JPH11255525A - 板状ガラスの製造装置におけるターンテーブルの駆動装置 - Google Patents

板状ガラスの製造装置におけるターンテーブルの駆動装置

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JPH11255525A
JPH11255525A JP10074972A JP7497298A JPH11255525A JP H11255525 A JPH11255525 A JP H11255525A JP 10074972 A JP10074972 A JP 10074972A JP 7497298 A JP7497298 A JP 7497298A JP H11255525 A JPH11255525 A JP H11255525A
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turntable
support member
drive shaft
mounting
drive
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JP10074972A
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Kazuaki Kodama
一明 児玉
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Hoya Corp
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/02Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing in machines with rotary tables
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
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  • Materials Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上型と下型とで溶融ガラスをプレスし板状ガ
ラスを製造する製造装置において、下型を支承するター
ンテーブルを、高度な位置調整を伴うことなく支承し、
且つ水平に回転駆動できるようにする。 【解決手段】 垂直に支承された駆動軸30aを有する
ターンテーブル4の駆動源30と、上記駆動軸30aに
取り付けられ、上記ターンテーブル4を直接支承して上
記駆動源からの回転力をターンテーブル側へ伝達する筒
状の支持部材で32あって、その上面に上記ターンテー
ブルを水平に支承する載置面33bを有するものとを備
える。ターンテーブルの水平度は、上記支持部材32の
みの取付精度及び加工精度によって決まるので、ターン
テーブルを設置が極めて容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融ガラスをプレ
スして板状ガラスを成形する板状ガラスの製造装置に関
し、特にハードディスク等で用いられる磁気記録媒体用
のガラス基板など、高度な平坦度が要求されるプレスガ
ラスの製造に適した板状ガラスの製造装置において採用
されるターンテーブルの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスク装置に用いられる
磁気記録媒体の面記録密度は、著しい勢いで伸び続けて
いる。1990年以降その記録密度は年率約60%で増加し、
現在、1平方インチ当たり2Gビット以上の記録密度を有
するハードディスク用記録媒体が既に出現している。ハ
ードディスク装置は、高速回転する磁気記録媒体上で、
アクチュエータにより支承された磁気ヘッド(スライダ)
を媒体の半径方向に走査することによって情報の読み出
し及び書き込みを行う。磁気ヘッドは、磁気記録媒体の
高速回転により生じる空気流により、磁気記録媒体の情
報記録面に対し僅かな隙間を空けて浮上する。現在、磁
気ヘッドの記録面に対する浮上量は僅か40nm〜50nm程度
であり、更なる高密度化への要求と相俟って、浮上量の
極小化の要求が更に厳しくなっている。
【0003】安定した磁気ヘッドの浮上量を確保するこ
とが、安定した情報の読み出し及び書き込みの上で重要
である。安定した磁気ヘッドの浮上量を確保し、また上
記浮上量の極小化を実現するためには、磁気記録媒体の
表面を極めて高精度に平坦化すること、特に磁気記録媒
体に用いられる基板を平坦化することが極めて重要な要
素技術である。
【0004】一方、磁気記録媒体に用いられるアルミ製
基板に代わるものとして、近年ガラス製基板が注目さ
れ、その研究開発が盛んである。ガラス製基板は、アル
ミ製基板に比して、一般的に強度、コスト及び平坦度の
面で優れている。ガラス製基板は、溶融したガラス(こ
れを、ガラスコブという)を上型及び下型を用いてプレ
スしたものを、冷却後、研磨し、必要な表面処理(例え
ば、イオン交換法による化学強化)を施して成形され
る。
【0005】従来、溶融ガラスのプレスを行う製造装置
においては、その量産性を向上させるために、溶融ガラ
スの連続プレスを可能とするターンテーブルを備えたも
のが用いられている。ターンテーブルの円周方向に沿っ
て複数の下型が備えられ、順次上型の設置位置に溶融ガ
ラスを供給する。上型及びそれを駆動するエアシリンダ
は、下型上の溶融ガラスに対するプレスを行う。また、
必要に応じてこれに連続して反り修正のためのプレスを
行う。これらプレスにより成型され、反りを修正された
ディスク状のガラス成形品は、上記製造装置から搬出さ
れ、自然冷却を経て、次工程、すなわち研磨、表面処理
の工程へと引き渡される。
【0006】図5は従来構造による上記製造装置におけ
るターンテーブルとその駆動装置を示している。図にお
いて、ターンテーブル50は、その円周方向に沿って複
数の下型51を備えている。製造装置の枠体52の下部
には、ターンテーブル50の駆動装置53が設置されて
いる。駆動装置53の駆動軸からの動力は、トルクリミ
ッター54を介して、ターンテーブル50を支承するシ
ャフト55を駆動する。シャフト55は、トルクリミッ
ター54に対して、円筒状のシャフト取付部材56によ
り連結され、またその中間部位で、枠体52にしっかり
と固定された軸受け部材57によって支持されている。
軸受け部材57は、ボルト58により枠体52に対し固
定されているが、軸受け部材側のねじ孔の遊びにより、
水平方向に若干の位置調整が可能なようにされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一方で、上記製造装置
によって成形されるガラス成形品においては、上述の如
くきわめて高い平坦度が要求される。上記ターンテーブ
ルの僅かな傾きや偏心は、下型のプレス面に、上型のプ
レス面に対する傾き及び位置ずれを生じさせる。プレス
面の傾きや位置ずれにより、プレス時に溶融ガラスに掛
かる圧力が均一に分布せず、その結果、ガラス成形品の
肉厚が不均一となる、いわゆる「偏肉」が生じる。記録
密度の向上と共に、上記磁気記録媒体の平坦度の要求が
更に厳しくなることが予想されるので、ターンテーブル
の傾きや偏心を最小限に抑えることが重要である。
【0008】上記従来構造においてターンテーブルの傾
き及び偏心を最小にするためには、シャフト55を駆動
軸の軸心位置で垂直に支承し、駆動装置53の駆動軸の
軸心とターンテーブル50の中心とを正確に合わせる必
要が生じる。シャフト55は、実質的に軸受け部材57
によって支持されているので、駆動装置53と軸受け部
材57との取付位置が正確に一致しない場合には、シャ
フト55が傾いた状態で支持され、結果、ターンテーブ
ル50に傾き及び偏心を生じさせる。一般に、複数の部
材からなる枠体52の、別々の位置に設置される上記駆
動装置53と軸受け部材57との位置を正確に合わせる
ことは困難である。軸受け部材57は、枠体52に対し
位置調整可能に取り付けられているので、この取付位置
を調整することによって、シャフト55の垂直度、延い
てはターンテーブル50の水平度の調整が達成される。
しかしながら、シャフト55の2次元方向における位置
調整を、軸受け部材57のねじ孔の遊びにより正確に行
うには、相当の熟練を要する。
【0009】従って本発明の目的は、下型を支承するタ
ーンテーブルを、高度な位置調整を伴うことなく支承
し、且つ水平に回転駆動することができるターンテーブ
ルの駆動装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の本発明は、駆動装置により回転駆動され
るターンテーブルの円周方向に沿って配置された複数の
下型に、溶融ガラスを受け入れ、上記下型の移動経路上
で該下型に対向配置するよう支承された上型を、上記下
型に向けて移動して該下型とで上記溶融ガラスのプレス
を実現する板状ガラスの製造装置において、上記ターン
テーブルの駆動装置が、垂直に支承された駆動軸を有す
るターンテーブルの駆動源と、上記駆動軸に取り付けら
れ、上記ターンテーブルを直接支承して上記駆動源から
の回転力をターンテーブル側へ伝達する筒状の支持部材
であって、その上面に上記ターンテーブルを水平に支承
する載置面を有するものとを備えた構成を有する。ター
ンテーブルの水平度は、上記支持部材のみの取付精度及
び加工精度によって決まるので、ターンテーブルを設置
が極めて容易である。
【0011】請求項2記載の本発明は、上記駆動軸に取
り付けられたトルクリミッターを備え、上記支持部材が
上記トルクリミッターを介して上記駆動軸に取り付けら
れている構成を有する。
【0012】請求項3記載の本発明は、上記支持部材が
上記駆動軸の軸心を中心として設置される円筒状のもの
であり、その直径が上記駆動軸の外径の3倍以上である
構成を有する。
【0013】請求項4記載の本発明は、更に、上記支持
部材の高さがその外径の2倍以下である構成を有する。
【0014】請求項5記載の本発明は、上記ターンテー
ブルの中心には取付孔が形成され、上記支持部材の上面
における上記駆動軸の軸心に対応する位置に、上記ター
ンテーブルの取付孔に挿入される位置決めリブを有す
る。
【0015】請求項6記載の本発明は、上記支持部材
が、上記ターンテーブルの載置面及び該載置面と平行に
加工された下端面を有する円筒状本体と、上記駆動軸側
に対する第1の取付部及び該第1の取付部よりも外周側
に位置する上記円筒状本体の下端面を取り付けるための
第2の取付部を有する略円盤状の取付部材とを備えた構
成を有する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に沿って詳細に説明する。本実施形態では、本発明をハ
ードディスク装置に用いられる磁気記録媒体の基板とな
るガラス製基板を成形するための製造装置に適用した例
を示す。尤も、本発明は、磁気記録媒体以外の情報記録
媒体、例えば光記録媒体、光情報記録媒体等に用いられ
るガラス製基板、カメラ用フィルタ、マスクブランクス
など、高い平坦度を要求される板状ガラスの製造装置に
用いられるターンテーブルの駆動装置に広く適用できる
ものである。
【0017】図1及び図2は、本発明を適用したガラス
製基板の製造装置を示す装置外観の側面図及び平面図で
ある。製造装置1は、溶融ガラスを供給し、プレスし、
その反りを修正し、搬出するための各装置を備えてい
る。本製造装置1により成形されたディスク状のガラス
成形品は、搬出装置2により搬出され、図示しない自然
冷却搬送路上に移され、ここでの冷却の後、次工程であ
る研磨工程に渡される。
【0018】これら図において製造装置1は、駆動装置
3により回転駆動されるターンテーブル4を備える。駆
動装置3は、精度高く水平に設置された装置枠体5に固
定されており、後述する支持部材32を介してターンテ
ーブル4を支承する。一つの実施例においてターンテー
ブル4は、直径950mm、厚さ50mmの金属円盤である。タ
ーンテーブル4の上面周縁近くには、16個の下型6a〜
6pが設置されている。各下型6は、ターンテーブル4
の上面の同一円周上に等間隔で並んで配置されている。
図1においては、他の構成要素を明示するため、一部の
下型を省略している点に留意されたい。各下型6は、タ
ーンテーブル4に開けた取付孔にその下半部を挿入する
ことによりしっかりと固定され、そのプレス面はターン
テーブル4の面と平行に保たれている。下型6は、基本
的には、上面にプレス面を有する円柱状本体と、その周
囲を覆う、円柱状本体に対し相対的に移動可能な胴型と
で構成されるが、これは従来から用いられている一般的
下型と同じものであるので、ここではその詳細な構成に
ついての説明を省略する。下型6は、ターンテーブル4
の1/16ステップ回転(1ステップでターンテーブルを1/16
回転させる)によって、その円周上を移動される。
【0019】製造装置1は、上記下型6の移動経路上
に、溶融ガラスの供給、プレス、反り修正及び搬出を行
うための各種装置を備える。溶融ガラスの供給は、図示
しない溶融炉からのチューブ状溶融ガラスを、図示しな
い切断装置によって切断し、下型6のプレス面へ落下さ
せることによって達成される。上記溶融炉及び切断装置
は、装置枠体5から上方に立ち上げられた図示しない支
持構造により、図2における破線位置Aに設置され、そ
の直下に来る下型(図では、下型6a)上に溶融ガラス、
すなわちガラスコブを供給する。
【0020】上記溶融ガラスのプレスは、プレス用上型
7によって達成される。プレス用上型7は、支持構造1
1に支承されたエアシリンダ8の駆動軸によって垂下支
持され、且つ下型6に対し接離する方向に移動自在とさ
れる。プレス用上型7の下降動作によって、下型6上の
溶融ガラスに対するプレスを行う。プレス用上型7は、
図2における位置Bに設置されており、その直下に来る
下型(図では、下型6c)上の溶融ガラスをプレスし、1.
3mm厚程のディスク状に成形する。上記ディスク状ガラ
スの反り修正は、上記プレス用上型7の下流に連続して
配置された複数の反り修正用上型9によって達成され
る。本実施形態においては、上記プレス用上型7による
溶融ガラスのプレスは、1.5〜2秒程度という短い時間で
行われるので、上型とガラス成形品の接触時間は短く、
プレス後のガラス成形品の表裏と各型との間の熱交換は
不均一となる。そのため、プレス後に1又は複数の反り
修正用上型による反りの修正が必要となる。各反り修正
用上型9は、基本的には上記プレス用上型7と同様に、
円柱状本体とこれに相対移動可能な胴型で構成され、ま
た、エアシリンダ10によって垂下支持されている。本
実施形態においては、3基の反り修正用上型9及びエア
シリンダ10が備えられ、これらは、図2における位置
C、D、Eにおいて、支持構造11によって支承されて
いる。
【0021】プレス用及び反り修正用のエアシリンダ8
及び10は、装置枠体5上に設置された支持構造11に
よって支承されている。支持構造11は、三角配置され
た3本の支持シャフト12、13a及び13bと、その
間に渡され、直接的にエアシリンダ8及び10を支承及
びガイドする2つの水平支持部材14及び15から構成
されている。3本の支持シャフトのうちの2本(支持シ
ャフト13a及び13b)は、装置枠体5上に固定され
ており、他の1本(支持シャフト12)は、ターンテーブ
ル4と一体にされ、その回転に伴って回転するように構
成されている。各水平支持部材14及び15は、その三
角形状の各頂点に、上記3本のシャフトを貫通するため
の取付孔を有しており、該取付孔を各支持シャフトに対
し挿入し固定することによって、支持構造11の枠組み
構造が形成される。ここで、上記ターンテーブル4上の
支持シャフト12は、その回転に伴って回転されるの
で、支持シャフト12と各水平支持部材14及び15と
の連結は固定的ではなく、支持シャフト12の取付孔内
の図示しない軸受け部材を介して達成される。なお、製
造装置1は、上型及び下型を加熱するための加熱装置1
6及び17を有しており、これによって各下型6、上型
7及び9の温度は、少なくとも溶融ガラスのガラス転移
点(約500℃)以上に保たれている。
【0022】次に、上記ターンテーブルの駆動装置の詳
細について説明する。図3は図1の一部を拡大して示し
た図であり、これによりテーブル駆動装置の詳細が明ら
かにされている。本実施形態においてテーブル駆動装置
3は、駆動軸30aを有する駆動源30、トルクリミッ
ター31及び支持部材32を備える。駆動源30は、モ
ータ及びその出力軸に連結された任意の歯車機構を内蔵
し、該歯車機構によって間欠的なモータの駆動力を、駆
動軸30aに与えるものである。駆動軸30aは、駆動
源30の枠体5への取付面30bに対し正確に直交して
配置され、従って駆動源30を枠体5に対し水平に設置
することによって、駆動軸30aが正確に垂直に設置さ
れる。トルクリミッター31は、上記駆動軸30aに対
し取り付けられている。トルクリミッター31は、図で
は明らかにされていないが、基本的には、駆動軸30a
に固定される内筒体、後述する支持部材32を固定する
外筒体、及びこれら内筒体と外筒体との間で一定以上の
負荷が作用した場合に滑りを生じさせるクラッチ部材と
で構成されている。駆動源30の駆動力に抗してターン
テーブル4側に一定以上の負荷が作用した場合に、トル
クリミッター31は駆動源30の駆動軸30aを空回り
させ、該負荷による駆動源30への影響をなくす。上記
トルクリミッター31の外筒体の上面周縁部31aは、
後述する支持部材32の取付面とされ、そのために高精
度で水平が保たれている。
【0023】上記支持部材32は、ターンテーブル4を
直接的に支承し、かつ駆動源30からの動力をターンテ
ーブル4に伝達する。実施形態において支持部材32
は、円筒状の本体(以下、円筒本体33)と、トルクリミ
ッター31への取付部材34で構成されている。取付部
材34は、略円盤形状を有する鋳型成型材であり、その
下面側に、上記トルクリミッター31の上部を受け入れ
る凹部34a及びトルクリミッターの上面周縁部31a
に当接される取付面34bを有する。取付部材34は、
上記凹部34aによってトルクリミッター31に対し水
平方向に位置決めされ、これによって駆動軸30の軸心
と取付部材34の軸心とが一致される。取付部材34
は、上記取付面34bの位置で、その円周方向に適宜間
隔で設けられるボルト35によって、トルクリミッター
31に対し強固に固定されている。更に、取付部材34
は、その上面の周縁部分に、円筒本体33を固定するた
めの取付面34cを有する。取付面34cは、上記取付
面34bと平行になるよう精密加工されている。取付部
材34の上面における上記取付面34cの内側は、取付
面34cよりも僅かに高く形成されており、これによっ
て円筒本体33の下面がここに嵌合し位置決めされる。
【0024】支持部材32を構成する円筒本体33は、
直接的にターンテーブル4を支承する円筒状の鋳型成型
材である。図4に円筒本体33単体の側断面図及び平面
図を示す。円筒本体33の下面は開口され、その周端面
33aを上記取付部材34の取付面34cに当接し、ボ
ルト36の締結によって取付部材34と一体にされる。
円筒本体33の上面には、ターンテーブル4の載置面3
3b及び載置面33bより上方に突出された位置決めリ
ブ33cが形成されている。ターンテーブル4はその中
心に取付孔4aを備えており、上記位置決めリブ33c
はこの取付孔4aに対し挿入される。位置決めリブ33
cは、円筒本体33の中心とその中心を一致させた環状
の突部であり、その外径はターンテーブル4の取付孔4
aの内壁に緩みなく挿入される範囲に加工されている。
円筒本体33の中心は、上記取付部材34によって駆動
軸30aの軸心と一致されているので、上記位置決めリ
ブ33cによりターンテーブル4の中心が駆動軸30a
に一致される。
【0025】円筒本体33の上面における上記位置決め
リブ33cの外側の領域は、ターンテーブル4の載置面
33bとされる。ターンテーブル下面における上記取付
孔4aの周縁部分が、載置面33b上に面接触し、ター
ンテーブル4は実質的に載置面33bによって支承され
ている。従って、ターンテーブル4を水平に支承するた
めに載置面33bは、上記周端面33aと平行になるよ
うに精密加工されている。円筒本体33に対するターン
テーブル4の固定は、その円周方向に沿って等間隔で配
置されたボルト37によって達成される。本実施形態に
おいては、上記円筒本体33の外周にリング状のガイド
部材38が配置される。ガイド部材38は、製造装置の
枠体5に固定され、円筒本体33の安定的な回転をより
確実にするための補助部材である。
【0026】本実施形態において上記支持部材32は、
従来構造においてトルクリミッターからの駆動力をター
ンテーブルに伝達するためのシャフト55(図5を参照)
と同様の働きを有する。しかしながら上記支持部材32
はまた、それ自体がターンテーブル4を安定的に支承
し、ターンテーブルを傾かせることなく回転させる機能
を有する。このような機能は、上記支持部材32が、従
来のシャフト55に比して、十分な幅寸法を有しターン
テーブル4をその上面に載置可能とすると共に、その幅
寸法に対する高さ寸法を縮小したことによって達成され
る。一つの実施形態において、支持部材32の幅、すな
わち外径は約340mm、高さは約320mmであり、高さは幅の
約0.95倍である。また、このときの駆動源の駆動軸の径
は約260mmであり、円筒本体の外径は駆動軸の径の約1.3
倍である。
【0027】以上、本発明の一実施形態を図面に沿って
詳細に説明した。しかしながら本発明の範囲は、上記実
施形態において示した事項には限定されず、特許請求の
範囲の記載に基づいて判断されることは明らかである。
上記実施形態においては、ターンテーブル4上に上型用
の支持シャフト12を立設したが、上型を他の支持構造
によって垂下支持する、すなわちターンテーブル4上に
シャフトのない製造装置においても本発明を適用でき
る。
【0028】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、上記支持部
材はターンテーブルへ駆動源からの動力を伝達するシャ
フトとしての機能を有すると共に、ターンテーブルを安
定して水平に支承する機能を有しているので、従来のよ
うにターンテーブルの水平を維持するための構造、例え
ばシャフトの軸受け構造が不要となる。
【0029】また、ターンテーブルの水平度や駆動軸に
対する位置精度は、支持部材の加工精度にのみ依存する
ので、ターンテーブルを高精度に設置することが容易で
あり、この実現に熟練を要しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したガラス製基板の製造装置を示
す装置外観の側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】テーブル駆動装置を示す図1の要部拡大図であ
る。
【図4】支持部材の円筒本体の側断面図及び平面図であ
る。
【図5】従来構造のテーブル駆動装置を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 製造装置 2 搬出装置 3 駆動装置 4 ターンテーブル 5 装置枠体 6 下型 7 プレス用上型 9 反り修正用上型 8、10 エアシリンダ 11 支持構造 12、13 支持シャフト 14、15 水平支持部材 30 駆動源 30a 駆動軸 31 トルクリミッター 32 支持部材 33 円筒本体 33b 載置面 34 取付部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置により回転駆動されるターンテ
    ーブルの円周方向に沿って配置された複数の下型に、溶
    融ガラスを受け入れ、上記下型の移動経路上で該下型に
    対向配置するよう支承された上型を、上記下型に向けて
    移動して該下型とで上記溶融ガラスのプレスを実現する
    板状ガラスの製造装置において、上記ターンテーブルの
    駆動装置が、 垂直に支承された駆動軸を有するターンテーブルの駆動
    源と、 上記駆動軸に取り付けられ、上記ターンテーブルを直接
    支承して上記駆動源からの回転力をターンテーブル側へ
    伝達する筒状の支持部材であって、その上面に上記ター
    ンテーブルを水平に支承する載置面を有するものと、を
    備える板状ガラスの製造装置におけるターンテーブルの
    駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記駆動軸に取り付けられたトルクリミ
    ッターを備え、上記支持部材が上記トルクリミッターを
    介して上記駆動軸に取り付けられている請求項1記載の
    板状ガラスの製造装置におけるターンテーブルの駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 上記支持部材が上記駆動軸の軸心を中心
    として設置される円筒状のものであり、その外径が上記
    駆動軸の直径の3倍以上である請求項1、2記載の板状
    ガラスの製造装置におけるターンテーブルの駆動装置。
  4. 【請求項4】 上記支持部材の高さがその外径の2倍以
    下である請求項3記載の板状ガラスの製造装置における
    ターンテーブルの駆動装置。
  5. 【請求項5】 上記ターンテーブルの中心には取付孔が
    形成され、上記支持部材の上面における上記駆動軸の軸
    心に対応する位置に、上記ターンテーブルの取付孔に挿
    入される位置決めリブを有する請求項1、2、3又は4
    記載の板状ガラスの製造装置におけるターンテーブルの
    駆動装置。
  6. 【請求項6】 上記支持部材は、 上記ターンテーブルの載置面及び該載置面と平行に加工
    された下端面を有する円筒状本体と、 上記駆動軸側に対する第1の取付部及び該第1の取付部
    よりも外周側に位置する上記円筒状本体の下端面を取り
    付けるための第2の取付部を有する略円盤状の取付部材
    と、を備える請求項1、2、3、4又は5記載の板状ガ
    ラスの製造装置におけるターンテーブルの駆動装置。
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