JPH11261079A - 半導体素子およびその製造方法 - Google Patents
半導体素子およびその製造方法Info
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- JPH11261079A JPH11261079A JP10351719A JP35171998A JPH11261079A JP H11261079 A JPH11261079 A JP H11261079A JP 10351719 A JP10351719 A JP 10351719A JP 35171998 A JP35171998 A JP 35171998A JP H11261079 A JPH11261079 A JP H11261079A
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- B81C—PROCESSES OR APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OR TREATMENT OF MICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS
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- B81C2203/0707—Monolithic integration, i.e. the electronic processing unit is formed on or in the same substrate as the micromechanical structure
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Abstract
関連する問題を解消する信頼性の高い半導体素子を提供
する。 【解決手段】 半導体素子(50)は、検出エレメント
(30)およびトランジスタ(40)を有する。検出エ
レメントは、基板(10)内のキャビティ(11)に形
成される。検出エレメント(30)は、一部エピタキシ
ャル堆積プロセスを用いて形成され、ポリシリコンのよ
うな導電性物質(18)でキャビティ(11)を充填す
る。誘電体層(17)を用いて、検出エレメント(3
0)を基板(10)から電気的に分離する。
Description
素子に関し、更に特定すれば、集積回路の一部として形
成される検出素子に関するものである。
うな検出素子は、当技術分野では既知である。検出素子
の機能性(functionality) を最大に高めるためには、検
出エレメントを基板上に電界効果トランジスタ(FE
T)のような隣接する論理トランジスタと共に形成し、
検出エレメントが発生する情報を監視し、適正な電気的
応答を与えることが望ましい。検出エレメントを有する
集積回路の製造コストを最小に抑えるためには、検出エ
レメントを作成するために用いられるプロセスを、FE
Tを作成するために用いられるプロセスと統合すること
が望ましい。
板上に検出エレメントを形成する際の問題として、一般
に検出エレメントに伴うトポグラフィ(topography)のた
めに、FETを規定するために用いるフォトリソグラフ
・プロセスが複雑化することがあげられる。一般的に、
検出エレメントは、ミクロン未満の微細なトポグラフィ
を有する。かかるトポグラフィは、基板全体に均一にフ
ォトレジストを分与することを困難とし、しかも当該ト
ポグラフィの解像を行う(resolve) のに十分な焦点深度
を有するフォトリソグラフ・プロセスを必要とする。
法がある。第1の手法は、基板上にエピタキシャル・シ
リコン層を形成する。エピタキシャル・シリコン層にバ
イポーラ・トランジスタを形成し、エピタキシャル層の
外側にセンサを造形する。この手法の一例が、P.T. Gen
nissen et al. の"Applications of bipolar compatibl
e epitaxial polysilicon" SPIE Vol. 2882,第59ない
し65ページに示されている。しかしながら、この技法
は、エピタキシャル層を形成することによる複雑性の増
大を招き、センサとエピタキシャル層との間には限られ
た電気的分離が備えられるに過ぎない。
の"Embedded Micromechanical Devices for the Monoli
thic Integration of MEMS with CMOS", Proc. 1995 IE
DM,第609ないし612ページに示されている。通
常、この代替手法は、相補金属酸化物半導体(CMO
S)処理工程の簡素性を利用して、窪ませたキャビティ
内にセンサを形成する。しかしながら、この手法は、従
来の化学蒸着(CVD)手法の処理能力に限定される。
即ち、CVDプロセスは、形成可能な膜の厚さに限定さ
れる。その結果、この手法を用いて形成したセンサは、
その最大サイズおよびトポグラフィに限界がある。
メントを有し、当該検出エレメントのトポグラフィに関
連する問題を解消する集積回路を形成する方法を提供す
る必要がある。かかる素子は、製造の複雑性が緩和さ
れ、したがって従来の既知の素子よりも信頼性高くしか
も低い製造コストで製造することができよう。
初期段階における、半導体素子50の断面図である。好
ましくは、半導体素子50は、検出エレメントと、当該
検出エレメントが発生する情報を処理するために用いら
れるトランジスタとを備えている。以下で更に詳しく説
明するが、本発明のプロセスは、窪んだキャビティ内に
検出エレメントを形成するので、検出エレメントに伴う
トポグラフィが、基板上面上におけるトランジスタの形
成に影響を及ぼすことはない。
基板10上に形成する。基板10は、シリコンのような
均一物質で作られた単結晶均質基板である。他の実施例
では、基板10は、他の均一物質で作ることも可能であ
り、更に、ガリウム砒素、燐化インディウム等のような
化合物半導体基板とすることも可能である。
20上にハード・マスク14を形成することを含む。ハ
ード・マスク14は、二酸化シリコンまたは窒化シリコ
ンのような、一般的に用いられているマスキング材料の
単一層または多層積層体とすることができる。ハード・
マスク14を形成するには、化学蒸着(CVD)または
プラズマ・エンハンス化学蒸着(PECVD)プロセス
を用いることができる。フォトリソグラフ・マスクおよ
びエッチング・プロセスを用いて、ハード・マスク14
にパターニングを行い、基板10の上面20の一部を露
出させる。
ャビティ11を形成するが、キャビティ11は基板10
の上面20から延びるように形成する。キャビティ11
を形成するには、ウエット・エッチング・プロセスまた
は反応性イオン・エッチング(RIE)プロセスのよう
な、種々の技術を用いることができる。好ましくは、水
素フッ素酸を含有するウエット・エッチング液,テトラ
メチルアンモニウム水酸化物(TMAH:tetramethyla
mmoniumhydroxide),または水酸化カリウムを用いる。
ウエット・エッチング・プロセスは、キャビティ11が
側面12を有し、これが底面13に向かって漸減するよ
うにこれを形成する。図1に示すように、キャビティの
側面12および底面13は、同じ均一物質で作られた基
板10の部分を露出させる(即ち、キャビティ11は、
一貫性があり、均質であり、好ましくは同じドーピング
濃度または抵抗率を有する基板10の部分を露出させ
る)。
15で示す)は、エッチング・プロセスの長さによって
制御し、その中に検出エレメントを形成し収容するよう
に十分深くすることができる。好ましくは、キャビティ
11の深さは少なくとも1ミクロンであり、典型的に、
少なくとも4ないし6ミクロンの深さを有する。以下で
更に詳しく説明するが、検出エレメントを形成するため
の既知の技術は、センサを形成するために用いられる堆
積プロセスによって制限される。これらの堆積プロセス
は、厚さ1ミクロン以上の層を形成する際に困難を生ず
る。その結果、検出エレメントを収容するために形成さ
れるいずれのキャビティも、その深さが制限されること
になる。対照的に、本発明にはこのようなプロセスの制
限がなく、そのため、キャビティ11の深さおよびキャ
ビティ11内に形成される検出エレメントのトポグラフ
ィは、もはや厚さの制約による制限は受けない。したが
って、キャビティ11の深さは、4ミクロン以上、また
は必要であれば6ミクロン以上にすることも可能であ
る。
製造は、適切なウエット・エッチング・プロセスによっ
てハード・マスク14を除去する工程に進む。基板10
の上面20、ならびにキャビティ11の側面12および
底面13に沿って、誘電体層17を形成する。誘電体層
17を形成するには、熱酸化プロセスを用い、厚さが約
100オングストローム(Å)ないし5,000Åの二
酸化シリコン層を成長させる。また、誘電体層17を形
成するためにCVDまたはPECVDプロセスを用い、
二酸化シリコン,窒化シリコン,または同様の物質を堆
積することも可能である。誘電体層17は、キャビティ
11の露出面に沿って形成するので、キャビティ11内
に形成する検出エレメントは、基板10から電気的に分
離される。
スは、キャビティ11内における検出エレメント30の
形成に進む。以下に続く例では、検出エレメント30は
加速度計であり、半導体素子50に加えられる加速度の
大きさおよび方向を検出するために用いられる。尚、以
下に続く例は、本発明の特定実施例の1つに過ぎないこ
とは理解されよう。検出エレメント30は、ジャイロ,
バルブ,可動平行板コンデンサ,圧力センサ,化学セン
サ等を含む、種々の検出素子とすることができる。更
に、以下の例では、検出エレメント30は、キャビティ
11内に完全に収まるように形成する。また、検出エレ
メント30の形成では、検出エレメント30の大部分ま
たは小部分のみをキャビティ11内に形成することも可
能である。
には、キャビティ11の底面13上に導電性物質層を堆
積し、これにパターニングを行う。好ましくは、検出エ
レメント30の下部は、CVDプロセスを用いて形成す
るポリシリコンで作成するが、アルミニウム等のような
他の適した物質も使用可能である。検出エレメント30
の下部19は、検出エレメント30と基板10上に形成
されるトランジスタとの間に電気的接続を行うために用
いられる。 二酸化シリコン,フォスフォシリケート・
ガラス(PSG:phosphosilicate glass )等のような
犠牲物質をキャビティ11内に形成し、これにパターニ
ングを行うことにより、一時的構造21を備える。一時
的構造21は、検出エレメント30の諸部分を規定する
ために用いられ、更に、一時的構造21を後に除去した
際に、検出エレメント30内部に必要な空気ギャップを
形成するために用いられる。
が、これを誘電体層17および一時的構造21上に形成
する。導電層18を形成するには、基板10をエピタキ
シャル反応器(図示せず)の中に配置し、エピタキシャ
ル堆積プロセスを用いてポリシリコン層を堆積する。導
電層18の形成の間、適切なドーパントを反応プロセス
に添加することにより、導電性物質18に所望の電気的
特性を与える。典型的に、エピタキシャル堆積プロセス
を用いてシリコン層を形成し、これが下地構造の単結晶
パターンと同一となる(replicate) 。しかしながら、本
発明では、シリコン層の堆積によって、性質上多結晶で
ある層が形成される。何故なら、下地の誘電体層17お
よび一時的構造21は、性質上アモルファスであるの
で、繰り返すべき結晶格子がないためである。
積プロセスを用いることの利点は、CVDを用いる既知
の製造プロセスの場合のような、導電性物質18の厚さ
制限がないことである。従来のCVD堆積プロセスは、
厚さが約2ミクロンまでの膜を堆積するためにしか用い
ることができないという、実用上の制限がある。CVD
プロセスのこの性質のために、2ミクロンより厚い膜を
形成することはできない。これは、CVDプロセスの方
が堆積速度が遅いこと、CVD反応チャンバの内側に沿
って蓄積される粒子量によるものである。その結果、C
VD堆積プロセスによって形成する検出エレメントは、
複数の堆積を用いて形成しなければならない。更に、C
VDプロセスを用いて作られた検出エレメントを収容す
るために用いられるキャビティの深さも、キャビティ内
のステップ・カバレッジ(step coverage) ,およびCV
Dプロセスによって堆積可能な膜の最大厚さのために制
限される。 対照的に、本発明におけるエピタキシャル
・プロセスの使用は、1回の堆積プロセスを用いてより
厚いポリシリコン膜を形成する能力を利用する。その結
果、キャビティ11の深さは、必要であれば増大させる
ことができ、多数のCVDプロセスを用いて検出エレメ
ントを形成する必要性をなくすことによって、半導体素
子50を形成する製造コストが低減する。また、本発明
のプロセスは、エピタキシャル・プロセスを用いてキャ
ビティ11を導電性物質18で完全に充填可能であると
いう点において、既知のプロセスよりも簡素である。言
い換えると、導電性物質18は、キャビティ11の深さ
よりも大きな厚さを有することが好ましい。これが望ま
しいのは、キャビティ11の未使用部分を全て導電性物
質18で充填することによって、キャビティ11のトポ
グラフィがフォトリソグラフ・プロセスに与える影響
を、大幅に減少させることが可能となるからである。
は、続いて、適切な化学機械式研摩(CMP:chemical
-mechanical polish)プロセスを用い、導電性物質18
の過剰部分を除去し、誘電体層17の上面26とほぼ同
一面の平面25を形成する。好適なプロセスでは、誘電
体層17はCMPプロセスのエッチ・ストップとして機
能し、更にCMPプロセスの間、基板10の上面20が
露出するのを防止するようにも機能する。CMPプロセ
スを継続させ、基板10の上面20上にある誘電体層1
7の部分も除去することが望ましい場合もある。したが
って、その場合、導電性物質18の平面25は、基板1
0の上面20と実質的に同一面となる。
グ・プロセスを用いて、図3に示すように導電層18に
パターニングを行い、検出エレメント30の残り部分を
規定する。この例では、導電性物質18はフィンガ2
7,28を与え、これらを用いて、半導体素子50に加
えられる加速度を検出する。図示のように、導電性物質
18の一部が、キャビティ11の側面12に沿って残留
し、物質のリング49を形成する。この導電性物質18
の部分は、検出エレメント30のトポグラフィまたはキ
ャビティ11の存在が後続のフォトリソグラフ・プロセ
スに与える影響を最小に抑えるために残す。導電性物質
18のこの部分(リング49)は、基板10からは電気
的に分離されている。何故なら、誘電体層17がキャビ
ティ11の側面12と導電性物質18との間にあるから
である。
ティ11の量は、様々に変化する可能性があり、検出エ
レメント30の形状に大きく依存する。本発明の多くの
実施例では、キャビティ11の側面12に沿った部分
(リング49)のために、キャビティ11の少なくとも
大部分が導電性物質18で充填されると考えられる。
形成は、FETのようなトランジスタ40の形成に進
む。トランジスタ40を形成するには、誘電体層17の
一部を除去し基板10の下地部分を露出させた後に、従
来の技術を用いる。図4に示す例では、トランジスタ4
0は、二酸化シリコン層41およびポリシリコン層42
によって作成されたゲート構造を含む。また、トランジ
スタ40は、ソース領域43およびドレイン領域44も
含み、これらの領域は基板10の上面20から延びる。
トランジスタ40は検出エレメント30に電気的に接続
可能であるので、トランジスタ40は、加速度の大きさ
を検出または判定するか、あるいは検出エレメント30
によって加速度が検出された場合に、所望の電気的応答
を与える。
を用いて一時的構造21(図3参照)を除去することに
より、フィンガ27,28を解放し、移動自在とする。
キャビティ11内の犠牲物質を除去するには、フッ化水
素酸のウエット・エッチング溶液または同様のエッチャ
ントを用いることができる。先に与えた例では、トラン
ジスタ40は、検出エレメント30を構成する層を堆積
した後に形成する。尚、用途によっては、キャビティ1
1および導電性物質18を形成する前に、トランジスタ
40を形成することが望ましい場合もあることは理解さ
れよう。また、フィンガ27,28間に第2の犠牲物質
層(図示せず)を堆積し、トランジスタ40が形成され
ている間、フィンガ27,28間のギャップを埋めるこ
とが望ましい場合もある。最後に、前述のように下部1
9の使用によるのではなく、上面から検出エレメント3
0に電気的接触を形成することが望ましい場合もある。
ント30の空間的関係,およびいかにして導電性物質1
8の一部を残して平面を形成するのかを示すために用意
したものである。切断線4−4は、図4の断面に示した
検出エレメント30の部分を示すために用いる。前述の
ように、導電性物質18にパターニングを行い、キャビ
ティ11の側面12に沿ってリング49を残す。また、
検出エレメント30は、加速に応答して移動する振動質
量(seismic mass)38,およびこの振動質量38をリン
グ49に取り付けるために用いられるばね領域36も含
む。リング49,振動質量38,およびばね領域36は
全て、導電性物質18で形成する。図示のように、検出
エレメント30のフィンガ28は、振動質量38に取り
付けられ、振動質量38の移動と共に移動する。一時的
構造21(図3およびこれに関連する前述の説明を参照
のこと)のパターニングの結果として、フィンガ27は
検出エレメント30下部19の締結領域35に取り付け
られる。その結果、フィンガ27とフィンガ28との間
の容量性結合を用いて振動質量38の動きを検出し、こ
うして半導体素子50に加えられる加速度を検出する。
ティ11内に形成可能な種々の検出エレメントの1つに
過ぎないことは理解されよう。キャビティ11内に多数
の一時的構造および永続的構造を形成することにより、
他の形状を有する加速度計や、他の種類の検出エレメン
トでさえも形成することが可能となる。
の相違をいくつか指摘しておくことは、有用であろう。
本発明のプロセスは、側面を有するキャビティを形成
し、この側面がキャビティの周囲を規定することを含
む。エピタキシャル堆積プロセスを用いてキャビティを
導電性物質で充填し、次いで導電性物質にパターニング
を行い、検出エレメントの一部を形成する。導電性物質
のいくらかは、キャビティの周囲の少なくとも一部に沿
って残留する。更に好ましくは、導電性物質は、キャビ
ティの周囲全体に沿って残留する。
導電性物質でキャビティを部分的にのみ充填し、次いで
PSGのような誘電体物質でキャビティの残り部分を充
填することを必要とする既知の技術とは、本質的に異な
るものである。その結果、既知のプロセスでは、キャビ
ティの周囲に沿って誘電体物質を有するキャビティ構造
となる。本発明のプロセスは、PSGでキャビティを充
填する追加の堆積プロセスを使用する必要性をなくし、
より厚い膜を形成可能なプロセスを用いてより深いキャ
ビティ内に検出エレメントを形成することを可能にする
ので、本発明の方が一層望ましいものである。これによ
って、製造コストが削減され、しかも検出エレメントを
有する半導体素子の設計に柔軟性を与えることになる。
また、本発明は、当技術分野では既知のように、シリ
コン基板上のエピタキシャル・シリコン層内ではなく、
均一物質の半導体内に本発明のキャビティを形成するこ
とが好ましいという点で、既知の技術とは相違する。そ
の結果、本発明は、層を互いに接合する必要性、即ち、
追加のエピタキシャル堆積工程を実行してシリコン基板
上にエピタキシャル・シリコン層を形成する必要性をな
くすことになる。また、本発明は、キャビティの面に沿
った誘電体層の形成を可能にするので、キャビティ内に
形成された検出エレメントは、基板から電気的に分離さ
れる。
図に示すエレメントは必ずしも同じ拡縮率で描かれてい
る訳ではないことは認められよう。例えば、明確化のた
めに、エレメントによっては、その寸法が他のエレメン
トに対して誇張されている場合もある。更に、適切であ
ると考えられる場合には、図面間で参照番号を繰り返
し、対応するエレメントまたは類似するエレメントを示
すこととした。
素子の断面図。
素子の断面図。
素子の断面図。
素子の断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】センサを有する半導体素子(50)であっ
て、該センサが:キャビティ(11)を有する基板(1
0)であって、該キャビティ(11)が、均一物質で作
られた前記基板(10)の部分を露出させ、更に側面を
有する、基板(10);前記キャビティ(11)の前記
側面の少なくとも一部に沿った導電性物質層(18);
および前記キャビティ(11)内に少なくとも部分的に
配置された検出エレメント(30);から成ることを特
徴とする半導体素子(50)。 - 【請求項2】前記キャビティ(11)内に配され、前記
検出エレメント(30)と前記基板(11)との間に電
気的分離を備える誘電体層(17)を更に備えることを
特徴とする請求項1記載の半導体素子(50)。 - 【請求項3】半導体素子(50)であって:均一物質で
作られ、該均一物質内に形成されたキャビティ(11)
を有する基板(10);前記キャビティ(11)内部に
形成された導電物質層(18);および前記キャビティ
(11)内部に少なくとも部分的に配置された検出エレ
メント(30);から成ることを特徴とする半導体素子
(50)。 - 【請求項4】半導体素子(50)の製造方法であって:
上面を有する基板(10)であって、その少なくとも一
部が均一物質から成る前記基板(10)を用意する段
階;前記基板(10)内に、その上面から延び、前記均
一物質(18)の前記基板(10)の一部を露出させる
キャビティ(11)を形成する段階;導電性物質(1
8)で前記キャビティ(11)を充填する段階;および
キャビティ(11)内に検出エレメント(30)を形成
する段階であって、前記検出エレメント(30)の少な
くとも一部を前記導電性物質(18)で形成する段階;
から成ることを特徴とする方法。 - 【請求項5】前記キャビティ(11)内に犠牲物質を形
成する段階;および前記導電性物質(18)で前記キャ
ビティ(11)を充填する前に、前記犠牲物質にパター
ニングを行う段階;を更に含むことを特徴とする請求項
4記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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US997615 | 1997-12-23 | ||
US08/997,615 US6087701A (en) | 1997-12-23 | 1997-12-23 | Semiconductor device having a cavity and method of making |
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