JPH1125388A - 走行所要時間予測装置 - Google Patents

走行所要時間予測装置

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JPH1125388A
JPH1125388A JP9175559A JP17555997A JPH1125388A JP H1125388 A JPH1125388 A JP H1125388A JP 9175559 A JP9175559 A JP 9175559A JP 17555997 A JP17555997 A JP 17555997A JP H1125388 A JPH1125388 A JP H1125388A
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JP
Japan
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data
measuring device
day
traveling
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Application number
JP9175559A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ohashi
橋 裕 之 大
Yoshikazu Oba
場 義 和 大
Toshiaki Adachi
達 俊 朗 安
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全国の有料道路に整備された料金収受システ
ムの磁気通行券データを用いて、有料道路の走行に要す
る時間を計測する走行所要時間計測装置を提供するこ
と。 【解決手段】 料金収受システムが設置された有料道路
のインターチェンジ間を自動車が走行する際に要する時
間を計測する走行所要時間計測装置において、前記イン
ターチェンジの各々に設置された料金収受システムA,
Bと、前記料金収受システムの磁気通行券データ内容を
保存する磁気通行券データ保存手段1と、前記磁気通行
券データ保存手段により保存されたデータから対象区間
に該当するデータを抽出する対象区間データ抽出手段2
と、前記対象区間データ抽出手段によって抽出された対
象区間データにより対象区間を走行する際に要する時間
を算出する走行所要時間算出手段4と、をそなえたこと
を特徴とする走行所要時間計測装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速道路等の有料
道路に対する交通管制システムに係わり、とくにインタ
ーチェンジ間の走行所要時間を計測する走行所要時間計
測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、走行所要時間を計測あるいは推定
するには、次のような方法がある。 (1) 対象区間に設置された車両感知器により走行車両群
の速度を計測し、計測した速度で対象区間の距離を除す
ることにより、走行所要時間を得る。 (2) 対象区間に設置されたAVIシステムにより走行所
要時間を得る。AVIシステムとは、走行車両のナンバ
ーを対象区間の入口および出口で画像認識して照合する
ことにより、走行所要時間を計測するシステムである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来技術には以下の課題がある。 (1) 車両感知器は、現在、一部の高速道路に設置されて
いるだけであり、大部分の高速道路には設置されていな
い。また車両速度は計測地点により異なるため、精度の
良い走行所要時間を得ることはできない。 (2) AVIシステムは現在、ごく限られた区間にのみ設
置されており、大部分の高速道路には設置されていな
い。また、AVIシステムは画像認識を行っているた
め、悪天候下においてはナンバー読み取りに失敗する場
合がある。
【0004】また、上記(1),(2)のシステムを全
国的に展開するには、膨大な数のセンサを新たに設置す
る必要があり、コスト等の点から実現性は低い。
【0005】〔発明の目的〕本発明は、上述の点を考慮
してなされたものであり、全国の高速道路などの有料道
路に整備された料金収受システムの磁気通行券データを
用いて、有料道路の走行に要する時間を計測する走行所
要時間計測装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の、料金収
受システムが設置された有料道路のインターチェンジ間
を自動車が走行する際に要する時間を計測する走行所要
時間計測装置において、前記インターチェンジの各々に
設置された料金収受システムと、前記料金収受システム
の磁気通行券データ内容を保存する磁気通行券データ保
存手段と、前記磁気通行券データ保存手段により保存さ
れたデータから対象区間に該当するデータを抽出する対
象区間データ抽出手段と、前記対象区間データ抽出手段
によって抽出された対象区間データにより対象区間を走
行する際に要する時間を算出する走行所要時間算出手段
と、をそなえたことを特徴とする走行所要時間計測装
置、請求項2記載の、請求項1記載の走行所要時間計測
装置における前記対象区間データ抽出手段により抽出し
たデータから通常走行に該当しない特異データを除外す
る特異データ除外手段、をそなえたことを特徴とする走
行所要時間計測装置、請求項3記載の、請求項1記載の
走行所要時間計測装置における前記走行所要時間算出手
段により算出した走行所要時間を時間帯毎に並べたパタ
ーンを作成する走行所要時間パターン作成手段、をそな
えたことを特徴とする走行所要時間計測装置、請求項4
記載の、請求項3記載の走行所要時間計測装置における
当日の日付情報を入力する日付情報入力手段をそなえ、
前記走行所要時間パターン作成手段により作成した走行
所要時間パターンに前記日付情報入力手段による当日の
日付情報を付加することを特徴とする走行所要時間計測
装置、請求項5記載の、請求項3記載の走行所要時間計
測装置における当日の気象情報を入力する気象情報入力
手段をそなえ、前記走行所要時間パターン作成手段によ
り作成した走行所要時間パターンに当日の気象情報を付
加することを特徴とする走行所要時間計測装置、請求項
6記載の、請求項3記載の走行所要時間計測装置におけ
る当日のイベント情報を入力するイベント情報入力手段
をそなえ、前記走行所要時間パターン作成手段により作
成した走行所要時間パターンに当日のイベント情報を付
加することを特徴とする走行所要時間計測装置、請求項
7記載の、請求項1記載の走行所要時間計測装置におけ
る前記対象区間データ抽出手段により抽出したデータか
ら通常走行に該当しない特異データを除外する特異デー
タ除外手段と、前記走行所要時間算出手段により算出し
た走行所要時間を時間帯毎に並べたパターンを作成する
走行所要時間パターン作成手段と、をそなえたことを特
徴とする走行所要時間計測装置、請求項8記載の、請求
項7記載の走行所要時間計測装置における当日の日付情
報を入力する日付情報入力手段をそなえ、前記走行所要
時間パターン作成手段により作成した走行所要時間パタ
ーンに前記日付情報入力手段による当日の日付情報を付
加することを特徴とする走行所要時間計測装置、請求項
9記載の、請求項7記載の走行所要時間計測装置におけ
る当日の気象情報を入力する気象情報入力手段をそな
え、前記走行所要時間パターン作成手段により作成した
走行所要時間パターンに前記気象情報入力手段による当
日の気象情報を付加することを特徴とする走行所要時間
計測装置、および請求項10記載の、請求項7記載の走
行所要時間計測装置における当日のイベント情報を入力
するイベント情報入力手段をそなえ、前記走行所要時間
パターン作成手段により作成した走行所要時間パターン
に前記気象情報入力手段による当日のイベント情報を付
加することを特徴とする走行所要時間計測装置、を提供
するものである。
【0007】
【作用】請求項1に記載の走行所要時間予測装置では、
各インターチェンジに設置された料金収受システムの磁
気通行券データを保存し、保存データから走行所要時間
計測の対象区間に該当するデータを抽出し、抽出したデ
ータを用いて対象区間の走行所要時間を算出する。
【0008】請求項2に記載の走行所要時間予測装置で
は、各インターチェンジに設置された料金収受システム
の磁気通行券データを保存し、保存データから走行所要
時間計測の対象区間に該当するデータを抽出し、抽出し
たデータから通常走行に該当しないと判断される特異デ
ータを除外し、残りのデータを用いて対象区間の走行所
要時間を算出する。
【0009】請求項3に記載の走行所要時間予測装置で
は、各インターチェンジに設置された料金収受システム
の磁気通行券データを保存し、保存データから走行所要
時間計測の対象区間に該当するデータを抽出し、抽出し
たデータを用いて対象区間の走行所要時間を算出し、算
出した走行所要時間を時間帯毎に並べ、走行所要時間パ
ターンを作成する。
【0010】請求項4に記載の走行所要時間予測装置で
は、各インターチェンジに設置された料金収受システム
の磁気通行券データを保存し、保存データから走行所要
時間計測の対象区間に該当するデータを抽出し、抽出し
たデータを用いて対象区間の走行所要時間を算出し、算
出した走行所要時間を時間帯毎に並べ、走行所要時間パ
ターンを作成し、当日の日付情報を付加する。
【0011】請求項5に記載の走行所要時間予測装置で
は、各インターチェンジに設置された料金収受システム
の磁気通行券データを保存し、保存データから走行所要
時間計測の対象区間に該当するデータを抽出し、抽出し
たデータを用いて対象区間の走行所要時間を算出し、算
出した走行所要時間を時間帯毎に並べ、走行所要時間パ
ターンを作成し、当日の気象情報を付加する。
【0012】請求項6に記載の走行所要時間予測装置で
は、各インターチェンジに設置された料金収受システム
の磁気通行券データを保存し、保存データから走行所要
時間計測の対象区間に該当するデータを抽出し、抽出し
たデータを用いて対象区間の走行所要時間を算出し、算
出した走行所要時間を時間帯毎に並べ、走行所要時間パ
ターンを作成し、当日のイベント情報を付加する。
【0013】請求項7に記載の走行所要時間予測装置で
は、各インターチェンジに設置された料金収受システム
の磁気通行券データを保存し、保存データから走行所要
時間計測の対象区間に該当するデータを抽出し、抽出し
たデータから通常走行に該当しないと判断される特異デ
ータを除外し、残りのデータを用いて対象区間の走行所
要時間を算出し、算出した走行所要時間を時間帯毎に並
べ、走行所要時間パターンを作成する。
【0014】請求項8に記載の走行所要時間予測装置で
は、各インターチェンジに設置された料金収受システム
の磁気通行券データを保存し、保存データから走行所要
時間計測の対象区間に該当するデータを抽出し、抽出し
たデータから通常走行に該当しないと判断される特異デ
ータを除外し、残りのデータを用いて対象区間の走行所
要時間を算出し、算出した走行所要時間を時間帯毎に並
べ、走行所要時間パターンを作成し、当日の日付情報を
付加する。
【0015】請求項9に記載の走行所要時間予測装置で
は、各インターチェンジに設置された料金収受システム
の磁気通行券データを保存し、保存データから走行所要
時間計測の対象区間に該当するデータを抽出し、抽出し
たデータから通常走行に該当しないと判断される特異デ
ータを除外し、残りのデータを用いて対象区間の走行所
要時間を算出し、算出した走行所要時間を時間帯毎に並
べ、走行所要時間パターンを作成し、当日の気象情報を
付加する。
【0016】請求項10に記載の走行所要時間予測装置
では、各インターチェンジに設置された料金収受システ
ムの磁気通行券データを保存し、保存データから走行所
要時間計測の対象区間に該当するデータを抽出し、抽出
したデータから通常走行に該当しないと判断される特異
データを除外し、残りのデータを用いて対象区間の走行
所要時間を算出し、算出した走行所要時間を時間帯毎に
並べ、走行所要時間パターンを作成し、当日のイベント
情報を付加する。
【0017】
【発明の実施の態様】
(実施例の構成)図1は、本発明の一実施例を示してい
る。この構成では、各インターチェンジに設置された料
金収受システムA,Bと、この料金収受システムにより
取り出したデータを処理して走行所要時間を計測するデ
ータ処理部分とが含まれる。このデータ処理部分には、
磁気通行券データ保存手段1と、対象区間データ抽出手
段2と、特異データ除外手段3と、走行所要時間算出手
段4と、日付情報入力手段5と、気象情報入力手段6
と、イベント情報入力手段7と、走行所要時間パターン
作成手段8とが設けられている。 (実施例の作用)図1では、有料道路におけるある区間
の入口IC−Aから入り出口IC−Bから出た車両につ
いて、料金収受システムA,Bにより磁気通行券から得
られたデータを処理する構成を示している。
【0018】料金収受システムBは、磁気通行券データ
保存手段1に接続されている。磁気通行券データ保存手
段1では、料金収受システムBの磁気通行券から得られ
るデータを逐一保存する。そして、磁気通行券データ保
存手段1に保存されたデータは、対象区間データ抽出手
段2に与えられる。この場合、対象区間データ抽出手段
2では、区間A−B間を走行した車両に関するデータの
みを抽出する。そして、抽出したデータを特異データ除
外手段3に与える。この特異データ除外手段3は、抽出
したデータからデータとして利用するには不適当なデー
タを除外するもので、磁気通行券データ保存手段1から
与えられたデータのうち違反速度で走行したであろう車
両のデータなどを除外する。
【0019】このような処理を経て適正なデータのみが
取り出され、走行所要時間算出手段4に与えられる。こ
の結果、走行所要時間算出手段4からは、適正なデータ
に基づき算出された走行所要時間が取り出され、走行所
要時間パターン作成手段8に与えられる。走行所要時間
パターン作成手段8には、この他に日付情報入力手段
5、気象情報入力手段6およびイベント情報入力手段7
から随時的な走行所要時間を変動させる要因が入力さ
れ、これら変動要因を付加した情報を走行所要時間パタ
ーンとして送出する。
【0020】図2は、現在、高速道路に設置されている
料金収受システムの磁気通行券に、データを書き込むた
めに用いられているフォーマットを示している。この磁
気通行券データ保存手段1では、これらのデータを設定
された日数分(時間分)だけ格納する。
【0021】図3は、磁気通行券データ保存手段1に格
納されているデータを示している。この図3のデータ
を、左側から順に説明すると次の通りである。
【0022】○車種 普通車 :1 中型車 :2 軽・自動二輪車:3 大型車 :4 特大車 :5 ○入口インターチェンジ番号:各インターチェンジに割
り付けられた番号(ここでは、便宜的にアルファベット
とする) ○入月日:入口インターチェンジに入った月日 ○入時刻:入口インターチェンジに入った時刻 ○出口インターチェンジ番号:各インターチェンジに割
り付けられた番号(ここでは、便宜的にアルファベット
とする) ○出月日:出口インターチェンジを出た月日 ○出時刻:出口インターチェンジを出た時刻 得られたデータは、それをそのまま利用するのではな
く、不適正なデータを除外し適正といえるデータのみを
抽出して利用するようにする。
【0023】図4を用いて、対象区間データ抽出手段2
による抽出の方法を説明する。走行所要時間の計測対象
が普通車で、対象区間がインターチェンジ番号Aからイ
ンターチェンジ番号Bまでの場合は、図4の上から1番
目、4番目および8番目のデータを抽出する。本発明に
おいては、時間帯毎に走行所要時間を計測する。ここで
は、10分置きに時間帯を設定するものと仮定する。
【0024】図5は、5月20日の0時0分から0時1
0分までの時間帯にインターチェンジ番号Aに入り、イ
ンターチェンジ番号Bから出た普通車の磁気通行券デー
タを抽出したものを示している。
【0025】図6は、図5にデータNo.(1〜8)と
走行所要時間とを追加したものである。まず図6の走行
所要時間から除外すべきデータを判断する。この除外
は、特異データ除外手段3により行う。この特異データ
除外手段3は、車両が通常に走行した場合のデータであ
るとは判断できないデータを除外する。
【0026】いま対象区間(A〜B)の距離をL[k
m]、法定速度をV[km/h]とする。その際の走行
所要時間は、法定速度を遵守すれば、次式(1)で求ま
るTmin[分]となるはずである。
【0027】 Tmin=L・60/V (1) したがって、Tmin[分]より走行所要時間が短い車
両は違法速度で走行したことになり、除外する必要があ
る。例えば、対象区間の距離が20[km]、法定速度
が60[km/h]であるとすれば、Tminは20分
となる。よって、図6に示すデータのうち、3番目と7
番目のものは除外する。
【0028】また、走行車両のうち一部の車両は、サー
ビスエリアやパーキングエリア等を利用した結果、本来
の走行に要する時間よりも多くの時間を費やしている可
能性がある。ここでは、以下の方法によりこれらのデー
タを除外する。
【0029】対象となる時間帯のデータから走行所要時
間がTmin[分]より短いデータを除いた残りのデー
タを、走行所要時間の大きさに応じてΔT[分]の幅を
持つ区分に分類し、度数分布を調べる。
【0030】 Tmin[分] 〜Tmin+ΔT[分] :X個 Tmin+ΔT[分] 〜Tmin+2・ΔT[分]:Y個 Tmin+2・ΔT[分]〜Tmin+3・ΔT[分]:Z個 … … 以下同様。
【0031】その結果、度数分布の最も高いデータを残
し、それ以外は除外する。ΔT[分]を5分に設定した
場合は、以下のようになる。
【0032】 20分 〜 25分 : 3個 25分 〜 30分 : 1個 30分 〜 35分 : 0個 35分 〜 40分 : 0個 40分 〜 45分 : 0個 45分 〜 50分 : 1個 50分 〜 55分 : 1個 したがって、20分〜25分の範囲に属する3個のデー
タ、つまり1番目、4番目および8番目のデータを残
し、それ以外は除外する。
【0033】走行所要時間算出手段4では、残ったデー
タの走行所要時間から、その時間帯における走行所要時
間を算出する。ここでは、走行所要時間を単純に平均す
るものとする。したがって、0時から0時10分にイン
ターチェンジ番号Aに入った車両がインターチェンジ番
号Bを出るまでに要する時間は、次式(2)により求ま
る。
【0034】 T(0000〜0010)=(21+24+22)/3=22.3[分] (2) なお、上式(2)におけるTの添字は、入口インターチ
ェンジに入った時間を表す。
【0035】走行所要時間には、上記の外にもいくつか
の随時的な変動要因が存在する。それらの変動要因を利
用できるようにすれば、一層価値の高いサービスが提供
できる。そのために、日付情報入力手段5、気象情報入
力手段6、およびイベント情報入力手段7が用いられ
る。そこで、日付情報入力手段5、気象情報入力手段
6、およびイベント情報入力手段7の情報を走行所要時
間パターン作成手段8において作成するパターンに付加
することにより、作成したパターンの利用価値を高める
ものである。
【0036】まず、日付情報入力手段5は、当日の日付
情報を入力する手段である。日付情報は単なる月日では
なく、例えば以下に示す何れに該当するかということも
情報として加える。何故なら、高速道路における交通状
況は、曜日や時期等に応じて特有の挙動を示すことがよ
く知られているからである。
【0037】 平日 :(火曜日〜金曜日) 休日前 :(土曜日〜休日指定日前日) 休日 :(日曜日、休日指定日) 休日明け:(月曜日、休日指定日翌日) 特異日 :(年末年始、お盆、ゴールデンウィーク等) この日付情報入力手段5は、計算機により容易に自動化
することができる。
【0038】次に、気象情報入力手段6は、当日の気象
情報を入力する手段である。高速道路における交通状況
は、気象に大きく依存すると考えられるため、気象情報
入力手段6を設ける。なお、気象情報入力手段6は、保
守員が入力する方法を採るのが確実さの点から最もよい
が、省力化する場合は、オンラインの気象情報サービス
を利用したり、あるいは気温・湿度等から気象状況を判
定すれば良い。
【0039】さらに、イベント情報入力手段7は、当日
に開催されたスポーツ大会(オリンピック)や、特定の
催し物等のデータを入力する手段である。高速道路にお
ける交通状況は、これらのイベントに大きく依存すると
考えられるため、イベント情報入力手段7を設ける。
【0040】そして、走行所要時間パターン作成手段8
は、走行所要時間算出手段4によって算出された走行所
要時間を1日(24時間)分まとめ、日付情報入力手段
5、気象情報入力手段6、およびイベント情報入力手段
7によって入力された情報を付加することにより、当日
の走行所要時間パターンを作成する。 (実施例の効果)以上説明したように、本発明の走行所
要時間計測装置によれば、走行所要時間の計測対象区間
に車両感知器やAVIシステム等のセンサが設置されて
いない場合でも、走行所要時間を精度良く計測すること
が可能である。
【0041】また計測したデータは、交通状況に影響を
及ぼす情報(日付,気象,イベント)を付加し、24時
間分まとめた走行所要時間パターンとして保存する。こ
れらのパターンは、例えば、ある日のある時間帯に、対
象区間を走行する際に要する時間を予測する際のベース
となるデータとして用いることができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、高速道
路などの有料道路の既存設備である料金収受システムの
磁気通行券データを用いて、インターチェンジ間の走行
に要する時間を精度良く計測することができる。したが
って、新たなセンサ等を必要とせずコスト面で有利な
上、全国展開することが容易である。
【0043】請求項2に記載の構成によれば、請求項1
の効果に加え、特異データの除外を行うことにより、計
測精度の向上を図ることができる。
【0044】請求項3に記載の構成によれば、請求項1
の効果に加え、各時間帯における走行所要時間を1日分
まとめたパターンを作成し、保存することにより計測デ
ータの有効性を高める。作成した走行所要時間パターン
は、対象区間の走行所要時間を予測する際のベースとし
て用いることができる。
【0045】請求項4に記載の構成によれば、請求項3
の効果に加え、作成した走行所要時間パターンに日付情
報を付加することにより、走行所要時間を予測する際
に、当日の日付に応じて走行所要時間パターンを選択す
ることができる。
【0046】請求項5に記載の構成によれば、請求項3
の効果に加え、作成した走行所要時間パターンに気象情
報を付加することにより、走行所要時間を予測する際
に、当日の気象に応じて走行所要時間パターンを選択す
ることができる。
【0047】請求項6に記載の構成によれば、請求項3
の効果に加え、作成した走行所要時間パターンにイベン
ト情報を付加することにより、走行所要時間を予測する
際に、当日のイベントの有無に応じて走行所要時間パタ
ーンを選択することができる。
【0048】請求項7に記載の構成によれば、請求項1
の効果に加え、特異データの除外を行うことにより、計
測精度の向上を図ることができる。さらに、各時間帯に
おける走行所要時間を1日分まとめたパターンを作成
し、保存することにより計測データの有効性を高める。
作成した走行所要時間パターンは、対象区間の走行所要
時間を予測する際のベースとして用いることができる。
【0049】請求項8に記載の構成によれば、請求項7
の効果に加え、作成した走行所要時間パターンに日付情
報を付加することにより、走行所要時間を予測する際
に、当日の日付に応じて走行所要時間パターンを選択す
ることができる。
【0050】請求項9に記載の構成によれば、請求項7
の効果に加え、作成した走行所要時間パターンに気象情
報を付加することにより、走行所要時間を予測する際
に、当日の気象に応じて走行所要時間パターンを選択す
ることができる。
【0051】請求項10に記載の構成によれば、請求項
7の効果に加え、作成した走行所要時間パターンにイベ
ント情報を付加することにより、走行所要時間を予測す
る際に、当日のイベントの有無に応じて走行所要時間パ
ターンを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック線図。
【図2】図1の実施例で用いる磁気通行券データのフォ
ーマットを示す説明図。
【図3】図1の実施例に用いる磁気通行券データの保存
例を示す説明図。
【図4】図1の実施例における対象区間データ抽出手段
2の抽出動作を示す説明図。
【図5】図1の実施例における対象区間データ抽出手段
2の抽出動作を示す説明図。
【図6】図1の実施例における特異データ除外手段3の
除外動作を示す説明図。
【符号の説明】
1 磁気通行券データ保存手段 2 対象区間データ抽出手段 3 特異データ除外手段 4 走行所要時間算出手段 5 日付情報入力手段 6 気象情報入力手段 7 イベント情報入力手段 8 走行所要時間パターン作成手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】料金収受システムが設置された有料道路の
    インターチェンジ間を自動車が走行する際に要する時間
    を計測する走行所要時間計測装置において、 前記インターチェンジの各々に設置された料金収受シス
    テムと、 前記料金収受システムの磁気通行券データ内容を保存す
    る磁気通行券データ保存手段と、 前記磁気通行券データ保存手段により保存されたデータ
    から対象区間に該当するデータを抽出する対象区間デー
    タ抽出手段と、 前記対象区間データ抽出手段によって抽出された対象区
    間データにより対象区間を走行する際に要する時間を算
    出する走行所要時間算出手段と、 をそなえたことを特徴とする走行所要時間計測装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の走行所要時間計測装置にお
    いて、 前記対象区間データ抽出手段により抽出したデータから
    通常走行に該当しない特異データを除外する特異データ
    除外手段、 をそなえたことを特徴とする走行所要時間計測装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の走行所要時間計測装置にお
    いて、 前記走行所要時間算出手段により算出した走行所要時間
    を時間帯毎に並べたパターンを作成する走行所要時間パ
    ターン作成手段、 をそなえたことを特徴とする走行所要時間計測装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の走行所要時間計測装置にお
    いて、 当日の日付情報を入力する日付情報入力手段をそなえ、 前記走行所要時間パターン作成手段により作成した走行
    所要時間パターンに前 記日付情報入力手段による当日の日付情報を付加するこ
    とを特徴とする走行所要 時間計測装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の走行所要時間計測装置にお
    いて、 当日の気象情報を入力する気象情報入力手段をそなえ、 前記走行所要時間パターン作成手段により作成した走行
    所要時間パターンに当日の気象情報を付加することを特
    徴とする走行所要時間計測装置。
  6. 【請求項6】請求項3記載の走行所要時間計測装置にお
    いて、 当日のイベント情報を入力するイベント情報入力手段を
    そなえ、 前記走行所要時間パターン作成手段により作成した走行
    所要時間パターンに当日のイベント情報を付加すること
    を特徴とする走行所要時間計測装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の走行所要時間計測装置にお
    いて、 前記対象区間データ抽出手段により抽出したデータから
    通常走行に該当しない特異データを除外する特異データ
    除外手段と、 前記走行所要時間算出手段により算出した走行所要時間
    を時間帯毎に並べたパターンを作成する走行所要時間パ
    ターン作成手段と、 をそなえたことを特徴とする走行所要時間計測装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の走行所要時間計測装置にお
    いて、 当日の日付情報を入力する日付情報入力手段をそなえ、 前記走行所要時間パターン作成手段により作成した走行
    所要時間パターンに前記日付情報入力手段による当日の
    日付情報を付加することを特徴とする走行所要時間計測
    装置。
  9. 【請求項9】請求項7記載の走行所要時間計測装置にお
    いて、 当日の気象情報を入力する気象情報入力手段をそなえ、 前記走行所要時間パターン作成手段により作成した走行
    所要時間パターンに前記気象情報入力手段による当日の
    気象情報を付加することを特徴とする走行所要時間計測
    装置。
  10. 【請求項10】請求項7記載の走行所要時間計測装置に
    おいて、 当日のイベント情報を入力するイベント情報入力手段を
    そなえ、 前記走行所要時間パターン作成手段により作成した走行
    所要時間パターンに前記気象情報入力手段による当日の
    イベント情報を付加することを特徴とする走行所要時間
    計測装置。
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