JPH11257255A - スクロール型圧縮機の製造方法 - Google Patents

スクロール型圧縮機の製造方法

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JPH11257255A
JPH11257255A JP6563298A JP6563298A JPH11257255A JP H11257255 A JPH11257255 A JP H11257255A JP 6563298 A JP6563298 A JP 6563298A JP 6563298 A JP6563298 A JP 6563298A JP H11257255 A JPH11257255 A JP H11257255A
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JP
Japan
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closed container
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sub
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Application number
JP6563298A
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English (en)
Inventor
Kazuya Sato
里  和哉
Toshihiko Mitsunaga
敏彦 光永
Kazuyoshi Sugimoto
和▲禧▼ 杉本
Kazuaki Fujiwara
一昭 藤原
Kenzo Matsumoto
兼三 松本
Takehiro Nishikawa
剛弘 西川
Takashi Sato
孝 佐藤
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】副支持フレームの邪魔板効果を大きくして、吐
出管から密閉容器外に吐出される冷媒ガス中に同伴され
る潤滑油の量を抑制することができるスクロール型圧縮
機の製造方法を提供する。 【解決手段】密閉容器21内に、回転軸26を水平方向
にもつ電動要素22と、それによって駆動されるスクロ
ール圧縮要素23を支持すると共に、回転軸の一端側を
軸支する支持フレーム27と、他端部を軸支する副支持
フレーム41を設け、容器内底部に収容した潤滑油を各
摺動部に循環供給しつつ、容器外から吸入した冷媒ガス
をスクロール圧縮要素で圧縮する横置き型のスクロール
型圧縮機20を組立てるに際して、副支持フレームにリ
ード線通路穴53を設けて、電動要素からのリード線6
2を当通路穴に通した後に、リード線の先端にターミナ
ル61に接続されるクラスタ63を取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば空調・冷凍
機器などに搭載されるスクロール型圧縮機、更に詳しく
は、固定スクロールと揺動スクロールとを噛み合わせて
形成される複数の圧縮室にて圧縮させた圧縮ガスを密閉
容器内へ吐出した後、密閉容器外へ吐出するようにした
横置き型のスクロール型圧縮機の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より空気調和機などの冷凍サイクル
に使用される横置き型のスクロール型圧縮機において
は、電動要素の回転軸を支持するための副支持フレーム
101が図3の如き構成とされていた。即ち、従来の副
支持フレーム101には、上部に電動要素のリード線を
通すためのリード線通路穴103が貫通して設けられて
おり、中央には着磁治具用通路105が三つ、回転軸用
穴106が一つ貫通して設けられている。
【0003】そして、下部には潤滑油通路104が一つ
貫通して設けられており、副支持フレーム101に取り
付けられるカバー100には、中央部に回転軸の端部を
軸支するための穴107が穿設されている。尚、108
はカバー100を副支持フレーム101に取り付けるた
めのボルト穴である。
【0004】係る副支持フレーム101の一側方には前
記電動要素とこの電動要素によって駆動されるスクロー
ル圧縮要素が密閉容器内に収容され、他側方の密閉容器
にはターミナルと吐出管が位置する。電動要素からのリ
ード線の先端にはクラスタが取り付けられており、副支
持フレーム101のリード線通路穴103を通過してこ
のクラスタは前記ターミナルに接続される。
【0005】そして、密閉容器外から吸入した冷媒ガス
をスクロール圧縮要素にて圧縮し、密閉容器内に吐出し
た後、吐出管から密閉容器外に吐出する。このとき、密
閉容器内に収容された潤滑油は各摺動部に送られ、圧縮
された冷媒に同伴して密閉容器内に吐出されるが、電動
要素や副支持フレーム101などの邪魔板効果などで冷
媒から分離され、そしてこの潤滑油が分離された冷媒ガ
スは吐出管から密閉容器外に吐出される。分離された潤
滑油は密閉容器内底部に溜まり、循環して使用されるも
のであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くリード線の
先端にはターミナルに接続するためのクラスタが取り付
けられているので、電動要素側からターミナル側にこの
クラスタを通過させるために、副支持フレーム101の
リード線通路穴103は図3の如く比較的大きな矩形状
の穴とされている。
【0007】このリード線通路穴103にはリード線が
通されているとはいえ、クラスタが通過した後は、比較
的大きな通路が残存するため、冷媒ガスが自由にこの通
路を通って流れてしまう。そのため、副支持フレーム1
01の邪魔板効果が充分に発揮されず、吐出管から密閉
容器外に吐出される冷媒ガス中に相当量の潤滑油が同伴
されてしまう問題があった。
【0008】本発明は係る従来の技術的課題を解決する
ために成されたものであり、副支持フレームの邪魔板効
果を大きくして、吐出管から密閉容器外に吐出される冷
媒ガス中に同伴される潤滑油の量を抑制することができ
るスクロール型圧縮機の製造方法を提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のスクロール型圧
縮機の製造方法は、密閉容器内に回転軸を横方向に向け
て設けられた電動要素と、この電動要素によって駆動さ
れるスクロール圧縮要素と、密閉容器内に装着されてス
クロール圧縮要素を支持すると共に、回転軸の一端側を
軸支する支持フレームと、回転軸の他端部を軸支する副
支持フレームと、この副支持フレームを挟んで電動要素
の反対側に位置する部分の密閉容器に設けられたターミ
ナルと、このターミナル側の密閉容器に設けられた吐出
管と、電動要素から引き出されたリード線と、このリー
ド線の先端に取り付けられ、ターミナルに接続されるク
ラスタと、副支持フレームに形成されたリード線通路穴
と、密閉容器内に収容された潤滑油とを備えており、こ
の潤滑油を各摺動部に送り、循環して使用すると共に、
密閉容器外から吸入した冷媒ガスをスクロール圧縮要素
にて圧縮し、密閉容器内に吐出した後、吐出管から密閉
容器外に吐出するスクロール型圧縮機を組み立てるに当
たって、リード線を副支持フレームのリード線通路穴に
通した後、このリード線の先端にクラスタを取り付ける
ものである。
【0010】本発明によれば、密閉容器内に回転軸を横
方向に向けて設けられた電動要素と、この電動要素によ
って駆動されるスクロール圧縮要素と、密閉容器内に装
着されてスクロール圧縮要素を支持すると共に、回転軸
の一端側を軸支する支持フレームと、回転軸の他端部を
軸支する副支持フレームと、この副支持フレームを挟ん
で電動要素の反対側に位置する部分の密閉容器に設けら
れたターミナルと、このターミナル側の密閉容器に設け
られた吐出管と、電動要素から引き出されたリード線
と、このリード線の先端に取り付けられ、ターミナルに
接続されるクラスタと、副支持フレームに形成されたリ
ード線通路穴と、密閉容器内に収容された潤滑油とを備
えており、この潤滑油を各摺動部に送り、循環して使用
すると共に、密閉容器外から吸入した冷媒ガスをスクロ
ール圧縮要素にて圧縮し、密閉容器内に吐出した後、吐
出管から密閉容器外に吐出するスクロール型圧縮機にお
いて、リード線を副支持フレームのリード線通路穴に通
した後、このリード線の先端にクラスタを取り付けるよ
うにしたので、リード線通路穴にクラスタを通す必要が
無くなる。
【0011】これにより、副支持フレームのリード線通
路穴はリード線が通過するために必要最小限の開口面積
とすれば良くなり、副支持フレームの邪魔板効果を大き
くして吐出管から密閉容器外に吐出される冷媒ガス中に
同伴される潤滑油の量を抑制、若しくは、低減すること
ができるようになるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1に
基づいて詳述する。図1は本発明に係る横置き型のスク
ロール型圧縮機の全体構成を示す断面図である。
【0013】図1に示される圧縮機20はスクロール型
圧縮機であり、両端が閉鎖された筒状の密閉容器21を
備えている。この密閉容器21内には電動要素22と、
この電動要素22によって駆動されるスクロール圧縮要
素23とが収容されている。
【0014】上記電動要素22は上記密閉容器21の内
部に固定されたステータ24と、このステータ24の中
央部に位置されたロータ25とを有し、このロータ25
の中心部には上記密閉容器21の軸心方向に向けられた
回転軸26が貫通状態に結合され、その一端側は上記ス
クロール圧縮要素23を支持する支持フレーム27の中
央部に貫通され、回転自在に支持されている。上記支持
フレーム27は上記密閉容器21の内壁面に結合固定さ
れている。
【0015】また、上記支持フレーム27を貫通した回
転軸26の端部にはその中心が回転軸26の軸心と偏心
して設けたピン部(クランク部)29が形成されてい
る。このピン部29には揺動スクロール30が連接され
ている。この揺動スクロール30は、円盤状の鏡板の背
面中央部に上記ピン部29を挿入して連接するボス穴部
31と、上記鏡板の表面に形成された渦巻き状のラップ
32とを備えている。
【0016】また、上記支持フレーム27には固定スク
ロール33が結合されている。この固定スクロール33
は上記揺動スクロール30のラップ32に互い違い状態
に位置して複数の圧縮室34を形成する渦巻き状のラッ
プ35が形成されている。
【0017】そして、上記固定スクロール33の側壁面
には上記密閉容器21に貫通された冷媒ガスの吸入管3
6が接続されている。また、上記固定スクロール33の
中央部には、圧縮された冷媒ガスを密閉容器21内に吐
出する吐出ポート37が設けられている。
【0018】この場合、吸入管36から吸入される冷媒
ガスのスクロール圧縮要素23の吸入側と、上記揺動ス
クロール30の背面(上記鏡板のボス穴部31のある側
の面)と上記支持フレーム27との間は上記揺動スクロ
ール30の鏡板の周縁部において連通させてあるので、
この間の圧力は前記密閉容器21内の圧力より低い中間
圧となる。
【0019】他方、回転軸26の他の端部には差圧式給
油部38が設けられている。この給油部38は、密閉容
器21内に装着されて回転軸26を軸支すると共に、油
導入管39を装着したカバー40を備えた副支持フレー
ム41を有する。この副支持フレーム41は回転軸26
の他端部を軸支するためのもので、この副支持フレーム
41と回転軸26の間には、ベアリング42が介在され
ており、このベアリング42の受け部43が前記カバー
40に設けられている。
【0020】ここで、図2を用いてこの副支持フレーム
41及びカバー40の構成を説明する。即ち、副支持フ
レーム41には、上部に電動要素のリード線を通すため
のリード線通路穴53が貫通して設けられており、中央
には着磁治具用通路55が三つ、回転軸用穴56が一つ
貫通して設けられている。
【0021】そして、下部には潤滑油通路54が一つ貫
通して設けられており、副支持フレーム41に取り付け
られる前記カバー40には、中央部に回転軸26の端部
を軸支するための穴57が穿設されている。尚、58は
カバー40を副支持フレーム41に取り付けるためのボ
ルト穴である。
【0022】この副支持フレーム41は密閉容器21の
内壁面に結合固定されており、その一側方に前記電動要
素22とスクロール圧縮要素23が位置すると共に、副
支持フレーム41を挟んで電動要素22とは反対側の他
側方に位置する密閉容器21には、ターミナル61と吐
出管47が取り付けられている。
【0023】また、前記電動要素22からのリード線6
2の先端にはクラスタ63が取り付けられており、リー
ド線62は副支持フレーム41のリード線通路穴53を
通過し、クラスタ63はターミナル61に密閉容器21
内にて接続される。
【0024】ここで、リード線62の結線手順を説明す
る。リード線62には当初クラスタ63は取り付けられ
ていない。そして、先ず電動要素22側からリード線6
2の先端を副支持フレーム41のリード線通路穴53に
通し、反対側(ターミナル61が位置する側)に引き出
す。そして、その状態でリード線62の先端にクラスタ
63を結線して取り付け、最後にこのクラスタ63をタ
ーミナル61に内側から接続する。
【0025】このような手順で組み立てることにより、
リード線通路穴53にはクラスタ63を通す必要が無く
なり、そのため、副支持フレーム41のリード線通路穴
53はリード線62が通過するために必要最小限の開口
面積であれば良くなる。そこで、実施例ではリード線通
路穴53の開口面積を吐出管47の内径と略同等まで縮
小している。
【0026】一方、回転軸26中にはその一端部から他
の端部に通じる油通路44が穿設されており、回転軸2
6が軸受部28により軸支されている部分の中途に前記
油通路44から前記軸受部28の摺動面に通じる小孔4
5が設けられている。この小孔45の出口から始まり前
記電動要素22側に向かって回転軸26の表面にこの小
孔45と連絡する螺旋状の溝46が、回転軸26が軸受
部28により軸支されている部分の外まで、設けられて
いる。
【0027】そして、回転軸26の一端部から出た潤滑
油は、ボス穴部31とピン部29の摺動面をガスシール
し、前記小孔45を通過した潤滑油は前記溝46を流れ
て摺動面を循環すると共に、小孔45より前記スクロー
ル圧縮要素23側の摺動面をガスシールするように構成
されている。
【0028】ここで、上記密閉容器21には所定のレベ
ルまで潤滑油bが収容されており、この潤滑油bは前述
した密閉容器21内の高圧と揺動スクロール30及び支
持フレーム27間の中間圧との差圧によって前記給油部
38から吸い上げられ、回転軸26の中に設けた油通路
44を経て前記軸受部28を含む各摺動部に送られ、循
環して使用されるように構成されている。
【0029】上記のように構成した横置き型スクロール
型圧縮機20が運転を開始すると、冷媒ガスは吸入管3
6からスクロール圧縮要素23の外周部に吸入された
後、漸次中心に移動していくことで圧縮され、固定スク
ロール33の中央部に設けた吐出ポート37から密閉容
器21内に吐出され、密閉容器21内の空間で同伴した
潤滑油が分離され、脈動が低減される。
【0030】吐出されたガスは白矢印で示したように固
定スクロール33と支持フレーム27に設けた図示しな
い通路を流れて、電動要素22側に行き、ロータ25の
回転による遠心力とステータ24や副支持フレーム41
のリード線通路穴53を通過する際などの邪魔板効果で
冷媒ガス中の潤滑油がさらに分離される。
【0031】そして、副支持フレーム41のリード線通
路穴53を通過して潤滑油が分離された冷媒ガスは、吐
出管47から密閉容器21外に吐出される。分離された
潤滑油は黒矢印で示したように流れて密閉容器21の底
部に溜まり、循環して使用される。
【0032】このとき、リード線通路穴53の開口面積
は前述の如く縮小されているので、副支持フレーム41
の邪魔板効果が大きくなり、吐出管47から密閉容器2
1外に吐出される冷媒ガス中に同伴される潤滑油の量は
抑制、若しくは、低減されるようになる。
【0033】前述の如く冷媒ガス吸入側と、揺動スクロ
ール30の背面と支持フレーム27の間を連通させてあ
るので、この間の圧力は密閉容器21内の圧力より低く
なっている。この差圧により、潤滑油bは前記給油部3
8の油導入管39から吸い上げられて、黒矢印で示した
ように回転軸26の中に設けた油通路44を経て高圧下
で供給される。
【0034】供給された高圧の潤滑油の一部は黒矢印で
示したように前記小孔45を通過し、電動要素22の方
向に向かって溝46を流れて摺動面を潤滑し、その後、
密閉容器21の底部に流れる。回転軸26と軸受部28
のクリアランスは非常に小さく、このクリアランスは例
えば約10〜30μm程度にしてあるので、小孔45よ
り前記スクロール圧縮要素23側の回転軸26と軸受部
28の摺動部は良くガスシールされる。
【0035】一方、回転軸26の一端部から出た高圧の
潤滑油はボス穴部31とピン部29の摺動面を良くガス
シールする。これらの潤滑油はその後黒矢印で示したよ
うに揺動スクロール30と支持フレーム27の間を流
れ、オルダムリング48溝部の潤滑を行った後、揺動ス
クロール30の鏡板の周縁部を経てスクロール圧縮要素
23内の冷媒ガス吸入側に供給されて摺動面の潤滑を行
い、その後圧縮ガスと共に吐出ポート37から密閉容器
21内へ吐出され、圧縮ガスと分離されて密閉容器21
の底部に流れる。
【0036】この場合にも前述の如く吐出管47から密
閉容器21外に吐出される潤滑油の量が少なくされてい
るので、密閉容器21内底部には充分な量の潤滑油bが
貯留される。これにより、油導入管39の末端部に冷媒
ガスが入ることも防止できるようになり、潤滑油bを安
定して各摺動部に供給できるようになる。
【0037】尚、前記オルダムリング48は、支持フレ
ーム27と揺動スクロール30との間に介装されてお
り、電動要素22の駆動により固定スクロール33に対
して揺動スクロール30が自転しないように円軌道上を
公転させるように構成されている。
【0038】前記給油部38の副支持フレーム41と回
転軸26の間にはベアリング42が介在させてあり、こ
のベアリング42の受け部43を前記カバー40に設け
たので、回転軸26の回転が安定し、スムーズになって
圧縮効率が向上すると共に、振動や騒音が少なくなる効
果がある。
【0039】回転軸26と前記カバー40の摺動部の間
隙49を調整することにより、冷媒ガスが潤滑油中に入
らないようにすることができる。間隙49をあまり大き
くするとガスが潤滑油中に入る恐れがあり、逆に間隙4
9をあまり小さくすると回転軸26への抵抗が大きくあ
る恐れがあるので、間隙49を適切に調整することが必
要である。
【0040】尚、本発明で使用する冷媒としては、オゾ
ン層を破壊する危険性の無い若しくは少ない冷媒、具体
的には、例えば、1,1,1,2−テトラフルオロエタ
ン(R134a)単体、又は、R134aとジフルオロ
メタン(R−32)とペンタフルオロエタン(R−12
5)との混合冷媒(R407C)、R−32とR−12
5との混合冷媒(R410A)などのHFC系冷媒、ハ
イドロクロロジフルオロメタン(R22)単体、又は、
混合冷媒などのHCFC系冷媒などを挙げることができ
る。
【0041】本発明で使用する潤滑油としては、具体的
には、例えば、これらの冷媒と相溶性のあるエステル系
オイル、エーテル系オイル、或いは、これらの冷媒と相
溶性のないアルキルベンゼン系オイル、或いは、これら
の混合物などを挙げることができる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、密閉
容器内に回転軸を横方向に向けて設けられた電動要素
と、この電動要素によって駆動されるスクロール圧縮要
素と、密閉容器内に装着されてスクロール圧縮要素を支
持すると共に、回転軸の一端側を軸支する支持フレーム
と、回転軸の他端部を軸支する副支持フレームと、この
副支持フレームを挟んで電動要素の反対側に位置する部
分の密閉容器に設けられたターミナルと、このターミナ
ル側の密閉容器に設けられた吐出管と、電動要素から引
き出されたリード線と、このリード線の先端に取り付け
られ、ターミナルに接続されるクラスタと、副支持フレ
ームに形成されたリード線通路穴と、密閉容器内に収容
された潤滑油とを備えており、この潤滑油を各摺動部に
送り、循環して使用すると共に、密閉容器外から吸入し
た冷媒ガスをスクロール圧縮要素にて圧縮し、密閉容器
内に吐出した後、吐出管から密閉容器外に吐出するスク
ロール型圧縮機において、リード線を副支持フレームの
リード線通路穴に通した後、このリード線の先端にクラ
スタを取り付けるようにしたので、リード線通路穴にク
ラスタを通す必要が無くなる。
【0043】これにより、副支持フレームのリード線通
路穴はリード線が通過するために必要最小限の開口面積
とすれば良くなり、副支持フレームの邪魔板効果を大き
くして吐出管から密閉容器外に吐出される冷媒ガス中に
同伴される潤滑油の量を抑制、若しくは、低減すること
ができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するスクロール型圧縮機の一実施
例の全体構成を示す断面図である。
【図2】図1のスクロール型圧縮機の副支持フレームと
カバーを説明する図である。
【図3】従来のスクロール型圧縮機の副支持フレームと
カバーを説明する図である。
【符号の説明】
b 潤滑油 20 スクロール型圧縮機 21 密閉容器 22 電動要素 23 スクロール圧縮要素 26 回転軸 27 支持フレーム 30 揺動スクロール 33 固定スクロール 34 圧縮室 36 吸入管 37 吐出ポート 40 カバー 41 副支持フレーム 47 吐出管 53 リード線通路穴 61 ターミナル 62 リード線 63 クラスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 一昭 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 松本 兼三 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 西川 剛弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 佐藤 孝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内に回転軸を横方向に向けて設
    けられた電動要素と、この電動要素によって駆動される
    スクロール圧縮要素と、前記密閉容器内に装着されて前
    記スクロール圧縮要素を支持すると共に、前記回転軸の
    一端側を軸支する支持フレームと、前記回転軸の他端部
    を軸支する副支持フレームと、この副支持フレームを挟
    んで前記電動要素の反対側に位置する部分の前記密閉容
    器に設けられたターミナルと、このターミナル側の前記
    密閉容器に設けられた吐出管と、前記電動要素から引き
    出されたリード線と、このリード線の先端に取り付けら
    れ、前記ターミナルに接続されるクラスタと、前記副支
    持フレームに形成されたリード線通路穴と、前記密閉容
    器内に収容された潤滑油とを備え、この潤滑油を各摺動
    部に送り、循環して使用すると共に、前記密閉容器外か
    ら吸入した冷媒ガスを前記スクロール圧縮要素にて圧縮
    し、前記密閉容器内に吐出した後、前記吐出管から前記
    密閉容器外に吐出するスクロール型圧縮機において、 前記リード線を前記副支持フレームのリード線通路穴に
    通した後、このリード線の先端に前記クラスタを取り付
    けることを特徴とするスクロール型圧縮機の製造方法。
JP6563298A 1998-03-16 1998-03-16 スクロール型圧縮機の製造方法 Pending JPH11257255A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009243363A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Sanyo Electric Co Ltd 圧縮機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009243363A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Sanyo Electric Co Ltd 圧縮機

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