
が顕著にあらわれるため、次のバースト送信期間のバー
スト先頭では安定した光出力を供給することができず、
パワー変動が生じ、パルス・マスク規格を満足できなく
なる可能性がある。
長くなると、電流源8eのドレインリーク電流によって
コンデンサ8fの電荷が過剰に充電されてしまい、2バ
ースト目以降の送信信号のバースト先頭における光出力
のレベルが高くなってしまうという課題もある。つま
り、次のバースト送信期間との間が長いほど(保持期間
が長いほど)、電流源8eのドレインリーク電流の影響
が顕著にあらわれるため、次のバースト送信期間のバー
スト先頭では安定した光出力を供給することができず、
パワー変動が生じ、パルス・マスク規格を満足できなく
なる可能性がある。
【0019】そのため、電流源8eのドレインリーク電
流によって過充電した分を抵抗8gの放電パスにより放
電し、随時安定な電圧を保持するようにすればよいが、
上述したように、充電電圧を長時間保持するためには、
抵抗8gの抵抗値を大きくする必要があり、実現性を考
えると限界がある。そこで、上述のようなドレインリー
ク電流によるパワー変動の影響を小さくするために、コ
ンデンサ8fの静電容量を大きくすることが考えられる
が、静電容量を大きくすると、コンデンサ8fへ電荷を
充電するための時間がかかるので、1バースト目の初期
立ち上げに多くの時間を費やすことになる。
流によって過充電した分を抵抗8gの放電パスにより放
電し、随時安定な電圧を保持するようにすればよいが、
上述したように、充電電圧を長時間保持するためには、
抵抗8gの抵抗値を大きくする必要があり、実現性を考
えると限界がある。そこで、上述のようなドレインリー
ク電流によるパワー変動の影響を小さくするために、コ
ンデンサ8fの静電容量を大きくすることが考えられる
が、静電容量を大きくすると、コンデンサ8fへ電荷を
充電するための時間がかかるので、1バースト目の初期
立ち上げに多くの時間を費やすことになる。
【0020】また、このような静電容量を大きくしたコ
ンデンサ8fへの充電時間を短縮するために、電流源8
eの電流を大きくすることが考えられるが、この場合、
電流源8eのトランジスタ・サイズ自体を大きくしなけ
ればならず、その結果、さらに電流源8eのドレインリ
ーク電流を大きくしてしまうことになり、次のバースト
送信信号のバースト先頭におけるパワー変動をより一層
大きくしてしまうことになる。即ち、1バースト目の初
期立ち上げ時間の短縮化及び2バースト目以降のバース
ト先頭における光出力の安定化の両方を合わせもつこと
が困難となるのである。
ンデンサ8fへの充電時間を短縮するために、電流源8
eの電流を大きくすることが考えられるが、この場合、
電流源8eのトランジスタ・サイズ自体を大きくしなけ
ればならず、その結果、さらに電流源8eのドレインリ
ーク電流を大きくしてしまうことになり、次のバースト
送信信号のバースト先頭におけるパワー変動をより一層
大きくしてしまうことになる。即ち、1バースト目の初
期立ち上げ時間の短縮化及び2バースト目以降のバース
ト先頭における光出力の安定化の両方を合わせもつこと
が困難となるのである。
【0021】本発明は、このように二律背反する課題に
鑑み創案されたもので、アナログ的に立ち上げた光出力
情報をディジタル的に保持することにより、光出力のパ
ワー変動を生じることなく、自動光パワー制御を高速に
起動させることができるようにした、発光素子制御装置
を提供することを目的とする。
鑑み創案されたもので、アナログ的に立ち上げた光出力
情報をディジタル的に保持することにより、光出力のパ
ワー変動を生じることなく、自動光パワー制御を高速に
起動させることができるようにした、発光素子制御装置
を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1に示すように、発光素子制御装置5
0は、発光素子1,発光素子駆動部2,受光素子3,発
光素子駆動制御部4をそなえて構成されている。ここ
で、発光素子1は、光信号を発するものであり、発光素
子駆動部2は、入力されてくるデータ信号に応じて、発
光素子1を駆動するものであり、受光素子3は、発光素
子1からの光出力をモニタ信号として検出するものであ
り、発光素子駆動制御部4は、上記データ信号と受光素
子3で検出されたモニタ信号とに基づいて、発光素子駆
動部2を制御するものである。
ック図で、この図1に示すように、発光素子制御装置5
0は、発光素子1,発光素子駆動部2,受光素子3,発
光素子駆動制御部4をそなえて構成されている。ここ
で、発光素子1は、光信号を発するものであり、発光素
子駆動部2は、入力されてくるデータ信号に応じて、発
光素子1を駆動するものであり、受光素子3は、発光素
子1からの光出力をモニタ信号として検出するものであ
り、発光素子駆動制御部4は、上記データ信号と受光素
子3で検出されたモニタ信号とに基づいて、発光素子駆
動部2を制御するものである。
【0023】また、発光素子駆動制御部4は、図1に示
すように、基準信号生成部40,発光素子駆動制御信号
生成部41,信号情報保持部42,モニタ信号生成部4
3を有しており、基準信号生成部40は、データ信号に
基づいてアナログ基準信号を生成するものである。さら
に、発光素子駆動制御信号生成部41は、上述のアナロ
グモニタ信号とアナログ基準信号とが一致するように発
光素子駆動部2を制御するための発光素子駆動制御用ア
ナログ信号を生成するものであり、信号情報保持部42
は、発光素子駆動制御用アナログ信号に関する信号情報
をディジタル情報として保持しうるものである。また、
モニタ信号生成部43は、モニタ信号に基づいてアナロ
グモニタ信号を生成するものである(請求項1)。
すように、基準信号生成部40,発光素子駆動制御信号
生成部41,信号情報保持部42,モニタ信号生成部4
3を有しており、基準信号生成部40は、データ信号に
基づいてアナログ基準信号を生成するものである。さら
に、発光素子駆動制御信号生成部41は、上述のアナロ
グモニタ信号とアナログ基準信号とが一致するように発
光素子駆動部2を制御するための発光素子駆動制御用ア
ナログ信号を生成するものであり、信号情報保持部42
は、発光素子駆動制御用アナログ信号に関する信号情報
をディジタル情報として保持しうるものである。また、
モニタ信号生成部43は、モニタ信号に基づいてアナロ
グモニタ信号を生成するものである(請求項1)。
【0024】具体的に、上述の発光素子駆動制御信号生
成部41は、充電用コンデンサと、このコンデンサに並
列に接続された放電用抵抗と、上記コンデンサに直列に
接続された電源と、上記の電源とコンデンサとの間に介
装されコンデンサの充電状態をアナログモニタ信号とア
ナログ基準信号との差信号に基づいて制御する制御素子
と、上記の制御素子とコンデンサとの間から発光素子駆
動制御用アナログ信号を取り出す信号出力部とをそなえ
て構成することができる(請求項2)。
成部41は、充電用コンデンサと、このコンデンサに並
列に接続された放電用抵抗と、上記コンデンサに直列に
接続された電源と、上記の電源とコンデンサとの間に介
装されコンデンサの充電状態をアナログモニタ信号とア
ナログ基準信号との差信号に基づいて制御する制御素子
と、上記の制御素子とコンデンサとの間から発光素子駆
動制御用アナログ信号を取り出す信号出力部とをそなえ
て構成することができる(請求項2)。
【0025】この場合、上述の発光素子駆動制御信号生
成部41のコンデンサには、初期充電信号を供給する初
期充電信号供給部を設けることができる(請求項3)。
さらに、上述の信号情報保持部42は、発光素子駆動制
御信号生成部41からの発光素子駆動制御用アナログ信
号をディジタル値で保持するディジタル情報保持部と、
発光素子駆動制御信号生成部41からの出力と上記ディ
ジタル情報保持部からの出力とに基づいて、発光素子駆
動部2を制御する制御部とをそなえて構成することがで
きる(請求項4)。
成部41のコンデンサには、初期充電信号を供給する初
期充電信号供給部を設けることができる(請求項3)。
さらに、上述の信号情報保持部42は、発光素子駆動制
御信号生成部41からの発光素子駆動制御用アナログ信
号をディジタル値で保持するディジタル情報保持部と、
発光素子駆動制御信号生成部41からの出力と上記ディ
ジタル情報保持部からの出力とに基づいて、発光素子駆
動部2を制御する制御部とをそなえて構成することがで
きる(請求項4)。
【0026】また、上述のディジタル情報保持部は、上
記発光素子駆動制御用アナログ信号に関する信号情報を
ディジタル情報として保持しうる記憶部をそなえ、且
つ、このディジタル情報保持部の入力側に、アナログ/
ディジタル変換部をそなえるとともに、このディジタル
情報保持部の出力側に、ディジタル/アナログ変換部を
そなえて構成することができる(請求項5)。
記発光素子駆動制御用アナログ信号に関する信号情報を
ディジタル情報として保持しうる記憶部をそなえ、且
つ、このディジタル情報保持部の入力側に、アナログ/
ディジタル変換部をそなえるとともに、このディジタル
情報保持部の出力側に、ディジタル/アナログ変換部を
そなえて構成することができる(請求項5)。
【0027】この場合、上述のアナログ/ディジタル変
換部は、記憶部を兼用するように構成してもよく(請求
項6)、上記記憶部をアナログ/ディジタル変換部の外
部に設けるようにしてもよい(請求項7)。また、上述
のアナログ/ディジタル変換部は、発光素子駆動制御用
アナログ信号にオフセットキャンセル処理を施すオフセ
ットキャンセル部をそなえることもできる(請求項
8)。
換部は、記憶部を兼用するように構成してもよく(請求
項6)、上記記憶部をアナログ/ディジタル変換部の外
部に設けるようにしてもよい(請求項7)。また、上述
のアナログ/ディジタル変換部は、発光素子駆動制御用
アナログ信号にオフセットキャンセル処理を施すオフセ
ットキャンセル部をそなえることもできる(請求項
8)。
【0028】この場合、上述のオフセットキャンセル部
は、発光素子駆動制御用アナログ信号の供給線に対しそ
れぞれが相互に抵抗を経由して接続された少なくとも3
つの電流源をそなえて構成され、上記の電流源または抵
抗がオフセットキャンセル処理を実現するために電流値
又は抵抗値を可変にしうるように構成することもできる
(請求項9)。
は、発光素子駆動制御用アナログ信号の供給線に対しそ
れぞれが相互に抵抗を経由して接続された少なくとも3
つの電流源をそなえて構成され、上記の電流源または抵
抗がオフセットキャンセル処理を実現するために電流値
又は抵抗値を可変にしうるように構成することもできる
(請求項9)。
【0029】また、上述のオフセットキャンセル部は、
上記発光素子駆動制御用アナログ信号の供給線に介装さ
れた可変抵抗と、この発光素子駆動制御用アナログ信号
の供給線にそれぞれ接続されるとともに、上記可変抵抗
を挟んで相互に接続された第1定電流源及び第2定電流
源と、可変抵抗の抵抗分割点に接続されて、第1定電流
源及び第2定電流源からそれぞれ出力される定電流値の
和に相当する定電流を流しうる第3定電流源とをそなえ
て構成することができる(請求項10)。
上記発光素子駆動制御用アナログ信号の供給線に介装さ
れた可変抵抗と、この発光素子駆動制御用アナログ信号
の供給線にそれぞれ接続されるとともに、上記可変抵抗
を挟んで相互に接続された第1定電流源及び第2定電流
源と、可変抵抗の抵抗分割点に接続されて、第1定電流
源及び第2定電流源からそれぞれ出力される定電流値の
和に相当する定電流を流しうる第3定電流源とをそなえ
て構成することができる(請求項10)。
【0030】さらに、上述のオフセットキャンセル部
は、発光素子駆動制御用アナログ信号の供給線に介装さ
れた第1抵抗及び第2抵抗と、この発光素子駆動制御用
アナログ信号の供給線にそれぞれ接続されるとともに、
上記の第1抵抗及び第2抵抗を挟んで相互に接続され、
少なくとも一方が可変電流源として構成される第1電流
源及び第2電流源と、上記の第1抵抗及び第2抵抗との
接続中間点に接続されて、第1電流源及び第2電流源か
らそれぞれ出力される電流値の和に相当する電流を流し
うる可変電流源とをそなえて構成することもできる(請
求項11)。
は、発光素子駆動制御用アナログ信号の供給線に介装さ
れた第1抵抗及び第2抵抗と、この発光素子駆動制御用
アナログ信号の供給線にそれぞれ接続されるとともに、
上記の第1抵抗及び第2抵抗を挟んで相互に接続され、
少なくとも一方が可変電流源として構成される第1電流
源及び第2電流源と、上記の第1抵抗及び第2抵抗との
接続中間点に接続されて、第1電流源及び第2電流源か
らそれぞれ出力される電流値の和に相当する電流を流し
うる可変電流源とをそなえて構成することもできる(請
求項11)。
【0031】また、上述のオフセットキャンセル部は、
発光素子駆動制御信号生成部41からの出力とディジタ
ル情報保持部からの出力とに基づいて、電流源の電流値
又は抵抗の抵抗値を自動的に変更しうるオフセットキャ
ンセル自動調整部をそなえて構成することができる(請
求項12)。この場合、上述のオフセットキャンセル自
動調整部は、発光素子駆動制御信号生成部41からの出
力とディジタル情報保持部からの出力とを比較する比較
部と、比較部での比較結果に基づきアップカウント又は
ダウンカウントを行なって電流源の電流値又は抵抗の抵
抗値を変更しうる調整信号を出力するアップ/ダウンカ
ウンタとをそなえて構成することもできる(請求項1
3)。
発光素子駆動制御信号生成部41からの出力とディジタ
ル情報保持部からの出力とに基づいて、電流源の電流値
又は抵抗の抵抗値を自動的に変更しうるオフセットキャ
ンセル自動調整部をそなえて構成することができる(請
求項12)。この場合、上述のオフセットキャンセル自
動調整部は、発光素子駆動制御信号生成部41からの出
力とディジタル情報保持部からの出力とを比較する比較
部と、比較部での比較結果に基づきアップカウント又は
ダウンカウントを行なって電流源の電流値又は抵抗の抵
抗値を変更しうる調整信号を出力するアップ/ダウンカ
ウンタとをそなえて構成することもできる(請求項1
3)。
【0032】また、上述のディジタル/アナログ変換部
は、重み付き電流源をそなえて構成することができる
(請求項14)。さらに、上述の制御部は、データ信号
の初期バースト送信時には、発光素子駆動制御信号生成
部41からの出力に基づいて発光素子駆動部2を制御す
る一方、データ信号の第2バースト目以降の送信時に
は、ディジタル情報保持部からの出力に基づいて発光素
子駆動部2を制御するように構成することができる(請
求項15)。
は、重み付き電流源をそなえて構成することができる
(請求項14)。さらに、上述の制御部は、データ信号
の初期バースト送信時には、発光素子駆動制御信号生成
部41からの出力に基づいて発光素子駆動部2を制御す
る一方、データ信号の第2バースト目以降の送信時に
は、ディジタル情報保持部からの出力に基づいて発光素
子駆動部2を制御するように構成することができる(請
求項15)。
【0033】また、上述の制御部は、データ信号のバー
スト送信期間には、発光素子駆動制御信号生成部41か
らの出力に基づいて発光素子駆動部2を制御する一方、
データ信号のバースト非送信期間には、発光素子駆動制
御信号生成部41からの出力にディジタル情報保持部か
らの出力を供給するように構成することもできる(請求
項16)。
スト送信期間には、発光素子駆動制御信号生成部41か
らの出力に基づいて発光素子駆動部2を制御する一方、
データ信号のバースト非送信期間には、発光素子駆動制
御信号生成部41からの出力にディジタル情報保持部か
らの出力を供給するように構成することもできる(請求
項16)。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (a)本発明の一実施形態の説明 図2は、本発明の一実施形態にかかる発光素子制御装置
51を示すもので、この図2に示すように、発光素子制
御装置51は、発光素子1,LD駆動部2,受光素子
3,自動光パワー制御回路4をそなえて構成されてい
る。
施の形態を説明する。 (a)本発明の一実施形態の説明 図2は、本発明の一実施形態にかかる発光素子制御装置
51を示すもので、この図2に示すように、発光素子制
御装置51は、発光素子1,LD駆動部2,受光素子
3,自動光パワー制御回路4をそなえて構成されてい
る。
【0035】ここで、発光素子1は、光信号を発するも
ので、例えば、レーザダイオード(LD)等により構成
され、後述するLD駆動部2より供給された駆動電流に
より発光し、出力光を伝送路(図示略)に供給するよう
になっている。なお、発光素子1のバック光は、モニタ
光として利用される。また、LD駆動部(発光素子駆動
部)2は、入力されてくるデータ信号に応じて、発光素
子1を駆動するもので、発光素子1に供給する駆動電流
を生成するようになっている。
ので、例えば、レーザダイオード(LD)等により構成
され、後述するLD駆動部2より供給された駆動電流に
より発光し、出力光を伝送路(図示略)に供給するよう
になっている。なお、発光素子1のバック光は、モニタ
光として利用される。また、LD駆動部(発光素子駆動
部)2は、入力されてくるデータ信号に応じて、発光素
子1を駆動するもので、発光素子1に供給する駆動電流
を生成するようになっている。
【0036】さらに、受光素子3は、発光素子1からの
光出力をモニタ信号として検出するもので、例えば、フ
ォトダイオード(PD)等により構成され、発光素子1
により発光された出力光をモニタし電気信号に変換する
ようになっている。また、自動光パワー制御回路(発光
素子駆動制御部)4は、データ信号と受光素子3で検出
されたモニタ信号とに基づいて、LD駆動部2を制御す
るもので、例えば、図2に示すように、基準電圧生成部
40,アナログ立ち上げ部4A,保持部42,モニタ電
圧生成部43をそなえて構成されている。
光出力をモニタ信号として検出するもので、例えば、フ
ォトダイオード(PD)等により構成され、発光素子1
により発光された出力光をモニタし電気信号に変換する
ようになっている。また、自動光パワー制御回路(発光
素子駆動制御部)4は、データ信号と受光素子3で検出
されたモニタ信号とに基づいて、LD駆動部2を制御す
るもので、例えば、図2に示すように、基準電圧生成部
40,アナログ立ち上げ部4A,保持部42,モニタ電
圧生成部43をそなえて構成されている。
【0037】ここで、基準電圧生成部(基準信号生成
部)40は、データ信号に基づいてアナログ基準信号を
生成するものであり、モニタ電圧生成部(モニタ信号生
成部)43は、受光素子3より供給されたモニタ信号か
らアナログのモニタ電圧信号を生成するものである。ま
た、アナログ立ち上げ部4Aは、基準電圧生成部40か
ら出力されるアナログ基準電圧信号とモニタ電圧生成部
43から出力されるアナログモニタ電圧信号との電圧差
を一致させるもので、図2に示すように、差電圧生成部
44,LD駆動制御信号生成部41を有している。
部)40は、データ信号に基づいてアナログ基準信号を
生成するものであり、モニタ電圧生成部(モニタ信号生
成部)43は、受光素子3より供給されたモニタ信号か
らアナログのモニタ電圧信号を生成するものである。ま
た、アナログ立ち上げ部4Aは、基準電圧生成部40か
ら出力されるアナログ基準電圧信号とモニタ電圧生成部
43から出力されるアナログモニタ電圧信号との電圧差
を一致させるもので、図2に示すように、差電圧生成部
44,LD駆動制御信号生成部41を有している。
【0038】具体的に、差電圧生成部44は、基準電圧
生成部40からのアナログ基準電圧信号とモニタ電圧生
成部43からのアナログモニタ電圧信号との差を増幅
し、差電圧を生成するもので、例えば、図3に示すよう
に、差動アンプ44aを有している。また、LD駆動制
御信号生成部(発光素子駆動制御信号生成部)41は、
モニタ信号に起因するアナログモニタ信号とアナログ基
準信号とが一致するように、LD駆動部2を制御するた
めのアナログ制御信号(LD駆動制御用アナログ信号)
を生成するもので、例えば、図3に示すように、コンデ
ンサ410,抵抗411,電源412,P型MOSトラ
ンジスタ413,信号出力部414とをそなえて構成さ
れている。
生成部40からのアナログ基準電圧信号とモニタ電圧生
成部43からのアナログモニタ電圧信号との差を増幅
し、差電圧を生成するもので、例えば、図3に示すよう
に、差動アンプ44aを有している。また、LD駆動制
御信号生成部(発光素子駆動制御信号生成部)41は、
モニタ信号に起因するアナログモニタ信号とアナログ基
準信号とが一致するように、LD駆動部2を制御するた
めのアナログ制御信号(LD駆動制御用アナログ信号)
を生成するもので、例えば、図3に示すように、コンデ
ンサ410,抵抗411,電源412,P型MOSトラ
ンジスタ413,信号出力部414とをそなえて構成さ
れている。
【0039】ここで、コンデンサ(充電用コンデンサ)
410は、後述するP型MOSトランジスタ413から
の電荷を蓄積するもので、このコンデンサ410に蓄積
された電荷は、アナログ制御信号として出力されるよう
になっている。また、抵抗(放電用抵抗)411は、コ
ンデンサ410に過充電された電荷を放電するもので、
コンデンサ410に並列に接続されるようになってい
る。
410は、後述するP型MOSトランジスタ413から
の電荷を蓄積するもので、このコンデンサ410に蓄積
された電荷は、アナログ制御信号として出力されるよう
になっている。また、抵抗(放電用抵抗)411は、コ
ンデンサ410に過充電された電荷を放電するもので、
コンデンサ410に並列に接続されるようになってい
る。
【0040】さらに、P型MOSトランジスタ(制御素
子)413は、上記の電源412とコンデンサ410と
の間に介装され、コンデンサ410の充電状態を差電圧
生成部44から出力されるアナログモニタ信号とアナロ
グ基準信号との差信号に基づいて制御するものである。
具体的に、このP型MOSトランジスタ413は、差電
圧生成部44からの差信号の電圧が高い場合には、コン
デンサ410に供給する電流を大きくする一方、差信号
の電圧が低い場合には、コンデンサ410に供給する電
流を小さくしている。
子)413は、上記の電源412とコンデンサ410と
の間に介装され、コンデンサ410の充電状態を差電圧
生成部44から出力されるアナログモニタ信号とアナロ
グ基準信号との差信号に基づいて制御するものである。
具体的に、このP型MOSトランジスタ413は、差電
圧生成部44からの差信号の電圧が高い場合には、コン
デンサ410に供給する電流を大きくする一方、差信号
の電圧が低い場合には、コンデンサ410に供給する電
流を小さくしている。
【0041】なお、このとき、P型MOSトランジスタ
413から漏れるドレインリーク電流により、コンデン
サ410へ過剰に充電された場合には、抵抗411(放
電パス)により放電され、コンデンサ410における過
充電を防止することができるようになっている。また、
このとき、コンデンサ410の容量値と抵抗411の抵
抗値との関係は、例えば、容量値をできるだけ小さく、
且つ、抵抗値をできるだけ大きくするなど、初期光出力
を高速に立ち上げるのに適した値が設定されている。
413から漏れるドレインリーク電流により、コンデン
サ410へ過剰に充電された場合には、抵抗411(放
電パス)により放電され、コンデンサ410における過
充電を防止することができるようになっている。また、
このとき、コンデンサ410の容量値と抵抗411の抵
抗値との関係は、例えば、容量値をできるだけ小さく、
且つ、抵抗値をできるだけ大きくするなど、初期光出力
を高速に立ち上げるのに適した値が設定されている。
【0042】さらに、信号出力部414は、上記のP型
MOSトランジスタ413とコンデンサ410との間か
らアナログ制御信号を取り出すものである。ところで、
上述のLD駆動制御信号生成部41は、初期電圧を供給
する初期電圧供給部を設けて構成することもできる。具
体的に、図4に示すLD駆動制御信号生成部41は、コ
ンデンサ410,抵抗411,電源412,P型MOS
トランジスタ413,信号出力部414に加え、初期電
圧供給部415をそなえて構成されるものである。
MOSトランジスタ413とコンデンサ410との間か
らアナログ制御信号を取り出すものである。ところで、
上述のLD駆動制御信号生成部41は、初期電圧を供給
する初期電圧供給部を設けて構成することもできる。具
体的に、図4に示すLD駆動制御信号生成部41は、コ
ンデンサ410,抵抗411,電源412,P型MOS
トランジスタ413,信号出力部414に加え、初期電
圧供給部415をそなえて構成されるものである。
【0043】ここで、初期電圧供給部(初期充電信号供
給部)415は、上記コンデンサ410に初期電圧(初
期充電信号;Vth)を供給するもので、例えば、発光
素子1のしきい値電流以下の電流を生成するようなLD
駆動制御信号をLD駆動部2へ出力するようになってい
る。具体的に、この初期電圧供給部415は、例えば、
図4に示すように、定電流源415a,N型MOSトラ
ンジスタ415bをそなえて構成されている。定電流源
415aは、N型MOSトランジスタ415bに定電流
を流すものであり、N型MOSトランジスタ415b
は、発光素子1のしきい値電流以下の電流を生成するた
めのしきい値電圧Vthに相当する電圧を生成するもの
である。
給部)415は、上記コンデンサ410に初期電圧(初
期充電信号;Vth)を供給するもので、例えば、発光
素子1のしきい値電流以下の電流を生成するようなLD
駆動制御信号をLD駆動部2へ出力するようになってい
る。具体的に、この初期電圧供給部415は、例えば、
図4に示すように、定電流源415a,N型MOSトラ
ンジスタ415bをそなえて構成されている。定電流源
415aは、N型MOSトランジスタ415bに定電流
を流すものであり、N型MOSトランジスタ415b
は、発光素子1のしきい値電流以下の電流を生成するた
めのしきい値電圧Vthに相当する電圧を生成するもの
である。
【0044】即ち、この初期電圧供給部415では、絶
えずコンデンサ410に初期電圧を供給することができ
るので、発光素子1のしきい値電流以下の電流を生成す
るための初期電圧Vthを発生することができ、発光素
子1の初期立ち上げ時の光出力を高速に一定値にするこ
とができるようになっている。次に、図2に示す保持部
(信号情報保持部)42は、LD駆動制御信号生成部4
1にて生成されるアナログ制御信号に関する信号情報を
ディジタル情報として保持しうるもので、例えば、図5
に示すように、コントロール部42a,ディジタル保持
部42bをそなえて構成されている。
えずコンデンサ410に初期電圧を供給することができ
るので、発光素子1のしきい値電流以下の電流を生成す
るための初期電圧Vthを発生することができ、発光素
子1の初期立ち上げ時の光出力を高速に一定値にするこ
とができるようになっている。次に、図2に示す保持部
(信号情報保持部)42は、LD駆動制御信号生成部4
1にて生成されるアナログ制御信号に関する信号情報を
ディジタル情報として保持しうるもので、例えば、図5
に示すように、コントロール部42a,ディジタル保持
部42bをそなえて構成されている。
【0045】ここで、ディジタル保持部(ディジタル情
報保持部)42bは、LD駆動制御信号生成部41から
のアナログ制御信号をディジタル値で保持するもので、
データ信号のタイミングをとっているクロック信号と外
部(装置全体を監視する監視システム等;図示略)から
の保持用制御信号とに基づいてアナログ制御信号をディ
ジタル値で保持するようになっている。
報保持部)42bは、LD駆動制御信号生成部41から
のアナログ制御信号をディジタル値で保持するもので、
データ信号のタイミングをとっているクロック信号と外
部(装置全体を監視する監視システム等;図示略)から
の保持用制御信号とに基づいてアナログ制御信号をディ
ジタル値で保持するようになっている。
【0046】また、コントロール部(制御部)42a
は、LD駆動制御信号生成部41からのアナログ制御信
号とディジタル保持部42bからの保持信号(保持出
力)とに基づいて、LD駆動部2を制御するもので、外
部(監視システム等;図示略)からのコントロール信号
に基づいて制御されるようになっている。なお、詳細に
ついては後述する。
は、LD駆動制御信号生成部41からのアナログ制御信
号とディジタル保持部42bからの保持信号(保持出
力)とに基づいて、LD駆動部2を制御するもので、外
部(監視システム等;図示略)からのコントロール信号
に基づいて制御されるようになっている。なお、詳細に
ついては後述する。
【0047】具体的に、この保持部42では、データ信
号の初期立ち上げ時には、アナログ立ち上げ部4Aにて
生成されたアナログ制御信号をディジタル保持部42b
を介さずに(図5の矢印A参照)、LD駆動制御信号と
してLD駆動部2へ出力し、データ信号のバースト非送
信期間及びそれ以降のバースト送信期間には、上述の初
期のバースト送信時に記憶させたディジタル値の光出力
情報(図5の矢印B参照)を保持信号としてアナログ制
御信号に供給し、この保持信号の供給されたアナログ制
御信号をLD駆動制御信号としてLD駆動部2へ出力す
るようになっている。
号の初期立ち上げ時には、アナログ立ち上げ部4Aにて
生成されたアナログ制御信号をディジタル保持部42b
を介さずに(図5の矢印A参照)、LD駆動制御信号と
してLD駆動部2へ出力し、データ信号のバースト非送
信期間及びそれ以降のバースト送信期間には、上述の初
期のバースト送信時に記憶させたディジタル値の光出力
情報(図5の矢印B参照)を保持信号としてアナログ制
御信号に供給し、この保持信号の供給されたアナログ制
御信号をLD駆動制御信号としてLD駆動部2へ出力す
るようになっている。
【0048】ところで、上述のディジタル保持部42b
は、例えば、図6に示すように、アナログ/ディジタル
変換回路420,ディジタル/アナログ変換回路42
1,N型MOSトランジスタ422をそなえて構成され
ている。ここで、アナログ/ディジタル変換回路(アナ
ログ/ディジタル変換部)420は、アナログ立ち上げ
部4Aからのアナログ制御信号をディジタル信号に変換
するもので、ディジタル保持部42bの入力側に設けら
れている。
は、例えば、図6に示すように、アナログ/ディジタル
変換回路420,ディジタル/アナログ変換回路42
1,N型MOSトランジスタ422をそなえて構成され
ている。ここで、アナログ/ディジタル変換回路(アナ
ログ/ディジタル変換部)420は、アナログ立ち上げ
部4Aからのアナログ制御信号をディジタル信号に変換
するもので、ディジタル保持部42bの入力側に設けら
れている。
【0049】また、N型MOSトランジスタ422は、
外部からの保持用制御信号に基づいてアナログ/ディジ
タル変換回路420へ供給されるクロック信号を制御す
るものである。即ち、上述のアナログ/ディジタル変換
回路420では、供給されるアナログ制御信号が上記ク
ロック信号のタイミングによってディジタル変換され、
クロック信号が入力されないときには、その前に変換さ
れたディジタル値を保持するようになっている。従っ
て、アナログ/ディジタル変換回路420は、記憶部を
兼用していることになる。
外部からの保持用制御信号に基づいてアナログ/ディジ
タル変換回路420へ供給されるクロック信号を制御す
るものである。即ち、上述のアナログ/ディジタル変換
回路420では、供給されるアナログ制御信号が上記ク
ロック信号のタイミングによってディジタル変換され、
クロック信号が入力されないときには、その前に変換さ
れたディジタル値を保持するようになっている。従っ
て、アナログ/ディジタル変換回路420は、記憶部を
兼用していることになる。
【0050】なお、この保持用制御信号には、例えば、
送信,受信を切り換える送受切替え信号やデータ信号の
“0”連続を検出する“0”連検出信号、あるいは、カ
ウンタを用いて生成されたものを用いている。さらに、
ディジタル/アナログ変換回路(ディジタル/アナログ
変換部)421は、アナログ/ディジタル変換回路42
0からのディジタル信号をアナログ信号(アナログの電
圧値)に変換し、アナログ制御信号と同程度の電圧値で
ある保持信号を出力するもので、ディジタル保持部42
bの出力側に設けられている。
送信,受信を切り換える送受切替え信号やデータ信号の
“0”連続を検出する“0”連検出信号、あるいは、カ
ウンタを用いて生成されたものを用いている。さらに、
ディジタル/アナログ変換回路(ディジタル/アナログ
変換部)421は、アナログ/ディジタル変換回路42
0からのディジタル信号をアナログ信号(アナログの電
圧値)に変換し、アナログ制御信号と同程度の電圧値で
ある保持信号を出力するもので、ディジタル保持部42
bの出力側に設けられている。
【0051】このような構成により、上述のディジタル
保持部42bでは、光出力の初期の立ち上げ時以降のバ
ースト送信期間及びバースト非送信期間においても、初
期の立ち上げ時にコントロール部42aに入力されたア
ナログ制御信号と同程度の一定の電圧値をコントロール
部42aに出力することができるようになっているので
ある。
保持部42bでは、光出力の初期の立ち上げ時以降のバ
ースト送信期間及びバースト非送信期間においても、初
期の立ち上げ時にコントロール部42aに入力されたア
ナログ制御信号と同程度の一定の電圧値をコントロール
部42aに出力することができるようになっているので
ある。
【0052】なお、アナログ/ディジタル変換回路42
0とディジタル/アナログ変換回路421との間におけ
るディジタル値の出入力は、直列型,並列型のどちらで
もよい。また、上述の図6に示すディジタル保持部42
bでは、アナログ/ディジタル変換回路420に供給さ
れるクロック信号のタイミングに基づいて、アナログ制
御信号のディジタル値を保持するようになっているが、
例えば、図7に示すように、記憶装置423をアナログ
/ディジタル変換回路420Aの出力側(即ち、アナロ
グ/ディジタル変換回路420Aの外部)に設けてアナ
ログ/ディジタル変換回路420Aにてディジタル変換
された信号(ディジタル値)をこの記憶装置423にお
いて保持するようにしてもよい。
0とディジタル/アナログ変換回路421との間におけ
るディジタル値の出入力は、直列型,並列型のどちらで
もよい。また、上述の図6に示すディジタル保持部42
bでは、アナログ/ディジタル変換回路420に供給さ
れるクロック信号のタイミングに基づいて、アナログ制
御信号のディジタル値を保持するようになっているが、
例えば、図7に示すように、記憶装置423をアナログ
/ディジタル変換回路420Aの出力側(即ち、アナロ
グ/ディジタル変換回路420Aの外部)に設けてアナ
ログ/ディジタル変換回路420Aにてディジタル変換
された信号(ディジタル値)をこの記憶装置423にお
いて保持するようにしてもよい。
【0053】この場合、上述の記憶装置(記憶部)42
3は、保持用制御信号に制御されたクロック信号に基づ
いてアナログ/ディジタル変換回路420Aからのディ
ジタル値を記憶するようになっており、例えば、フリッ
プフロップや揮発性メモリにより構成されている。ま
た、この図7に示すN型MOSトランジスタ424は、
クロック信号を制御して記憶装置423に記憶されたデ
ィジタル値の保持や書き込みを制御するものである。な
お、この図7に示すディジタル保持部42cの場合もデ
ィジタル値の出入力は、直列型,並列型のどちらでも良
い。
3は、保持用制御信号に制御されたクロック信号に基づ
いてアナログ/ディジタル変換回路420Aからのディ
ジタル値を記憶するようになっており、例えば、フリッ
プフロップや揮発性メモリにより構成されている。ま
た、この図7に示すN型MOSトランジスタ424は、
クロック信号を制御して記憶装置423に記憶されたデ
ィジタル値の保持や書き込みを制御するものである。な
お、この図7に示すディジタル保持部42cの場合もデ
ィジタル値の出入力は、直列型,並列型のどちらでも良
い。
【0054】つまり、この図7に示すディジタル保持部
42cでは、保持用制御信号に制御されたクロック信号
を記憶装置423に供給するようにして、アナログ/デ
ィジタル変換回路420Aからの出力を保持するように
なっているのである。即ち、保持用制御信号によって、
記憶装置423にクロック信号が供給されない限り、こ
の記憶装置423はその記憶内容を更新しないようにな
っているのである。これにより、記憶装置423にクロ
ック信号が供給されない間は、記憶装置423の記憶内
容を保持しているのである。
42cでは、保持用制御信号に制御されたクロック信号
を記憶装置423に供給するようにして、アナログ/デ
ィジタル変換回路420Aからの出力を保持するように
なっているのである。即ち、保持用制御信号によって、
記憶装置423にクロック信号が供給されない限り、こ
の記憶装置423はその記憶内容を更新しないようにな
っているのである。これにより、記憶装置423にクロ
ック信号が供給されない間は、記憶装置423の記憶内
容を保持しているのである。
【0055】ところで、図6にて上述したアナログ/デ
ィジタル変換回路420は、例えば、図8に示すよう
に、オフセットキャンセル回路60,逐次型A/Dコン
バータ61をそなえて構成されている。具体的に、オフ
セットキャンセル回路(オフセットキャンセル部)60
は、アナログ立ち上げ部4Aからのアナログ制御信号に
オフセットキャンセル処理を施すものであり、詳細につ
いては、後述することにする。
ィジタル変換回路420は、例えば、図8に示すよう
に、オフセットキャンセル回路60,逐次型A/Dコン
バータ61をそなえて構成されている。具体的に、オフ
セットキャンセル回路(オフセットキャンセル部)60
は、アナログ立ち上げ部4Aからのアナログ制御信号に
オフセットキャンセル処理を施すものであり、詳細につ
いては、後述することにする。
【0056】また、逐次型A/Dコンバータ61は、オ
フセットキャンセル回路60から出力されるアナログ信
号をディジタル変換するもので、例えば、コンパレータ
61a,制御回路61b,D/Aコンバータ61c,逐
次比較レジスタ61dを有している。ここで、コンパレ
ータ61aは、オフセットキャンセル回路60からのア
ナログ電圧と後述するD/Aコンバータ61cからのア
ナログ電圧とを比較するものであり、制御回路61b
は、コンパレータ61aによる比較結果に基づいて、ア
ナログ電圧を上位ビットから下位ビットまでディジタル
変換するものである。
フセットキャンセル回路60から出力されるアナログ信
号をディジタル変換するもので、例えば、コンパレータ
61a,制御回路61b,D/Aコンバータ61c,逐
次比較レジスタ61dを有している。ここで、コンパレ
ータ61aは、オフセットキャンセル回路60からのア
ナログ電圧と後述するD/Aコンバータ61cからのア
ナログ電圧とを比較するものであり、制御回路61b
は、コンパレータ61aによる比較結果に基づいて、ア
ナログ電圧を上位ビットから下位ビットまでディジタル
変換するものである。
【0057】また、逐次比較レジスタ61dは、コンパ
レータ61aにて比較されたデータを制御回路61bの
制御信号に基づいて順次保持し出力するものであり、D
/Aコンバータ61cは、逐次比較レジスタ61dから
の出力をアナログ電圧に変換するものである。即ち、こ
の逐次型A/Dコンバータ61では、入力されてくるア
ナログ制御信号の全ビットについて順次ディジタル変換
することができるのである。
レータ61aにて比較されたデータを制御回路61bの
制御信号に基づいて順次保持し出力するものであり、D
/Aコンバータ61cは、逐次比較レジスタ61dから
の出力をアナログ電圧に変換するものである。即ち、こ
の逐次型A/Dコンバータ61では、入力されてくるア
ナログ制御信号の全ビットについて順次ディジタル変換
することができるのである。
【0058】さらに、上述のオフセットキャンセル回路
60は、例えば、図9に示すように、アナログ制御信号
の供給線に対しそれぞれが相互に可変抵抗70を経由し
て接続された第1定電流源71,第2定電流源72,第
3定電流源73をそなえて構成されている。ここで、可
変抵抗70は、アナログ制御信号の供給線に介装される
もので、入力されるアナログ制御信号とアナログ/ディ
ジタル変換回路420より後段のディジタル/アナログ
変換回路421(図6,図7参照)から出力される保持
信号との差を一致させるようになっている。第1定電流
源71,第2定電流源72は、それぞれ、定電流
(i0 )を流しうるもので、アナログ制御信号の供給線
にそれぞれ接続されるとともに、可変抵抗70を挟んで
相互に接続されるようになっている。
60は、例えば、図9に示すように、アナログ制御信号
の供給線に対しそれぞれが相互に可変抵抗70を経由し
て接続された第1定電流源71,第2定電流源72,第
3定電流源73をそなえて構成されている。ここで、可
変抵抗70は、アナログ制御信号の供給線に介装される
もので、入力されるアナログ制御信号とアナログ/ディ
ジタル変換回路420より後段のディジタル/アナログ
変換回路421(図6,図7参照)から出力される保持
信号との差を一致させるようになっている。第1定電流
源71,第2定電流源72は、それぞれ、定電流
(i0 )を流しうるもので、アナログ制御信号の供給線
にそれぞれ接続されるとともに、可変抵抗70を挟んで
相互に接続されるようになっている。
【0059】また、第3定電流源73は、可変抵抗70
の抵抗分割点に接続されて、第1定電流源71及び第2
定電流源72からそれぞれ出力される定電流値の和に相
当する定電流(2i0 )を流しうるもので、可変抵抗7
0を調整し、入力されるアナログ制御信号と後段のディ
ジタル/アナログ変換回路421から出力される保持信
号とを一致させる(誤差を吸収する)ようになってい
る。
の抵抗分割点に接続されて、第1定電流源71及び第2
定電流源72からそれぞれ出力される定電流値の和に相
当する定電流(2i0 )を流しうるもので、可変抵抗7
0を調整し、入力されるアナログ制御信号と後段のディ
ジタル/アナログ変換回路421から出力される保持信
号とを一致させる(誤差を吸収する)ようになってい
る。
【0060】つまり、このオフセットキャンセル回路6
0では、オフセットキャンセル処理を実現するために、
可変抵抗70の抵抗値を可変にしうるようにして、逐次
型A/Dコンバータ61で発生するアナログ制御信号の
アナログ値と上述の保持信号との誤差を吸収し、光出力
パワーの変動を抑制するようになっているのである。な
お、上述の誤差とは、逐次型A/Dコンバータ61内の
コンパレータ61aのオフセットにより発生するもの
で、この誤差により、光出力パワーが変動する可能性が
あるため、オフセットキャンセル回路60により抑制し
ているのである。
0では、オフセットキャンセル処理を実現するために、
可変抵抗70の抵抗値を可変にしうるようにして、逐次
型A/Dコンバータ61で発生するアナログ制御信号の
アナログ値と上述の保持信号との誤差を吸収し、光出力
パワーの変動を抑制するようになっているのである。な
お、上述の誤差とは、逐次型A/Dコンバータ61内の
コンパレータ61aのオフセットにより発生するもの
で、この誤差により、光出力パワーが変動する可能性が
あるため、オフセットキャンセル回路60により抑制し
ているのである。
【0061】また、上述の図8に示す逐次型A/Dコン
バータ61や図9に示すオフセットキャンセル回路60
を有するアナログ/ディジタル変換回路420は、ディ
ジタル値の保持機能を兼用した場合や(図6参照)、あ
るいは、保持機能を外部に設けた場合(図7参照)のい
ずれにおいても適用できる。ところで、上述したディジ
タル/アナログ変換回路421(図6,図7参照)は、
例えば、図10に示すように、N型MOSトランジスタ
425−1〜425−n(nは自然数;以下、同様)と
重み付き電流源426−1〜426−nとをそなえて構
成されている。
バータ61や図9に示すオフセットキャンセル回路60
を有するアナログ/ディジタル変換回路420は、ディ
ジタル値の保持機能を兼用した場合や(図6参照)、あ
るいは、保持機能を外部に設けた場合(図7参照)のい
ずれにおいても適用できる。ところで、上述したディジ
タル/アナログ変換回路421(図6,図7参照)は、
例えば、図10に示すように、N型MOSトランジスタ
425−1〜425−n(nは自然数;以下、同様)と
重み付き電流源426−1〜426−nとをそなえて構
成されている。
【0062】具体的には、重み付き電流源426−1〜
426−nは、LD駆動制御信号に供給される保持信号
に重み付けを行なう定電流を流すもので、例えば、重み
付き電流源426−1は電流i0 を流し、重み付き電流
源426−nは電流2 n×i 0 を流すようになってい
る。また、N型MOSトランジスタ425−1〜425
−nは、前段のアナログ/ディジタル変換回路420か
ら出力されるnビットのディジタル信号に応じて重み付
き電流源426−1〜426−nから出力される電流を
制御するものである。
426−nは、LD駆動制御信号に供給される保持信号
に重み付けを行なう定電流を流すもので、例えば、重み
付き電流源426−1は電流i0 を流し、重み付き電流
源426−nは電流2 n×i 0 を流すようになってい
る。また、N型MOSトランジスタ425−1〜425
−nは、前段のアナログ/ディジタル変換回路420か
ら出力されるnビットのディジタル信号に応じて重み付
き電流源426−1〜426−nから出力される電流を
制御するものである。
【0063】例えば、N型MOSトランジスタ425−
1は、重み付き電流源426−1からの電流に基づいて
最下位ビットの重み付けを行ない、N型MOSトランジ
スタ425−nは、重み付き電流源426−nからの電
流に基づいて最上位ビットの重み付けを行なうようにな
っている。即ち、保持信号は、20 i0 +2 1i0 +・
・・+2n i0 となる。
1は、重み付き電流源426−1からの電流に基づいて
最下位ビットの重み付けを行ない、N型MOSトランジ
スタ425−nは、重み付き電流源426−nからの電
流に基づいて最上位ビットの重み付けを行なうようにな
っている。即ち、保持信号は、20 i0 +2 1i0 +・
・・+2n i0 となる。
【0064】このように、ディジタル/アナログ変換回
路421は、アナログ/ディジタル変換回路420から
の各ビットデータに重み付けを行なっているので、アナ
ログ制御信号に供給するための適切な保持信号を生成す
ることができるのである。なお、図10においては、記
憶装置を省略しているが、ディジタル値の保持機能を兼
用した場合や(図6参照)、あるいは、保持機能を外部
に設けた場合(図7参照)のいずれの場合においても、
このような重み付き電流源426−1〜426−nによ
り構成されるディジタル/アナログ変換回路421を適
用できる。
路421は、アナログ/ディジタル変換回路420から
の各ビットデータに重み付けを行なっているので、アナ
ログ制御信号に供給するための適切な保持信号を生成す
ることができるのである。なお、図10においては、記
憶装置を省略しているが、ディジタル値の保持機能を兼
用した場合や(図6参照)、あるいは、保持機能を外部
に設けた場合(図7参照)のいずれの場合においても、
このような重み付き電流源426−1〜426−nによ
り構成されるディジタル/アナログ変換回路421を適
用できる。
【0065】次に、前述の図5に示すコントロール部4
2aについて詳述する。このコントロール部42aは、
例えば、図11に示すように、インバータ427,N型
MOSトランジスタ428,429をそなえて構成され
ている。ここで、インバータ427は、外部からのコン
トロール信号を反転するものであり、N型MOSトラン
ジスタ428は、アナログ立ち上げ部4Aからのアナロ
グ制御信号の出力を制御するスイッチング素子で、コン
トロール信号に基づいて、アナログ制御信号のスイッチ
制御(ON/OFF)を施すようになっている。
2aについて詳述する。このコントロール部42aは、
例えば、図11に示すように、インバータ427,N型
MOSトランジスタ428,429をそなえて構成され
ている。ここで、インバータ427は、外部からのコン
トロール信号を反転するものであり、N型MOSトラン
ジスタ428は、アナログ立ち上げ部4Aからのアナロ
グ制御信号の出力を制御するスイッチング素子で、コン
トロール信号に基づいて、アナログ制御信号のスイッチ
制御(ON/OFF)を施すようになっている。
【0066】また、N型MOSトランジスタ429は、
ディジタル保持部42bから出力される保持信号を制御
するスイッチング素子で、インバータ427を介して得
られるコントロール信号に基づいて、保持信号のスイッ
チ制御を施すようになっている。つまり、コントロール
信号により、N型MOSトランジスタ428がON(O
FF)のときには、N型MOSトランジスタ429がO
FF(ON)となるようにして、N型MOSトランジス
タ428,429の導通状態が相互に反転した状態で切
り換わるようになっている。
ディジタル保持部42bから出力される保持信号を制御
するスイッチング素子で、インバータ427を介して得
られるコントロール信号に基づいて、保持信号のスイッ
チ制御を施すようになっている。つまり、コントロール
信号により、N型MOSトランジスタ428がON(O
FF)のときには、N型MOSトランジスタ429がO
FF(ON)となるようにして、N型MOSトランジス
タ428,429の導通状態が相互に反転した状態で切
り換わるようになっている。
【0067】具体的に、上述のコントロール部42a
は、データ信号の第1バースト目の送信時には、アナロ
グ制御信号に基づいてLD駆動部2を制御する一方、デ
ータ信号の第2バースト目以降の送信時には、保持信号
に基づいてLD駆動部2を制御するようになっている。
例えば、図12(a),(b)に示すように、第1バー
スト目のバースト送信期間(T1 )には、コントロール
信号に基づいて、N型MOSトランジスタ428がO
N、N型MOSトランジスタ429がOFFとなり、ア
ナログ立ち上げ部4Aからのアナログ制御信号がLD駆
動制御信号としてLD駆動部2へ出力されるようになっ
ている。
は、データ信号の第1バースト目の送信時には、アナロ
グ制御信号に基づいてLD駆動部2を制御する一方、デ
ータ信号の第2バースト目以降の送信時には、保持信号
に基づいてLD駆動部2を制御するようになっている。
例えば、図12(a),(b)に示すように、第1バー
スト目のバースト送信期間(T1 )には、コントロール
信号に基づいて、N型MOSトランジスタ428がO
N、N型MOSトランジスタ429がOFFとなり、ア
ナログ立ち上げ部4Aからのアナログ制御信号がLD駆
動制御信号としてLD駆動部2へ出力されるようになっ
ている。
【0068】また、保持期間(T2 ;バースト非送信期
間)には、N型MOSトランジスタ428がOFF、N
型MOSトランジスタ429がONとなり、ディジタル
保持部42bからの保持信号がLD駆動制御信号として
LD駆動部2へ出力されるようになっている。さらに、
第2バースト目のバースト送信期間(T3 )には、N型
MOSトランジスタ428,N型MOSトランジスタ4
29では、ともにスイッチの切替えは行なわれず、それ
ぞれ、OFF及びONの状態のままとなる。
間)には、N型MOSトランジスタ428がOFF、N
型MOSトランジスタ429がONとなり、ディジタル
保持部42bからの保持信号がLD駆動制御信号として
LD駆動部2へ出力されるようになっている。さらに、
第2バースト目のバースト送信期間(T3 )には、N型
MOSトランジスタ428,N型MOSトランジスタ4
29では、ともにスイッチの切替えは行なわれず、それ
ぞれ、OFF及びONの状態のままとなる。
【0069】即ち、データ信号の初期の立ち上げ時に
は、N型MOSトランジスタ428をONにしてアナロ
グ制御信号をLD駆動制御信号として出力するが、その
後、バースト非送信期間及び第2バースト目以降のバー
スト送信期間には、N型MOSトランジスタ428をO
FFにしたままで、N型MOSトランジスタ429のみ
を制御し、保持信号をLD駆動制御信号として出力する
ようになっている。
は、N型MOSトランジスタ428をONにしてアナロ
グ制御信号をLD駆動制御信号として出力するが、その
後、バースト非送信期間及び第2バースト目以降のバー
スト送信期間には、N型MOSトランジスタ428をO
FFにしたままで、N型MOSトランジスタ429のみ
を制御し、保持信号をLD駆動制御信号として出力する
ようになっている。
【0070】このように、上述のディジタル保持部42
b,コントロール部42aを有する保持部42では、初
期の立ち上げ時以外は、ディジタル保持部42bからの
保持信号(フィードバックされて得られたアナログ制御
信号)をLD駆動制御信号として用いているので、デー
タ信号のバースト非送信期間の長さに関わらず、アナロ
グ制御信号の状態を一定に保持することができ、パワー
変動のない安定な光出力を得ることができるのである。
b,コントロール部42aを有する保持部42では、初
期の立ち上げ時以外は、ディジタル保持部42bからの
保持信号(フィードバックされて得られたアナログ制御
信号)をLD駆動制御信号として用いているので、デー
タ信号のバースト非送信期間の長さに関わらず、アナロ
グ制御信号の状態を一定に保持することができ、パワー
変動のない安定な光出力を得ることができるのである。
【0071】上述のごとく構成された本発明の発光素子
制御装置51では、例えば、図13(a)に示すよう
に、まず、データ信号が入力されると、図13(c)に
示すように、基準電圧生成部40からアナログの基準電
圧信号(“1”)が出力される。このとき、LD駆動部
2を介して発光素子1から光信号が発せられ、その光信
号を受けた受光素子3から、図13(b)に示すよう
に、モニタ信号が抽出され、図13(d)に示すよう
に、モニタ電圧生成部43からアナログのモニタ電圧信
号(“1”)が出力される。なお、基準電圧生成部40
からの基準電圧信号及びモニタ電圧生成部43からのモ
ニタ電圧信号は、それぞれ、ともに反転された信号であ
る。
制御装置51では、例えば、図13(a)に示すよう
に、まず、データ信号が入力されると、図13(c)に
示すように、基準電圧生成部40からアナログの基準電
圧信号(“1”)が出力される。このとき、LD駆動部
2を介して発光素子1から光信号が発せられ、その光信
号を受けた受光素子3から、図13(b)に示すよう
に、モニタ信号が抽出され、図13(d)に示すよう
に、モニタ電圧生成部43からアナログのモニタ電圧信
号(“1”)が出力される。なお、基準電圧生成部40
からの基準電圧信号及びモニタ電圧生成部43からのモ
ニタ電圧信号は、それぞれ、ともに反転された信号であ
る。
【0072】その後、アナログ立ち上げ部4Aの差電圧
生成部44において上述の基準電圧信号とモニタ電圧信
号との差電圧が生成され、LD駆動制御信号生成部41
において、図13(e)に示すように、アナログ制御信
号が出力される。そして、このアナログ制御信号を受け
た保持部42では、コントロール部42aを介し、図1
3(f)に示すように、LD駆動制御信号がLD駆動部
2へ出力される。これにより、発光素子1からは、図1
3(g)に示すように、光信号が出力される。
生成部44において上述の基準電圧信号とモニタ電圧信
号との差電圧が生成され、LD駆動制御信号生成部41
において、図13(e)に示すように、アナログ制御信
号が出力される。そして、このアナログ制御信号を受け
た保持部42では、コントロール部42aを介し、図1
3(f)に示すように、LD駆動制御信号がLD駆動部
2へ出力される。これにより、発光素子1からは、図1
3(g)に示すように、光信号が出力される。
【0073】その後、データ信号が入力されなくなると
〔保持期間(T2 )〕、モニタ信号は検出されず〔図1
3(b)参照〕、基準電圧信号及びモニタ電圧信号はと
もに“0”となる〔図13(c),(d)参照〕、即
ち、発光素子1からの光出力も停止する〔図13(g)
参照〕。このとき、保持部42では、ディジタル保持部
42bにおいて前回の送信期間時(T1 )にフィードバ
ックして保持された光信号の情報(保持信号)をコント
ロール部42aへ出力し、この保持信号がLD駆動制御
信号としてLD駆動部2へ出力される。
〔保持期間(T2 )〕、モニタ信号は検出されず〔図1
3(b)参照〕、基準電圧信号及びモニタ電圧信号はと
もに“0”となる〔図13(c),(d)参照〕、即
ち、発光素子1からの光出力も停止する〔図13(g)
参照〕。このとき、保持部42では、ディジタル保持部
42bにおいて前回の送信期間時(T1 )にフィードバ
ックして保持された光信号の情報(保持信号)をコント
ロール部42aへ出力し、この保持信号がLD駆動制御
信号としてLD駆動部2へ出力される。
【0074】即ち、図13(e)に示すように、保持期
間においてもアナログ制御信号の状態が上述の保持信号
によって一定に維持されているため、図13(f)に示
すように、LD駆動部2へのLD駆動制御信号も一定に
維持されるのである。そして、データ信号が再び入力さ
れたときには〔送信期間(T3 )〕、1つ前のバースト
送信期間と同レベルのLD駆動制御信号がLD駆動部2
へ送信されていることから、図13(g)に示すよう
に、発光素子1からは瞬時に安定な光信号が出力され
る。
間においてもアナログ制御信号の状態が上述の保持信号
によって一定に維持されているため、図13(f)に示
すように、LD駆動部2へのLD駆動制御信号も一定に
維持されるのである。そして、データ信号が再び入力さ
れたときには〔送信期間(T3 )〕、1つ前のバースト
送信期間と同レベルのLD駆動制御信号がLD駆動部2
へ送信されていることから、図13(g)に示すよう
に、発光素子1からは瞬時に安定な光信号が出力され
る。
【0075】このように、本発明の一実施形態にかかる
発光素子制御装置51によれば、LD駆動制御信号生成
部41によって、発光素子1からの光出力の初期立ち上
げを高速化することができるとともに、上記アナログ的
に立ち上げた光出力の情報をディジタル的に保持するこ
とにより、第2バースト目以降のバースト先頭における
光出力を高速に一定値にすることができる利点がある。
これにより、パワー変動のない安定で、且つ、正確な光
出力を得ることができ、本装置の性能向上に寄与しうる
のである。
発光素子制御装置51によれば、LD駆動制御信号生成
部41によって、発光素子1からの光出力の初期立ち上
げを高速化することができるとともに、上記アナログ的
に立ち上げた光出力の情報をディジタル的に保持するこ
とにより、第2バースト目以降のバースト先頭における
光出力を高速に一定値にすることができる利点がある。
これにより、パワー変動のない安定で、且つ、正確な光
出力を得ることができ、本装置の性能向上に寄与しうる
のである。
【0076】また、LD駆動制御信号生成部41のコン
デンサ410に絶えず初期充電信号を供給しているの
で、初期の立ち上げ時における光出力をより一層高速に
一定値にすることができる利点がある。さらに、保持部
42において、入力されてくるアナログ制御信号の状態
をデータ信号のバースト非送信期間の長さに関わらず、
一定に保持することができるので、常に安定なLD駆動
制御信号を出力することができる利点がある。
デンサ410に絶えず初期充電信号を供給しているの
で、初期の立ち上げ時における光出力をより一層高速に
一定値にすることができる利点がある。さらに、保持部
42において、入力されてくるアナログ制御信号の状態
をデータ信号のバースト非送信期間の長さに関わらず、
一定に保持することができるので、常に安定なLD駆動
制御信号を出力することができる利点がある。
【0077】また、本発明によれば、オフセットキャン
セル回路60をそなえて構成されているので、ディジタ
ル保持部42bに入力されるアナログ制御信号と出力さ
れる保持信号との誤差を吸収することができ、発光素子
1の光出力パワーの変動を抑制することができるので、
この場合も安定な光出力を得ることができる利点があ
る。
セル回路60をそなえて構成されているので、ディジタ
ル保持部42bに入力されるアナログ制御信号と出力さ
れる保持信号との誤差を吸収することができ、発光素子
1の光出力パワーの変動を抑制することができるので、
この場合も安定な光出力を得ることができる利点があ
る。
【0078】(b)変形例の説明 ところで、上述した発光素子制御装置51において、例
えば、オフセットキャンセル回路60(図9参照),コ
ントロール部42a(図11参照)を以下に示すよう
に、変形して構成することもできる。 (b1)オフセットキャンセル回路の変形例 (b1−1)第1変形例 図14は、上述のオフセットキャンセル回路60の第1
変形例(オフセットキャンセル回路60A)を示すブロ
ック図で、この図14に示すように、オフセットキャン
セル回路60Aは、第1抵抗74,第2抵抗75,定電
流源76,可変電流源77,78をそなえて構成されて
いる。
えば、オフセットキャンセル回路60(図9参照),コ
ントロール部42a(図11参照)を以下に示すよう
に、変形して構成することもできる。 (b1)オフセットキャンセル回路の変形例 (b1−1)第1変形例 図14は、上述のオフセットキャンセル回路60の第1
変形例(オフセットキャンセル回路60A)を示すブロ
ック図で、この図14に示すように、オフセットキャン
セル回路60Aは、第1抵抗74,第2抵抗75,定電
流源76,可変電流源77,78をそなえて構成されて
いる。
【0079】具体的に、第1抵抗(R1 )74及び第2
抵抗(R1 )75は、それぞれ、定抵抗であり、アナロ
グ制御信号の供給線に介装されている。定電流源(第1
電流源)76及び可変電流源(第2電流源)77は、ア
ナログ制御信号の供給線にそれぞれ接続されるととも
に、第1抵抗74及び第2抵抗75を挟んで相互に接続
されるもので、定電流源76は定電流(i0 )を流しう
るものであり、可変電流源77は可変電流(i1 )を流
しうるものである。
抵抗(R1 )75は、それぞれ、定抵抗であり、アナロ
グ制御信号の供給線に介装されている。定電流源(第1
電流源)76及び可変電流源(第2電流源)77は、ア
ナログ制御信号の供給線にそれぞれ接続されるととも
に、第1抵抗74及び第2抵抗75を挟んで相互に接続
されるもので、定電流源76は定電流(i0 )を流しう
るものであり、可変電流源77は可変電流(i1 )を流
しうるものである。
【0080】なお、上述の定電流源76及び可変電流源
77は、少なくとも一方が可変電流源であればよいの
で、定電流源76を可変電流源とし、可変電流源77を
定電流源として構成するようにしてもよい。また、可変
電流源78は、第1抵抗74及び第2抵抗75との接続
中間点に接続されて、定電流源76及び可変電流源77
からそれぞれ出力される電流値の和に相当する電流(i
=i0 +i1 )を流しうるものである。
77は、少なくとも一方が可変電流源であればよいの
で、定電流源76を可変電流源とし、可変電流源77を
定電流源として構成するようにしてもよい。また、可変
電流源78は、第1抵抗74及び第2抵抗75との接続
中間点に接続されて、定電流源76及び可変電流源77
からそれぞれ出力される電流値の和に相当する電流(i
=i0 +i1 )を流しうるものである。
【0081】つまり、このオフセットキャンセル回路6
0Aは、上述の図9に示すオフセットキャンセル回路6
0とは異なり、第1抵抗74及び第2抵抗75をともに
固定にし、可変電流源77,78の電流を可変にするよ
うになっており、この可変電流源77,78がオフセッ
トキャンセル処理を実現するために電流値を可変にしう
るので、入力されるアナログ制御信号とディジタル/ア
ナログ変換回路421から出力される保持信号との誤差
を一定にすることができるようになっている。
0Aは、上述の図9に示すオフセットキャンセル回路6
0とは異なり、第1抵抗74及び第2抵抗75をともに
固定にし、可変電流源77,78の電流を可変にするよ
うになっており、この可変電流源77,78がオフセッ
トキャンセル処理を実現するために電流値を可変にしう
るので、入力されるアナログ制御信号とディジタル/ア
ナログ変換回路421から出力される保持信号との誤差
を一定にすることができるようになっている。
【0082】なお、可変電流源77,78を可変させる
ための電流値は、同程度に調整されるようになってい
る。そして、この図14に示すオフセットキャンセル回
路60Aを有するアナログ/ディジタル変換回路420
−1は、ディジタル値の保持機能を兼用した場合や(図
6参照)、あるいは、保持機能を外部に設けた場合(図
7参照)のいずれにおいても適用できる。
ための電流値は、同程度に調整されるようになってい
る。そして、この図14に示すオフセットキャンセル回
路60Aを有するアナログ/ディジタル変換回路420
−1は、ディジタル値の保持機能を兼用した場合や(図
6参照)、あるいは、保持機能を外部に設けた場合(図
7参照)のいずれにおいても適用できる。
【0083】このように、上述のオフセットキャンセル
回路60Aでは、可変電流源77,78の電流値を可変
にすることにより、アナログ制御信号と保持信号との差
を一定に保つことができるので、同様に、安定な光出力
を得ることができるとともに、システム構築の際の柔軟
性に寄与しうる。 (b1−2)第2変形例 図15は、上述のオフセットキャンセル回路60の第2
変形例(オフセットキャンセル回路60B)を示すブロ
ック図で、この図15に示すように、オフセットキャン
セル回路60Bは、N型MOSトランジスタ80,8
1,第4定電流源82,第5定電流源83,第6定電流
源84,オフセットキャンセル自動調整部79をそなえ
て構成されている。
回路60Aでは、可変電流源77,78の電流値を可変
にすることにより、アナログ制御信号と保持信号との差
を一定に保つことができるので、同様に、安定な光出力
を得ることができるとともに、システム構築の際の柔軟
性に寄与しうる。 (b1−2)第2変形例 図15は、上述のオフセットキャンセル回路60の第2
変形例(オフセットキャンセル回路60B)を示すブロ
ック図で、この図15に示すように、オフセットキャン
セル回路60Bは、N型MOSトランジスタ80,8
1,第4定電流源82,第5定電流源83,第6定電流
源84,オフセットキャンセル自動調整部79をそなえ
て構成されている。
【0084】具体的に、N型MOSトランジスタ80,
81は、アナログ制御信号の供給線にそれぞれ介装され
るもので、後述するオフセットキャンセル自動調整部7
9からの信号に基づいて、入力されてくるアナログ制御
信号と後段のディジタル/アナログ変換回路421から
出力される保持信号とを一致させるようになっている。
81は、アナログ制御信号の供給線にそれぞれ介装され
るもので、後述するオフセットキャンセル自動調整部7
9からの信号に基づいて、入力されてくるアナログ制御
信号と後段のディジタル/アナログ変換回路421から
出力される保持信号とを一致させるようになっている。
【0085】即ち、このN型MOSトランジスタ80,
81は、それぞれ、可変抵抗の機能を有するもので、後
述する第6定電流源84からの電流に基づいて、上述の
図9に示す可変抵抗70とほぼ同様に、アナログ制御信
号と上記保持信号とを一致させるようになっている。ま
た、第4定電流源82,第5定電流源83は、それぞ
れ、定電流(i0 )を流しうるもので、アナログ制御信
号の供給線にそれぞれ接続されるとともに、N型MOS
トランジスタ80,81を挟んで相互に接続されてい
る。
81は、それぞれ、可変抵抗の機能を有するもので、後
述する第6定電流源84からの電流に基づいて、上述の
図9に示す可変抵抗70とほぼ同様に、アナログ制御信
号と上記保持信号とを一致させるようになっている。ま
た、第4定電流源82,第5定電流源83は、それぞ
れ、定電流(i0 )を流しうるもので、アナログ制御信
号の供給線にそれぞれ接続されるとともに、N型MOS
トランジスタ80,81を挟んで相互に接続されてい
る。
【0086】さらに、第6定電流源84は、N型MOS
トランジスタ80,81の間に接続されて、第4定電流
源82及び第5定電流源83からそれぞれ出力される定
電流値の和に相当する定電流(2i0 )を流しうるもの
である。また、オフセットキャンセル自動調整部79
は、上述のアナログ制御信号と保持信号とに基づいて、
N型MOSトランジスタ80,81の値を自動的に変更
しうるもので、例えば、図15に示すように、比較器8
5,インバータ86,アップダウンカウンタ87,8
9,ディジタル/アナログ変換回路88,90,初期値
設定部91をそなえて構成されている。
トランジスタ80,81の間に接続されて、第4定電流
源82及び第5定電流源83からそれぞれ出力される定
電流値の和に相当する定電流(2i0 )を流しうるもの
である。また、オフセットキャンセル自動調整部79
は、上述のアナログ制御信号と保持信号とに基づいて、
N型MOSトランジスタ80,81の値を自動的に変更
しうるもので、例えば、図15に示すように、比較器8
5,インバータ86,アップダウンカウンタ87,8
9,ディジタル/アナログ変換回路88,90,初期値
設定部91をそなえて構成されている。
【0087】ここで、比較器(比較部)85は、アナロ
グ制御信号と後段のディジタル/アナログ変換回路42
1から出力される保持信号とを比較するコンパレータで
あり、インバータ86は、比較器85からの出力を反転
するものである。また、初期値設定部91は、後述する
アップダウンカウンタ87,89においてカウントする
ための初期値(プリセット入力信号)を設定するもの
で、この初期値設定部91から出力されるプリセット入
力信号をアナログ/ディジタル変換回路91aにてディ
ジタル変換し、後述するアップダウンカウンタ87,8
9に出力するようになっている。なお、このプリセット
入力値としては、アップダウンカウンタ87,89から
出力される値のうちの中間値が供給されるようになって
いる。
グ制御信号と後段のディジタル/アナログ変換回路42
1から出力される保持信号とを比較するコンパレータで
あり、インバータ86は、比較器85からの出力を反転
するものである。また、初期値設定部91は、後述する
アップダウンカウンタ87,89においてカウントする
ための初期値(プリセット入力信号)を設定するもの
で、この初期値設定部91から出力されるプリセット入
力信号をアナログ/ディジタル変換回路91aにてディ
ジタル変換し、後述するアップダウンカウンタ87,8
9に出力するようになっている。なお、このプリセット
入力値としては、アップダウンカウンタ87,89から
出力される値のうちの中間値が供給されるようになって
いる。
【0088】さらに、アップダウンカウンタ(U/D)
87は、比較器85での比較結果に基づきアップカウン
ト又はダウンカウントを行なってN型MOSトランジス
タ80の値を変更しうる調整信号を出力するもので、ク
ロック信号に基づいて、上述の調整信号が出力されるよ
うになっている。また、ディジタル/アナログ変換回路
(D/A)88は、アップダウンカウンタ87からのデ
ィジタル出力をアナログ変換するものである。
87は、比較器85での比較結果に基づきアップカウン
ト又はダウンカウントを行なってN型MOSトランジス
タ80の値を変更しうる調整信号を出力するもので、ク
ロック信号に基づいて、上述の調整信号が出力されるよ
うになっている。また、ディジタル/アナログ変換回路
(D/A)88は、アップダウンカウンタ87からのデ
ィジタル出力をアナログ変換するものである。
【0089】さらに、アップダウンカウンタ(U/D)
89は、インバータ86において反転された比較器85
からの比較結果に基づき、アップカウント又はダウンカ
ウントを行なってN型MOSトランジスタ81の値を変
更しうる調整信号を出力するもので、同様に、クロック
信号に基づいて、上述の調整信号が出力されるようにな
っている。
89は、インバータ86において反転された比較器85
からの比較結果に基づき、アップカウント又はダウンカ
ウントを行なってN型MOSトランジスタ81の値を変
更しうる調整信号を出力するもので、同様に、クロック
信号に基づいて、上述の調整信号が出力されるようにな
っている。
【0090】また、ディジタル/アナログ変換回路90
は、アップダウンカウンタ89からのディジタル出力を
アナログ変換し、N型MOSトランジスタ81へ出力す
るものである。即ち、この図15に示すオフセットキャ
ンセル回路60Bは、図9にて上述したオフセットキャ
ンセル回路60による可変抵抗70を使用した場合のオ
フセットキャンセル処理を、N型MOSトランジスタ8
0,81及びオフセットキャンセル自動調整部79を使
用して自動的に行なうようにしたものである。
は、アップダウンカウンタ89からのディジタル出力を
アナログ変換し、N型MOSトランジスタ81へ出力す
るものである。即ち、この図15に示すオフセットキャ
ンセル回路60Bは、図9にて上述したオフセットキャ
ンセル回路60による可変抵抗70を使用した場合のオ
フセットキャンセル処理を、N型MOSトランジスタ8
0,81及びオフセットキャンセル自動調整部79を使
用して自動的に行なうようにしたものである。
【0091】なお、このオフセットキャンセル回路60
Bを有するアナログ/ディジタル変換回路420−2
は、ディジタル値の保持機能を外部に設けた場合(図7
参照)について記載しているが、記憶部を兼用すること
により保持機能を内蔵した場合(図6参照)においても
適用できる。上述の構成により、オフセットキャンセル
回路60Bでは、まず、オフセットキャンセル自動調整
部79において、初期値設定部91からのプリセット入
力信号によりアップダウンカウンタ87,89に初期値
を与えると、アップダウンカウンタ87,89では、そ
れぞれ、比較器85から出力されるアナログ制御信号と
保持信号との比較結果に基づいて動作しはじめる。
Bを有するアナログ/ディジタル変換回路420−2
は、ディジタル値の保持機能を外部に設けた場合(図7
参照)について記載しているが、記憶部を兼用すること
により保持機能を内蔵した場合(図6参照)においても
適用できる。上述の構成により、オフセットキャンセル
回路60Bでは、まず、オフセットキャンセル自動調整
部79において、初期値設定部91からのプリセット入
力信号によりアップダウンカウンタ87,89に初期値
を与えると、アップダウンカウンタ87,89では、そ
れぞれ、比較器85から出力されるアナログ制御信号と
保持信号との比較結果に基づいて動作しはじめる。
【0092】その後、このアップダウンカウンタ87,
89では、それぞれ、クロック信号に基づきカウントし
はじめ、ディジタル/アナログ変換回路88,90を介
して、N型MOSトランジスタ80,81へ出力する。
そして、N型MOSトランジスタ80,81では、抵抗
分割点を変えながら、上述のアップダウンカウンタ8
7,89からの信号に基づいて、アナログ制御信号と保
持信号との差をほぼ一致させるように制御する。
89では、それぞれ、クロック信号に基づきカウントし
はじめ、ディジタル/アナログ変換回路88,90を介
して、N型MOSトランジスタ80,81へ出力する。
そして、N型MOSトランジスタ80,81では、抵抗
分割点を変えながら、上述のアップダウンカウンタ8
7,89からの信号に基づいて、アナログ制御信号と保
持信号との差をほぼ一致させるように制御する。
【0093】このように、上述のオフセットキャンセル
回路60Bでは、後段のディジタル/アナログ変換回路
421から出力される保持信号をフィードバックして、
入力されてくるアナログ制御信号と比較し、上述のN型
MOSトランジスタ80,81の値を自動的に変更して
いるので、アナログ制御信号と保持信号との差を自動的
に一致させることができ、本装置の処理能力をより一層
向上させることができる。
回路60Bでは、後段のディジタル/アナログ変換回路
421から出力される保持信号をフィードバックして、
入力されてくるアナログ制御信号と比較し、上述のN型
MOSトランジスタ80,81の値を自動的に変更して
いるので、アナログ制御信号と保持信号との差を自動的
に一致させることができ、本装置の処理能力をより一層
向上させることができる。
【0094】(b1−3)第3変形例 図16は、上述のオフセットキャンセル回路60の第3
変形例(オフセットキャンセル回路60C)を示すブロ
ック図で、この図16に示すように、オフセットキャン
セル回路60Cは、第3抵抗92,第4抵抗93,第7
定電流源94,第1可変電流源95,第8定電流源9
6,第2可変電流源97,オフセットキャンセル自動調
整部79Aをそなえて構成されている。
変形例(オフセットキャンセル回路60C)を示すブロ
ック図で、この図16に示すように、オフセットキャン
セル回路60Cは、第3抵抗92,第4抵抗93,第7
定電流源94,第1可変電流源95,第8定電流源9
6,第2可変電流源97,オフセットキャンセル自動調
整部79Aをそなえて構成されている。
【0095】具体的に、第3抵抗(R1 )92及び第4
抵抗(R1 )93は、それぞれ、定抵抗であり、アナロ
グ制御信号の供給線に介装されている。第7定電流源9
4及び第1可変電流源95は、アナログ制御信号の供給
線にそれぞれ接続されるとともに、第3抵抗92及び第
4抵抗93を挟んで相互に接続されるもので、特に、第
7定電流源94は定電流(i1 )を流しうるものであ
り、第1可変電流源95は可変電流(i2 )を流しうる
ものである。
抵抗(R1 )93は、それぞれ、定抵抗であり、アナロ
グ制御信号の供給線に介装されている。第7定電流源9
4及び第1可変電流源95は、アナログ制御信号の供給
線にそれぞれ接続されるとともに、第3抵抗92及び第
4抵抗93を挟んで相互に接続されるもので、特に、第
7定電流源94は定電流(i1 )を流しうるものであ
り、第1可変電流源95は可変電流(i2 )を流しうる
ものである。
【0096】また、第8定電流源96及び第2可変電流
源97は、第3抵抗92及び第4抵抗93との接続中間
点に接続されるもので、特に、第8定電流源96は、第
7定電流源95から出力される電流値に相当する電流
(i1 )を流しうるものであり、第2可変電流源97
は、上述の第1可変電流源95から出力される電流値に
相当する電流(i2 )を流しうるものである。
源97は、第3抵抗92及び第4抵抗93との接続中間
点に接続されるもので、特に、第8定電流源96は、第
7定電流源95から出力される電流値に相当する電流
(i1 )を流しうるものであり、第2可変電流源97
は、上述の第1可変電流源95から出力される電流値に
相当する電流(i2 )を流しうるものである。
【0097】具体的に、この図16に示すオフセットキ
ャンセル回路60Cでは、第3抵抗92及び第4抵抗9
3をともに固定にし、後述するオフセットキャンセル自
動調整部79Aからの信号に基づいて、可変電流源9
5,97の電流を可変にし、入力されるアナログ制御信
号とディジタル/アナログ変換回路421から出力され
る保持信号とを一致させることができるようになってい
る。
ャンセル回路60Cでは、第3抵抗92及び第4抵抗9
3をともに固定にし、後述するオフセットキャンセル自
動調整部79Aからの信号に基づいて、可変電流源9
5,97の電流を可変にし、入力されるアナログ制御信
号とディジタル/アナログ変換回路421から出力され
る保持信号とを一致させることができるようになってい
る。
【0098】また、オフセットキャンセル自動調整部7
9Aは、アナログ制御信号と保持信号とに基づいて、上
述の第1可変電流源95,第2可変電流源97の電流値
を自動的に変更しうるもので、例えば、図16に示すよ
うに、比較器85A,アップダウンカウンタ87A,デ
ィジタル/アナログ変換回路88A,初期値設定部91
をそなえて構成されている。
9Aは、アナログ制御信号と保持信号とに基づいて、上
述の第1可変電流源95,第2可変電流源97の電流値
を自動的に変更しうるもので、例えば、図16に示すよ
うに、比較器85A,アップダウンカウンタ87A,デ
ィジタル/アナログ変換回路88A,初期値設定部91
をそなえて構成されている。
【0099】ここで、比較器(比較部)85Aは、上述
と同様に、アナログ制御信号と後段のディジタル/アナ
ログ変換回路421から出力される保持信号とを比較す
るコンパレータである。また、初期値設定部91は、図
15にて上述したものと同様のもので、プリセット入力
信号をアナログ/ディジタル変換回路91bにてディジ
タル変換し、後述するアップダウンカウンタ87Aに出
力するようになっている。なお、このプリセット入力値
としては、アップダウンカウンタ87Aから出力される
値のうちの中間値が供給されるようになっている。
と同様に、アナログ制御信号と後段のディジタル/アナ
ログ変換回路421から出力される保持信号とを比較す
るコンパレータである。また、初期値設定部91は、図
15にて上述したものと同様のもので、プリセット入力
信号をアナログ/ディジタル変換回路91bにてディジ
タル変換し、後述するアップダウンカウンタ87Aに出
力するようになっている。なお、このプリセット入力値
としては、アップダウンカウンタ87Aから出力される
値のうちの中間値が供給されるようになっている。
【0100】さらに、アップダウンカウンタ(U/D)
87Aは、比較器85Aでの比較結果に基づきアップカ
ウント又はダウンカウントを行なって第1可変電流源9
5,第2可変電流源97の電流値を変更しうる調整信号
を出力するもので、クロック信号(CLK)に基づい
て、上述の調整信号が出力されるようになっている。ま
た、ディジタル/アナログ変換回路88Aは、アップダ
ウンカウンタ87Aからのディジタル出力をアナログ変
換するもので、このディジタル出力(電流制御信号)が
第1可変電流源95と第2可変電流源97とを制御して
いる。なお、このとき、2つの可変電流源95,97の
電流制御信号は、同程度に調整されるようになってい
る。
87Aは、比較器85Aでの比較結果に基づきアップカ
ウント又はダウンカウントを行なって第1可変電流源9
5,第2可変電流源97の電流値を変更しうる調整信号
を出力するもので、クロック信号(CLK)に基づい
て、上述の調整信号が出力されるようになっている。ま
た、ディジタル/アナログ変換回路88Aは、アップダ
ウンカウンタ87Aからのディジタル出力をアナログ変
換するもので、このディジタル出力(電流制御信号)が
第1可変電流源95と第2可変電流源97とを制御して
いる。なお、このとき、2つの可変電流源95,97の
電流制御信号は、同程度に調整されるようになってい
る。
【0101】即ち、この図16に示すオフセットキャン
セル回路60Cは、図14にて上述したオフセットキャ
ンセル回路60Aによる処理を自動的に行なうようにし
たものである。なお、このオフセットキャンセル回路6
0Cを有するアナログ/ディジタル変換回路420−3
も、ディジタル値の保持機能を外部に設けた場合(図7
参照)について記載しているが、記憶部を兼用すること
により保持機能を内蔵した場合(図6参照)においても
適用することができる。
セル回路60Cは、図14にて上述したオフセットキャ
ンセル回路60Aによる処理を自動的に行なうようにし
たものである。なお、このオフセットキャンセル回路6
0Cを有するアナログ/ディジタル変換回路420−3
も、ディジタル値の保持機能を外部に設けた場合(図7
参照)について記載しているが、記憶部を兼用すること
により保持機能を内蔵した場合(図6参照)においても
適用することができる。
【0102】上述の構成により、オフセットキャンセル
回路60Cでは、まず、初期値設定部91からのプリセ
ット入力信号によりアップダウンカウンタ87Aに初期
値を与えると、アップダウンカウンタ87Aでは、比較
器85Aからの出力に基づいて動作しはじめる。その
後、このアップダウンカウンタ87Aでは、クロック信
号に基づいてカウントしはじめ、ディジタル/アナログ
変換回路88Aを介して、第1可変電流源95,第2可
変電流源97へ出力する。そして、第1可変電流源9
5,第2可変電流源97では、上述のアップダウンカウ
ンタ87Aからの信号に基づいて、電流値を変更しなが
ら、アナログ制御信号と保持信号との差をほぼ一致させ
るように制御する。
回路60Cでは、まず、初期値設定部91からのプリセ
ット入力信号によりアップダウンカウンタ87Aに初期
値を与えると、アップダウンカウンタ87Aでは、比較
器85Aからの出力に基づいて動作しはじめる。その
後、このアップダウンカウンタ87Aでは、クロック信
号に基づいてカウントしはじめ、ディジタル/アナログ
変換回路88Aを介して、第1可変電流源95,第2可
変電流源97へ出力する。そして、第1可変電流源9
5,第2可変電流源97では、上述のアップダウンカウ
ンタ87Aからの信号に基づいて、電流値を変更しなが
ら、アナログ制御信号と保持信号との差をほぼ一致させ
るように制御する。
【0103】このように、上述のオフセットキャンセル
回路60Cでは、後段のディジタル/アナログ変換回路
421から出力される保持信号をフィードバックして、
入力されてくるアナログ制御信号と比較し、上述の第1
可変電流源95,第2可変電流源97から出力される電
流値を自動的に変更しているので、アナログ制御信号と
保持信号との差を自動的に調整することができ、この場
合も同様に、本装置の処理性能をより一層向上させるこ
とができる。
回路60Cでは、後段のディジタル/アナログ変換回路
421から出力される保持信号をフィードバックして、
入力されてくるアナログ制御信号と比較し、上述の第1
可変電流源95,第2可変電流源97から出力される電
流値を自動的に変更しているので、アナログ制御信号と
保持信号との差を自動的に調整することができ、この場
合も同様に、本装置の処理性能をより一層向上させるこ
とができる。
【0104】(b2)コントロール部の変形例 図17は、上述のコントロール部42aの変形例(コン
トロール部42d)を示すブロック図で、この図17に
示すように、コントロール部42dは、インバータ43
0,N型MOSトランジスタ431,432をそなえて
構成されている。
トロール部42d)を示すブロック図で、この図17に
示すように、コントロール部42dは、インバータ43
0,N型MOSトランジスタ431,432をそなえて
構成されている。
【0105】ここで、インバータ430は、コントロー
ル信号を反転するものであり、N型MOSトランジスタ
431は、アナログ立ち上げ部4Aからのアナログ制御
信号の出力を制御するスイッチング素子で、コントロー
ル信号に基づいて、アナログ制御信号のスイッチ制御
(ON/OFF)を施すようになっている。また、N型
MOSトランジスタ432は、ディジタル保持部42b
からの保持信号の出力を制御するスイッチング素子で、
インバータ430を介して得られるコントロール信号に
基づいて、保持信号のスイッチ制御を施すようになって
いる。
ル信号を反転するものであり、N型MOSトランジスタ
431は、アナログ立ち上げ部4Aからのアナログ制御
信号の出力を制御するスイッチング素子で、コントロー
ル信号に基づいて、アナログ制御信号のスイッチ制御
(ON/OFF)を施すようになっている。また、N型
MOSトランジスタ432は、ディジタル保持部42b
からの保持信号の出力を制御するスイッチング素子で、
インバータ430を介して得られるコントロール信号に
基づいて、保持信号のスイッチ制御を施すようになって
いる。
【0106】つまり、コントロール信号により、N型M
OSトランジスタ431がON(OFF)のときには、
N型MOSトランジスタ432がOFF(ON)となる
ようにして、N型MOSトランジスタ431,432の
導通状態が相互に反転した状態で切り換わるようになっ
ている。なお、このコントロール信号には、例えば、送
信,受信を切り換える送受切替え信号やデータ信号の
“0”連続を検出する“0”連検出信号、あるいは、カ
ウンタを用いて生成されるものが用いられるようになっ
ている。
OSトランジスタ431がON(OFF)のときには、
N型MOSトランジスタ432がOFF(ON)となる
ようにして、N型MOSトランジスタ431,432の
導通状態が相互に反転した状態で切り換わるようになっ
ている。なお、このコントロール信号には、例えば、送
信,受信を切り換える送受切替え信号やデータ信号の
“0”連続を検出する“0”連検出信号、あるいは、カ
ウンタを用いて生成されるものが用いられるようになっ
ている。
【0107】具体的に、上述のコントロール部42d
は、データ信号のバースト送信期間には、アナログ制御
信号に基づいてLD駆動部2を制御する一方、データ信
号のバースト非送信期間には、アナログ制御信号に保持
信号を供給するようになっている。例えば、図18
(a),(b)に示すように、データ信号の初期(第1
バースト目)のバースト送信期間(T1 )には、コント
ロール信号に基づいて、N型MOSトランジスタ431
がON、N型MOSトランジスタ432がOFFとな
り、アナログ立ち上げ部4Aからのアナログ制御信号が
LD駆動制御信号としてLD駆動部2に出力されるよう
になっている。
は、データ信号のバースト送信期間には、アナログ制御
信号に基づいてLD駆動部2を制御する一方、データ信
号のバースト非送信期間には、アナログ制御信号に保持
信号を供給するようになっている。例えば、図18
(a),(b)に示すように、データ信号の初期(第1
バースト目)のバースト送信期間(T1 )には、コント
ロール信号に基づいて、N型MOSトランジスタ431
がON、N型MOSトランジスタ432がOFFとな
り、アナログ立ち上げ部4Aからのアナログ制御信号が
LD駆動制御信号としてLD駆動部2に出力されるよう
になっている。
【0108】また、保持期間(T2 ;バースト非送信期
間)には、N型MOSトランジスタ431がOFF、N
型MOSトランジスタ432がONとなり、LD駆動部
2へはLD駆動制御信号は出力されないが、このとき、
ディジタル保持部42bからの保持信号がアナログ制御
信号に供給されるようになっている。さらに、第2バー
スト目のバースト送信期間(T3 )には、N型MOSト
ランジスタ431がON、N型MOSトランジスタ43
2がOFFとなり、第1バースト目と同様に、アナログ
制御信号がLD駆動制御信号としてLD駆動部2に供給
されるようになっている。
間)には、N型MOSトランジスタ431がOFF、N
型MOSトランジスタ432がONとなり、LD駆動部
2へはLD駆動制御信号は出力されないが、このとき、
ディジタル保持部42bからの保持信号がアナログ制御
信号に供給されるようになっている。さらに、第2バー
スト目のバースト送信期間(T3 )には、N型MOSト
ランジスタ431がON、N型MOSトランジスタ43
2がOFFとなり、第1バースト目と同様に、アナログ
制御信号がLD駆動制御信号としてLD駆動部2に供給
されるようになっている。
【0109】なお、このアナログ制御信号は、上述の保
持期間において保持信号が供給された信号であるため、
N型MOSトランジスタ431がONとなると、1つ前
のバースト送信期間と同レベルのLD駆動制御信号が瞬
時にLD駆動部2へ出力されるようになっているのであ
る。このように、上述のコントロール部42dでは、バ
ースト非送信期間においてもディジタル保持部42bか
らの保持信号により、アナログ制御信号が一定の状態に
保持されているので、この場合も、データ信号のバース
ト非送信期間の長さに関わらず、アナログ制御信号の状
態を一定に保持することができ、パワー変動のない安定
な光出力を得ることができるのである。
持期間において保持信号が供給された信号であるため、
N型MOSトランジスタ431がONとなると、1つ前
のバースト送信期間と同レベルのLD駆動制御信号が瞬
時にLD駆動部2へ出力されるようになっているのであ
る。このように、上述のコントロール部42dでは、バ
ースト非送信期間においてもディジタル保持部42bか
らの保持信号により、アナログ制御信号が一定の状態に
保持されているので、この場合も、データ信号のバース
ト非送信期間の長さに関わらず、アナログ制御信号の状
態を一定に保持することができ、パワー変動のない安定
な光出力を得ることができるのである。
【0110】なお、上述のコントロール部42dは、ア
ナログ制御信号のスイッチ制御を施すN型MOSトラン
ジスタ431をそなえて構成されているが、このN型M
OSトランジスタ431を設けずに、コントロール部4
2dを構成することもできる。この場合、N型MOSト
ランジスタ431とインバータ430とを削除し、保持
信号のスイッチ制御を施すN型MOSトランジスタ43
2のみをそなえて構成することができる。
ナログ制御信号のスイッチ制御を施すN型MOSトラン
ジスタ431をそなえて構成されているが、このN型M
OSトランジスタ431を設けずに、コントロール部4
2dを構成することもできる。この場合、N型MOSト
ランジスタ431とインバータ430とを削除し、保持
信号のスイッチ制御を施すN型MOSトランジスタ43
2のみをそなえて構成することができる。
【0111】つまり、N型MOSトランジスタ431を
設けないため、バースト送信時にはアナログ制御信号が
出力され、バースト非送信時にはアナログ制御信号及び
保持信号がLD駆動制御信号として出力されるようにな
っている。従って、前述の図11に示すコントロール部
42aと同様に、この場合もLD駆動部2へは、常に一
定のLD駆動制御信号が出力されるようになっている
が、初期の立ち上げ時にのみアナログ制御信号を用いて
いるコントロール部42aとは異なり、バースト送信期
間毎にアナログ制御信号を用いることができる。
設けないため、バースト送信時にはアナログ制御信号が
出力され、バースト非送信時にはアナログ制御信号及び
保持信号がLD駆動制御信号として出力されるようにな
っている。従って、前述の図11に示すコントロール部
42aと同様に、この場合もLD駆動部2へは、常に一
定のLD駆動制御信号が出力されるようになっている
が、初期の立ち上げ時にのみアナログ制御信号を用いて
いるコントロール部42aとは異なり、バースト送信期
間毎にアナログ制御信号を用いることができる。
【0112】(c)その他 なお、上述した実施形態のほか、本発明は、その趣旨を
逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0113】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の発光素子
制御装置によれば、発光素子駆動制御信号生成部によっ
て、発光素子からの光出力の初期立ち上げを高速化する
ことができるとともに、上記アナログ的に立ち上げた光
出力の情報をディジタル的に保持することにより、第2
バースト目以降のバースト先頭における光出力を高速に
一定値にすることができる利点がある。これにより、パ
ワー変動のない安定で、且つ、正確な光出力を得ること
ができ、本装置の性能向上に寄与しうるのである(請求
項1,2)。
制御装置によれば、発光素子駆動制御信号生成部によっ
て、発光素子からの光出力の初期立ち上げを高速化する
ことができるとともに、上記アナログ的に立ち上げた光
出力の情報をディジタル的に保持することにより、第2
バースト目以降のバースト先頭における光出力を高速に
一定値にすることができる利点がある。これにより、パ
ワー変動のない安定で、且つ、正確な光出力を得ること
ができ、本装置の性能向上に寄与しうるのである(請求
項1,2)。
【0114】また、本発明によれば、初期充電信号供給
部をそなえて構成されているので、発光素子駆動制御信
号生成部のコンデンサに絶えず初期充電信号を供給する
ことができ、このようにすれば、初期の立ち上げ時にお
ける光出力をより一層高速に一定値にすることができる
利点がある(請求項3)。さらに、本発明によれば、信
号情報保持部によって、入力されてくる発光素子駆動制
御用アナログ信号の状態をデータ信号のバースト非送信
期間の長さに関わらず、一定に保持することができ、こ
のようにすることにより、常に安定な発光素子駆動制御
信号を出力することができる利点がある(請求項4〜
7,14)。
部をそなえて構成されているので、発光素子駆動制御信
号生成部のコンデンサに絶えず初期充電信号を供給する
ことができ、このようにすれば、初期の立ち上げ時にお
ける光出力をより一層高速に一定値にすることができる
利点がある(請求項3)。さらに、本発明によれば、信
号情報保持部によって、入力されてくる発光素子駆動制
御用アナログ信号の状態をデータ信号のバースト非送信
期間の長さに関わらず、一定に保持することができ、こ
のようにすることにより、常に安定な発光素子駆動制御
信号を出力することができる利点がある(請求項4〜
7,14)。
【0115】また、本発明によれば、オフセットキャン
セル回路をそなえて構成することができ、このようにす
れば、発光素子駆動制御用アナログ信号とディジタル情
報保持部からの出力との誤差を吸収することができ、発
光素子の光出力パワーの変動を抑制することができるの
で、この場合も安定な光出力を得ることができる利点が
ある(請求項8〜10)。
セル回路をそなえて構成することができ、このようにす
れば、発光素子駆動制御用アナログ信号とディジタル情
報保持部からの出力との誤差を吸収することができ、発
光素子の光出力パワーの変動を抑制することができるの
で、この場合も安定な光出力を得ることができる利点が
ある(請求項8〜10)。
【0116】さらに、本発明によれば、オフセットキャ
ンセル回路が、可変電流源の電流値を可変にすることに
より、発光素子駆動制御用アナログ信号とディジタル情
報保持部からの出力との差を一定に保つことができ、こ
のようにすることにより、同様に、安定な光出力を得る
ことができるとともに、システム構築の際の柔軟性に寄
与しうる(請求項11)。
ンセル回路が、可変電流源の電流値を可変にすることに
より、発光素子駆動制御用アナログ信号とディジタル情
報保持部からの出力との差を一定に保つことができ、こ
のようにすることにより、同様に、安定な光出力を得る
ことができるとともに、システム構築の際の柔軟性に寄
与しうる(請求項11)。
【0117】また、本発明によれば、オフセットキャン
セル自動調整部が、ディジタル情報保持部からの出力を
フィードバックして、発光素子駆動制御用アナログ信号
と比較し、電流源の電流値または抵抗の抵抗値を自動的
に変更することができ、このようにすれば、発光素子駆
動制御用アナログ信号とディジタル情報保持部からの出
力との差を自動的に一致させることができ、本装置の処
理能力をより一層向上させることができる(請求項1
2,13)。
セル自動調整部が、ディジタル情報保持部からの出力を
フィードバックして、発光素子駆動制御用アナログ信号
と比較し、電流源の電流値または抵抗の抵抗値を自動的
に変更することができ、このようにすれば、発光素子駆
動制御用アナログ信号とディジタル情報保持部からの出
力との差を自動的に一致させることができ、本装置の処
理能力をより一層向上させることができる(請求項1
2,13)。
【0118】さらに、本発明によれば、制御部によっ
て、初期の立ち上げ時以外はディジタル情報保持部から
の出力を発光素子駆動制御信号として用いることがで
き、このようにすれば、データ信号のバースト非送信期
間の長さに関わらず、発光素子駆動制御用アナログ信号
の状態を一定に保持することができ、パワー変動のない
安定な光出力を得ることができる利点がある(請求項1
5)。
て、初期の立ち上げ時以外はディジタル情報保持部から
の出力を発光素子駆動制御信号として用いることがで
き、このようにすれば、データ信号のバースト非送信期
間の長さに関わらず、発光素子駆動制御用アナログ信号
の状態を一定に保持することができ、パワー変動のない
安定な光出力を得ることができる利点がある(請求項1
5)。
【0119】また、本発明によれば、制御部によって、
バースト非送信期間においてもディジタル情報保持部か
らの出力により、発光素子駆動制御用アナログ信号を一
定の状態に保持することができ、このようにすれば、同
様に、データ信号のバースト非送信期間の長さに関わら
ず、発光素子駆動制御用アナログ信号の状態を一定に保
持することができ、パワー変動のない安定な光出力を得
ることができる利点がある(請求項16)。
バースト非送信期間においてもディジタル情報保持部か
らの出力により、発光素子駆動制御用アナログ信号を一
定の状態に保持することができ、このようにすれば、同
様に、データ信号のバースト非送信期間の長さに関わら
ず、発光素子駆動制御用アナログ信号の状態を一定に保
持することができ、パワー変動のない安定な光出力を得
ることができる利点がある(請求項16)。
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる発光素子制御装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかるアナログ立ち上げ
部の構成を示すブロック図である。
部の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態かかる発光素子駆動制御信
号生成部の構成を示すブロック図である。
号生成部の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかる信号情報保持部の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかるディジタル情報保
持部の構成を示すブロック図である。
持部の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の一実施形態にかかるディジタル情報保
持部の他の例を示すブロック図である。
持部の他の例を示すブロック図である。
【図8】本発明の一実施形態にかかる逐次型アナログ/
ディジタルコンバータの内部構成を示すブロック図であ
る。
ディジタルコンバータの内部構成を示すブロック図であ
る。
【図9】本発明の一実施形態にかかるオフセットキャン
セル部の内部構成を示すブロック図である。
セル部の内部構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の一実施形態にかかるディジタル/ア
ナログ変換部の内部構成を示すブロック図である。
ナログ変換部の内部構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の一実施形態にかかる制御部の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図12】(a),(b)は、それぞれ、図11に示す
制御部の動作を説明するための図である。
制御部の動作を説明するための図である。
【図13】本発明の一実施形態にかかる発光素子制御装
置の動作を説明するためのタイムチャートである。
置の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図14】本発明の一実施形態にかかるオフセットキャ
ンセル部の第1変形例を示すブロック図である。
ンセル部の第1変形例を示すブロック図である。
【図15】本発明の一実施形態にかかるオフセットキャ
ンセル部の第2変形例を示すブロック図である。
ンセル部の第2変形例を示すブロック図である。
【図16】本発明の一実施形態にかかるオフセットキャ
ンセル部の第3変形例を示すブロック図である。
ンセル部の第3変形例を示すブロック図である。
【図17】本発明の一実施形態にかかる制御部の変形例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図18】(a),(b)は、それぞれ、図17に示す
制御部の動作を説明するための図である。
制御部の動作を説明するための図である。
【図19】発光素子制御装置の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図20】発光素子制御装置の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図21】発光素子駆動制御信号生成部の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
1,5 発光素子(LD) 2,7 発光素子駆動部(LD駆動部) 3,6 受光素子(PD) 4 自動光パワー制御回路(発光素子駆動制御部) 4A アナログ立ち上げ部 8 自動光パワー制御回路 8a 基準電圧生成部 8b モニタ電圧生成部 8c 差電圧生成部 8d LD駆動制御信号生成部 9 発光素子部 40 基準電圧生成部(基準信号生成部) 41 LD駆動制御信号生成部(発光素子駆動制御信号
生成部) 42 保持部(信号情報保持部) 42a,42d コントロール部(制御部) 42b,42c ディジタル保持部(ディジタル情報保
持部) 43 モニタ電圧生成部(モニタ信号生成部) 44 差電圧生成部 44a 差動アンプ 50,51,100 発光素子制御装置 60,60A,60B,60C オフセットキャンセル
回路(オフセットキャンセル部) 61 逐次型A/Dコンバータ 61a コンパレータ 61b 制御回路 61c D/Aコンバータ 61d 逐次比較レジスタ 70 可変抵抗 71 第1定電流源 72 第2定電流源 73 第3定電流源 74 第1抵抗 75 第2抵抗 76 定電流源(第1電流源) 77 可変電流源(第2電流源) 78 可変電流源 79,79A オフセットキャンセル自動調整部 80,81,428,429,430,431 N型M
OSトランジスタ 82 第4定電流源 83 第5定電流源 84 第6定電流源 85,85A 比較器(比較部) 86,427,430 インバータ 87,87A,89 アップダウンカウンタ(U/D) 88,88A,90 ディジタル/アナログ変換回路 91 初期値設定部 92 第3抵抗 93 第4抵抗 94 第7定電流源 95 第1可変電流源 96 第8定電流源 97 第2可変電流源 91a,91b アナログ/ディジタル変換回路 410 コンデンサ(充電用コンデンサ) 411 抵抗(放電用抵抗) 412 電源 413 P型MOSトランジスタ(制御素子) 414 信号出力部 415 初期電圧供給部(初期充電信号供給部) 415a 定電流源 415b,422,424,425−1〜425−n,
428,429,431,432 N型MOSトランジ
スタ 420,420−1〜420−3,420A アナログ
/ディジタル変換回路(アナログ/ディジタル変換部) 421 ディジタル/アナログ変換回路(ディジタル/
アナログ変換部) 423 記憶装置(記憶部) 426−1〜426−n 重み付き電流源
生成部) 42 保持部(信号情報保持部) 42a,42d コントロール部(制御部) 42b,42c ディジタル保持部(ディジタル情報保
持部) 43 モニタ電圧生成部(モニタ信号生成部) 44 差電圧生成部 44a 差動アンプ 50,51,100 発光素子制御装置 60,60A,60B,60C オフセットキャンセル
回路(オフセットキャンセル部) 61 逐次型A/Dコンバータ 61a コンパレータ 61b 制御回路 61c D/Aコンバータ 61d 逐次比較レジスタ 70 可変抵抗 71 第1定電流源 72 第2定電流源 73 第3定電流源 74 第1抵抗 75 第2抵抗 76 定電流源(第1電流源) 77 可変電流源(第2電流源) 78 可変電流源 79,79A オフセットキャンセル自動調整部 80,81,428,429,430,431 N型M
OSトランジスタ 82 第4定電流源 83 第5定電流源 84 第6定電流源 85,85A 比較器(比較部) 86,427,430 インバータ 87,87A,89 アップダウンカウンタ(U/D) 88,88A,90 ディジタル/アナログ変換回路 91 初期値設定部 92 第3抵抗 93 第4抵抗 94 第7定電流源 95 第1可変電流源 96 第8定電流源 97 第2可変電流源 91a,91b アナログ/ディジタル変換回路 410 コンデンサ(充電用コンデンサ) 411 抵抗(放電用抵抗) 412 電源 413 P型MOSトランジスタ(制御素子) 414 信号出力部 415 初期電圧供給部(初期充電信号供給部) 415a 定電流源 415b,422,424,425−1〜425−n,
428,429,431,432 N型MOSトランジ
スタ 420,420−1〜420−3,420A アナログ
/ディジタル変換回路(アナログ/ディジタル変換部) 421 ディジタル/アナログ変換回路(ディジタル/
アナログ変換部) 423 記憶装置(記憶部) 426−1〜426−n 重み付き電流源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/28 10/26 (72)発明者 井上 忠夫 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 池内 公 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内
Claims (16)
- 【請求項1】 光信号を発する発光素子と、 入力されてくるデータ信号に応じて、該発光素子を駆動
する発光素子駆動部と、 該発光素子からの光出力をモニタ信号として検出する受
光素子と、 該データ信号と該受光素子で検出された該モニタ信号と
に基づいて、該発光素子駆動部を制御する発光素子駆動
制御部とをそなえ、 該発光素子駆動制御部が、 該データ信号に基づいてアナログ基準信号を生成する基
準信号生成部と、 該モニタ信号に起因するアナログモニタ信号を生成する
モニタ信号生成部と、 該アナログ基準信号と該アナログモニタ信号が一致する
ように該発光素子駆動部を制御するための発光素子駆動
制御用アナログ信号を生成する発光素子駆動制御信号生
成部と、 該発光素子駆動制御用アナログ信号に関する信号情報を
ディジタル情報として保持しうる信号情報保持部とをそ
なえて構成されたことを特徴とする、発光素子制御装
置。 - 【請求項2】 該発光素子駆動制御信号生成部が、充電
用コンデンサと、該コンデンサに並列に接続された放電
用抵抗と、該コンデンサに直列に接続された電源と、上
記の電源とコンデンサとの間に介装され該コンデンサの
充電状態を該アナログモニタ信号と該アナログ基準信号
との差信号に基づいて制御する制御素子と、上記の制御
素子とコンデンサとの間から該発光素子駆動制御用アナ
ログ信号を取り出す信号出力部とをそなえて構成された
ことを特徴とする、請求項1記載の発光素子制御装置。 - 【請求項3】 該発光素子駆動制御信号生成部の該コン
デンサに初期充電信号を供給する初期充電信号供給部が
設けられていることを特徴とする、請求項2記載の発光
素子制御装置。 - 【請求項4】 該信号情報保持部が、 該発光素子駆動制御信号生成部からの該発光素子駆動制
御用アナログ信号をディジタル値で保持するディジタル
情報保持部と、 該発光素子駆動制御信号生成部からの出力と該ディジタ
ル情報保持部からの出力とに基づいて、該発光素子駆動
部を制御する制御部とをそなえて構成されていることを
特徴とする、請求項1記載の発光素子制御装置。 - 【請求項5】 該ディジタル情報保持部が、 該発光素子駆動制御用アナログ信号に関する信号情報を
ディジタル情報として保持しうる記憶部をそなえ、 且つ、該ディジタル情報保持部の入力側に、アナログ/
ディジタル変換部をそなえるとともに、 該ディジタル情報保持部の出力側に、ディジタル/アナ
ログ変換部をそなえて構成されたことを特徴とする、請
求項4記載の発光素子制御装置。 - 【請求項6】 該アナログ/ディジタル変換部が、該記
憶部を兼用していることを特徴とする、請求項5記載の
発光素子制御装置。 - 【請求項7】 該記憶部が、該アナログ/ディジタル変
換部の外部に設けられていることを特徴とする、請求項
5記載の発光素子制御装置。 - 【請求項8】 該アナログ/ディジタル変換部が、該発
光素子駆動制御用アナログ信号にオフセットキャンセル
処理を施すオフセットキャンセル部をそなえて構成され
たことを特徴とする、請求項5記載の発光素子制御装
置。 - 【請求項9】 該オフセットキャンセル部が、 該発光素子駆動制御用アナログ信号の供給線に対しそれ
ぞれが相互に抵抗を経由して接続された少なくとも3つ
の電流源をそなえて構成され、 上記の電流源または抵抗が該オフセットキャンセル処理
を実現するために電流値又は抵抗値を可変にしうるよう
に構成されていることを特徴とする、請求項8記載の発
光素子制御装置。 - 【請求項10】 該オフセットキャンセル部が、 該発光素子駆動制御用アナログ信号の供給線に介装され
た可変抵抗と、 該発光素子駆動制御用アナログ信号の供給線にそれぞれ
接続されるとともに、 該可変抵抗を挟んで相互に接続された第1定電流源及び
第2定電流源と、 該可変抵抗の抵抗分割点に接続されて、該第1定電流源
及び該第2定電流源からそれぞれ出力される定電流値の
和に相当する定電流を流しうる第3定電流源とをそなえ
て構成されていることを特徴とする、請求項9記載の発
光素子制御装置。 - 【請求項11】 該オフセットキャンセル部が、 該発光素子駆動制御用アナログ信号の供給線に介装され
た第1抵抗及び第2抵抗と、 該発光素子駆動制御用アナログ信号の供給線にそれぞれ
接続されるとともに、 上記の第1抵抗及び第2抵抗を挟んで相互に接続され、
少なくとも一方が可変電流源として構成される第1電流
源及び第2電流源と、 上記の第1抵抗及び第2抵抗との接続中間点に接続され
て、該第1電流源及び該第2電流源からそれぞれ出力さ
れる電流値の和に相当する電流を流しうる可変電流源と
をそなえて構成されていることを特徴とする、請求項9
記載の発光素子制御装置。 - 【請求項12】 該オフセットキャンセル部が、 該発光素子駆動制御信号生成部からの出力と該ディジタ
ル情報保持部からの出力とに基づいて、該電流源の電流
値又は該抵抗の抵抗値を自動的に変更しうるオフセット
キャンセル自動調整部をそなえて構成されていることを
特徴とする、請求項9記載の発光素子制御装置。 - 【請求項13】 該オフセットキャンセル自動調整部
が、該発光素子駆動制御信号生成部からの出力と該ディ
ジタル情報保持部からの出力とを比較する比較部と、該
比較部での比較結果に基づきアップカウント又はダウン
カウントを行なって該電流源の電流値又は該抵抗の抵抗
値を変更しうる調整信号を出力するアップ/ダウンカウ
ンタとをそなえて構成されたことを特徴とする、請求項
12記載の発光素子制御装置。 - 【請求項14】 該ディジタル/アナログ変換部が、重
み付き電流源をそなえて構成されていることを特徴とす
る、請求項5記載の発光素子制御装置。 - 【請求項15】 該制御部が、該データ信号の初期バー
スト送信時には、該発光素子駆動制御信号生成部からの
出力に基づいて該発光素子駆動部を制御する一方、該デ
ータ信号の第2バースト目以降の送信時には、該ディジ
タル情報保持部からの出力に基づいて該発光素子駆動部
を制御するように構成されていることを特徴とする、請
求項4記載の発光素子制御装置。 - 【請求項16】 該制御部が、該データ信号のバースト
送信期間には、該発光素子駆動制御信号生成部からの出
力に基づいて該発光素子駆動部を制御する一方、該デー
タ信号のバースト非送信期間には、該発光素子駆動制御
信号生成部からの出力に該ディジタル情報保持部からの
出力を供給するように構成されていることを特徴とす
る、請求項4記載の発光素子制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5812498A JPH11261147A (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | 発光素子制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5812498A JPH11261147A (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | 発光素子制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11261147A true JPH11261147A (ja) | 1999-09-24 |
Family
ID=13075243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5812498A Withdrawn JPH11261147A (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | 発光素子制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11261147A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008017336A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Yamaha Corp | 増幅器 |
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JP2009260420A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-11-05 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | 演算回路 |
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JP2015046597A (ja) * | 2013-08-27 | 2015-03-12 | セムテック・コーポレーション | 閉ループ光変調振幅制御 |
CN113366717A (zh) * | 2019-02-05 | 2021-09-07 | 索尼半导体解决方案公司 | 光源装置和电子装置 |
-
1998
- 1998-03-10 JP JP5812498A patent/JPH11261147A/ja not_active Withdrawn
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