JPH1125732A - 照明器具用反射体 - Google Patents

照明器具用反射体

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JPH1125732A
JPH1125732A JP9179502A JP17950297A JPH1125732A JP H1125732 A JPH1125732 A JP H1125732A JP 9179502 A JP9179502 A JP 9179502A JP 17950297 A JP17950297 A JP 17950297A JP H1125732 A JPH1125732 A JP H1125732A
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plate
reflector
reflection
reflecting
end plate
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Application number
JP9179502A
Other languages
English (en)
Inventor
Itsuki Toba
厳 鳥羽
Homare Takai
誉 高井
Takafumi Oishi
崇文 大石
Hideyuki Kanazawa
秀幸 金澤
Masanao Hieda
正直 稗田
Yoshimi Endo
吉見 遠藤
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO THE FORM OR THE KIND OF THE LIGHT SOURCES OR OF THE COLOUR OF THE LIGHT EMITTED
    • F21Y2103/00Elongate light sources, e.g. fluorescent tubes
    • F21Y2103/10Elongate light sources, e.g. fluorescent tubes comprising a linear array of point-like light-generating elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO THE FORM OR THE KIND OF THE LIGHT SOURCES OR OF THE COLOUR OF THE LIGHT EMITTED
    • F21Y2113/00Combination of light sources

Landscapes

  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】固定部品を使用したり溶接止めすることなく反
射端板を反射板に固定でき、反射板等にカラー鋼板を採
用できる照明器具用反射体を得ることにある。 【解決手段】反射板35に取付けられる反射端板36
を、板金製端板本体48と、互いに直角な二つの連結部
62、63を有した合成樹脂製コーナーピース49とで
形成する。本体48は、その本体主部51から折曲げら
れ反射板の天井反射壁35a及び反射側壁35bに重ね
られる連結片52、53と、本体主部との間に溝を形成
して本体主部から折り曲げられた張り出しフランジ56
とを有する。前記ピースの両連結片を反射板の張り出し
フランジ46と反射側壁とで形成される溝及び反射端板
の溝に夫々圧入して前記両フランジを連結すると共に、
前記両壁35a、35bの端部に設けた係合孔45と連
結片に設けた係合凸部55とを嵌合させて、端板本体3
6と反射板35とを連結したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単独で、或いは長
手方向に連結して並べられるとともに互いに連結して、
天井に埋め込んで使用される埋め込み形照明器具等の照
明器具に係り、特に、直管形蛍光ランプから放射される
光を反射させる反射体に関する。
【0002】
【従来の技術】直管形蛍光ランプを光源とする天井埋め
込み形照明器具等が備える下面開放形の反射体は、下面
が開放された樋状の反射板と、この反射板にその開放さ
れた長手方向の端面を塞いで取付けられる反射端板とを
備える。これは単独の照明器具の場合はもちろんのこ
と、複数の照明器具をその長手方向に連続するように配
置し隣接した照明器具相互を連結してなる連結形照明器
具としての使用であっても、器具全体の長手方向両端に
は夫々反射板の開放端を閉鎖する板金製の反射端板が取
付けられる。そして、一般に、反射板はもとより、反射
端板も板金製であって、従来において反射板への反射端
板の固定はスポット溶接で行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のように
スポット溶接で反射端板を反射板に固定する反射体は、
溶接跡が露出するために、前記溶接跡を隠すために反射
体全体を塗装する後処理を必要としている。又、ねじや
リベット等の固定部品を使用すれば、溶接によることな
く反射端板を反射板に固定できるが、その場合、部品点
数が増えて製作が面倒になるとともに、多数の固定部品
が視認されて反射体の体裁が損なわれる。
【0004】したがって、本発明が解決しようとする第
1の課題は、固定部品を使用したり溶接止めによること
なく反射端板を反射板に連結でき、反射板等にカラー鋼
板も採用できる照明器具用反射体を得ることにある。
【0005】又、本発明が解決しようとする第2の課題
は、照明器具が単独であっても連結形照明器具であって
も前記第1の課題を解決できる照明器具用反射体を得る
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、天井反射壁の
幅方向両側に反射側壁を夫々折り曲げるとともに、これ
ら反射側壁から断面逆U字状で上向きの曲げ部を有する
張り出しフランジを折り曲げて、下面が開放された樋状
をなす板金製の反射板と、この反射板の長手方向の開放
された端面を塞いで設けられる反射端板と、を具備する
照明器具用反射体を前提とする。
【0007】そして、前記第1の課題を解決するため
に、請求項1の発明は、前記反射端板は、板金製の端板
本体と、この本体の両端部に夫々取付けられた合成樹脂
製のコーナーピースとを有し、前記端板本体が、前記反
射板の開放端面と同形状をなす本体主部の下縁以外の縁
から前記天井反射壁の外面及び前記反射側壁に重ねられ
る連結片を折り曲げるとともに、前記本体主部の下縁か
ら断面逆U字状で上向きの曲げ部を有する張り出しフラ
ンジを折り曲げてなり、前記コーナーピースが互いに直
角方向に突出する二つの連結部を有し、これら連結部
が、前記反射板の曲げ部と反射側壁との間の溝又は前記
反射端板の曲げ部と本体主部との間の溝に圧入される溝
圧入板部と、この板部から折れ曲がって前記反射板の曲
げ部又は前記反射端板の曲げ部の内側の隙間に圧入され
る隙間圧入板部とを有して断面L形状をなすものであっ
て、前記両連結部を前記反射板の張り出しフランジと前
記反射端板の張り出しフランジに夫々圧入して前記コー
ナーピースを介して前記両張り出しフランジ相互を連結
するとともに、前記天井反射壁及び反射側壁の端部又は
これらに重なった前記連結片のいずれか一方に設けた係
合凸部と他方に設けた係合孔とを嵌合させて、前記本体
主部を前記反射反射壁及び前記反射側壁に連結したこと
を特徴とする。
【0008】この請求項1の発明に係る反射体は、予め
組立てた反射端板を反射板の長手方向の端部に連結する
ことで組立てる。すなわち、反射端板の組立ては、コー
ナーピースの一方の連結部が有する溝圧入板部を、本体
主部とその下縁から折り曲げられた張り出しフランジが
有する曲げ部との間の溝に圧入することにより行われ
る。この際、圧入される前記一方の連結部が有する隙間
圧入板部を反射端板に形成された曲げ部の内側の隙間に
圧入する。それにより、反射端板が組立てられ、両コー
ナーピースが有する他方の連結部は、反射端板の両端部
に位置されて、前記張り出しフランジの張り出し方向と
は反対側、言い換えれば、反射端板の反射面となる内面
側に夫々突出する。次に、前記他方の連結部が有する溝
圧入板部を、反射板の反射側壁とその下縁から折り曲げ
られた張り出しフランジが有する曲げ部との間の溝に圧
入すると同時に、前記他方の連結部が有する隙間圧入板
部を、反射板の曲げ部の内側の隙間に圧入する。それに
より、反射端板と反射板との両張り出しフランジ相互を
コーナーピースを介して連結する。又、この連結と同時
に、反射端板から折り曲げられた各連結片が反射板の天
井反射壁及び反射側壁に重ねられる。それにより、これ
ら連結片と反射板の長手方向の端部との一方に設けられ
た係合凸部と他方に設けられた係合孔とが嵌合されて、
反射端板の本体主部が反射板の長手方向の開放された端
面を塞いで反射板に連結される。
【0009】以上のように反射端板が備える一対のコー
ナーピースの連結部の反射板への圧入による連結ととも
に、係合凸部と係合孔との嵌合による連結で、反射板の
長手方向の端部に反射端板を組み付けて反射体を組立て
ることができるので、この反射体の組立てにあたって、
ねじ等の固定部品を用いたり、或いはスポット溶接を必
要とすることがない。
【0010】前記第2の課題を解決するために、請求項
1に従属する請求項2の発明は、前記反射端板が前記反
射板に対して着脱可能であることを特徴としている。
【0011】この請求項2の発明は、スポット溶接をし
ないで反射体が組立てられているから、必要により、反
射端板に引っ張り力を与えることで反射板に圧入された
連結部を引き外すことができると同時に、係合凸部と係
合孔との嵌合も反射端板に与えられる前記引っ張り力に
より外すことができる。そのため、単独で使用される照
明器具については、反射板の長手方向両端に反射端板が
夫々連結された反射体を構成でき、連結形照明器具につ
いては、器具全体の長手方向右端又は左端に位置される
照明器具が備える反射板の非連結側の端面のみに反射端
板が連結された反射体を構成できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図10を参照して本
発明の第1の実施の形態を説明する。
【0013】図1及び図2中符号21は天井であり、2
1aは天井21に開口された器具取付け孔である。この
孔21aは天井埋め込み形の照明器具22の長さに対応
して細長く形成されている。天井裏には器具取付け孔2
1aに臨んで所定間隔で多数本の吊りボルト23が配置
されている。これらのボルト23の下端部にはワッシャ
24が嵌合されるとともにナット25が螺合され、この
ナット25の締上げにより照明器具22が天井21に埋
め込んで装着されるようになっている。
【0014】照明器具22は、金属製の器具本体31
と、複数の金属製固定金具32と、反射体33と、光源
をなす直管形蛍光ランプ34とを備えている。そして、
反射体33は、下面開放形の反射板35と、この反射板
35の長手方向の開放された端面を塞いで設けられた反
射端板36とを具備して形成されている。
【0015】器具本体31は、下面が開放された細長い
箱構造をなし、その内部には図示しないが放電灯安定器
等の点灯装置、端子台、その他必要な各種の電気部品が
収容されている。更に、器具本体31の長手方向両端に
は夫々ソケット取付け金具37が取付けられている。第
1の実施の形態に係る照明器具22は2灯用であるの
で、それに合わせて、図2に示されるように器具本体3
1の両側壁31aの下端から幅方向外側に夫々突出する
一対のソケットホルダー部37aを有したソケット取付
け金具37が使用されているが、本発明は1灯式又は2
灯以上の多灯式の照明器具に適用でき、それに適合する
種類のソケット取付け金具37が採用される。ソケット
ホルダー部37aには前記ランプ34が取外し可能に装
着されるランプソケット38が下向きに突出して設けら
れている。
【0016】図2に示されるように器具本体31の相対
向する側壁31aの長手方向両端部の夫々には、縦長な
スリットからなる複数の連結孔39が夫々形成され、ま
た、器具本体31の上壁31bにはその長手方向両端部
等に吊りボルト導入孔40が開けられている。固定金具
32は、それが有した係合爪32aを器具本体31の内
側から連結孔39に引っ掛けることにより、器具本体3
1にこの本体31を幅方向に横断して連結されている。
この固定金具32の長手方向両端部には夫々天井接触部
32bが折り曲げられている。
【0017】固定金具32が連結された器具本体31は
次の手順で天井21に埋め込んで装着される。まず、固
定金具32の天井接触部32bが器具取付け孔21aの
幅方向両側の孔縁下面に当るまで、器具本体31及び固
定金具32を器具取付け孔21aに挿入するとともに、
その際に吊りボルト導入孔40の夫々に天井裏の吊りボ
ルト23の下端部を夫々導入する。次に、各ボルト23
の下端部にワッシャ24を嵌合するとともにナット25
を螺合して締め上げる。それによって、天井接触部32
bを器具取付け孔21aの縁部下面に強く密着させると
ともに、器具本体31を複数本の吊りボルト23に吊持
して天井21に装着できる。
【0018】前記反射体33が備える反射板35は一枚
のカラー鋼板を折り曲げてなるものであって、図2〜図
5等に示されるように略水平な板状をなす天井反射壁3
5aの幅方向両側から斜め下方に折れ曲がる反射側壁3
5bを設けて下面が開放された樋状をなしていて、その
内面は反射面となっている。更に、反射板35の幅方向
両側には張り出しフランジ41が夫々一体に設けられて
いる。これらのフランジ41は、反射側壁35bの下縁
に連なって水平に延出する張り出し部42と、この張り
出し部42から上向きに折り曲げられた断面逆U字状の
曲げ部43とから形成され、概ね断面L字状をなしてい
て、前記器具取付け孔21aの孔縁を下側から覆い隠す
ようになっている。図7等に示されるように断面逆U字
状の曲げ部43はその内側に隙間43aを有し、曲げ部
43の長手方向に両端面において隙間43aは開放され
ている。曲げ部43が有する折り返し片の長手方向両端
部には、切り欠きからなる係止溝43bが設けられてい
る。
【0019】天井反射壁35aの長手方向両端部には、
図4及び図5等に代表して示すように一対のソケット通
し部44が夫々切り欠いて形成されている。更に、天井
反射壁35aの長手方向両端部及び反射側壁15bの長
手方向両端部には、図4、図5、及び図7に示されるよ
うに複数個の係合凸部45が夫々形成されている。これ
ら係合凸部45は反射板35の端縁に沿って一列に並ぶ
ように設けられているとともに、夫々は反射板35の外
面に突出する半球状の小突起をなしている。
【0020】又、前記反射端板36は、図3〜図7等に
示されるように、カラー鋼板を一体に折り曲げてなる端
板本体48と、この本体48の両端部に夫々取付けられ
た合成樹脂製のコーナーピース49とを有している。
【0021】端板本体48は、本体主部51と、連結片
52、53と、張り出しフランジ54とを備えている。
本体主部51は、天井反射壁35aと反射側壁15bと
がなす樋状部の長手方向の端に開放された開放端面と同
形状、例えば略台形をなしており、その前記樋状部に臨
んだ内面は反射面となっている。
【0022】各連結片52は本体主部51の上縁から前
記内面側に本体主部51に対して直角に折り曲げられ、
各連結片53は本体主部51の斜めの側縁から前記内面
側に本体主部51に対して直角に折り曲げられている。
これらの連結片52、53の夫々には前記係合凸部45
に嵌合する係合孔55が開けられている。これら係合孔
55は各連結片52、又は53の長手方向に延びる長孔
で形成されているとともに、その孔幅は係合凸部45の
形に等しくなっている。そして、側部の連結片53の下
端からは図7等に示されるように水平状に折れ曲がるス
トッパ舌片56が延設されている。
【0023】張り出しフランジ54は本体主部51の下
縁から各連結片52、53の突出方向とは反対側に張り
出して設けられている。このフランジ54は、前記反射
板15の張り出しフランジ41と同様構造であって、本
体主部51の下縁に連なって水平に延出する張り出し部
57と、この張り出し部57から上向きに折り曲げられ
た断面逆U字状の曲げ部58とから形成され、概ね断面
L字状をなしていて、前記器具取付け孔21aの孔縁を
下側から覆い隠すようになっている。断面逆U字状の曲
げ部58はその内側に隙間58aを有し、曲げ部58の
長手方向に両端面において隙間58aは開放されてい
る。曲げ部58が有する折り返し片の長手方向両端部に
は、図7に代表して示すように切り欠きからなる係止溝
58bが設けられている。
【0024】図6〜図8等に示されるように前記コーナ
ーピース49は、直角状をなすピース主部61から互い
に直角方向に突出する第1、第2の連結部62、63を
一体に設けて形成されている。ピース主部61は前記曲
げ部43、58の起立高さと略同じ高さをなす直角状の
壁部61aを有している。
【0025】第1連結部62は溝圧入板部62a及び隙
間圧入板部62bを有している。溝圧入板部62aは、
反射板35の反射側壁35bと曲げ部43との間の溝に
圧入される水平状の板部分からなり、その外底面はピー
ス主部61の外底面に対して反射板35の板厚寸法に相
当する段差64(図9参照)を形成して連続している。
この溝圧入部分62aから折れ曲がって設けられた隙間
圧入板部62bは、曲げ部43の隙間43aに圧入され
る垂直状の板部分からなり、その外面は前記壁部61a
に対して反射板35の板厚寸法に相当する段差65(図
10参照)を形成して連続している。この隙間圧入板部
62bの先端部内面には前記係止溝43bに引っ掛けら
れる係止爪66が一体に形成されている。
【0026】第2連結部63の構成は第1連結部62と
同様である。すなわち、第2連結部63は溝圧入板部6
3a及び隙間圧入板部63bを有している。溝圧入板部
63aは、反射端板36の端板主部51と曲げ部58と
の間の溝に圧入される水平状の板部分からなり、その外
底面はピース主部61の外底面に対して反射端板36の
板厚寸法に相当する段差67(図10参照)を形成して
連続している。この溝圧入部分63aから折れ曲がって
設けられた隙間圧入板部63bは、曲げ部58の隙間5
8aに圧入される垂直状の板部分からなり、その外面は
前記壁部61aに対して反射端板36の板厚寸法に相当
する段差68(図7参照)を形成して連続している。こ
の隙間圧入板部63bの先端部内面には前記係止溝58
bに引っ掛けられる係止爪69が一体に形成されてい
る。
【0027】更に、コーナーピース49の内側縁上面に
は直角なリブ70が一体に形成されていて、このリブ7
0における第1連結部62側の部分には係止孔71が設
けられている。この孔71には前記ストッパ舌片56が
挿通されるようになっている。
【0028】前記構成の両コーナーピース49は、端板
本体48に対して、その第2連結部63の溝圧入板部6
3aを端板主部51と曲げ部58との間の溝に圧入する
とともに、隙間圧入板部63bを曲げ部58の隙間58
aに圧入して取付けられている。この組立てにより、隙
間圧入板部63bの係止爪69が曲げ部58の係止溝5
8bに引っ掛けられるから、圧入方向と反対方向へのコ
ーナーピース49の引き抜けが防止される。しかも、同
時に、連結片53から延設されたストッパ舌片56がリ
ブ70の係止孔71に挿通されるので、コーナーピース
49がこじられることが防止されて、コーナーピース4
9の端板本体48への取付け状態を強固にできる。
【0029】このようにして組立てられた反射端板36
は図5に示されており、両コーナーピース49の第1連
結部62は、夫々各連結片52、53と同方向に突出さ
れている。そして、この反射端板36は反射板35の長
手方向の端部に対して、その第1連結部62の溝圧入板
部62aを反射側壁36bと曲げ部43との間の溝に圧
入するとともに、隙間圧入板部62bを曲げ部43の隙
間43aに圧入して取付けられている。この組立てによ
り、反射端板36の本体主部52が反射板35の長手方
向の開放端面を塞いで配置されるとともに、隙間圧入板
部62bの係止爪66が曲げ部43の係止溝43bに引
っ掛けられるから、圧入方向と反対方向へのコーナーピ
ース49の引き抜けが防止される。なお、必要により、
ねじ回し等を用いて係止溝43bに引っ掛った係止爪6
6を変形させて、前記引っ掛かりを外すこともでき、そ
れとともに反射端板36を反射板35から離れる方向に
引っ張ることにより、反射端板36を外すことができ
る。
【0030】そして、この反射端板36の反射板35へ
の組み付けと同時に、端板本体51から折り曲げられた
各連結片52が天井反射壁35aの長手方向の端部外面
に夫々重ねられるともに、端板本体51から折り曲げら
れた各連結片53が反射側壁35bの長手方向の端部外
面に夫々重ねられ、かつ、それに伴って、各連結片5
2、53の係合孔55が反射板35の係合突部45に夫
々嵌合されて、端板本体48が反射板15に連結され
る。それにより、図3及び図4に示されるように反射体
33が組立てられる。
【0031】以上のように反射端板36が備える一対の
コーナーピース49の連結部62の反射板35への圧入
とともに、係合凸部45と係合孔55とを嵌合させるこ
とにより、反射板35の長手方向の端部に反射端板36
を連結して反射体33を組立てることができるので、反
射体33の組立てに際してねじ等の固定部品を用いたり
溶接を必要とすることがない。そのため、板金製の反射
板35及び反射端板36の端板本体48をカラー鋼板製
とできる。
【0032】そして、このようにカラー鋼板を採用でき
るので、反射体33の組立て後に、塗装作業を必要とす
ることがない。したがって、製造性がよく安価で、かつ
反射特性にばらつきがない高品質な反射体33を作るこ
とができるとともに、ねじ等の固定部品が多数露出する
場合のように下面開放形の反射体33の体裁、ひいては
この反射体33を備える照明器具全体の体裁が損なわれ
ることもない。
【0033】又、コーナーピース49は段差64、6
5、67、68を有しているから、反射板35及び反射
端板36の各張り出しフランジ41、54の外底面とコ
ーナーピース49の外底面とが面一に連なるとともに、
反射板35及び反射端板36の両曲げ部43、58の外
面とコーナーピース49の壁部61aの外面とが面一に
連なる。したがって、天井21に取付けた時に天井下面
に露出する部分に段差が露出しないので、器具全体の外
観を損なうことがない。
【0034】なお、前記手順で組み当てられた反射体3
3は、前記固定金具22の下側に配置されるように器具
取付け孔21aに挿入された後、反射体33の天井反射
壁35aを上方に貫通して固定金具22に設けられた図
示しないねじ受け部に化粧ねじ75(図2参照)を螺合
することにより、器具取付け孔21a及びその孔縁を覆
い隠して天井21に取付けられる。そして、この取付け
により、前記各ランプソケット38が反射板35のソケ
ット通し部44を下方に挿通して反射体33の内側に配
置されるものであり、これらのソケット38を用いて反
射体33内に蛍光ランプ34が取付けられる。
【0035】なお、前記第1の実施の形態は単独で使用
される照明器具に適用した例であるが、本発明は、複数
の照明器具を長手方向に並べるとともに、隣接した照明
器具同志を連結して使用される連結形照明器具にも適用
できる。
【0036】この適用にあたり隣接した照明器具22相
互は、図11に示されるように連結側においても反射端
板36を取付けたままで、言い換えれば、器具相互の連
結側に配置された反射端板36における曲り部58を互
いに突き合わせる格好で連結しても良い。なお、図11
に示した第2の実施の形態は基本的には前記第1の実施
の形態と同様な構成であるので、同様構成部分には前記
第1の実施の形態と同じ符号を付してある。
【0037】そして、図11中81は隣接した照明器具
22相互を連結する連結金具である。この金具81は、
隣接する照明器具22の器具本体31間に渡る長さを有
しているとともに、横断面の形状が器具本体31の外面
に被さる断面略コ字形状をなし、その幅方向両側壁が弾
性変形可能になっている。そして、連結金具81はその
側壁から内側に向けて折り曲げられた係止爪82を、器
具本体31の側壁31aに穿った係止孔83に係合させ
ることにより、隣接した器具本体31相互を連結するよ
うになっている。
【0038】したがって、前記のように夫々が単独の照
明器具22を複数連結して連結形照明器具(連結形照明
装置とも言う)の構成をなした第2の実施の形態におい
ても、夫々の器具22における反射板35と反射端板3
6とを固定部品を用いたり溶接止めによることなく組立
てられた反射体33を備えるので、本発明の課題を前記
第1の実施の形態と同様に解決できる。
【0039】又、同様に本発明は、複数の照明器具を長
手方向に並べるとともに、隣接した照明器具同志を連結
して使用される連結形照明器具にも適用できる。この適
用にあたり隣接した照明器具22相互は、図12に示さ
れるよう名中央連結金具91と一対の側部連結金具92
とを用いて連結することができる。なお、図12に示し
た第2の実施の形態は基本的には前記第1の実施の形態
と同様な構成であるので、同様構成部分には前記第1の
実施の形態と同じ符号を付してある。
【0040】中央連結金具91の両側縁には曲げ部93
が設けられて、この曲げ部94はその内側に反射板35
の板厚に等しい隙間93aを有している。更に中央連結
金具91の両端部には夫々長孔からなる係合孔94が開
けられている。又、側部連結板92は、天井反射壁添接
部92aと、この添接部92aの一端から折れ曲がった
反射側壁添接部92bと、この添接部92bから折れ曲
がったフランジ添接部95とからなる。フランジ添接部
95は、前記張り出しフランジ41の張り出し部42上
に重なる添接部基部95aと、この先端から直角に折れ
曲がって張り出しフランジ41の曲げ部43が有する隙
間43aに圧入気味に挿入される起立片95bと、前記
基部95aの両端から延設された弾性変形可能な舌片9
5cとから形成されている。又、天井反射壁添接部92
bの他端には曲げ部96が設けられて、この曲げ部96
はその内側に反射板35の板厚に等しい隙間96aを有
している。これら連結金具92の幅方向両側縁には夫々
長孔からなる係合孔97が開けられている。
【0041】そして、長手方向に隣接した器具本体の反
射体は前記各連結金具91、92を用いて次のように連
結される。すなわち、連結する必要がある反射体はその
器具連結側において反射端板を取付けることなく構成さ
れ、互いに向かい合った反射板35にわたって各連結金
具91、92を架設する。この場合、中央連結金具91
は、ソケット通し部44間の板部分に曲げ部93の隙間
93aを圧入気味に挿入するとともに、前記板部分に設
けられている係合凸部45に係合孔94を嵌合すること
により、連結すべき反射板35の互いに向かい合った端
部にわたって取付けられ、これら端部相互を連結する。
又、側部連結金具92は、曲げ部96を一方のソケット
通し部44の縁部に圧入気味に嵌合するとともに、フラ
ンジ添接部95を反射板35の反射側壁35bと曲げ部
43との間に溝に重なるように嵌合させながら、曲げ部
43の隙間43aに起立片95bを圧入気味に挿入す
る。しかも、これと同時に、反射板35の反射側壁35
bに設けられている係合凸部45及び反射側壁35b側
に近い天井反射壁35aの係合凸部45に係合孔97を
嵌合する。それにより、側部連結金具92が、連結すべ
き反射板35の互いに向かい合った端部にわたって取付
けられ、これら端部相互を連結する。なお、長手方向に
隣接する器具本体相互の連結は図11に示した連結構造
を用いて行うとともに、照明器具が1灯式の場合には前
記中央連結金具は省略して実施すれば良い。
【0042】したがって、この連結形照明器具(連結形
照明装置とも言う)に係る第3の実施の形態において
も、長手方向両端部に位置される夫々の照明器具は、反
射板と反射端板とを固定部品を用いたり溶接止めによる
ことなく組立てられた反射体を備えるので、本発明の課
題を前記第1の実施の形態と同様に解決できる。
【0043】又、前記各連結板91、92の使用の有無
と、反射板35の反射端板36の取付けの有無との組合
わせを選択することにより、第1の実施の形態に係る単
独使用の照明器具用反射体33、および第2の実施の形
態に係る連結形照明器具に使用する照明器具用反射体3
3を作ることができる他、第3の実施の形態に係る連結
形照明器具の各反射体、つまり、長手方向の一端にのみ
反射端板36が取付けられて連結形照明器具全体の右端
及び左端に配置される照明器具用の反射体、及びこれら
端部側の反射体間に互いに連結して配置されて反射端板
を備えない中間位置の反射体を作ることができる。した
がって、多種類の製品の仕様に適合できる。
【0044】なお、本発明は前記各実施の形態に係る天
井埋め込み形の照明器具に拘らず、反射板35の長手方
向の端部に長孔等からなる係合孔を複数設けるととも
に、これらに嵌合する係合凸部を反射端板の連結片に複
数設けて実施しても良い。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0046】請求項1に記載の発明によれば、反射端板
が備える一対のコーナーピースの連結部を反射板へ圧入
させるとともにそれに伴い係合凸部と係合孔とを嵌合さ
せて、反射板の長手方向の端部に反射端板を連結するの
で、反射体の体裁を損なうねじ等の固定部品を使用した
り、反射体の組立て後に塗装を要する溶接止めを必要と
することなく、反射体を組立てることができ、したがっ
て、反射体を構成する板金製の反射板及び反射端板の端
板本体にカラー鋼板製を採用することもできる。
【0047】請求項1に従属する請求項2に記載の発明
によれば、単独で使用される照明器具については、反射
板の長手方向両端に反射板端板が夫々連結された反射体
を構成でき、連結形照明器具については、長手方向右端
又は左端に位置される照明器具が備える反射板の非連結
側の端面のみに反射端板が連結された反射体を構成でき
るから、照明器具が単独であっても連結形照明器具であ
っても、これらの器具に使用される反射体を構成する板
金製の反射板及び端板本体にカラー鋼板を採用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る反射体を備え
た照明器具の構成を示す斜視図。
【図2】第1の実施の形態に係る反射体を備えた照明器
具の構成を示す断面図。
【図3】第1の実施の形態に係る反射体を備えた照明器
具の長手方向一端部の構成を示す斜視図。
【図4】第1の実施の形態に係る照明器具用反射体の長
手方向一端部の構成を平面図。
【図5】第1の実施の形態に係る照明器具用反射体の長
手方向一端部の構成を一部分解して示す平面図。
【図6】第1の実施の形態に係る照明器具用反射体が備
える反射端板の構成を分解して示す平面図。
【図7】第1の実施の形態に係る照明器具用反射体の一
部の構成を分解して示す斜視図。
【図8】第1の実施の形態に係る照明器具用反射体が備
えるコーナー部材の構成を示す斜視図。
【図9】図4中Z−Z線に沿って示す断面図。
【図10】図4中Y−Y線に沿って示す断面図。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る反射体を備
える連結形照明器具の連結部回りの構成を示す側面図。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る反射体を備
える連結形照明器具の連結部回りの構成を分解して示す
斜視図。
【符号の説明】
22…照明器具、 8…反射端板、 33…反射体、 35…反射板、 35a…天井反射壁、 35b…反射側壁、 36…反射端板、 41…張り出しフランジ、 43…曲げ部、 43a…隙間、 45…係合凸部、 48…端板本体、 49…コーナーピース、 51、本体主部、 52、53…連結片、 54…張り出しフランジ、 55…係合孔、 58…曲げ部、 58a…隙間、 62、63…連結部、 62a、63a…溝圧入板部、 62b、63b…隙間圧入板部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金澤 秀幸 静岡県三島市南町6番78号 株式会社テッ ク三島事業所内 (72)発明者 稗田 正直 静岡県三島市南町6番78号 株式会社テッ ク三島事業所内 (72)発明者 遠藤 吉見 静岡県三島市南町6番78号 株式会社テッ ク三島事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井反射壁の幅方向両側に反射側壁を夫々
    折り曲げるとともに、これら反射側壁から断面逆U字状
    で上向きの曲げ部を有する張り出しフランジを折り曲げ
    て、下面が開放された樋状をなす板金製の反射板と、こ
    の反射板の長手方向の開放された端面を塞いで設けられ
    る反射端板と、を具備する照明器具用反射体において、 前記反射端板は、板金製の端板本体と、この本体の両端
    部に夫々取付けられた合成樹脂製のコーナーピースとを
    有し、 前記端板本体が、前記反射板の開放端面と同形状をなす
    本体主部の下縁以外の縁から前記天井反射壁の外面及び
    前記反射側壁に重ねられる連結片を折り曲げるととも
    に、前記本体主部の下縁から断面逆U字状で上向きの曲
    げ部を有する張り出しフランジを折り曲げてなり、 前記コーナーピースが互いに直角方向に突出する二つの
    連結部を有し、これら連結部が、前記反射板の曲げ部と
    反射側壁との間の溝又は前記反射端板の曲げ部と本体主
    部との間の溝に圧入される溝圧入板部と、この板部から
    折れ曲がって前記反射板の曲げ部又は前記反射端板の曲
    げ部の内側の隙間に圧入される隙間圧入板部とを有して
    断面L形状をなすものであって、 前記両連結部を前記反射板の張り出しフランジと前記反
    射端板の張り出しフランジに夫々圧入して前記コーナー
    ピースを介して前記両張り出しフランジ相互を連結する
    とともに、前記天井反射壁及び反射側壁の端部又はこれ
    らに重なった前記連結片のいずれか一方に設けた係合凸
    部と他方に設けた係合孔とを嵌合させて、前記本体主部
    を前記反射反射壁及び前記反射側壁に連結したことを特
    徴とする照明器具用反射体。
  2. 【請求項2】前記反射端板が前記反射板に対して着脱可
    能であることを特徴とする請求項1記載の照明器具用反
    射体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009084664A1 (ja) * 2007-12-27 2009-07-09 Nichia Corporation 照明装置、照明ユニットおよび支持体

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