JPH1125537A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JPH1125537A
JPH1125537A JP17868297A JP17868297A JPH1125537A JP H1125537 A JPH1125537 A JP H1125537A JP 17868297 A JP17868297 A JP 17868297A JP 17868297 A JP17868297 A JP 17868297A JP H1125537 A JPH1125537 A JP H1125537A
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Hiroshi Fuji
寛 藤
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知之 三宅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気的超解像を生じる光磁気記録媒体に対し
て、環境温度の変動等の影響を受けることなく、最適記
録条件を求めるテストライトを行うことができる記録再
生装置を提供する。 【解決手段】 光磁気ディスク1にテストデータ発生回
路9から発生されるテストデータcを記録し、これに光
ピックアップ2から光ビームbを照射して得られる再生
信号hのレベルを検出する。上記再生信号hのレベルを
検出する場合には、制御回路8によって上記光ビームb
の光量を、光磁気ディスク1に磁気的超解像が生じない
レベルまで下げ、環境温度等の影響を受けないようにす
る。そして、異なる記録条件の下で、複数の再生信号h
のレベルを獲得し、最適な記録条件を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気記録媒体に
外部磁界を加える事によって、該媒体上に光ビームのス
ポット面積よりも小さいアパーチャ(開口部)が生じる
磁気的超解像を利用した光磁気記録媒体に対して、最適
な記録条件を求めるためのテストライトを行う記録再生
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば光ディスクに情報を記録す
る場合、再生時の読取誤差などを軽減するためには、安
定した大きさの記録マークを記録する必要があるが、デ
ィスクの特性ばらつきや環境温度の変化によって、該記
録マークの大きさは変動する。そのため、例えば特開平
7−249226号公報に開示されたテストライト方法
では、あらかじめ光量や磁界強度などの記録条件を変化
させながらテストデータを記録し、このテストデータを
再生して、安定した記録マークを記録するための最適な
記録条件を探す方法、いわゆるテストライトが行われて
いた。
【0003】また、最近では記録密度の向上のために、
光ビームのスポット面積よりも小さいアパーチャ(開口
部)が生じる光磁気記録媒体の開発が行われている。例
えば、特開平3−93056号公報に開示された光磁気
記録媒体は、記録マークを記録するための記録層と、前
記アパーチャを生じる再生層と、記録層と再生層の交換
結合力を切断する切断層による多層構造を有しており、
通常は、記録層に磁気記録されている情報が、切断層を
介した交換結合力によって再生層に転写されている。こ
のような光磁気記録媒体を再生する再生装置は、該光磁
気記録媒体に再生磁界を加えながら、再生層に光ビーム
を照射してデータの再生を行う。
【0004】このとき、上記光磁気記録媒体に照射され
る光ビームのスポットは温度分布を有しており、ある所
定温度以上の高温部分においては、上記切断層の磁界が
消滅する。切断層の磁界が消滅すると、上記記録層と再
生層の交換結合力による磁界の転写が無くなり、この時
の再生層の磁界は上記再生磁界の向きに揃えられる。す
なわち、光ビームの全スポット面のうち、ある所定温度
以上の高温部分においては、記録層から再生層に転写さ
れるべき情報がマスクされることになる。このため、上
記光ビームの読み取り部は、光ビームのスポット面積よ
りも小さいアパーチャ(全スポット面積より上記高温部
分を除いた開口部)となり、分解能が向上し、光ビーム
のスポット面積よりも小さい記録マークを再生すること
ができる。尚、上記の現象を磁気的超解像と呼ぶ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の磁気
的超解像を生じる光磁気記録媒体に従来のテストライト
方法を用いると、テストデータの再生時に一定の光量の
再生ビームを照射したにもかかわらず、環境温度の変動
や光ディスクのばらつきによってアパーチャの大きさが
変化するため、再生信号のレベルが変動し、正確なテス
トライトが行えない。
【0006】すなわち、上記テストライトは、光磁気記
録媒体に対してテストデータを記録し、そのテストデー
タを再生することで、最適な記録条件を探すわけである
が、このとき、テストデータを再生するときの光ビーム
が一定の光量の再生ビームでなければならない。しかし
ながら、上記の磁気的超解像を生じる光磁気記録媒体
は、アパーチャによって再生が行われるものであり、該
アパーチャは環境温度の変動や光ディスクのばらつきに
よってその大きさが変化する。したがって、上記の磁気
的超解像を生じる光磁気記録媒体では、テストライトが
行えないという問題が生じる。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、磁気的超解像を生じる光
磁気記録媒体に対して、環境温度の変動等の影響を受け
ることなく、最適記録条件を求めるテストライトを行う
ことができる記録再生装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の記録再生装置
は、記録マークを記録するための記録層と、記録層に磁
気記録されている情報が切断層を介した交換結合力によ
って転写される再生層と、光ビームが照射されたときに
所定の温度以上となる領域で記録層と再生層の交換結合
力を切断する切断層とによる多層構造を有している光磁
気記録媒体に対して、該光磁気記録媒体に外部磁界を加
えながら、再生層に光ビームを照射してデータの再生を
行うものであり、上記の課題を解決するために、光磁気
記録媒体に対し情報の記録または再生を行う場合に、光
磁気記録媒体に光ビームを照射する光ビーム照射手段
と、光磁気記録媒体に外部磁界を印加する外部磁界印加
手段と、上記光ビーム照射手段から上記光磁気記録媒体
に照射される光ビームの反射光より得られる再生信号の
信号レベルを検出する再生信号検出手段と、上記光ビー
ム照射手段および外部磁界印加手段を制御して光磁気記
録媒体への情報の記録および再生を行うと共に、上記再
生信号検出手段により再生信号の信号レベルを検出する
場合には、光ビームの光量を、光磁気記録媒体の切断層
で記録層と再生層の交換結合力が切断される所定の温度
以上となる領域が発生しないレベルまで下げるように上
記光ビーム照射手段を制御する制御手段を備えているこ
とを特徴としている。
【0009】上記の構成によれば、通常の情報再生時に
おいて、情報の読み出しを行う場合、すなわち通常の再
生時において、外部磁界印加手段によって外部磁界を印
加しながら光ビーム照射手段による光ビームを照射する
ことによって、光記録媒体の再生層にアパーチャを生じ
させて高分解能の再生を行うことができる。
【0010】同時に、上記光磁気記録媒体に記録されて
いる情報を再生する場合の再生信号のレベルを検出した
い場合には、光ビームの光量が、光磁気記録媒体の切断
層で記録層と再生層の交換結合力が切断される所定の温
度以上となる領域が発生しないレベルまで下げられるの
で、この場合は、再生層にアパーチャを発生させずに情
報の再生を行い、この再生信号のレベルを再生信号検出
手段で検出することによって、環境温度の変動やディス
クのばらつきに影響されずに、光記録媒体上の記録マー
クの記録状態を安定して検出できる。
【0011】請求項2の記録再生装置は、上記の課題を
解決するために、請求項1の構成に加えて、テストデー
タを発生するテストデータ発生手段と、光磁気記録媒体
に情報を記録する時の記録条件を設定する記録条件設定
手段とを備え、上記制御手段は、上記記録条件設定手段
によって設定された記録条件に基づき、上記光ビーム照
射手段と外部磁界印加手段とを制御して、上記光磁気記
録媒体に、上記テストデータ発生手段が発生するテスト
データを記録させ、再生信号検出手段によって上記テス
トデータの再生信号のレベルが検出されると、該再生信
号のレベルに基づいて記録条件の制御を行い、最適な記
録条件を求めることを特徴としている。
【0012】上記の構成によれば、テストライト時に
は、上記制御手段は、記録条件設定手段を制御して、上
記光ビーム照射手段あるいは外部磁界印加手段に、例え
ばある適当な範囲内の特定の記録条件を設定させる。こ
こで、上記記録条件とは、例えば記録時に光磁気記録媒
体に照射される光ビームの光量や、あるいは光磁気記録
媒体に印加される磁界強度のことである。
【0013】そして、上記制御手段は、光ビーム照射手
段および外部磁界印加手段を制御して、上記光磁気記録
媒体にテストデータを記録させ、記録されたテストデー
タを再生させ、再生信号のレベルを検出する。このと
き、光磁気記録媒体に照射される光ビームの光量は、光
磁気記録媒体の切断層で記録層と再生層の交換結合力が
切断される所定の温度以上となる領域が発生しないレベ
ルまで下げられている。上記再生信号検出手段が、この
再生によって得られた再生信号のレベルを検出し、制御
手段に伝達する。このように、制御手段は、上記範囲内
における複数の記録条件に対応した再生信号のレベルを
取得することができる。そして、制御手段は、これら取
得した再生条件のレベルを比較して、最適な再生信号を
記録した記録条件を、最適な記録条件として決定する。
【0014】これにより、光磁気記録媒体の再生層にア
パーチャを発生させて再生を行う記録再生装置における
最適な記録条件を、環境温度の変動やディスクのばらつ
きに影響されずに正確に求めることが可能となる。従っ
て、この記録条件を用いて上記光磁気記録媒体に記録を
行えば、最適な条件で記録を行うことが可能となる。こ
のため、エラーの少ない情報の記録を行うことが可能で
ある。
【0015】請求項3の記録再生装置は、上記の課題を
解決するために、請求項2の構成に加えて、上記テスト
データが、該テストデータを再生する時に、隣あう2つ
の記録マークからの再生信号が波形干渉を生じないよう
な間隔をもって記録されるように設定されていることを
特徴としている。
【0016】上記の構成により、上記テストデータは、
テストデータを再生する時に、隣あう2つの記録マーク
からの再生信号が波形干渉を生じないような間隔をもっ
て記録されるので、該テストデータを再生する場合に、
信号量を増加させることができ、高いS/N比によって
記録状態を検出しながら、テストライトを行うことがで
きる。
【0017】請求項4の記録再生装置は、上記の課題を
解決するために、請求項2の構成に加えて、上記テスト
データが、光磁気記録媒体に記録される記録マークの長
さが前記光ビームのスポット径以上となるように設定さ
れていることを特徴としている。
【0018】上記の構成により、上記テストデータは、
光磁気記録媒体に記録される記録マークの長さが前記光
ビームのスポット径以上となるように記録されるので、
該テストデータを再生する場合に、アパーチャを生じさ
せないことによる光量の低下を大きな信号量で補うこと
ができ、高いS/N比によって記録状態を検出しなが
ら、テストライトを行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図10に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0020】図1は、本実施の形態にかかる記録再生装
置(以下、本装置とする)の構成を示すブロック図であ
る。図1に示すように、本装置は、光ビーム照射手段と
しての光ピックアップ2と、送りモータ3と、レーザド
ライバ4と、外部磁界印加手段としての磁気ヘッド5
と、磁気ヘッドドライバ6と、再生信号検出手段として
の再生信号チェック回路7と、制御手段および記録条件
設定手段としての制御回路8と、テストデータ発生手段
としてのテストデータ発生回路9とから構成されてお
り、光磁気記録媒体である光磁気ディスク1に対して記
録再生を行うものである。
【0021】光ピックアップ2は、光磁気ディスク1に
光ビームbを照射することによって、光磁気ディスク1
に記録されている情報を読み取るためのものである。さ
らに光ピックアップ2は、読み取った情報を再生信号h
として再生信号チェック回路7に送出する。
【0022】送りモータ3は、制御回路8の指示によ
り、光ピックアップ2を移動させ、光磁気ディスク1の
所定部分に光ビームbが照射されるようにするためのも
のである。また、レーザドライバ4は、制御回路8の指
示により、光ピックアップ2に光ピックアップ駆動信号
eを伝達することによって、光ピックアップ2が照射す
る光ビームのパワーを制御するためのものである。
【0023】磁気ヘッド5は、情報を記録するために光
磁気ディスク1に磁界を印加するためのものである。ま
た、磁気ヘッドドライバ6は、制御回路8の指示によ
り、磁気ヘッド5に磁気ヘッド駆動信号dを伝達するこ
とによって、この磁気ヘッド5が印加する磁界の強度を
制御するためのものである。
【0024】また、再生信号チェック回路7は、光ピッ
クアップ2によって読み出された再生信号hのレベルを
検出して、信号レベルデータiとして制御回路8に伝達
するためのものである。ここで、再生信号hのレベルと
は、再生信号hの振幅の大きさのことである。
【0025】制御回路8は、送りモータ3に移動制御信
号aを伝達することによって、送りモータ3を制御する
ためのものである。また、制御回路8は、光量制御信号
gをレーザドライバ4に伝達することによって、このレ
ーザドライバ4を制御する。さらに、制御回路8は、磁
気ヘッドドライバ6に外部磁界制御信号fを伝達するこ
とによって、この磁気ヘッドドライバ6を制御する。
【0026】テストデータ発生回路9は、後述する記録
条件の制御のためのテストデータを、テストデータcと
してレーザドライバ4および磁気ヘッドドライバ6に伝
達するためのものである。
【0027】本装置で用いられる光磁気ディスク1は、
例えば、図2に示すように、その外周部に、テストライ
ト時においてテストデータを書き込むテストライト領域
11が形成されており、その内側に通常の記録情報を書
き込む情報記録領域12が形成されている。なお、上記
光磁気ディスク1の構成は、これに限らず、図3に示す
ように、テストライト領域をディスクの周方向の周期的
部分に設け、この領域にテストデータを記録再生するこ
とによりテストライトを行ってもよい。
【0028】図4は、上記の磁気ヘッドドライバ6およ
びレーザドライバ4における、制御回路8からの外部磁
界制御信号fおよび光量制御信号gの処理のための構成
を示すブロック図である。
【0029】図4(a)に示すように、磁気ヘッドドラ
イバ6は、磁気ヘッド駆動回路21と、D/Aコンバー
タ22とを備えている。制御回路8から送られてくる外
部磁界制御信号fは、例えば8ビットのバイナリデータ
であり、D/Aコンバータ22は、この外部磁界制御信
号fを受け取り、アナログ信号に変換し、磁気ヘッド駆
動回路21に送る。磁気ヘッド駆動回路21は、このア
ナログ信号に基づいた磁気ヘッド駆動信号dを磁気ヘッ
ド5に送り、磁気ヘッド5の発生する磁界を制御する。
このようにして、磁気ヘッドドライバ6は、制御回路8
の指示に基づいて、磁気ヘッド5の発生する外部磁界を
正確に制御することができる。これにより、制御回路8
の指示に基づいて外部磁界の強度を変化させながらテス
トライトを行うことができる。
【0030】また、図4(b)に示すように、レーザド
ライバ4は、光ピックアップ駆動回路23とD/Aコン
バータ24とを備えている。また、光ピックアップ2
は、光ビームbを発するための半導体レーザ25を備え
ている。制御回路8から送られてくる光量制御信号g
は、外部磁界制御信号fと同様に、例えば8ビットのバ
イナリデータであり、D/Aコンバータ24は、この光
量制御信号gを受け取り、アナログ信号に変換して光ピ
ックアップ駆動回路23に送る。光ピックアップ駆動回
路23は、このアナログ信号に基づいた光ピックアップ
駆動信号eを光ピックアップ2に備えられている半導体
レーザ25に送り、半導体レーザ25の発生する光ビー
ムbの光量を制御する。このようにして、レーザドライ
バ4は、制御回路8の指示に基づいて、光ピックアップ
2の発生する光ビームbの光量を正確に制御することが
できる。
【0031】図5は、再生信号チェック回路7の構成を
示すブロック図である。図5に示すように、再生信号チ
ェック回路7は、アンプ31と、ローパスフィルタ32
と、振幅検出回路33と、A/Dコンバータ34とから
構成されている。
【0032】光ピックアップ2から送られてくる再生信
号hはアナログ信号であり、アンプ31は、この再生信
号hを受け取り、増幅してローパスフィルタ32に送
る。ローパスフィルタ32は、この増幅された再生信号
hのS/N比を向上させ、振幅検出回路33に送る。振
幅検出回路33は、この増幅され、S/N比が向上され
た再生信号hの信号レベルを検出し、A/Dコンバータ
34に送る。A/Dコンバータ34は、この信号レベル
を、例えば8ビットのバイナリデータに変換し、信号レ
ベルデータiとして制御回路8に伝達する。このように
して、再生信号チェック回路7は、正確な再生信号hの
レベルを制御回路8に伝達することができる。
【0033】上記構成の本装置によって、光磁気ディス
ク1上の記録情報を読み出す場合を図6を用いて以下に
説明する。
【0034】先ず、通常の情報再生時における光量の光
ビームbによって、記録情報を読み出す場合を図6
(a)に示す。上記光磁気ディスク1は、再生層41、
切断層42、および記録層43を有する多層構造となっ
ており、記録層43に磁気記録されたデータが交換結合
によって切断層42を介して再生層41に転写されてい
る。
【0035】上記光磁気ディスク1に記録された情報の
読み出し時には、該光磁気ディスク1の再生層41に光
スポットpが照射される。上記光スポットpの前方、す
なわち、記録媒体の移動方向(図6中のx方向)側に
は、高温部q(図6中の斜線部)が発生する。高温部q
の領域では、切断層42の温度がキュリー温度以上に上
昇し、切断層42の磁界が消滅する。したがって、記録
層43と再生層41との交換結合が切断される。尚、上
記の説明は、FAD方式の場合を例示している。
【0036】このとき、上記光磁気ディスク1に、磁気
ヘッド5によって外部磁界Hexが加えられると、高温
部qの再生層41では該外部磁界Hexの方向へ磁化が
そろえられる。このため、高温部qでは記録層43に記
録された記録マークがマスクされることとなる。したが
って、この場合には、光スポットpから高温部qを除い
た低温部分がアパーチャとなり、該アパーチャが読み出
し領域(図6(a)中の横線部)となる。このように、
光ビームbが通常の情報再生時における光量を有する場
合には、光スポットpよりもアパーチャが小さくなるた
め、光磁気ディスク1に対して高密度に記録された情報
を再生できる。
【0037】一方、テストデータの再生時における光量
の光ビームbによって、記録情報を読み出す場合を図6
(b)に示す。この場合、光磁気ディスク1の再生層4
1に照射される光スポットpの温度分布は、通常の情報
再生時における光スポットpの温度分布に比べて全体的
に低く、最も高温となる領域においても切断層42の温
度はキュリー温度に達しない。このため、切断層42の
磁界は消滅せず、再生層41には記録層43の記録デー
タが転写されたままとなる。したがって、通常の情報再
生時のように、高温部qによるマスクは生じず、光スポ
ットpの照射領域のすべてがそのまま読み出し領域(図
6(b)中の横線部)となり、環境温度の変化等に関係
なく記録マークを再生することができる。つまり、テス
トライト動作においてテストデータを再生する場合の光
量を、通常再生時の光量よりも小さくすれば環境温度の
変動などに影響されない安定した記録状態のチェックが
可能となる。
【0038】ところで、図6(b)に示すように、再生
光量を下げてテストデータを再生する場合には、光スポ
ットpの照射領域のすべてがそのまま読み出し領域とな
るので、記録マークが高密度で、すなわち狭い間隔で記
録されていれば、該光スポットpの中に隣接する記録マ
ークm3およびm4が入ってしまう。そのため、記録マ
ークm3からの読み出し波形と記録マークm4からの読
み出し波形とが干渉し、信号量の低下が生じてテストデ
ータのS/N比が低下する。これを、解決するために
は、図6(c)に示すように、テストデータの記録時に
は、記録マークと記録マークとの間隔を広げて、干渉が
生じないようにする。これによって、信号量が増加し、
S/N比の高いテストデータのチェックを行うことがで
きる。
【0039】また、再生光量を下げてテストデータを再
生する場合には、再生光量の低下に伴って同じく記録マ
ークからの読み出し信号量が低下する。これも同様に、
テストデータのS/N比の低下を招く。これを、解決す
るためには、図6(d)に示すように、記録マークの長
さが光スポットpの径以上となるようにテストデータを
記録する。これによって、同様に信号量が増加し、S/
N比の高いテストデータのチェックを行うことができ
る。
【0040】これより、本装置による光磁気ディスク1
の記録再生動作を詳細に説明する。図7は、上記記録再
生動作を示すフローチャートである。
【0041】まず、本装置が光磁気ディスク1への記録
動作を行う前には、該光磁気ディスク1に照射する光ビ
ームbの光量を適切に調節するためにテストライトを行
う。そのため、光ピックアップ2が光磁気ディスク1の
テストライト領域11へ移動させられ(S1)、記録光
量や記録磁界強度等の記録条件を変化させながらテスト
ライトを行う(S2)。上記テストライトが終了し、光
ビームbの光量が調節されると、光ピックアップ2が光
磁気ディスク1の情報記録領域12へ移動させられ(S
3)、最適化された記録条件を使用しての情報の記録が
行われる(S4)。上記記録動作に続き、再生エラーの
少ない情報の再生が行われる(S5)。
【0042】図7におけるテストライトの動作を、以下
に詳細に説明する。図1に示すように、まず、テストラ
イトを行う時には、制御回路8から送りモータ3に移動
制御信号aが出力され、光ピックアップ2が、図2に示
す光磁気ディスク1の例えば外周部に設けたテストライ
ト領域11へ移動させられる。
【0043】上記テストライトでは、光ビームbの記録
光量、もしくは外部磁界Hexの磁界強度を最適化する
ことができる。光ビームbの記録光量を最適化する場合
には、制御回路8から光量制御信号gが発せられ、レー
ザドライバ4に送出される。そして、テストデータ発生
回路9からは、テストライト時に記録されるテストデー
タcが発せられ、磁気ヘッドドライバ6へ送出される。
【0044】レーザドライバ4は、上記光量制御信号g
に基づいて光ピックアップ駆動信号eを光ピックアップ
2に送出し、該光ピックアップ2は光ピックアップ駆動
信号eに基づいて一定光量の光ビームbを光磁気ディス
ク1に照射する。同時に、磁気ヘッドドライバ6は、上
記テストデータcに基づいて磁気ヘッド駆動振動dを磁
気ヘッド5に送出し、該磁気ヘッド5は磁気変調記録に
よって光磁気ディスク1にテストデータcを記録する。
また、上記テストデータcを、磁気ヘッドドライバ6で
はなくレーザドライバ4に与え、光変調記録によって光
磁気ディスク1にテストデータcを記録してもよい。
【0045】上述のように、ある一定光量の光ビームb
のもとで、テストデータcが記録されると、レーザドラ
イバ4から発せられる光ピックアップ駆動信号eに基づ
いて光ビームbの記録光量を所定量だけ増加させられ
る。そして、増加した記録光量の光ビームbのもとで、
再びテストデータcの記録が行われる。こうして、上記
の動作を繰り返し行うことにより、光磁気ディスク1の
テストライト領域11に、記録光量の異なる複数のテス
トデータcが記録される。
【0046】尚、上述の説明では、レーザドライバ4か
ら発せられる光ピックアップ駆動信号eに基づいて光ビ
ームbの記録光量を変化させながら、記録光量の異なる
複数のテストデータcが記録している。しかしながら、
これ以外に、上記光量制御信号gに代わり、外部磁界制
御信号fを磁気ヘッドドライバ6に与え、該磁気ヘッド
ドライバ6からの磁気ヘッド駆動信号dに基づいて外部
磁界強度Hexを変化させながら、外部磁界強度Hex
の異なる複数のテストデータcが記録してもよい。ただ
し、この場合のテストライトでは、光ビームbの記録光
量ではなく、外部磁界強度Hexが最適化される。
【0047】記録されたテストデータcを読み出す場合
は、光ビームの光量を情報再生時の光量よりも下げる。
これにより超解像の発生が停止させられ、光スポットの
全面積によりテストデータcが再生されるため、環境温
度の変動に影響されない記録状態のチェックが可能とな
る。このとき、光ピックアップ2にてテストデータcが
読み出され、再生されたテストデータ(すなわち、再生
信号h)が再生信号チェック回路7に送られる。再生信
号チェック回路7では、再生信号hの信号レベルデータ
iを検出して制御回路8へ送りながら、後述の最適記録
条件の制御を行う。
【0048】最適記録条件の制御が終了すると、光ピッ
クアップ2を図2における情報記録領域12に戻し、情
報の記録や再生が行われる。
【0049】情報の再生時は、制御回路8から光量制御
信号gが発せられ、レーザドライバ4から発せられる光
ピックアップ駆動信号eに基づいて光ビームbの光量を
通常の再生光量に戻される。これにより磁気的超解像が
発生し、光スポットpの面積よりも小さいアパーチャに
よって高密度の信号再生ができる。
【0050】上記テストライトの動作を、図8のフロー
チャートを用いてさらに詳しく説明する。ただし、以下
の説明では、最適記録条件として光ビームbの記録光量
を最適化する場合を例示する。
【0051】テストライトの動作命令が出され、テスト
ライトが開始されると、先ず、記録光量の初期値が設定
される(S11)。尚、記録磁界強度を最適化する場合
は、これに代えて記録磁界強度の初期値が設定される。
【0052】次に、図9(a)に示すトラックT0 にテ
ストデータcを磁界変調記録する(S12)。このと
き、上記トラックT0 には、図9(a)に示すように、
記録マークm1が記録される。続いて、光ビームbの光
量をテストライトにおける低い再生光量に設定して(S
13)、上記トラックT0 を再生する(S14)。この
とき、図9(d)において実線で示される再生信号の振
幅V0 が検出される(S15)。
【0053】上記振幅V0 が検出されれば、光ビームb
の光量がS11(2回目のルーチン以降はS23)で設
定された記録光量に戻される(S16)。そして、上記
記録光量を有する光ビームbの光スポットpにより、図
9(b)に示すように、隣接トラックT1 が消去され、
続いて同様に反対側の隣接トラックT-1が消去される
(S17)。
【0054】再び、光ビームbの光量がS13で設定さ
れた低い再生光量に戻され(S18)、図9(c)に示
すようにトラックT0 が再生され(S19)。図9
(d)において破線で示される再生信号の振幅V1 が検
出される(S20)。ここで、記録光量が大きすぎる
と、図9(c)に示すように、トラックT1 およびT-1
が消去された後の記録マークm2は、消去前の記録マー
クm1に比べてマークの両脇が消去されて小さくなる。
このため、記録マークm2の再生信号の振幅V1 は、記
録マークm1の再生信号の振幅V0 に比べて小さくな
る。逆に、記録光量が小さいと、記録マークm2の両脇
は消去されないため、振幅V0 と振幅V1 は等しくな
る。ここで、検出された2つの振幅V0 およびV1 より
振幅減少量V0 −V1 を算出し、これを現在の記録光量
と共にメモリに記憶する(S21)。
【0055】つづいて、S11(または、S23)およ
びS16で設定された記録光量が、あらかじめ決められ
た範囲の記録光量内で全て設定終了したかどうかが判断
される(S22)。終了していなければ記録光量を所定
の変化分だけ変更し(S23)、トラックT0 への記録
動作(S12)へ戻る。終了していれば、設定範囲の記
録光量の中から、振幅減少量V0 −V1 <δVであっ
て、かつ最も高い記録光量を最適な記録光量Pw0として
選択する(S24)。ここで、上記δVはノイズによる
検出誤差である。
【0056】尚、最適な記録光量の選択方法としては、
S21において振幅減少量V0 −V1 の代わりに振幅V
1 を記憶しておき、振幅V1 が最も高い記録光量を最適
記録光量としてもよい。この場合は、S13ないしS1
6のステップを省略することができる。S24における
上記の選択方法で、最適な記録光量が選択される理由に
ついては後述する。
【0057】また、図9(c)では、トラックT1 とT
-1の両方を消去したが、どちらか一方だけ消去しても同
様な効果を得ることができる。しかし、トラックT1
-1の両方を消去した方が、図9(d)に示した振幅減
少量V0 −V1 が大きくなり、検出感度を高くすること
ができる。
【0058】テストライトが終了して最適な記録光量が
選択されれば、最適化された記録光量を使用して情報の
記録動作が行われる。
【0059】図10は上記テストライト時における、記
録光量、振幅減少量V0 −V1 およびS/N比の関係を
示す図である。記録光量を徐々に上げていった場合、最
初のうちは記録マークの両脇が消去されないので、既に
説明したように、振幅V0 と振幅V1 とは等しくなり、
しばらく振幅減少量V0 −V1 は変化せずノイズによる
検出誤差δVの範囲内に収まっている。ところが、ある
記録光量を越えると記録マークの両脇が消去され始め、
徐々に振幅減少量V0 −V1 が増加し始める。この増加
を始める直前の記録光量Pw0においては、記録マークの
両脇が消去されず、しかも最も大きな記録マークを記録
できる。つまり、最適記録光量Pw0では、記録マークの
S/N比を最も大きくすることができ、エラーの少ない
高密度な記録再生を行うことが可能となる。
【0060】また、隣接するトラックを消去された後の
記録マークm2を再生して得られる再生信号の振幅V1
のみに注目した場合、記録光量を徐々に上げていくと、
最初のうちは記録マークの両脇が消去されないので、該
振幅V1 は記録光量の増加に伴って上昇する。そして、
ある記録光量を越えると記録マークの両脇が消去され始
めるので、徐々に振幅V1 が減少し始める。ここで、上
記振幅V1 が最大の値を示すときの記録光量Pw0におい
ては、記録マークの両脇が消去されず、しかも最も大き
な記録マークを記録できるので、記録マークのS/N比
を最も大きくすることができ、エラーの少ない高密度な
記録再生を行うことが可能となる。
【0061】さらに、上述のテストライトでは、テスト
データ記録時の外部磁界強度を固定し、記録光量を最適
化する例を示しているが、これ以外に、記録光量を固定
とし、図8のS23において、上記記録光量の代わりに
外部磁界強度を増加させてもよい。これにより記録時の
外部磁界強度を最適化することができる。すなわち、図
9では、説明を簡単にするため、光スポットpを完全な
円で示し、該光スポットpが照射された全領域で記録マ
ークの転写が生じるようになっているが、実際には、上
記光スポットは例えばガウス分布のような温度分布を有
しており、記録マークの転写領域は上記光スポットの温
度分布と外部磁界強度によって決定される。したがっ
て、記録光量を固定とした場合でも外部磁界強度が変化
すれば記録マークの大きさも変化し、外部磁界強度を増
加させ続ければ振幅減少量V0 −V1 が0から増加に転
じるような外部磁界強度が発生する。このため、記録光
量を最適化する場合と同様の方法で、記録時の外部磁界
強度の最適値を求めることができる。
【0062】
【発明の効果】請求項1の発明の記録再生装置は、以上
のように、光磁気記録媒体に対し情報の記録または再生
を行う場合に、光磁気記録媒体に光ビームを照射する光
ビーム照射手段と、光磁気記録媒体に外部磁界を印加す
る外部磁界印加手段と、上記光ビーム照射手段から上記
光磁気記録媒体に照射される光ビームの反射光より得ら
れる再生信号の信号レベルを検出する再生信号検出手段
と、上記光ビーム照射手段および外部磁界印加手段を制
御して光磁気記録媒体への情報の記録および再生を行う
と共に、上記再生信号検出手段により再生信号の信号レ
ベルを検出する場合には、光ビームの光量を、光磁気記
録媒体の切断層で記録層と再生層の交換結合力が切断さ
れる所定の温度以上となる領域が発生しないレベルまで
下げるように上記光ビーム照射手段を制御する制御手段
を備えている構成である。
【0063】それゆえ、再生層にアパーチャを発生させ
ることのできる磁気的超解像の光磁気記録媒体に対し、
通常の情報再生時における高分解能の再生を行うことが
できると同時に、上記光磁気記録媒体に記録されている
情報を再生する場合の再生信号のレベルを検出したい場
合には、光ビームの光量を下げることにより、環境温度
の変動やディスクのばらつきに影響されずに、光記録媒
体上の記録マークの記録状態を安定して検出することが
できるという効果を奏する。
【0064】請求項2の発明の記録再生装置は、以上の
ように、請求項1の構成に加えて、テストデータを発生
するテストデータ発生手段と、光磁気記録媒体に情報を
記録する時の記録条件を設定する記録条件設定手段とを
備え、上記制御手段は、上記記録条件設定手段によって
設定された記録条件に基づき、上記光ビーム照射手段と
外部磁界印加手段とを制御して、上記光磁気記録媒体
に、上記テストデータ発生手段が発生するテストデータ
を記録させ、再生信号検出手段によって上記テストデー
タの再生信号のレベルが検出されると、該再生信号のレ
ベルに基づいて記録条件の制御を行い、最適な記録条件
を求める構成である。
【0065】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、光磁気記録媒体の再生層にアパーチャを発生させ
て再生を行う記録再生装置における最適な記録条件を、
環境温度の変動やディスクのばらつきに影響されずに正
確に求めることが可能となる。従って、この記録条件を
用いて上記光磁気記録媒体に記録を行えば、最適な条件
で記録を行うことができるという効果を奏する。
【0066】請求項3の発明の記録再生装置は、以上の
ように、請求項2の構成に加えて、上記テストデータ
が、該テストデータを再生する時に、隣あう2つの記録
マークからの再生信号が波形干渉を生じないような間隔
をもって記録されるように設定されている構成である。
【0067】それゆえ、請求項2の構成による効果に加
えて、上記テストデータを再生する場合に、隣あう2つ
の記録マークからの再生信号が波形干渉を生じないの
で、信号量を増加させることができ、高いS/N比によ
って記録状態を検出しながら、テストライトを行うこと
ができるという効果を奏する。
【0068】請求項4の発明の記録再生装置は、以上の
ように、請求項2の構成に加えて、上記テストデータ
が、光磁気記録媒体に記録される記録マークの長さが前
記光ビームのスポット径以上となるように設定されてい
る構成である。
【0069】それゆえ、請求項2の構成による効果に加
えて、上記テストデータは、光磁気記録媒体に記録され
る記録マークの長さが前記光ビームのスポット径以上と
なるように記録されるので、該テストデータを再生する
場合に、光量の低下を大きな信号量で補うことができ、
高いS/N比によって記録状態を検出しながら、テスト
ライトを行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、記録再
生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記記録再生装置で用いられる光記録媒体の構
成を示す斜視図である。
【図3】上記記録再生装置で用いられる光記録媒体の他
の例を示す斜視図である。
【図4】上記記録再生装置における磁気ヘッドドライバ
およびレーザドライバの構成の一部を示すブロック図で
ある。
【図5】上記記録再生装置における再生信号チェック回
路の構成を示すブロック図である。
【図6】上記記録再生装置において、図6(a)は、光
ビームの光量を通常の再生時におけるレベルにした場合
の再生動作を示す説明図であり、図6(b)は、光ビー
ムの光量を通常の再生時よりも下げ、アパーチャが生じ
ないレベルにした場合の再生動作を示す説明図であり、
図6(c)は、光磁気ディスクの記録マークの間隔を広
げた場合を示す説明図であり、図6(d)は、光磁気デ
ィスクの記録マークの大きさを大きくした場合を示す説
明図である。
【図7】上記記録再生装置の動作の流れを示すフローチ
ャートである。
【図8】上記記録再生装置の動作のうち、テストライト
に関する動作の流れを示すフローチャートである。
【図9】図9(a)は、図2に示した光記録媒体のトラ
ックに記録マークが記録された様子を示す説明図であ
り、図9(b)は、上記トラックに隣接したトラックが
消去された様子を示す説明図であり、図9(c)は、上
記トラックに記録された記録マークが再生される様子を
示す説明図であり、図9(d)は、上記記録マークを再
生して得られた信号レベルデータを示すグラフである。
【図10】図1に示した記録再生装置による記録条件の
制御によって得られた、光ビームの記録光量と振幅減少
量およびS/N比との関係を表すグラフである。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク(光磁気記録媒体) 2 光ピックアップ(光ビーム照射手段) 5 磁気ヘッド(外部磁界印加手段) 7 再生信号チェック回路(再生信号検出手段) 8 制御回路(制御手段・記録条件設定手段) 9 テストデータ発生回路(テストデータ発生手段) 41 再生層 42 切断層 43 記録層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録マークを記録するための記録層と、記
    録層に磁気記録されている情報が切断層を介した交換結
    合力によって転写される再生層と、光ビームが照射され
    たときに所定の温度以上となる領域で記録層と再生層の
    交換結合力を切断する切断層とによる多層構造を有して
    いる光磁気記録媒体に対して、該光磁気記録媒体に外部
    磁界を加えながら、再生層に光ビームを照射してデータ
    の再生を行う記録再生装置において、 光磁気記録媒体に対し情報の記録または再生を行う場合
    に、光磁気記録媒体に光ビームを照射する光ビーム照射
    手段と、 光磁気記録媒体に外部磁界を印加する外部磁界印加手段
    と、 上記光ビーム照射手段から上記光磁気記録媒体に照射さ
    れる光ビームの反射光より得られる再生信号の信号レベ
    ルを検出する再生信号検出手段と、 上記光ビーム照射手段および外部磁界印加手段を制御し
    て光磁気記録媒体への情報の記録および再生を行うと共
    に、 上記再生信号検出手段により再生信号の信号レベルを検
    出する場合には、光ビームの光量を、光磁気記録媒体の
    切断層で記録層と再生層の交換結合力が切断される所定
    の温度以上となる領域が発生しないレベルまで下げるよ
    うに上記光ビーム照射手段を制御する制御手段を備えて
    いることを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】テストデータを発生するテストデータ発生
    手段と、 光磁気記録媒体に情報を記録する時の記録条件を設定す
    る記録条件設定手段とを備え、 上記制御手段は、上記記録条件設定手段によって設定さ
    れた記録条件に基づき、上記光ビーム照射手段と外部磁
    界印加手段とを制御して、上記光磁気記録媒体に、上記
    テストデータ発生手段が発生するテストデータを記録さ
    せ、再生信号検出手段によって上記テストデータの再生
    信号のレベルが検出されると、該再生信号のレベルに基
    づいて記録条件の制御を行い、最適な記録条件を求める
    ことを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】上記テストデータが、該テストデータを再
    生する時に、隣あう2つの記録マークからの再生信号が
    波形干渉を生じないような間隔をもって記録されるよう
    に設定されていることを特徴とする請求項2記載の記録
    再生装置。
  4. 【請求項4】上記テストデータが、光磁気記録媒体に記
    録される記録マークの長さが前記光ビームのスポット径
    以上となるように設定されていることを特徴とする請求
    項2記載の記録再生装置。
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