JPH11257541A - 配管支持装置 - Google Patents
配管支持装置Info
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- JPH11257541A JPH11257541A JP10071224A JP7122498A JPH11257541A JP H11257541 A JPH11257541 A JP H11257541A JP 10071224 A JP10071224 A JP 10071224A JP 7122498 A JP7122498 A JP 7122498A JP H11257541 A JPH11257541 A JP H11257541A
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- pipe
- elastic block
- rod
- fixed beam
- bolt
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L3/00—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
- F16L3/16—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with special provision allowing movement of the pipe
- F16L3/20—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with special provision allowing movement of the pipe allowing movement in transverse direction
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L3/00—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
- F16L3/14—Hangers in the form of bands or chains
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンパクトで構造簡単にして配管の熱移動を
吸収できるようにする。 【解決手段】 固定ビーム１上に硬質ゴム製の弾性ブロ
ック１２を載置する。弾性ブロック１２の中央部に上下
方向へ貫通するロッド挿通用の孔１５を設ける。又、弾
性ブロック１２の周辺部のコーナ部に上下方向へ貫通す
るボルト挿通用の孔１６を設ける。上端に押え板１４を
固定した吊りロッド１３を弾性ブロック１２のロッド挿
通用の孔１５に上方から通して吊り下げ、押え板１４の
ボルト挿通用の孔１８、弾性ブロック１２のボルト挿通
用の孔１６、固定ビーム１のボルト挿通用の孔１７に、
ボルト１９を通して、弾性ブロック１２を固定ビーム１
上に支持させる。吊りロッド１３下端の配管支持具７を
配管８に取り付ける。配管８の移動を弾性ブロック１２
で吸収する。
吸収できるようにする。 【解決手段】 固定ビーム１上に硬質ゴム製の弾性ブロ
ック１２を載置する。弾性ブロック１２の中央部に上下
方向へ貫通するロッド挿通用の孔１５を設ける。又、弾
性ブロック１２の周辺部のコーナ部に上下方向へ貫通す
るボルト挿通用の孔１６を設ける。上端に押え板１４を
固定した吊りロッド１３を弾性ブロック１２のロッド挿
通用の孔１５に上方から通して吊り下げ、押え板１４の
ボルト挿通用の孔１８、弾性ブロック１２のボルト挿通
用の孔１６、固定ビーム１のボルト挿通用の孔１７に、
ボルト１９を通して、弾性ブロック１２を固定ビーム１
上に支持させる。吊りロッド１３下端の配管支持具７を
配管８に取り付ける。配管８の移動を弾性ブロック１２
で吸収する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は配管の自重を支え且
つ配管の熱移動を吸収するように支持するための配管支
持装置に関するものである。
つ配管の熱移動を吸収するように支持するための配管支
持装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】順次継ぎ足して行かれる配管は、配管の
途中位置を所要の間隔で配管支持装置にて支持するよう
にしてある。
途中位置を所要の間隔で配管支持装置にて支持するよう
にしてある。
【０００３】特に、配管支持装置は、配管の自重を受け
ると共に、配管内を流通する流体の温度による配管の熱
移動に対処できるものでなければならない。配管支持装
置で上記配管の熱移動を拘束すると、熱移動による反力
が該配管支持装置に作用することになる。そのため、従
来の配管支持装置としては、配管の熱移動に追従してそ
の変位を吸収するようにしたもの、配管の熱移動を拘束
して熱移動による反力に耐え得るようにしたものが提案
されている。
ると共に、配管内を流通する流体の温度による配管の熱
移動に対処できるものでなければならない。配管支持装
置で上記配管の熱移動を拘束すると、熱移動による反力
が該配管支持装置に作用することになる。そのため、従
来の配管支持装置としては、配管の熱移動に追従してそ
の変位を吸収するようにしたもの、配管の熱移動を拘束
して熱移動による反力に耐え得るようにしたものが提案
されている。
【０００４】前者の配管の熱移動を吸収するようにした
配管支持装置としては、図５に一例を示す如きスプリン
グハンガー式のものがあり、又、後者の配管の熱移動を
拘束するようにした配管支持装置としては、図６に概略
を示す如き剛構造としたものがある。
配管支持装置としては、図５に一例を示す如きスプリン
グハンガー式のものがあり、又、後者の配管の熱移動を
拘束するようにした配管支持装置としては、図６に概略
を示す如き剛構造としたものがある。
【０００５】図５に示す如きスプリングハンガー式の配
管支持装置は、固定ビーム１上に設置したケーシング２
内に圧縮スプリング３を内蔵させ、該圧縮スプリング３
の上端側に係合させたプレート４に吊りロッド５の上端
を固定し、スプリング３に抗して吊りロッド５を引き下
げるようにしたスプリングハンガー６を用い、スプリン
グハンガー６の該吊りロッド５の下端に配管支持具７を
連結し、該配管支持具７を配管８の途中に取り付けて配
管８を吊下げ支持するようにしたものであり、配管８の
自重は吊りロッド５を介してスプリング３で受け、且つ
配管８の熱移動も吊りロッド５を介してスプリング３の
弾力で吸収するようにしてある。
管支持装置は、固定ビーム１上に設置したケーシング２
内に圧縮スプリング３を内蔵させ、該圧縮スプリング３
の上端側に係合させたプレート４に吊りロッド５の上端
を固定し、スプリング３に抗して吊りロッド５を引き下
げるようにしたスプリングハンガー６を用い、スプリン
グハンガー６の該吊りロッド５の下端に配管支持具７を
連結し、該配管支持具７を配管８の途中に取り付けて配
管８を吊下げ支持するようにしたものであり、配管８の
自重は吊りロッド５を介してスプリング３で受け、且つ
配管８の熱移動も吊りロッド５を介してスプリング３の
弾力で吸収するようにしてある。
【０００６】一方、図６に示す如き配管支持装置は、固
定ビーム１の下面に、配管８を載せて支持させるための
配管支持部材９を箱型として固定し、且つ該配管支持部
材９を剛構造として配管８の支持強度を高めるようにし
たものである。
定ビーム１の下面に、配管８を載せて支持させるための
配管支持部材９を箱型として固定し、且つ該配管支持部
材９を剛構造として配管８の支持強度を高めるようにし
たものである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図５に示す
配管支持装置の場合は、スプリングハンガー６のスプリ
ング３の弾力により配管８の熱移動吸収には優れている
が、スプリング３の強い弾発力により、配管８から配管
支持具７を取り外したときに該配管支持具７が急激に引
き上げられるおそれがあると共に、配管支持具７を配管
８に取り付けて配管の支持を行うときには強い力で配管
支持具７を引き下げた状態で配管支持具７を配管８に取
り付けなければならず、配管８への取付け、取外しが大
変である。そのため、スプリングハンガー６のケーシン
グ２に、プリセットピース１０を出入自在に備え、配管
支持具７を配管８へ取り付けるときや、配管８から配管
支持具７を取り外すときに、スプリング３が圧縮された
状態に保持されるようにプリセットピース１０をスプリ
ング３の間に挿入するようにすることが行われているた
め、コスト高となっていると共に、構造も複雑なものと
なっている。
配管支持装置の場合は、スプリングハンガー６のスプリ
ング３の弾力により配管８の熱移動吸収には優れている
が、スプリング３の強い弾発力により、配管８から配管
支持具７を取り外したときに該配管支持具７が急激に引
き上げられるおそれがあると共に、配管支持具７を配管
８に取り付けて配管の支持を行うときには強い力で配管
支持具７を引き下げた状態で配管支持具７を配管８に取
り付けなければならず、配管８への取付け、取外しが大
変である。そのため、スプリングハンガー６のケーシン
グ２に、プリセットピース１０を出入自在に備え、配管
支持具７を配管８へ取り付けるときや、配管８から配管
支持具７を取り外すときに、スプリング３が圧縮された
状態に保持されるようにプリセットピース１０をスプリ
ング３の間に挿入するようにすることが行われているた
め、コスト高となっていると共に、構造も複雑なものと
なっている。
【０００８】一方、図６に示す配管支持装置の場合は、
配管８の熱移動を支持部材９で拘束するものであるた
め、配管８の熱移動を拘束することにより生じる熱反力
が支持部材９に作用するのに耐えられるようにするため
に、該支持部材９を大きくして高剛性なものとする必要
があると共に支持装置全体を支持する基礎や架構にも大
きな反力が作用する問題があり、又、配管８の熱移動が
下方向へ生じた場合は、支持部材９がその熱移動を拘束
することから配管８の下側が変形するおそれがあり、図
６に示すように支持部材９と配管８との間に補強板１１
を必要とするという問題もある。
配管８の熱移動を支持部材９で拘束するものであるた
め、配管８の熱移動を拘束することにより生じる熱反力
が支持部材９に作用するのに耐えられるようにするため
に、該支持部材９を大きくして高剛性なものとする必要
があると共に支持装置全体を支持する基礎や架構にも大
きな反力が作用する問題があり、又、配管８の熱移動が
下方向へ生じた場合は、支持部材９がその熱移動を拘束
することから配管８の下側が変形するおそれがあり、図
６に示すように支持部材９と配管８との間に補強板１１
を必要とするという問題もある。
【０００９】そこで、本発明は、配管支持構造を決める
際に必要とされる配管の自重を受けることと、熱移動に
よる反力を最小にする、という２つの目的を考慮して、
剛構造とすることなく簡単な構成で配管の熱移動を吸収
することができるような配管支持装置を提供しようとす
るものである。
際に必要とされる配管の自重を受けることと、熱移動に
よる反力を最小にする、という２つの目的を考慮して、
剛構造とすることなく簡単な構成で配管の熱移動を吸収
することができるような配管支持装置を提供しようとす
るものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、固定ビーム上に、中央部と周辺部の複数
個所とに上下方向へ貫通する孔を穿設した硬質ゴム製の
弾性ブロックを載置し、上端に押え板を固定した吊りロ
ッドを弾性ブロック中央部のロッド挿通用の孔に上方か
ら挿通させて吊り下げると共に、上記押え板に通したボ
ルトを、上記弾性ブロック周辺部のボルト挿通用の孔に
挿通させて下端部を固定ビームに固定することにより、
該弾性ブロックを上下方向へ伸縮自在に該固定ビーム上
に支持させ、且つ上記吊りロッドの下端に取り付けた配
管支持具を配管に取り付けて配管の支持を行うようにし
た構成とし、又、弾性ブロックを、複数枚の硬質ゴムの
板を積層したものとしたり、弾性ブロック周辺部の孔に
ボルトを挿通させて下端部を固定ビームに固定すること
に代え、固定ビームに上向きにボルト又はロッドを固定
して、弾性ブロック周辺部のボルト挿通用の孔に挿通さ
せるようにしたりすることができる。
決するために、固定ビーム上に、中央部と周辺部の複数
個所とに上下方向へ貫通する孔を穿設した硬質ゴム製の
弾性ブロックを載置し、上端に押え板を固定した吊りロ
ッドを弾性ブロック中央部のロッド挿通用の孔に上方か
ら挿通させて吊り下げると共に、上記押え板に通したボ
ルトを、上記弾性ブロック周辺部のボルト挿通用の孔に
挿通させて下端部を固定ビームに固定することにより、
該弾性ブロックを上下方向へ伸縮自在に該固定ビーム上
に支持させ、且つ上記吊りロッドの下端に取り付けた配
管支持具を配管に取り付けて配管の支持を行うようにし
た構成とし、又、弾性ブロックを、複数枚の硬質ゴムの
板を積層したものとしたり、弾性ブロック周辺部の孔に
ボルトを挿通させて下端部を固定ビームに固定すること
に代え、固定ビームに上向きにボルト又はロッドを固定
して、弾性ブロック周辺部のボルト挿通用の孔に挿通さ
せるようにしたりすることができる。
【００１１】配管が熱移動を生じると、弾性ブロックの
短縮により配管の移動が拘束されることなく行われるこ
とになり、配管の移動を吸収できる。弾性ブロックであ
るため、構造が簡単でコンパクト化が図れる。
短縮により配管の移動が拘束されることなく行われるこ
とになり、配管の移動を吸収できる。弾性ブロックであ
るため、構造が簡単でコンパクト化が図れる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【００１３】図１（イ）（ロ）（ハ）は本発明の実施の
一形態を示すもので、固定ビーム１上に、硬質ゴム製弾
性ブロック１２を載置し、該弾性ブロック１２の上面に
吊りロッド１３付きの押え板１４を載せて、該吊りロッ
ド１３を弾性ブロック１２の中央部を貫通させて下方へ
延長させ、且つ該吊りロッド１３の下端部に配管支持具
７を支持させ、該配管支持具７を配管８に取り付けて配
管８の支持を行うようにし、配管８の自重及び熱移動を
弾性ブロック１２で受けるようにする。
一形態を示すもので、固定ビーム１上に、硬質ゴム製弾
性ブロック１２を載置し、該弾性ブロック１２の上面に
吊りロッド１３付きの押え板１４を載せて、該吊りロッ
ド１３を弾性ブロック１２の中央部を貫通させて下方へ
延長させ、且つ該吊りロッド１３の下端部に配管支持具
７を支持させ、該配管支持具７を配管８に取り付けて配
管８の支持を行うようにし、配管８の自重及び熱移動を
弾性ブロック１２で受けるようにする。
【００１４】詳述すると、所要厚みに成形した硬質ゴム
製の弾性ブロック１２の中央部に、上下方向へ貫通する
ロッド挿通用の孔１５を吊りロッド１３の径よりも大き
い内径で穿設すると共に、弾性ブロック１２の周辺部の
コーナ部に、上下方向に貫通するボルト挿通用の孔１６
をそれぞれ穿設してなり、該弾性ブロック１２を固定ビ
ーム１上に載置して、既に固定ビーム１に上記弾性ブロ
ック１２のコーナ部の各ボルト挿通用の孔１６に対応さ
せて穿設してある孔１７に、弾性ブロック１２のボルト
挿通用の孔１６を一致させ、又、上記弾性ブロック１２
の各コーナ部のボルト挿通用の孔１６に対応させて各コ
ーナ部にボルト挿通用の孔１８を形成した押え板１４
を、吊りロッド１３を弾性ブロック１２中央部のロッド
挿通用の孔１５に通しながら該弾性ブロック１２の上面
に載せ、該押え板１４と弾性ブロック１２と固定ビーム
１の各連通するボルト挿通用の孔１８，１６，１７に、
上方よりボルト１９を通した後、固定ビーム１の下面側
でナット２０を螺合することにより、固定ビーム１上に
弾性ブロック１２を保持させるようにし、該弾性ブロッ
ク１２を介して吊りロッド１３を吊り下げ支持させるよ
うにする。
製の弾性ブロック１２の中央部に、上下方向へ貫通する
ロッド挿通用の孔１５を吊りロッド１３の径よりも大き
い内径で穿設すると共に、弾性ブロック１２の周辺部の
コーナ部に、上下方向に貫通するボルト挿通用の孔１６
をそれぞれ穿設してなり、該弾性ブロック１２を固定ビ
ーム１上に載置して、既に固定ビーム１に上記弾性ブロ
ック１２のコーナ部の各ボルト挿通用の孔１６に対応さ
せて穿設してある孔１７に、弾性ブロック１２のボルト
挿通用の孔１６を一致させ、又、上記弾性ブロック１２
の各コーナ部のボルト挿通用の孔１６に対応させて各コ
ーナ部にボルト挿通用の孔１８を形成した押え板１４
を、吊りロッド１３を弾性ブロック１２中央部のロッド
挿通用の孔１５に通しながら該弾性ブロック１２の上面
に載せ、該押え板１４と弾性ブロック１２と固定ビーム
１の各連通するボルト挿通用の孔１８，１６，１７に、
上方よりボルト１９を通した後、固定ビーム１の下面側
でナット２０を螺合することにより、固定ビーム１上に
弾性ブロック１２を保持させるようにし、該弾性ブロッ
ク１２を介して吊りロッド１３を吊り下げ支持させるよ
うにする。
【００１５】上記吊りロッド１３の下端部には、２つ割
れ型とした配管支持具７を着脱自在に取り付け、該配管
支持具７を配管８の途中に取り付けて、配管８の支持を
行うようにする。
れ型とした配管支持具７を着脱自在に取り付け、該配管
支持具７を配管８の途中に取り付けて、配管８の支持を
行うようにする。
【００１６】なお、押え板１４と吊りロッド１３との固
定方式は、該押え板１４の下面に吊りロッド１３の上端
を溶接することにより固定するようにしてもよく、又、
押え板１４の中央部に孔をあけて吊りロッド１３の上端
部を貫通させ、更に、該吊りロッド１３の上端部外周に
雄ねじを刻設してナットを螺合させることにより固定す
るようにしてもよい。
定方式は、該押え板１４の下面に吊りロッド１３の上端
を溶接することにより固定するようにしてもよく、又、
押え板１４の中央部に孔をあけて吊りロッド１３の上端
部を貫通させ、更に、該吊りロッド１３の上端部外周に
雄ねじを刻設してナットを螺合させることにより固定す
るようにしてもよい。
【００１７】配管８の自重は配管支持具７、吊りロッド
１３を介して弾性ブロック１２で受けられる。又、配管
８内を流通する流体の温度による配管８の熱移動により
下方向へ移動するときは、硬質ゴムを用いた弾性ブロッ
ク１２が縮むことにより配管８の移動を拘束することが
なく、配管の移動量を弾性ブロック１２の弾性力で吸収
することができる。
１３を介して弾性ブロック１２で受けられる。又、配管
８内を流通する流体の温度による配管８の熱移動により
下方向へ移動するときは、硬質ゴムを用いた弾性ブロッ
ク１２が縮むことにより配管８の移動を拘束することが
なく、配管の移動量を弾性ブロック１２の弾性力で吸収
することができる。
【００１８】次に、図２は本発明の実施の他の形態を示
すもので、硬質ゴムによる弾性ブロック１２を、複数の
弾性ゴム板１２ａを積層してなる構成としたものであ
り、その他の構成は図１に示したものと同じである。
すもので、硬質ゴムによる弾性ブロック１２を、複数の
弾性ゴム板１２ａを積層してなる構成としたものであ
り、その他の構成は図１に示したものと同じである。
【００１９】この実施の形態のように、弾性ブロック１
２を複数枚の硬質ゴム板１２ａの積層体とすると、ボル
ト挿通用の孔１６やロッド挿通用の孔１５等の加工が容
易で、弾性ブロック１２の成形が容易になると共に、積
層枚数を増減することができて配管８の自重や熱移動量
に応じて調整が容易にできることになる。
２を複数枚の硬質ゴム板１２ａの積層体とすると、ボル
ト挿通用の孔１６やロッド挿通用の孔１５等の加工が容
易で、弾性ブロック１２の成形が容易になると共に、積
層枚数を増減することができて配管８の自重や熱移動量
に応じて調整が容易にできることになる。
【００２０】なお、本発明は上記した実施の形態のみに
限定されるものではなく、たとえば、硬質ゴムを用いた
弾性ブロック１２にボルト挿通用の孔１６を設けて、該
ボルト挿通用の孔１６に通したボルト１９に規制されて
弾性ブロック１２が上下方向に伸縮するようにした場合
を示したが、図３に示す如く固定ビーム１上に立てたロ
ッド２１、又は図４に示す如く固定ビーム１に上向きに
固定したボルト２２に、弾性ブロック１２のボルト挿通
用の孔１６を通して該弾性ブロック１２を固定ビーム１
上に落し込んで載置させるようにし、更に、上記ロッド
２１又はボルト２２の上端部に押え板１４のボルト挿通
用の孔１８を嵌めて弾性ブロック１２上に押え板１４を
セットするようにしてもよいこと、その他本発明の要旨
を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
限定されるものではなく、たとえば、硬質ゴムを用いた
弾性ブロック１２にボルト挿通用の孔１６を設けて、該
ボルト挿通用の孔１６に通したボルト１９に規制されて
弾性ブロック１２が上下方向に伸縮するようにした場合
を示したが、図３に示す如く固定ビーム１上に立てたロ
ッド２１、又は図４に示す如く固定ビーム１に上向きに
固定したボルト２２に、弾性ブロック１２のボルト挿通
用の孔１６を通して該弾性ブロック１２を固定ビーム１
上に落し込んで載置させるようにし、更に、上記ロッド
２１又はボルト２２の上端部に押え板１４のボルト挿通
用の孔１８を嵌めて弾性ブロック１２上に押え板１４を
セットするようにしてもよいこと、その他本発明の要旨
を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
【００２１】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の配管支持装置
によれば、固定ビーム上に、中央部と周辺部の複数個所
とに上下方向へ貫通する孔を穿設した硬質ゴム製の弾性
ブロックを載置して、該弾性ブロックの周辺部の孔にボ
ルト又はロッドを通して固定ビームに弾性ブロックを支
持させると共に、該弾性ブロックの中央部の孔に、上端
に押え板を固定した吊りロッドを上方より挿通させて吊
り下げ、且つ該吊りロッドの下端部に着脱自在に取り付
けた配管支持具を配管に取り付けて、配管の支持を行う
ようにしてあるので、硬質ゴムによる弾性体によりスプ
リングハンガーの目的を持って配管の熱移動を吸収でき
る上に、配管支持装置として非常にコンパクトなものと
することができ、従来のスプリングハンガーの場合の如
き複雑な構造となることがなくて、メンテナンスの容易
さ、安価な製作を図ることができ、又、弾性ブロックを
積層構造とすることにより、吊りロッドやボルト等の挿
通用の孔の穿設が容易になると共に、硬質ゴムの板の枚
数を任意に変えることができて弾性力の調整が簡単にで
きる、という優れた効果を奏し得る。
によれば、固定ビーム上に、中央部と周辺部の複数個所
とに上下方向へ貫通する孔を穿設した硬質ゴム製の弾性
ブロックを載置して、該弾性ブロックの周辺部の孔にボ
ルト又はロッドを通して固定ビームに弾性ブロックを支
持させると共に、該弾性ブロックの中央部の孔に、上端
に押え板を固定した吊りロッドを上方より挿通させて吊
り下げ、且つ該吊りロッドの下端部に着脱自在に取り付
けた配管支持具を配管に取り付けて、配管の支持を行う
ようにしてあるので、硬質ゴムによる弾性体によりスプ
リングハンガーの目的を持って配管の熱移動を吸収でき
る上に、配管支持装置として非常にコンパクトなものと
することができ、従来のスプリングハンガーの場合の如
き複雑な構造となることがなくて、メンテナンスの容易
さ、安価な製作を図ることができ、又、弾性ブロックを
積層構造とすることにより、吊りロッドやボルト等の挿
通用の孔の穿設が容易になると共に、硬質ゴムの板の枚
数を任意に変えることができて弾性力の調整が簡単にで
きる、という優れた効果を奏し得る。
【図１】本発明の配管支持装置の実施の一形態を示すも
ので、（イ）は概略正面図、（ロ）は概略側面図、
（ハ）は（イ）のＡ−Ａ矢視図である。
ので、（イ）は概略正面図、（ロ）は概略側面図、
（ハ）は（イ）のＡ−Ａ矢視図である。
【図２】本発明の配管支持装置の実施の他の形態を示す
弾性ブロック部の概略正面図である。
弾性ブロック部の概略正面図である。
【図３】本発明の配管支持装置の実施の更に他の形態を
示す弾性ブロック部の概略正面図である。
示す弾性ブロック部の概略正面図である。
【図４】本発明の配管支持装置の実施の別の形態を示す
弾性ブロック部の概略正面図である。
弾性ブロック部の概略正面図である。
【図５】従来のスプリングハンガー式の配管支持装置の
一例の概略を示す一部切断正面図である。
一例の概略を示す一部切断正面図である。
【図６】従来の配管の熱移動拘束型の配管支持装置の一
例を示す概略図である。
例を示す概略図である。
１ 固定ビーム ７ 配管支持具 ８ 配管 １２ 弾性ブロック １２ａ 硬質ゴム板 １３ 吊りロッド １４ 押え板 １５ ロッド挿通用の孔 １６，１７，１８ ボルト挿通用の孔 １９ ボルト ２１ ロッド ２２ ボルト
Claims (3)
- 【請求項１】 固定ビーム上に、中央部と周辺部の複数
個所とに上下方向へ貫通する孔を穿設した硬質ゴム製の
弾性ブロックを載置し、上端に押え板を固定した吊りロ
ッドを弾性ブロック中央部のロッド挿通用の孔に上方か
ら挿通させて吊り下げると共に、上記押え板に通したボ
ルトを、上記弾性ブロック周辺部のボルト挿通用の孔に
挿通させて下端部を固定ビームに固定することにより、
該弾性ブロックを上下方向へ伸縮自在に該固定ビーム上
に支持させ、且つ上記吊りロッドの下端に取り付けた配
管支持具を配管に取り付けて配管の支持を行うようにし
たことを特徴とする配管支持装置。 - 【請求項２】 弾性ブロックを、複数枚の硬質ゴムの板
を積層したものとした請求項１記載の配管支持装置。 - 【請求項３】 弾性ブロック周辺部の孔にボルトを挿通
させて下端部を固定ビームに固定することに代え、固定
ビームに上向きにボルト又はロッドを固定して、弾性ブ
ロック周辺部のボルト挿通用の孔に挿通させるようにし
た請求項１又は２記載の配管支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10071224A JPH11257541A (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | 配管支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10071224A JPH11257541A (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | 配管支持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11257541A true JPH11257541A (ja) | 1999-09-21 |
Family
ID=13454505
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10071224A Pending JPH11257541A (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | 配管支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11257541A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010097483A1 (es) | 2009-02-27 | 2010-09-02 | Juntas Y Compensadores, S.L. | Dispositivo para soportar tuberias industriales |
| CN104930262A (zh) * | 2015-06-18 | 2015-09-23 | 中国能源建设集团广东省电力设计研究院有限公司 | 锅炉热一次风管道吊架布置结构 |
| CN105570551A (zh) * | 2016-03-03 | 2016-05-11 | 中国能源建设集团江苏省电力设计院有限公司 | 转轴式双向复合运动吊板装置 |
| CN111677937A (zh) * | 2020-06-24 | 2020-09-18 | 程效银 | 一种基于bim技术的建筑给排水管道铺设用承托结构 |
-
1998
- 1998-03-06 JP JP10071224A patent/JPH11257541A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010097483A1 (es) | 2009-02-27 | 2010-09-02 | Juntas Y Compensadores, S.L. | Dispositivo para soportar tuberias industriales |
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| CN105570551A (zh) * | 2016-03-03 | 2016-05-11 | 中国能源建设集团江苏省电力设计院有限公司 | 转轴式双向复合运动吊板装置 |
| CN111677937A (zh) * | 2020-06-24 | 2020-09-18 | 程效银 | 一种基于bim技术的建筑给排水管道铺设用承托结构 |
| CN111677937B (zh) * | 2020-06-24 | 2021-10-15 | 山东坚瑞建设股份有限公司 | 一种基于bim技术的建筑给排水管道铺设用承托结构 |
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