JPH11253069A - 短日下生殖休眠性を呈さないヒメハナカメムシ、その調製方法及びそれを用いる害虫防除方法 - Google Patents

短日下生殖休眠性を呈さないヒメハナカメムシ、その調製方法及びそれを用いる害虫防除方法

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JPH11253069A
JPH11253069A JP10063306A JP6330698A JPH11253069A JP H11253069 A JPH11253069 A JP H11253069A JP 10063306 A JP10063306 A JP 10063306A JP 6330698 A JP6330698 A JP 6330698A JP H11253069 A JPH11253069 A JP H11253069A
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美徳 庄野
Noboru Ukishiro
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短日下生殖休眠性を呈さないヒメハナカメ
ムシ、その選択飼育方法及びかかる短日下生殖休眠性を
呈さないヒメハナカメムシを用いる害虫の防除方法を提
供する。 【解決手段】 短日下生殖休眠性を呈さないヒメハナカ
メムシ、その調製法としての、(1)短日下生殖休眠性ヒ
メハナカメムシを短日条件下飼育し、該ヒメハナカメム
シ成虫に産卵させた後、(2)該卵を短日条件下飼育し、
得られる成虫に産卵させる工程を繰り返すことにより累
代飼育を行うことによる短日下生殖休眠性を呈さないヒ
メハナカメムシの調製方法および、作物栽培地域に短日
下生殖休眠性を呈さないヒメハナカメムシを放飼するこ
とによる害虫防除方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は温室等の施設におけ
る栽培時に問題となる微小害虫の天敵昆虫として有用な
ヒメハナカメムシ、その調製方法、およびそれを用いる
害虫防除方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒメハナカメムシ(Orius属)は、難防
除害虫であるアザミウマ類などの優れた天敵として知ら
れており、かかる害虫の防除方法として、ナミヒメハナ
カメムシ、タイリクヒメハナカメムシ等の利用が試みら
れている。これらのヒメハナカメムシの天敵昆虫として
の活動期間は僅かに1ヶ月程度であり、また、中秋季〜
早春季の短日条件下に幼虫時代を経過した成虫の産卵率
が激減する、いわゆる、短日下生殖休眠性を呈するため
に、晩秋季から早春季にかけては、ハウス内において
も、その正常な世代交代が行われない。その結果、晩秋
季〜早春季における花卉、蔬菜、果樹等のハウス栽培が
一層拡大しつつある昨今の状況の中で、当該時期におい
ては、このようなヒメハナカメムシによる害虫防除が実
質上できなくなってしまうという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は短日下
生殖休眠性を呈さないヒメハナカメムシおよびその選択
飼育方法を提供することにある。本発明の他の目的は、
かかる短日下生殖休眠性を呈さないヒメハナカメムシを
用いる害虫の防除方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ヒメハナ
カメムシを用いる害虫防除について検討を重ねた結果、
短日下生殖休眠性ヒメハナカメムシの飼育を短日条件下
で累代にわたって行うことにより、短日下においても、
その生殖休眠性を呈さないヒメハナカメムシが得られる
こと、およびこのようにして調製されるヒメハナカメム
シが秋季、冬季ないし春季の短日条件下での作物栽培時
の害虫防除に優れた効果を発揮することを見いだし本発
明に至った。
【0005】即ち、本発明は、短日下生殖休眠性を呈さ
ないヒメハナカメムシ、その調製法としての、(1)短日
下生殖休眠性ヒメハナカメムシを短日条件下飼育し、該
ヒメハナカメムシ成虫に産卵させた後、(2)該卵を短日
条件下飼育し、得られる成虫に産卵させる工程を繰り返
すことにより累代飼育を行うことによる短日下生殖休眠
性を呈さないヒメハナカメムシの調製方法および、作物
栽培地域に短日下生殖休眠性を呈さないヒメハナカメム
シを放飼することによる害虫防除方法に関するものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において、「短日条件下飼育」とは、一日当たり
の昼時間(明期)が12時間未満(夜時間(暗期)が1
2時間以上)の条件での飼育を指し、自然環境における
中秋季〜早春季にかけての条件下での飼育がこれに当た
る。また、「ヒメハナカメムシの飼育」とは、ヒメハナ
カメムシの卵、幼虫または成虫を飼い育てることをい
い、「成虫に産卵させる」とは、成虫を飼育することに
よりその雌に卵を産ませることをいう。
【0007】本発明に使用されるヒメハナカメムシとし
ては通常、主として温帯地域に分布し短日下生殖休眠性
を呈するものを挙げることができ、例えば、ナミヒメハ
ナカメムシ、タイリクヒメハナカメムシ、ツヤヒメハナ
カメムシ、コヒメハナカメムシを挙げることができる。
短日下生殖休眠性のヒメハナカメムシはその種類、産地
等により異なるが、長日条件下で幼虫時代を経過した成
虫に比べ産卵雌率(雌成虫数に対する産卵した雌成虫数
の割合)が一般的には、1/2〜1/10程度となるも
のである。
【0008】飼育は通常、明期/暗期、温度、湿度等が
調節可能な恒温恒湿器中に設置された飼育器中で行わ
れ、かかる飼育器としては例えば、透明樹脂容器、透明
ガラス容器等を挙げることができる。飼育における短日
条件は、自然光を用いて行うこともできるが、一般には
蛍光燈、白熱電球等の室内照明などの人工照明を用い
て、通常は、1日当たりの暗期が12〜18時間、好ま
しくは13〜16時間の範囲に調整して行われる。飼育
の温度は通常、18〜30℃、好ましくは20〜28℃
である。湿度は通常、相対湿度20〜80%、好ましく
は30〜70%である。
【0009】飼育における餌としては、例えば、スジコ
ナマダラメイガ卵、コナダニ類、スリップス類、ハダニ
類を挙げることができる。餌としてスジコナマダラメイ
ガ卵等を与える際には予め殺卵処理したものを与えるこ
とが飼育環境を保つという点からは好ましい。また、ヒ
メハナカメムシへの給水方法としては、例えば、水分を
含ませた脱脂綿を飼育器内に置いておく方法を挙げるこ
とができる。飼育においてシェルターを用いることは共
食い防止のために好ましく、その素材としては、種も
み、発泡プラスチック、ろ紙、段ボール等を挙げること
ができる。
【0010】ヒメハナカメムシの卵から成虫までの飼育
及び、成虫による産卵時の飼育を同一飼育器内で行うこ
ともできるが、ヒメハナカメムシの世代管理、飼育環境
の保全等の点からは両者を分離して行うこと及び、世代
別に飼育、産卵を行わせることが好ましい。このような
態様としては、例えば、ある世代の卵を飼育器内に接種
し、飼育して成虫となし、得られる成虫を別の飼育器に
移し、飼育、産卵後、採卵し、飼育器の容量、卵の成虫
化率等を勘案して採卵したものの全部または一部を、ま
た別の飼育器中で飼育する方法を挙げることができる。
【0011】また、成虫の産卵においては、産卵用基材
を飼育器内に置いておくことが好ましく、かかる基材と
しては、大豆、ソラマメ等の幼苗、ゼラニウム等の葉な
どを挙げることができる。
【0012】短日下生殖休眠性ヒメハナカメムシから短
日下生殖休眠性を呈さないヒメハナカメムシを調製する
のに要する期間は、その種類、産地等により異なるが、
通常は約6ヶ月〜3年程度である。該生殖休眠性を呈さ
ないヒメハナカメムシの確立は、明期10時間/暗期1
44時間、温度25℃条件で飼育、産卵させたときの産
卵雌率(雌成虫数に対する産卵した雌成虫数の割合)を
調査し、その比率が約60%以上となることにより確認
できる。
【0013】かくして得られる短日下生殖休眠性を呈さ
ないヒメハナカメムシは、例えばピーマン、キュウリ、
ナス、イチゴ、トマト等の果樹、蔬菜、花卉等の栽培、
特にそれらのハウス栽培において、アザミウマ類、ダニ
類、アブラムシ類等の害虫の防除、好ましくはアザミウ
マ類の防除に適用され、殊に、通常の短日下生殖休眠性
の系統においては害虫防除ができなくなる晩秋季から冬
季さらには早春季において有用となる。害虫防除は通
常、作物植物を定植後、または作物植物が発芽後、栽培
地域内、例えばハウス内に、該短日下生殖休眠性を呈さ
ないヒメハナカメムシ成虫を放飼することにより行われ
る。放飼する該ヒメハナカメムシの数は害虫の発生状
況、作物植物の密集度等を考慮して適宜決定される。
【0014】尚、該ヒメハナカメムシの生育に影響のな
い範囲において、例えばピリプロキシフェン、ブプロフ
ェジン、ピメトロジン、アミトラズ、ミルベメクチン等
の選択性殺虫剤、殺ダニ剤;BT剤、ボーベリア、バー
ティシリウム等の微生物殺虫剤;多くの殺菌剤等の化学
防除剤を併用してもよい。また、オンシツツヤコバチ、
チリカブリダニ、コレマニアブラバチ、ディグリファス
イサエア(Digluphusisaea)、ダクヌーサ シビリカ (D
acunusa sibirica)、ヤマトクサカゲロウ、ククメリス
カブリダニ、デジェネレンスカブリダニ 等の生物(天
敵)農薬を併用することもできる。
【0015】以下、実施例及び試験例により、本発明を
より詳細に説明するが、本発明は実施例、試験例のみに
限定されるものではない。
【0016】参考例1 1995年10月初旬に和歌山県那賀郡において、セイ
タカアワダチソウ上からタイリクヒメハナカメムシを約
100頭採集した。それに由来する原系統を確立し、長
日(明期14時間、暗期10時間)、温度25℃、湿度
60%の条件下で累代飼育を行っている。飼育方法は、
次の通りである。大型樹脂製容器(600−900m
l)中に、水分を含ませた脱脂綿を入れ、その上に種も
み、または発泡スチロール小片を100−200ml入
れる。そこに大豆幼苗に産卵させたタイリクヒメハナカ
メムシの卵をカップ当たり約50−100卵接種する。
その後紫外線で殺卵処理を行ったスジコナマダラメイガ
卵1回当たり約200mgを週3回給餌して、長日(明期
14時間、暗期10時間)、温度25℃、湿度60%の
条件で約3週間飼育すると、次世代成虫が得られる。次
世代成虫を吸虫管にて採集し、前述と同じ方法で作成し
た別の大型樹脂容器に約50頭放虫する。容器中には前
述の殺卵済みスジコナマダラメイガ卵約200mgを給
餌する。その中に大豆幼苗を入れ、前記と同じ条件で飼
育すると、その茎の組織内に雌成虫が産卵を行う。3−
4日毎に、産卵された大豆幼苗を取り出し、新しい幼苗
と取り替え、採卵を約2〜3週間続ける。スジコナマダ
ラメイガ卵の給餌も大豆幼苗の取り替えと同時に行う。
取り出した産卵された幼苗は、50−100卵ずつまと
めて、前述と同様な方法で新たに作成した大型樹脂容器
に入れ、次々世代の飼育を開始する。以上の操作を繰り
返し行う。
【0017】実施例1 (1)1996年4月より、参考例1に記載の方法で調製
されたタイリクヒメハナカメムシを短日(明期10時
間、暗期14時間)条件で累代飼育を行う。温度、湿度
条件、および飼育方法については参考例1の場合と同
様。1997年4月の時点においては産卵雌率が60%
を越えており、新系統が確立していることを確認した。
確認方法を下記する。
【0018】(2)大型樹脂製容器(900ml)中に、
水分を含ませた脱脂綿を入れ、その上に発泡スチロール
小片を200ml入れる。そこに大豆幼苗に産卵させた
実施例1(1)で得られた累代飼育タイリクヒメハナカメ
ムシ卵をカップ当たり約100卵を接種する。その後紫
外線で殺卵処理を行ったスジコナマダラメイガ卵1回当
たり約200mgを週3回給餌して、短日(明期10時
間、暗期14時間)、温度25℃、湿度60%の条件で
約3週間飼育し、次世代成虫を得る。次世代成虫を吸虫
管にて採集し、雌成虫10頭を1頭毎に直径9cmのシ
ャーレ内に放虫し、脱脂綿に水をしみ込ませたものと、
大豆幼苗をいれ、殺卵済みのスジコナマダラメイガ卵少
量を給餌し、短日(明期10時間、暗期14時間)、温
度25℃、湿度60%の条件で3週間飼育を続ける。大
豆幼苗を3−4日毎に取り替え、実体顕微鏡下で産卵数
の観察を行う。大豆幼苗を取り替えるときに同時に、脱
脂綿への給水及び、給餌を行う。結果を表1に示す。
【0019】尚、このようにして調製される新系統は、
兵庫県宝塚市高司4−2―1住友化学工業農業化学品研
究所内で、実施例1(1)の条件下、累代飼育、維持され
ている。
【0020】比較例1 参考例1に記載の方法により累代飼育された原系統のタ
イリクヒメハナカメムシ卵約100卵を用いて、実施例
1(2)と同一条件で飼育、採卵を行い、産卵数の観察を
行う。結果を表1に示す。
【表1】
【0021】実施例2 1996年6月に兵庫県加西市のクローバ上より、ナミ
ヒメハナカメムシを200頭採集した。それを参考例1
と同じ方法で、原系統を確立した。その後1996年8
月から、実施例1と同じ方法で、短日条件下で飼育を開
始した。1997年7月には産卵雌率が60%を越えて
おり、新系統が確立していることを確認した。
【0022】尚、このようにして調製された新系統は、
兵庫県宝塚市高司4−2―1住友化学工業農業化学品研
究所内で、実施例1(1)と同一条件下、累代飼育、維持
されている。
【0023】試験例1 ピーマン(品種土佐ひかりD及び京ゆたか)を1997
年9月25日に、最低夜温を18℃に設定したハウス
(約250m2)内に121株定植し、11月20日に
クロロフェナピル10%水和剤(商品名:コテツ水和
剤)の2000倍希釈液を散布し、その後ハウスを細か
い網で半分に区切り2区を設定した。
【0024】1区(天敵放飼区) 12月11日に、実施例1に準じて得られるのタイリク
ヒメハナカメムシの新系統を250頭(2頭/m2)放
飼した。その後12月27日に該タイリクヒメハナカメ
ムシ新系統をさらに250頭(2頭/ m2)放飼した。
この区を天敵(タイリクヒメハナカメムシ新系統)放飼
区として設定した。この区では、アザミウマ類に対する
殺虫剤防除を全く行わなかった。
【0025】2区(慣行防除区) 12月26日に、殺虫剤アセタミプリド20%水和剤
(商品名:モスピラン水和剤)の4000倍希釈液を散
布した。この2区を慣行防除区として設定した。その後
1月31日にアザミウマ類用追加防除殺虫剤としてアク
リナトリン3%水和剤(商品名:アーデント水和剤)の
1000倍希釈液を散布した。両区から収穫された、任
意のピーマン50果の被害果数を観察して、被害果率を
求めた。結果を表2に示す。
【表2】
【0026】上記に示すように、タイリクヒメハナカメ
ムシの新系統は、冬季短日条件下のハウス内において
も、ピーマンに寄生するアザミウマ類(主としてミカン
キイロアザミウマ)対し高い防除効果を長期間示した。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、短日下においても、そ
の生殖休眠性を呈さないヒメハナカメムシが得られる。
また、このようにして調製されるヒメハナカメムシを作
物栽培における害虫防除に適用すると、殊に、秋季、冬
季ないし春季の短日条件においても優れた害虫防除効果
を発揮する。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】短日下生殖休眠性を呈さないヒメハナカメ
    ムシ。
  2. 【請求項2】種が、ナミヒメハナカメムシ、タイリクヒ
    メハナカメムシ、ツヤヒメハナカメムシ、コヒメハナカ
    メムシである請求項1に記載のヒメハナカメムシ。
  3. 【請求項3】(1)短日下生殖休眠性ヒメハナカメムシを
    短日条件下飼育し、該ヒメハナカメムシ成虫に産卵させ
    た後、(2)該卵を短日条件下飼育し、得られる成虫に産
    卵させる工程を繰り返すことによる累代飼育方法により
    調製される請求項1または2に記載の短日下生殖休眠性
    を呈さないヒメハナカメムシ。
  4. 【請求項4】(1)短日下生殖休眠性ヒメハナカメムシを
    短日条件下飼育し、該ヒメハナカメムシ成虫に産卵させ
    た後、(2)該卵を短日条件下飼育し、得られる成虫に産
    卵させる工程を繰り返すことにより累代飼育を行うこと
    を特徴とする短日下生殖休眠性を呈さないヒメハナカメ
    ムシの調製方法。
  5. 【請求項5】作物栽培地域に短日下生殖休眠性を呈さな
    いヒメハナカメムシを放飼することを特徴とする害虫防
    除方法。
  6. 【請求項6】(1)短日下生殖休眠性ヒメハナカメムシを
    短日条件下飼育し、該ヒメハナカメムシ成虫に産卵させ
    た後、(2)該卵を短日条件下飼育し、得られる成虫に産
    卵させる工程を繰り返すことによる累代飼育方法により
    調製される短日下生殖休眠性を呈さないヒメハナカメム
    シを用いる請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】作物栽培地域が屋内である請求項5または
    6に記載の方法。
  8. 【請求項8】秋季、冬季ないし春季の作物栽培に施され
    る請求項5〜7のいずれかに記載の害虫防除方法。
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