JPH11251394A - 基板搬送装置および基板搬送方法 - Google Patents

基板搬送装置および基板搬送方法

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JPH11251394A
JPH11251394A JP4762998A JP4762998A JPH11251394A JP H11251394 A JPH11251394 A JP H11251394A JP 4762998 A JP4762998 A JP 4762998A JP 4762998 A JP4762998 A JP 4762998A JP H11251394 A JPH11251394 A JP H11251394A
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JP
Japan
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substrate
cassette
substrate transfer
cassette mounting
intrusion
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Application number
JP4762998A
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English (en)
Inventor
Jun Watanabe
純 渡辺
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハードインターロック構成を採用しても、装置
の稼働率が下がることのない基板搬送装置および基板搬
送方法を提供する。 【解決手段】カセット載置部1とウエハ搬送部2との境
界部11には、カセット載置部1側からウエハ搬送部2
側へ侵入する人手などを検出するためのエリアセンサ1
0が配置されている。エリアセンサ10は、境界部11
の一方端部に設けられた投光素子群12と、この投光素
子群12に対向して境界部11の他方端部に設けられた
受光素子群13とを有している。エリアセンサ10は、
カセット載置部1からウエハ搬送部2へ人手などが侵入
したときに、投光素子群12から受光素子群13に至る
複数本のビームのうち、隣接する少なくとも2本のビー
ムが遮断されるように構成されている。エリアセンサ1
0の隣接する2本以上のビームが遮断されると、インデ
クサロボット3への駆動電力の供給が強制的に遮断され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶表示装置用ガラス基板、PDP(プラズマディスプレ
イパネル)用ガラス基板のような基板を搬送するための
基板搬送装置および基板搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程には、半導体ウエ
ハ(以下、単に「ウエハ」という。)の表面に薄膜を形
成する工程や、ウエハの表面から不要物を除去するため
の洗浄工程などが含まれる。これらの工程は、それぞれ
個別の処理装置によって行われるのが一般的であり、1
つの処理装置から他の処理装置への基板の搬送には、複
数枚のウエハを整列して収容することのできるカセット
が用いられている。これに応じて、各処理装置には、カ
セットを載置するためのカセット載置部と、ウエハに処
理を施すための処理部と、カセット載置部に載置された
カセットからウエハを1枚ずつ取り出して処理部に搬送
したり、処理部から処理済みのウエハを受け取ってカセ
ットに収納したりするためのインデクサロボットを含む
基板搬送部とが備えられている。
【0003】基板搬送部は、インデクサロボットによる
カセットへのアクセスが可能なようにカセット載置部に
隣接して設けられている。そのため、作業者がカセット
載置部にカセットを載置する際など、カセット載置部に
カセットが載置されていない状態で人手をカセット載置
部に侵入させたときに、人手が誤って基板搬送部に入り
込むおそれがある。もし人手が基板搬送部へ侵入したと
きにインデクサロボットが動作していると、この動作中
のインデクサロボットによって人手を怪我してしまうお
それがある。
【0004】そこで、従来の処理装置においては、カセ
ット載置部への人手などの侵入を検出するためのエリア
センサが設けられており、このエリアセンサによって人
手などの侵入が検出された場合、直ちにインデクサロボ
ットの動作が停止されるように構成されている。具体的
には、従来の処理装置では、ソフトウエアインターロッ
ク構成が採用されており、人手などの検出に応答してエ
リアセンサから出力される検出信号は、たとえばマイク
ロコンピュータで構成される制御部に入力されるように
なっている。制御部は、エリアセンサからの検出信号に
応答し、インデクサロボットの駆動源としてのモータを
駆動するためのドライバに向けて、モータを停止させる
ための制御信号を出力する。これにより、モータの駆動
が停止されて、インデクサロボットの動作が停止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなソフトウエアインターロック構成では、制御部に
おける処理にある程度の時間を要するため、人手などが
カセット載置部に侵入してからすみやかに基板搬送部に
至ると、インデクサロボットの動作停止が間に合わない
かもしれない。また、制御部を構成するマイクロコンピ
ュータが暴走することも考えられ、マイクロコンピュー
タが暴走した場合には、インターロックの機能が良好に
働かないおそれもある。そのため、従来のソフトウエア
インターロック構成を採用した装置においては、インデ
クサロボットの動作中に人手を基板搬送部に侵入させな
いように注意を促す警告ラベルを装置の外板に貼り付け
ることで、人手とインデクサロボットとの接触による事
故の発生を防いでいる。
【0006】人手とインデクサロボットとの接触事故を
より確実に防止するには、たとえば、ドライバからモー
タへ供給される電流を導通/遮断するためのリレーを設
け、このリレーをエリアセンサからの検出信号の出力に
連動してオフにすることによってインデクサロボットの
動作を停止させるハードウエアインターロック構成を採
用することが考えられる。最近では、さらなる安全性を
確保するために、このハードウエアインターロック構成
の採用が望まれている。
【0007】ところが、ハードウエアインターロック構
成を採用した場合、エリアセンサによって人手が検出さ
れると、制御部からドライバに向けて制御信号が出力さ
れ続けているにもかかわらずモータが強制停止されるた
め、制御部がインデクサロボットの位置を正確に把握で
きなくなる。そのため、人手がカセット載置部に侵入し
てモータが強制停止される度に処理装置を初期化する必
要があり、インデクサロボットが停止されてから処理が
再開されるまでに長い時間を要してしまう。
【0008】したがって、カセット載置部にカセットを
載置したり、カセット載置部からカセットを取り除いた
りする頻度を考えると、装置の稼働率をある一定以上に
保つためには、従来の装置においてハードウエアインタ
ーロック構成を採用することはできなかった。そこで、
この発明の目的は、ハードウエアインターロック構成を
採用しても、装置の稼働率が下がることのない基板搬送
装置および基板搬送方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板を収
容可能なカセットが載置されるカセット載置部と、基板
を保持するための基板保持ハンドを上記カセット載置部
に載置されているカセットにアクセスさせて、そのカセ
ットに対して基板を取出しまたは収納する基板搬送手段
を有する基板搬送部と、少なくとも上記カセット載置部
側から上記基板搬送部側への物体の侵入を検出して検出
信号を出力する侵入検出手段とを含むことを特徴とする
基板搬送装置である。
【0010】この構成によれば、侵入検出手段は、カセ
ット載置部側から基板搬送部への物体の侵入を検出する
ものであり、装置外部からカセット載置部への物体の侵
入を検出するものではない。したがって、たとえば、侵
入検出手段によって基板搬送部への物体の侵入が検出さ
れたことに基づいて基板搬送手段の動作を停止させるイ
ンターロック構成が採用されている場合に、作業者やA
GV(Automated Guided Vehicle)がカセット載置部にカ
セットを載置したり、カセット載置部からカセットを取
り除いたりしても、人手などが基板搬送部に侵入しない
かぎりは、基板搬送手段の動作が停止されるといったこ
とがない。ゆえに、侵入検出手段(エリアセンサ)がカ
セット載置部に侵入する人手などを検出できる位置に設
けられた従来装置に比べて、基板搬送手段の稼働率を向
上させることができる。
【0011】また、カセット載置部にカセットを載置す
る度に基板搬送手段の動作が停止されるといったことが
ないから、侵入検出手段からの検出信号の出力に応答し
て基板搬送手段へ供給される駆動電力を遮断するハード
ウエアインターロック構成が採用されても、装置の稼働
率が低下することがない。請求項2記載の発明は、上記
侵入検出手段は、上記カセット載置部に載置されている
カセットへの上記基板保持ハンドの侵入を検出した場合
には上記検出信号を出力しないことを特徴とする請求項
1記載の基板搬送装置である。
【0012】この構成によれば、侵入検出手段が基板保
持ハンドのカセットへのアクセスを検出して検出信号を
出力するといったことがないから、上記のようなインタ
ーロック構成が備えられている場合に、基板保持ハンド
がカセットにアクセスに応答して、基板搬送手段の動作
が強制停止されることはない。したがって、基板搬送手
段の動作に支障を与えることはなく、基板搬送手段によ
る基板の搬送をスムーズに行うことができる。
【0013】請求項3記載の発明は、上記侵入検出手段
は、上記カセット載置部と上記基板搬送部との間に設け
られ、投光部と受光部とを対向させた複数組の光学式透
過型センサを投光部から受光部へ入力される各ビームが
互いに平行となるように配列したエリアセンサを含むこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の基板搬送装置
である。
【0014】この構成によれば、侵入検出手段は、複数
組の光学式透過型センサで構成することができる。請求
項4記載の発明は、上記基板保持ハンドの厚みは、隣接
する光学式透過型センサのビーム間隔よりも小さいこと
を特徴とする請求項3記載の基板搬送装置である。
【0015】また、請求項5記載の発明は、上記侵入検
出手段は、隣接する2本以上のビームが遮られたときに
上記検出信号を出力するものであることを特徴とする請
求項4記載の基板搬送装置である。以上の構成によれ
ば、基板保持ハンドの厚みが隣接する光学式透過型セン
サのビーム間隔よりも小さく構成されていることによ
り、1本のビームのみが遮断された場合には、基板保持
ハンドがカセットにアクセスしたと判断し、隣接する2
本以上のビームが遮られた場合には、請求項5に記載さ
れているように、カセット載置部側から基板搬送部側へ
物体が侵入したと判断することができる。
【0016】なお、侵入検出手段は、たとえば、エリア
センサと、このエリアセンサの隣接する2本以上のビー
ムが遮られたときに検出信号を出力するハードウエアロ
ジックとを含むのが好ましい。請求項6記載の発明は、
上記侵入検出手段から上記検出信号が出力されたことに
応答して、上記基板搬送手段へ供給される駆動電力を遮
断する遮断手段をさらに含むことを特徴とする請求項1
ないし5のいずれかに記載の基板搬送装置である。
【0017】上記遮断手段は、ハードウエア回路で構成
され、たとえば、上記基板搬送手段の駆動源とこの駆動
源を駆動するためのドライバとの間に設けられたリレー
と、侵入検出手段からの検出信号の出力に応答して上記
リレーをオフにするリレードライバとを含むものである
のが好ましい。この構成によれば、人手などの物体がカ
セット載置部側から基板搬送部側へ侵入し、その侵入し
た物体が侵入検出手段によって検出されると、これに応
答して基板搬送手段へ供給される駆動電力が遮断され
る。これにより、人手が基板搬送部へ誤って侵入して
も、その侵入した人手が動作中の基板搬送手段と接触す
ることがないので、人手と基板搬送手段との接触による
事故の発生を確実に防止することができる。
【0018】また、基板搬送手段への駆動電力の供給を
遮断することによって基板搬送手段の動作を停止させる
ハードウエアインターロック構成が採用されているの
で、マイクロコンピュータからの制御信号に基づいて基
板搬送手段の動作を停止させるソフトウエアインターロ
ック構成を採用した場合とは異なり、マイクロコンピュ
ータの暴走による誤動作を生じるおそれがない。また、
侵入検出手段で人手などが検出されると即座に基板搬送
手段への駆動電力を遮断することができる。ゆえに、人
手と基板搬送手段との接触事故を確実に防止することが
できる。
【0019】請求項7記載の発明は、カセット載置部に
載置されたカセットに対して基板を取出しまたは収納す
るための基板搬送手段による基板搬送方法であって、上
記カセット載置部と、上記基板搬送手段を含む基板搬送
部との間に設けられた侵入検出手段によって、少なくと
も上記カセット載置部から上記基板搬送部への物体の侵
入を検出することを特徴とする基板搬送方法である。
【0020】この方法によれば、請求項1の発明と同様
な効果を得ることができる。なお、侵入検出手段によっ
て上記カセット載置部から上記基板搬送部への物体の侵
入が検出されたときに、ハードウエアインターロックを
作動させて、上記基板搬送手段へ供給される駆動電力を
遮断することが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係る基板搬送装置が備えられた基板
処理装置のレイアウトを簡略化して示す平面図である。
また、図2は、図1に示す基板処理装置を簡略化して示
す正面図である。この基板処理装置は、基板としてのウ
エハWをカセットCから1枚ずつ取り出し、このウエハ
Wに対して第1の薬液処理、第2の薬液処理および水洗
・乾燥処理を順に施すことにより、ウエハWの洗浄を行
う枚葉式洗浄装置である。第1および第2の薬液処理
は、たとえば、フッ酸やアンモニア水などの薬液を用い
てウエハWの表面を洗浄するための処理であり、たとえ
ば、第1の薬液処理と第2の薬液処理とでは異なる薬液
が用いられる。また、水洗・乾燥処理は、薬液処理後の
ウエハWを純水によってリンスし、さらに、高速に回転
させて水切り乾燥を行うための処理である。
【0022】上記の処理を実行するために、この基板処
理装置は、インデクサ部INDと、このインデクサ部I
NDに隣接して設けられた処理部Pとを有している。イ
ンデクサ部INDは、複数枚のウエハWを収容可能なカ
セットCを複数個(この実施形態では4個)一列状に整
列して載置することができるカセット載置部1と、カセ
ット載置部1に隣接して設けられたウエハ搬送部2とを
有している。ウエハ搬送部2には、カセット載置部1に
載置されたカセットCから未処理のウエハWを1枚ずつ
取り出したり、カセットCに処理済みのウエハWを1枚
ずつ収容したりするためのインデクサロボット3が備え
られている。
【0023】インデクサロボット3は、ウエハWを保持
するためのハンド31を有している。ハンド31は、カ
セット載置部1におけるカセットCの配列方向に沿って
往復移動することができるキャリッジ32上に取り付け
られている。また、ハンド31は、キャリッジ32上で
キャリッジ32の移動方向と直交する水平方向に進退す
ることができ、さらに上下方向に昇降することができる
ようになっている。したがって、キャリッジ32の移動
とキャリッジ32上でのハンド31の進退および昇降と
の組み合わせにより、ハンド31は、任意のカセットC
に対してウエハWを出し入れすることができる。
【0024】インデクサ部INDにはさらに、カセット
載置部1からウエハ搬送部2へ侵入する人手などを検出
するためのエリアセンサ10が設けられている。エリア
センサ10は、カセット載置部1とウエハ搬送部2との
境界部11に設けられており、インデクサロボット3の
移動方向に沿った境界部11の一方端部に設けられた複
数個の投光素子を含む投光素子群12と、この投光素子
群12に対向して境界部11の他方端部に設けられた複
数個の受光素子を含む受光素子群13とを有している。
この投光素子群12および受光素子群13は、投光素子
群12から受光素子群13へ入力される複数本のビーム
が互いに等間隔をあけて平行をなすように構成されてい
る。言い換えれば、エリアセンサ10は、一対の投光素
子12および受光素子13からなる光学式透過型センサ
を、上下方向に等間隔で複数組並べることによって構成
されている。
【0025】処理部Pは、ウエハ搬送部2の中間付近か
らウエハ搬送部2と直交する方向に沿って延びた直線搬
送路4と、この直線搬送路4に沿って走行する主搬送ロ
ボットMTRとを備えている。直線搬送路4の両側に
は、第1処理トラック5と第2処理トラック6とが振り
分けられている。第1処理トラック5および第2処理ト
ラック6は、それぞれ、上記第1の薬液処理を行う第1
薬液処理部MTC1と、上記第2の薬液処理を行う第2
薬液処理部MTC2と、上記水洗・乾燥処理を行う水洗
・乾燥処理部DTCとを有しており、これらの複数の処
理部は、インデクサ部INDに遠い側から上記の順序で
直線搬送路4に沿って配列されている。
【0026】第1処理トラック5および第2処理トラッ
ク6の第1薬液処理部MTC1、第2薬液処理部MTC
2および水洗・乾燥処理部DTCに対するウエハWの搬
入および搬出は、主搬送ロボットMTRによって行われ
る。主搬送ロボットMTRは、未処理のウエハWをイン
デクサロボット3から受け取って第1薬液処理部MTC
1に搬入し、第1薬液処理部MTC1での処理が終了し
た後のウエハWを搬出して第2薬液処理部MTC2に搬
入し、この第2薬液処理部MTC2での処理が終了した
後のウエハWを搬出して水洗・乾燥処理部DTCに搬入
し、この水洗・乾燥処理部DTCでの処理が完了したウ
エハWを搬出して、インデクサロボット3に受け渡す。
【0027】図3は、インデクサ部INDの電気的な構
成を示すブロック図である。インデクサブロックIND
のウエハ搬送ブロック2に備えられたインデクサロボッ
ト3の動作は、CPU、RAMおよびROMを含む制御
部20によって制御されるようになっている。すなわ
ち、インデクサロボット2の駆動源であるモータMは、
モータMを駆動するためのモータドライバ21およびこ
のモータドライバ21からモータMへ流れる電流を導通
/遮断するためのリレー22を介して制御部20に接続
されている。制御部20は、リレー22が導通状態で、
モータドライバ22へ制御信号を出力/停止してモータ
Mの駆動を制御することにより、インデクサロボット3
の動作を制御する。
【0028】モータドライバ21とモータMとの間に設
けられているリレー22は、通常は導通状態であり、カ
セット載置部1とウエハ搬送部2との境界部11に設け
られているエリアセンサ10によって、カセット載置部
1からウエハ搬送部2へ侵入する人手などが検出される
と、この検出に応答して遮断状態に切り換えられるよう
になっている。
【0029】具体的に説明すれば、エリアセンサ10
は、図4に示すように、カセット載置部1からウエハ搬
送部2へ人手Hが侵入したときに、投光素子群12から
対向する受光素子群13に至る複数本のビームBMのう
ち、隣接する少なくとも2本のビームBMが遮断される
ように構成されている。また、エリアセンサ10は、ウ
エハ搬送部2からカセット載置部1にアクセスするイン
デクサロボット3のハンド31によっては1本のビーム
BMしか遮断されないように構成されている。つまり、
エリアセンサ10は、隣接するビームBMの間隔dがハ
ンド31の上下方向の厚みよりも大きく、かつ、隣接す
るビームBMの間隔dを2倍した幅よりも人手Hの上下
方向の厚みの方が大きいように構成されている。
【0030】エリアセンサ10の出力は、AND回路な
どを含むロジック23に与えられる。ロジック23は、
エリアセンサ10の隣接する2本以上のビームBMが遮
断されると、リレー22の接点を開閉するためのリレー
ドライバ24に向けて検出信号を出力する。リレードラ
イバ24は、ロジック23からの検出信号の入力に応答
して、リレー22の接点を開いてリレー22を遮断状態
にする。そして、リレー22が導通状態から遮断状態に
切り換えられることにより、モータドライバ221から
モータMに供給される電力が遮断されて、インデクサロ
ボット3の動作が停止する。
【0031】以上の構成によれば、人手Hがカセット載
置部1側からウエハ搬送部2側へ侵入し、その侵入した
人手Hによってエリアセンサ10の隣接する2本以上の
ビームBMが遮断されると、リレー22が導通状態から
遮断状態に切り換えられる。その結果、モータMへの通
電が遮断されて、インデクサロボット3の動作が停止す
る。これにより、人手Hがウエハ搬送部2へ誤って侵入
しても、その侵入した人手Hに動作中のインデクサロボ
ット3が接触するといったことがない。
【0032】また、この実施形態においては、人手Hが
ウエハ搬送部2へ侵入したときにインデクサロボット3
を強制停止させるための構成として、モータドライバ2
1とモータMとの間に設けられたリレー22をロジック
23からの検出信号の出力に連動してオフにすることに
より、モータMへの給電を中断してインデクサロボット
の動作を停止させるハードウエアインターロック構成が
採用されている。このハードウエアインターロックは、
エリアセンサ10からリレー22までがすべてハードウ
エア回路で構成されており、ソフトウエアを用いずに実
現されている。したがって、たとえ制御部20のCPU
が暴走した場合であっても、ウエハ搬送部2への人手H
の侵入に応答して、インデクサロボット3の動作を確実
に停止させることができる。また、エリアセンサ10で
人手Hが検出されると即座にリレー22を遮断状態に切
り換えることができるので、人手Hとインデクサロボッ
ト3との接触事故をより確実に防止することができる。
【0033】さらに、エリアセンサ10がカセット載置
部1とウエハ搬送部2との境界部11に設置されている
から、人手Hがウエハ搬送部2に侵入しないかぎりは、
作業者やAGV(Automated Guided Vehicle)によってカ
セット載置部1にカセットCが載置されたり、カセット
載置部1からカセットCが取り除かれたりする度に、イ
ンデクサロボット3の動作が停止されるといったことが
ない。ゆえに、上記のようなハードウエアインターロッ
ク構成を採用しても、エリアセンサ10をカセット載置
部1に侵入する人手Hなどを検出できる位置に設けた従
来装置に比べて、インデクサロボット3の稼働率を向上
させることができる。
【0034】また、エリアセンサ10は、インデクサロ
ボット3のハンド31によって2本以上のビームBMが
遮断されないように構成されているから、ハンド31の
カセット載置部1へのアクセスによって、インデクサロ
ボット3の動作が強制停止されることはない。したがっ
て、インデクサロボット3の動作に支障を与えることは
なく、インデクサロボット3によるウエハWの搬送をス
ムーズに行うことができる。
【0035】なお、上述の実施形態においては、エリア
センサ10が一対の投光素子群12および受光素子群1
3によって構成されるとしているが、これに限定され
ず、エリアセンサ10が複数対の投光素子群および受光
素子群によって構成されていてもよい。たとえば、二対
の投光素子群および受光素子群でエリアセンサ10が構
成される場合には、一方の対90をなす投光素子群およ
び受光素子群と他方の対91をなす投光素子群および受
光素子群とを、図5に示すように、投光素子群から受光
素子群へ入力されるビームBMの間隔Dの半分の幅D/
2だけ上下にずらして設けることにより、エリアセンサ
10全体としてのビームBMの間隔をD/2にすること
ができる。したがって、隣接するビームBMの間隔を2
倍した幅よりも人手Hの上下方向の厚みの方が大きいと
いった条件を満たすようなビーム間隔の細かい投光素子
群および受光素子群の対が利用できない場合であって
も、複数対の投光素子群および受光素子群を用いてエリ
アセンサを10を構成することにより、隣接するビーム
BMの間隔がハンド31の上下方向の厚みよりも大き
く、かつ、隣接するビームBMの間隔を2倍した幅より
も人手Hの上下方向の厚みの方が大きいといった条件を
満たすことができる。
【0036】また、上記の実施形態においては、ウエハ
Wを搬送する構成を例にとったが、この発明は、液晶表
示装置用ガラス基板やPDP(プラズマディスプレイパ
ネル)用ガラス基板などの他の種類の基板を搬送するた
めの装置にも適用することができる。その他、特許請求
の範囲に記載された技術的事項の範囲内で、種々の設計
変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る基板搬送装置が備
えられた基板処理装置のレイアウトを簡略化して示す平
面図である。
【図2】図1に示す基板処理装置を簡略化して示す正面
図である。
【図3】インデクサ部の電気的な構成を示すブロック図
である。
【図4】エリアセンサの構成について説明するための図
である。
【図5】エリアセンサの他の構成について説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 カセット載置部 2 ウエハ搬送部(基板搬送部) 3 インデクサロボット(基板搬送手段) 10 エリアセンサ(侵入検出手段) 12 投光素子群 13 受光素子群 22 リレー(遮断手段) 23 ロジック(侵入検出手段) 24 リレードライバ(遮断手段) 31 ハンド(基板保持ハンド) C カセット H 人手 M モータ(駆動源) W ウエハ(基板) BM ビーム IND インデクサ部(基板搬送装置) d ビーム間隔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板を収容可能なカセットが載置されるカ
    セット載置部と、 基板を保持するための基板保持ハンドを上記カセット載
    置部に載置されているカセットにアクセスさせて、その
    カセットに対して基板を取出しまたは収納する基板搬送
    手段を有する基板搬送部と、 少なくとも上記カセット載置部側から上記基板搬送部側
    への物体の侵入を検出して検出信号を出力する侵入検出
    手段とを含むことを特徴とする基板搬送装置。
  2. 【請求項2】上記侵入検出手段は、上記カセット載置部
    に載置されているカセットへの上記基板保持ハンドの侵
    入を検出した場合には上記検出信号を出力しないことを
    特徴とする請求項1記載の基板搬送装置。
  3. 【請求項3】上記侵入検出手段は、上記カセット載置部
    と上記基板搬送部との間に設けられ、投光部と受光部と
    を対向させた複数組の光学式透過型センサを投光部から
    受光部へ入力される各ビームが互いに平行となるように
    配列したエリアセンサを含むことを特徴とする請求項1
    または2に記載の基板搬送装置。
  4. 【請求項4】上記基板保持ハンドの厚みは、隣接する光
    学式透過型センサのビーム間隔よりも小さいことを特徴
    とする請求項3記載の基板搬送装置。
  5. 【請求項5】上記侵入検出手段は、隣接する2本以上の
    ビームが遮られたときに上記検出信号を出力するもので
    あることを特徴とする請求項4記載の基板搬送装置。
  6. 【請求項6】上記侵入検出手段から上記検出信号が出力
    されたことに応答して、上記基板搬送手段へ供給される
    駆動電力を遮断する遮断手段をさらに含むことを特徴と
    する請求項1ないし5のいずれかに記載の基板搬送装
    置。
  7. 【請求項7】カセット載置部に載置されたカセットに対
    して基板を取出しまたは収納するための基板搬送手段に
    よる基板搬送方法であって、 上記カセット載置部と、上記基板搬送手段を含む基板搬
    送部との間に設けられた侵入検出手段によって、少なく
    とも上記カセット載置部から上記基板搬送部への物体の
    侵入を検出することを特徴とする基板搬送方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018039525A1 (en) * 2016-08-26 2018-03-01 Applied Materials, Inc. Chemical mechanical polishing tool with robot access to cassettes

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