JPH11255888A - ポリオキシアルキレン鎖を有する球状粉末およびその製造方法 - Google Patents

ポリオキシアルキレン鎖を有する球状粉末およびその製造方法

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JPH11255888A
JPH11255888A JP6240498A JP6240498A JPH11255888A JP H11255888 A JPH11255888 A JP H11255888A JP 6240498 A JP6240498 A JP 6240498A JP 6240498 A JP6240498 A JP 6240498A JP H11255888 A JPH11255888 A JP H11255888A
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JP
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polyoxyalkylene chain
spherical powder
group
water
partially hydrolyzed
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JP6240498A
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English (en)
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Kazuhisa Ono
和久 小野
Makoto Matsumoto
允 松本
Yasushi Matsumoto
安司 松本
Takashi Imai
高史 今井
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Momentive Performance Materials Japan LLC
Original Assignee
GE Toshiba Silicones Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水、有機溶剤等に対して膨潤性に富んだポリ
オキシアルキレン鎖球状粉末およびその製造方法を提供
する。 【解決手段】 一般式(1):−R1 O(R2 −O)n
−で表される繰り返し単位を有する(R1 は2価の有機
基であり、炭素数1〜8の炭化水素基、R2 は2価の有
機基であり、炭素数1〜8の炭化水素基、nは正の整
数)ポリオキシアルキレン鎖を有する球状粉末。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリオキシアルキ
レン鎖を有する球状粉末およびその製造方法に関し、特
に、水や有機溶剤等の溶剤による膨潤性に富み、粒子中
に溶剤を保持することのできる球状粉末に関する。
【0002】
【従来の技術】炭化水素系の樹脂粉末は、一般的に、
A)ボールミル、ジェットミル等の機械的粉砕法、B)
スプレードライ法、C)乳化重合、非水系分散重合、シ
ード乳化重合および懸濁重合等の重合法を用いて重合性
モノマーを粒子状に重合させる方法、D)ポリマーをそ
のガラス転移湿度あるいは融点以上の高温で溶媒に溶解
した後、冷却することによってポリマーを晶折させる方
法、E)ポリマーを溶媒に相溶性のある溶媒に溶解後、
該ポリマーの貧溶媒でありかつ該ポリマーの溶媒に相溶
性のある溶媒を添加混合することによってポリマーを析
出させる方法、F)ポリマーを溶媒に溶解して得られた
ポリマー溶液を該ポリマーの貧溶媒でかつ該ポリマーの
溶媒に非相溶性の溶媒中に添加混合し、強く攪拌させ分
散状態とした後、該分散液中の溶媒を除去し、ポリマー
を取り出す方法などにより調製される。
【0003】上記A〜Fの中で、化学的粉砕法として分
類でき、かつ球状のポリマー粒子が得られやすい方法と
してはF法が挙げられ、例えば、特公昭61−2868
8号公報、特開昭62−1728号公報、特開昭62−
32124号公報等に開示されている。
【0004】前述のA)法の機械的な粉砕では容易に球
状微粒子とすることが困難であり、また、B)〜E)法
においても、経済的に劣る、再現性に劣る、球状粒子を
得ることが困難であるなどの問題を有していた。
【0005】さらに、F法のような科学的粉砕法は、分
散開始時からO/W型エマルジョンを形成させることが
必要であり、そのために種々の問題を有している。すな
わち、粒子径の小さい球状の微粒子を得るためにはポリ
マー溶液の粘度を著しく低くする必要があり、従って有
機溶媒を回収する装置の大型化、溶媒の留去時間が長く
なる、さらに撹拌の調整条件が複雑である等の欠点を有
している。
【0006】炭化水素系の樹脂粉末に分類される球状オ
ルガノポリシロキサン微粒子であるポリメチルシルセス
キオキサンは、3官能性シランを加水分解・縮合するこ
とにより得られることが知られている。例えば、ベルギ
ー国特許第572,412号公報には、メチルトリアル
コキシシランをアルカリ土類金属やアルカリ金属を含む
水溶液中で加水分解・縮合させる方法が開示されてい
る。さらに、特公昭54−72360号公報には、メチ
ルトリクロロシランを噴霧中で加水分解させるか、また
は多量の水中に攪絆しながら滴下して加水分解させ、固
体状のポリメチルシルセスキオキサンを得る方法が開示
されている。
【0007】しかし、いずれも珪素に結合した有機基は
アルキル基が主である。それゆえに、シルセスキオキサ
ンの特性でもある撥水性のため、膨潤性がほとんど無
く、粒子中に溶剤を保持することは不可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水、有機溶
剤等に対して膨潤性に富んだポリオキシアルキレン鎖球
状粉末およびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく研究を行った結果、ポリオキシアルキレン
鎖を有する3官能性の加水分解性シランを、加水分解・
縮合させ、その生成物を水洗後、乾燥させると、溶剤に
膨潤しやすい球状粒子が得られることを見出し、本発明
を完成するに至った。
【0010】本発明は、珪素原子に結合するポリオキシ
アルキレン鎖が以下に示す一般式(1)−R1 O(R2
−O)n−で表される繰り返し単位を有する(R1 は2
価の有機基であり、炭素数1〜8の炭化水素基、R2
2価の有機基であり、炭素数1〜8の炭化水素基、nは
正の整数)ポリオキシアルキレン鎖を有するシルセスキ
オキサン微粒子を提供する。
【0011】また、本発明は、粒子の形状が各々独立し
た球状であることを特徴とするポリオキシアルキレン鎖
含有シルセスキオキサン粉末およびその製造方法に関す
る。本発明の繰り返し単位−R1 O(R2 −O)n−に
おけるnは、1〜20、好ましくは3〜18、より好ま
しくは8〜15の正の整数である。
【0012】本発明に用いられるポリオキシアルキレン
化合物の分子量は300〜1500が好ましい。
【0013】本発明の球状ポリオキシアルキレン鎖含有
シルセスキオキサン粉末の原料であるポリオキシアルキ
レン鎖含有トリアルコキシシランおよび/またはその部
分加水分解物としては、例えば、公知の方法によりポリ
オキシアルキレン鎖含有トリクロロシランを適当なアル
コールでアルコキシ化して得られる。もしくは、トリク
ロロシランをアルコキシ化した後、分子中に少なくとも
1つ不飽和基を有するポリオキシアルキレン化合物を白
金等の遷移金属化合物を触媒としてヒドロシリル化反応
により得られる。
【0014】かかるポリオキシアルキレン鎖含有トリア
ルコキシシランおよび/またはその部分加水分解物は、
各々単独で、または混合物として用いることができる
が、球状のシルセスキオキサン粉末の収率が良いことか
らポリオキシアルキレン鎖含有トリアルコキシシランを
用いることが好ましい。
【0015】ポリオキシアルキレン鎖の種類としては、
プロピレンオキサイド、エチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド/エチレンオキサイド等が挙げられる。
【0016】なお、本発明においては、アルコキシ化反
応によって得られたトリアルコキシシランまたはその部
分加水分解縮合物中に、その製造過程で副生する塩化水
素または未反応のクロロシランとして存在する塩素原子
の量は、特に制限されるものではない。
【0017】また、上記に示した化合物の部分加水分解
物は、該化合物中に存在する反応性基を完全に加水分解
するのに要する理論量より少量の水を存在させることに
より得られる。
【0018】本発明の加水分解・縮合反応は、アルカリ
水溶液中に1分子中にポリオキシアルキレン鎖含有トリ
アルコキシシランおよび/またはその部分加水分解物を
撹拌しながら滴下することによって行う。滴下後、数時
間撹拌すれば目的物を得ることが可能であるが、加熱に
より短時間で加水分解反応と縮合反応を行うことによ
り、容易に目的物を得ることができる。
【0019】上記の条件で反応させた場合、反応が進行
するにしたがって、縮合反応物が反応液から析出し、撹
拌を中止することにより、沈殿するので、これを補集
し、水洗後乾燥することにより、球状粉末の目的物を得
ることができる。
【0020】さらに、詳しくは、ポリオキシアルキレン
鎖含有トリアルコキシシランおよび/またはその部分加
水分解物を収率良く確実に球状粉末にするために、以下
の方法がより好ましい。
【0021】ポリオキシアルキレン鎖含有トリアルコキ
シシランおよび/またはその部分加水分解物を有機酸の
存在下に加水分解して、反応性珪素基がシラノールまた
は部分縮合したポリオキシアルキレン化合物を得る第一
の工程と、ついで該シラノールを有するまたは部分縮合
したポリオキシアルキレン化合物をアルカリ水溶液また
は該水溶液と有機溶媒との混合液中および/または縮合
触媒として塩基性有機金属化合物を配合した水溶液中ま
たは該水溶液と有機溶媒との混合液中で重縮合反応させ
る第二の工程を具備する製造方法が有効である。
【0022】第一の工程の加水分解反応に際しては、過
剰の水に触媒となる有機酸を溶解させて水溶液として行
う。
【0023】このように触媒として有機酸を用いること
は反応速度が速い点で優れている。かかる有機酸として
は、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、モノクロロ酸、シュウ
酸、クエン酸などが例示することができるが、少量で加
水分解の反応速度を上げ、かつ生成したシラノール基の
部分縮合反応を抑制することから蟻酸、および酢酸が好
ましい。
【0024】有機酸の使用量は、ポリオキシアルキレン
鎖含有トリアルコキシシランおよび/またはその部分加
水分解物中の反応性基および有機酸の種類により異なる
が、該化合物中の反応性基を加水分解する揚合に用いる
水の量100重量部に対して1×10-3〜1 重量部が好
ましい。1×10-3重量部未満の場合には反応が十分に
進行せず、1重量部を越える揚合には不純物中の酸基と
して系中に残存する濃度が高くなるばかりでなく、生成
したシラノール基が縮合しやすくなる。
【0025】加水分解時の温度は特に制限されず、常温
または過熱状態で行っても良い。しかし、シラノールを
収率良く生成させるために5〜60℃に保持した状態で
反応を行わせることが好ましい。
【0026】さらに、この際に、均一かつ微細な球状粉
末を得るために界面活性剤を配合し、エマルジョンを形
成させることが好ましい。本発明に用いられる該ポリオ
キシアルキレン化合物は、一般的にシランと称される化
合物と異なり、分子量が大きいため球状粒子になりづら
く、加水分解性基同士の縮合反応の進行が遅い。そのた
め、水溶液への分散性を増すとともに、微細なエマルジ
ョンを形成させることにより目的物の粒径を制御するこ
とを目的として、界面活性剤を配合することがより好ま
しい。
【0027】本発明に使用される界面活性剤としては、
非イオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオ
ン系界面活性剤あるいは両性系界面活性剤が単独でまた
は併用系で任意に使用される。これら界面活性剤は、た
とえば脂肪酸石鹸、高級アルコール硫酸エステル、高級
アルコール硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、ジナフチルメタンスルホ
ン酸塩、N−メチルアルキルタウレート、アルキルスル
ホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫
酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェノール
エーテル硫酸エステル塩、N−アシルザルコシン酸塩、
アルキルアミン塩、トリメチルアルキルアンモニウム
塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキ
ルピリジニウム塩、ポリオキシエチレンアルキルアミノ
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルフェノールエーテル、ポリオキ
シエチレン脂訪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキ
ルチオエーテル、アルキロールアミド、ポリオキシエチ
レンプロピレンブロックポリマー、脂肪酸ソルビタンエ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキレート、
アルキルベタイン、N−アルキル(アミノエチル)グリ
シンなどがあげられるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0028】本発明において、ポリオキシアルキレン鎖
含有トリアルコキシシランおよび/またはその部分加水
分解物100重量部に対し、界面活性剤は1〜30重量
部の範囲であるが、好ましくは2〜15重量部が良い。
【0029】また、ポリオキシアルキレン鎖を有する加
水分解性シランおよび/またはその部分加水分解縮合物
に、反応性シランを共縮合させることにより球状粉末を
得ることが可能となり得る。このような反応性シランと
して、一般式:R5 4 q SiYq が例示される。
【0030】式中、R5 はたがいに同一でも異なってい
てもよい置換または非置換の1価の炭化水素基を表す。
5 としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ぺ
ンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシルのよう
なアルキル基;ビニル、アリルのようなアルケニル基;
フェニル、トリル、キシリルのようなアリール基;2−
フェニルエチル、2−フェニルプロピルのようなアラル
キル基が例示され;さらにこれらの炭化水素基の水素原
子の一部が他の原子または基で置換されたもの、すなわ
ちクロロメチル、3−クロロプロピル、3,3,3−ト
リフルオロプロピルのようなハロゲン化アルキル基;3
−シアノプロピルのようなシアノアルキル基などの置換
炭化水素基が例示される。入手のしやすさと、優れた架
橋反応速度が得られることから、メチル基またはビニル
基が好ましい。
【0031】またYは、加水分解性基である。Yとして
は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシのよう
なアルコキシ基;2−メトキシエトキシ、2−エトキシ
エトキシのような置換アルコキシ基;イソプロペノキシ
基のようなエノキシ基;アセトキシ、オクタノキシのよ
うなアシロキシ基;ジメチルケトキシマトネメチルエチ
ルケトキシマト、ジエチルケトキシマト、メチルブチル
ケトキシマト、エチルブチルケトキシマトのようなケト
キシマト基;アセトアミド、N−メチルアセトアミドの
ようなアミド基;ジメチルアミノ、メチルエチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、メチルブチルアミノのようなアミ
ノ基;メチルエチルアミノキシ、ジエチルアミノキシ、
エチルブチルアミノキシ基などの加水分解性基が例示さ
れ、たがいに同一でも異なっていてもよい。合成の容易
さ、硬化性、経済性および広範囲の用途に用いられるこ
とから、アルコキシ基、イソプロペノキシ基、アセトキ
シ基またはメチルエチルケトキシマト基が好ましい。さ
らには、反応が制御しやすく、加水分解による副生成物
が中性であるアルコキシ基が好ましい。
【0032】このような架橋剤として作用する反応性シ
ランの例としては、テトラメトキシシラン、メチルトリ
メトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、フェニル
トリメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチルト
リエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、フェニ
ルトリエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テト
ライソプロポキシシランおよびそれらの部分加水分解縮
合物のようなアルコキシ基含有化合物;テトラキス(2
−エトキシエトキシ)シラン、メチルトリス(2−メト
キシエトキシ)シラン、ビニル(2−エトキシエトキ
シ)シラン、フェニルトリス(2−メトキシエトキシ)
シランおよびそれらの部分加水分解縮合物のような置換
アルコキシ基含有化合物;メチルトリイソプロペノキシ
シラン、ビニルトリイソプロペノキシシラン、フェニル
トリイソプロペノキシシラン、ジメチルジイソプロペノ
キシシラン、メチルビニルジイソプロペノキシシランお
よびそれらの部分加水分解縮合物のようなエノキシ基含
有化合物;メチルトリアセトキシシラン、ビニルトリア
セトキシシラン、フェニルトリアセトキシシランおよび
それらの部分加水分解縮合物のようなアセトキシ基含有
化合物;テトラキス(メチルエチルケトキシマト)シラ
ン、メチルトリス(メチルエチルケトキシマト)シラ
ン、ビニル(メチルエチルケトキシマト)シラン、フェ
ニルトリス(メチルエチルケトキシマト)シラン、テト
ラキス(ジエチルケトキシマト)シラン、メチルトリス
(ジメチルケトキシマト)シラン、ビニルトリス(ジエ
チルケトキシマト)シラン、フェニルトリス(ジエチル
ケトキシマト)シラン、テトラキス(ジブチルケトキシ
マト)シラン、メチルビス(メチルエチルケトキシマ
ト)メトキシシラン、ビニルビス(メチルエチルケトキ
シマト)エトキシシラン、メチルビス(メチルエチルケ
トキシマト)イソプロポキシシランおよびそれらの部分
加水分解縮合物のようなケトキシマト基含有化合物など
が例示される。
【0033】これらのうち、合成が容易で、しかも大き
な架橋反応速度を与えることを考慮すると、テトラメト
キシシラン、テトラエトキシシラン、メチルトリメトキ
シシラン、ビニルトリメトキシシランおよびそれらの部
分加水分解縮合物を用いることが好ましい。
【0034】このような反応性シランの配合量として
は、ポリオキシアルキレン鎖を有する球状粉末の特性を
損なわない量が挙げられ、かつ球状粉末を得るべく必要
量が挙げられる。このような反応性シランの配合量はポ
リオキシアルキレン化合物100重量部に対し、1〜8
0重量部、好ましくは3〜70重量部である。
【0035】本発明の製造方法の第二の工程は、第一の
工程で得られた反応物から重縮合反応によりポリオキシ
アルキレン鎖を有する球状粉末を得る工程である。この
工程は、アルカリ水溶液または該水溶液と有機溶媒との
混合液中および/または縮合触媒として塩基性有機金属
化合物を配合した水溶液中または該水溶液と有機溶媒と
の混合液中で行う。
【0036】アルカリは、その水溶液が塩基性を示すも
のであり、第一の工程で用いられた有機酸の中和剤とし
て、また第二の工程の重縮合反応の触媒として作用する
ものである。かかるアルカリとしては、水酸化リチウ
ム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムのような金属水
酸化物;アンモニア;およびモノメチルアミン、ジメチ
ルアミンのような有機アミン類を例示することができ
る。これらの中でも、得られた球状粉末の用途を制限す
る微量の不純物を残さないためにはアンモニアおよび有
機アミン類が好ましく、さらに除去が容易なことからア
ンモニアがさらに好ましい。
【0037】アルカリは、取り扱いや反応の制御が容易
なことから水溶液として用いる。アルカリの使用量は、
有機酸を中和し、重縮合反応の触媒として有効に作用す
る量であり、例えばアルカリにアンモニアを用いた場合
には水または水と有機溶媒との混合物100重量部に対
して0.05重量部以上を用いる。
【0038】また、重縮合反応を促進する目的で、塩基
性有機金属化合物を配合する。該ポリオキシアルキレン
化合物の重縮合反応が遅いため、目的生成物を短時間で
得るために配合されるものであり、あらかじめ、重縮合
反応に用いられる多量の水に分散させておく。この際、
分散性を考慮し、エマルジョン化させた後に配合するこ
とがさらに好ましい。このような塩基性有機金属化合物
としては鉄オクトエート、コバルトオクトエート、マン
ガンオクトエート、亜鉛オクトエート、スズナフテー
ト、スズカプリエート、スズオレートのようなカルボン
酸金属塩;ジブチルスズジアセテート、ジブチルスズジ
オクトエート、ジブチルスズジラウレート、ジブチルジ
オレート、ジフェニルスズジアセテート、酸化ジブチル
スズ、ジブチルスズジメトキシド、ジブチルスズ(トリ
エトキシシロキシ)スズ、ジブチルスズビス(アセチル
アセテート)のような有機スズ化合物が例示される。こ
れらの中でも有機スズ化合物が微量で縮合触媒として効
果が高いため好ましい。配合量は、触媒として有効に作
用する量であり、塩基性有機金属化合物を単独で用いる
場合、水または水と有機溶媒との混合物100重量部に
対して0.0005重量部以上を用いる。
【0039】第二の工程において、アルカリ水溶液およ
び/または縮合触媒として塩基性有機金属化合物を配合
した水溶液に有機溶媒を併用することが、微細な球状粉
末を得るためには好ましい。
【0040】かかる有機溶媒は水可溶性のものが好まし
く、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソ
プロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、エチレングリ
コールモノエチルエーテル、アセトン、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジアセトンアルコールなどが
例示される。
【0041】第二の工程の重縮合反応は、アルカリ水溶
液または該水溶液と有機溶媒との混合液中および/また
は縮合触媒として塩基性有機金属化合物を配合した水溶
液中または該水溶液と有機溶媒との混合液を反応容器に
仕込んだのち、この反応容器内に第一の工程で得られた
シラノール基化合物および部分縮合物の水溶液もしくは
この水溶液をさらに水または有機溶媒で希釈した溶液を
前記反応容器中の溶液に入れ、5〜50時間、好ましく
は10〜40時間、さらに好ましくは15〜38時間、
約2〜150rpmで攪拌する。
【0042】本発明のポリオキシアルキレン鎖を有する
シルセスキオキサン微粒子の一製造方法を挙げると、一
般式:R3 Si(OR4 3 (式中、R3 はポリオキシ
アルキレン鎖を表し、R4 は置換または非置換のアルキ
ル基を示す)で表されるポリオキシアルキレン鎖を有す
る3官能の加水分解性シランを有機酸の存在下に加水分
解して、一般式R2 Si(OH)3 (式中のR2 は上記
のとおりである)で示されるポリオキシアルキレン鎖を
有するシラントリオールまたは部分縮合物を得る工程
と、ポリオキシアルキレン鎖を有するシラントリオール
または部分縮合物をアルカリ水溶液またはアルカリ水溶
液と有機溶媒との混合液中で重縮合させる工程とにより
製造される。
【0043】このようにして重縮合反応をおこなうこと
により、球状粉末を水または水と有機溶媒の混合溶液中
にディスパージョンまたはゾルとして得ることができ
る。必要に応じてさらに、遠心分離機等にかけて粒子を
沈降させて取り出し、加熱乾燥し、ジェットミル等によ
り粉砕するなど、適当な処理をほどこして球状粉体とし
て用いることもできる。
【0044】本発明のポリオキシアルキレン鎖を有する
球状粉末の粒径は、0.1〜15.0μm、好ましくは
0.3〜10.0μm、より好ましくは0.5〜7.0
μmである。
【0045】本発明のポリオキシアルキレン鎖を有する
球状粉末は、真球状であるが、微視的には、ポリシルセ
オキサンの球から大きなポリオキシアルキレン基が出て
いる構造を有しており、メチル基の付いている従来の真
球状ポリメチルシルセスキオキサン粉末に比べ、溶剤の
含浸性に優れている。また、従来の真球状ポリメチルシ
ルセスキオキサン粉末が持つような優れた耐候性も兼ね
備えている。
【0046】さらに、本発明のポリオキシアルキレン鎖
を有する球状粉末の用途としては、プラスチックフィル
ム、プラスチックスポンジ、エポキシモノマーキャス
ト、化粧品、コーティング、グラビアインキ、潤滑油、
艶消し塗料、特殊紙、特殊プラスチック成形品等が挙げ
られるが、これに限られるものではない。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例および比較
例により、さらに詳しく説明する。これらの例において
部は重量部を表す。
【0048】[実施例1]温度計、還流器および攪拌機
を備えた反応容器に水500部を仕込み、酢酸0.1部
を添加して均一な溶液とした。これを30℃で攪拌しつ
つ、ポリオキシアルキレン鎖含有トリアルコキシシラン
を680部を添加し、攪拌を約85rpmで4時間継続
したのち濾過を行って、シラノール溶液を得た。
【0049】温度計、還流器および攪拌機を備えた反応
容器に水1000部と28%アンモニア水溶液25部を
とり、温度を25℃に設定した。これを攪絆しながら前
述のシラノール溶液244部を約10分間かけて滴下し
た。滴下終了後、16時間攪拌を続けた。攪拌中をポリ
オキシアルキレン鎖を有するシルセスキオキサン粒子が
析出して、反応液は乳白色のディスパージョンに変わっ
た。
【0050】これを遠心分離機にかけて粒子を沈降させ
たのち取り出し、100℃の乾燥機で24時間乾燥させ
たところ、123部の白色粒子が得られた。これは反応
性基を有するポリオキシアルキレン化合物を基準にした
理論収量の95%に相当する。
【0051】この粒子を電子顕微鏡で観察したところ、
ほとんどの粒子は球状を呈しており、粒子径は最大値が
1.3μm、最小値は0.4μmであり、平均粒子径は
0.8μmであった。図1にこの粒子の拡大図を示す。
【0052】[実施例2,3]表1に示す各種のポリオ
キシアルキレン鎖含有トリアルコキシシランおよび/ま
たはその部分加水分解物、メチルトリメトキシシラン、
テトラメトキシシランのようなアルコキシシラン、酢酸
および水を用いて、反応温度を30〜40℃に制御し、
反応時間を表1に示した時間にしたほかは実施例1と同
様の方法でシラノール溶液を調製した。このシラノール
溶液を表1に示す量を用い、アンモニア水溶液あるいは
表1に示す塩基性物質および水の量と滴下時間を表1に
示すようにしたほかは実施例1と同様にして、白色粒子
を得た。得られた粒子の収率、形状、粒子径は表1のと
おりである。
【0053】
【表1】 実施例3で得られた粒子の赤外分光分析をKBr錠剤法
によって行った。図3にそのスペクトルを示す。100
0〜1160cm-1のSi−O−Si結合の吸収、296
0cm-1のC−Hの1265cm-1および775cm-1のメチ
ル基の吸収のほか、1090cm-1にC−O−Cのエーテ
ル結合の基に帰属する吸収が見られる。
【0054】実施例3で得られた粒子の拡大図を図2に
示す。
【0055】[実施例4]温度計、還流器および攪拌機
を備えた反応容器に水500部を仕込み、酢酸0.1部
を添加して均一な溶液とした。これを30℃で攪絆しつ
つ、ポリオキシアルキレン鎖含有トリアルコキシシラン
を680部、界面活性剤としてポリオキシエチレンノニ
ルフェノールエーテル30部を添加し、ホモジナイザー
で30分間分散させることによりエマルジョンを得たの
ち濾過を行って、シラノール溶液を得た。
【0056】温度計、還流器および攪拌機を備えた水応
容器に水1000部と28%アンモニア水溶液25部を
とり、温度を25℃に設定した。これを攪絆しながら前
述のシラノール溶液244部を約10分間かけて滴下し
た。滴下終了後、16時間攪拌を続けた。攪拌中にポリ
オキシアルキレン鎖を有するシルセスキオキサン粒子が
析出して、反応液は乳白色のディスパージョンに変わっ
た。
【0057】このディスパージョンを金網を通して抜き
取り、遠心分離法あるいは遠心濾過法等により脱水を行
い、得られたペースト状物を100〜220℃で加熱乾
燥後、ジェットミル粉砕機などを用いて解砕を行って、
100℃の乾燥機で24時間乾燥させたところ、123
部の白色粒子が得られた。これは反応性基を有するポリ
オキシアルキレン化合物を基準にした理論収量の95%
に相当する。
【0058】この粒子を電子顕微鏡で観察したところ、
ほとんどの粒子は球状を呈しており、粒子径は最大値が
1.2μm、最小値は0.2μmであり、平均粒子径は
0.8μmであった。
【0059】[実施例5,6]表2に示す各種のポリオ
キシアルキレン鎖含有トリアルコキシシランおよび/ま
たはその部分加水分解物、メチルトリメトキシシラン、
テトラメトキシシランのようなアルコキシシラン、酢
酸、界面活性剤および水を用いて、反応温度を30〜4
0℃に制御し、反応時間を表2に示す時間にしたほかは
実施例4と同様の方法でシラノール溶液を調製した。こ
のシラノール溶液を表2に示す量を用い、アンモニア水
溶液あるいは表2に示す塩基性物質および水の量と滴下
時間を表2に示すようにしたほかは実施例4と同様にし
て、白色粒子を得た。得られた粒子の収率、形状、粒子
径は表2のとおりである。
【0060】
【表2】 [比較例1]表1に示す量のメチルトリメトキシシラ
ン、酢酸および水を用いて、反応温度を30〜40℃に
制御し、反応時間を表1に示した時間にしたほかは実施
例1と同様の方法でシラノール溶液を調製した。このシ
ラノール溶液を表1に示す量を用い、アンモニア水溶液
および水の量と滴下時問を表1に示すようにして、白色
粒子を得た。得られた粒子の収率、形状、粒子径は表1
のとおりである。
【0061】[溶剤への膨潤性]実施例1、3、5およ
び比較例1で得られた粒子について、芳香族系溶剤;ト
ルエン、ケトン系溶剤;メチルエチルケトン、エステル
系溶剤;酢酸エチル、テトラヒドロフラン、および沸点
の高いものとしてカーボネート系化合物;プロピレンカ
ーボネート、エチレンカーボネート、ジエチレンカーボ
ネートに対する膨潤性を各粒子20gを各溶剤40gを
加え、室温にて24時間放置した後、濾紙で過剰の溶剤
を濾別後、室温にて時間経過した後の重量を測定し、重
量の増加比(放置後重量/浸漬前重量)を求めた。結果
を表3に示す。
【0062】
【表3】 表3から明らかなように、ポリオキシアルキレン鎖を含
む粉末は、含まない粉末に比べて溶剤に対する含浸性に
優れており、中でも特にカーボネート系溶剤に対する含
浸性に優れていることがわかった。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、膨潤性が良く、粒子中
に溶剤を保持することのできるポリオキシアルキレン鎖
を有する球状粉末を、再現性良く、大規模な装置を用い
ることなく得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の粒子の拡大図。
【図2】 実施例3の粒子の拡大図。
【図3】 実施例3の粒子の赤外分光分析スペクトル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 高史 東京都港区六本木6丁目2番31号 東芝シ リコーン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)−R1 O(R2 −O)n−
    で表される繰り返し単位を有する(R1 は2価の有機基
    であり、炭素数1〜8の炭化水素基、R2 は2価の有機
    基であり、炭素数1〜8の炭化水素基、nは正の整数)
    ポリオキシアルキレン鎖を有する球状粉末。
  2. 【請求項2】 前記ポリオキシアルキレン鎖が、本質的
    にポリプロピレンオキサイドである請求項1記載の球状
    粉末。
  3. 【請求項3】 前記ポリオキシアルキレン鎖が、球の外
    側に伸びていることを特徴とする請求項1記載の球状粉
    末。
  4. 【請求項4】 ポリオキシアルキレン鎖を有する加水分
    解性シランおよび/またはその部分加水分解縮合物を加
    水分解・縮合する工程と、その生成物を水洗後乾燥する
    工程とを具備する球状粉末の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ポリオキシアルキレン鎖を有する加
    水分解性シランおよび/またはその部分加水分解縮合物
    に反応性シランおよび/またはその部分加水分解縮合物
    を配合することを特徴とする請求項4記載の球状粉末の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ポリオキシアルキレン鎖を有する加
    水分解性シランおよび/またはその部分加水分解縮合物
    に界面活性剤を配合することを特徴とする球状粉末の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 前記界面活性剤を配合後、水に分散させ
    てエマルジョンを形成させてから、前記加水分解・縮合
    工程を行うことを特徴とする請求項6記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記加水分解工程において、酸性触媒を
    用いることを特徴とする請求項4記載の球状粉末の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 前記縮合工程を、アルカリ水溶液、前記
    アルカリ水溶液と有機溶媒、または水中で行うことを特
    徴とする請求項4記載の球状粉末の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記縮合工程において、アンモニアま
    たはアミン類および有機金属化合物からなる群より選択
    される塩基性化合物触媒を用いることを特徴とする請求
    項4記載の球状粉末の製造方法。
  11. 【請求項11】 一般式R3 Si(OR4 3 (式中、
    3 はポリオキシアルキレン鎖を表し、R4 は置換また
    は非置換のアルキル基を示す)で表されるポリオキシア
    ルキレン鎖を有する3官能の加水分解性シランを有機酸
    の存在下に加水分解して、一般式R2 Si(OH)
    3 (式中のR2 は上記のとおりである)で示されるポリ
    オキシアルキレン鎖を有するシラントリオールまたは部
    分縮合物を得る工程と、 前記ポリオキシアルキレン鎖を有するシラントリオール
    または部分縮合物をアルカリ水溶液または前記アルカリ
    水溶液と有機溶媒との混合液中で重縮合させる工程と、
    を具備することを特徴とするポリオキシアルキレン鎖を
    有するシルセスキオキサン微粒子の製造方法。
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JP2014533771A (ja) * 2011-11-23 2014-12-15 モーメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・インク 有機−無機ハイブリッド材料を製造するための方法

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