JPH11261109A - 窒化ガリウム系半導体発光素子および発光装置 - Google Patents
窒化ガリウム系半導体発光素子および発光装置Info
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Abstract
で、コストが低く、信頼性の高い窒化ガリウム系半導体
発光素子および発光装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 基板と、窒化ガリウム系半導体からなる
発光層と、第1の層と、多重光反射層とを種々の形態に
配置し、基板を透過させて光を取り出すようにすること
により、光の取り出し効率が極めて高く、駆動電圧も低
減することができる。さらに、このような発光素子を種
々の形態に実装することにより、高性能の発光装置を提
供することができる。
Description
導体発光素子および発光装置に関する。より詳しくは、
本発明は、発光層の近傍に多層膜光反射層を設けること
により、発光層からの光を高い効率で透明基板側に取り
出すことができる構成を有する窒化ガリウム系半導体発
光素子および発光装置に関する。
III−V族化合物導体であり、比較的短い波長領域に
おいて高効率で発光させることができるという特徴を有
する。なお、本明細書において「窒化ガリウム系半導
体」とは、Inx Aly Ga1- x-y N(0≦x,y≦
1,x+y≦1)なる化学式において組成比x及びyを
零から1の範囲で変化させたすべての組成の半導体を含
むものとする。例えば、InGaN(x>0、y=0)
も「窒化ガリウム系半導体」に含まれるものとする。
制御することによってバンドギャップが1.89〜6.
2eVまで変化するために、LEDや半導体レーザの材
料として有望視されている。特に、青色や紫外線の波長
領域で高輝度に発光させることができれば、各種光ディ
スクの記録容量を倍増させ、表示装置のフルカラー化を
可能にすることができる。そこで、Inx Aly Ga
1-x-y N系半導体を用いた短波長発光素子は、その初期
特性や信頼性の向上に向けて急速に開発が進められてい
る。
従来の発光素子の構造を開示した参考文献としては、例
えば、Jpn.J.Appl.Phys.、28(19
89)p.L2112、Jpn.J.Appl.Phy
s.、32(1993)p.L8或いは特開平5−29
1621号公報を挙げることができる。
の構成を表す概略断面図である。その概略構成について
説明すると以下の如くである。すなわち、発光素子10
0は、サファイア基板112上に積層された半導体の多
層構造を有する。サファイア基板112上には、バッフ
ァ層114、n型コンタクト層116、n型クラッド層
118、発光層120、p型クラッド層122およびp
型コンタクト層124がこの順序で形成されている。
GaNとすることができる。n型コンタクト層116
は、n側電極134とのオーミック接触を確保するよう
に高いキャリア濃度を有するn型の半導体層であり、そ
の材料は、例えば、GaNとすることができる。n型ク
ラッド層118およびp型クラッド層122は、それぞ
れ発光層120に光を閉じこめる役割を有し、発光層よ
りも低い屈折率を有することが必要とされる。その材料
は、例えば、発光層120よりもバッドギャップの大き
いAlGaNとすることができる。発光層120は、発
光素子に電流として注入された電荷が再結合することに
より発光を生ずる半導体層である。その材料としては、
例えば、アンドープのInGaNを用いることができ
る。p型コンタクト層124は、p側電極とのオーミッ
ク接触を確保するように高いキャリア濃度を有するp型
の半導体層であり、その材料は、例えば、GaNとする
ことができる。
極層126が堆積されている。また、n型コンタクト層
118の上には、n側電極層134が堆積されている。
は、電流阻止層130が形成されている。電流阻止層1
30の上にはAuからなるボンディング・パッド132
が堆積され、その一部分はp側電極126と接触してい
る。ボンディング・パッド132には、駆動電流を素子
に供給するための図示しないワイアがボンディングされ
る。
で発光が生ずるのを抑制する役割を有する。すなわち、
発光素子100では、発光層120で生じた発光を電極
層126を透過させて上方に取り出すようにされてい
る。しかし、ボンディング・パッド132では電極の厚
さが厚いために光を透過させることができない。そこ
で、電流阻止層130を設けることにより、ボンディン
グ・パッド132の下に駆動電流が注入されないように
して、無駄な発光を抑制するようにしている。
ング・パッド132が積層されている。ボンディング・
パッド132は、Auを厚く堆積することにより形成す
ることができる。さらに、ボンディング・パッド132
以外の表面部分は、酸化シリコン層145により覆われ
ている。
レームや実装基板などの図示しないマウント部材に対し
て、基板112の裏面側が接着され、ボンディング・パ
ッド132にそれぞれワイアがボンディングされて、駆
動電流が供給される。
たような従来の発光素子においては、発光層120から
の発光を電極126を介して外部に取り出す構造であっ
たために、種々の問題があった。以下、この問題につい
て詳述する。
膜厚が厚いと、光の透過率が低下し、取り出し効率が低
下するという問題があった。一方、電極126の光透過
率を上げるために、金やニッケルなどの電極材料を十分
に薄く堆積すると、電極126のシート抵抗が増加して
しまい、電流広がりが劣化して、動作電圧が高くなると
いう問題があった。
導電材料である酸化スズ、あるいは酸化インジウム・ス
ズなどを用いることも考えられるが、これらの材料は窒
化ガリウム層とのコンタクト抵抗が必ずしも低くくない
ために、発光素子の動作電圧が高くなりやすいという問
題がある。
である。すなわち、本発明は、光の取り出し効率が高
く、比較的簡易な構成で、コストが低く、信頼性の高い
窒化ガリウム系半導体発光素子および発光装置を提供す
ることを目的とするものである。
窒化ガリウム系半導体発光素子は、透光性基板と、窒化
ガリウム系半導体からなる発光層と、第1の層と、前記
第1の層とは光屈折率が異なる第2の層とを交互に複数
層ずつ積層させた光反射層と、を備え、前記発光層から
放出された光を前記光反射層により反射させて、前記透
光性基板を透過させて外部に取り出すことができるよう
に、前記発光層は前記透光性基板と前記光反射層との間
に積層されていることを特徴とするものとして構成さ
れ、光の取り出し効率が極めて高く、駆動電圧も低減す
ることができる。
役割も兼ねるものとして構成することにより、さらに構
成が簡略化され、発光強度を向上することができる。
ト層と、厚い電極を全面に設けることにより、電流広が
りが確保され、駆動電流をさらに低減することができる
ようになる。
層を兼ねる光反射層を設けることにより、極めて高い効
率で側面から光を取り出すことができるようになる。
ガリウム砒素との積層構造とすることにより高い反射率
を得ることができる。
ニウム・ガリウム砒素との組み合わせであっても良い。
晶質材料のいずれかにより構成することもでき、その材
料としては、酸化チタン、酸化シリコン、五酸化タンタ
ル、多結晶シリコン、および非晶質シリコンのいずれか
を用いることにより、高い反射率の反射層を形成するこ
とができる。
光屈折率をnとしたときに、それぞれ、前記発光層から
放出される光の波長の略1/(4n)とすることによ
り、高い反射率を得ることができる。
も一部に透光性の部分を有する実装基板と、前記実装基
板の表面に配置された本発明による発光素子と、前記発
光素子をモールドしている樹脂と、を備え、前記発光素
子の前記透光性基板を透過して放出した光は、前記実装
基板の前記透光性の部分を透過して外部に放出されるも
のとして構成され、簡潔な構成により高い効率で発光を
取り出すことができる。
ムあるいは凸レンズを設けることができ、樹脂に難燃化
剤を混入することにより耐火性を顕著に改善することが
できる。
素子をフリップ・チップ実装することにより、簡易な構
成で高い光取り出し効率を得ることもできる。
実施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の
実施の形態による画像表示装置の概略構成を表す断面図
である。本発明による発光素子10Aは、サファイア基
板12上に積層された窒化ガリウム系半導体のダブル・
ヘテロ型の半導体発光素子とすることができる。すなわ
ち、サファイア基板12上には、それぞれ窒化ガリウム
系半導体からなるバッファ層14、n型コンタクト層1
6、n型クラッド層18、発光層20、p型クラッド層
22およびp型コンタクト層24が積層されている。
クラッド層22とp型コンタクト層24との間に光反射
層50Aが設けられている。この光反射層50Aは、2
種類の薄膜を繰り返し積層した多層膜からなり、発光層
20からp側に向けて放出される発光を高い反射率でn
側、すなわち基板12の方向に反射する。このように、
発光層20から放出される発光を基板12の方向に反射
することによって、基板の裏面側において、極めて高い
効率で光を取り出すことができるようになる。このよう
な光反射層50Aとしては、屈折率の異なる材料からな
る2層を交互に積層した構造であることが望ましい。そ
して、それぞれの界面から反射する光が互いに積極的干
渉を生ずるように、それぞれの膜厚を選択することによ
って、ブラッグ反射した光の強度は極大となり、反射率
を極めて高くすることができる。具体的には、光の波長
をλ、各層の屈折率をn、膜厚をdとして、nd=λ/
4なる関係を満たすように、各層の膜厚dを選択するこ
とによって、反射率の高い多重光反射層を構成すること
ができる。また、この多層光反射層は、高い反射率を得
るために、なるべく屈折率が異なる材料の組み合わせで
あることが望ましい。
ルミニウム層と窒化インジウム層とをそれぞれ交互に積
層した構造が挙げられる。窒化アルミニウムの屈折率
は、2.16であり、窒化インジウムの屈折率は、2.
9である。この組み合わせの場合は、波長360nmの
紫外線に対しては、それぞれ、窒化アルミウムの膜厚が
約40nmで窒化インジウムの膜厚が約30nmである
ことが望ましい。また、波長450nmの青色光に対し
ては、窒化アルミニウムの膜厚が約55nmで、窒化イ
ンジウムの膜厚が約40nmであることが望ましい。
ば、InAlGaNの組成比を替えた組み合わせであっ
ても良い。
て概略的に説明すると以下の如くである。まず、バッフ
ァ層14の材料は、例えばn型のGaNとすることがで
きる。n型コンタクト層16は、n側電極34とのオー
ミック接触を確保するように高いキャリア濃度を有する
n型の半導体層であり、その材料は、例えば、GaNと
することができる。n型クラッド層18およびp型クラ
ッド層22は、それぞれ発光層20に光を閉じこめる役
割を有し、発光層よりも低い屈折率を有することが必要
とされる。その材料は、例えば、発光層20よりもバッ
ドギャップの大きいAlGaNとすることができる。
された電荷が再結合することにより発光を生ずる半導体
層である。その材料としては、例えば、アンドープのI
nGaNを用いることができる。p型コンタクト層24
は、p側電極とのオーミック接触を確保するように高い
キャリア濃度を有するp型の半導体層であり、その材料
は、例えば、GaNとすることができる。
化学気相成長法(MOCVD)、ハイドライド気相成長
法(HCVD)、化学ビーム・エピタキシャル法(CB
E)などの方法によって成長することができる。
極層126が堆積されている。本発明においては、光反
射層50Aを設け、発光層20で生じた発光は、基板1
2を透過させて外部に取り出すようにしているので、p
側電極126は、透光性を有する必要がない。従って、
金などの導電性の高い金属を十分に厚く堆積することが
可能であり、電極部での電流広がりも容易に確保でき
て、発光素子の駆動電圧を下げることもできる。さら
に、本発明によれば、発光層20で生じた発光は、基板
側に取り出すので、図15に示した従来の発光素子で必
要とされていた電流阻止層130が不要となる。従っ
て、p側の電極を簡易な全面電極構造とすることがで
き、素子の構造が簡略化されるとともに、発光層20を
従来よりも広い範囲で発光させることが可能となり、発
光強度を上げるとともに飽和電流レベルが向上するとい
う効果も得ることができる。
グ・パッド32が積層されている。ボンディング・パッ
ド32は、Auを厚く堆積することにより形成すること
ができる。さらに、ボンディング・パッド32以外の表
面部分は、酸化シリコン層45により適宜覆われてい
る。
するように、リードフレームや実装基板などの図示しな
いマウント部材に対して、適宜実装され、極めて高い効
率で光を取り出すことができる発光装置を構成すること
ができる。
し効率を従来の素子と比較すると、は以下の如くであ
る。すなわち、図15に示したような従来の発光素子1
00においては、p側電極126の光透過率は、高々5
0%程度であった。また、発光層から基板側に放出され
た光は、殆ど反射されず、その反射率は、高々10%程
度であった。すると、発光層から基板方向とその反対方
向とにほぼ同強度の光が放出すると仮定して、従来の発
光素子100においては、p側電極126側から外部に
取り出すことのできる光の割合は、発光層が放出したす
べての光のうちの、約30%にも満たない。これに対し
て、本発明によれば、光反射層50Aの反射率は、90
%以上とすることが可能であり、発光層から放出された
光のうちで基板側に向かう光の透過率を90%とする
と、発光層が放出するすべての光のうちで、基板側から
取り出すことのできる光の割合は85%以上となり、従
来の3倍に近い極めて高い効率で光を取り出すことがで
きる。
基板側から光を取り出すようにしても、高い効率で光を
取り出すことは出来なかった。その理由は、p側電極1
26はそのコンタクト面において半導体層と合金化する
ために界面が平滑でなく、発光層からの光を乱反射して
しまう傾向が極めて強いからである。従って、従来の発
光素子では、p側電極126の裏面の反射率は、高々1
0%程度であり、反射率は極めて低かった。これに対し
て、本発明によれば、光反射層50Aの反射率を90%
以上と極めて高くすることができるので、光の取り出し
効率を大幅に改善することが可能となる。
て説明する。
す概略断面図である。同図に表した発光素子10Bも、
前述した発光素子と同様にいわゆるダブル・ヘテロ型の
構造を有する。但し、発光素子10Bにおいては、発光
層20からみて基板12と反対側のクラッド層が、光反
射層を兼ねた構造とされている。すなわち、この光反射
層50Bは、発光層20に対して、光と電流とを閉じこ
める役割を有するとともに、発光層20で生じた発光を
反射して基板側に放出する役割を果たす。この光反射層
50Bの材料としては、例えば窒化アルミニウムと窒化
インジウムの積層構造を挙げることができる。また、窒
化インジウム層と、アルミニウム・ガリウム砒素層やア
ルミニウム・ガリウム燐層などの材料を積層した構造で
あっても良い。前述したように、屈折率の差が大きい材
料を積層することにより、高い反射率を有する反射層を
形成することができる。同時に、光反射層を構成する層
のうちのいずれかの材料として、バンド・ギャップが大
きい材料を選択することにより、発光層よりも平均のバ
ンド・ギャップを大きくすることが可能となり、光と電
流とを効果的に閉じこめることができるようになる。
ねることにより、以下に説明する効果を得ることができ
る。すなわち、まず、反射層が発光層に近くなるので、
チップ側面の近傍で発光した光がクラッド層の間から側
面に逃げる割合が小さくなる。また、クラッド層自身に
よる光の吸収に起因する損失を解消することができる。
さらに、いわゆる多重量子障壁(Multiple Quantum Bar
rier:MQB)効果により、クラッド層のキャリア閉じ
こめ効果を改善することができ、発光効率をさらに改善
することができる。
て説明する。図3は、本発明による第3の発光素子を表
す概略断面図である。同図に表した発光素子10Cも、
前述した発光素子と同様にいわゆるダブル・ヘテロ型の
構造を有する。そして、発光素子10Cにおいては、発
光層20の上下のクラッド層がいずれも光反射層とされ
ている。すなわち、発光層の基板と反対側には、クラッ
ド層と光反射層とを兼ねる層50B設けられ、発光層の
基板側にも、同様にクラッド層と光反射層とを兼ねる層
50Cが設けられている。これらの光反射層50B、5
0Cは、前述の場合と同様に、光と電流とを閉じこめる
役割を有するとともに、発光層20で生じた発光を反射
して基板側に放出する役割を果たす。
ら放出された光は、上下の光反射層50Bおよび50C
により多重反射され、発光素子の側面から高い取り出し
効率で放出される。
の材料としては、例えば窒化アルミニウムと窒化インジ
ウムの積層構造を挙げることができる。また、窒化イン
ジウム層と、アルミニウム・ガリウム砒素層やアルミニ
ウム・ガリウム燐層などの材料を積層した構造であって
も良い。このように、屈折率の差が大きい材料を積層す
ることにより、高い反射率を有する反射層を形成するこ
とができる。同時に、バンド・ギャップが大きい材料を
選択することによって、発光層よりも平均のバンド・ギ
ャップを大きく維持することが可能となり、光と電流と
を効果的に閉じこめることができるようになる。
て説明する。図4は、本発明による第4の発光素子を表
す概略断面図である。同図に表した発光素子10Dも、
前述した発光素子と同様にいわゆるダブル・ヘテロ型の
構造を有する。そして、発光素子10Dにおいては、ダ
ブル・ヘテロ型構造を構成している半導体の積層構造体
の上面に光反射層50Dが設けられている。発光層20
から図中の上方に向けて出射した光は、この光反射層5
0Dに反射されて半導体層に戻り、基板12から外部に
出射される。
されていないので、半導体層と格子定数が合致する必要
がない。すなわち、光反射層50Dは、半導体層とは異
なる格子定数を有する材料、あるいは多結晶や非晶質材
料であっても良い。その具体例を挙げると、例えば、酸
化チタン、酸化シリコン、五酸化タンタル、多結晶シリ
コン、非晶質シリコンなどの材料を用いて構成すること
ができる。これらの材料の薄膜は、例えば、真空蒸着
法、スパッタリング法、CVD法などの方法により堆積
することができる。そして、このような各種の材料のう
ちで、屈折率の差が大きくなるような2種類の材料を選
択して、前述したような膜厚で積層することにより、極
めて高い反射率を有する光反射層を形成することができ
る。
の材料により構成すれば、電極を兼ねることもできると
いう効果も得られる。
て説明する。
す概略断面図である。同図に表した発光素子10Eも、
前述した発光素子と同様にいわゆるダブル・ヘテロ型の
構造を有する。但し、発光素子10Eにおいては、前述
したサファイアの代わりに、ガリウム砒素ウェーハが基
板として用いられている。このようにガリウム砒素ウェ
ーハ基板12’の上に窒化ガリウム系半導体を成長する
と、結晶構造が閃亜鉛鉱構造となる。従って、バッファ
層14’からp型コンタクト層24’までの各層は、い
ずれも閃亜鉛鉱構造を有する。また、その他の部分につ
いては、同一の部分には同一の符合を付して説明を省略
する。
ッド層18’との間に配置されている。この反射鏡50
Eは、例えば、窒化アルミニウム層とガリウム砒素層と
を組み合わせたブラッグ反射鏡とすることができる。ガ
リウム砒素の屈折率は、3.65であり、窒化アルミニ
ウムと組み合わせることにより、極めて高い反射率を得
ることができる。従って、発光層20’からの発光は、
反射鏡50Eにより高い反射率で反射され、保護膜30
を透過して上方に取り出すことができる。また、前述し
た発光素子10Bあるいは10Cのように、反射層50
Eをクラッド層18’の位置に置き換えて、クラッド層
の役割も兼ねるようにしても良い。
系半導体を成長させると、結晶構造がウルツ鉱構造とな
り、反射鏡50Eのガリウム砒素層との格子整合性の点
で問題が生ずる可能性がある。しかし、発光素子50E
においては、これに対する解決策として、サファイア基
板の代わりガリウム砒素基板12’を用いている。この
結果として、窒化ガリウム系半導体は、閃亜鉛鉱構造と
なり、反射鏡50Eのガリウム砒素層との格子整合性を
大幅に改善することができる。このように閃亜鉛鉱構造
の窒化ガリウムを成長することができる基板材料として
は、ガリウム砒素の他に、3C−SiC、シリコンなど
を挙げることができる。
て説明する。
す概略断面図である。同図に表した発光素子10Fも、
前述した発光素子と同様にいわゆるダブル・ヘテロ型の
構造を有する。さらに、各層の結晶構造は、閃亜鉛鉱構
造として構成されている。また、その他の部分について
は、同一の部分には同一の符合を付して説明を省略す
る。
タクト層24’の間に設けられている。この反射鏡50
Fは、前述したものと同様に、例えば、窒化アルミニウ
ム層とガリウム砒素層とを組み合わせたブラッグ反射鏡
とすることができる。ガリウム砒素の屈折率は、3.6
5であり、窒化アルミニウムと組み合わせることによ
り、極めて高い反射率を得ることができる。
成長時の基板が除去されている。すなわち、発光素子1
0Fは、結晶成長時においては、ガリウム砒素や3C−
SiC、シリコンなどを基板として窒化ガリウム系半導
体からなる各層14’〜24’が成長される。そして、
結晶成長終了後に、この基板が研磨あるいはエッチング
により除去されている。これは、これらの基板材料は、
いずれも、紫外線〜青色領域の波長帯における光透過率
が低く、このままでは、基板側から発光を効率良く取り
出すことができないからである。すなわち、このように
して基板を除去することにより、ガリウム砒素層を有す
る高反射率の反射鏡50Fから反射された光を基板側に
おいて取り出すことができるようになる。また、前述し
た発光素子10Bあるいは10Cのように、反射層50
Fをクラッド層22’の位置に置き換えて、クラッド層
の役割も兼ねるようにしても良い。
する。
す概略断面図である。同図に示した発光装置200にお
いては、所定の配線パターンが形成された透光性基板2
10が用いられる。透光性基板210の所定の実装位置
には透光性の接着剤を用いて、蛍光体220が固定され
ている。この蛍光体220は、半導体発光素子10から
の出射される光を吸収して、発光する機能を有する。こ
の蛍光体220の上には、透光性の接着剤などで、半導
体による半導体発光素子10がその基板12の裏面を接
着面として載置されている。そして、発光素子10のp
側電極とn側電極とは、それぞれ基板210の配線パタ
ーン210Aにワイア230により配線されている。さ
らに、発光素子10とワイア230とが樹脂240によ
りモールドされている。
スやプラスチック樹脂などの透光性を有し且つ絶縁性の
基板上に予め蒸着や無電解メッキなどの手法により配線
パターンが形成されているものを用いることができる。
また、透光性基板210は、その実装部にリード・フレ
ームやベア・チップを実装することができるような形状
を有するものであれば良く、発光素子の光出射部に対応
する領域が透光性を有するものであれば、その他の部分
は、遮光性を有するものであっても良い。
光体材料を樹脂などに混ぜてペースト状にしたものを透
光性基板210の所定の位置に塗布したものであっても
良い。あるいは、粉状の蛍光体材料を有機溶剤などに混
入して同様に塗布しても良い。このような蛍光体の材料
を適宜選択することによって、従来の発光装置では困難
であった白色やその他の中間色などの発光を容易に得る
ことができるようになる。
子10から出射される光は蛍光体220に吸収され、所
定の波長に変換されて、透光性基板210を透過して図
中の下方向に向けて出射される。
の側面部分に約45度程度の傾斜部240Aを設けるこ
とによって、発光素子10の背後や側面部から漏れ出る
光を反射させて、基板210の主方向から取り出すこと
ができる。
光散乱性の材料を混入すれば、発光素子10の背後や側
面部から漏れ出る光を反射させて、基板210の主方向
から取り出すことができるようになる。このような光散
乱性の材料としては、例えば、細かい金属片、金属粒、
ガラス粒などが挙げられる。
の場合には、発光素子10から出射された光は、透光性
基板210を透過して、直接外部に放出される。さら
に、蛍光体220の代わりに、波長選択性を有するフィ
ルタや薄膜などを設置して発光素子10からの光を調光
したり、不要な波長帯の光を削除することもできる。
がない。むしろ光散乱剤などを積極的に混入させて、基
板220下方の光取り出し方向以外の方向に出射する漏
れ光を反射させるようにしても良い。さらに、樹脂24
0に難燃化剤を混入して耐火性を持たせることもでき
る。このような難燃化剤は、一般に、光透過性を著しく
低下させるので、従来の発光装置においては、使用する
ことができなかった。しかし、本発明においては、樹脂
部分からは光を取り出さないので、従来不可能であっ
た、樹脂の難燃化を実現することができるようになる。
す概略断面図である。同図に示した発光装置300にお
いては、光取り出し部に貫通孔としての開口を設けた実
装基板310が用いられる。その実装基板310の上に
は、蛍光体320と本発明による発光素子10とが積層
され、ワイア330で配線されるとともに、樹脂340
でモールドされている。また、前述したように、蛍光体
320は省略しても良い。
実装基板310に光取り出し用の貫通孔310Bが設け
られているので、実装基板310は、従来の材料のもの
をそのまま利用することができる。
す概略断面図である。同図に示した発光装置400にお
いては、所定の配線パターン410Aが形成された実装
基板410に対して、本発明による発光素子10の電極
を配線パターンに向けて、フリップ・チップ実装されて
いる。すなわち、実装基板410の配線パターン410
Aと発光素子10の各電極32、32とが、導電性接着
剤や、はんだ合金などにより直接接合されている。
モールドされている。この樹脂440をレンズ状にモー
ルド成形して、集光効果を得られるようにしても良い。
このようなフリップ・チップ実装により、ワイア配線が
不要となり、また、ワイアに起因する寄生容量やインダ
クタンスなどを低減することもできる。
表す概略断面図である。同図に示した発光装置500
は、透光性を有する実装基板510の裏面に配置した凹
面鏡560により光を反射、集光して基板510の正面
側から取り出すことができるようにしたものである。こ
の発光装置においても、発光素子10の電極と実装基盤
510の配線パターン510Aとは、ワイア530、5
30によって配線されている。また、発光素子10は、
樹脂540によりモールドされている。この樹脂540
をレンズ状にモールド成形して、集光効果を得られるよ
うにしても良い。図11は、本発明による第5の発光装
置を表す概略断面図である。同図に示した発光装置60
0は、透光性を有する実装基板610の裏面に配置した
プリズム660により光を所定の方向に取り出すことが
できるようにしたものである。この発光装置において
も、発光素子10の電極と実装基盤610の配線パター
ン610Aとは、ワイア630、630によって配線さ
れている。また、発光素子10は、樹脂640によりモ
ールドされている。この樹脂640に難燃化剤を混入し
て、難燃性を確保することもできる。
表す概略断面図である。同図にした発光装置700は、
透光性を有する実装基板710の裏面に配置した凸レン
ズ760により光を集光して基板710の裏面方向に取
り出すことができるようにしたものである。この発光装
置においても、発光素子10の電極と実装基盤710の
配線パターン710Aとは、ワイア730、730によ
って配線されている。また、発光素子10は、樹脂74
0によりモールドされている。この樹脂740に難燃化
剤を混入して、難燃性を確保することもできる。
0と別体のものとして構成しても良く、または、透光性
を有する実装基板710と同質の材料により、一体の部
材として構成しても良い。
表す概略断面図である。同図にした発光装置800は、
実装部材810の一面に本発明による発光素子10が実
装され、全体が樹脂840によりモールドされている。
また、この樹脂840は、光出射側840Aが凸レンズ
状に成形され、発光素子10から出射された光を集光し
て外部に取り出すことができるようにされている。
部に対応する部分が透光性を有するか、あるいは、貫通
孔が設けられている。発光素子10は、その光出射面を
透光性の接着剤などによって実装基板810に実装され
ている。また、実装基板810には、所定の配線パター
ン810Aが設けられ、発光素子10の電極とワイア8
30、830により配線されている。この発光素子80
0においては、封止用の樹脂840によってレンズを一
体成形しているので、構成が簡略化されるという利点が
ある。
表す概略断面図である。同図にした発光装置900は、
実装部材910の一面に本発明による発光素子10が実
装され、全体が樹脂940によりモールドされている。
また、樹脂940は、その一端に凸レンズ部940Aを
有する。発光素子10としては、図3に関して前述した
ように、発光層の上下に光反射層を有するものを用い
る。すなわち、発光素子10の側面から出射される光
を、凸レンズ940Aにより集光して外部に取り出すこ
とができるようにされている。
形されていても良く、あるいは、別体の部材として構成
されていても良い。また、実装基板910には、所定の
配線パターン910Aが設けられ、発光素子10の電極
とワイア930、930により配線されている。あるい
は、実装基板の配線パターン910Aに対して、発光素
子10の電極32、32を直接、フリップ・チップ実装
しても良い。
施され、以下に説明する効果を奏する。
は、90%以上とすることが可能であり、発光層から放
出された光のうちで基板側に向かう光の透過率を90%
とすると、発光層が放出するすべての光のうちで、基板
側から取り出すことのできる光の割合は85%以上とな
り、従来の3倍に近い極めて高い効率で光を取り出すこ
とができる。
光は、基板を透過させて外部に取り出すようにしている
ので、p側電極は、透光性を有する必要がない。従っ
て、金などの導電性の高い金属を十分に厚く堆積するこ
とが可能であり、電極部での電流広がりも容易に確保で
きて、発光素子の駆動電圧を下げることもできる。さら
に、本発明によれば、電流阻止層が不要となる。従っ
て、p側の電極を簡易な全面電極構造とすることがで
き、素子の構造が簡略化されるとともに、発光層を従来
よりも広い範囲で発光させることが可能となり、発光強
度を上げるとともに飽和電流レベルが向上するという効
果も得ることができる。
射層とを兼ねることにより、反射層が発光層に近くなる
ので、チップ側面の近傍で発光した光がクラッド層の間
から側面に逃げる割合が小さくなり、クラッド層自身に
よる光の吸収に起因する損失を解消することができ、さ
らに、いわゆる多重量子障壁(Multiple Quantum Barri
er:MQB)効果により、クラッド層のキャリア閉じこ
め効果を改善することができ、発光効率をさらに改善す
ることができる。
層を光反射層として兼ねることにより、発光層から放出
された光は、上下の光反射層により多重反射され、発光
素子の側面から高い取り出し効率で取り出すことができ
る。
層の外側に配置することにより、半導体層と格子定数が
合致する必要がなくなり、半導体層とは異なる格子定数
を有する材料、あるいは多結晶や非晶質材料を用いて、
高い反射率を得ることができる。
子を種々の形態に実装することにより、簡易な構成で高
い光取り出し効率を有する発光装置を実現することがで
きる。
易な構成で極めて高い光取り出し効率を有する発光素子
および発光装置を提供することができるようになり、産
業上のメリットは多大である。
概略図である。
概略図である。
概略図である。
概略図である。
概略図である。
概略図である。
概略図である。
概略図である。
概略図である。
す概略図である。
す概略図である。
す概略図である。
す概略図である。
す概略図である。
る。
10、910 実装基板 210A、310A、410A、510A、610A、
710A、810A、910A 配線パターン 220 蛍光体 230、330、430、530、630、730、8
30、930 ワイア 240、340、440、540、640、740、8
40、940 樹脂 560 凹面鏡 660 プリズム 760 凸レンズ
Claims (25)
- 【請求項1】透光性基板と、 窒化ガリウム系半導体からなる発光層と、 第1の層と、前記第1の層とは光屈折率が異なる第2の
層とを交互に複数層ずつ積層させた光反射層と、を備
え、 前記発光層から放出された光を前記光反射層により反射
させて、前記透光性基板を透過させて外部に取り出すこ
とができるように、前記発光層は前記透光性基板と前記
光反射層との間に積層されていることを特徴とする窒化
ガリウム系半導体発光素子。 - 【請求項2】基板と、 閃亜鉛鉱構造の窒化ガリウム系半導体からなる発光層
と、 第1の層と、前記第1の層とは光屈折率が異なる第2の
層とを交互に複数層ずつ積層させた光反射層と、を備
え、 前記発光層から放出された光を前記光反射層により反射
させて、前記基板と反対側に取り出すことができるよう
に、前記光反射層は、前記基板と前記発光層との間に積
層されていることを特徴とする窒化ガリウム系半導体発
光素子。 - 【請求項3】前記基板は、ガリウム砒素、3C型の炭化
シリコン、およびシリコンからなる群から選択された1
つにより構成されていることを特徴する請求項2記載の
発光素子。 - 【請求項4】閃亜鉛鉱構造の窒化ガリウム系半導体から
なる発光層と、 第1の層と、前記第1の層とは光屈折率が異なる第2の
層とを交互に複数層ずつ積層させた光反射層と、を備
え、 前記発光層から放出された光を前記光反射層により反射
させて、外部に取り出すことができるように構成されて
いることを特徴とする窒化ガリウム系半導体発光素子。 - 【請求項5】基板と、 前記基板上に設けられ、第1の層と、前記第1の層とは
光屈折率が異なる第2の層とを交互に複数層ずつ積層さ
せた第1の光反射層と、 前記第1の光反射層に隣接して積層された窒化ガリウム
系半導体からなる発光層と、 前記発光層に隣接して積層され、第1の層と、前記第1
の層とは光屈折率が異なる第2の層とを交互に複数層ず
つ積層させた第2の光反射層と、を備え、 前記第1の光反射層と前記第2の光反射層とは、それぞ
れ前記発光層から放出される光を反射するとともに、電
流と光とを前記発光層に閉じこめるクラッド層としての
役割も兼ねるものとして構成され、 前記発光層から放出された光は、前記第1および第2の
光反射層により多重反射されて、前記発光層の側面から
外部に取り出すことができるものとして構成されている
ことを特徴とする窒化ガリウム系発光素子。 - 【請求項6】前記光反射層は、前記発光層に隣接して積
層され、電流と光とを前記発光層に閉じこめるクラッド
層としての役割も兼ねるものとして構成されていること
を特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の発光
素子。 - 【請求項7】前記光反射層の上に積層された半導体コン
タクト層と、 前記半導体コンタクト層に接続され、前記基板の対向面
側に略全面に渡って形成された電極とをさらに備え、 前記電極は、前記発光層から放出される光に対して実質
的に遮光性を有するものとして構成されていることを特
徴とする請求項1、4、5および6のいずれか1つに記
載の発光素子。 - 【請求項8】前記光反射層における前記第1の層は窒化
インジウムにより構成され、前記第2の層は窒化アルミ
ニウムにより構成されていることを特徴とする請求項1
〜7のいずれか1つに記載の発光素子。 - 【請求項9】前記光反射層における前記第1および第2
の層は、それぞれ、多結晶材料あるいは非晶質材料のい
ずれかにより構成されていることを特徴とする請求項1
記載の発光素子。 - 【請求項10】前記多結晶材料あるいは前記非晶質材料
は、酸化チタン、酸化シリコン、五酸化タンタル、多結
晶シリコン、および非晶質シリコンからなる群より選ば
れた材料であることを特徴とする請求項9記載の発光素
子。 - 【請求項11】前記光反射層における前記第1の層は閃
亜鉛鉱構造の窒化ガリウム系半導体により構成され、前
記第2の層はガリウム砒素により構成されていることを
特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の発光素
子。 - 【請求項12】前記光反射層における前記第1の層およ
び前記第2の層の層厚は、それぞれの層の光屈折率をn
としたときに、それぞれ、前記発光層から放出される光
の波長の略1/(4n)とされていることを特徴とする
請求項1〜11のいずれか1つに記載の発光素子。 - 【請求項13】少なくとも一部に透光性の部分を有する
実装基板と、 前記実装基板の表面に配置された請求項1〜4および6
〜12のいずれかに記載の発光素子と、 前記発光素子をモールドしている樹脂と、を備え、 前記発光素子の前記透光性基板を透過して放出した光
は、前記実装基板の前記透光性の部分を透過して外部に
放出されるものとして構成されていることを特徴とする
発光装置。 - 【請求項14】少なくとも一部に透光性の部分を有する
実装基板と、 前記実装基板の表面側に配置された請求項1〜4および
6〜12のいずれかに記載の発光素子と、 前記発光素子をモールドしている樹脂と、 前記実装基板の裏面側に配置された凹面鏡と、を備え、 前記発光素子から取り出された光は、前記実装基板の前
記透光性の部分を透過して前記凹面鏡に入射し、さらに
反射されて、前記実装基板の前記透光性の部分を透過し
て外部に放出されるものとして構成されていることを特
徴とする発光装置。 - 【請求項15】少なくとも一部に透光性の部分を有する
実装基板と、 前記実装基板の表面側に配置された請求項1〜4および
6〜12のいずれかに記載の発光素子と、 前記発光素子をモールドしている樹脂と、 前記実装基板の裏面側に配置されたプリズムと、を備
え、 前記発光素子から取り出された光は、前記実装基板の前
記透光性の部分を透過して前記プリズムに入射し、その
進路が変更されるものとして構成されていることを特徴
とする発光装置。 - 【請求項16】少なくとも一部に透光性の部分を有する
実装基板と、 前記実装基板の表面側に配置された請求項1〜4および
6〜12のいずれかに記載の発光素子と、 前記発光素子をモールドしている樹脂と、 前記実装基板の裏面側に配置された凸レンズと、を備
え、 前記発光素子から取り出された光は、前記実装基板の前
記透光性の部分を透過して前記凸レンズに入射し、集光
されて外部に放出されるものとして構成されていること
を特徴とする発光装置。 - 【請求項17】前記凸レンズは、前記発光素子をモール
ドしている前記樹脂の一部として構成されていることを
特徴とする請求項16記載の発光装置。 - 【請求項18】前記実装基板の前記透光性の部分は、前
記実装基板に設けられた貫通孔であることを特徴とする
請求項13〜17のいずれか1つに記載の発光装置。 - 【請求項19】前記発光素子をモールドしている前記樹
脂は、難燃化剤を含有していることを特徴とする請求項
13、15および16のいずれか1つに記載の発光装
置。 - 【請求項20】前記発光素子をモールドしている前記樹
脂は、前記発光素子の側面から漏れ出た光を前記実装基
板の前記透光性の部分に反射するように、前記樹脂の側
面が傾斜を有することを特徴とする請求項13〜18の
いずれか1つに記載の発光装置。 - 【請求項21】前記発光素子をモールドしている前記樹
脂は、光散乱性の材料を含有していることを特徴とする
請求項13、15および16のいずれか1つに記載の発
光装置。 - 【請求項22】所定の配線パターンを有する実装基板
と、 請求項1〜4および6〜12のいずれかに記載の発光素
子と、 前記発光素子をモールドしている樹脂と、を備え、 前記発光素子は、その電極が前記実装基板の前記配線パ
ターンにフリップ・チップ実装されていることを特徴と
する発光装置。 - 【請求項23】実装部材と、 前記実装部材上に配置された請求項4記載の発光素子
と、 前記発光素子をモールドしている樹脂と、を備え、 前記発光素子の側面から放出した光は、前記実装部材の
実装面に対して略平行方向に放出されるものとして構成
されていることを特徴とする発光装置。 - 【請求項24】前記発光素子の光出射面に配置された蛍
光体をさらに備え、前記発光素子から放出された光が前
記蛍光体によって波長変換されて放出されるものとして
構成されていることを特徴とする請求項13〜23のい
ずれか1つに記載の発光装置。 - 【請求項25】前記発光素子の光出射面に配置されたフ
ィルタをさらに備え、前記発光素子から放出された光が
前記フィルタによって波長選択されて放出されるものと
して構成されていることを特徴とする請求項13〜24
のいずれか1つに記載の発光装置。
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JP11009862A JPH11261109A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | 窒化ガリウム系半導体発光素子および発光装置 |
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