JPH11254299A - 研磨布の形状測定装置 - Google Patents

研磨布の形状測定装置

Info

Publication number
JPH11254299A
JPH11254299A JP5970998A JP5970998A JPH11254299A JP H11254299 A JPH11254299 A JP H11254299A JP 5970998 A JP5970998 A JP 5970998A JP 5970998 A JP5970998 A JP 5970998A JP H11254299 A JPH11254299 A JP H11254299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face plate
polishing
probe
slide block
polishing pad
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5970998A
Other languages
English (en)
Inventor
Takafumi Hajime
啓文 一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Super Silicon Crystal Research Institute Corp
Original Assignee
Super Silicon Crystal Research Institute Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Super Silicon Crystal Research Institute Corp filed Critical Super Silicon Crystal Research Institute Corp
Priority to JP5970998A priority Critical patent/JPH11254299A/ja
Publication of JPH11254299A publication Critical patent/JPH11254299A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 研磨中に近い状態で研磨布の形状を測定す
る。 【構成】 下定盤1の半径方向に延びるリニアガイド1
2に移動可能なスライドブロック14を設け、研磨布9
に面接触する面板17が下端に固着された昇降シャフト
15をスライドブロック14に装着する。面板17を研
磨布9に押圧し、面板17の上面に探針11を接触させ
ることにより、加圧された状態で研磨布9の面情報が得
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Siウェーハ等の薄板
状ワークの研磨加工に使用される研磨布の形状を精度良
く測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】Siウェーハ等の薄板状ワークを両面研
磨する装置として、たとえば図1の要部構成をもつもの
が使用されている。この研磨装置は、モータM1から回
転動力が伝達される下定盤1の上方に、モータM2から
回転ドラム2を介して回転動力が伝達される上定盤3を
配置している。下定盤1と上定盤3との間には、図2に
示すようにワーク4を収容したキャリア5を複数配置し
ている。キャリア5には、複数のワーク4を収容する円
形状開口部が開けられ、外周面にギア6が形成されてい
る。ギア6は、モータM3からの回転動力で回転するサ
ンギア7及びインターナルギア8と噛み合う。モータM
1〜M3で下定盤1,上定盤3及びサンギア7を回転さ
せると、サンギア7及びインターナルギア8に噛み合っ
ているキャリア5は、サンギア7の回りを公転しながら
自転する。キャリア5の動きに伴ってキャリア5に収容
されているワーク4も公転及び自転し、下定盤1及び上
定盤3に貼り付けられている研磨布9でワーク4の両面
が研磨される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】定盤1,3に貼り付け
られている研磨布9は、研磨作業の続行に応じて劣化
し、厚みにバラツキが生じる。劣化した研磨布9をその
まま使用すると、研磨仕上りが不均一になり易く、極端
な場合には研磨中に加わる偏荷重によってワークが破損
する原因となる。劣化した研磨布9は、定期的に必要形
状に修正するコンディショニングが施されているが、そ
のためには劣化した研磨布9の形状を測定する必要があ
る。研磨定盤に関しては、ダイヤルゲージ,ストレイン
ゲージ等で形状測定されている。しかし、研磨定盤に貼
り付けられている研磨布9は、ダイヤルゲージ,ストレ
インゲージ等で精度良く測定できない。たとえば、図3
に示すようにダイヤルゲージ10の探針11を研磨布9
に押し当てると、多数の繊維を搦め合わせた研磨布9の
内部に探針11が沈み込むため、正確な測定ができな
い。仮に正確な情報が得られたとしても、探針11が接
触したポイントに関する情報であり、研磨布9の全体形
状を求めるには不十分である。測定点を多数採るため、
リニアガイド12に沿って複数のダイヤルゲージ10,
10・・を配列させることが考えられる。しかし、この
場合でも、複数のダイヤルゲージ10,10・・で得ら
れた情報は、点情報の集合に止まり、研磨布9の表面状
態を表す面情報ではない。ダイヤルゲージ10に替えて
ストレインゲージを用いた場合でも、同様な問題が生じ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題を解消すべく案出されたものであり、研磨布と測定器
との間に面板を介在させることにより、研磨布の面情報
を正確に測定することを目的とする。本発明の形状測定
装置は、その目的を達成するため、下定盤の半径方向に
延びるリニアガイドと、リニアガイドの長手方向に沿っ
て移動可能なスライドブロックと、スライドブロックに
装着され、研磨布に面接触する面板が下端に固着された
昇降シャフトと、面板の上面に接触する探針をもち、ス
ライドブロックに設けられ、面板の上面に接触する探針
をもつ測定器とを備え、一定荷重で研磨布に押し付けら
れた面板の高さ位置が探針で検出されることを特徴とす
る。
【0005】
【実施の形態】本発明に従った形状測定装置は、図4に
示すように下定盤1の両側に支持台13,13を配置
し、支持台13と13との間にリニアガイド12を差し
渡している。リニアガイド12は、下定盤1の中心部上
方を通過するように下定盤1に跨がって配置される。な
お、下定盤1の中心部にあるサンギア7等の回転駆動機
構が退避又は取外し可能な場合、下定盤1の中心部から
周辺部にリニアガイド11を延在させても良い。リニア
ガイド12には、リニアガイド12の長手方向に沿って
移動可能なスライドブロック14が設けられている。図
4では一つのスライドブロック14を示しているが、必
要に応じて複数個のスライドブロック14をリニアガイ
ド12に装着させても良い。
【0006】スライドブロック14には、昇降シャフト
15が昇降ガイド16を介して昇降可能に設けられてい
る。昇降シャフト15の下端には、研磨布9の表面に面
接触する面板17が固着されている。面板17として
は、重金属による研磨布9の汚染を避けるためアルミ
ナ,ジルコニア等のセラミックス板が使用され、研磨布
9に接触する面を鏡面加工したものが好ましい。鏡面加
工された面板17は、測定中に研磨布9との摩擦によっ
て削られた屑を研磨布9の表面に残留させることがな
い。昇降シャフト15の上端には、重錘18を載置する
受け台19が設けられている。重錘18を受け台19に
載置することにより、昇降シャフト15が昇降ガイド1
6に沿って下降し、面板17は一定の荷重で研磨布9に
押し付けられる。しかし、一定荷重で面板17を研磨布
9に押し付ける限り、重錘19に替え装置自体の重量を
利用したものも採用可能である。
【0007】たとえば、図5に示すようにバネ20を介
してスライドブロック14を昇降シャフト15に吊り下
げると、スライドブロック14自体の重量が面板17を
介して研磨布9に伝えられる。バネ20のバネ定数を選
択することによって、面板17による研磨布9の押圧力
が調節される。スライドブロック14には、更にダイヤ
ルゲージ10が設けられている。ダイヤルゲージ10の
探針11は、研磨布9の表面ではなく、面板17の上面
に接触する。面板11に接触した探針11で得られる情
報は、加圧状態にある研磨布9の表面状態を表す面情報
である。そのため、ワークを実際に研磨しているときの
研磨布9の状態が判る。また、多数の空隙をもつ研磨布
9ではなく中実の面板17に探針が接触するため、得ら
れる情報も精度が高くなる。
【0008】
【実施例】本発明に従った形状測定装置及び従来のダイ
ヤルゲージ方式で、下定盤1に張り付けられている研磨
布9を形状測定した。先ず、本発明に従った形状測定装
置では、長さ20mm,幅10mm,厚さ5mmのアル
ミナ質セラミックス板を面板17に使用した。面板17
及びシャフト15を含む全体重量が300gとなるよう
に調節した重錘18を受け台19に載せ、圧力0.01
5MPaで面板17を研磨布9に押し付けた。そして、
面板17の上面に探針11を接触させ、面板17が接触
している箇所の研磨布9の厚みを測定した。この測定を
研磨布9の半径方向に沿って繰り返し、各部における研
磨布9の厚さを測定し、基準値に対する厚さ偏差を求め
た。
【0009】ダイヤルゲージ10の探針11を研磨布9
に直接接触させて研磨布9を形状測定する場合には、図
3に示すように複数のダイヤルゲージ10,10・・を
リニアガイド12に装着させ、数カ所で研磨布9の厚さ
を測定し、同様に厚さ偏差を求めた。それぞれの測定結
果を図6に対比して示す。従来法式では、測定様式から
当然なことであるが、研磨布9の数カ所についての厚さ
偏差が判るに止まっている。これに対し、本発明に従っ
た測定では、面情報が得られるため、実線で示すように
連続した厚み偏差が求められる。しかも、面板11を介
した測定であるため、測定結果に対する信頼性も高い。
このようにして得られた情報に基づいて研磨布9を管理
するとき、常に正常な研磨布9を使用してワークを研磨
できるため、研磨仕上りも一定化する。
【0010】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、研磨布に押し付けた面板を介して研磨布の形状を測
定するため、実際に研磨加工している状態に近い研磨布
の面情報が得られ、測定結果の信頼性も高い。このよう
にして測定された形状に基づいて研磨布を管理すること
により、常に安定した条件下での研磨が可能になり、研
磨されたワークの品質が一定化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 薄板状ワークを両面研磨する装置の断面図
【図2】 ワークが収容されるキャリアとサンギア,イ
ンターナルギアとの関係を示す平面図
【図3】 ダイヤルゲージを用いた従来の形状測定装置
の側断面図
【図4】 本発明に従った形状測定装置の側断面図
【図5】 スライドブロックの自重で面板を研磨布に押
し付ける装置
【図6】 ダイヤルゲージで直接(比較例)及び面板を
介して(実施例)測定した研磨布の厚さ偏差を対比させ
たグラフ
【符号の説明】
1:下定盤 2:回転ドラム 3:上定盤 4:
ワーク 5:キャリア 6:ギア 7:サンギア 8:インターナルギア
9:研磨布 10:ダイヤルゲージ 11:探針 12:支持台
13:支点 14:スライドブロック 15:昇降シャフト 1
6:昇降ガイド 17:面板 18:重錘 19:受け台 20:
バネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下定盤の半径方向に延びるリニアガイド
    と、リニアガイドの長手方向に沿って移動可能なスライ
    ドブロックと、スライドブロックに装着され、研磨布に
    面接触する面板が下端に固着された昇降シャフトと、面
    板の上面に接触する探針をもち、スライドブロックに設
    けられ、面板の上面に接触する探針をもつ測定器とを備
    え、一定荷重で研磨布に押し付けられた面板の高さ位置
    が探針で検出される研磨布の形状測定装置。
JP5970998A 1998-03-11 1998-03-11 研磨布の形状測定装置 Pending JPH11254299A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5970998A JPH11254299A (ja) 1998-03-11 1998-03-11 研磨布の形状測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5970998A JPH11254299A (ja) 1998-03-11 1998-03-11 研磨布の形状測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11254299A true JPH11254299A (ja) 1999-09-21

Family

ID=13121022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5970998A Pending JPH11254299A (ja) 1998-03-11 1998-03-11 研磨布の形状測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11254299A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010173052A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Sumco Corp 研磨パッド厚測定方法、および研磨パッド厚測定装置
CN102853799A (zh) * 2012-08-27 2013-01-02 长沙学院 磨损形貌及失重量的检测装置及其检测方法
JP2014029291A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Nisshin Steel Co Ltd 平坦度測定方法
CN104654975A (zh) * 2015-03-10 2015-05-27 中联重机股份有限公司 一种用于检测离合器分离杠杆的装置及其检测方法
CN110877285A (zh) * 2019-12-12 2020-03-13 西安奕斯伟硅片技术有限公司 一种研磨盘平行度调节装置及方法
CN116533085A (zh) * 2023-07-07 2023-08-04 深圳市星国华先进装备科技有限公司 一种多爪式限位式晶圆加工整平装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010173052A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Sumco Corp 研磨パッド厚測定方法、および研磨パッド厚測定装置
JP2014029291A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Nisshin Steel Co Ltd 平坦度測定方法
CN102853799A (zh) * 2012-08-27 2013-01-02 长沙学院 磨损形貌及失重量的检测装置及其检测方法
CN104654975A (zh) * 2015-03-10 2015-05-27 中联重机股份有限公司 一种用于检测离合器分离杠杆的装置及其检测方法
CN110877285A (zh) * 2019-12-12 2020-03-13 西安奕斯伟硅片技术有限公司 一种研磨盘平行度调节装置及方法
CN116533085A (zh) * 2023-07-07 2023-08-04 深圳市星国华先进装备科技有限公司 一种多爪式限位式晶圆加工整平装置
CN116533085B (zh) * 2023-07-07 2023-09-19 深圳市星国华先进装备科技有限公司 一种多爪式限位式晶圆加工整平装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6494765B2 (en) Method and apparatus for controlled polishing
TWI445594B (zh) 研磨裝置
US7147541B2 (en) Thickness control method and double side polisher
US6234878B1 (en) Endpoint detection apparatus, planarizing machines with endpointing apparatus, and endpointing methods for mechanical or chemical-mechanical planarization of microelectronic substrate assemblies
CN108700405B (zh) 晶圆载体厚度测量装置
KR101152747B1 (ko) 마찰 센서를 이용한 폴리싱 종료점 탐지 시스템 및 방법
JP5407693B2 (ja) ガラス基板の製造方法、研磨方法及び研磨装置、並びにガラス基板
KR19980024472A (ko) 연마패드의 관리방법 및 장치
US7294041B1 (en) Moving head for semiconductor wafer polishing apparatus
US6402589B1 (en) Wafer grinder and method of detecting grinding amount
US6702646B1 (en) Method and apparatus for monitoring polishing plate condition
EP0823309B1 (en) Method and apparatus for controlling flatness of polished semiconductor wafers
US20060196283A1 (en) Measurement of Thickness Profile and Elastic Modulus Profile of a Polishing Pad
JP2004142083A (ja) ウエハ研磨装置およびウエハ研磨方法
US7137867B2 (en) Thickness control method and double side polisher
JPH11254299A (ja) 研磨布の形状測定装置
TW422756B (en) Wafer polishing apparatus
JP4799313B2 (ja) 両面研磨装置および両面研磨装置におけるワークとキャリアとの重なり検知方法
JP3045232B2 (ja) ウェーハ研磨装置及び研磨量検出方法
JP4326985B2 (ja) ウエーハ研磨方法
US7059939B2 (en) Polishing pad conditioner and monitoring method therefor
JP7463142B2 (ja) 研磨パッドの厚み測定装置
WO2002038336A1 (en) A method and apparatus for controlled polishing
JP2004202630A (ja) 研磨布の形状測定方法及び被加工物の研磨方法、並びに研磨布の形状測定装置
JP2941317B2 (ja) 定寸研磨加工方法