JPH11253226A - コンパクト容器 - Google Patents

コンパクト容器

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JPH11253226A
JPH11253226A JP6162098A JP6162098A JPH11253226A JP H11253226 A JPH11253226 A JP H11253226A JP 6162098 A JP6162098 A JP 6162098A JP 6162098 A JP6162098 A JP 6162098A JP H11253226 A JPH11253226 A JP H11253226A
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JP
Japan
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container
mirror
lid
transparent
compact
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JP6162098A
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English (en)
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Masaru Taguchi
賢 田口
Akihito Torii
晶仁 鳥居
Masami Chiku
真巳 知久
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はセルフ商品として販売され内部の化粧
品が見える状態で陳列されるコンパクト容器に関し、内
包される化粧品の視認性を確保しつつ陳列状態における
容器の小型化を図ることを課題とする。 【解決手段】化粧品15が装着される容器本体12A
と、化粧品15を塗布する際に使用される鏡14と、容
器本体12Aを閉蓋する蓋体13とを具備するコンパク
ト容器において、蓋体13を少なくとも閉蓋状態におい
て化粧品15が外部から見えるように透明な構成とす
る。かつ、蓋体13を容器本体12Aの上部に配設する
と共に、鏡14を容器本体12Aの下部に収納及び引き
出し可能に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンパクト容器に係
り、特にセルフ商品として販売され内部の化粧品が見え
る状態で陳列されるコンパクト容器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、化粧品(例えば、コンパクト容器
に収納されるファンデーション等)においても量販化が
進み、これに伴いコンパクト容器を例えば透明樹脂より
なる透明ケースに化粧品が見える状態で内包し陳列する
ことにより、購買者がこの陳列された化粧品を透明ケー
スを介して直接視認し、購買することが行なわれるよう
になってきている。このように、購買者が直接化粧品を
見て購入するか否かを判断する商品を、一般にセルフ商
品と称している。
【0003】一方、コンパクト容器は化粧品を収納した
レフィールが装着される容器本体と、この容器本体を閉
蓋する蓋体と、化粧品を塗布する時に使用する鏡とによ
り構成されている。そして、不使用時においては蓋体を
閉蓋することにより化粧品に紫外線或いは酸化等による
変質の発生を防止し、また使用時においては蓋体を開蓋
して化粧品を使用する構成となっている。
【0004】また、鏡は通常蓋体の裏側に配設されてお
り、蓋体を開蓋することにより表側に現れる構成となっ
ている。そして、化粧品の使用時には、この鏡を見なが
ら化粧品の使用(塗布)が行なえるよう構成されてい
る。このコンパクト容器に収納された化粧品をセルフ商
品として販売する場合、化粧品が外部に露出された状態
で透明ケースに装着する必要がある。このため、従来で
は、コンパクト容器の蓋体を開蓋した状態で透明ケース
に収納し、陳列することが行なわれている。
【0005】図15は、従来のセルフ商品として販売さ
れるコンパクト容器1の一例を示している。コンパクト
容器1は、大略すると容器本体2と蓋体3とにより構成
されている。蓋体3はヒンジ部4で容器本体2に連結さ
れることにより、容器本体2に対して開閉可能な構成と
されている。この蓋体3の内側には鏡8が配設されてい
る。また、容器本体2には、レフィール容器(図示せ
ず)に充填された状態の化粧品5(例えば、ファンデー
ション,おしろい等)が収納されている。
【0006】上記構成とされたコンパクト容器1は、透
明ケース7に収納された状態で陳列される。前記したよ
うに、セルフ商品として販売する場合、化粧品5が透明
ケース7を通して見える必要がある。このため、同図に
示すように、従来では、コンパクト容器1の蓋体3を開
蓋した状態で透明ケース7に収納し陳列していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のよう
にコンパクト容器1の蓋体3を開蓋した状態で透明ケー
ス7に収納し陳列する構成では、蓋体3を開蓋している
ため必然的にコンパクト容器1を収納する透明ケース7
が大型化し、これに伴い大きな陳列スペースが必要にな
るという問題点があった。
【0008】また、陳列スペースを小さくするために蓋
体3を閉蓋した状態とすると、化粧品5が見えなくなり
セルフ商品を構成しなくなる。そこで、蓋体3を透明と
することも考えられるが、前記のように蓋体3の内側に
は鏡8が配設されているため、蓋体3を透明としてもや
はり化粧品5を視認することはできない。更に、陳列時
における化粧品の視認性及び小型化を図るため、、陳列
時においては蓋体を容器本体から取り外し、購入後に購
入者が蓋体を容器本体に取り付ける構成とされたコンパ
クト容器も提案されている。
【0009】しかるにこの構成では、購入後に蓋体を容
器本体に取り付ける作業が必要となり、購入者に面倒な
取り付け作業を強いることとなり、望ましい形態とはい
えなかった。本発明は上記の点に鑑みてなさたれもので
あり、内包される化粧品の視認性を確保しつつ陳列状態
における容器の小型化を図ったコンパクト容器を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、次に述べ
る手段を講じることにより解決することができる。請求
項1記載の発明では、化粧品が装着される容器本体と、
前記化粧品を用いる時に使用される鏡と、前記容器本体
を閉蓋する蓋体とを具備するコンパクト容器において、
前記蓋体の全部或いは一部を少なくとも閉蓋状態におい
て前記化粧品が外部から見えるように透明な構成とし、
かつ、前記蓋体を前記容器本体の上部に配設すると共
に、前記鏡を前記容器本体の下部に収納引き出し可能に
配設したことを特徴とするものである。
【0011】また、請求項2記載の発明では、前記請求
項1記載の化粧品容器において、前記鏡を前記容器本体
に設けられた上下方向に延在する回転軸に軸承させ、前
記容器本体と平行状態を維持しつつ回転可能な構成とす
ることにより、前記容器本体に対し収納引き出し可能な
構成としたことを特徴とするものである。
【0012】また、請求項3記載の発明では、前記請求
項1記載の化粧品容器において、前記鏡を容器本体に対
し直線的にスライド可能な構成とすることにより、前記
容器本体に対し収納引き出し可能な構成としたことを特
徴とするものである。更に、請求項4記載の発明では、
前記請求項1記載の化粧品容器において、前記鏡を前記
容器本体にその面方向に延在するよう設けられた回転軸
に軸承させ、前記容器本体に対し回転可能な構成とする
ことにより、前記容器本体に対し収納引き出し可能な構
成としたことを特徴とするものである。
【0013】上記の各手段は、次のように作用する。請
求項1記載の発明によれば、少なくとも閉蓋状態におい
て化粧品が外部から見えるように蓋体の全部或いは一部
を透明な構成としたことにより、蓋体の外部から化粧品
を直接見ることが可能となる。また、蓋体は容器本体の
上部に配設され、かつ鏡は容器本体の下部に配設される
ため、化粧品を蓋体を介して見る際に、鏡が邪魔になる
ようなことはない。
【0014】更に、鏡は容器本体に収納引き出し可能に
配設されているため、鏡の使用時には引き出し、不使用
時には収納することができる。よって、セルフ商品とし
て販売される陳列時において、鏡を容器本体に収納して
おくことにより、陳列スペースの省スペース化を図るこ
とができる。また、請求項2記載の発明のように、容器
本体に対し鏡を収納引き出し可能とする構成として、容
器本体に設けられた上下方向に延在する回転軸に鏡を軸
承させ、これにより鏡を容器本体に対し平行状態を維持
しつつ回転しうる構成としてもよい。
【0015】また、請求項3記載の発明のように、容器
本体に対し鏡を収納引き出し可能とする構成として、鏡
を容器本体に対し直線的にスライド可能な構成としても
よい。更に、請求項4記載の発明のように、容器本体に
対し鏡を収納引き出し可能とする構成として、容器本体
にその面方向に延在するよう設けられた回転軸に鏡を軸
承させ、これにより鏡を容器本体に対し回転可能な構成
としてもよい。
【0016】上記した請求項2乃至請求項4の構成を採
用することにより、簡単な構成で鏡を容器本体に対して
収納及び引き出し処理することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態につい
て、図面と共に説明する。図1乃至図5 は、本発明の第
1実施例であるコンパクト容器10Aを示している。図
1は、陳列のため透明蓋13及び鏡収納部16Aを閉じ
た状態のコンパクト容器10Aを示している。図2乃至
図4はコンパクト容器10Aの動作を説明するための図
である。また、図5はコンパクト容器10Aを透明ケー
ス19に収納する態様を示している。
【0018】コンパクト容器10Aは内部に化粧品15
を収納するものであり、大略すると容器本体12A,蓋
体13,及び鏡14等により構成されている。先ず、コ
ンパクト容器10Aの具体的な構成説明に先立ち、コン
パクト容器10Aの販売態様について説明する。前記し
たように、化粧品においても量販化が進み、これに伴い
化粧品15をセルフ商品として販売することが行なわれ
ている。セルフ商品として化粧品15を販売する場合、
図5に示すように化粧品15が収納されたコンパクト容
器10Aを透明ケース19に装填し、これを図6に示さ
れるような陳列台20のラックバー21に掛け、店頭或
いは店内に展示することが行なわれる。
【0019】この際、蓋体13は後述するように開蓋さ
れており、よって化粧品15は露出された状態となって
いる。よって、購買者は陳列されたコンパクト容器10
Aを手に取り、透明ケース19を介してコンパクト容器
10Aに収納されている化粧品15を直接見て購入する
か否かを判断することができる。この購買者が購入する
か否かの判断を行なう際、化粧品15の色は購入を決定
する大きな要因とになる。このため、購買者が直接的に
化粧品15の色を視認しうるよう構成することは、セル
フ商品の場合には重要な要素となる。
【0020】尚、透明ケース19は透明樹脂により構成
されており、コンパクト容器10Aを収納する矩形状の
ケース本体25,コンパクト容器10Aが挿入される開
口部を閉蓋するケース蓋体26,及び陳列時にラックバ
ー21に掛けられるフック部27等により構成されてい
る。また、コンパクト容器10Aを透明ケース19に装
填する際、化粧品15の上部には図示しない劣化防止用
フィルムが配設され、これにより化粧品15に劣化が発
生するのを防止する構成とされている。
【0021】続いて、上記の如く陳列されるコンパクト
容器10Aの構成について説明する。前記したように、
コンパクト容器10Aは大略すると容器本体12A,蓋
体13,及び鏡14等により構成されている。容器本体
12Aは例えば樹脂成形されたものであり(金属等の他
の材料により形成することも可能)、その上面に形成さ
れた凹部内にはレフィール容器(図示せず)に充填され
た状態の化粧品15(例えば、ファンデーション,おし
ろい等)が装着されている。
【0022】また、蓋体13は例えば透明な樹脂により
形成されることにより、外部から蓋体13の内部、即ち
容器本体12A上の化粧品15を見ることができるよう
構成されている(以下、蓋体13を透明蓋13とい
う)。この透明蓋13は容器本体12Aに設けられた蓋
回転ピン17に回転可能に軸承されており、よって透明
蓋13は容器本体12Aの上部において回転可能な構成
とされている。尚、本実施例では、蓋体13の全体にわ
たり透明とた例を示しているが、化粧品15を見ること
ができる構成であれば、一部分のみを透明とした構成と
してもよい。
【0023】図1は透明蓋13を閉蓋した状態を示して
おり、また図4は透明蓋13を容器本体12Aに対し所
定の角度まで回転させた状態を示している。よって、閉
蓋した状態において、透明蓋13は容器本体12Aに配
設された化粧品15を覆い、化粧品15の劣化を防止す
る機能を奏する。また、透明蓋13を開蓋することによ
り、化粧品15の使用が可能となる。
【0024】一方、鏡14は、樹脂成形された鏡収納部
16Aに配設されている。この鏡収納部16Aは容器本
体12Aと同一平面形状とされており、また容器本体1
2Aに設けられた鏡回転ピン18Aに軸承された構成と
されている。この鏡回転ピン18Aは、容器本体12A
に上下方向(鏡14の面に対し垂直方向)に延在するよ
う設けられている。
【0025】よって、このように配設された鏡回転ピン
18Aに鏡収納部16Aを軸承させることにより、図2
及び図3に示されるように、鏡14(鏡収納部16A)
を容器本体12Aに対し略平行状態を維持しつつ回転さ
せることが可能となる(図2に、二点鎖線で示す矢印A
方向に回転する)。続いて、上記構成とされたコンパク
ト容器10Aの使用時における動作について、図2乃至
図4を用いて説明する。
【0026】図2は、コンパクト容器10Aを構成する
透明蓋13及び鏡収納部16Aを双方共に回転させ、容
器本体12Aに対し開いた状態を示している。この状態
では、透明蓋13が開蓋することにより化粧品15は露
出して使用可能な状態となっており、かつ鏡収納部16
Aが開く(引き出される)ことにより鏡14も使用可能
な状態となっている。よって、コンパクト容器10Aの
使用者は、例えば顔へ化粧品15を塗布する際、自分の
顔を鏡14で見つつ化粧品15を塗布することができる
ため、使用性は良好である。
【0027】しかるに、コンパクト容器10Aの使用態
様としては、必ずしも透明蓋13及び鏡収納部16Aの
双方を開く必要はない。例えば、鏡14のみを使用した
い場合には、図3に示すように、鏡収納部16Aのみを
容器本体12Aに対し開けばよく、また化粧品15のみ
を使用したい場合には、図4に示すように透明蓋13の
みを容器本体12Aに対し開けばよい。
【0028】続いて、セルフ商品としてコンパクト容器
10Aを販売するため、このコンパクト容器10Aを透
明ケース19に装填する方法について、主に図1及び図
5を用いて説明する。コンパクト容器10Aを透明ケー
ス19に装填するには、先ず透明蓋13を閉蓋すると共
に、鏡収納部16Aを容器本体12Aの下部に一致させ
るよう回転させる。この状態では、容器本体12Aに設
けられた化粧品15は透明蓋13に覆われた状態となっ
ており、かつ鏡収納部16Aは容器本体12Aの真下に
位置した状態となっている(以下、この状態を陳列状態
という)。
【0029】この陳列状態では、透明蓋13は容器本体
12Aの真裏位置に位置し、かつ鏡収納部16Aは容器
本体12Aの真下位置にある。更に、透明蓋13及び鏡
収納部16Aの平面視した形状は容器本体12Aの形状
と等しくなるよう構成されている。よって、図5に示さ
れる陳列状態におけるコンパクト容器10Aの全体容積
及び形状は、図15に示した従来の陳列状態に比べ小さ
くなっている。従って、この陳列状態でコンパクト容器
10Aを透明ケース19に装填することにより、陳列時
における陳列スペースの省スペース化を図ることができ
ると共に、透明ケース19の小型化を図ることができ
る。
【0030】また、陳列状態では化粧品15は透明蓋1
3に覆われた構成であるが、透明蓋13を介して化粧品
15を外部から見ることができる。よって、購買者は透
明ケース19及び透明蓋13を介して化粧品15を視認
することができ、コンパクト容器10Aをセルフ商品と
して機能させることができる。尚、上記した第1実施例
では、透明蓋13の全体を透明とした構成を示したが、
必ずしも透明蓋13はその全体を透明とする必要はな
く、少なくとも購買者が化粧品15を確実に視認しうる
範囲を透明とすればよい。
【0031】また、鏡収納部16Aを容器本体12Aに
軸承させる鏡回転ピン18Aの位置は、本実施例で図示
した位置に限定されるものではなく、また鏡収納部16
Aの開く方向も図2に矢印Aで示す方向に限定されるも
のではなく、手前方向及び横方向等の他の方向に回転す
る構成としてもよい。続いて、本発明の第2実施例につ
いて説明する。
【0032】図7乃至図10は、第2実施例であるコン
パクト容器10Bを示している。図7は、陳列のため透
明蓋13及び鏡収納部16Bを閉じた状態のコンパクト
容器10Bを示している。図8乃至図10はコンパクト
容器10Bの動作を説明するための図である。尚、図7
乃至図10において、先に図1乃至図5を用いて説明し
た第1実施例に係るコンパクト容器10Aと同一構成に
ついては同一符号を付してその説明を省略する。
【0033】前記した第1実施例に係るコンパクト容器
10Aでは、容器本体12Aに上下方向に延在するよう
設けられた鏡回転ピン18Aに鏡収納部16Aを軸承さ
せることにより、鏡14(鏡収納部16A)を容器本体
12Aに対し略平行状態を維持しつつ回転させうる構成
とした。これに対し本実施例では、鏡14が配設された
鏡収納部16Bと容器本体12Bとの間にレール機構2
2を配設し、鏡収納部16Bを容器本体12Bに対し直
線的にスライド可能な構成としたことを特徴とするもの
である。
【0034】このスライド機構22は、鏡収納部16B
の両側部に形成されたレール23と、容器本体12Bに
形成されたレール溝24とにより構成されている。レー
ル23はレール溝24に摺動自在に係合しており、よっ
てスライド機構22により鏡収納部16Bを容器本体1
2Bから引き出すことが可能となる。図8乃至図10
は、透明蓋13を容器本体12Bに対し開蓋すると共
に、鏡収納部16Bを容器本体12Bから引き出した状
態を示している。この状態では、透明蓋13が開蓋する
ことにより化粧品15は露出して使用可能な状態となっ
ており、かつ鏡収納部16Bが引き出されることにより
鏡14も使用可能な状態となっている。
【0035】よって、コンパクト容器10Bの使用者
は、自分の顔を鏡14で見つつ化粧品15を塗布するこ
とができるため、使用性は良好である。尚、透明蓋13
のみを開蓋することも、また鏡収納部16Bのみを引き
出すことも可能である。また本実施例において、コンパ
クト容器10Bをセルフ商品として販売するために透明
ケース19に装填するには、透明蓋13を閉蓋すると共
に、鏡収納部16Bを容器本体12Bの下部にスライド
させて収納する。この状態では、容器本体12Bに設け
られた化粧品15は透明蓋13に覆われた状態となって
おり、かつ、鏡収納部16Bは容器本体12Bの真下に
位置した状態(陳列状態)となっている。
【0036】本実施例においても、この陳列状態におけ
るコンパクト容器10Bの全体容積及び形状は、図15
に示した従来の陳列状態に比べ小さくなっている。従っ
て、陳列時における陳列スペースの省スペース化を図る
ことができると共に、透明ケース19の小型化を図るこ
とができる。また、陳列状態でも透明蓋13を介して化
粧品15を外部から見ることができるため、コンパクト
容器10Bをセルフ商品として機能させることができ
る。
【0037】尚、上記した第2実施例では、鏡収納部1
6Bのスライド方向を容器本体12Bに対して手前方向
(図10における左方向)としたが、このスライド方向
はこれに限定されるものではなく、図8における左右方
向にスライドする構成としても、更に斜め方向にスライ
ドする構成としてもよい。続いて、本発明の第3実施例
について説明する。
【0038】図11乃至図14は、第3実施例であるコ
ンパクト容器10Cを示している。図11は、陳列のた
め透明蓋13及び鏡収納部16Cを閉じた状態のコンパ
クト容器10Cを示している。図12乃至図14はコン
パクト容器10Cの動作を説明するための図である。
尚、図11乃至図14において、先に図1乃至図5を用
いて説明した第1実施例に係るコンパクト容器10Aと
同一構成については同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0039】本実施例では、容器本体12Cにその面方
向に延在する鏡回転ピン18Bを設けると共に、この鏡
回転ピン18Bに鏡14が配設された鏡収納部16Cを
軸承させた構成としている。この構成とすることによ
り、鏡収納部16Cは容器本体12Cに対し回転可能な
構成となり、図11(C)に示す容器本体12Cの真裏
位置から、図14に示す水平位置(引き出し位置)まで
の任意位置に鏡収納部16Cを位置させることができ
る。
【0040】図12乃至図14は、透明蓋13を容器本
体12Cに対し開蓋すると共に、鏡収納部16Cを容器
本体12Cから回転させることにより引き出した状態を
示している。この状態では、透明蓋13が開蓋すること
により化粧品15は露出して使用可能な状態となってお
り、かつ鏡収納部16Cが引き出されることにより鏡1
4も使用可能な状態となっている。
【0041】よって、コンパクト容器10Cの使用者
は、自分の顔を鏡14で見つつ化粧品15を塗布するこ
とができるため、使用性は良好である。また、図11
(B),(C)に示すように、鏡収納部16Cを容器本
体12Cに収納した状態においても、本実施例では鏡1
4が露出した状態となっている。よって、コンパクト容
器10Cを上下逆にして鏡14を上部に位置させること
により、鏡収納部16Cを回転させることなく鏡14を
使用することも可能である。尚、本実施例においても、
透明蓋13のみを開蓋することも、また鏡収納部16C
のみを引き出すことも可能である。
【0042】また本実施例においても、コンパクト容器
10Cをセルフ商品として販売するために透明ケース1
9に装填するには、透明蓋13を閉蓋すると共に鏡収納
部16Cを容器本体12Cの真裏位置まで回転させ収納
する。この状態では、容器本体12Cに設けられた化粧
品15は透明蓋13に覆われた状態となっており、か
つ、鏡収納部16Cは容器本体12Cの真下に位置した
状態(陳列状態)となっている。
【0043】本実施例においても、陳列状態におけるコ
ンパクト容器10Cの全体容積及び形状は、図15に示
される従来の陳列状態に比べ小さくなっている。よっ
て、陳列時における陳列スペースの省スペース化を図る
ことができると共に、透明ケース19の小型化を図るこ
とができる。また、陳列状態でも透明蓋13を介して化
粧品15を外部から見ることができるため、コンパクト
容器10Cをセルフ商品として機能させることができ
る。
【0044】尚、鏡収納部16Cを容器本体12Cに軸
承させる鏡回転ピン18Bの位置は、本実施例で図示し
た位置に限定されるものではなく、また鏡収納部16C
の開く方向も図14に矢印Bで示す方向に限定されるも
のではなく、手前方向及び横方向等の他の方向に回転す
る構成としてもよい。
【0045】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。請求項1乃至4記
載の発明によれば、蓋体の外部から化粧品を直接見るこ
とが可能となる。また、鏡は容器本体の下部に配設され
るため、蓋体を介して化粧品を見る際、鏡が邪魔になる
ことを防止することができる。
【0046】更に、鏡は容器本体に収納引き出し可能に
配設されているため、鏡の不使用時には収納することが
可能であり、よってセルフ商品として販売される陳列時
において、鏡を容器本体に収納することににより陳列ス
ペースの省スペース化を図ることができる。また、請求
項2乃至請求項4記載の発明によれば、簡単な構成で鏡
を容器本体に対して収納及び引き出し処理することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるコンパクト容器を示
す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のX−X
線に沿う断面図、(C)は(A)のY−Y線に沿う断面
図である。
【図2】本発明の第1実施例であるコンパクト容器の動
作を説明するための図であり、透明蓋及び鏡が共に開か
れた状態を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例であるコンパクト容器の動
作を説明するための図であり、鏡のみが開かれた状態を
示す図である。
【図4】本発明の第1実施例であるコンパクト容器の動
作を説明するための図であり、透明蓋のみが開かれた状
態を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例であるコンパクト容器を透
明ケースに収納する態様を示す図である。
【図6】コンパクト容器が陳列される陳列台を示す図で
ある。
【図7】本発明の第2実施例であるコンパクト容器を示
す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のX−X
線に沿う断面図、(C)は(A)のY−Y線に沿う断面
図である。
【図8】本発明の第2実施例であるコンパクト容器の動
作を説明するための図であり、透明蓋及び鏡が共に開か
れた状態を示す平面図である。
【図9】本発明の第2実施例であるコンパクト容器の動
作を説明するための図であり、透明蓋及び鏡が共に開か
れた状態を一部切截して示す正面図である。
【図10】本発明の第2実施例であるコンパクト容器の
動作を説明するための図であり、透明蓋及び鏡が共に開
かれた状態を一部切截して示す側面図である。
【図11】本発明の第3実施例であるコンパクト容器を
示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のX−
X線に沿う断面図、(C)は(A)のY−Y線に沿う断
面図である。
【図12】本発明の第3実施例であるコンパクト容器の
動作を説明するための図であり、透明蓋及び鏡が共に開
かれた状態を示す平面図である。
【図13】本発明の第3実施例であるコンパクト容器の
動作を説明するための図であり、透明蓋及び鏡が共に開
かれた状態を一部切截して示す正面図である。
【図14】本発明の第3実施例であるコンパクト容器の
動作を説明するための図であり、透明蓋及び鏡が共に開
かれた状態を一部切截して示す側面図である。
【図15】従来のコンパクト容器を透明ケースに装填す
る態様を示す図である。
【符号の説明】
10A〜10C コンパクト容器 12A〜12C 容器本体 13 透明蓋 14 鏡 15 化粧品 16A,16C 鏡収納部 17 蓋回動ピン 18A,18B 鏡回動ピン 19 透明ケース 20 陳列台 22 レール機構 23 レール 24 レール溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧品が装着される容器本体と、 前記化粧品を用いる時に使用される鏡と、 前記容器本体を閉蓋する蓋体とを具備するコンパクト容
    器において、 前記蓋体の全部或いは一部を少なくとも閉蓋状態におい
    て前記化粧品が外部から見えるように透明な構成とし、 かつ、前記蓋体を前記容器本体の上部に配設すると共
    に、前記鏡を前記容器本体の下部に収納引き出し可能に
    配設したことを特徴とするコンパクト容器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の化粧品容器において、 前記鏡を前記容器本体に設けられた上下方向に延在する
    回転軸に軸承させ、前記容器本体と平行状態を維持しつ
    つ回転可能な構成とすることにより、前記容器本体に対
    し収納引き出し可能な構成としたことを特徴とするコン
    パクト容器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の化粧品容器において、 前記鏡を前記容器本体に対し直線的にスライド可能な構
    成とすることにより、前記容器本体に対し収納引き出し
    可能な構成としたことを特徴とするコンパクト容器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の化粧品容器において、 前記鏡を前記容器本体にその面方向に延在するよう設け
    られた回転軸に軸承させ、前記容器本体に対し回転可能
    な構成とすることにより、前記容器本体に対し収納引き
    出し可能な構成としたことを特徴とするコンパクト容
    器。
JP6162098A 1998-03-12 1998-03-12 コンパクト容器 Pending JPH11253226A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005261683A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Yoshida Industry Co Ltd アイメイク用化粧料容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005261683A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Yoshida Industry Co Ltd アイメイク用化粧料容器

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