JPH11251903A - Ad/da変換兼用回路 - Google Patents
Ad/da変換兼用回路Info
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- JPH11251903A JPH11251903A JP5372598A JP5372598A JPH11251903A JP H11251903 A JPH11251903 A JP H11251903A JP 5372598 A JP5372598 A JP 5372598A JP 5372598 A JP5372598 A JP 5372598A JP H11251903 A JPH11251903 A JP H11251903A
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- Japan
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- conversion
- converter
- operational amplifier
- circuit
- switch
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アナログ入力信号をA/D変換した後、さら
に、D/A変換しても、もと通りのアナログ信号を得る
ことができるAD/DA変換兼用回路を提供する。 【解決手段】 演算増幅器100と、前記演算増幅器1
00の出力端子と入力端子との間に接続されて開閉動作
するスイッチSW2 と、前記演算増幅器100の出力に基
づいて、デジタル信号の各桁を逐次的に確定する逐次比
較レジスタ110と、前記デジタル信号をアナログ信号
に変換するD/A変換器120と、を備え、前記スイッ
チが開状態とされている時はA/D変換動作を行う一
方、前記スイッチが閉状態とされている時はD/A動作
を行うようにしている。
に、D/A変換しても、もと通りのアナログ信号を得る
ことができるAD/DA変換兼用回路を提供する。 【解決手段】 演算増幅器100と、前記演算増幅器1
00の出力端子と入力端子との間に接続されて開閉動作
するスイッチSW2 と、前記演算増幅器100の出力に基
づいて、デジタル信号の各桁を逐次的に確定する逐次比
較レジスタ110と、前記デジタル信号をアナログ信号
に変換するD/A変換器120と、を備え、前記スイッ
チが開状態とされている時はA/D変換動作を行う一
方、前記スイッチが閉状態とされている時はD/A動作
を行うようにしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、逐次変換型A/D
変換器に関し、特に、D/A変換器としても使用するこ
とができる逐次比較型A/D変換器に関する。
変換器に関し、特に、D/A変換器としても使用するこ
とができる逐次比較型A/D変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、D/A変換器として兼用すること
ができる逐次比較型A/D変換器は、たとえば、特開昭
56−162535号公報に開示されている。
ができる逐次比較型A/D変換器は、たとえば、特開昭
56−162535号公報に開示されている。
【0003】図5を参照して、この公報記載の従来技術
を説明すると、入力デジタル信号DiをD/A変換する
ときは、スイッチSW1及びSW2を再生側に切り替え
る。すなわち、入力デジタル信号Diは、デジタルデー
タセレクタSeを経て電流出力型D/A変換器DAiで
D/A変換され、電流−電圧変換器として動作する演算
増幅器OPからDA変換出力信号Eoが得られる。
を説明すると、入力デジタル信号DiをD/A変換する
ときは、スイッチSW1及びSW2を再生側に切り替え
る。すなわち、入力デジタル信号Diは、デジタルデー
タセレクタSeを経て電流出力型D/A変換器DAiで
D/A変換され、電流−電圧変換器として動作する演算
増幅器OPからDA変換出力信号Eoが得られる。
【0004】一方、入力アナログ信号EiをA/D変換
するときは、スイッチSW1及びSW2を記録側に切り
替える。すなわち、アナログ入力信号Eiは電圧バッフ
ァ増幅器として動作する演算増幅器OPの非反転入力側
に入力され、演算増幅器OPの出力は抵抗R1を通じて
電圧コンパレータ11の非反転入力端子に入力される。
また、この電圧コンパレータ11の非反転入力端子には
電流出力型DA変換器DAiの出力も同時に入力されて
いる。従って、電圧コンパレータ11は、入力アナログ
信号Eiと電流出力型DA変換器DAiの出力との電圧
比較を行うことになる。このように、スイッチSW1及
びSW2を記録側に切り替えた状態で、スタートパルス
がクロック発生器13に入力されると、クロック発生器
13からクロックが逐次比較レジスタ12に送られ、こ
の逐次比較レジスタ12の出力がデジタルセレクタSe
を通じて電流出力型DA変換器DAiに入力され、最上
位ビットから逐次的に入力アナログ信号EiのAD変換
データDoが確定し、最下位桁が確定することによりA
/D変換が完了する。
するときは、スイッチSW1及びSW2を記録側に切り
替える。すなわち、アナログ入力信号Eiは電圧バッフ
ァ増幅器として動作する演算増幅器OPの非反転入力側
に入力され、演算増幅器OPの出力は抵抗R1を通じて
電圧コンパレータ11の非反転入力端子に入力される。
また、この電圧コンパレータ11の非反転入力端子には
電流出力型DA変換器DAiの出力も同時に入力されて
いる。従って、電圧コンパレータ11は、入力アナログ
信号Eiと電流出力型DA変換器DAiの出力との電圧
比較を行うことになる。このように、スイッチSW1及
びSW2を記録側に切り替えた状態で、スタートパルス
がクロック発生器13に入力されると、クロック発生器
13からクロックが逐次比較レジスタ12に送られ、こ
の逐次比較レジスタ12の出力がデジタルセレクタSe
を通じて電流出力型DA変換器DAiに入力され、最上
位ビットから逐次的に入力アナログ信号EiのAD変換
データDoが確定し、最下位桁が確定することによりA
/D変換が完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のAD/DA変換兼用回路では、電圧コンパレータ11
と演算増幅器OPを用いている。このような2つの独立
の演算増幅器のゲインとオフセットを同一にすることは
困難であるため、アナログ入力信号EiをA/D変換し
てDoを得た後、DoをD/A変換しても、もとのアナ
ログ信号Eiは再生できない。
のAD/DA変換兼用回路では、電圧コンパレータ11
と演算増幅器OPを用いている。このような2つの独立
の演算増幅器のゲインとオフセットを同一にすることは
困難であるため、アナログ入力信号EiをA/D変換し
てDoを得た後、DoをD/A変換しても、もとのアナ
ログ信号Eiは再生できない。
【0006】そこで、本発明は、アナログ入力信号をA
/D変換した後、さらに、D/A変換しても、もと通り
のアナログ信号を得ることができるAD/DA変換兼用
回路を提供することを課題としている。
/D変換した後、さらに、D/A変換しても、もと通り
のアナログ信号を得ることができるAD/DA変換兼用
回路を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1のAD/DA変換兼用回路は、A/D変換
動作とD/A変換動作を切り替えることができるAD/
DA変換兼用回路であって、演算増幅器と、前記演算増
幅器の出力端子と入力端子との間に接続されて開閉動作
するスイッチと、前記演算増幅器の出力に基づいて、デ
ジタル信号の各桁を逐次的に確定する逐次比較レジスタ
と、前記デジタル信号をアナログ信号に変換するD/A
変換器と、を備え、前記スイッチが開状態とされている
時はA/D変換動作を行う一方、前記スイッチが閉状態
とされている時はD/A動作を行うようにしている。
め、請求項1のAD/DA変換兼用回路は、A/D変換
動作とD/A変換動作を切り替えることができるAD/
DA変換兼用回路であって、演算増幅器と、前記演算増
幅器の出力端子と入力端子との間に接続されて開閉動作
するスイッチと、前記演算増幅器の出力に基づいて、デ
ジタル信号の各桁を逐次的に確定する逐次比較レジスタ
と、前記デジタル信号をアナログ信号に変換するD/A
変換器と、を備え、前記スイッチが開状態とされている
時はA/D変換動作を行う一方、前記スイッチが閉状態
とされている時はD/A動作を行うようにしている。
【0008】より具体的には、以下のようなAD/DA
変換兼用回路が提供される。即ち、出力端子と入力端子
とを短絡または開放するスイッチを備え、前記スイッチ
が短絡したときにバッファとして動作し、前記スイッチ
が開放したときに比較器として動作する演算増幅器と、
前記演算増幅器の出力に基づいて、デジタル信号を出力
する逐次比較レジスタと、前記デジタル信号および入力
デジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器
と、を備え、前記比較器として動作する前記演算増幅
器、前記逐次比較レジスタおよび前記D/A変換器によ
りAD変換器に構成され、前記D/A変換器および前記
バッファとして動作する前記演算増幅器によりDA変換
器として構成されることを特徴とするAD/DA変換兼
用回路が提供される。
変換兼用回路が提供される。即ち、出力端子と入力端子
とを短絡または開放するスイッチを備え、前記スイッチ
が短絡したときにバッファとして動作し、前記スイッチ
が開放したときに比較器として動作する演算増幅器と、
前記演算増幅器の出力に基づいて、デジタル信号を出力
する逐次比較レジスタと、前記デジタル信号および入力
デジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器
と、を備え、前記比較器として動作する前記演算増幅
器、前記逐次比較レジスタおよび前記D/A変換器によ
りAD変換器に構成され、前記D/A変換器および前記
バッファとして動作する前記演算増幅器によりDA変換
器として構成されることを特徴とするAD/DA変換兼
用回路が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明のAD/DA変
換兼用回路の回路図である。本発明のAD/DA変換兼
用回路は、D/A変換器120の出力を非反転入力端子
に入力するとともに、アナログ入力Ainを反転入力端
子に入力する演算増幅器100と、演算増幅器100の
出力を入力し、演算増幅器100の出力に応じたデジタ
ル値を出力する逐次比較レジスタ110と、逐次比較レ
ジスタ110の出力をアナログ変換して出力するD/A
変換器120とを有している。
を参照しつつ説明する。図1は、本発明のAD/DA変
換兼用回路の回路図である。本発明のAD/DA変換兼
用回路は、D/A変換器120の出力を非反転入力端子
に入力するとともに、アナログ入力Ainを反転入力端
子に入力する演算増幅器100と、演算増幅器100の
出力を入力し、演算増幅器100の出力に応じたデジタ
ル値を出力する逐次比較レジスタ110と、逐次比較レ
ジスタ110の出力をアナログ変換して出力するD/A
変換器120とを有している。
【0010】さらに、本発明のAD/DA変換兼用回路
は、アナログ入力端子と演算増幅器100の反転入力端
子との間に接続されたスイッチSW1と、演算増幅器1
00の反転入力端子と演算増幅器100の出力端子との
間に接続されたスイッチSW2と、演算増幅器100の
出力端子と逐次比較レジスタ110入力端子との間に接
続されたスイッチSW3と、逐次変換レジスタ110の
出力端子とD/A変換器120の入力端子との間に接続
されたスイッチSW4と、デジタル入力DinをD/A
変換器120に入力するためのスイッチSW5とを有し
ている。
は、アナログ入力端子と演算増幅器100の反転入力端
子との間に接続されたスイッチSW1と、演算増幅器1
00の反転入力端子と演算増幅器100の出力端子との
間に接続されたスイッチSW2と、演算増幅器100の
出力端子と逐次比較レジスタ110入力端子との間に接
続されたスイッチSW3と、逐次変換レジスタ110の
出力端子とD/A変換器120の入力端子との間に接続
されたスイッチSW4と、デジタル入力DinをD/A
変換器120に入力するためのスイッチSW5とを有し
ている。
【0011】本発明では、これら5つのスイッチによ
り、3つの回路要素、すなわち、演算増幅器100、逐
次比較レジスタ110、D/A変換器120の間の接続
態様を切り替えて、A/D変換動作とD/A変換動作と
を切り替える。
り、3つの回路要素、すなわち、演算増幅器100、逐
次比較レジスタ110、D/A変換器120の間の接続
態様を切り替えて、A/D変換動作とD/A変換動作と
を切り替える。
【0012】そこで、まず、本発明回路のA/D変換動
作について説明する。図2は、本発明回路をA/D変換
器として動作させる場合の等価回路の回路図である。こ
の場合、SW1、SW3、SW4は閉状態とされ、SW
2、SW5は開状態とされている。なお、動作に寄与し
ない回路要素およびすべてのスイッチは図示していな
い。
作について説明する。図2は、本発明回路をA/D変換
器として動作させる場合の等価回路の回路図である。こ
の場合、SW1、SW3、SW4は閉状態とされ、SW
2、SW5は開状態とされている。なお、動作に寄与し
ない回路要素およびすべてのスイッチは図示していな
い。
【0013】図2の等価回路は、アナログ入力Ainを
デジタル出力Doutに変換する逐次比較型A/D変換
器であって、D/A変換器120の出力(D/A)ou
tを非反転入力端子に入力するとともに、アナログ入力
Ainを反転入力端子に入力する演算増幅器100と、
演算増幅器100の出力Cを入力し、出力Cに応じたデ
ジタル値を出力する逐次比較レジスタ110と、逐次比
較レジスタ110の出力Doutを入力し、D/A変換
して出力(D/A)outを出力するD/A変換器12
0とを有している。
デジタル出力Doutに変換する逐次比較型A/D変換
器であって、D/A変換器120の出力(D/A)ou
tを非反転入力端子に入力するとともに、アナログ入力
Ainを反転入力端子に入力する演算増幅器100と、
演算増幅器100の出力Cを入力し、出力Cに応じたデ
ジタル値を出力する逐次比較レジスタ110と、逐次比
較レジスタ110の出力Doutを入力し、D/A変換
して出力(D/A)outを出力するD/A変換器12
0とを有している。
【0014】すなわち、図2の等価回路は、逐次比較レ
ジスタ110の出力Doutに基づいて、D/A変換器
120がアナログ出力(D/A)outを出力し、この
アナログ出力(D/A)outがアナログ入力Ainに
漸近するように逐次近似を行う回路である。
ジスタ110の出力Doutに基づいて、D/A変換器
120がアナログ出力(D/A)outを出力し、この
アナログ出力(D/A)outがアナログ入力Ainに
漸近するように逐次近似を行う回路である。
【0015】以下、図2の等価回路の各構成要素につい
て説明する。演算増幅器100は、D/A変換器120
の出力(D/A)outを非反転入力端子に入力すると
ともに、外部からのアナログ入力Ainを反転入力端子
に入力し、(D/A)out>Ainの場合、ハイレベ
ルを出力し、(D/A)out<Ainの場合、ローレ
ベルとなる。
て説明する。演算増幅器100は、D/A変換器120
の出力(D/A)outを非反転入力端子に入力すると
ともに、外部からのアナログ入力Ainを反転入力端子
に入力し、(D/A)out>Ainの場合、ハイレベ
ルを出力し、(D/A)out<Ainの場合、ローレ
ベルとなる。
【0016】逐次比較レジスタ110は本発明回路を逐
次比較A/D変換器として動作させるための制御論理回
路を有するレジスタである。すなわち、この逐次比較レ
ジスタ110は、スタート信号により、すべての桁を零
クリアした後、最上位桁のみを「1」にして出力する。
次比較A/D変換器として動作させるための制御論理回
路を有するレジスタである。すなわち、この逐次比較レ
ジスタ110は、スタート信号により、すべての桁を零
クリアした後、最上位桁のみを「1」にして出力する。
【0017】すると、最上位桁のみが「1」であるデジ
タル出力DoutがD/A変換器120でD/A変換さ
れてアナログ値(D/A)out(1) として出力され
る。ついで、演算増幅器100が(D/A)out(1)
とAinの比較結果を出力して逐次比較レジスタ110
に入力する。
タル出力DoutがD/A変換器120でD/A変換さ
れてアナログ値(D/A)out(1) として出力され
る。ついで、演算増幅器100が(D/A)out(1)
とAinの比較結果を出力して逐次比較レジスタ110
に入力する。
【0018】逐次比較レジスタ110は、Ainを越え
ない最大のデジタル出力Doutを逐次的に確定するこ
とを目的としている。従って、アナログ値(D/A)o
ut(1) がAinより大きい時は、デジタル出力Dou
tの最上位の桁である2のn乗の桁を「0」に確定して
格納する。一方、アナログ値(D/A)out(1) がA
inより小さいか等しい時は、デジタル出力Doutの
最上位の桁である2のn乗の桁を「1」に確定して格納
する。
ない最大のデジタル出力Doutを逐次的に確定するこ
とを目的としている。従って、アナログ値(D/A)o
ut(1) がAinより大きい時は、デジタル出力Dou
tの最上位の桁である2のn乗の桁を「0」に確定して
格納する。一方、アナログ値(D/A)out(1) がA
inより小さいか等しい時は、デジタル出力Doutの
最上位の桁である2のn乗の桁を「1」に確定して格納
する。
【0019】この後、逐次比較レジスタ110は、クロ
ックパルスを受け取って、次の桁である2の(n−1)
乗の桁を「1」にしてDoutを出力する。この出力D
outは、2のn乗の桁が上記のように確定された値で
あり、2の(n−1)乗の桁が「1」であり、残りの桁
がすべて「0」である。このDoutをD/A変換器1
20でD/A変換すると出力(D/A)out(2) は
(α*(D/A)out(1) +1*(1/2)*(D/
A)out(1) )となる。ここに、αは上記のように確
定した「1」か「0」かいずれかの値である。そして、
同様に、(D/A)out(2) とAinの大小を比較し
て、2の(n−1)乗の桁を確定して格納する。
ックパルスを受け取って、次の桁である2の(n−1)
乗の桁を「1」にしてDoutを出力する。この出力D
outは、2のn乗の桁が上記のように確定された値で
あり、2の(n−1)乗の桁が「1」であり、残りの桁
がすべて「0」である。このDoutをD/A変換器1
20でD/A変換すると出力(D/A)out(2) は
(α*(D/A)out(1) +1*(1/2)*(D/
A)out(1) )となる。ここに、αは上記のように確
定した「1」か「0」かいずれかの値である。そして、
同様に、(D/A)out(2) とAinの大小を比較し
て、2の(n−1)乗の桁を確定して格納する。
【0020】逐次比較レジスタ110は、このような処
理を繰り返して、最下位桁を確定し、エンドパルスを受
け取って、A/D変換を終了する。D/A変換器120
は、逐次比較レジスタ110に格納されているデジタル
値をアナログ値(D/A)outに変換するものであ
り、たとえば、抵抗はしご型D/A変換器をもちいるこ
とができる。ここに、抵抗はしご型D/A変換器はRと
2Rの抵抗値の抵抗をはしご型に配列した抵抗回路を有
しており、各桁に対応する抵抗値2Rの抵抗に流れる電
流を接地点に流すか、演算増幅器に流すかいずれかをス
イッチで選択することにより、D/A変換器120を行
うものである。
理を繰り返して、最下位桁を確定し、エンドパルスを受
け取って、A/D変換を終了する。D/A変換器120
は、逐次比較レジスタ110に格納されているデジタル
値をアナログ値(D/A)outに変換するものであ
り、たとえば、抵抗はしご型D/A変換器をもちいるこ
とができる。ここに、抵抗はしご型D/A変換器はRと
2Rの抵抗値の抵抗をはしご型に配列した抵抗回路を有
しており、各桁に対応する抵抗値2Rの抵抗に流れる電
流を接地点に流すか、演算増幅器に流すかいずれかをス
イッチで選択することにより、D/A変換器120を行
うものである。
【0021】もちろん、抵抗はしご型D/A変換器に限
らず、抵抗分圧型D/A変換器等の他の方式でも良い。
以上のように、本発明回路はA/D変換動作を行う。
らず、抵抗分圧型D/A変換器等の他の方式でも良い。
以上のように、本発明回路はA/D変換動作を行う。
【0022】次に、本発明回路のD/A変換動作につい
て説明する。図3は、本発明回路をD/A変換器として
動作させる場合の等価回路の回路図である。この場合、
SW2、SW5は閉状態とされ、SW1、SW3、SW
4、は開放状態とされている。なお、動作に寄与しない
回路要素およびすべてのスイッチは図示していない。
て説明する。図3は、本発明回路をD/A変換器として
動作させる場合の等価回路の回路図である。この場合、
SW2、SW5は閉状態とされ、SW1、SW3、SW
4、は開放状態とされている。なお、動作に寄与しない
回路要素およびすべてのスイッチは図示していない。
【0023】図3の等価回路は、デジタル入力Dinを
アナログ出力Aoutに変換する回路であって、デジタ
ル入力DinをD/A変換するD/A変換器120と、
D/A変換器120のアナログ出力(D/A)outを
非反転入力端子に入力するとともに、反転入力端子と出
力端子とを短絡させた演算増幅器100とを有する。
アナログ出力Aoutに変換する回路であって、デジタ
ル入力DinをD/A変換するD/A変換器120と、
D/A変換器120のアナログ出力(D/A)outを
非反転入力端子に入力するとともに、反転入力端子と出
力端子とを短絡させた演算増幅器100とを有する。
【0024】反転入力端子と出力端子とを短絡させた演
算増幅器100は、電圧利得が1であり、電圧フォロア
として動作するため、D/A変換器120のアナログ出
力(D/A)outはそのまま演算増幅器100の出力
Aoutとなる。
算増幅器100は、電圧利得が1であり、電圧フォロア
として動作するため、D/A変換器120のアナログ出
力(D/A)outはそのまま演算増幅器100の出力
Aoutとなる。
【0025】以上説明した通り、本発明回路の演算増幅
器100は、スイッチSW2の開閉により、比較器また
は電圧フォロアとして動作するため、A/D変換動作と
D/A変換動作とを切り替えることができる。
器100は、スイッチSW2の開閉により、比較器また
は電圧フォロアとして動作するため、A/D変換動作と
D/A変換動作とを切り替えることができる。
【0026】このような本発明のAD/DA変換兼用回
路はサンプルホールド回路としても使用することができ
る。ここに、サンプルホールド回路は、サンプル値を取
り込んで、一定時間保持することができる回路であっ
て、従来は、FET等のアナログスイッチをオンしてキ
ャパシタを充電することによりサンプル値を取り込み、
ついで上記アナログスイッチをオフしてサンプル値を保
持していた。しかし、上記の保持時間中にキャパシタが
放電するため保持時間を長くすることは困難であった。
そこで、本発明回路をサンプルホールド回路として使用
すれば、保持時間が短いという従来回路の欠点が解消さ
れる。以下、説明する。
路はサンプルホールド回路としても使用することができ
る。ここに、サンプルホールド回路は、サンプル値を取
り込んで、一定時間保持することができる回路であっ
て、従来は、FET等のアナログスイッチをオンしてキ
ャパシタを充電することによりサンプル値を取り込み、
ついで上記アナログスイッチをオフしてサンプル値を保
持していた。しかし、上記の保持時間中にキャパシタが
放電するため保持時間を長くすることは困難であった。
そこで、本発明回路をサンプルホールド回路として使用
すれば、保持時間が短いという従来回路の欠点が解消さ
れる。以下、説明する。
【0027】図4は本発明回路をサンプルホールド回路
として動作させる場合の等価回路の回路図である。この
場合、SW5は常に開放されており、動作に寄与しない
ので図示を省略している。
として動作させる場合の等価回路の回路図である。この
場合、SW5は常に開放されており、動作に寄与しない
ので図示を省略している。
【0028】図4の等価回路は、逐次比較レジスタ11
0に格納されたデジタル出力Doutをアナログ出力A
shに変換する回路である。図4を参照すると、アナロ
グ入力Ainは既にA/D変換されて逐次変換レジスタ
にデジタル出力Doutとして格納されている。この場
合、Ainをサンプル値として取り込むのに要する時間
は逐次変換処理が終了するのに要する時間である。そし
て、逐次変換処理終了後は、SW1を開状態として、外
部から演算増幅器100へのアナログ入力は行わず、ま
た、SW3も開状態として、逐次変換レジスタ110に
おいて逐次比較処理も行われていない。このように各ス
イッチを開状態または閉状態としたのが、サンプル値を
保持している状態である。ここに、本発明回路では、逐
次比較レジスタにデジタル信号として記憶されているの
で、保持時間に制限はない。従って、取り込み時間と保
持時間は独立別個に所望の値にすることができる。
0に格納されたデジタル出力Doutをアナログ出力A
shに変換する回路である。図4を参照すると、アナロ
グ入力Ainは既にA/D変換されて逐次変換レジスタ
にデジタル出力Doutとして格納されている。この場
合、Ainをサンプル値として取り込むのに要する時間
は逐次変換処理が終了するのに要する時間である。そし
て、逐次変換処理終了後は、SW1を開状態として、外
部から演算増幅器100へのアナログ入力は行わず、ま
た、SW3も開状態として、逐次変換レジスタ110に
おいて逐次比較処理も行われていない。このように各ス
イッチを開状態または閉状態としたのが、サンプル値を
保持している状態である。ここに、本発明回路では、逐
次比較レジスタにデジタル信号として記憶されているの
で、保持時間に制限はない。従って、取り込み時間と保
持時間は独立別個に所望の値にすることができる。
【0029】そして、デジタル出力DoutがD/A変
換器120に入力され、精度よくアナログ出力(D/
A)outに変換され、このアナログ出力(D/A)o
utはバッファとしての演算増幅器100からそのまま
出力される。すなわち、演算増幅器100の出力Ash
は、(D/A)outに等しい。ここに、(D/A)o
utは、外部からのアナログ入力AinをA/D変換し
た後D/A変換したものであるから、演算増幅器100
にオフセットがあったり、D/A変換器に誤差があって
も精度よくAinに一致している。
換器120に入力され、精度よくアナログ出力(D/
A)outに変換され、このアナログ出力(D/A)o
utはバッファとしての演算増幅器100からそのまま
出力される。すなわち、演算増幅器100の出力Ash
は、(D/A)outに等しい。ここに、(D/A)o
utは、外部からのアナログ入力AinをA/D変換し
た後D/A変換したものであるから、演算増幅器100
にオフセットがあったり、D/A変換器に誤差があって
も精度よくAinに一致している。
【0030】従って、このように、本発明回路をサンプ
ルホールド回路として使用することができる。
ルホールド回路として使用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
ナログ信号とデジタル信号との変換時の対応関係がD/
A変換時もA/D変換時も同一であるので、誤差なく原
信号を再生できる。
ナログ信号とデジタル信号との変換時の対応関係がD/
A変換時もA/D変換時も同一であるので、誤差なく原
信号を再生できる。
【0032】また、アナログ入力信号をデジタル変換し
た結果は逐次比較レジスタに保持されているので、上記
変換結果を、D/A変換器を経て、演算増幅器から出力
すれば、本発明回路はサンプルホールド回路としても利
用できる。この場合、保持時間が短いという従来のサン
プルホールド回路の欠点が解消される。
た結果は逐次比較レジスタに保持されているので、上記
変換結果を、D/A変換器を経て、演算増幅器から出力
すれば、本発明回路はサンプルホールド回路としても利
用できる。この場合、保持時間が短いという従来のサン
プルホールド回路の欠点が解消される。
【図1】本発明のAD/DA変換兼用回路の回路図であ
る。
る。
【図2】D/A変換動作を説明する等価回路の回路図で
ある。
ある。
【図3】A/D変換動作を説明する等価回路の回路図で
ある。
ある。
【図4】サンプルホールド回路としての等価回路の回路
図である。
図である。
【図5】従来のAD/DA変換兼用装置の回路図であ
る。
る。
100 演算増幅器 110 逐次比較レジスタ 120 D/A変換器
Claims (1)
- 【請求項1】 A/D変換動作とD/A変換動作を切り
替えることができるAD/DA変換兼用回路であって、 演算増幅器と、 前記演算増幅器の出力端子と入力端子との間に接続され
て開閉動作するスイッチと、 前記演算増幅器の出力に基づいて、デジタル信号の各桁
を逐次的に確定する逐次比較レジスタと、 前記デジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換
器と、を備え、 前記スイッチが開状態とされている時はA/D変換動作
を行う一方、前記スイッチが閉状態とされている時はD
/A動作を行うことを特徴とするAD/DA変換兼用回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5372598A JPH11251903A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | Ad/da変換兼用回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5372598A JPH11251903A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | Ad/da変換兼用回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11251903A true JPH11251903A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12950818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5372598A Pending JPH11251903A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | Ad/da変換兼用回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11251903A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007219016A (ja) * | 2006-02-14 | 2007-08-30 | Seiko Instruments Inc | 音楽練習支援機器 |
JP2010171627A (ja) * | 2009-01-21 | 2010-08-05 | Sony Corp | 半導体集積回路、液晶駆動回路及び液晶表示装置 |
CN103262417A (zh) * | 2010-09-14 | 2013-08-21 | 高端硅公司 | 一种用于电容式触摸应用的电路 |
JP2015035764A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | Pll回路 |
US8970227B2 (en) | 2008-10-24 | 2015-03-03 | Advanced Silicon Sa | Circuit for capacitive touch applications |
-
1998
- 1998-03-05 JP JP5372598A patent/JPH11251903A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007219016A (ja) * | 2006-02-14 | 2007-08-30 | Seiko Instruments Inc | 音楽練習支援機器 |
JP4520952B2 (ja) * | 2006-02-14 | 2010-08-11 | セイコーインスツル株式会社 | 音楽練習支援機器 |
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JP2013541272A (ja) * | 2010-09-14 | 2013-11-07 | アドヴァンスト・シリコン・ソシエテ・アノニム | 静電容量式タッチアプリケーション用の回路 |
CN103262417B (zh) * | 2010-09-14 | 2016-10-19 | 先进矽有限公司 | 一种用于电容式触摸应用的电路 |
JP2015035764A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | Pll回路 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050105 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060530 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061010 |