JPH11257764A - 冷凍機 - Google Patents

冷凍機

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Publication number
JPH11257764A
JPH11257764A JP7853498A JP7853498A JPH11257764A JP H11257764 A JPH11257764 A JP H11257764A JP 7853498 A JP7853498 A JP 7853498A JP 7853498 A JP7853498 A JP 7853498A JP H11257764 A JPH11257764 A JP H11257764A
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JP
Japan
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port
way valve
compressor
cooler
valve
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Withdrawn
Application number
JP7853498A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Niijima
洋 新島
Akihiko Chiba
昭彦 千葉
Mitsuhiro Maeda
光裕 前田
Hideya Ikeda
秀也 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 サーモオフ時において、冷媒が圧縮機の
吸込口から四方弁およびバイパス流路を介して冷却器に
流入することを防止する。 【解決手段】 冷凍機は、圧縮機(9)と、四方弁(1
2)と、圧縮機の吐出口(9a)から四方弁の第1ポー
ト(a)に接続される吐出流路(11)と、四方弁の第
2ポート(b)から、凝縮器(7)、減圧装置(2
2)、冷却器(5)、アキュームレータ(23)および
逆止弁(24)を順次経て圧縮機の吸込口(9b)に接
続されるメイン流路(16)と、四方弁の第3ポート
(c)から、減圧装置と冷却器との間の回路(36)に
接続されるバイパス流路(31)と、四方弁の第4ポー
ト(d)から、逆止弁と圧縮機との間の回路(38)に
接続される逃し流路(37)とを備えている。サーモオ
フ時に、四方弁は、第1ポートと第3ポートとを連通さ
せ、かつ、第2ポートと第4ポートとを連通させてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、霜取運転時に、四
方弁を切り換えてホットガスを冷却器に供給している冷
凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷凍機は、霜取運転時には、図3
に図示するように、圧縮機9から吐出された冷媒は、四
方弁12、バイパス流路31、冷却器(すなわち蒸発
器)5、アキュームレータ23、圧縮機用逆止弁24を
順次通って圧縮機9の吸込口9bに戻っている。一方、
冷却運転時には、図2に図示するように、圧縮機9から
吐出された冷媒は、四方弁12、凝縮器7、減圧装置と
しての膨張弁22、冷却器5、アキュームレータ23、
圧縮機用逆止弁24を順次通って圧縮機9の吸込口9b
に戻っている。そして、霜取運転時、冷却運転時のサー
モオン時および冷却運転時のサーモオフ時における凝縮
器用送風機8、圧縮機9、冷却器用送風機6および四方
弁12の動作状態は、図8に図示されている。なお、図
8と、後述する図4および図7とにおいて、四方弁12
の動作状態を示す第n−第mは、第nポートと第mポー
トとが連通するように、四方弁12が切り換えられてい
ることを示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の冷凍
機における冷却運転時には、バイパス流路31は四方弁
12および逃し流路37を介して圧縮機9の吸込口9b
に接続されている。そして、サーモオフとなって、圧縮
機9が停止した直後には、凝縮器7および圧縮機9の冷
媒圧は、冷却器5の冷媒圧よりも高くなっており、凝縮
器7および圧縮機9から冷却器5へ冷媒が流れようとす
る。しかしながら、凝縮器7から冷却器5へは、膨張弁
22が抵抗となって少量しか流れない。したがって、圧
縮機9の吸込口9bから、逃し流路37、四方弁12、
バイパス流路31を通って冷却器5に冷媒が流れる。そ
の際に、圧縮機9内の比較的温度の高い潤滑オイルが、
冷却器5に流入することがある。この潤滑オイルが熱負
荷となり、冷却器5で冷却されている冷気の温度、たと
えば庫内温度が上昇するので、短時間で圧縮機9を再稼
働させて、冷却を再開する必要が生じている。そのた
め、冷凍機の稼働率が上昇し、エネルギーコストが大き
くなっている。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、サーモオフ時において、冷媒が圧縮機の吸
込口から四方弁およびバイパス流路を介して冷却器に流
入することを防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本出願の請求項1記載の
発明の冷凍機は、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機(9)
と、第1ポート(a)、第2ポート(b)、第3ポート
(c)および第4ポート(d)の4個のポートを具備す
る四方弁(12)と、圧縮機の吐出口(9a)から四方
弁の第1ポートに接続される吐出流路(11)と、四方
弁の第2ポートから、凝縮器(7)、減圧装置(2
2)、冷却器(5)、アキュームレータ(23)および
逆止弁(24)を順次経て圧縮機の吸込口(9b)に接
続されるメイン流路(16)と、四方弁の第3ポートか
ら、メイン流路における減圧装置と冷却器との間の回路
(36)に接続されるバイパス流路(31)と、四方弁
の第4ポートから、メイン流路における逆止弁と圧縮機
との間の回路(38)に接続される逃し流路(37)
と、冷却器で冷却されている冷気の温度を検出する冷気
温度センサー(41)とを備えている。そして、霜取運
転時には、第1ポートと第3ポートとを連通させるとと
もに、第2ポートと第4ポートとを連通させる様に四方
弁が切り換えられ、かつ、圧縮機が稼働している。ま
た、冷却運転時において冷気温度センサーの検出温度が
設定温度以上の際には、第1ポートと第2ポートとを連
通させるとともに、第3ポートと第4ポートとを連通さ
せる様に、四方弁が切り換えられ、かつ、圧縮機が稼働
している。一方、冷却運転時において冷気温度センサー
の検出温度が設定温度以下の際には、第1ポートと第3
ポートとを連通させるとともに、第2ポートと第4ポー
トとを連通させる様に、四方弁が切り換えられ、かつ、
圧縮機が停止している。
【0006】また、請求項2記載の発明では、逃し流路
(51)が、四方弁の第4ポートから、メイン流路にお
けるアキュームレータと逆止弁との間の回路(52)に
接続されている。そして、冷却運転時において冷気温度
センサーの検出温度が設定温度以下の際には、第2ポー
トまたは第3ポートの一方と第1ポートとを連通させる
とともに、第2ポートまたは第3ポートの他方と第4ポ
ートと連通させる様に、四方弁が切り換えられている。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明における冷凍機の実
施の第1の形態を図1ないし図4を用いて説明する。図
1は本発明における冷凍機が搭載されている冷却貯蔵庫
の断面図である。図2は冷却運転中のサーモオン時にお
ける実施の第1の形態の冷凍機の回路図である。図3は
冷却運転中のサーモオフ時および霜取運転時における実
施の第1の形態の冷凍機の回路図である。図4は冷凍機
の各機器の作動状態を説明する説明図である。なお、図
3においては、制御回路は図示が省略されている。
【0008】冷却貯蔵庫である蓄冷剤凍結庫1の本体は
断熱箱体3で構成され、この断熱箱体3の庫内には、冷
却器5および冷却器用送風機6が設けられ、図1の矢印
で図示するように、冷却器5で冷却された冷気を循環さ
せて庫内を冷却している。また、断熱箱体3の天壁上す
なわち庫外には、凝縮器7、凝縮器用送風機8およびロ
ータリー式圧縮機9が載置されている。
【0009】この凝縮器7および圧縮機9は、図2およ
び図3に図示するように、冷却器5とともに冷凍サイク
ルすなわち冷凍機を構成している。次に、この冷凍機の
詳細を説明する。冷凍機の圧縮機9の吐出口9aには、
吐出流路11の一端部が接続され、吐出流路11の他端
は四方弁12の第1ポートaに接続されている。この四
方弁12には、第1ポートa,第2ポートb,第3ポー
トcおよび第4ポートdの4個のポートが設けられてい
る。そして、第1ポートaと第2ポートbとを連通させ
るとともに、第3ポートcと第4ポートdとを連通させ
る第1位置(図2参照)と、第1ポートaと第3ポート
cとを連通させるとともに、第2ポートbと第4ポート
dとを連通させる第2位置(図3参照)とに、四方弁1
2は切り換え可能である。
【0010】そして、四方弁12の第2ポートbには、
メイン流路16の一端部が接続され、このメイン流路1
6には、四方弁12側から順に、凝縮器用逆止弁18、
凝縮器7、デハイドレータ19、レシーバータンク2
1、減圧装置としての膨張弁22、冷却器5、2段のア
キュームレータ23および圧縮機用逆止弁24が順次配
置され、メイン流路16の他端部が圧縮機9の吸込口9
bに接続されている。凝縮器用逆止弁18は、四方弁1
2から凝縮器7への流れを許容し、凝縮器7から四方弁
12への流れは阻止している。また、圧縮機用逆止弁2
4は、アキュームレータ23から圧縮機9への流れを許
容し、圧縮機9からアキュームレータ23への流れを阻
止している。なお、2個のアキュームレータ23の間に
は、吸入圧力調整弁26が設けられている。また、レシ
ーバータンク21の下流において、リキッドインジェク
ション用流路27が分岐しており、このリキッドインジ
ェクション用流路27は、凝縮器7内に導かれ、この凝
縮器7の下流に、ストレーナ28、キャピラリーチュー
ブ29が配され、端部が圧縮機9に接続されている。
【0011】また、四方弁12の第3ポートcには、バ
イパス流路31の一端部が接続され、このバイパス流路
31には、バイパス流路用逆止弁32が設けられ、バイ
パス流路31の他端部は、メイン流路16における膨張
弁22と冷却器5との間の回路36(以下、「膨冷間回
路36」と呼ぶ。)に接続されている。バイパス流路用
逆止弁32は、四方弁12から膨冷間回路36への流れ
を許容し、膨冷間回路36から四方弁12への流れを阻
止している。さらに、四方弁12の第4ポートdには、
逃し流路37の一端部が接続され、逃し流路37の他端
は、圧縮機用逆止弁24と圧縮機9との間の回路38
(以下、「逆圧間回路38」と呼ぶ。)に接続されてい
る。この逃し流路37は、四方弁12の切り換え時の冷
媒圧を圧縮機9の吸込口9bへ逃している。
【0012】そして、冷却器5で冷却されている冷気の
温度を検出する冷気温度センサー41が、蓄冷剤凍結庫
1の庫内に設けられている。また、冷却器5の流出口付
近に霜取終了用温度センサー42が設けられている。ま
た、マイコンなどで構成されている制御装置43の入力
側には、冷気温度センサー41および霜取終了用温度セ
ンサー42などが接続され、一方、制御装置43の出力
側には、圧縮機9、四方弁12、冷却器用送風機6およ
び凝縮器用送風機8などが接続されている。また、制御
装置43内には、タイマー44が内蔵されている。
【0013】この様に構成されている冷凍機は、冷却運
転時には、冷気温度センサー41から制御装置43に、
検出温度が出力され、制御装置43は予め設定されてい
る冷気設定温度と、この検出温度とを比較し、検出温度
の方が冷気設定温度よりも高い場合には、サーモオンと
なり、逆に、検出温度の方が冷気設定温度よりも低い場
合には、サーモオフとなっている。
【0014】そして、サーモオン時には、制御装置43
から凝縮器用送風機8、圧縮機9、冷却器用送風機6お
よび四方弁12に出力される制御信号により、図4に図
示するように、凝縮器用送風機8、圧縮機9および冷却
器用送風機6は稼働し、かつ、四方弁12は図2に図示
する第1位置(すなわち第1ポートaと第2ポートbと
を連通させるとともに、第3ポートcと第4ポートdと
を連通させる位置)に切り換えられる。
【0015】すると、圧縮機9は吸込口9bから冷媒を
吸い込んで、この冷媒を圧縮して吐出口9aから吐出し
ている。吐出された冷媒は、四方弁12を通って、凝縮
器7に流入し空冷され、膨張弁22で減圧されて低温と
なり、冷却器5に流入している。そして、冷媒は冷却器
5の周囲の空気を冷却した後、アキュームレータ23を
通って圧縮機9に戻っている。冷却器5で冷却された空
気は蓄冷剤凍結庫1の庫内を循環しており、段々と庫内
温度が低下する。そして、冷気温度センサー41の検出
温度が、冷気設定温度よりも低下すると、前述のように
サーモオフとなる。
【0016】サーモオフ時には、制御装置43から凝縮
器用送風機8、圧縮機9、冷却器用送風機6および四方
弁12に出力される制御信号により、図4に図示するよ
うに、凝縮器用送風機8および圧縮機9は停止し、冷却
器用送風機6は冷凍機のタイプにより異なり稼働または
停止し、かつ、四方弁12は図3に図示する第2位置
(すなわち第1ポートaと第3ポートcとを連通させる
とともに、第2ポートbと第4ポートdとを連通させる
位置)に切り換えられる。
【0017】このサーモオフ時には、圧縮機9が停止す
るが、圧縮機9の停止直後は、圧縮機9の吐出側および
凝縮器7の冷媒圧は、冷却器5の冷媒圧よりも高くなっ
ている。そして、凝縮器7の冷媒は、膨張弁22の抵抗
が大きいので、少量のみが冷却器5へ流れる。そのた
め、冷媒は、圧縮機9の吐出口9aから、四方弁12、
バイパス流路31を通って、冷却器5に流入している。
この圧縮機9の吐出口9aから吐出される冷媒は、吸込
口9bからの冷媒と異なり、潤滑オイルが混入すること
が少ない。したがって、冷媒の冷却器5への流入に伴っ
て、潤滑オイルが冷却器5へ流入することが少なくな
り、熱負荷が増大することを防止することができる。
【0018】ところで、熱が庫外等から庫内に侵入して
いるので、サーモオフ時には、時間の経過とともに、段
々と庫内の冷気温度が上昇する。そして、冷気温度セン
サー41の検出温度が、再び、冷気設定温度よりも高く
なり、サーモオンとなる。この様にして、冷却運転時に
は、サーモオンとサーモオフとを繰り返している。
【0019】そして、冷却運転が行われていると、冷却
器5に霜が付着する。そこで、制御装置43は、タイマ
ー44で冷却運転開始からの経過時間を計測しており、
この経過時間が予め設定されている霜取運転設定時間
(たとえば、2時間や4時間など)を越えると、霜取運
転を開始する。この様にして、タイマー44は霜取開始
手段として機能している。この霜取運転時には、制御装
置43から凝縮器用送風機8、圧縮機9、冷却器用送風
機6および四方弁12に出力される制御信号により、図
4に図示するように、凝縮器用送風機8および冷却器用
送風機6は停止し、圧縮機9は稼働し、かつ、四方弁1
2は図3に図示する第2位置に切り換えられる。
【0020】すると、圧縮機9から冷媒が吐出され、こ
の比較的高温の冷媒(いわゆるホットガス)は、四方弁
12およびバイパス流路31を通って冷却器5に流入
し、冷却器5を加熱した後に、アキュームレータ23を
通って、圧縮機9の吸込口9bに戻っている。この様に
して冷却器5が加熱されて、冷却器5に付着している霜
が溶け、冷却器5の温度が上昇する。すると、霜取終了
用温度センサー42の検出温度が上昇し、この検出温度
は制御装置43に入力されており、制御装置43はこの
検出温度と予め設定されている霜取終了設定温度(たと
えば、約10℃)とを比較して、検出温度の方が高くな
ると、霜取運転を終了して、前述の冷却運転を開始す
る。この様にして、霜取終了用温度センサー42は霜取
終了手段として機能している。
【0021】前述のように、実施の第1の形態において
は、サーモオフ時に、四方弁12が第2位置に切り換え
られており、冷媒が圧縮機9の吸込口9bから冷却器5
へ流れることを防止することができる。それにともなっ
て、サーモオフ時に、熱負荷となる圧縮機9の潤滑オイ
ルが冷却器5に流れることが減少する。したがって、冷
却器5の温度の上昇率が低下して、冷凍機の稼働率を低
下させることができる。その結果、エネルギーコストを
軽減することができる。
【0022】また、高価な三方弁ではなく安価な四方弁
12を採用しているので、製造コストを軽減させること
ができる。さらに、冷媒流路の変更はないので、既設の
冷凍機にも、簡単に採用することができる。
【0023】次に、本発明における冷凍機の実施の第2
の形態について図5ないし図7を用いて説明する。図5
は冷却運転時における実施の第2の形態の冷凍機の回路
図である。図6は霜取運転時における実施の第2の形態
の冷凍機の回路図である。図7は冷凍機の各機器の作動
状態を説明する説明図である。なお、図6においては、
制御回路は図示が省略されている。また、実施の第2の
形態の説明において、前記実施の第1の形態の構成要素
に対応する構成要素には同一符号を付して、その詳細な
説明は省略する。
【0024】前述の実施の第1の形態においては、逃し
流路37は、四方弁12の第4ポートdから逆圧間回路
38に接続されているが、実施の第2の形態において
は、逃し流路51は、四方弁12の第4ポートdから、
メイン流路16における圧縮機用逆止弁24とアキュー
ムレータ23との間の回路52(以下、「蓄圧間回路5
2」と呼ぶ)に接続されている。また、サーモオフ時に
おいて、実施の第1の形態における制御装置43は、四
方弁12を第2位置に切り換えているが、実施の第2の
形態の制御装置53は、四方弁12を第1位置にしてい
る。したがって、実施の第2の形態における冷却運転時
には、四方弁12は常時第1位置にあり、動作しない。
なお、実施の第2の形態の制御装置53の他の作動は、
実施の第1の形態の制御装置43と同じである。
【0025】この様に、逃し流路51が逆圧間回路38
ではなく、蓄圧間回路52に接続されているので、圧縮
機9の吸込口9bの冷媒は、圧縮機用逆止弁24に阻止
されて、冷却器5に流れることはない。
【0026】前述のように、実施の第2の形態において
は、冷却運転中は、サーモオン時およびサーモオフ時の
両方において、四方弁12は第1位置にあり、四方弁1
2は作動はしないので、実施の第1の形態と比較して、
四方弁12の消費電力を削減することができ、ランニン
グコストを小さくすることができる。さらに、四方弁1
2が消耗することが少なくなり、四方弁12の耐久性が
向上する。
【0027】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)実施の形態において、冷凍機は、冷却貯蔵庫であ
る蓄冷剤凍結庫1に採用されているが、他の用途に採用
することも可能である。
【0028】(2)実施の形態において、アキュームレ
ータ23は2段設けられているが、1段でも可能であ
る。 (3)リキッドインジェクション用流路27を設けない
ことも可能である。
【0029】(4)実施の形態においては、減圧装置は
膨張弁22であるが、他の形式の減圧装置でも可能であ
る。たとえば、キャピラリーチューブ等でも可能であ
る。 (5)実施の形態においては、圧縮機9はロータリー式
であるが、圧縮機9の形式は適宜変更可能である。たと
えば、スクロール式や、レシプロ式などにする事も可能
である。
【0030】(6)実施の第2の形態においては、制御
装置53は、サーモオフ時に四方弁12を第1位置にし
ているが、実施の第1の形態と同様に、四方弁12を第
2位置に切り換えることも可能である。 (7)実施の形態においては、霜取は、冷却運転開始か
らの経過時間が、霜取運転設定時間を越えると開始して
いるが、霜取の開始の時期は適宜変更可能である。たと
えば、冷却運転中における圧縮機の稼働積算時間が、制
御装置に予め設定されている圧縮機稼働設定時間を越え
ると、霜取運転を開始させることも可能である。
【0031】
【発明の効果】本出願の請求項1記載の発明の冷凍機に
よれば、冷却運転時において冷気温度センサーの検出温
度が設定温度以下すなわちサーモオフの際には、第1ポ
ートと第3ポートとを連通させるとともに、第2ポート
と第4ポートとを連通させる様に、四方弁が切り換えら
れている。したがって、サーモオフ時に、冷媒が圧縮機
の吸込口から四方弁を介して冷却器に流れることが少な
くなる。それに伴って、圧縮機内の潤滑オイルが冷却器
に流れることが少なくなり、冷却器の温度の上昇率が低
下して、冷凍機の稼働率を低下させることができる。そ
の結果、エネルギーコストを軽減することができる。
【0032】また、請求項2記載の発明においては、四
方弁の第4ポートから延びている逃し流路が、メイン流
路におけるアキュームレータと逆止弁との間の回路に接
続されている。したがって、従来の様に冷媒が圧縮機の
吸込口から四方弁を介して冷却器に流れることは、逆止
弁で阻止されている。その結果、サーモオフ時などに、
圧縮機内の潤滑オイルが冷却器に流れることが少なくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明における冷凍機が搭載されている
冷却貯蔵庫の断面図である。
【図2】図2は冷却運転中のサーモオン時における実施
の第1の形態の冷凍機の回路図である。
【図3】図3は冷却運転中のサーモオフ時および霜取運
転時における実施の第1の形態の冷凍機の回路図であ
る。
【図4】図4は実施の第1の形態における冷凍機の各機
器の作動状態を説明する説明図である。
【図5】図5は冷却運転時における実施の第2の形態の
冷凍機の回路図である。
【図6】図6は霜取運転時における実施の第2の形態の
冷凍機の回路図である。
【図7】図7は実施の第2の形態における冷凍機の各機
器の作動状態を説明する説明図である。
【図8】図8は従来の冷凍機の各機器の作動状態を説明
する説明図である。
【符号の説明】
a 第1ポート b 第2ポート c 第3ポート d 第4ポート 5 冷却器 7 凝縮器 9 圧縮機 9a 圧縮機の吐出口 9b 圧縮機の吸込口 11 吐出流路 12 四方弁 16 メイン流路 22 膨張弁(減圧装置) 23 アキュームレータ 24 圧縮機用逆止弁 31 バイパス流路 36 膨冷間回路(膨張弁と冷却器との間の回路) 37 逃し流路 38 逆圧間回路(圧縮機用逆止弁と圧縮機との間の回
路) 41 冷気温度センサー 51 逃し流路 52 蓄圧間回路(アキュームレータと逆止弁との間の
回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 秀也 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を圧縮して吐出する圧縮機と、 第1ポート、第2ポート、第3ポートおよび第4ポート
    の4個のポートを具備する四方弁と、 圧縮機の吐出口から四方弁の第1ポートに接続される吐
    出流路と、 四方弁の第2ポートから、凝縮器、減圧装置、冷却器、
    アキュームレータおよび逆止弁を順次経て圧縮機の吸込
    口に接続されるメイン流路と、 四方弁の第3ポートから、メイン流路における減圧装置
    と冷却器との間の回路に接続されるバイパス流路と、 四方弁の第4ポートから、メイン流路における逆止弁と
    圧縮機との間の回路に接続される逃し流路と、 冷却器で冷却されている冷気の温度を検出する冷気温度
    センサーとを備え、 霜取運転時には、第1ポートと第3ポートとを連通させ
    るとともに、第2ポートと第4ポートとを連通させる様
    に四方弁が切り換えられ、かつ、圧縮機が稼働し、 冷却運転時において冷気温度センサーの検出温度が設定
    温度以上の際には、第1ポートと第2ポートとを連通さ
    せるとともに、第3ポートと第4ポートとを連通させる
    様に、四方弁が切り換えられ、かつ、圧縮機が稼働し、 一方、冷却運転時において冷気温度センサーの検出温度
    が設定温度以下の際には、第1ポートと第3ポートとを
    連通させるとともに、第2ポートと第4ポートとを連通
    させる様に、四方弁が切り換えられ、かつ、圧縮機が停
    止していることを特徴とする冷凍機。
  2. 【請求項2】 冷媒を圧縮して吐出する圧縮機と、 第1ポート、第2ポート、第3ポートおよび第4ポート
    の4個のポートを具備する四方弁と、 圧縮機の吐出口から四方弁の第1ポートに接続される吐
    出流路と、 四方弁の第2ポートから、凝縮器、減圧装置、冷却器、
    アキュームレータおよび逆止弁を順次経て圧縮機の吸込
    口に接続されるメイン流路と、 四方弁の第3ポートから、メイン流路における減圧装置
    と冷却器との間の回路に接続されるバイパス流路と、 四方弁の第4ポートから、メイン流路におけるアキュー
    ムレータと逆止弁との間の回路に接続される逃し流路
    と、 冷却器で冷却されている冷気の温度を検出する冷気温度
    センサーとを備え、 霜取運転時には、第1ポートと第3ポートとを連通させ
    るとともに、第2ポートと第4ポートとを連通させる様
    に四方弁が切り換えられ、かつ、圧縮機が稼働し、 冷却運転時において冷気温度センサーの検出温度が設定
    温度以上の際には、第1ポートと第2ポートとを連通さ
    せるとともに、第3ポートと第4ポートとを連通させる
    様に、四方弁が切り換えられ、かつ、圧縮機が稼働し、 また、冷却運転時において冷気温度センサーの検出温度
    が設定温度以下の際には、第2ポートまたは第3ポート
    の一方と第1ポートとを連通させるとともに、第2ポー
    トまたは第3ポートの他方と第4ポートと連通させる様
    に、四方弁が切り換えられ、かつ、圧縮機が停止してい
    ることを特徴とする冷凍機。
JP7853498A 1998-03-12 1998-03-12 冷凍機 Withdrawn JPH11257764A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7093462B2 (en) * 2001-12-19 2006-08-22 Bsh Bosch Und Siemens Hausgeraete Gmbh Multi-way valve and refrigerating machine with multi-way valve
JP2017075764A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 ダイキン工業株式会社 ヒートポンプ式加熱装置

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