JPH11259231A - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JPH11259231A
JPH11259231A JP10060149A JP6014998A JPH11259231A JP H11259231 A JPH11259231 A JP H11259231A JP 10060149 A JP10060149 A JP 10060149A JP 6014998 A JP6014998 A JP 6014998A JP H11259231 A JPH11259231 A JP H11259231A
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light
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rotating sphere
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rotating
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JP10060149A
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Inventor
Akihiro Fujita
朗宏 藤田
Mitsuo Kobachi
光夫 小鉢
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型、且つ省スペースな装置構成で高分解能
で回転球の回転量及び回転方向をセンシングできる結
果、パーソナルコンピュータ等の入力装置として好適な
入力装置を提供する。 【解決手段】 発光素子18から回転球14に光を照射
すると、回転球14の表面に形成されたドット反射試料
15からの反射光が集光レンズ20で集光されて受光素
子19上にスポット光を形成する。本発明の入力装置で
は、このスポット光の軌跡をセンシングすることにより
回転球14の回転量及び回転方向を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータのポインティングデバイス等における画面上のポ
インター等を移動させるための入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等の表示装置(ポインター
等を移動させる装置)の入力装置であるポインティング
デバイスとしては、トラックボールやマウス等の多くの
種類がある。
【0003】図9はトラックボールの一従来例を示す。
このトラックボールは、ボール9と、X軸方向及びY軸
方向の2軸方向に配置され、ボール9の回転に連動して
回転するローラ7,8と、ローラ7,8の回転に連動し
て回転し、これにより、ボール9の回転方向及び回転量
を検出するロータリーエンコーダ1,10とを備えてい
る。
【0004】その検出原理を今少し具体的に説明する
と、例えば、X軸方向にボール9が回転すると、これに
伴ってローラ7及びこれに連結されたX軸方向のシャフ
ト4が回転し、複数のスリット6が形成された回転板5
が回転する。各回転板5,5にはこれらを挟むようにし
て2組のLED2、受光素子3がそれぞれ対向配置され
ており、LED2の光がスリット6によりパルス信号に
され、受光素子3にて電気信号に変換される。この電気
信号によって回転板5の回転方向と回転数が検出され、
X軸方向のボール9の回転量がわかるので、ポインター
の位置をX軸方向に見合った方向へボール9の回転量に
応じた量だけ移動させる。
【0005】図10はトラックボールの他の従来例を示
す。このトラックボールは上記のトラックボールとは検
出原理が異なる。即ち、このトラックボールは、台座1
7に回転自在に支持されたボール11を有し、ボール1
1の表面には多数の斑点11aが形成されている。台座
17の下端部には光源13とイメージセンサ(PDアレ
イ)12が配置されており、光源13よりボール11に
拡散光を当てると、その反射光をイメージセンサ12が
受光し、イメージセンサ12が撮像したイメージを前後
で比べて行くことによりボール11の回転方向と回転量
を検出する検出原理をとっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9に示す
従来のトラックボールでは、以下に示す問題点がある。
【0007】(1)検出手段として、ロータリーエンコ
ーダ1,10を用いており、その構造上、密閉構造にで
きないため、内部に塵埃等が侵入しやすく、スリット6
が目詰まりして誤動作を発生し易い。
【0008】(2)回転板5に形成できるスリット6の
数にも限界があるため、高分解能でセンシングできな
い。
【0009】(3)2次元方向を検出するためには、ロ
ータリーエンコーダが2組必要となるため、構造が複雑
となり、小型化及び省スペース化の妨げとなっている。
【0010】一方、図10に示すトラックボールでは、
上記のような問題はないものの、以下に示す問題点があ
る。
【0011】(1)イメージセンサによりイメージセン
シングを行うため、高価な受光素子を要する結果、製品
のコストアップを招来する。
【0012】(2)受光面がある程度必要なため、小型
化を図る上での制約となっていた。
【0013】(3)検出原理が複雑であり、後段に複
雑、且つ高価な信号処理回路を必要とするため、この点
においても、製品のコストアップを招来する。
【0014】本発明はこのような現状に鑑みてなされた
ものであり、小型、且つ省スペースな装置構成で高分解
能で回転球の回転量及び回転方向をセンシングできる結
果、パーソナルコンピュータ等の入力装置として好適な
入力装置を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、耐久性が高く長期に
わたって信頼性を維持できる入力装置を提供することに
ある。
【0016】また、本発明の他の目的は、安価な入力装
置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の入力装置は、多
数の反射試料が規則性をもって配置された回転球に発光
素子より光を照射し、該回転球の変位に連動して移動す
る該回転球からの反射光を受光素子で受光し、該受光素
子の検出信号に基づき該回転球の回転量及び回転方向を
検出するように構成されており、そのことにより上記目
的が達成される。
【0018】好ましくは、前記受光素子が中心部に配置
された1個のフォトダイオードと、該フォトダイオード
の周囲に配置された4個以上のフォトダイオードで構成
され、各フォトダイオードで検出される単位時間当たり
の出力に基づき前記回転球の回転量を検出し、該受光素
子の受光面上を移動する反射スポットの軌跡に基づき該
回転球の回転方向を検出する構成とする。
【0019】また、好ましくは、前記反射試料は前記回
転球の表面に形成されたドット反射試料である構成とす
る。
【0020】また、好ましくは、前記ドット反射試料の
表面を覆うように前記回転球の表面に透明樹脂又は赤外
光透過樹脂をコーティングする構成とする。
【0021】また、好ましくは、前記反射試料は前記回
転球の内部に配置された正多面体の反射試料である構成
とする。
【0022】また、好ましくは、前記発光素子と前記受
光素子との間に遮光部材が配置され、該発光素子からの
光が該受光素子に直接入射しないように構成する。
【0023】また、好ましくは、前記回転球が台座に回
転自在に支持され、且つ該台座の該回転球との対向面に
該回転球を支持する突起が形成されている構成とする。
【0024】以下に本発明の作用を図3及び図4に基づ
き説明する。
【0025】上記のように、受光素子を中心部に配置さ
れた1個のフォトダイオードと、このフォトダイオード
の周囲に配置された4個以上のフォトダイオードで構成
すると、以下の検出原理によって回転球の回転量及び回
転方向を検出することができる。
【0026】即ち、図3に示すように、発光素子18か
ら出た光は回転球14の表面にあるドット反射試料15
によって反射され、集光レンズ20にて集光されて受光
素子19の受光面33上にスポット光34(図4参照)
を形成する。この時、スポット光34は回転球14の回
転により、受光面33上を多数個通り過ぎる。そこで、
本発明では、このスポット光34が通り過ぎる時にPD
1〜PD5で得られる単位時間当たりの出力(パルス出
力)を各電流計A,A…によってカウントし、このカウ
ント値により演算手段が下記(1)式に従って回転球1
4の回転量を検出している。
【0027】 出力=Isc(PD1)+Isc(PD2)+Isc(PD3) +Isc(PD4)+Isc(PD5) …(1) 次に、回転球14の回転方向の検出原理を図4に基づき
説明する。ここで、回転球14の回転方向の検出にはス
ポット光34が受光面33上でどういう軌跡を通ったか
を検出する必要がある。図4に示す受光面33の例で
は、回転球14の回転によりスポット光34が図上左上
から右下の軌跡を通る例を示している。
【0028】図4に示すように、各PD1〜PD5の光
出力のピークはP1〜P5となっており、PD5の光出力
5を起点にXY2次元平面においてどの方向へスポッ
ト光34が行ったかを検出する。なお、光出力のピーク
とは、同一のPD上で、例えば、Pa<Pb、Pb>P
cの時はPbを光出力のピークとする。図4に示す例で
は、P5を起点にP3とP4が光出力のピークをもってい
る。
【0029】なお、図4において、P3’はPD3が光
出力のピークP3を検出した時点のPD4の光出力を示
し、P3''はその時点のPD1の出力、P3'''はその時
点のPD2の出力をそれぞれ表している。
【0030】この例では、P5が検出された後、P4がま
ず検出されるが、ここでは、P4よりもP4’(その時点
のPD3の出力)の方が大きいのでP4は無視する。次
に、P3が検出されるが、他のP3',P3'',P3'''がP
3よりも小さい時にP3とP3'の比より回転球14の回転
方向を検出することが可能となる。つまり、本発明で
は、P5を起点にP1〜P4の内、最大ピーク(本例で
は、P3)を持つタイミングでその他の2番目の値
(P3’)と比較して軌跡、即ち、回転球14の回転方
向を求めている。
【0031】このような本発明の入力装置によれば、ロ
ータリエンコーダを用いたトラックボールとは異なり、
密閉構造とすることが可能になるので、塵埃の侵入によ
る誤動作を発生することがない。
【0032】また、機械的な可動部がなく、構造が簡単
なため耐久性が良くメンテナンスが不要であり、省スペ
ース化にも十分対応することが可能となる。
【0033】更に、反射試料の密度を変化させることに
より、高分解能でセンシングすることも可能であり、あ
らゆるコンピュータ等の入力装置として使用できる。
【0034】また、受光素子がフォトダイオードである
ので、高性能で安価、且つ小型な入力装置を実現でき
る。
【0035】加えて、ドット反射試料の表面を覆うよう
に回転球の表面に透明樹脂又は赤外光透過樹脂をコーテ
ィングする構成によれば、ドット反射試料を保護するこ
とができるので、長期にわたって信頼性の高い入力装置
を実現できる。
【0036】また、発光素子と前記受光素子との間に遮
光部材を配置し、発光素子からの光を受光素子に直接入
射しないように構成すると、誤動作のない入力装置を実
現できる。
【0037】また、回転球が台座に回転自在に支持さ
れ、台座の回転球との対向面に回転球を支持する突起を
形成する構成によれば、接触抵抗を低減できるので、回
転球を小さな力でスムーズに回転することが可能にな
る。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき具体的に説明する。
【0039】(実施形態1)図1〜図4は本発明入力装
置(トラックボール)の実施形態1を示す。まず、図1
に基づき本実施形態1の入力装置の構成について説明す
る。遮光性を有する材料からなる台座17の上端部にお
ける中央部には半球状の支持穴17aが形成され、この
支持穴17aに回転球(ボール)14が回転自在に支持
されている。より具体的には、支持穴17aの内面には
複数個の突起21,21…が設けられており、これらの
突起21,21…によって、支持穴17a内にほぼ下半
分が挿入された回転球14が回転自在に支持されてい
る。このような突起21によって回転球14を支持する
構造によれば、接触抵抗を低減できる分、小さな力で回
転球14をスムーズに回転できる利点がある。
【0040】回転球14の表面には、円形の多数のドッ
ト反射試料15,15…が規則性(ここでは、表面上に
均一なピッチで形成)をもって形成されている。なお、
回転球14表面のドット反射試料15以外の面16は低
反射率の表面加工が施されている。
【0041】台座17の支持穴17aの下方に位置する
部分は開口17bされ、ここに、発光素子18と受光素
子19が取り付けられている。より具体的には、開口1
7b内に上端部を臨ませて、図上左側に発光素子18
が、右側に受光素子19が配置されている。発光素子1
8と受光素子19との間には遮光板22が台座17から
立設されている。遮光板22は発光素子18から右斜め
上に向けて照射される光が受光素子19に直接入射する
のを防止する機能を有する。なお、受光素子19の上部
には集光レンズ20が取り付けられている。
【0042】上記構成において、発光素子18から回転
球14に光を照射すると、回転球14の表面に形成され
たドット反射試料15からの反射光が集光レンズ20で
集光されて受光素子19上にスポット光を形成する。本
実施形態の入力装置では、このスポット光の軌跡をセン
シングすることにより回転球14の回転量と回転方向を
検出している。以下にその検出原理を説明する。
【0043】図2に示すように、上記の受光素子19
は、5分割されたフォトダイオードPD1〜PD5によ
って構成されている。より具体的には、中心部のPD5
の周囲に4つのPD1〜PD4を配置したパターンにな
っている。なお、図2において、符号33は受光素子1
9の受光面を示し、符号28はPD1の受光面を、29
はPD2の受光面を、30はPD3の受光面を、31は
PD4の受光面を、32はPD5の受光面をそれぞれ示
している。
【0044】但し、PD1〜PD5のパターン例は図2
に示すものに限定されるものではなく、中心部に1つ配
置し、その周囲に4つ以上のPDを配置するものであれ
ばよい。即ち、このような配置形態によれば、後述の説
明で明かなように、回転球14の回転量及び回転方向を
検出できるからである。
【0045】図3は入力装置の検出回路を示す。PD1
〜PD5には、それぞれ電流計Aが接続されており、各
電流計A,A…はPD1〜PD5で得られる単位時間当
たりの出力(パルス出力)をカウントし、最終的にこれ
らのカウント値に基づき図示しない演算手段が後述の
(1)式に基づき、回転球14の回転量を検出する検出
形態をとっている。
【0046】今少し具体的に説明すると、発光素子18
から出た光は回転球14の表面にあるドット反射試料1
5によって反射され、集光レンズ20にて集光されて受
光素子19の受光面33上にスポット光34(図4参
照)を形成する。この時、スポット光34は回転球14
の回転により、受光面33上を多数個通り過ぎる。そこ
で、本実施形態では、このスポット光34が通り過ぎる
時にPD1〜PD5で得られる単位時間当たりの出力
(パルス出力)を各電流計A,A…によってカウント
し、このカウント値により演算手段が下記(1)式に従
って回転球14の回転量を検出する検出形態をとってい
る。
【0047】 出力=Isc(PD1)+Isc(PD2)+Isc(PD3) +Isc(PD4)+Isc(PD5) …(1) 次に、回転球14の回転方向の検出原理を図4に基づき
説明する。ここで、回転球14の回転方向の検出にはス
ポット光34が受光面33上でどういう軌跡を通ったか
を検出する必要がある。図4に示す受光面33の例で
は、回転球14の回転によりスポット光34が図上左上
から右下の軌跡を通る例を示している。
【0048】図4に示すように、各PD1〜PD5の光
出力のピークはP1〜P5となっており、PD5の光出力
5を起点にXY2次元平面においてどの方向へスポッ
ト光34が行ったかを検出する。なお、光出力のピーク
とは、同一のPD上で、例えば、Pa<Pb、Pb>P
cの時はPbを光出力のピークとする。図4に示す例で
は、P5を起点にP3とP4が光出力のピークをもってい
る。
【0049】なお、図4において、P3’はPD3が光
出力のピークP3を検出した時点のPD4の光出力を示
し、P3''はその時点のPD1の出力、P3'''はその時
点のPD2の出力をそれぞれ表している。
【0050】この例では、P5が検出された後、P4がま
ず検出されるが、ここでは、P4よりもP4’(その時点
のPD3の出力)の方が大きいのでP4は無視する。次
に、P3が検出されるが、他のP3',P3'',P3'''がP
3よりも小さい時にP3とP3'の比より回転球14の回転
方向を検出することが可能となる。つまり、本実施形態
では、P5を起点にP1〜P4の内、最大ピーク(本例で
は、P3)を持つタイミングでその他の2番目の値
(P3’)と比較して軌跡、即ち、回転球14の回転方
向を求めている。
【0051】より具体的には、XY2次元平面における
2点の位置を求め、その傾きを検出することにより、回
転球14の回転方向を求めている。このため、この検出
形態によれば、中心部の1つのPDの周囲に4つ以上の
PDを配置する必要がある。
【0052】(実施形態2)図5は本発明入力装置の実
施形態2を示す。本実施形態2の入力装置は、回転球1
4の内部中央部に正多面体の反射試料24を設けた構造
をとり、その他の構成については実施形態1の入力装置
と同様になっている。従って、対応する部分に同一の符
号を付し、重複する説明は省略する。
【0053】本実施形態2の回転球14は、その構造よ
り光又は赤外光を中央部の反射試料24に導くために、
透明樹脂又は赤外光透過樹脂で作製されている。
【0054】本実施形態2の入力装置においても、実施
形態1同様の検出原理で回転球14の回転量及び回転方
向を検出することができる。
【0055】(実施形態3)図6は本発明入力装置の実
施形態3を示す。本実施形態3の入力装置は、回転球1
4の表面に形成されるドット反射試料15の形成密度が
高密度になっている点のみが実施形態1の入力装置とは
異なっている。なお、実施形態1と対応する部分には同
一の符号を付してある。
【0056】本実施形態3の入力装置によれば、ドット
反射試料15の形成密度が高い分、実施形態1の入力装
置よりも高分解能のセンシングが可能となる利点があ
る。
【0057】このように、本発明によれば、反射試料1
5の形成密度を要求されるコンピュータ等の装置の仕様
に合わせて任意に選択することにより、種々のレベルの
分解能を有するセンシングが可能となる。
【0058】(実施形態4)図7は本発明入力装置の実
施形態4を示す。本実施形態4の入力装置は、回転球1
4の表面に正多面体の反射試料24を実施形態2の場合
よりも高密度に形成したものである。なお、上記各実施
形態と対応する部分には同一の符号を付してある。
【0059】本実施形態4の入力装置によれば、正多面
体の反射試料24の形成密度が高い分、実施形態2の入
力装置よりも高分解能のセンシングが可能となる利点が
ある。
【0060】(実施形態5)図8は本発明入力装置の実
施形態5を示す。本実施形態5の入力装置は、ドット反
射試料15を覆うように回転球14の表面に透明樹脂又
は赤外光透過樹脂からなるコーティング40を施した点
のみが実施形態1の入力装置とは異なっている。なお、
実施形態1と対応する部分には同一の符号を付してあ
る。
【0061】本実施計形態の構造によれば、ドット反射
試料15がコーティング40によって覆われており、回
転球14の回転時にもドット反射試料15が突起21に
接触することがないので、ドット反射試料15の耐久性
を向上できる。このため、検出精度を長期にわたって維
持できるので、より信頼性の高い入力装置を実現できる
利点がある。
【0062】なお、上記の実施形態は、本発明のあくま
でも一例を示すものであり、上記以外に種々の変形が可
能である。
【0063】
【発明の効果】以上の本発明入力装置によれば、回転球
の回転量及び回転方向を高分解能にセンシングできる小
型、省スペース、高耐久且つ高信頼性のメンテナンスフ
リーのコンピュータ等の入力装置を安価に実現すること
ができる。
【0064】加えて、反射試料の密度を変化させること
により、高分解能でセンシングすることも可能であり、
あらゆるコンピュータ等の入力装置として使用できる。
【0065】また、受光素子がフォトダイオードである
ので、高性能で安価、且つ小型な入力装置を実現でき
る。
【0066】また、特に請求項4記載の入力装置によれ
ば、ドット反射試料の表面を覆うように回転球の表面に
透明樹脂又は赤外光透過樹脂をコーティングする構成を
とるので、ドット反射試料を保護することができる分、
長期にわたって信頼性の高い入力装置を実現できる。
【0067】また、特に請求項6記載の入力装置によれ
ば、発光素子と前記受光素子との間に遮光部材を配置
し、発光素子からの光が受光素子に直接入射しないよう
に構成しているので、誤動作のない入力装置を実現でき
る。
【0068】また、特に請求項7記載の入力装置によれ
ば、回転球が台座に回転自在に支持され、台座の回転球
との対向面に回転球を支持する突起を形成しているの
で、接触抵抗を低減できる分、回転球を小さな力でスム
ーズに回転することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明入力装置の実施形態1を示す断面図。
【図2】実施形態1の入力装置の受光素子の配置例を示
すパターン図。
【図3】実施形態1の入力装置の検出回路を示す回路
図。
【図4】実施形態1の入力装置の回転球の回転方向の検
出原理を示す図。
【図5】本発明入力装置の実施形態2を示す断面図。
【図6】本発明入力装置の実施形態3を示す断面図。
【図7】本発明入力装置の実施形態4を示す断面図。
【図8】本発明入力装置の実施形態5を示す断面図。
【図9】トラックボールの一従来例を示す斜視図。
【図10】トラックボールの他の従来例を示す断面図。
【符号の説明】
14 回転球 15 ドット反射試料 17 台座 17a 支持穴 18 発光素子 19 受光素子 20 集光レンズ 21 突起 22 遮光板 24 反射試料 40 コーティング PD1〜PD5 フォトダイオード

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の反射試料が規則性をもって配置さ
    れた回転球に発光素子より光を照射し、該回転球の変位
    に連動して移動する該回転球からの反射光を受光素子で
    受光し、該受光素子の検出信号に基づき該回転球の回転
    量及び回転方向を検出するように構成された入力装置。
  2. 【請求項2】 前記受光素子が中心部に配置された1個
    のフォトダイオードと、該フォトダイオードの周囲に配
    置された4個以上のフォトダイオードで構成され、各フ
    ォトダイオードで検出される単位時間当たりの出力に基
    づき前記回転球の回転量を検出し、該受光素子の受光面
    上を移動する反射スポットの軌跡に基づき該回転球の回
    転方向を検出するように構成された請求項1記載の入力
    装置。
  3. 【請求項3】 前記反射試料は前記回転球の表面に形成
    されたドット反射試料である請求項1又は請求項2記載
    の入力装置。
  4. 【請求項4】 前記ドット反射試料の表面を覆うように
    前記回転球の表面に透明樹脂又は赤外光透過樹脂をコー
    ティングしてある請求項3記載の入力装置。
  5. 【請求項5】 前記反射試料は前記回転球の内部に配置
    された正多面体の反射試料である請求項1又は請求項2
    記載の入力装置。
  6. 【請求項6】 前記発光素子と前記受光素子との間に遮
    光部材が配置され、該発光素子からの光が該受光素子に
    直接入射しないように構成された請求項1〜請求項5の
    いずれかに記載の入力装置。
  7. 【請求項7】 前記回転球が台座に回転自在に支持さ
    れ、且つ該台座の該回転球との対向面に該回転球を支持
    する突起が形成されている請求項1〜請求項6のいずれ
    かに記載の入力装置。
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