JPH1126092A - シールドコネクタ - Google Patents

シールドコネクタ

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JPH1126092A
JPH1126092A JP17240597A JP17240597A JPH1126092A JP H1126092 A JPH1126092 A JP H1126092A JP 17240597 A JP17240597 A JP 17240597A JP 17240597 A JP17240597 A JP 17240597A JP H1126092 A JPH1126092 A JP H1126092A
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JP
Japan
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elastic contact
contact piece
cylindrical shield
pair
shield
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Application number
JP17240597A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Tanaka
努 田中
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒状シールド部材間の接触信頼性の向上を図
る。 【解決手段】 雄側筒状シールド部材40Mの弾性接触
片43Mに環状付勢部材50を外嵌し、その環状付勢部
材50の付勢により弾性接触片43Mを雌側筒状シール
ド部材40Fの接触部43Fに対して高い接触圧で弾性
接触させた。これにより、振動や衝撃を受けても、両筒
状シールド部材40M,40Fの間では安定した接触状
態が確保され、高い接触信頼性を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールドコネクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】シールドコネクタとして、図5乃至図7
に示すものがある。これは、雌雄一対のコネクタハウジ
ング1,2と、このコネクタハウジング1,2に収容し
た雌雄一対の端子金具3,4と、この端子金具3,4に
接続した一対のシールド電線5,6と、このシールド電
線5,6に固着された一対の筒状シールド部材7,8か
ら構成される。雌側コネクタハウジング1は、内筒1A
と外筒1Bを周方向に間隔を空けた連結部1Cにより一
体化した二重筒構造をなし、内筒1Aに雌端子金具3が
挿入されている。内筒1Aと外筒1Bの隙間には、スリ
ット7Aを連結部1Cに嵌合させつつ雌側筒状シールド
部材7が後方から嵌合され、この雌側筒状シールド部材
7の後端部がシールド電線5のシールド層5Aに固着さ
れている。
【0003】雄側コネクタハウジング2も、雌側コネク
タハウジング1と同様に二重筒構造をなし、内筒2Aに
雄端子金具4が挿入されているとともに、内筒2Aと外
筒2Bの隙間には、スリット8Aを連結部2Cに嵌合さ
せた雄側筒状シールド部材8が嵌合され、この雄側筒状
シールド部材8がシールド層6Aに固着されている。こ
の雄側筒状シールド部材8の先端部は内筒よりも前方へ
突出している。両コネクタハウジング1,2を嵌合する
と、図7に拡大して示すように、雄側筒状シールド部材
8の先端部が僅かに弾性的に拡径変位しつつ雌側筒状シ
ールド部材7の先端部の外周に重なるように接触する。
これにより、シールド層5A,6Aによってシールドさ
れない領域が両筒状シールド部材7,8によってシール
ドされるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシールドコ
ネクタでは、雄側筒状シールド部材8と雌側筒状シール
ド部材7との間の接触が、単に雄側筒状シールド部材8
の僅かな弾性復元力だけで確保されているに過ぎない。
そのため、振動や衝撃を受けたときに雄側筒状シールド
部材8が拡径方向へ変位し、両筒状シールド部材7,8
の接触状態が不安定になる虞があった。本願発明は上記
事情に鑑みて創案されたものであって、筒状シールド部
材間の接触信頼性の向上を図ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、嵌合
可能な一対のコネクタハウジングに夫々収容される端子
金具と、この両端子金具を介して導体同士が接続される
一対のシールド電線と、この一対のシールド電線のシー
ルド層に夫々接続されるとともにこの両シールド層間の
非シールド領域を包囲する一対の筒状シールド部材とを
備えてなり、この一対の筒状シールド部材の先端部同士
がその一方を他方の外周または内周に重ねた形態で接続
されるものにおいて、前記一方の筒状シールド部材の先
端部を前記他方の筒状シールド部材の先端部に向かって
縮径方向または拡径方向に付勢可能な環状付勢部材を備
えている構成とした。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記一対のコネクタハウジングが、夫々、内筒と外
筒とを周方向に間隔を空けた連結部を介して一体形成し
た二重筒構造とされているとともに、前記筒状シールド
部材が、その軸方向のスリットを前記連結部に嵌合させ
つつ後方から前記内筒に外嵌されており、前記環状付勢
部材が導電性材料からなり且つ前記スリットを覆う筒状
とされている構成とした。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>環状付勢部材の付勢により、双方の
筒状シールド部材の先端部同士は高い接触圧をもって接
触することになる。したがって、振動や衝撃を受けた場
合でも、両筒状シールド部材の間では安定した接触状態
が確保され、高い接触信頼性を得ることができる。 <請求項2の発明>筒状シールド部材は外筒の内側に取
り付けられるので、この外筒により筒状シールド部材と
環状付勢部材を保護することができる。また、筒状シー
ルド部材には内筒と外筒の隙間に取り付けるためにスリ
ットが形成されているが、このスリットにおいても、導
電性材料からなる筒状の環状付勢部材で覆われることに
よりシールド効果が発揮される。
【0008】
【発明の実施の形態】
<実施形態1>以下、本発明を具体化した実施形態1を
図1乃至図4を参照して説明する。本実施形態のシール
ドコネクタは、雌雄一対のコネクタハウジング10M,
10Fと、このコネクタハウジング10M,10Fに収
容した雌雄一対の端子金具20M,20Fと、この端子
金具20M,20Fに接続した一対のシールド電線30
と、このシールド電線30に固着された一対の筒状シー
ルド部材40M,40Fとを備えて構成されている。
【0009】雄側コネクタハウジング10Mは、円形の
内筒11Mと外筒12Mとを周方向に間隔を空けた3位
置において連結部13Mにより同心状に一体形成した二
重筒構造をなしている。内筒11Mの前端及び後端は外
筒12Mの前端及び後端よりも内側に後退している。内
筒11Mの中心孔には、ピン状の雄端子金具20Mが挿
入されてランス14Mにより抜止め保持されている。雄
端子金具20Mの後端には、シールド電線30のコア3
0Bを剥いて露出させた導体30Aの端末部がカシメ付
けにより固着されている。シールド電線30のコア30
Bの端末部はシールド層30Cを剥いて露出状態とされ
ており、さらに、シールド層30Cの端末部はシース3
0Dを剥いて露出状態とされている。このコア30Bの
露出部分とシールド層30Cの露出部分はいずれも外筒
12Mの内部に位置している。シース30Dの端末部は
防水栓15Mにより外筒12Mの後端に固定されてい
る。また、外筒12Mの前端部は段差状に拡径した嵌合
部16Mとなっており、この嵌合部16Mの奥端面にお
ける内周縁に沿った部分は、後述する環状付勢部材50
の後方への変位を規制するための受け面17となってい
る。
【0010】上記内筒11Mと外筒12Mとの隙間に
は、シールド電線30の導体30A及び雌雄両端子金具
20M,20Fによって構成される導通経路のうちのシ
ールド層30Cでシールドされない領域をシールドする
ための雄側筒状シールド部材40Mが取り付けられてい
る。雄側筒状シールド部材40Mは、導電性の薄板材か
らなり、その後端に設けたバレル部41Mによってシー
ルド層30Cの露出部分に接続されている。雄側筒状シ
ールド部材40Mは、その先端に開口して軸方向に延び
る3本のスリット42Mを有しており、そのスリット4
2Mを連結部13Mに嵌合させつつ後方から内筒11M
の外周に密着状態で外嵌されている。尚、この雄側筒状
シールド部材40Mの外嵌は、雄端子金具20Mを内筒
11Mに挿入する動作と同時に行われる。
【0011】取付け状態においては、雄側筒状シールド
部材40Mの先端部分は内筒11Mの前端及び外筒12
Mの受け面17よりも突出しており、この突出部分はス
リット42Mによって周方向に分割された3片の弾性接
触片43Mとされている。弾性接触片43Mは、外筒1
2Mの嵌合部16M内において径方向への弾性撓みを可
能とされ、後述する雌側筒状シールド部材40Fの外周
面に対して重なる状態で弾性接触するようになってい
る。また、この弾性接触片43Mの先端には僅かに拡径
した抜け規制部44が形成されている。
【0012】一方、雌側コネクタハウジング10Fは、
雄側コネクタハウジング10Mと同様に、円形の内筒1
1Fと外筒12Fとを周方向に間隔を空けた3位置にお
いて連結部13Fにより同心状に一体形成した二重筒構
造をなしている。内筒11Fの中心孔には、雌端子金具
20Fが挿入されてランス14Fにより抜止め保持され
ている。雌端子金具20Fの後端には、シールド電線3
0の導体30Aの露出させた端末部が固着されている。
シールド電線30のコア30Bの端末部及びシールド層
30Cの端末部は外筒12Fの内部において露出状態と
されており、シース30Dの端末部は防水栓15Fによ
り外筒12Fの後端に固定されている。また、外筒12
Fの前端部は段差状に拡径した嵌合部16Fとなってお
り、上記雄側コネクタハウジング10Mの嵌合部16M
に対して外嵌されるようになっている。
【0013】上記内筒11Fと外筒12Fとの隙間に
は、シールド電線30の導体30A及び雌雄両端子金具
20M,20Fによって構成される導通経路のうちのシ
ールド層30Cでシールドされない領域をシールドする
ための雌側筒状シールド部材40Fが取り付けられてい
る。雌側筒状シールド部材40Fは、雄側筒状シールド
部材40Mと同様に、導電性の薄板材からなり、後端の
バレル部41Fにおいてシールド層30Cに接続されて
いるとともに、軸方向に延びる3本のスリット42Fを
連結部13Fに嵌合させつつ後方から内筒11Fの外周
に密着した状態で外嵌されている。この雌側筒状シール
ド部材40Fの先端部は、スリット42Fにより3分割
されて上記雄側筒状シールド部材40Mの各弾性接触片
43Mに対して内周側から接触する接触部43Fとされ
ている。この3つの接触部43Fと3片の弾性接触片4
3Mは周方向において互いに整合するように位置してお
り、したがってスリット42M,42F同士も整合する
位置関係となっている。また、図3に示すように、この
雌側筒状シールド部材40Fの接触部43Fの外径寸法
Rfは、非嵌合状態における雄側筒状シールド部材40
Mの弾性接触片43Mの内径寸法Rmよりも僅かに大き
く設定されている。
【0014】本実施形態には、雌雄両筒状シールド部材
40M,40Fの接触信頼性を向上させるために環状付
勢部材50が設けられている。この環状付勢部材50
は、導電性の薄板材を円筒形に曲げ加工して成形され
て、拡径方向への弾性撓みが可能となっており、雄側筒
状シールド部材40Mの弾性接触片43Mに外嵌されて
いる。この環状付勢部材50の長さは、弾性接触片43
Mの長さ、即ち外筒12Mの受け面17から弾性接触片
43Mの先端までの長さと同じ寸法とされている。ま
た、図3に示すように、環状付勢部材50の自由状態に
おける内径は、両筒状シールド部材40M,40Fが非
嵌合の状態における弾性接触片43Mの外径よりも寸法
Sだけ大きく設定されている。即ち、環状付勢部材50
は弾性接触片43Mに対して遊嵌状態とされている。
尚、この寸法差Sは、上記接触部43Fの外径寸法Rf
と弾性接触片43Mの内径寸法Rmとの寸法差よりも小
さく設定されている。また、この寸法差Sは、弾性接触
片43Mの抜け規制部44の拡径寸法よりは小さくなっ
ている。さらに、環状付勢部材50の前後両端には、僅
かに拡径した係止部51が前後対称に形成されている。
前側の係止部51は抜け規制部44との干渉を回避して
いる。一方、後側の係止部51は、受け面17に当接す
ることで環状付勢部材50が内筒11Mと外筒12Mの
隙間に潜り込むことを規制している。この2つの係止部
51は、環状付勢部材50を前後反転させて取り付けて
も上記機能を確実に発揮することができる。
【0015】次に、本実施形態の作用について説明す
る。雌雄両コネクタハウジング10M,10Fを嵌合す
ると、弾性接触片43Mが接触部43Fの外面に重なる
ことによって雄側筒状シールド部材40Mと雌側筒状シ
ールド部材40Fが導通可能となり、シールド層30C
によってシールドされない領域、即ち、シールド電線3
0のコア30Bが露出した部分及び雌雄両端子金具20
M,20Fの占める領域が、両筒状シールド部材40
M,40Fによってシールドされる。両筒状シールド部
材40M,40Fが接触する際には、接触部43Fは内
筒11Fに密着しているために縮径変位できず、しかも
接触部43Fの外径Rfは弾性接触片43Mの内径Rm
よりも大きいので、弾性接触片43Mは弾性的に拡径変
形しつつ接触部43Fに重なる。即ち、弾性接触片43
Mの弾性復元力により弾性接触片43Mと接触部43F
とは所定の接触圧をもって接触することになる。さら
に、この弾性接触片43Mの拡径変位量(Rf−Rm)
は、弾性接触片43Mの外径と環状付勢部材50の内径
との寸法差Sよりも大きいので、弾性接触片43Mが環
状付勢部材50を拡径変形させる。したがって、環状付
勢部材50はその弾性復元力により弾性接触片43Mに
対して接触部43F側への付勢力を付与することにな
る。
【0016】このように、本実施形態では環状付勢部材
50を設けたことによって弾性接触片43Mを接触部4
3F側へ強く付勢するようにしたので、弾性接触片43
M自身の弾性復元力だけで接触状態を確保する場合に比
べると、弾性接触片43Mと接触部43Fとの間の接触
信頼性は高められている。したがって、振動や衝撃が作
用しても弾性接触片43Mが拡径変形し難く、弾性接触
片43Mと接触部43Fは常に安定した接触状態を保つ
ことができる。また、環状付勢部材50は、両筒状シー
ルド部材40M,40Fが非嵌合のときには弾性接触片
43Mに対して遊嵌状態とされ、両筒状シールド部材4
0M,40Fが嵌合されたときにのみ付勢力を発揮する
ようになっているので、弾性接触片43Mのヘタリを防
止することができる。さらに、弾性接触片43Mに抜け
規制部44を形成するとともに環状付勢部材50に係止
部51を形成したので、環状付勢部材50を弾性接触片
43Mに対して軸方向への遊動規制状態に仮係止させる
ことができる。また、環状付勢部材50は、周方向に3
つに分断されて径方向へ弾性撓みし易くなっている弾性
接触片43Mに外嵌されるので、周方向に分断されてい
ない筒状部分に外嵌される場合と比較すると、環状付勢
部材50の付勢力が減衰され難く、高い接触圧が確保さ
れる。さらに、筒状シールド部材40M,40Fは外筒
12M,12Fの内側に取り付けられるので、この外筒
12M,12Fにより筒状シールド部材40M,40F
と環状付勢部材50を保護することができる。また、筒
状シールド部材40M,40Fには内筒11M,11F
と外筒12M,12Fの隙間に取り付けるためにスリッ
ト42M,42Fが形成されているが、本実施形態では
環状付勢部材50を導電性材料を用いて筒状に成形して
いるので、このスリット42M,42Fにおいても環状
付勢部材50で覆われることによりシールド効果を発揮
させることができる。
【0017】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では環状付勢部材として幅の広い筒
状のものとしたが、これに限らず、細い線材をCリング
状にしたものとしてもよい。 (2)上記実施形態の環状付勢部材は弾性板材をC字形
に成形してスリットを有する形態としたが、弾性板材を
両端が重なるように円形に丸めてスリットのない形態と
してもよく、コイルバネのように線材を螺旋状にしても
よい。
【0018】(3)上記実施形態では環状付勢部材を外
周側に取り付けたが、内周側にスペースを確保できる場
合には環状付勢部材を内周側に取り付けてその弾性拡径
力によって付勢するようにしてもよい。また、内周側と
外周側の双方に別個の環状付勢部材を取り付けてもよ
い。 (4)上記実施形態では環状付勢部材を筒状シールド部
材と同じく導電性材料として弾性接触片間の隙間に対し
てシールド効果を発揮するようにしたが、弾性接触片間
の隙間をシールドする必要がない場合や、弾性接触片を
設けずに筒状部分同士を重ねているためにシールドする
必要がない場合等には、環状付勢部材は絶縁性材料とし
てもよい。
【0019】(5)上記実施形態では両筒状シールド部
材が非接続のときに環状付勢部材が雄側筒状シールド部
材に対して遊嵌状態とされていたが、環状付勢部材は弾
性的に密着した状態で外嵌されるようにしてもよい。 (6)上記実施形態では弾性接触片が筒状シールド部材
とほぼ同一径で突出する形態としたが、弾性接触片は、
筒状シールド部材よりも大径または小径としてもよい。 (7)上記実施形態では弾性接触片の数(スリットの
数)を1個の筒状シールド部材につき3片設けたが、弾
性接触片の数は2片以下でもよく、4片以上でもよい。
【0020】(8)上記実施形態では双方の筒状シール
ド部材に弾性接触片が形成されていているが、本発明
は、いずれか一方の筒状シールド部材のみに弾性接触片
が形成され、これが相手側筒状シールド部材の筒状の先
端部に接触するものや、双方に弾性接触片を形成せずに
筒状の先端部分同士を重ねて接続するものにも適用する
ことができる。 (9)上記実施形態では筒状シールド部材がシールド層
に直接固着されるようにしたが、本発明は、シールド層
に固着されるシールドカバーと、コネクタハウジングに
外嵌されるシールドシェルと接続させて筒状シールド部
材を構成したものにも適用することができる。この場合
には、シールドシェルの先端同士を重ねて接続させるこ
とになる。
【0021】(10)上記実施形態ではコネクタハウジ
ングが内筒と外筒とからなる二重筒構造をなすととも
に、その内筒と外筒の隙間に嵌め込むために筒状シール
ド部材にはスリット(弾性接触片)が形成されている
が、本発明は、外筒を設けない場合や外筒を内筒とは別
部品とした場合のように筒状シールド部材にスリットを
形成しないものにも適用することができる。 (11)上記実施形態では接触部43Fと弾性接触片4
3Mとが面接触するようにしたが、本発明によれば、接
触部と弾性接触片のいずれか一方に突起を設けて点接触
させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の嵌合状態をあらわす断面図
【図2】実施形態1の筒状シールド部材と環状付勢部材
の斜視図
【図3】実施形態1において雄側と雌側の筒状シールド
部材が非接触の状態をあらわす部分拡大断面図
【図4】実施形態1における筒状シールド部材同士の接
触状態をあらわす部分拡大断面図
【図5】従来例の断面図
【図6】従来例の筒状シールド部材の斜視図
【図7】従来例における筒状シールド部材同士の接触状
態をあらわす部分拡大断面図
【符号の説明】
10F…雌側コネクタハウジング 10M…雄側コネクタハウジング 11F…内筒 11M…内筒 12F…外筒 12M…外筒 13F…連結部 13M…連結部 20F…雌端子金具 20M…雄端子金具 30…シールド電線 30A…導体 30C…シールド層 40F…筒状シールド部材 40M…筒状シールド部材 42F…スリット 42M…スリット 50…環状付勢部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嵌合可能な一対のコネクタハウジングに
    夫々収容される端子金具と、この両端子金具を介して導
    体同士が接続される一対のシールド電線と、この一対の
    シールド電線のシールド層に夫々接続されるとともにこ
    の両シールド層間の非シールド領域を包囲する一対の筒
    状シールド部材とを備えてなり、この一対の筒状シール
    ド部材の先端部同士がその一方を他方の外周または内周
    に重ねた形態で接続されるものにおいて、 前記一方の筒状シールド部材の先端部を前記他方の筒状
    シールド部材の先端部に向かって縮径方向または拡径方
    向に付勢可能な環状付勢部材を備えていることを特徴と
    するシールドコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記一対のコネクタハウジングが、夫
    々、内筒と外筒とを周方向に間隔を空けた連結部を介し
    て一体形成した二重筒構造とされているとともに、前記
    筒状シールド部材が、その軸方向のスリットを前記連結
    部に嵌合させつつ後方から前記内筒に外嵌されており、
    前記環状付勢部材が導電性材料からなり且つ前記スリッ
    トを覆う筒状とされていることを特徴とする請求項1記
    載のシールドコネクタ。
JP17240597A 1997-06-27 1997-06-27 シールドコネクタ Pending JPH1126092A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002343491A (ja) * 2001-05-21 2002-11-29 Furukawa Electric Co Ltd:The シールドコネクタ
US8109791B2 (en) 2008-02-15 2012-02-07 Yazaki Corporation Shield connector
WO2023025047A1 (zh) * 2021-08-21 2023-03-02 长春捷翼汽车零部件有限公司 一种屏蔽线缆连接结构

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