JPH11252643A - 移動電話通信システムにおける情報通知方式 - Google Patents

移動電話通信システムにおける情報通知方式

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JPH11252643A
JPH11252643A JP10049080A JP4908098A JPH11252643A JP H11252643 A JPH11252643 A JP H11252643A JP 10049080 A JP10049080 A JP 10049080A JP 4908098 A JP4908098 A JP 4908098A JP H11252643 A JPH11252643 A JP H11252643A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は移動電話通信システムにおける情報通
知方式に関し,移動電話通信システムにおいて確実に事
業者の伝えたい情報を各加入者に通知することができる
ことを目的とする。 【解決手段】表示部を備えた携帯電話の加入者への伝達
情報が登録される情報データベースを設け,加入者デー
タベースに各加入者に対する伝達情報の存在を表す情報
を設定する。移動交換局は携帯電話からの通常の発信時
に発信側の加入者及び着信側の加入者への伝達情報に関
する情報読出の要求を加入者データベースに送出し,加
入者データベースは要求された各加入者情報と伝達情報
を表す情報を取り出すとそれぞれの伝達情報を移動交換
局に送信する。移動交換局は,伝達情報を呼制御メモリ
に格納し,発信側と着信側との接続完了または通話の切
断の何れかの時点で発信側及び着信側に送信される制御
メッセージに各伝達情報を付加して送信するよう構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動電話通信システ
ムにおける情報通知方式に関する。現在,移動電話シス
テムにおいて,移動通信事業者が契約加入者に対して積
極的に伝達したい情報は,新聞,雑誌,テレビ等のマス
メディアや郵便,ちらし等を用いて伝達しており,その
情報の提供のためかなりの費用がかかっていた。また,
移動電話の利用者が知りたい情報を得るためにも費用が
かかり簡単に情報を通知されることが望まれている。
【0002】
【従来の技術】図21は従来の移動通信の発信・着信の
制御シーケンスである。一般的な移動通信システムで
は,発信者側携帯電話機Aはその携帯電話機の位置の近
くの基地局(図示省略)と無線で接続され,その基地局
から移動用交換機(MSCで表す)を経由して相手着信
電話機との交換接続が行われる。図21の例では発信者
側が携帯電話機Aで着信者側を携帯電話機Bとする。M
SC(移動交換機)は各携帯電話の加入者情報を保持す
る加入者データベース(HLRで表示:ホームロケーシ
ョンレジスタ)と必要な時にアクセスして情報を取り出
す。
【0003】発信者携帯電話機Aから発信要求をMSC
に送信すると(図21のa),MSCは発加入者情報読
出要求をHLRに通知する(同b)。HLRは要求され
た発加入者情報を入手し,MSCに応答する(図21の
c)。MSCは発信者携帯電話機Aから送られてきた着
信者番号を分析し,自網加入者(自社の通信網の加入
者)であると,着加入者情報読出要求をHLRに送る
(図21のd)。HLRが着加入者情報を入手してMS
Cに読出情報を応答すると(図21のe),MSCは着
信者の呼び出しの動作を開始する。
【0004】その際,着信者携帯電話機Bの存在を確認
するための移動機呼び出し(paging:無線呼び出し)を
発生し(図21のf),着信者携帯電話機Bがこれに対
し自動的に移動機呼び出し応答(paging応答)を返す
(同g)。これにより,発信側及び着信側の各基地局間
で着信処理が行われて,MSCから加入者呼び出し(S
ETUP:ISDNの呼設定メッセージ)が送られ(図
10のh),携帯電話機でリンギング(呼び出し信号)
が発生する。この時,着信者携帯電話機Bから加入者呼
び出し応答(ISDNの呼び出し中を表すメッセージ)
がMSCへ送られる(図21のi)。
【0005】着信者携帯電話機Bの利用者が応答の操作
を行うと,加入者応答のメッセージがMSC送られ(図
21のj),MSCは発信者携帯電話機Aに対し応答信
号を返し(同k),通話中の状態となる。発信者携帯電
話機Aで通話を切断する操作をすると切断通知がMSC
へ送られ(図21のl),MSCは発信者携帯電話機A
に切断確認を返し(同m),他方で着信者携帯電話機B
へ切断メッセージを送り(同n),着信者携帯電話機B
から切断確認のメッセージをMSCへ送る(同o)。こ
の後,HLRに対し発側及び着側の切断通知を送り,各
加入者情報の更新処理(通話状態から空き状態)が行わ
れる(図21のp,q)。
【0006】上記のような発・着信の動作を行う移動通
信システムにおいて,移動通信事業者が契約加入者等の
利用者に対して積極的に伝達したい情報としては,例え
ば,通話料の改定,新サービスや新商品の紹介,通信の
規制,障害等の通知,事前警告,事後のお詫び,地域情
報等があり。これらを移動通信の利用者に伝達したい場
合は,既存のマスメディアを使って行うため高いコスト
がかかる。一方,移動通信利用者が知りたい情報とし
て,例えば,天気予報,株価情報,ニュース等がある
が,入手するには移動電話通信システムの運営者である
通信事業者が運営する情報センタへ加入者からダイヤル
(電話)することにより情報の提供を可能としている。
【0007】近年,移動通信事業者が情報を契約加入者
に伝達する手段として,情報を音声で伝えるだけでな
く,文字により情報を伝達したり電子メールによるデー
タベースへのアクセスなども提供されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の情報提
供方法では,情報提供に際して通信事業者側には費用が
かからないが,受け手(加入者)からの情報センタへの
アクセスを期待するしかないため,移動通信事業者が伝
えたい料金改定や,新サービス商品の紹介等の情報を全
加入者に確実に伝達することはできない。さらに,この
方法では,緊急性の高い災害の警告,注意情報等のニュ
ース速報のような情報伝達方法としても情報の伝達に即
時性がないという問題がなった。
【0009】一方,放送型の文字放送サービスを行うペ
ージャーシステムも存在するが,加入者に情報が確実に
伝達したことを確認することができないという問題があ
った。
【0010】本発明は移動電話を収容する移動電話通信
システムにおいて確実に事業者の伝えたい情報を各移動
電話の加入者に通知することができる移動電話通信シス
テムにおける情報通知方式を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
である。図1において,1は移動交換局(MSC),1
0は発加入者伝達情報取得部,11は着加入者伝達情報
取得部,12は伝達通知部,13は呼制御メモリ,2は
加入者情報保持部,3は加入者に伝達したい情報を保持
する伝達情報保持部(DB),4は受信した文字等を表
示する表示部を備える発信者携帯電話,5も前記4と同
じ受信した文字等を表示する着信者携帯電話である。携
帯電話4また5は実際には無線により通信を行う基地局
を介して移動交換局1と接続されるが,図1には基地局
が図示省略されている。また,加入者情報保持部2と伝
達情報保持部3はネットワーク中に分散して配置し,制
御信号(データ)を送受信する中継網を介して各移動交
換局からアクセスする構成にしたり,移動交換機に直接
設ける構成にすることができる。なお,以下の説明で
は,「伝達情報」は移動通信事業者が加入者に通知した
い情報を意味する。
【0012】図1において,伝達情報保持部3には予め
事業者により,伝達情報が伝達対象の加入者の範囲種
別,優先度等と共に登録されており,緊急性を要しない
一般の伝達情報の場合,発信者携帯電話4から発信が発
生すると,まず発加入者伝達情報取得部10が発信した
加入者の情報を取り出すため加入者情報保持部2にアク
セスする。加入者情報保持部2は取り出した加入者情報
を用いて伝達情報保持部3から発信加入者へ伝達する情
報を読み出して移動交換局1の呼制御メモリ13に格納
する。また,発信者携帯電話4から通信相手の着信者携
帯電話5の番号が入力されると,その着信加入者の情報
を加入者情報保持部2にアクセスして取り出し,発信加
入者の場合と同様に取り出した着信加入者の情報を用い
て伝達情報保持部3から対応する伝達情報を読み出し,
移動交換局1の呼制御メモリ13に格納する。
【0013】通常の伝達情報の場合,この後移動交換局
1による接続制御により発信者携帯電話4と着信者携帯
電話5の間で通話が行われ,その後通話が切断される。
この切断メッセージが移動交換局1から発信者携帯電話
4と着信者携帯電話5へ通知される時,呼制御メモリ1
3に格納した発信者向けと着信者向けの各伝達情報をそ
れぞれ,切断メッセージに含めて送られ,各携帯電話
4,5の表示部に伝達情報が表示される。このメッセー
ジの伝達は,例えば,ISDNのユーザ・ユーザサービ
ス情報(UUI)の方法を用いることができる。各加入
者へ伝達情報が送信されると,伝達された情報が何人の
加入者に伝達されたか等を管理するため,移動交換局1
の伝達通知部12は加入者情報保持部2または伝達情報
保持部3へ伝達されたことを表す通知を行う。
【0014】通常の伝達情報ではなく,緊急情報を伝達
する目的の場合の構成は図1に示されていないが,動作
原理を説明すると,移動交換局1から緊急情報を格納す
る伝達情報保持部3に対し一定周期で問い合わせを行
い,緊急の伝達情報があると,関連情報と共に移動交換
局1に読み出し呼制御メモリ13に格納し,伝達対象加
入者(多数)についての情報(在圏情報等)を加入者情
報保持部2から取り出して,得られた加入者情報を用い
て移動交換局1から発信してその加入者の携帯電話の呼
び出しメッセージ(SETUP)を送出する時,前記呼
制御メモリ13に格納した緊急の伝達情報を送信する。
【0015】
【発明の実施の形態】図2は本発明が実施される移動電
話通信システムの構成例1(データベースの分散型),
図3は本発明が実施される移動電話通信システムの構成
例2(データベースの交換局内蔵型)を示す。
【0016】図2において,20は携帯電話(MSで表
示),21は携帯電話MSと無線により通信を行う基地
局(BSで表示),22は基地局BSの回線を収容して
交換を行う移動交換局(MSCで表示,上記図1の移動
交換機1に対応),220は制御部,221は呼制御メ
モリ,23は移動体中継交換局(GSで表示),24は
共通線信号方式による制御信号の中継機能を備える信号
中継局(STPで表示),25は加入者データベースを
保持する加入者データベース局(HLR(HomeLocation
Resistor) で表示),26は加入者の現在位置等を含
む加入者情報を格納する加入者データベース(図1の加
入者情報保持部2に対応),27は情報データベースを
備える情報データベース局(CMDBで表示),28は
伝達情報を格納する情報データベース(図1の伝達情報
保持部3に対応)である。
【0017】図2の構成では,各移動交換局MSCは,
局間を経由する呼の接続制御のための信号(ISDN対
応のメッセージ信号)を信号中継局STPを経由して行
い,移動交換局MSCから加入者データベース局HLR
や加入者データベース局CMDBにアクセスするには,
信号中継局STPを経由して行う。
【0018】図3において,20〜24,26及び28
は上記図2の各符号と同じであり説明を省略する。2
5’と27’は移動交換局MSC内に設けられた装置で
あり,25’は加入者データベース部,27’は情報デ
ータベース部である。
【0019】この図3の構成では,加入者情報及び伝達
情報にアクセスする場合,移動交換局MSCに内蔵する
加入者データベース部25’及び情報データベース部2
7’を介してアクセスすることができる。
【0020】図4は伝達情報登録の制御シーケンス,図
5は加入者データベースのデータ構成,図6は情報デー
タベースのデータ構成を示す。移動電話の加入者に対し
て伝達したい情報が発生すると,事業者が提供した伝達
情報を情報データベースに登録し,そのことを移動交換
局MSCまたは加入者データベース局に認識させるため
の設定が行われる。この場合,図2または図3の構成に
おいて図4に示す制御が行われる。
【0021】情報データベース局(CMDB:図2の2
7または図3の情報データベース部27’)に接続され
たワークステーションまたはパーソナルコンピュータ
(図示省略)から,移動通信の加入者に対して伝達した
い情報に関連する各種の情報を情報データベース(図
2,図3の28)に設定する(図4のa)。設定する情
報としては,伝達情報識別番号(情報グループ),情報
優先度,提供範囲,情報内容等があり,その内容は後述
する図5に示す。情報データベース局CMDBはこれら
の情報の登録に対応して,加入者データベース局(図2
の25,図3の25’)に対し情報識別番号更新のメッ
セージを送信する(図4のb)。その内容としては情報
識別番号,対象となる加入者の範囲,及び優先度が含ま
れる。加入者データベース局では加入者データベース
(図2,図3の26)に対し,範囲に指定された加入者
データのエリアに情報識別番号を設定する(図4の
c)。なお,伝達情報は移動交換局MSC側のオペレー
タがワークステーションまたはパーソナルコンピュータ
を操作して,情報データベース局CMDB(図2の2
7)に登録するようにしてもよい。
【0022】図5は加入者データベースのデータ構成で
あり,各加入者番号に対応した領域が設けられている。
先頭に加入者番号(MSNで表示)が格納され,次に加
入者制御情報の領域が設けられ,ここには従来から使用
された加入者の属性情報や,現在の在圏情報等が格納さ
れ,次に本発明による伝達情報管理情報の領域が設けら
れている。ここには,未通知情報の呼数と,未通知であ
る情報識別番号(OMNで表示)が個別に記録される。
これは,後述する情報データベース(図6のB.参照)
に示す情報グループ番号Xとグループ内部の番号Yによ
り未通知の情報識別番号が表示されている。図5の加入
者番号MSN=bbbbbbの場合は,未通知情報個数が
“1”で,その情報識別番号がA−1であることを表
す。
【0023】図6は情報データベースへ登録されるデー
タの構成を示す。図6のA.は情報データベースのワー
クステーションから設定入力する情報を表し,B.は情
報データベースの内容を表す。A.に示すように,入力
する情報としてはa.情報グループ(例えば,移動通信
を改善するための工事情報,新たに開始する移動通信サ
ービスの紹介,一般広告等),b.情報グループ内番号
(グループ内の追番),c.情報優先度,d.提供範囲
(移動通信の特定地域の利用者,特定番号の加入者
等),e.伝達情報(伝達内容)等がある。図6のB.
は情報データベースのデータ構成を示し,各情報グルー
プに対してそれぞれデータ格納領域が設けられ,この例
ではグループXに対する情報グループが示され,そのグ
ループXの中の内部番号(または追番)Yに対応する情
報が格納されている。すなわち,情報長:XX,情報優
先度,情報内容(例えば「リョウキンネサゲシマシ
タ」),伝達済情報個数,対象範囲種別等が登録され
る。情報優先度として,図6のC.に例を示すように,
例えば,=0が一般(未通知所の最後に設定),=1が
優先(未通知情報の先頭に設定),=2が緊急(網から
の自動通知)がある。対象範囲種別としては,図6の
D.に例を示すように,例えば,=0が無制限,=1が
電話番号毎の加入者に通知(上位桁番号だけ指定する場
合等),=2が加入者の在圏場所を指定して該当加入者
に対してだけ伝達する。
【0024】図7は伝達情報の登録通知の処理フローで
あり,A.は情報登録毎の単発通知,B.は定期監視に
よる識別番号情報の複数通知である。情報データベース
局に設置されたワークステーション(WS)またはパー
ソナルコンピュータ(PC)から入力された伝達情報,
その通知範囲,優先度を情報の種類(情報グループ)に
分けて,情報データベースに蓄積される。図7のA.は
この時を契機として移動交換網内の全加入者データベー
ス局に通知する方法で,B.は定期的にその期間内に登
録された伝達情報をまとめて加入者データベースに通知
する方法である。
【0025】すなわち,A.の場合,データベース管理
において,伝達情報登録要求が発生すると,入力された
情報の情報グループ番号─追番から情報データベースの
エリアを確保し(図7のA.のS1),入力された情報
の優先度,対象範囲をデータベースに登録し(同S
2),移動交換システム内の全加入者データベース番号
を入手し(同S3),全加入者データベース番号へ通知
済か判別する(同S4)。通知済でない場合は情報識別
番号を更新し(図7のA.のS5),全て通知済になる
まで繰り返す。
【0026】B.の場合,周期起動の時間になると起動
し,時間の場合は登録情報が有るか判別し(図7のB.
のS1),有る場合は入力された情報の情報グループ番
号−追番から情報データベースのエリアを確保し(同S
2),入力された情報の優先度,対象範囲をデータベー
スに登録する(同S3)。全てを登録すると,登録され
ていた全ての情報識別番号を入手し(図7のB.のS
4),移動交換システム内の全加入者データベース番号
を入手し(同S5),次に全加入者データベース番号へ
通知済か判別し(図7のB.のS6),通知済でない場
合は情報識別番号を更新して(同S7),全て通知済に
なるまで繰り返す。
【0027】図8,図9は通常の伝達情報通知の制御シ
ーケンス(その1),(その2)を示す。図中,20a
発信者携帯電話,22は移動交換局(MSC),25は
加入者データベース局(HLR)であり加入者データベ
ース(図2,図3の26)を含む,27は情報データベ
ース局(CMDB)であり,情報データベース(図2,
図3の28)を含む,20bは着信者携帯電話である。
このシーケンスでは,上記図2または図3のシステム構
成において実行される。なお,図2,図3に示す基地局
(BS),信号中継局STP(図2)は図示省略されて
いる。
【0028】発信者携帯電話20aから発信要求を行う
と(図8のa),移動交換局MSCから加入者データベ
ース局HLRに加入者情報読出の要求を行う(同b)。
ここで,発信者携帯電話20aの加入者に関する発加入
者情報及び伝達情報の情報識別番号(図5参照)を入手
する。なお,図8の例では発加入者情報の情報識別番号
はA─1とする。
【0029】次に加入者データベース局HLRは,入手
した情報識別番号に対応する伝達情報の読出し要求を情
報データベース局CMDBへ送出し(図8のc),情報
データベース局CMDBは要求された伝達情報を入手し
て,加入者データベース局HLRを介して移動交換局M
SCに通知される(同d,e)。移動交換局MSCは,
呼制御メモリに伝達情報(A─1)を記憶保持し(図8
の(2)),発信者携帯電話から発信した着信者番号を分析
し(図8の(3)),自網加入者か否か判別する(同(4))。
【0030】自網加入者の場合,加入者データベース局
HLRに対し着加入者情報読出要求を送出し(図8の
f),着加入者情報を入手し,情報識別番号を入手する
(図8の(7))。加入者データベース局HLRはこの着加
入者情報を用いて伝達情報読出要求を情報データベース
局CMDBに送り(図8のg),そこから伝達情報を入
手する(図8の(8))。この例では,着加入者情報の情報
識別番号はB─4とする。この伝達情報は,加入者デー
タベース局HLRを介して移動交換局MSCに送られ
(図8のh,i),呼制御メモリに記録保持される(図
8の(5))。
【0031】移動交換局MSCが着加入者への接続制御
により着信者携帯電話へ移動機呼び出し(ページング)
が行われ(図8のj),応答が行われると(同k),基
地局間着信処理が実行される(図8の(9))。これによ
り,移動交換局MSCは着信者携帯電話に対し加入者呼
び出し(SETUP)を送り(図8のl),携帯電話機
でリンギング(呼び出し信号)が発生し(図8のm),
着信側携帯電話で応答操作が行われると,加入者応答の
メッセージがMSC送られ(図8のn),移動交換局M
SCは発信者携帯電話に対し応答信号を返し(同o),
通話中の状態となる。
【0032】その後,発信者携帯電話機Aで通話を切断
する操作をすると切断通知が移動交換局MSCへ送られ
る(図9のp)。これにより移動交換局MSCは着信者
携帯電話に切断のメッセージを送出するが,この時IS
DNのユーザ・ユーザ情報として上記呼制御メモリに格
納しておいた着信者への伝達情報(B─4)を付加する
(図9のq)。この伝達情報は着信者携帯電話に入力す
ると液晶文字として情報表示される。着信者携帯電話で
は,切断メッセージを受け取ると着信加入者切断確認の
メッセージを移動交換局MSCへ送られる(図9の
r)。移動交換局MSCは,その一方で発信者携帯電話
に対し切断確認を送るが,この時ISDNのユーザ・ユ
ーザ情報として上記呼制御メモリに格納しておいた発信
者への伝達情報(A−1)を付加して送信する(図9の
s)。続いて,移動交換局MSCから加入者データベー
スHLRに対し発側を切断したことを通知すると(図9
のt),加入者データベースHLRでは発加入者情報の
更新(通話状態から空き状態へ)を行い,情報識別番号
を更新する(図9の(10)) 。この情報識別番号の更新
は,上記図5に示す加入者データベース(HLR)内の
情報識別番号を新たな番号に更新するものである。加入
者データベースHLRは伝達情報を発加入者に伝達した
ことを情報データベース局CMDBへ通知し(図9の
u),情報データベース局CMDBは情報識別番号A─
1の伝達数を計数(+1)する(図9の(11))。更に,
加入者データベースHLRは着側を切断した通知を送る
と(図9のv),加入者データベースHLRは着加入者
情報の更新と,情報識別番号の更新を行う(図9の(1
2)) 。加入者データベース局HLRはこれにより,着信
者への伝達情報を伝達したことを表す通知が送られると
(図9のw),情報データベース局CMDBでは情報識
別番号(B─4)の伝達数を計数する(図9の(13)) 。
【0033】上記図8,図9は一般の伝達情報を発信者
及びその相手である着信者に伝達する場合の制御シーケ
ンスであるが,次に緊急情報を伝達する場合について説
明する。
【0034】図10は緊急情報の通常の伝達情報通知の
制御シーケンスである。図中,22は移動交換局(MS
C),25は加入者データベース局(HLR)であり加
入者データベース(図2,図3の26)を含む,27は
情報データベース局(CMDB)であり,情報データベ
ース(図2,図3の28)を含む,20bは着信者携帯
電話である。このシーケンスも,上記図2または図3の
システム構成において実行され,基地局(BS),信号
中継局STP(図2)は図示省略されている。
【0035】移動交換局MSCは一分毎に起動し(図1
0の(1)),伝達情報問い合わせ要求のメッセージを情報
データベース局CMDBへ送る(同a)。情報データベ
ース局CMDBでは,これに応じて情報データベースか
ら伝達情報(z−1とする)を関連情報と共に入手し
(同(2)), これを移動交換局MSCへ応答する(同
b)。移動交換局MSCは,これにより伝達情報,対象
範囲,及び優先度を入手し(図10の(3)),その中に緊
急情報が有るか判別する(同(4))。緊急情報がある場合
は,未送信の加入者があるか(繰り返す必要があるか)
判別し(同(5)), 加入者がある場合は加入者データベー
ス局HLRに対し着加入者情報(緊急情報の送信対象と
なる加入者)の読出要求を送る(図10のc)。この
時, 読出要求は対象加入者数分だけ発生し,加入者デー
タベース局HLRはこれに応じて着加入者情報を入手し
(図10の(6)),移動交換局MSCへ応答する(図10
のd)。移動交換局MSCはこれにより在圏情報(着信
先の携帯電話の現在位置)が得られ(図10の(7)),そ
の番号が対象者(対象範囲)か判別し(同(8)), 対象者
の場合は移動機呼び出し(paging) を送出し(図10の
e),移動機から応答(paging応答) が返されると(同
f),移動交換局MSCから加入者呼び出しのISDN
対応のSETUPが送信されるが,この時ISDNのユ
ーザ・ユーザ情報として上記の緊急の伝達情報が付加さ
れて送られる(図10のg)。この伝達情報は着信者携
帯電話において液晶に文字情報として表示される。
【0036】この加入者呼び出しに対し,携帯電話から
呼び出し応答(ALERT)の応答が返されると(図1
0のh),移動交換局MSCから切断のメッセージを着
信者携帯電話へ送り(図10のi),着信者携帯電話が
これを受け取ると切断確認を応答する(同j)。移動交
換局MSCはこれを検出すると切断通知(着側)を加入
者データベース局HLRへ通知し(図10のk),加入
者データベース局HLRは着加入者情報を更新し(空き
状態にする),情報識別番号を更新する(図10の
(9))。次に加入者データベース局HLRは伝達情報を伝
達したことを表す通知を情報データベース局CMDBに
送ると(図10のl),そこの情報識別番号の情報の伝
達数を計数する(図10の(10)) 。
【0037】上記図8,図9では発加入者の加入者情報
とその伝達情報の入手と着加入者の加入者情報とその伝
達情報を個別に行い,通話終了後の切断時に発・着の両
加入者への伝達情報を送付しているが,これとは別のシ
ーケンスにより実現することができ,その例を図11に
示す。
【0038】図11は通常の伝達情報通知の制御シーケ
ンスの他の例を示す。図中,20aは発信者携帯電話,
22は移動交換局(MSC),25は加入者データベー
ス局(HLR)であり加入者データベース(図2,図3
の26)を含み,27は情報データベース局(CMD
B)であり情報データベース(図2,図3の28)を含
み,20bは着信者携帯電話である。
【0039】最初に発信要求が発生すると(図11の
a),移動交換局MSCから加入者データベース局HL
Rに対し発加入者に関する加入者情報読出要求が送られ
(同b),ここで発加入者情報と伝達情報に関する情報
識別番号が入手されると(図11の(6)),移動交換局M
SCへ応答として返送され(図11のc),呼制御メモ
リに保持される(図11の(2))。このシーケンスは発加
入者情報と情報識別番号(この例ではA−1)を加入者
データベース局HLRから情報データベース局CMDB
へ送る上記図8と相違する。移動交換局MSCは次に着
信番号を分析し(図11の(3)), 自網加入者か判別し
(同(4)),自網加入者の場合,加入者データベース局H
LRに着加入者情報の読出要求を送り(同d),着加入
者情報と着加入者用の伝達情報の情報識別番号(この例
ではB−4)を入手し(図11の(7)), 移動交換局MS
Cへ応答する(図11のe)。
【0040】移動交換局MSCはこの内容を呼制御メモ
リに保持する(図11の(5))。この後,移動交換局MS
Cは情報データベース局CMDBに対し,発信者用の伝
達情報の読み出し要求と,着信者用の伝達情報の読み出
し要求を順番に発生して,それぞれの伝達情報を得て
(図11のf〜i),呼制御メモリに保持する。この
後,移動交換局MSCは着信者携帯電話に対し移動機呼
び出し(paging) を送信し(図11のj),これに対し
応答が返ってくると(同k),移動交換局MSCは加入
者呼び出し(SETUP)を送信するが,これに対しユ
ーザ・ユーザ情報として伝達情報を付加する(同l)。
着信者携帯電話では移動機呼び出しへの応答の後基地局
間着信処理が行われ,伝達情報が送られてくると液晶で
文字表示を行い,呼び出し音を鳴動させて,加入者呼び
出し応答(ALERT)を移動交換局MSCへ返し(図
11のm),加入者の応答操作によりそのメッセージが
移動交換局MSCへ送られ(同n),発信者携帯電話に
応答が通知される(同o)。
【0041】この図11のシーケンスでは,着信者への
伝達情報は呼び出し時に着信者携帯電話に送られて液晶
に表示されるが,発信者への伝達情報の通知のシーケン
スは図示省略されている。この場合,発信者への応答の
メッセージ(図11のo)に伝達情報を付加して通知す
るか,上記図8,図9と同様に通話終了時のメッセージ
に付加して発信者に対し通知することができる。
【0042】図12は伝達情報の携帯電話へ送信する処
理フローを示す図である。この処理フローは上記図8,
図9に示す制御シーケンスに対応し,移動交換局MSC
において実行される。
【0043】通話中の状態で,発加入者から切断が通知
されると,情報識別番号が有るか判別する(図12のS
1)。この判別は,呼制御メモリに格納された当該通話
に関係する加入者への伝達情報を識別することにより行
われる。情報識別番号が無い場合は,従来の制御方法に
より,S10〜S15の処理により発側と着側の切断が
行われ,有る場合は発側加入者への情報か判別する(同
S2)。発側加入者への情報の場合は,伝達情報を発信
者への切断確認メッセージに対するUUI(ユーザ・ユ
ーザサービス情報要素)として編集し(図12のS
3),切断確認メッセージ(伝達情報付)を発側へ送信
し(同S4),続いて情報識別番号付(伝達済の計数の
ため)の発側の切断通知を加入者データベース局HLR
へ送信する(同S5)。また,上記の判別(S2)にお
いて,着側加入者への情報である場合は,伝達情報を着
信者への切断メッセージに対するUUI(ユーザ・ユー
ザサービス情報要素)として編集し(図12のS6),
切断メッセージ(伝達情報付)を着側へ送信し(同S
7),切断確認待ちとなる(同S8)。この後,着側か
ら切断確認のメッセージを受け取ると,情報識別番号付
の切断通知を着側へ送信する(同S9)。
【0044】伝達情報の伝達状況を移動通信システムの
事業者が確認するために加入者が持つ携帯電話機へ伝達
情報を送信したことを通知する方法として,加入者が切
断したことを加入者データベース局の加入者制御情報の
更新のために通知しているメッセージ(切断メッセー
ジ)に送信した伝達情報の情報識別番号を乗せて(付加
して)加入者データベース局に送り,それを契機に加入
者データベース局が情報データベース局に「伝達情報伝
達通知メッセージにて通知する方法が上記図8,図9に
示され,上記図12の移動交換局の処理フローに示され
ている。この時の交換局からの切断通知に対する加入者
データベース局(HLR局)の処理及び,加入者データ
ベース局からの伝達通知による情報データベース局の処
理を図13に示す。
【0045】図13は切断時の各局における処理フロー
であり,A.は移動交換局における加入者切断時の処理
であり,上記図12のS1〜S5と同じであり,このS
5において発生した発側の切断通知(情報識別番号付
け)が送信され,図13のB.に示すように加入者デー
タベース局(HLR局)でこれを受け取ると,その発側
の加入者番号から加入者データベースを検索し(図13
のS6),検出されるとその発側の加入者状態を「使用
中」から「空き」に設定し(同S7),次回送出予定の
情報識別番号に更新し,未通知情報個数を減算する(同
S8)。次いで,伝達情報伝達通知(情報データベース
の情報識別番号付)を情報データベース局へ送信する
(図13のS9)。この伝達通知が図13のC.に示す
ように情報データベース局で受信されると,情報識別番
号から情報データベースを検索し(図13のS10),
検出されると伝達情報個数に+1を加算する(同S1
1)。このようにして,情報データベース局では伝達情
報の送達済の個数が管理され,加入者データベース局で
は各加入者番号に対して未通知情報の個数が管理され
る。
【0046】上記図8,図9の制御シーケンスでは,移
動交換局が伝達情報を伝達した後,切断通知を加入者デ
ータベース局へ送り,加入者データベース局(HLR
局)から情報データベース局へ伝達情報伝達通知を送っ
ているが,移動交換局から直接情報データベース局へ送
るように変更することができる。
【0047】図14に伝達情報伝達通知を移動交換局か
ら発生する制御シーケンスである。図14では,移動交
換局MSCから着信者携帯電話と発信者携帯電話にそれ
ぞれ切断情報と伝達情報を送信し(図14のp,q,
s),着信者携帯電話から切断確認が返される(同
r)。この後,切断通知(発側)が加入者データベース
局へ送られ(図14のt),加入者データベース局は発
加入者情報を更新する。この後,移動交換局MSCは伝
達情報伝達通知を情報データベース局CMDBへ送信さ
れる(図14のu)。同様に着側の切断通知も加入者デ
ータベース局HLRへ送られ(図14のv),加入者デ
ータベース局HLRは着加入者情報を更新し,その後移
動交換局MSCは情報データベース局CMDBへ伝達情
報伝達通知が送られる(同w)。
【0048】図15は上記図14の制御シーケンスに対
応する切断時の各局における処理フローである。A.は
移動交換局における加入者切断時の処理であり,上記図
13のS1〜S5と同じであり,このS5において発側
の切断通知(情報識別番号付)が送信されると,伝達情
報伝達通知(情報識別番号付)が情報データベース局へ
送信される(図15のA.のS6)。上記S5の切断通
知は図15のB.に示すように加入者データベース局
(HLR局)で受信されると,S7〜S9において上記
図13のB.のS6〜S8と同じ処理が実行される。ま
た,図15のC.は,上記図15のA.のS6で送信さ
れた伝達情報伝達通知が情報データベース局で受信され
ると,情報識別番号から情報データベースを検索し(図
15のC.のS10),伝達済情報個数に+1を加算す
る(同S11)。
【0049】伝達情報の提供対象者を選択する方法とし
て,上記図5,図6に示すように情報データベース局に
伝達情報を登録する時に,情報データベース局から加入
者データベース局へ情報提供者(伝達先)を選択する条
件として,情報識別番号毎に,情報優先度と対象範囲種
別を登録する。加入者毎の伝達情報の優先度を制御する
方法として,加入者データベースに伝達情報管理データ
として優先度順に情報識別番号を保持しておく。
【0050】図16は優先度順の処理のための加入者デ
ータベース局での処理フローを示す図である。情報識別
情報(情報識別番号と同じ)更新のメッセージが入力さ
れると,対象範囲種別を判別する(図16のS1)。こ
こで無制限である場合は,全加入者に伝達することであ
り,全加入者の抽出が終了したか判別し(図16のS
2),終了しない場合は加入者番号を抽出し(同S
3),加入者番号から加入者データ上の伝達情報管理デ
ータを抽出し(同S4),優先度制御処理を起動する
(同S5)。この後,次の加入者番号についてS2〜S
5の処理を繰り返し実行する。なお,優先度制御処理の
具体的な内容は後述する図17に示す。
【0051】対象種別範囲が電話番号単位(指定された
範囲の電話番号)である場合,範囲内加入者抽出が終了
したか判別し(図16のS6),終了しないと加入者番
号を抽出し(同S7),加入者番号から加入者データ上
の伝達情報管理データを抽出し(同S8),優先度制御
処理を起動する(同S9)。更に,対象種別範囲が在圏
場所である場合,在圏位置番号をインタフェース(情報
識別情報更新メッセージの付加情報としての位置情報)
から抽出し(図16のS10),全加入者の抽出を終了
したかを判別し(同S11),終了していないと加入者
番号を抽出し(同S12),加入者制御情報から位置番
号を抽出する(同S13)。抽出した位置が対象範囲に
指定された位置番号と一致するか判別し(図16のS1
4),一致しないと次の加入者についてS11の処理に
戻り,一致すると加入者番号から加入者データ上の伝達
情報管理データを抽出し(同S15),優先度制御処理
を起動する(同S16)。
【0052】図17は優先度制御の処理フローを示す図
であり,上記図16のS5,S9及びS16において実
行される。起動すると最初に,未通知情報個数(一度も
通知していない情報の個数)を判別し(図17のS
1),0でない場合(一個でも通知情報があると)は,
既に登録された情報とこれから登録する情報との優先度
を比べる必要があり,優先度が「一般」か「優先」かの
判別をし(同S2),「一般」の場合は未通知情報の最
後のデータ位置の次に情報識別番号を設定し(同S
3),未通知情報個数を+1する(同S4)。優先度が
「優先」の場合は,未通知情報の先頭のデータ位置に情
報識別番号を設定し(図17のS5),既に設定済のデ
ータを後にずらして設定し(同S6),上記のS4の処
理を行う。また,上記S1において,未通知情報個数が
0の場合(最初に登録する情報である)は,未通知情報
の先頭データ位置に情報識別番号(次に伝達する情報の
情報識別番号)を設定し(図17のS7),続いてS4
の処理を行う。
【0053】図18は伝達情報の提供対象者の選択と優
先度の処理フローであり,上記図10に示す制御シーケ
ンスにおいて,移動交換局及び情報データベース局にお
いて実行される。
【0054】図18のA.は交換局の処理であり,定刻
起動(1分周期)すると,伝達情報問合せ要求を情報デ
ータベース局に対し発生し(図18のS1),応答待ち
状態となり(同S2),応答が返ってくると,その応答
された伝達情報に緊急情報が有るか判別し(同S3),
有る場合は対象加入者番号入手の処理を行い(同S
4),次いでその対象加入者へ情報の通知処理を行う
(同S5)。このS4,S5の詳細な処理内容はそれぞ
れ後述する図19,図20に示す。一方,図18のB.
は情報データベース局における処理であり,移動交換局
からの伝達情報問合せ要求を受け取ると,緊急情報の有
無をインタフェース(移動交換局との通信インタフェー
ス)に設定し(図18のB.のS1),伝達情報そのも
のをインタフェースに設定し(同S2),移動交換局へ
伝達情報問合せを応答する(同S3)。
【0055】図19は緊急優先度の伝達情報の有無を入
手する処理フローであり,上記図18のA.のS5の処
理の詳細を示す。最初に全加入者抽出が終了か判別し
(図19のS1),終了してない場合は対象範囲種別を
判別し(同S2),電話番号単位の場合は対象加入者番
号か判別し(同S3),対象加入者である場合は着加入
者情報の読出要求を発生する(同S4)。対象範囲種別
が電話番号単位以外(全員または在圏位置指定)の場合
は,着加入者情報読出要求を発生し(同S5),全加入
者について抽出が終了すると,対象となる全着加入者情
報読出要求に対する応答待ちとなる(同S6)。応答が
返ってくると在圏情報を入手し(同S7),対象範囲種
別を識別する(同S8)。種別が在圏場所である場合
は,位置番号が一致するか判別し(図19のS9),一
致しないと終了するが,一致すると伝達情報をUUIと
して対象加入者毎の呼制御メモリに格納する(同S1
0)。種別が在圏以外の場合は,伝達情報をUUIとし
て対象加入者毎の呼制御メモリに格納する(図19のS
11)。このS10,S11の処理に続いて,上記図1
8のS5に戻る。
【0056】図20は緊急優先度の情報を加入者へ通知
する処理フローであり,上記図18A.のS6の処理の
詳細を示す。この図には移動交換局と移動機(発信また
は着信の携帯電話)の処理を関連付けて示す。
【0057】最初に加入者へ移動機呼び出し(paging)
が送られると(図20のS1),移動機応答待ちとなり
(同S2),応答が返ってくると,加入者毎の呼制御メ
モリから伝達情報を取り出す(同S3)。次に伝達情報
を付加して移動機に対し加入者呼び出し(Setup)
を行い(図20のS4),加入者応答待ちとなる(同S
5)。移動機ではこの呼び出し時に伝達情報を受信し
て,リンギング(呼び出し信号)が発生すると共に液晶
画面に伝達情報が表示される。
【0058】移動交換局は移動機から移動機呼び出し応
答(ALERT)が返ってくると,切断(DISC)の
メッセージを移動機に送り(図20のS6),切断確認
の応答待ちとなる(同S7)。切断確認(REL)の応
答があると,情報識別番号をインタフェースに設定し
(同S8),切断通知を加入者データベース局へ送信す
る(同S9)。
【0059】なお,加入者を呼び出す方法としては,一
人ずつ呼び出す場合と,多数の加入者を一斉に呼び出す
場合がある。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば移動通信事業者が各加入
者に通知したい情報を自システムの設備を使用して安価
に通知することができる。
【0061】加入者は移動通信事業者の情報センタ等に
電話をかける手間をかけることなく,事業者から提供さ
れるタイムリーな情報から新サービスや,割安料金の情
報等入手して活用することができる。
【0062】情報の伝達状況が加入者への通知状況で把
握できるため,伝達型の情報提供でありながら,情報伝
達に確実性があり,その情報の伝達状況により内容の変
更,廃止の判断を簡単に行うことができる。
【0063】伝達型情報伝達手段であることから,事業
者からの情報のみでなく,一般企業からも広告情報を送
る媒体としても活用できることから,通信事業者の事業
収入とすることができる。
【0064】屋外で災害情報を知ることができなかった
加入者が,システムからの自動呼び出し後の文字情報
に,テレビ等のニュース速報のように知ることができ,
災害からの被害を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による原理構成を示す図である。
【図2】本発明が実施される移動電話通信システムの構
成例1を示す図である。
【図3】本発明が実施される移動電話通信システムの構
成例2を示す図である。
【図4】伝達情報登録の制御シーケンスを示す図であ
る。
【図5】加入者データベースのデータ構成を示す図であ
る。
【図6】情報データベースのデータ構成を示す図であ
る。
【図7】伝達情報の登録通知の処理フローを示す図であ
る。
【図8】通常の伝達情報通知の制御シーケンス(その
1)を示す図である。
【図9】通常の伝達情報通知の制御シーケンス(その
2)を示す図である。
【図10】緊急情報の通常の伝達情報通知の制御シーケ
ンスを示す図である。
【図11】通常の伝達情報通知の制御シーケンスの他の
例を示す図である。
【図12】伝達情報の携帯電話へ送信する処理フローを
示す図である。
【図13】切断時の各局における処理フローを示す図で
ある。
【図14】伝達情報伝達通知を移動交換局から発生する
制御シーケンスを示す図である。
【図15】図14の制御シーケンスに対応する切断時の
各局における処理フローを示す図である。
【図16】優先度順の処理のための加入者データベース
局での処理フローを示す図である。
【図17】優先度制御の処理フローを示す図である。
【図18】伝達情報の提供対象者の選択と優先度の処理
フローを示す図である。
【図19】緊急優先度の伝達情報の有無を入手する処理
フローを示す図である。
【図20】緊急優先度の情報を加入者へ通知する処理フ
ローを示す図である。
【図21】従来の移動通信の発信・着信の制御シーケン
スを示す図である。
【符号の説明】
1 移動交換局(MSC) 10 発加入者伝達情報取得部 11 着加入者伝達情報取得部 12 伝達通知部 13 呼制御メモリ 2 加入者情報保持部 3 伝達情報保持部 4 発信者携帯電話 5 着信者携帯電話

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部を備える携帯電話の加入者情報を
    保持する加入者データベースを備えた移動電話通信シス
    テムにおいて,携帯電話の加入者への伝達情報が登録さ
    れる情報データベースを設け,前記加入者データベース
    に各加入者に対する伝達情報の存在を表す情報を設定
    し,移動交換局は携帯電話からの通常の発信時に発信側
    の加入者及び着信側の加入者への伝達情報に関する情報
    読出の要求を前記加入者データベースに送出し,前記加
    入者データベースは要求された各加入者情報と伝達情報
    を表す情報を取り出すとそれぞれの伝達情報を前記情報
    データベースから読出して前記移動交換局に送信し,前
    記移動交換局は,前記伝達情報を呼制御メモリに格納
    し,前記発信側と着信側との接続完了または通話の切断
    の何れかの時点で発信側及び着信側に送信される制御メ
    ッセージに前記発信側及び着信側への伝達情報を付加し
    て送信して,各加入者に通知することを特徴とする移動
    電話通信システムにおける情報通知方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において,前記情報データベー
    スには,伝達情報を登録する時に,各伝達情報毎に情報
    識別番号と対象範囲を含む情報が登録され,前記情報デ
    ータベースを管理する情報データベース局を設け,該情
    報データベース局は伝達情報の登録及び更新に応じて関
    係する前記加入者データベースに対して情報識別番号と
    対象範囲の情報を通知し,情報データベース局は通知範
    囲の加入者のデータに情報識別番号を設定することを特
    徴とする移動電話通信システムにおける情報通知方式。
  3. 【請求項3】 表示部を備える携帯電話の加入者情報を
    保持する加入者データベースを備えた移動電話通信シス
    テムにおいて,携帯電話の加入者への伝達情報を登録す
    る情報データベースを設け,該情報データベースに登録
    される各伝達情報に情報識別番号,緊急性の高さを表す
    情報優先度,対象範囲を含む関連情報も登録し,移動交
    換局は,一定周期で前記情報データベースに伝達情報を
    問い合わせて,取り出した伝達情報が緊急性の優先度を
    備えると,対象加入者について前記加入者データベース
    から加入者情報を読み出し,該加入者が呼び出し可能な
    加入者の携帯電話に対し呼設定のメッセージに伝達情報
    を付加した加入者呼び出し信号を送信し,前記移動電話
    は通話状態にならないで送られた伝達情報を表示部に表
    示することを特徴とする移動電話通信システムにおける
    情報通知方式。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかにおいて,前記
    加入者データベースは加入者情報と共に伝達情報の情報
    識別番号が登録され,前記情報データベースは,各伝達
    情報に対応して伝達済情報個数の情報を備え,前記加入
    者への伝達情報の伝達後,移動交換局からの通知により
    前記加入者データベースの情報識別番号の更新が行われ
    ると,前記加入者データベースから前記情報データベー
    スに対し伝達情報伝達通知を送信することにより,前記
    伝達済情報個数を計数して伝達情報の伝達状況を表示す
    ることを特徴とする移動電話通信システムにおける情報
    通知方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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