JPH11257498A - 気密容器の気密機構と気密容器 - Google Patents

気密容器の気密機構と気密容器

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JPH11257498A
JPH11257498A JP5915898A JP5915898A JPH11257498A JP H11257498 A JPH11257498 A JP H11257498A JP 5915898 A JP5915898 A JP 5915898A JP 5915898 A JP5915898 A JP 5915898A JP H11257498 A JPH11257498 A JP H11257498A
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JP
Japan
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packing
airtight
door
opening
groove
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JP5915898A
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Chihiro Kinebuchi
千広 杵渕
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Chiyoda Manufacturing Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凹溝内でパッキンを摺動させず、またパッキ
ン自体の構造が簡単な気密容器の気密機構を提供する。 【解決手段】 扉54により滅菌室52の開口部56が
密閉される滅菌装置10の気密機構20において、滅菌
室52の開口部56の周縁に形成された環状の凹溝58
と、凹溝58の開口部の両口縁に、凹溝58に沿って設
けられたパッキン保持部24と、環状の外形を有して凹
溝58の開口部全体を覆うように配され、両側縁がパッ
キン保持部24で保持されたシート状パッキン18とを
具備する。そして凹溝58とパッキン18との間の空間
22内に高圧の作動流体を供給してパッキン18を膨出
させ、凹溝58と対向する扉54と接触させることによ
り滅菌室52の開口部56を密閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉により気密室の
開口部が閉塞される気密容器の気密機構とこの気密機構
を有する気密容器に関する。
【0002】
【従来の技術】扉により開口部が閉塞されることによっ
て内部が気密状態となる気密室を有する容器、つまり気
密容器としては、圧力容器、保温・保冷容器等、種々の
ものがあるが、一例として圧力容器の範疇に含まれる高
圧滅菌器を用いてその構成や作用について説明する。高
圧滅菌器は、気密室としての滅菌室の内部にリネンや手
術器機等の医療機材を収納し、滅菌室の開口部を扉で閉
塞した後に、滅菌室の内部に高圧の蒸気を供給して医療
機材の滅菌を行うものである。そして、滅菌室内に高圧
の蒸気を供給する関係上、滅菌室の開口部を扉でもって
密閉すべく滅菌室と扉との間は気密性を保つ必要があ
り、この滅菌室と扉との間の気密機構には一般的にパッ
キンが使用されている。次に、従来のパッキンを用いた
気密機構の構成について説明する。この気密機構50は
図7に示すように、滅菌室52の扉54で閉塞される開
口部56の周縁にわたって形成された凹溝58と、凹溝
58内部に摺動可能に配された環状のゴム製パッキン6
0とから成る。
【0003】この気密機構の動作は、滅菌室52の開口
部56を扉54で閉じた後、凹溝58内に圧縮空気等の
作動流体を供給することによってパッキン60の背面
(凹溝58内部の端面)に圧力を加える。すると、パッ
キン60は扉54側に向けて凹溝58内を摺動し、その
扉54側の端面(外側端面)が凹溝58から突出して扉
54の凹溝58に対応する部位に押し当てられて密着す
る。なお、扉54は閉じた際に、扉54と滅菌室52と
間に設けられた公知のロック機構により開放されない状
態に保持されるため、押し当てられたパッキン60との
間に隙間が生じないようになる。これにより、扉54と
滅菌室52との間の気密性が保たれ、滅菌室52が気密
状態となる。また、扉54を開放する際には、凹溝58
内部の作動流体をポンプ等で引き、減圧する。これによ
り、突出したパッキン60は凹溝58内部に引き戻さ
れ、パッキン60の先端が扉54から離反して気密状態
が解除される。その後、扉54と滅菌室52とのロック
状態を解除することによって、扉54を開くことができ
る。
【0004】しかしながら、この滅菌装置の気密機構で
は、凹溝58内部でパッキン60が摺動しつつ突出入す
る構造であるために、パッキン60の凹溝58の内壁面
との接触面が磨耗しやすい。そして当該接触面が磨耗す
ると、凹溝58との間に隙間が生じて作動流体が漏れだ
し、凹溝58内の加圧が十分に行えず、パッキン60の
押しつけ力が低下して扉54との間の気密性が確保でき
なくなる。このために、パッキン60の交換を頻繁に行
わなければならないという課題がある。そこで、近年で
はこの凹溝58内でパッキン60を摺動させることなく
気密性を確保するという気密機構が開発されている。こ
の気密機構は特開平8-164187号等に開示されるものであ
り、図8に示すようにパッキン60を環状のチューブ体
で形成して凹溝58内に配置し、パッキン60の内部に
直接、作動流体を供給したり排出したりすることによっ
てパッキン60を膨張させたり、収縮させ、扉54との
間の気密性を確保し、また気密性を解除する構成として
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
気密容器の気密機構にも、次のような課題がある。チュ
ーブ体で形成したパッキン60には作動流体を出し入れ
するための供給管62をその周面に接続しなければなら
ず、構造が複雑となって製作に手間がかかり、パッキン
60の単価が高くなるという課題がある。
【0006】従って、本発明は上記課題を解決すべくな
され、その目的とするところは、凹溝内でパッキンを摺
動させず、またパッキン自体の構造が簡単な気密容器の
気密機構とそれを用いた気密容器を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1の気密容器の気密機構は、扉
により気密室の開口部が密閉される気密容器の気密機構
において、前記気密室の開口部の周縁若しくは前記扉の
該気密室の開口部の周縁に対応する部位に形成された環
状の凹溝と、該凹溝の開口部の両口縁に、凹溝に沿って
設けられたパッキン保持部と、環状の外形を有して前記
凹溝の開口部全体を覆うように配され、両側縁が前記パ
ッキン保持部で保持されたシート状パッキンとを具備
し、前記凹溝と前記パッキンとの間の空間内に高圧の作
動流体を供給して該パッキンを膨出させ、凹溝と対向す
る前記扉若しくは前記気密室の部位と接触させることに
より気密室の開口部を密閉することを特徴とする。これ
により、パッキンは凹溝内で摺動しないため、凹溝との
間の摩擦によって磨耗するということがなくなる。ま
た、凹溝の内周面の一部に作動流体の供給口を設けてお
くことによってパッキン自体に作動流体の供給管を設け
なくてもよく、パッキンの構造が簡単になる。
【0008】また、前記パッキンは具体的には、弾性シ
ートを用いて形成される。さらに、前記弾性シート中に
弾性変形可能な剛性材を介装しても良く、これによりパ
ッキンの剛性が向上し、気密室内の圧力が高圧力や逆に
負圧になった場合でもこの圧力によってパッキンの一部
が変形して外部と連通することを有効に防止できる。従
って、高圧下でも、また負圧下でも高い気密性が確保で
きる。
【0009】また、請求項4の気密容器では、扉と、該
扉により開口部が密閉される気密室とを具備する気密容
器において、前記扉と前記気密室との間に設けられ、該
扉により閉塞された該気密室の内部の気密性を確保する
ための請求項1、2または3記載の気密容器の気密機構
と、前記凹溝と前記パッキンとの間の空間内に高圧の作
動流体を供給して該パッキンを膨出させ、凹溝と対向す
る前記扉若しくは前記気密室の部位に押し付ける流体供
給手段とを具備することを特徴とする。これにより、パ
ッキンは凹溝内で摺動しないため、凹溝との間の摩擦に
よって磨耗するということがなくなる。このためパッキ
ンの交換サイクルが長くなり、気密容器全体の維持コス
トの低減が図れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る気密容器の気
密機構と気密容器の好適な実施の形態を添付図面に基づ
いて詳細に説明する。一例として気密容器の内、圧力容
器の一種である滅菌器(若しくは滅菌装置)を用いて説
明するが、本実施の形態で説明する気密容器の気密機構
は一般的な圧力容器にも適用できることは当然であり、
また内部が高圧とならずに保管のために内容物を外部か
ら遮断させる保温・保冷容器や防塵容器、また内部を減
圧して負圧にする気密容器にも適用可能である。なお、
ここで「容器」とは物や者を収納する機能を有するもの
であり、外形の大小は問わない。よって、被滅菌物を収
納する滅菌器若しくは大型な滅菌装置や、物を保温・保
冷庫若しくはより大きな保温・保冷倉庫、気密室内への
外部からの塵や埃の侵入を防止する防塵容器若しくはよ
り大型な気密室内の塵や埃を排除するクリーンルームな
どもこの「容器」の概念に含まれるものとする。
【0011】まず、図1を用いて滅菌装置10について
説明する。滅菌装置10の筐体12内には気密室として
の滅菌室52が設けられており、筐体12には扉54が
開閉自在にヒンジ14等を用いて取り付けられている。
この扉54によって、滅菌室52の開口部56が閉塞さ
れる。また、筐体12の正面には温度や湿度、圧力、時
間等を設定するための操作パネル16が設けられてい
る。なお、図示はしないが、扉54には公知のロック機
構が設けられており、開口部56を閉塞した際にロック
機構を作動させれば、扉54が開かなくなる。そして、
扉54を閉塞した際に、扉54の内面54aと接触し、
あるいは接近する開口部56の周縁には、開口部56の
口縁を取り囲むようにパッキン18が取り付けられてお
り、このパッキン18によって滅菌室52の気密性が確
保され、滅菌室52が密閉される。
【0012】さらに詳細に、パッキン18を含む滅菌装
置10の気密機構20について説明する。気密機構20
は、滅菌室52の開口部56の周縁に、開口部56を取
り囲むように設けられた環状の凹溝58と、凹溝58の
開口部の両口縁に、凹溝58に沿って設けられたパッキ
ン保持部24と、環状の外形を有して凹溝58の開口部
全体を覆うように配され、両側縁がパッキン保持部24
で保持されたシート状パッキン18とを有している。そ
して凹溝58の開口部はパッキン保持部24で保持され
たパッキン18によって気密され、凹溝58の内壁面と
パッキン18との間で作動流体が供給される密閉された
空間22が形成される。また、パッキン18は弾性シー
トを用いて、凹溝58全体の平面形状に合わせた外形に
形成する必要があり、図1の場合には開口部56が四角
形であるため、ロ字状に形成されている。よって、開口
部56が円形等、他の形状の場合にはそれに合わせてパ
ッキン18も円形等の形状とする。弾性シートの材質に
は、天然ゴム、クロロプレンやニトリル等の合成ゴム
等、弾性変形可能な樹脂が使用可能である。
【0013】また、凹溝58の一部には、凹溝58の内
壁面に開口する供給路26が形成されており、この供給
路26は滅菌装置10の内部若しくは外部に配置された
流体供給手段28に接続されている。この流体供給手段
28は、凹溝58とパッキン18との間の空間22内に
高圧の作動流体を供給してパッキン18を膨出させ、凹
溝58と対向する扉54の部位と接触させることにより
滅菌室52の開口部56を密閉させる。また、空間22
内に供給された作動流体は、不図示の排出機構によって
排出可能であり、作動流体が排出された場合には膨出し
たパッキン18は萎み、滅菌室52の開口部56の密閉
状態が解除される。なお、流体供給手段28が排出機能
を有する場合には排出機構を兼ねるようにしても良い。
流体供給手段28は電動ポンプを使用して構成できる。
作動流体としては加圧空気や液体、またはゲル状の充填
材が使用される。
【0014】次に、この気密機構20の動作について説
明する。まず、扉54で滅菌室52を気密する場合に
は、凹溝58とパッキン18との間で形成された空間2
2内に、供給路26を介して流体供給手段28から高圧
の作動流体を供給する。これにより、加圧状態で供給さ
れた作動流体から内面に圧力を受けたパッキン18は外
方へ弾性変形して膨出し、凹溝58の開口部分の前方へ
突出する。これにより、パッキン18の突出した先端部
分の外面が扉54の内面と密着し、滅菌室52の開口部
は扉54によって気密性が確保された状態で閉塞され
る。また、扉54を開ける場合には、逆に凹溝58とパ
ッキン18との間の空間22内に供給された作動流体を
排出機構によって強制的に引き抜く。これにより、空間
22の内部が負圧となり、突出したパッキン18は萎
み、パッキン18と扉54の内面との密着状態が解除さ
れる。
【0015】このように、気密機構20の一部を成すパ
ッキン18が従来例とは異なり、凹溝58内で摺動しつ
つ突出入しないので、パッキン18が磨耗することはな
い。また、パッキン18ではなく凹溝58に供給路26
を形成すれば良いため、パッキン18自体の構成が簡略
化でき、気密機構20のコストの低減が図れる。
【0016】また、パッキン18の構造は上述したよう
な幅方向に沿った厚みが略一定のシート状のものに代え
て、図3に示すように扉54の内面と接触する外面部位
に凹溝58に沿って延びる肉厚部30をパッキン18全
体にわたって突設する構成としても良い。肉厚部30を
形成することによって、パッキン18の剛性が高まり、
滅菌室52内に供給される蒸気の圧力が高くなってもパ
ッキン18の扉54の内面54aとの接触部分が変形せ
ずに気密性を確保できる。また、上記のようにパッキン
18の肉厚を変えてパッキン18の剛性を高める代わり
に、図4に示すようにパッキン18中に作動流体の圧力
によって弾性変形することができる剛性材32を介装
(パッキン18のゴム材内部に一体に設ける)し、剛性
を高める構成としても良い。剛性材32としては、肉薄
の金属板、金属製ワイヤ、金属製の網帯等の金属材、ま
たレーヨン、ポリエステル、ケブラー等の伸びが少なく
剛性の高い化学繊維材をシート状、ワイヤ状、帯状にし
て使用できる。
【0017】また、上述した各実施の形態では、パッキ
ン18は凹溝58の両口縁に設けられたパッキン保持部
24によって、その両側縁が凹溝58の口縁に密着した
状態で保持されていたが、図5に示す構造のパッキン保
持部24を用いてパッキン18の両側縁を凹溝58の対
向する各内壁面等、凹溝58の内面に密着させた状態で
保持する構造としても良い。本願ではこのようにパッキ
ン18を凹溝58に取り付けた場合でも、「凹溝58の
開口部全体を覆うように配された」ものとする。
【0018】また、上述した実施の形態では、パッキン
18はその両側縁(外縁および内縁)がそれぞれパッキ
ン保持部24により保持され、凹溝58の両口縁に密着
した状態で押さえつけられる構成であったが、例えばチ
ューブレスタイヤの取付構造を利用し、図6に示すよう
にパッキン保持部24無しで凹溝58に取り付ける構成
を採用することも可能である。詳細には、凹溝58の内
壁面をタイヤ用リムの内面と略同じような形状とする。
また、パッキン18をその幅方向に沿った断面形状が略
U字状となるように形成する。また、パッキン18のU
字状の両端縁にはチューブレスタイヤのように凹溝58
内に嵌まり込むビード部18aを形成する。
【0019】これにより、パッキン18のビード部18
aを凹溝58内に装着した後は、パッキン保持部24を
使用してパッキン18を固定する必要はなく、パッキン
18は供給される作動流体の圧力により中央部分が弾性
変形して扉54の内面に密着可能となると共に、作動流
体の圧力はビード部18aの内面にも加わり、この圧力
によってビード部18aが凹溝58の内壁面に押しつけ
られてパッキン18の凹溝58からの飛びだしが防止さ
れる。
【0020】また、上述した各実施の形態では、パッキ
ン18は滅菌室52の開口部56の周縁に設けられ、扉
54の内面と接触する構成であったが、この構成に代え
て滅菌室52の開口部56の周縁に対応する扉54の内
面54aに凹溝58を形成し、この凹溝58にパッキン
18を取り付ける構成としても良い。この場合には供給
路26は流体供給手段28と扉54の凹溝58との間に
形成され、凹溝58とパッキン18とで構成される空間
22内に作動流体が供給・排出される。また、上述した
実施の形態のパッキン保持部24は、ネジにより凹溝5
8の口縁に取り付けられる金具として説明してきたが、
これに限定されるものではなく、例えば凹溝58の対向
する内壁面に凹溝58の長手方向に沿って嵌合溝を設
け、この嵌合溝内にパッキン18の両端縁を挿着する構
造としても良い。この場合にはこの嵌合溝がパッキン保
持部24となる。そして、パッキン18の両端縁は、そ
の断面形状が嵌合溝と嵌まり合う形状としておくと、抜
脱の危険性が少なくなる。
【0021】以上、本発明の好適な実施の形態について
種々述べてきたが、本発明は上述する実施の形態に限定
されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多
くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る気密容器の気密機構と気密
容器によれば、パッキンは凹溝内で摺動しないため、凹
溝との間の摩擦によって磨耗するということがなくな
る。従って、パッキンの寿命が長くなり、交換サイクル
が長くなることから維持費が低減できる。また、凹溝の
内周面の一部に作動流体の供給口を設けておくことによ
ってパッキン自体に作動流体の供給管を設けなくてもよ
く、パッキンの構造が簡単になり、製品コストを削減で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】滅菌装置の一般的な構成を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る滅菌装置の気密機構の構造を示す
説明図である。
【図3】滅菌装置の気密機構の他の実施の形態の構造を
示す説明図である。
【図4】滅菌装置の気密機構のさらなる他の実施の形態
の構造を示す説明図である。
【図5】滅菌装置の気密機構のさらなる他の実施の形態
の構造を示す説明図である。
【図6】滅菌装置の気密機構のさらなる他の実施の形態
の構造を示す説明図であり、パッキン保持部を設けない
気密機構を示す。
【図7】従来の滅菌装置の気密機構の構造を示す説明図
である。
【図8】従来の滅菌装置の気密機構の他の例の構造を示
すパッキンの断面図である。
【符号の説明】
10 気密容器としての滅菌装置 18 パッキン 20 気密機構 22 空間 24 パッキン保持部 52 気密室としての滅菌室 54 扉 56 開口部 58 凹溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉により気密室の開口部が密閉される気
    密容器の気密機構において、 前記気密室の開口部の周縁若しくは前記扉の該気密室の
    開口部の周縁に対応する部位に形成された環状の凹溝
    と、 該凹溝の開口部の両口縁に、凹溝に沿って設けられたパ
    ッキン保持部と、 環状の外形を有して前記凹溝の開口部全体を覆うように
    配され、両側縁が前記パッキン保持部で保持されたシー
    ト状パッキンとを具備し、 前記凹溝と前記パッキンとの間の空間内に高圧の作動流
    体を供給して該パッキンを膨出させ、凹溝と対向する前
    記扉若しくは前記気密室の部位と接触させることにより
    気密室の開口部を密閉することを特徴とする気密容器の
    気密機構。
  2. 【請求項2】 前記パッキンは、弾性シートを用いて形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の気密容器
    の気密機構。
  3. 【請求項3】 前記弾性シート中には、弾性変形可能な
    剛性材が介装されていることを特徴とする請求項2記載
    の気密容器の気密機構。
  4. 【請求項4】 扉と、該扉により開口部が密閉される気
    密室とを具備する気密容器において、 前記扉と前記気密室との間に設けられ、該扉により閉塞
    された該気密室の内部の気密性を確保するための請求項
    1、2または3記載の気密容器の気密機構と、 前記凹溝と前記パッキンとの間の空間内に高圧の作動流
    体を供給して該パッキンを膨出させ、凹溝と対向する前
    記扉若しくは前記気密室の部位に押し付ける流体供給手
    段とを具備することを特徴とする気密容器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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