JPH11251560A - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびその製造方法

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JPH11251560A
JPH11251560A JP10046661A JP4666198A JPH11251560A JP H11251560 A JPH11251560 A JP H11251560A JP 10046661 A JP10046661 A JP 10046661A JP 4666198 A JP4666198 A JP 4666198A JP H11251560 A JPH11251560 A JP H11251560A
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JP
Japan
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insulating film
element isolation
film
region
semiconductor
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JP10046661A
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Tatsuo Yamazaki
達生 山崎
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高電圧を扱う周辺回路部の素子分離を確実に
行なうことができかつ記憶保持能力の高い半導体記憶装
置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 レジスト56および積層ゲート46をマ
スクとしてシリコン酸化物に対する選択性の高いエッチ
ング(SASエッチング)を行なう。メモリアレイ部の
フィールド酸化膜44の膜厚を、周辺回路部のフィール
ド酸化膜よりも薄い膜厚であって、SASエッチングに
際しフィールド酸化膜44と同時にエッチングを受ける
サイドウォール58が当該SASエッチング終了時にお
いてONO膜52の側面を保護できる程度に残存するよ
うな膜厚にしている。したがって、高電圧を扱う周辺回
路部の素子分離を確実におこなうことができ、かつ、S
ASエッチングの際にONO膜52の側面がダメージを
受けることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
およびその製造方法に関し、特に、半導体記憶装置を高
密度化するためのSAS(Self Aligned Source)技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】フラッシュEPROMなど不揮発性半導
体記憶装置のメモリアレイを高密度化するための方法と
して、SAS技術が知られている。図16A〜図17B
に基づいて、SAS技術を用いたメモリアレイの製造方
法を説明する。まず、図16Aに示すように、半導体基
板2の上にX方向を長手方向とするストライプ状に、素
子分離のためのフィールド酸化膜4を形成する。
【0003】つぎに、図16Bに示すように、ストライ
プ状のフィールド酸化膜4に直交するストライプ状(Y
方向を長手方向とするストライプ状)に、積層ゲート6
を形成する。積層ゲート6は、メモリセル(図17Bの
メモリセルMC参照)のチャネル形成領域CH上に、ゲ
ート酸化膜8、フローティングゲート10、ONO膜1
2、コントロールゲート14をこの順に積層した構造を
備えている。
【0004】積層ゲート6のうち、ゲート酸化膜8、フ
ローティングゲート10およびONO膜12は、各メモ
リセルごとに独立しているが、コントロールゲート14
は、同一列を構成するメモリセル(Y方向に並んだ複数
のメモリセル)をつなぐように形成されている。
【0005】つぎに、積層ゲート6およびフィールド酸
化膜4に対して自己整合的にドレインDおよび、低濃度
ソースLSを形成する。ドレインDおよび低濃度ソース
LSは、それぞれ、行方向(X方向)に隣接する2つの
メモリセル間で共用される。
【0006】つぎに、図17Aに示すように、ドレイン
Dを覆うようにレジスト16を形成し、レジスト16お
よび積層ゲート6をマスクとしてシリコン酸化物に対す
る選択性の高いエッチングをおこなう。このエッチング
をSASエッチングと呼ぶ。このSASエッチングによ
って、低濃度ソースLS間にあったフィールド酸化膜4
が、選択的に除去される。
【0007】この状態で、高濃度のヒ素(As)をイオ
ン注入する。したがって、高濃度のヒ素は、行方向に隣
接するメモリセル間で共用されるソース形成領域と、当
該ソース形成領域を列方向につなぐ領域すなわち先程の
SASエッチングによってフィールド酸化膜4が除去さ
れた領域とに注入される。
【0008】この後、加熱することにより、図17Bに
示すように、メモリセルの高濃度ソースHSをY方向に
連結した構造の拡散ソース配線15が形成される。この
ようにして、積層ゲート6に対し自己整合的に、拡散ソ
ース配線15を形成することができる。これが、SAS
技術である。SAS技術を用いることにより、半導体記
憶装置を高密度化することができる。
【0009】しかし、上記のSAS技術には、次のよう
な問題点がある。図18に拡大して示すように、SAS
エッチングの際、メモリセルMCのゲート酸化膜8の端
部やソースSの表面がある程度浸食されてしまう。
【0010】これでは、メモリセルMCに対する書込み
や消去の際に重要な役割を果すゲートエッジ部19の形
状や表面状態が不安定になっしまう。すなわち、メモリ
セルMCに対する書込みや消去に要する電圧や、当該電
圧の印加時間に大きなバラ付きを生ずる。
【0011】このような問題を解決するために、図19
A〜図20Bに示すような改良されたSAS技術が提案
されている(特開平7−312395)。図19A、図
20Aは、図17Aの断面19Aに対応する部分の断面
図であり、改良されたSAS技術にかかるものである。
図19B、図20Bは、図17Aの断面19Bに対応す
る部分の断面図であり、改良されたSAS技術にかかる
ものである。
【0012】改良されたSAS技術においては、積層ゲ
ート6を形成した後、SASエッチングする前に、図1
9Aおよび図19Bに示すように、積層ゲート6の側面
にシリコン酸化物で構成されたサイドウォール18を形
成する。
【0013】その後、図20Aおよび図20Bに示すよ
うに、SASエッチングを行なう。サイドウォール18
は、SASエッチングに際してある程度浸食されるもの
の、図20Bに示すように、ゲートエッジ部19の近傍
は、SASエッチング終了に至るまで、サイドウォール
18によって保護される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のSAS技術にも、次のような問題点があっ
た。上記のように改良されたSAS技術を用いることに
よって、図20Bに示すゲートエッジ部19はSASエ
ッチングから保護されるものの、積層ゲート6を構成す
るONO膜12の側面はSASエッチングにさらされて
いる。
【0015】このため、ONO膜12の側面がエッチン
グダメージを受け、メモリセルの電荷保持特性が劣化す
る。すなわち、フローティングゲート10に保持すべき
電荷が、エッチングダメージを受けて絶縁性の低下した
ONO膜12の側面を介して、徐々にコントロールゲー
ト14に逃げてしまう。つまり、メモリセルの記憶保持
能力が低下する。
【0016】これを防止するために、図20Aに示すフ
ィールド酸化膜4の膜厚を薄くする方法が考えられる。
フィールド酸化膜4の膜厚を薄くすれば、SASエッチ
ングの時間を短くすることができ、その結果、SASエ
ッチング終了時において、図20Bに示すサイドウォー
ル18は、まだONO膜12の側面を覆っている状態と
なる。このようにすれば、ONO膜12の側面がSAS
エッチングにさらされることはない。
【0017】しかし、メモリセルMCに対するデータの
書込みや消去には比較的高い電圧が用いられる。したが
って、フィールド酸化膜の厚さを薄くすると、特に高電
圧を扱う周辺回路部での素子分離が不十分となり、耐圧
が低下するおそれがある。
【0018】一方、フィールド酸化膜4の膜厚を厚く保
ちつつ、ONO膜12の側面がSASエッチングにさら
されることを防止する技術も提案されている(特開平9
−82924)。図21A、図22Aは、図17Aの断
面19Aに対応する部分の断面図であり、このようなS
AS技術にかかるものである。図21B、図22Bは、
図17Aの断面19Bに対応する部分の断面図であり、
このようなSAS技術にかかるものである。
【0019】このようなSAS技術においては、図21
Aおよび図21Bに示すように、積層ゲート6の上に、
フィールド酸化膜4とほぼ同じ膜厚のキャップ材17を
形成する。キャップ材17はシリコン酸化物により構成
される。キャップ材17を形成することにより、サイド
ウォール18の高さを高くすることができる。
【0020】その後、図22Aおよび図22Bに示すよ
うに、SASエッチングを行なう。SASエッチング終
了時において、図22Bに示すサイドウォール18は、
ONO膜12の側面を覆っている状態となる。このよう
にすれば、フィールド酸化膜4の膜厚を薄くすることな
く、ONO膜12の側面をSASエッチングから守るこ
とができる。
【0021】しかしながら、このような方法は、厚いフ
ィールド酸化膜4には不向きである。フィールド酸化膜
4の厚さが厚い場合には、キャップ材17の厚さも厚く
する必要があるが、キャップ材17の厚さをあまり厚く
すると、隣接する積層ゲート6の間隔との関係で、均一
にエッチングすることが困難になる。この場合、均一に
エッチングするためには、隣接する積層ゲート6の間隔
を大きくする必要がある。これでは、メモリアレイを高
密度化することはできない。
【0022】図21Bでは、説明の便宜上、積層ゲート
6およびキャップ材17を積層した部分を矩形状に描い
ているが、実際にはエッチング加工の特性により、当該
積層した部分は下側が開いた台形状になっている。台形
側面の傾斜角度は、エッチング条件等の誤差に起因する
誤差を伴う。一方、設計上の寸法は台形の上底寸法(キ
ャップ材17の上端面のX方向の長さ)で与えられるた
め、台形の高さが高いと、台形の下底寸法(積層ゲート
6の下端面のX方向の長さ)の誤差が大きくなる。すな
わち、キャップ材17の厚さが厚いと、その分、キャッ
プ材17を加工する際の寸法変換差が入りやすいという
問題も生ずる。
【0023】また、図22Aおよび図22Bに示すよう
に、キャップ材17の厚さ分だけ、メモリアレイ部の高
さが高くなってしまう。さらに、キャップ材17の厚さ
分だけ、メモリアレイ部の凹凸が大きくなる。このた
め、この上に形成される層間膜(図示せず)の表面の凹
凸が大きくなり、層間膜表面の平坦化が困難になる。し
たがって、層間膜の上に形成される配線層の凹凸も大き
くなるため加工が難しくなり、結果として高密度化を困
難にしている。
【0024】また、仮に、SOG(Spin On Glass)法
等を用いてうまく層間膜表面が平坦化できたとしても、
層間膜の厚さが厚くなるため、配線層と半導体基板2等
とを接続するためのコンタクトホール(図示せず)の深
さが深くなる。この結果、配線抵抗が大きくなり、メモ
リセルの動作速度が低下する。
【0025】この発明は、このような問題点を解決し、
高電圧を扱う周辺回路部の素子分離を確実に行なうこと
ができかつ記憶保持能力の高い半導体記憶装置およびそ
の製造方法を提供することを目的とする。さらに、コン
パクトで動作速度の速い半導体記憶装置およびその製造
方法を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段、発明の作用および効果】
請求項1の半導体記憶装置の製造方法においては、第1
の素子分離用絶縁膜の膜厚を、第2の素子分離用絶縁膜
よりも薄い膜厚であって、選択エッチングに際し第1の
素子分離用絶縁膜と同時にエッチングを受ける側面保護
用絶縁膜が当該選択エッチング終了時において上部絶縁
膜を保護できる程度に残存するような膜厚にしたことを
特徴とする。
【0027】したがって、高電圧を扱う周辺回路部の素
子分離を確実に行なうことができる程度に第2の素子分
離用絶縁膜の膜厚を厚くすることができる。同時に、側
面保護用絶縁膜が選択エッチング終了時において上部絶
縁膜を保護できる程度に残存するように第1の素子分離
用絶縁膜の膜厚を薄くすることができる。このため、選
択エッチングにおいて、上部絶縁膜の端面がダメージを
受けることはない。すなわち、高電圧を扱う周辺回路部
の素子分離を確実に行なうことができかつ記憶保持能力
の高い半導体記憶装置を得ることができる。
【0028】また、第1の素子分離用絶縁膜の膜厚を薄
くしているので、当該絶縁膜の膜厚が厚い場合のように
積層ゲートの上にキャップ材を積み上げる必要がない。
したがって、絶縁ゲート間の距離を広げなくても均一な
エッチングを実現することができる。また、メモリアレ
イ部の表面の凹凸が小さくなるので、メモリアレイ部の
上に形成される層間膜上面の平坦化が容易になる。この
ため、層間膜上に形成される配線層の加工、および、細
密化が可能となる。さらに、層間膜上面の平坦化が容易
になる結果、層間膜の膜厚が薄くてすむ。したがって、
配線層と半導体領域等を接続するために層間膜に設けら
れるコンタクトホールの深さが浅くなり、配線抵抗が小
さくなる。すなわち、コンパクトで動作速度の速い半導
体記憶装置を得ることができる。
【0029】請求項2の半導体記憶装置の製造方法にお
いては、第1の素子分離用絶縁膜のエッチングレートと
側面保護用絶縁膜のエッチングレートとが実質的に同一
になるように双方の絶縁膜の材料を設定し、側面保護用
絶縁膜を、積層ゲートの側面を実質的に上部導電体層の
上端まで覆うサイドウォール状に形成するとともに、第
1の素子分離用絶縁膜の膜厚を実質的に上部導電体層の
膜厚以下にしたことを特徴とする。
【0030】したがって、第1の素子分離用絶縁膜およ
び側面保護用絶縁膜のエッチングレートとを実質的に同
一にすることによって、第1の素子分離用絶縁膜および
上部導電体層の膜厚の調整をするだけで、上部絶縁膜を
選択エッチングから保護することができる。すなわち、
記憶保持能力の高い半導体記憶装置を容易に得ることが
できる。
【0031】請求項3の半導体記憶装置の製造方法にお
いては、絶縁膜を成長させる絶縁膜成長工程を設け、第
1の素子分離用絶縁膜を形成する工程および第2の素子
分離用絶縁膜を形成する工程において、当該絶縁膜成長
工程の一部を共用することを特徴とする。
【0032】したがって、第1の素子分離用絶縁膜を形
成する工程および第2の素子分離用絶縁膜を形成する工
程において、それぞれ独立した絶縁膜成長工程を設ける
場合に比べ、工程数や製造時間を低減することができ
る。このため、半導体記憶装置の製造コストを低減する
ことができる。
【0033】請求項4の半導体記憶装置の製造方法にお
いては、絶縁膜成長工程は、第1の絶縁膜成長工程と、
第1の絶縁膜成長工程の実施後に実施される第2の絶縁
膜成長工程とを備え、第1の絶縁膜成長工程ないし第2
の絶縁膜成長工程のうち実質的にいずれかひとつの絶縁
膜成長工程において絶縁膜を成長させることによって第
1の素子分離用絶縁膜を形成するとともに、第1の絶縁
膜成長工程および第2の絶縁膜成長工程を通して絶縁膜
を成長させることによって第2の素子分離用絶縁膜を形
成することを特徴とする。
【0034】したがって、より少ない工程数および製造
時間で、第1の素子分離用絶縁膜および第2の素子分離
用絶縁膜を形成することが可能となる。すなわち、半導
体記憶装置の製造コストを、より低減することができ
る。
【0035】請求項5の半導体記憶装置の製造方法にお
いては、絶縁膜成長工程は、成長抑制膜で被覆された部
分以外の部分において絶縁膜を成長させる工程であり、
第1の絶縁膜成長工程において、周辺回路部の素子形成
領域およびメモリアレイ部全体を成長抑制膜で被覆する
ことによって、周辺回路部の素子分離領域において絶縁
膜を成長させ、第2の絶縁膜成長工程において、周辺回
路部の素子形成領域およびメモリアレイ部の素子形成領
域を成長抑制膜で被覆することによって、メモリアレイ
部の素子分離領域において絶縁膜を成長させて第1の素
子分離用絶縁膜を形成するとともに、周辺回路部の素子
分離領域の絶縁膜をさらに成長させて第1の素子分離用
絶縁膜より厚い膜厚の第2の素子分離用絶縁膜を得るこ
とを特徴とする。
【0036】したがって、第1の絶縁膜成長工程におい
て周辺回路部の素子形成領域およびメモリアレイ部全体
を覆うように形成した成長抑制膜のうち、メモリアレイ
部の素子分離領域を覆う成長抑制膜を除去するだけで、
第2の絶縁膜成長工程における成長抑制膜を得ることが
可能となる。このため、第1の絶縁膜成長工程後に新た
に成長抑制膜を生成することなく、第2の絶縁膜成長工
程を実施することができる。
【0037】この結果、さらに少ない工程数および製造
時間で、第1の素子分離用絶縁膜および第2の素子分離
用絶縁膜を形成することが可能となる。すなわち、半導
体記憶装置の製造コストを、さらに低減することができ
る。
【0038】請求項6の半導体記憶装置の製造方法にお
いては、半導体領域はシリコン半導体により構成され、
成長抑制膜はシリコン窒化膜であり、絶縁膜成長工程
は、半導体領域の上に熱酸化によってシリコン酸化膜を
成長させる工程であることを特徴とする。
【0039】したがって、シリコン窒化膜に覆われたシ
リコン半導体が熱酸化されにくい性質を利用することに
よって、たとえばLOCOS(Local Oxidation of Sil
icon)法を用いて、容易に第1の素子分離用絶縁膜およ
び第2の素子分離用絶縁膜を形成することができる。
【0040】請求項7の半導体記憶装置は、第1の素子
分離用絶縁膜の膜厚を、第2の素子分離用絶縁膜よりも
薄い膜厚にするとともに、積層ゲートの側面を実質的に
上部絶縁膜の上端まで覆う高さの側面保護用絶縁膜を設
けたことを特徴とする。
【0041】つまり、第1の素子分離用絶縁膜の膜厚を
薄くすることで、第1の高濃度不純物領域を積層ゲート
に対して自己整合的に形成するための選択エッチングを
行なう場合に、側面保護用絶縁膜が選択エッチング終了
時において上部絶縁膜を保護できる程度に残存するよう
にしている。
【0042】したがって、当該選択エッチングにおい
て、上部絶縁膜の端面がダメージを受けることはない。
一方、高電圧を扱う周辺回路部の素子分離を確実に行な
うことができる程度に第2の素子分離用絶縁膜の膜厚を
厚くすることができる。このため、高電圧を扱う周辺回
路部の素子分離を確実に行なうことができかつ記憶保持
能力の高い半導体記憶装置を得ることができる。
【0043】また、第1の素子分離用絶縁膜の膜厚を薄
くしているので、選択エッチングの際、当該絶縁膜の膜
厚が厚い場合のように積層ゲートの上にキャップ材を積
み上げる必要がない。したがって、絶縁ゲート間の距離
を広げなくても均一なエッチングを実現することができ
る。また、メモリアレイ部の表面の凹凸が小さくなるの
で、メモリアレイ部の上に形成される層間膜上面の平坦
化が容易になる。このため、層間膜上に形成される配線
層の加工が容易となり、細密化が可能となる。さらに、
層間膜上面の平坦化が容易になる結果、層間膜の膜厚が
薄くてすむ。したがって、配線層と半導体領域等を接続
するために層間膜に設けられるコンタクトホールの深さ
が浅くなり、配線抵抗が小さくなる。すなわち、コンパ
クトで動作速度の速い半導体記憶装置を得ることができ
る。
【0044】請求項8の半導体記憶装置においては、メ
モリセルの第1の高濃度不純物領域または第2の高濃度
不純物領域を覆うように、第2導電型の低濃度不純物領
域を設けたことを特徴とする。
【0045】したがって、耐圧の大きいメモリセルを得
ることができる。すなわち、第1の素子分離用絶縁膜の
膜厚を厚くすることなく第2の素子分離用絶縁膜の膜厚
のみをさらに厚くすることで、さらに高電圧を扱う周辺
回路部の素子分離を確実に行なうことができかつ記憶保
持能力の高い半導体記憶装置を得ることができる。また
この場合にも、コンパクトで動作速度の速い半導体記憶
装置を得ることができる。
【0046】なお、請求項において、「半導体基板に半
導体領域を設ける」とは、半導体基板に接して半導体領
域を形成する場合、半導体基板の上に形成した一層以上
の別の層の上に半導体領域を形成する場合、および、半
導体基板自体が半導体領域である場合を含む概念であ
る。
【0047】
【発明の実施の形態】図15に、この発明の一実施形態
による半導体記憶装置であるフラッシュEPROMのメ
モリアレイ部の平面構成を概念的に表わした図面を示
す。このフラッシュEPROMは、不揮発性の半導体記
憶装置であり、メモリアレイ部26(図3A参照)に
は、複数のメモリセルMC(図15において、破線で囲
んだ部分)が、直交する行列状に配置されている。な
お、メモリセルMCのX方向の並びを行、Y方向の並び
を列と呼ぶ。
【0048】図9に、メモリアレイ部26の一部を表わ
す斜視図を示す。メモリセルMCは、P型(第1導電
型)の半導体基板22(半導体領域)に設定されたチャ
ネル形成領域CHと、チャネル形成領域CHを挟んで配
置されたN型(第2導電型)のソースSおよびドレイン
D(第2の高濃度不純物領域)と、チャネル形成領域C
Hの上に形成された積層ゲート46を備えている。
【0049】ソースSは、N+型の高濃度ソースHS
と、高濃度ソースHSを取り囲むように形成されたN-
型の低濃度ソースLS(低濃度不純物領域)とを備えて
いる。ドレインDおよび低濃度ソースLSは、それぞ
れ、行方向(X方向)に隣接する2つのメモリセル間で
共用される。メモリセルの高濃度ソースHSは、列方向
(Y方向)に連結され、拡散ソース配線55(第1の高
濃度不純物領域)となっている。異なる行に属するメモ
リセルのドレインDは、フィールド酸化膜44(第1の
素子分離用絶縁膜)によって電気的に分離されている。
【0050】また、積層ゲート46は、ゲート酸化膜4
8(下部絶縁膜)、フローティングゲート50(下部導
電体層)、ONO膜52(上部絶縁膜)、コントロール
ゲート54(上部導電体層)をこの順に積層した構成を
備えている。積層ゲート46のうち、ゲート酸化膜4
8、フローティングゲート50およびONO膜52は、
各メモリセルごとに独立しているが、コントロールゲー
ト54は、同一列を構成するメモリセル(Y方向に並ん
だ複数のメモリセル)をつなぐように形成されている。
なお、図15の右上がりのハッチング部(細線)がコン
トロールゲート54を表わし、右下がりのハッチング部
(太線)がフローティングゲート50を表わす。
【0051】また、このフラッシュEPROMの製造工
程を説明するための図3Aに示すように、メモリアレイ
部26を取り囲むように周辺回路部28が設けられてい
る。また、図3Aの断面3Bを表わす図3Bに示すよう
に、周辺回路部28の素子形成領域30には、メモリセ
ルの周辺回路を構成するトランジスタ等の半導体素子
(図示せず)が配置される。周辺回路部28の素子分離
領域32には、当該半導体素子を電気的に分離するため
のフィールド酸化膜38(第2の素子分離用絶縁膜)が
形成されている。
【0052】また、図3Bに示すように、メモリアレイ
部26の素子分離領域42に形成されたフィールド酸化
膜44の膜厚を、フィールド酸化膜38よりも薄い膜厚
にしている。なお、メモリセルは、メモリアレイ部26
の素子形成領域40に形成される。
【0053】図9に戻って、積層ゲート46の側面に
は、サイドウォール58が形成されている。ソースS側
のサイドウォール58(側面保護用絶縁膜)は、後述す
るSASエッチングによりある程度除去されるものの、
ONO膜52の側面を覆う程度には残存している。
【0054】つぎに、このフラッシュEPROMの製造
方法について説明する。図1Aは、この発明の一実施形
態による半導体記憶装置であるフラッシュEPROMの
製造工程を説明するための、概念的な平面図である。図
1Bは、図1Aの断面1Bを表わす断面図である。図2
Aおよび図2Bならびに図3Aおよび図3Bも、同様で
ある。また、図4〜図9は、当該フラッシュEPROM
の製造工程を説明するための斜視図である。図10A〜
図13Bは、各工程における主要部分の断面図である。
【0055】フラッシュEPROMを製造するには、ま
ず、図1Aおよび図1Bに示すように、フラッシュEP
ROMの周辺回路部28の素子分離領域32に、LOC
OS法を用いてフィールド酸化膜32を成長させる。
【0056】フィールド酸化膜32を形成するには、ま
ず、P型の半導体基板22を用意し、熱酸化を行なうこ
とにより、半導体基板22の上面にパッド酸化膜24を
形成する。つぎに、パッド酸化膜24の上にシリコン窒
化物を堆積させた後、これをパタニングすることによ
り、シリコン窒化膜34、36を形成する。シリコン窒
化膜34は、フラッシュEPROMのメモリアレイ部2
6全域を覆うように形成される。シリコン窒化膜36
は、フラッシュEPROMのの周辺回路部28の素子形
成領域30のみを覆うように形成される。
【0057】この状態から、水蒸気雰囲気中で加熱する
ことにより、シリコン窒化膜34、36に覆われていな
い部分にシリコン酸化膜を成長させる。このようにし
て、周辺回路部28の素子分離領域32に、選択的にフ
ィールド酸化膜32を成長させるのである。これを、第
1のLOCOS工程(第1の絶縁膜成長工程)と呼ぶ。
【0058】つぎに、図2Aおよび図2Bに示すよう
に、レジスト43を形成する。レジスト43は、周辺回
路部28のほぼ全域およびメモリアレイ部26の素子形
成領域40を覆うように形成される。すなわち、メモリ
アレイ部26の素子分離領域42が露出した状態となっ
ている。
【0059】レジスト43をマスクとしてエッチングを
行なうことにより、図3Aに示すように、シリコン窒化
膜34のうち、メモリアレイ部26の素子分離領域42
を覆っていた部分が除去される。すなわち、メモリアレ
イ部26の素子分離領域42の表面に、パッド酸化膜2
4(図1B参照)が露出することになる。なお、周辺回
路部28の素子形成領域30を覆っていたシリコン窒化
膜36は、そのまま残されている。
【0060】この状態から、再び、水蒸気雰囲気中で加
熱することにより、シリコン窒化膜34、36に覆われ
ていない部分のシリコン酸化膜を成長させる。これを、
第2のLOCOS工程(第2の絶縁膜成長工程)と呼
ぶ。第2のLOCOS工程によって、パッド酸化膜24
の露出したメモリアレイ部26の素子分離領域42にフ
ィールド酸化膜44が形成される。同時に、周辺回路部
28のフィールド酸化膜38がさらに成長して厚くな
る。
【0061】このように、2回のLOCOS工程を実施
することによって、周辺回路部28の素子分離領域32
に厚い膜厚のフィールド酸化膜38を形成するととも
に、メモリアレイ部26の素子分離領域42に薄い膜厚
のフィールド酸化膜44を形成することができる。この
後、シリコン窒化膜34、36およびその下のパッド酸
化膜24を除去する。
【0062】このように、この実施形態においては、L
OCOS工程を設け、フィールド酸化膜44を形成する
工程およびフィールド酸化膜38を形成する工程におい
て、当該LOCOS工程の一部を共用するようにしてい
る。
【0063】したがって、フィールド酸化膜44を形成
する工程およびフィールド酸化膜38を形成する工程に
おいて、それぞれ独立したLOCOS工程を設ける場合
に比べ、工程数や製造時間を低減することができる。こ
のため、製造コストを低減することができる。
【0064】また、第1のLOCOS工程と、第1のL
OCOS工程の実施後に実施される第2のLOCOS工
程とを設け、第2のLOCOS工程においてフィールド
酸化膜44を形成するとともに、第1のLOCOS工程
および第2のLOCOS工程を通してシリコン酸化膜を
成長させることによってフィールド酸化膜38を形成し
ている。
【0065】したがって、より少ない工程数および製造
時間で、フィールド酸化膜44およびフィールド酸化膜
38を形成することが可能となる。すなわち、製造コス
トを、より低減することができる。
【0066】また、この実施形態においては、第1のL
OCOS工程において、周辺回路部28の素子形成領域
30およびメモリアレイ部26全体をシリコン窒化膜3
6、34で被覆することによって、周辺回路部28の素
子分離領域32においてシリコン酸化膜を成長させ、第
2のLOCOS工程において、周辺回路部28の素子形
成領域30およびメモリアレイ部26の素子形成領域4
0をシリコン窒化膜36、34で被覆することによっ
て、メモリアレイ部26の素子分離領域42においてシ
リコン酸化膜を成長させてフィールド酸化膜44を形成
するとともに、周辺回路部28の素子分離領域32のシ
リコン酸化膜をさらに成長させて、フィールド酸化膜4
4より厚い膜厚のフィールド酸化膜38を得るようにし
ている。
【0067】したがって、第1のLOCOS工程におい
て周辺回路部28の素子形成領域30およびメモリアレ
イ部26全体を覆うように形成したシリコン窒化膜3
6、34のうち、メモリアレイ部26の素子分離領域4
2を覆うシリコン窒化膜を除去するだけで、第2のLO
COS工程におけるマスクを得ることが可能となる。こ
のため、第1のLOCOS工程後に新たにシリコン窒化
膜を生成することなく、第2のLOCOS工程を実施す
ることができる。
【0068】この結果、さらに少ない工程数および製造
時間で、フィールド酸化膜44およびフィールド酸化膜
38を形成することが可能となる。すなわち、製造コス
トを、さらに低減することができる。
【0069】この実施形態においては、メモリアレイ部
26のフィールド酸化膜44の膜厚を、コントロールゲ
ート54(図9参照)とほぼ同一か、やや薄くなるよう
に設定している。このようにフィールド酸化膜44を薄
くしたとしても、メモリセルMC間の素子分離機能が損
われることはない。
【0070】この理由はかならずしも定かではないが、
図15に示すように、フィールド酸化膜44のうち、Y
方向に隣接する2つのドレインDを結ぶ位置にある部分
の上にコントロールゲート54が配置されていないため
と考えられる。つまり、メモリセルに対する書込み時や
消去時にコントロールゲート54に高電圧が印加された
場合であっても、Y方向に隣接する2つのドレインDを
結ぶ位置に反転層が生ずることはないためと考えられ
る。
【0071】一方、周辺回路部28のフィールド酸化膜
38の膜厚は、高電圧を扱うトランジスタ相互を電気的
に分離し得るような厚さに設定されている。
【0072】なお、この実施形態においては、フィール
ド酸化膜44の膜厚を2500〜3000オングストロ
ーム程度に設定するとともに、フィールド酸化膜38の
膜厚を4000〜5000オングストローム程度に設定
している。
【0073】図4は、このようにして形成された薄いフ
ィールド酸化膜44を備えたメモリアレイ部26を表わ
す斜視図である。上述のように、フィールド酸化膜44
は、X方向を長手方向とするストライプ状に形成されて
いる。
【0074】つぎに、図5に示すように、ストライプ状
のフィールド酸化膜44に直交するストライプ状(Y方
向を長手方向とするストライプ状)に、積層ゲート46
を形成する。積層ゲート46は、つぎのようにして形成
する。
【0075】まず、半導体基板22の露出した素子形成
領域40(図4参照)の表面に、酸化膜48となる熱酸
化膜を形成し、この上に、フローティングゲート50と
なるポリシリコン層を、X方向を長手方向とするストラ
イプ状に形成する。このポリシリコン層を覆うように、
ONO膜52となるONO層を形成する。つぎに、コン
トロールゲート54となるポリシリコン層を堆積させ
る。最後に、このポリシリコン層および上述のONO
層、X方向を長手方向とするストライプ状のポリシリコ
ン層、熱酸化膜をパタニングすることによって、積層ゲ
ート46が形成される。
【0076】つぎに、積層ゲート46に対して自己整合
的に、N-型の低濃度ソースLSおよびN+型のドレイン
Dを形成する。低濃度ソースLSを形成するために、ド
レインDとなるべき領域をレジスト(図示せず)で覆っ
た後、低濃度ソースLSとなるべき領域に低濃度のリン
(P)を注入する。ドレインDを形成するために、低濃
度ソースLSとなるべき領域をレジスト(図示せず)で
覆った後、ドレインDとなるべき領域に高濃度のヒ素
(As)を注入する。その後、アニール(加熱)工程を
経て、低濃度ソースLSおよびドレインDが形成され
る。
【0077】上述のように、低濃度ソースLSおよびド
レインDおよびは、それぞれ、行方向(X方向)に隣接
する2つのメモリセル間で共用される。
【0078】なお、低濃度ソースLSおよびドレインD
の形成工程と前後して、周辺回路部28の素子形成領域
30(図3A、図3B参照)に形成されるべきNチャン
ネル型MOSFETやPチャンネル型MOSFET(図
示せず)のLDD(LightlyDoped Drain)領域を形成し
ておく。
【0079】つぎに、図6に示すように、積層ゲート4
6の側面にシリコン酸化物で構成されたサイドウォール
58を形成する。サイドウォール58は、CVD(化学
的気相成長)法等を用いて、シリコン酸化物を堆積させ
た後、RIE(反応性イオンエッチング)によりこれを
エッチバックすることにより形成する。
【0080】図6における断面10Aを図10Aに示
す。また、図6における断面10Bを図10Bに示す。
図10Bに示すように、サイドウォール58は、積層ゲ
ート46の側面全体を覆うように形成されている。すな
わち、サイドウォール58の上端は、コントロールゲー
ト54の上端に達している。
【0081】なお、この工程において、上述の周辺回路
部28の素子形成領域30に形成されるべきNチャンネ
ル型MOSFETやPチャンネル型MOSFETのゲー
ト側面にも、同様にサイドウォールが形成される。
【0082】つぎに、図7に示すように、ドレインDお
よび、積層ゲート46の一部を覆うように、Y方向を長
手方向とするストライプ状に、レジスト56を形成す
る。図7における断面11Aを図11Aに示す。また、
図7における断面11Bを図11Bに示す。
【0083】つぎに、図8に示すように、レジスト56
および積層ゲート46をマスクとしてシリコン酸化物に
対する選択性の高いエッチング(SASエッチング)を
行なう。図8における断面12Aを図12Aに示す。ま
た、図8における断面12Bを図12Bに示す。
【0084】図12Aに示すように、SASエッチング
によって、低濃度ソースLS(図7参照)間にあったフ
ィールド酸化膜44が、選択的に除去される。同時に、
露出したサイドウォール58も、SASエッチングによ
り浸食され、図12Bのように、背が低くなる。しか
し、上述のようにフィールド酸化膜44の膜厚をコント
ロールゲート54の膜厚とほぼ同程度か、やや薄くなる
ように設定しているので、フィールド酸化膜44の除去
が終了した時点で、ONO膜52の側面はサイドウォー
ル58に覆われた状態になっている。もちろん、積層ゲ
ート46のゲートエッジ部59も、サイドウォール58
に覆われた状態になっている。
【0085】SASエッチングが終了すると、つぎに、
レジスト56および積層ゲート46をマスクとして、高
濃度のヒ素(As)をイオン注入する。イオン注入され
た部分を、図12Aおよび図12Bの×印で示す。すな
わち、図8に示すように、高濃度のヒ素は、低濃度ソー
スLSと、当該低濃度ソースLSをY方向につなぐ領域
すなわち先程のSASエッチングによってフィールド酸
化膜44が除去された領域とに注入される。
【0086】この後、レジスト56をはく離し、加熱す
ることにより、図9に示すように、メモリセルの高濃度
ソースHSが形成されるとともに、高濃度ソースHSを
Y方向に連結した構造の拡散ソース配線55が形成され
る。このようにして、積層ゲート46に対し自己整合的
に、拡散ソース配線55を形成することができる。図9
における断面13Aを図13Aに示す。また、図9にお
ける断面13Bを図13Bに示す。
【0087】なお、拡散ソース配線55の形成工程と前
後して、周辺回路部28の素子形成領域30(図3A、
図3B参照)に形成されるべきNチャンネル型MOSF
ETのN+型のソース/ドレインやPチャンネル型MO
SFETのP+型のソース/ドレインが形成される。
【0088】最後に、図示しないが、層間膜形成工程、
コンタクト形成工程、アルミ配線工程、パッシベーショ
ン膜形成工程等を経て、フラッシュEPROMが製造さ
れる。
【0089】このように、この実施形態においては、メ
モリアレイ部26のフィールド酸化膜44の膜厚を、周
辺回路部28のフィールド酸化膜38よりも薄い膜厚で
あって、SASエッチングに際しフィールド酸化膜44
と同時にエッチングを受けるサイドウォール58が当該
SASエッチング終了時においてONO膜52の側面を
保護できる程度に残存するような膜厚にしている。
【0090】したがって、高電圧を扱う周辺回路部28
の素子分離を確実に行なうことができる程度にフィール
ド酸化膜38の膜厚を厚くすることができる。同時に、
サイドウォール58がSASエッチング終了時において
ONO膜52の側面を保護できる程度に残存するように
フィールド酸化膜44を薄くすることができる。このた
め、SASエッチングにおいて、ONO膜52の側面が
ダメージを受けることはない。すなわち、高電圧を扱う
周辺回路部28の素子分離を確実に行なうことができ、
かつ、記憶保持能力の高いフラッシュEPROMを得る
ことができる。
【0091】また、フィールド酸化膜44の膜厚を薄く
しているので、フィールド酸化膜の膜厚が厚い場合のよ
うに積層ゲートの上にキャップ材を積み上げる必要がな
い。したがって、絶縁ゲート46間の距離を広げなくて
も均一なエッチングを実現することができる。また、メ
モリアレイ部26の表面の凹凸が小さくなるので、メモ
リアレイ部26の上に形成される層間膜上面の平坦化が
容易になる。このため、層間膜上に形成されるアルミ配
線の加工が容易となり、細密化が可能となる。さらに、
層間膜上面の平坦化が容易になる結果、層間膜の膜厚が
薄くてすむ。したがって、アルミ配線と半導体基板22
等を接続するために層間膜に設けられるコンタクトホー
ルの深さが浅くなり、配線抵抗が小さくなる。すなわ
ち、コンパクトで動作速度の速いフラッシュEPROM
を得ることができる。
【0092】また、この実施形態においては、フィール
ド酸化膜44およびサイドウォール58を、いずれもシ
リコン酸化物を用いて形成している。SASエッチング
における両者のエッチングレートは実質的に等しい。ま
た、サイドウォール58を、積層ゲート46の側面を実
質的にコントロールゲート54の上端まで届く高さに形
成するとともに、フィールド酸化膜44の膜厚を実質的
にコントロールゲート54の膜厚とほぼ同等かやや薄い
程度に設定している。
【0093】このように、フィールド酸化膜およびサイ
ドウォール58のエッチングレートを実質的に同一にす
ることによって、フィールド酸化膜44およびコントロ
ールゲート54の膜厚の調整をするだけで、ONO膜5
2をSASエッチングから保護することができる。すな
わち、記憶保持能力の高いフラッシュEPROMを、容
易に得ることができる。
【0094】また、この実施形態においては、メモリセ
ルの高濃度ソースHSを覆うように、低濃度ソースLS
を設けている。すなわち、耐圧の大きいメモリセルとな
っている。このような、耐圧の大きいメモリセルを用い
る場合、すなわち、かなり高電圧を扱う周辺回路部28
が必要となる場合であっても、この発明を適用すれば、
フィールド酸化膜44の膜厚を厚くすることなくフィー
ルド酸化膜38の膜厚のみをさらに厚くすることが可能
となる。
【0095】このようにすれば、周辺回路部28におけ
る素子分離を確実に行なうことができ、かつ、記憶保持
能力の高いフラッシュEPROMを得ることができる。
またこの場合にも、コンパクトで動作速度の速いフラッ
シュEPROMを得ることができる。
【0096】なお、上述の実施形態においては、メモリ
セルの第1の高濃度不純物領域を覆うように低濃度不純
物領域を設けた半導体記憶装置を例に説明したが、この
発明はこれに限定されるものではない。たとえば、第2
の高濃度不純物領域を覆うように低濃度不純物領域を設
けた半導体記憶装置や、第1の高濃度不純物領域および
第2の高濃度不純物領域を覆うように低濃度不純物領域
を設けた半導体記憶装置にも、この発明を適用すること
ができる。さらに、このような低濃度不純物領域を設け
ない半導体記憶装置にも、この発明を適用することがで
きる。
【0097】また、上述の実施形態においては、第1の
絶縁膜成長工程において、周辺回路部の素子分離領域に
おいて絶縁膜を成長させ、第2の絶縁膜成長工程におい
て、メモリアレイ部の素子分離領域において絶縁膜を成
長させて第1の素子分離用絶縁膜を形成するとともに、
周辺回路部の素子分離領域の絶縁膜をさらに成長させて
第1の素子分離用絶縁膜より厚い膜厚の第2の素子分離
用絶縁膜を得るよう構成したが、この発明はこれに限定
されるものではない。
【0098】たとえば、第1の絶縁膜成長工程におい
て、メモリアレイ部の素子分離領域において絶縁膜を成
長させて第1の素子分離用絶縁膜を形成させるとともに
周辺回路部の素子分離領域において絶縁膜を成長させ、
第2の絶縁膜成長工程において、周辺回路部の素子分離
領域の絶縁膜をさらに成長させて第1の素子分離用絶縁
膜より厚い膜厚の第2の素子分離用絶縁膜を得るよう構
成することもできる。
【0099】また、上述の実施形態においては、成長抑
制膜としてシリコン窒化膜を用いた例を説明したが、成
長抑制膜はシリコン窒化膜に限定されるものではない。
また、絶縁膜成長工程として、成長抑制膜で被覆された
部分以外の部分において絶縁膜を成長させる工程を例に
説明したが、この発明はこれに限定されるものではな
い。たとえば、絶縁膜成長工程として、成長促進膜で被
覆された部分において絶縁膜を成長させるような工程を
用いてもよい。
【0100】また、上述の実施形態においては、絶縁膜
成長工程として、第1の絶縁膜成長工程および第2の絶
縁膜成長工程の2つの絶縁膜成長工程を設けた場合を例
に説明したが、3つ以上の絶縁膜成長工程を設けるよう
構成することもできる。
【0101】また、上述の実施形態においては、第1の
素子分離用絶縁膜を形成する工程および第2の素子分離
用絶縁膜を形成する工程において、絶縁膜成長工程の一
部を共用するよう構成したが、第1の素子分離用絶縁膜
を形成する工程および第2の素子分離用絶縁膜を形成す
る工程において、それぞれ独立した絶縁膜成長工程を設
けるよう構成することもできる。
【0102】また、上述の実施形態においては、第1の
素子分離用絶縁膜のエッチングレートと側面保護用絶縁
膜のエッチングレートとが実質的に同一になるように双
方の絶縁膜の材料を設定したが、この発明はこれに限定
されるものではない。たとえば、側面保護用絶縁膜のエ
ッチングレートが第1の素子分離用絶縁膜のエッチング
レートがよりも小さくなるよう設定することもできる。
【0103】このように設定すれば、側面保護用絶縁膜
を積層ゲートの側面を実質的に上部導電体層の上端まで
覆うサイドウォール状に形成する場合、第1の素子分離
用絶縁膜の膜厚が上部導電体層の膜厚以上であっても、
上部絶縁膜を選択エッチングから保護することが可能と
なる。したがって、素子分離能力のより高い第1の素子
分離用絶縁膜を得ることができる。
【0104】また、上述の実施形態においては、上部絶
縁膜としてONO膜を例に説明したが、上部絶縁膜はO
NO膜に限定されるものではない。たとえば、単層のシ
リコン酸化膜により構成される上部絶縁膜等、要は、選
択エッチングによりダメージを受けるおそれのある上部
絶縁膜に適用される。
【0105】なお、上述の実施形態においては、半導体
記憶装置としてフラッシュEPROMを例に説明した
が、この発明はフラッシュEPROMに限定されるもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aは、この発明の一実施形態による半導体
記憶装置であるフラッシュEPROMの製造工程を説明
するための概念的な平面図である。図1Bは、図1Aの
断面1Bを表わす断面図である。
【図2】図2Aは、この発明の一実施形態によるフラッ
シュEPROMの製造工程を説明するための概念的な平
面図である。図2Bは、図2Aの断面2Bを表わす断面
図である。
【図3】図3Aは、この発明の一実施形態によるフラッ
シュEPROMの製造工程を説明するための概念的な平
面図である。図3Bは、図3Aの断面3Bを表わす断面
図である。
【図4】この発明の一実施形態によるフラッシュEPR
OMの製造工程を説明するためのメモリアレイ部26の
斜視図である。
【図5】この発明の一実施形態によるフラッシュEPR
OMの製造工程を説明するためのメモリアレイ部26の
斜視図である。
【図6】この発明の一実施形態によるフラッシュEPR
OMの製造工程を説明するためのメモリアレイ部26の
斜視図である。
【図7】この発明の一実施形態によるフラッシュEPR
OMの製造工程を説明するためのメモリアレイ部26の
斜視図である。
【図8】この発明の一実施形態によるフラッシュEPR
OMの製造工程を説明するためのメモリアレイ部26の
斜視図である。
【図9】この発明の一実施形態によるフラッシュEPR
OMの製造工程を説明するためのメモリアレイ部26の
斜視図である。
【図10】図10Aは、図6における断面10Aを表わ
す図面である。図10Bは、図6における断面10Bを
表わす図面である。
【図11】図11Aは、図7における断面11Aを表わ
す図面である。図11Bは、図7における断面11Bを
表わす図面である。
【図12】図12Aは、図8における断面12Aを表わ
す図面である。図12Bは、図8における断面12Bを
表わす図面である。
【図13】図13Aは、図9における断面13Aを表わ
す図面である。図13Bは、図9における断面13Bを
表わす図面である。
【図14】図7の状態におけるメモリアレイ部の平面構
成を概念的に表わした図面である。
【図15】この発明の一実施形態によるフラッシュEP
ROMのメモリアレイ部の平面構成を概念的に表わした
図面である。
【図16】図16Aおよび図16Bは、従来のSAS技
術を用いたメモリアレイの製造方法を説明するための斜
視図である。
【図17】図17Aおよび図17Bは、従来のSAS技
術を用いたメモリアレイの製造方法を説明するための斜
視図である。
【図18】従来のSAS技術を用いたメモリアレイの製
造方法におけるメモリセルMC部分の断面を示す図面で
ある。
【図19】図19Aは、図17Aの断面19Aに対応す
る部分の断面図であり、従来の他のSAS技術にかかる
ものである。図19Bは、図17Aの断面19Bに対応
する部分の断面図であり、従来の他のSAS技術にかか
るものである。
【図20】図20Aは、図17Aの断面19Aに対応す
る部分の断面図であり、従来の他のSAS技術にかかる
ものである。図20Bは、図17Aの断面19Bに対応
する部分の断面図であり、従来の他のSAS技術にかか
るものである。
【図21】図21Aは、図17Aの断面19Aに対応す
る部分の断面図であり、従来のさらに他のSAS技術に
かかるものである。図21Bは、図17Aの断面19B
に対応する部分の断面図であり、従来のさらに他のSA
S技術にかかるものである。
【図22】図22Aは、図17Aの断面19Aに対応す
る部分の断面図であり、従来のさらに他のSAS技術に
かかるものである。図22Bは、図17Aの断面19B
に対応する部分の断面図であり、従来のさらに他のSA
S技術にかかるものである。
【符号の説明】
44・・・・・・フィールド酸化膜 46・・・・・・積層ゲート 52・・・・・・ONO膜 56・・・・・・レジスト 58・・・・・・サイドウォール

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の(A)ないし(C)、(A)半導体
    基板に設けられた半導体領域に設定された第1導電型の
    チャネル形成領域、(B)チャネル形成領域を挟んで配
    置された第2導電型の第1の高濃度不純物領域および第
    2の高濃度不純物領域、(C)チャネル形成領域の上に
    形成された下記の(c1)ないし(c4)を有する積層ゲート、
    (c1)チャネル形成領域の上に形成された下部絶縁膜、(c
    2)下部絶縁膜の上に形成された下部導電体層、(c3)下部
    導電体層の上に形成された上部絶縁膜、(c4)上部絶縁膜
    の上に形成された上部導電体層、を持つ複数のメモリセ
    ル、を行列配置したメモリアレイ部であって、同一列に
    属するメモリセルの上部導電体層は連続的に形成され、
    隣接する2つの列に属するメモリセルの第1の高濃度不
    純物領域は連続的に形成され、異なる行に属するメモリ
    セルの第2の高濃度不純物領域を電気的に分離する第1
    の素子分離用絶縁膜を備えたメモリアレイ部と、 メモリセルの周辺回路を構成する半導体素子が配置され
    る周辺回路部であって、当該半導体素子を電気的に分離
    する第2の素子分離用絶縁膜を備えた周辺回路部とを備
    えた半導体記憶装置、を製造する方法であって、 半導体領域の上に、メモリセルの行方向にストライプ状
    に第1の素子分離用絶縁膜を形成し、 半導体領域およびストライプ状の第1の素子分離用絶縁
    膜の上に、メモリセルの列方向にストライプ状に積層ゲ
    ートを形成し、 積層ゲートの側面を覆う側面保護用絶縁膜を形成し、 選択エッチングによって、積層ゲートに対して自己整合
    的に第1の素子分離用絶縁膜を除去し、 第1の素子分離用絶縁膜の除去された半導体領域を含む
    半導体領域に、積層ゲートに対して自己整合的に第1の
    高濃度不純物領域を形成する半導体記憶装置の製造方法
    において、 第1の素子分離用絶縁膜の膜厚を、第2の素子分離用絶
    縁膜よりも薄い膜厚であって、前記選択エッチングに際
    し第1の素子分離用絶縁膜と同時にエッチングを受ける
    側面保護用絶縁膜が当該選択エッチング終了時において
    上部絶縁膜を保護できる程度に残存するような膜厚にし
    たことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1の半導体記憶装置の製造方法にお
    いて、 前記第1の素子分離用絶縁膜のエッチングレートと前記
    側面保護用絶縁膜のエッチングレートとが実質的に同一
    になるように双方の絶縁膜の材料を設定し、 側面保護用絶縁膜を、前記積層ゲートの側面を実質的に
    前記上部導電体層の上端まで覆うサイドウォール状に形
    成するとともに、第1の素子分離用絶縁膜の膜厚を実質
    的に上部導電体層の膜厚以下にしたことを特徴とするも
    の。
  3. 【請求項3】請求項1ないし請求項2のいずれかの半導
    体記憶装置の製造方法において、 絶縁膜を成長させる絶縁膜成長工程を設け、 前記第1の素子分離用絶縁膜を形成する工程および第2
    の素子分離用絶縁膜を形成する工程において、当該絶縁
    膜成長工程の一部を共用することを特徴とするもの。
  4. 【請求項4】請求項3の半導体記憶装置の製造方法にお
    いて、 前記絶縁膜成長工程は、第1の絶縁膜成長工程と、第1
    の絶縁膜成長工程の実施後に実施される第2の絶縁膜成
    長工程とを備え、 第1の絶縁膜成長工程ないし第2の絶縁膜成長工程のう
    ち実質的にいずれかひとつの絶縁膜成長工程において絶
    縁膜を成長させることによって前記第1の素子分離用絶
    縁膜を形成するとともに、 第1の絶縁膜成長工程および第2の絶縁膜成長工程を通
    して絶縁膜を成長させることによって前記第2の素子分
    離用絶縁膜を形成することを特徴とするもの。
  5. 【請求項5】請求項4の半導体記憶装置の製造方法にお
    いて、 前記絶縁膜成長工程は、成長抑制膜で被覆された部分以
    外の部分において絶縁膜を成長させる工程であり、 第1の絶縁膜成長工程において、前記周辺回路部の素子
    形成領域および前記メモリアレイ部全体を成長抑制膜で
    被覆することによって、周辺回路部の素子分離領域にお
    いて絶縁膜を成長させ、 第2の絶縁膜成長工程において、周辺回路部の素子形成
    領域およびメモリアレイ部の素子形成領域を成長抑制膜
    で被覆することによって、メモリアレイ部の素子分離領
    域において絶縁膜を成長させて前記第1の素子分離用絶
    縁膜を形成するとともに、周辺回路部の素子分離領域の
    絶縁膜をさらに成長させて第1の素子分離用絶縁膜より
    厚い膜厚の前記第2の素子分離用絶縁膜を得ること、 を特徴とするもの。
  6. 【請求項6】請求項5の半導体記憶装置の製造方法にお
    いて、 前記半導体領域は、シリコン半導体により構成され、 前記成長抑制膜は、シリコン窒化膜であり、 前記絶縁膜成長工程は、半導体領域の上に熱酸化によっ
    てシリコン酸化膜を成長させる工程であること、 を特徴とするもの。
  7. 【請求項7】下記の(A)ないし(C)、 (A)半導体基板に設けられた半導体領域に設定された
    第1導電型のチャネル形成領域、(B)チャネル形成領
    域を挟んで配置された第2導電型の第1の高濃度不純物
    領域および第2の高濃度不純物領域、(C)チャネル形
    成領域の上に形成された下記の(c1)ないし(c4)を有する
    積層ゲート、(c1)チャネル形成領域の上に形成された下
    部絶縁膜、(c2)下部絶縁膜の上に形成された下部導電体
    層、(c3)下部導電体層の上に形成された上部絶縁膜、(c
    4)上部絶縁膜の上に形成された上部導電体層、を持つ複
    数のメモリセル、を行列配置したメモリアレイ部であっ
    て、同一列に属するメモリセルの上部導電体層は連続的
    に形成され、隣接する2つの列に属するメモリセルの第
    1の高濃度不純物領域は連続的にかつ積層ゲートに対し
    て自己整合的に形成され、異なる行に属するメモリセル
    の第2の高濃度不純物領域を電気的に分離する第1の素
    子分離用絶縁膜を備えたメモリアレイ部と、 メモリセルの周辺回路を構成する半導体素子が配置され
    る周辺回路部であって、当該半導体素子を電気的に分離
    する第2の素子分離用絶縁膜を備えた周辺回路部とを備
    えた半導体記憶装置において、 第1の素子分離用絶縁膜の膜厚を、第2の素子分離用絶
    縁膜よりも薄い膜厚にするとともに、積層ゲートの側面
    を実質的に上部絶縁膜の上端まで覆う高さの側面保護用
    絶縁膜を設けたこと、 を特徴とする半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】請求項7の半導体記憶装置において、 前記メモリセルの第1の高濃度不純物領域または第2の
    高濃度不純物領域を覆うように、第2導電型の低濃度不
    純物領域を設けたことを特徴とするもの。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2398652A (en) * 2002-11-15 2004-08-25 Hewlett Packard Development Co Customization apparatus and method
US7813616B2 (en) 2003-05-21 2010-10-12 Renesas Technology Corp. Semiconductor device with dummy electrode

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