JPH1125741A - 照明器具取付装置 - Google Patents

照明器具取付装置

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Publication number
JPH1125741A
JPH1125741A JP17370297A JP17370297A JPH1125741A JP H1125741 A JPH1125741 A JP H1125741A JP 17370297 A JP17370297 A JP 17370297A JP 17370297 A JP17370297 A JP 17370297A JP H1125741 A JPH1125741 A JP H1125741A
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JP
Japan
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cylindrical body
lighting fixture
peripheral surface
locking
fixture
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP17370297A
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English (en)
Inventor
Ichiro Tanimura
一郎 谷村
Yosuke Masaki
陽介 正木
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を少なくしつつ誤取付を防止するこ
とのできる照明器具取付装置を提供する。 【解決手段】 配線器具に係合する栓刃1aを上面に有
し、外側面に設けた側面穴1cより外方に突出するよう
に付勢され出入り自在の係止部1eを有する取付具1
と、取付具に嵌合する大略筒体であって前記係止部に弾
性係止される係止段部3cを内部に具備する筒体部2a
を有し該筒体部の外周面に照明器具を係止支持する支持
部2bを設けた器具支持具2と、係止段部の上下方向位
置を変更する位置変更手段2c,3,3dと、を備えて
照明器具取付装置を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆる引掛シー
リング等の配線器具に取り付けられて照明器具を係止支
持する照明器具取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術の照明器具取付装置を図11
乃至図14を用いて説明する。図11は照明器具取付装
置の外観を示す斜視図である。図12は照明器具取付装
置を用いて照明器具を取り付けた状態の側面断面図であ
る。図13は照明器具取付装置を用いて照明器具を取り
付けた状態の側面断面図である。図14はC字形クリッ
プを示す平面図である。
【0003】従来のこの種の照明器具取付装置として
は、特開平7−27017号公報に示されるものがあ
る。このものは、図11に示すように、取付具Aと、係
止具Bとよりなり、取付具Aが配線器具Cに取り付けら
れ、器具本体Dを係止具Bに固定し、器具本体Dの開口
部D1に取付具Aを挿通して、該挿通した取付具Aに係
止具Bを係合することにより、器具本体Dを取り付ける
ようになされている。
【0004】そして、図12に示すように、取付具Aの
外周面に段部A1が設けられ、係止具Bの筒部内周面に
は該内周面より出入り自在の係止部B1が設けられてお
り、段部A1に係止部B1が係止することにより、取付
具Aと係止具Bとが係合するようになされている。
【0005】また、このものにあっては、図13に示す
ように、取付具Aの上面A2に係止部B1が係止するこ
とも可能となされている。
【0006】よって、このものにあっては、係止部B1
が段部A1に係止するか、係止部B1が取付具Aの上面
A2に係止するか、によって2段階の係止位置を選択す
るこができる。
【0007】従って、配線器具Cの厚み(図12、図1
3中上下方向長さ)が厚いものに照明器具取付装置を用
いて照明器具を取り付ける場合には、係止部B1を取付
具Aの上面A2に係止させ、配線器具Cの厚みが薄いも
のに照明器具取付装置を取り付ける場合には、係止部B
1を段部A1に係止させることにより、器具本体Dの上
面D1の天井面Tからの距離L1を配線器具Cの厚みに
関わらず略一定に保つことができる。該距離L1を略一
定に保つのは、器具本体Dの上面D1に設けられた図外
の発泡ゴムパッキンが天井面Tに弾接して、器具本体D
に外力が加わった場合であっても該発泡ゴムパッキンを
介して天井面Tが該外力を受けて、該外力が係止具B、
取付具A、配線器具C等に及ばないようにするためであ
る。
【0008】ここで、図13に示すような厚みの厚い配
線器具Cに照明器具取付装置を取り付ける場合、係止具
Bを取付具Aの上面A2に係止しなければならないとこ
ろ、段部A1に係止させてしまったとすると、天井面T
と器具本体Dの上面D1との距離は前記距離L1よりも
長いものとなり、発泡ゴムパッキンと天井面Tとの間に
間隙が生じる。この場合には、器具本体Dに外力が加わ
ると、該外力は発泡ゴムパッキンを介して天井面Tで受
けられないため、器具本体Dが外力によって回転し、更
に係止具B、取付具A、配線器具C等に外力が加わって
これらが破損する恐れがある。そこで、このものにあっ
ては、係止具Bを取付具Aの上面A2に係止する場合に
は、図14に示すように、段部A1に予め段部A1を埋
める形状のC字形クリップEを係合させることにより段
部A1に係止部B1が係止しないようになして、誤取付
を防止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような照明器具取付装置にあっては、誤取付を防止する
ためにC字形クリップEを用いているため、部材数が増
加するとともに、取付者がC字形クリップEの働きを認
識せずに取り去ってしまった場合には、前記誤取付の可
能性が高くなるという問題点がある。また、C字形クリ
ップEは取付具Aに着脱自在な別部材であるから、紛失
しその結果として誤取付の可能性が高くなるという問題
点もあった。
【0010】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、部品点数を少
なくしつつ誤取付を防止することのできる照明器具取付
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、請求項1記載の発明にあっては、配線器
具に係合する栓刃を上面に有し、外側面に設けた側面穴
より外方に突出するように付勢され出入り自在の係止部
を有する取付具と、前記取付具に嵌合する大略筒体であ
って前記係止部に弾性係止される係止段部を内部に具備
する筒体部を有し、該筒体部の外周面に照明器具を係止
支持する支持部を設けた器具支持具と、前記係止段部の
上下方向位置を変更する位置変更手段と、を備えて成る
ことを特徴とするものである。
【0012】請求項2記載の発明にあっては、前記位置
変更手段は、前記筒体部の内周面に刻設したネジ溝と、
該ネジ溝に螺合するピッチのネジ山が外周面に刻設され
前記筒体部に螺合する大略筒体であって前記係止段部を
内周面に有する嵌合筒と、を有して構成したことを特徴
とするものである。
【0013】請求項3記載の発明にあっては、前記位置
変更手段は、前記筒体部の周面に穿設した長穴と、該長
穴に係合する係合突起を外周面に有する大略筒体であっ
て前記係止段部を内周面に有する嵌合筒と、を有して構
成し、前記長穴は、異なる上下方向位置において周方向
に略平行に延びる複数の平行穴と、該複数の平行穴を連
通する連通穴と、より成ることを特徴とするものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明にかかる照明器具取付装置
の第一実施の形態を図1乃至図7に基づいて、第二実施
の形態を図8乃至図10に基づいて説明する。
【0015】〔第一実施の形態〕図1は照明器具取付装
置の斜視図である。図2は照明器具及び照明器具取付装
置の全体構成を示す斜視図である。図3は取付具の構成
を示す分解斜視図である。図4は照明器具取付装置を配
線器具に取り付けている過程を示す側面断面図である。
図5は照明器具取付装置を厚みの厚い配線器具に取り付
けた状態を示す側面断面図である。図6は照明器具取付
装置を厚みの薄い配線器具に取り付けた状態を示す側面
断面図である。図7は照明器具取付装置を天井に埋め込
まれた厚みの厚い配線器具に取り付けた状態を示す側面
断面図である。
【0016】まず、図2を用いて照明器具及び照明器具
取付装置の全体の構成を説明する。照明器具取付装置
は、いわゆる引掛シーリング等の配線器具4に取り付け
て照明器具を保持するものであり、取付具1と、器具支
持具2と、嵌合筒3と、を有して構成してある。
【0017】照明器具は、ランプ5,6を点灯させる点
灯ユニットブロック7、該点灯ユニットブロック7を器
具本体12からの絶縁を保ちつつ保持する絶縁板8、点
灯状態を切り替えるスイッチ9、ランプ5,6を保持し
通電するソケット10、絶縁板8に取り付けられる豆球
11と、が器具本体12と本体カバー13とで形成され
る収納空間に治められており、本体カバー13の下面に
ランプ5,6が配設されて、更にグローブ14がランプ
5,6を覆うようになされている。
【0018】そして、器具支持具2は、絶縁板8の開口
部8a内に位置して器具本体12に固着するようになさ
れている。また、器具本体12の天井面側には発泡ゴム
パッキン13が配されている。
【0019】次に、照明器具取付装置について説明す
る。図1、図3に示すように、取付具1は、配線器具に
係合する栓刃1a,1aを上面に有する大略円筒体であ
る。栓刃1a,1aはネジ1h,1hにより取付られて
いる。取付具1の外周面1bには、周方向に延びる側面
穴1c,1cが穿設してあり、内設されたバネ1d,1
dによって外方に突出するように付勢され出入り自在に
なされた鍔状の係止部1e,1eの先端が側面穴1c,
1cから突出するようにして設けてある。係止部1e,
1eの取付具1内部側に位置する他端部は下方に延設さ
れて、取付具1の下面1fより下方に露出する係止部操
作片1g,1gが形成されている。そして、該係止部操
作片1g,1gが互いに近づくように操作されると、係
止部1e,1eの先端が取付具1内に収容される側に移
動する。
【0020】嵌合筒3は、所定ピッチのネジ山3dを外
周面に刻設した大略筒体である。嵌合筒3の内側面は、
図4に示すように、上端面3aからやや下方にかけて徐
々に内径が縮径されてテーパ面3bとなしてあり、更に
そのやや下方にかけて同径となされた後、拡径されて係
合段部3cが形成されている。従って、嵌合筒3に取付
具1を挿入すると、テーパ面3bによって係止部1e,
1eがバネ1d,1dの付勢力に抗して取付具1内部側
に徐々に押し込まれ、係止部1e,1eが係合段部3c
の位置に到達したときに、係止部1e,1eがバネ1
d,1dの付勢力により外方に突出して係合段部3cと
係合する。この係合状態は、係止部操作片1g,1gが
互いに近づく側に操作することにより解除される。ま
た、嵌合筒3の下端部にはツマミ3e,3eが外方に向
けて設けてある。そして、嵌合筒3の大略下半分には上
半分に付されている着色とは異なる着色がなされてい
る。図4乃至図7において、網掛けで示した部分が該着
色のなされている部分である。
【0021】器具支持具2は大略筒体の筒体部2aを有
し、該筒体部2aの外周面の上端部に照明器具の器具本
体12を支持する支持部2bを設けてある。支持部2b
は鍔状になされた大略板体であって、上面でもって器具
本体12を固着し支持するものである。筒体部2aの内
周面には、前記嵌合筒3のネジ山3dに螺合するピッチ
のネジ溝2cが刻設されており、嵌合筒3と螺合するよ
うになされている。従って、器具支持具2の筒体部2a
と嵌合筒3との螺合状態を調整することにより、器具支
持具2に対する係合段部3cの上下方向位置(嵌合筒3
の軸方向位置)を変更することができる。
【0022】次に、以上のようにして構成した照明器具
取付装置による照明器具の取付方法を、配線器具4の厚
み(図4中上下方向長さ)が厚い場合と、薄い場合とに
分けて説明する。
【0023】まず、図4に示すように、天井面Tに固着
された厚みの厚い配線器具4の場合、該配線器具4に栓
刃1a,1aでもって取付具1を取り付ける。そして、
嵌合筒3と筒体部2aとを、嵌合筒3の下部の着色され
た部分が全て筒体部2aから露出する状態に螺合させ
る。このとき、嵌合筒3内の係合段部3cは、図4中上
下方向位置において、筒体部2aの下端部と略同じ位置
となされている。
【0024】そして、器具支持具2の支持部2bの上面
に器具本体12を固着して、取付具1が嵌合筒3内に挿
入されるように、器具支持具2の筒体部2aと嵌合筒3
とを螺合させたものを取付具1に押圧する。
【0025】すると、係止部1e,1eがテーパ部3b
によって案内されて、取付具1の内方に徐々に移動させ
られ、更に器具支持具2の筒体部2aと嵌合筒3とを螺
合させたものを取付具1に押圧すると、係止部1e,1
eが係合段部3cに至り、図5に示すように、係止部1
e,1eがバネ1d,1dの付勢力でもって突出して、
係合段部3cに係合する。
【0026】このとき、器具本体12の上面12aと天
井面Tとの距離L2は、発泡ゴムパッキン13が天井面
Tに弾接する程度のものとなっている。
【0027】一方、図6に示すように、厚みの薄い取付
器具15が天井面Tに固着されている場合には、上述の
ような嵌合筒3と筒体部2aとの螺合状態では、係止部
1e,1eが係合段部3cに到達する前に、器具本体1
2等が天井面Tに当接してしまう。そこで、嵌合筒3の
ネジ山3dを刻設した面と、筒体部2aのネジ溝2cを
刻設した面とが略重合するように螺合させることによ
り、器具本体12の上面12aと天井面Tとの距離L3
を、発泡ゴムパッキン13が天井面Tに弾接する程度の
ものと調整することができる。
【0028】また、図7に示すように、配線器具4が天
井面Tにやや埋め込まれて設けられている場合であって
も、嵌合筒3と筒体部2aとの螺合状態を適宜調整する
ことにより、器具本体12の上面12aと天井面Tとの
距離L4を、発泡ゴムパッキン13が天井面Tに弾接す
る程度のものと調整することができる。
【0029】以上のようにして、照明器具取付装置を構
成しているので、嵌合筒3の着色部分を目安として螺合
状態を調整することにより、誤った位置に照明器具を取
り付けて、器具本体12の上面と天井面Tとの距離が所
定距離より大きいものとなるということがない。また、
初期状態を、嵌合筒3の着色部分が全て露出した状態で
あって厚みの厚い配線器具用の螺合状態としておけば、
この螺合状態の嵌合筒3と筒体部2aとを螺合したもの
を厚みの厚い配線器具に取り付ける場合にはそのままの
螺合状態で取り付けることができる。そして、このもの
を厚みの薄い配線器具に取り付ける場合には、そのまま
の螺合状態では取り付けることができないため、その時
点で初めて螺合状態の調整がなされることになる。従っ
て、厚みの薄い配線器具用に調整した螺合状態の嵌合筒
3及び筒体部2aを厚みの厚い配線器具に取り付けて、
器具本体の上面と天井面とが所定以上の距離となり発泡
ゴムパッキンと天井面Tとの間に間隙が生じる、という
ことを防止できる。
【0030】また、従来の技術で説明したような、C字
形クリップを用いていないため、着脱自在な別部材を有
しない分だけ、部品点数が少なく、また部品の紛失の恐
れを低減することができ、よって部品の紛失等による誤
取付を防止することができる。
【0031】〔第二実施の形態〕図8は照明器具取付装
置の斜視図である。図9は照明器具取付装置を厚みの薄
い配線器具に取り付けた状態を示す側面断面図である。
図10は照明器具取付装置を厚みの厚い配線器具に取り
付けた状態を示す側面断面図である。なお、図8乃至図
10においては前述の第一実施の形態で説明したところ
の照明器具取付装置と同等の箇所には同じ符号を付して
あるので、同等の箇所の詳細な説明は省略する。
【0032】図8に示す本実施の形態の照明器具取付装
置が、前述の第一実施の形態で説明したところの照明器
具取付装置と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0033】即ち、筒体部2aの内周面にネジ溝を設け
ず、また嵌合筒3の外周面にネジ山を設けずに、筒体部
2aの外周面に長穴2dを穿設し、該長穴2dに係合す
る係合突起3f,3fを嵌合筒3の外周面に設けた構成
である。
【0034】長穴2dは、図8中異なる上下方向位置に
おいて、周方向に略平行に延びる複数の平行穴2e,2
e’と、該複数の平行穴2e,2e’を連通する連通穴
2fとよりなる。そして、該長穴2dは筒体部2aの中
心軸に対して対称に2箇所設けられている。
【0035】また、筒体部2aの内側面には、軸方向に
固定リブ2g,2g…が数カ所設けてある。そして、嵌
合筒3の外周面には、軸方向に上端から下端にかけて、
回転固定リブ3g,3g…と、横ズレ防止リブ3h,3
hとが設けてある。前記係合突起3f,3fは横ズレ防
止リブ3h,3hの表面に設けてあり、該係合突起3
f,3fは、嵌合筒3を筒体部2aに取り付けた場合
に、長穴2dに臨む位置に設けてある。
【0036】横ズレ防止リブ3h,3hは、筒体部2a
の内周面と当接することにより、嵌合筒3が筒体部2a
に対して径方向にガタつかないようになすものである。
【0037】回転固定リブ3g,3g…は、筒体部2a
の内周面に設けた前記固定リブ2g,2g…に当接し
て、係合突起3fが長穴2dの平行穴2eに位置してい
る場合の嵌合筒3が筒体部2aに対して周方向に回転し
ないようになすものである。
【0038】また、筒体部2aの下端部には切欠き2
h,2hが設けてあり、嵌合筒3を筒体部2aに組み付
けたときに、嵌合筒3のツマミ3i,3iが位置するよ
うになされている。
【0039】以上のようにして構成した照明器具取付装
置にあっては、嵌合筒3を筒体部2aに組み付けると、
係合突起3f,3fが長穴2dに嵌合し、ツマミ3i,
3iが切欠き2h,2hに嵌合する。
【0040】そして、係合突起3f,3fが、長穴2d
の下部側の平行穴2e,2eに位置している状態におい
て、ツマミ3i,3iを指先などでつまんで周方向に回
動させると、係合突起3f,3fが長穴2dに沿って連
通穴2f,2fを移動する。そして、ツマミ3i,3i
が切欠き2h,2hの一端部に当接したときには、係合
突起3f,3fは上部側の平行穴2e’,2e’に導か
れている。そして、このとき嵌合筒3は、図9に示すよ
うに、器具支持具2に対して相対的に上方に移動してい
るため、係合段部3cを上方に移動させたことになる。
【0041】一方、係合突起3f,3fが、長穴2dの
上部側の平行穴2e’,2e’に位置している状態にお
いて、ツマミ3i,3iを指先などでつまんで周方向に
先程とは反対回りに回動させると、係合突起3f,3f
が長穴2dに沿って連通穴2f,2fを移動する。そし
て、ツマミ3i,3iが切欠き2hの他端部に当接した
ときには、係合突起3f,3fは下部側の平行穴2e,
2eに導かれている。そして、このとき嵌合筒3は、図
10に示すように、器具支持具2に対して相対的に下方
に移動しているため、係合段部3cを下方に移動させた
ことになる。
【0042】従って、このものにあっては、嵌合筒3の
ツマミ3i,3iを指先などでつまんで周方向に回動さ
せるだけで、係合段部3cを上下2段階に調整すること
ができる。
【0043】よって、従来の技術で説明したようなC字
形クリップを用いていないため、着脱自在な別部材を有
しない分だけ、部品点数が少なく、また部品の紛失の恐
れを低減することができ、部品の紛失等による誤取付を
防止することができる。
【0044】なお、本第二実施の形態においては、平行
穴を一つの長穴に対して2箇所として説明したが、これ
に限られるものではなく、複数個であればよい。従っ
て、例えば3箇所や4箇所の平行穴を設けても良く、こ
の場合、より多段階の係合段部3cの位置調整が可能と
なる。
【0045】
【発明の効果】本発明の照明器具取付装置は上述のよう
に構成してあるから、請求項1記載の発明にあっては、
位置変更手段により係止段部の上下方向位置を調整する
ので、別部材を用いることなく、よって別部材を誤って
取り外し又は紛失することにより誤った位置に照明器具
を取り付けることなく、且つ部品点数を少なくし、組立
性を向上させた照明器具取付装置を提供できるという効
果を奏する。
【0046】請求項2記載の発明にあっては、嵌合筒を
周方向に回動させることにより、嵌合筒と器具支持具と
の螺合状態を変更し、係止段部の上下方向位置を調整す
ることができるので、別部材を用いることなく、よって
別部材を誤って取り外し又は紛失することにより誤った
位置に照明器具を取り付けることなく、且つ部品点数を
少なくし、組立性を向上させた照明器具取付装置を提供
できるという効果を奏する。
【0047】請求項3記載の発明にあっては、前記位置
変更手段は、嵌合筒を周方向に回動させることにより、
係合突起が長穴に沿って移動し、係止段部の上下方向位
置を調整することができるので、別部材を用いることな
く、よって別部材を誤って取り外し又は紛失することに
より誤った位置に照明器具を取り付けることなく、且つ
部品点数を少なくし、組立性を向上させた照明器具取付
装置を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明器具取付装置の斜視図である。
【図2】照明器具及び照明器具取付装置の全体構成を示
す斜視図である。
【図3】取付具の構成を示す分解斜視図である。
【図4】照明器具取付装置を配線器具に取り付けている
過程を示す側面断面図である。
【図5】照明器具取付装置を厚みの薄い配線器具に取り
付けた状態を示す側面断面図である。
【図6】照明器具取付装置を厚みの厚い配線器具に取り
付けた状態を示す側面断面図である。
【図7】照明器具取付装置を天井に埋め込まれた厚みの
厚い配線器具に取り付けた状態を示す側面断面図であ
る。
【図8】照明器具取付装置の斜視図である。
【図9】照明器具取付装置を厚みの薄い配線器具に取り
付けた状態を示す側面断面図である。
【図10】照明器具取付装置を厚みの厚い配線器具に取
り付けた状態を示す側面断面図である。
【図11】従来の技術の照明器具取付装置の外観を示す
斜視図である。
【図12】照明器具取付装置を用いて照明器具を取り付
けた状態の側面断面図である。
【図13】照明器具取付装置を用いて照明器具を取り付
けた状態の側面断面図である。
【図14】C字形クリップを示す平面図である。
【符号の説明】
1 取付具 1a 栓刃 1c 側面穴 1e 係止部 2 器具支持具 2a 筒体部 2c ネジ溝 2b 支持部 2d 長穴 2e 平行穴 2e’ 平行穴 2f 連通穴 3 嵌合筒 3c 係止段部 3d ネジ山 3f 係合突起 4 配線器具 12 配線器具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線器具に係合する栓刃を上面に有し、
    外側面に設けた側面穴より外方に突出するように付勢さ
    れ出入り自在の係止部を有する取付具と、 前記取付具に嵌合する大略筒体であって前記係止部に弾
    性係止される係止段部を内部に具備する筒体部を有し、
    該筒体部の外周面に照明器具を係止支持する支持部を設
    けた器具支持具と、 前記係止段部の上下方向位置を変更する位置変更手段
    と、を備えて成ることを特徴とする照明器具取付装置。
  2. 【請求項2】 前記位置変更手段は、前記筒体部の内周
    面に刻設したネジ溝と、該ネジ溝に螺合するピッチのネ
    ジ山が外周面に刻設され前記筒体部に螺合する大略筒体
    であって前記係止段部を内周面に有する嵌合筒と、を有
    して構成したことを特徴とする請求項1記載の照明器具
    取付装置。
  3. 【請求項3】 前記位置変更手段は、前記筒体部の周面
    に穿設した長穴と、該長穴に係合する係合突起を外周面
    に有する大略筒体であって前記係止段部を内周面に有す
    る嵌合筒と、を有して構成し、 前記長穴は、異なる上下方向位置において周方向に略平
    行に延びる複数の平行穴と、該複数の平行穴を連通する
    連通穴と、より成ることを特徴とする請求項1記載の照
    明器具取付装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2465563A (en) * 2008-11-19 2010-05-26 Cooper Medc Ltd Light or speaker fixing bracket
TWI696787B (zh) * 2018-06-12 2020-06-21 日商Popin股份有限公司 天花板設置器具支撐部件、天花板設置器具及天花板設置器具之拆卸方法

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