JPH11250826A - シャドウマスク - Google Patents

シャドウマスク

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JPH11250826A
JPH11250826A JP4495998A JP4495998A JPH11250826A JP H11250826 A JPH11250826 A JP H11250826A JP 4495998 A JP4495998 A JP 4495998A JP 4495998 A JP4495998 A JP 4495998A JP H11250826 A JPH11250826 A JP H11250826A
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JP
Japan
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frame
shadow mask
cathode ray
weight
damping
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Application number
JP4495998A
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English (en)
Inventor
Hideo Suzuki
秀生 鈴木
Koji Nakagawa
浩司 仲川
Masao Hayashi
正夫 林
Shiro Kashiwabara
志郎 柏原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electronics Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/07Shadow masks
    • H01J2229/0727Aperture plate
    • H01J2229/0738Mitigating undesirable mechanical effects
    • H01J2229/0744Vibrations

Landscapes

  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャドウマスクの枠体の振動を簡単かつ効率
的に防止して、陰極線管の画面品質を向上させる。 【解決手段】 シャドウマスク10の枠体20に取り付
けられ、弾力的に変形可能であり、一端44が陰極線管
50の内壁に当接する位置に延びている制振部片40を
備えたり、枠体20の中空部24に自由振動可能に配置
された制振錘体を備えたりすることで、枠体20の振動
を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャドウマスクに
関し、カラーTVなどの陰極線管に組み込まれ、陰極線
の通過を制御するシャドウマスクに関する。
【0002】
【従来の技術】シャドウマスクは、多数の微細な孔やス
リットからなる陰極線通過部が設けられており、陰極線
管の電子銃から発射された陰極線が、シャドウマスクの
陰極線通過部を通過して前面パネルの蛍光体を発光させ
ることで、微細な光点の集合として画面が構成される。
【0003】シャドウマスクの一般的な構造としては、
鋼材などで構成された矩形状のフレームと、鉄の薄板な
どからなり陰極線通過部となる孔やスリットが貫通形成
されたマスクとで構成されている。薄いマスクを剛性の
高いフレームに緊張状態で貼り付けておくことで、マス
クおよび陰極線通過部の位置を正確に維持している。し
かし、陰極線管の外部から振動や衝撃力が加わると、フ
レームが振動を起こし、このフレームの振動がマスクに
伝達され、マスクが振動を起こして陰極線通過部の位置
が前後左右にずれることになる。陰極線通過部の位置が
動くと、画面上の光点が移動したり焦点がぼやけたりし
て、画面に色ずれやボケなどの問題が生じて画面の品質
が低下する。
【0004】カラーTVでは、陰極線管に隣接して大型
のスピーカが設置されることがあり、スピーカからの音
声による振動が、フレームを介してマスクにまで伝わり
易い。特に、近年はTV画面の大型化が進められてお
り、シャドウマスクのマスクも大面積になるため、余計
に振動したり陰極線通過部の位置が移動したりし易くな
り、画面の品質にも影響が出やすい。
【0005】従来、マスクの振動を防止する手段とし
て、両端がフレームに固定されたダンパ線をマスクを横
断して表面に当接させたり、同じく両端がフレームに固
定された帯状金属板をマスクの外周辺に当接させたりし
て、マスクの振動を抑える技術が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記したダンパ線や帯
状金属板で、フレームに対するマスクの振動あるいは移
動を防止できたとしても、フレーム全体が振動したり移
動したりすると、マスクの陰極線通過部が動いて、画面
の品質を低下させてしまう。フレームは、外側面に配置
された複数個所の取付金具で、陰極線管の前面パネルに
取り付けられる。この状態でフレームに振動や衝撃が加
わると、取付金具の位置を節にする弦の振動のような状
態でフレーム全体に振動を生じることになる。フレーム
全体が振動すれば、フレームに対するマスクの振動をい
くら抑えても、陰極線通過部の移動を阻止することはで
きない。
【0007】フレームの剛性を高めたり、前面パネルに
対するフレームの固定をより強固にすれば、フレームに
振動が発生する可能性は少なくなるが、剛性の高いフレ
ームは重量および外形が増大してしまう。フレームを前
面パネルに強固に固定するには、固定構造が複雑になっ
たり固定個所が増えたりして、固定作業の能率が低下し
てコストも高くつくことになる。
【0008】本発明の課題は、シャドウマスクのうちフ
レームの振動を簡単かつ効率的に防止して、陰極線管の
画面品質を向上させることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のシャドウマスク
は、陰極線管に取り付けられ陰極線が通過するシャドウ
マスクであって、陰極線管に取り付けられる枠体と、枠
体に貼設され陰極線通過部を有するマスクとを備える。
シャドウマスクの基本構造は、通常の陰極線管に取り付
けられるシャドウマスクと同様である。
【0010】枠体は、ステンレス鋼などの剛性の高い金
属材料で構成されている。枠体の形状は、TV受像機な
どの陰極線管の寸法形状に合わせて、矩形状などの所定
の寸法形状を有している。枠体には、陰極線管の前面パ
ネルに取り付けるための固定金具などからなる固定部を
備えておくことができる。マスクは、鉄の薄板などから
なり、ほぼ全面にわたって微細な孔やスリットからなる
陰極線通過部が貫通形成されている。
【0011】シャドウマスクには、枠体の振動を抑える
制振手段を備えている。 〔制振部片〕制振手段として制振部片が用いられる。制
振部片は、枠体に取り付けられ、弾力的に変形可能であ
り、一端が陰極線管の内壁に当接する位置に延びてい
る。
【0012】制振部片の材料としては、ステンレス鋼板
など、シャドウマスクの製造工程で加わる高熱に耐える
耐熱性を有するとともに弾力的に変形することで振動を
吸収する作用のある材料が用いられる。金属の他、セラ
ミックやガラスなどを用いることもできる。制振部片
が、難磁性体の制振金属からなるものであれば、制振効
果が高いとともに磁化による悪影響が生じ難い。難磁性
体は、比透磁率が高く、保磁力が小さい材料である。具
体的には、軟鋼材を熱処理した材料や、13Cr合金な
どのJISに規定されるステンレス鋼材などが使用でき
る。
【0013】枠体に対する制振部片の固定は、通常の固
着手段が用いられる。制振部片の形状構造は、枠体に対
する制振部片の固定を行う取付部と、陰極線管の内壁に
当接する当接部とを有していれば、具体的な形状構造は
特に限定されない。例えば、短冊状の板材を偏平なS字
形に屈曲させて、一端を取付部、他端を当接部にするこ
とができる。
【0014】制振部片は、枠体のうち、振動を防止した
い個所あるいは振動の振幅が大きくなる個所に取り付け
ることができる。通常は、枠体の外側面が好ましい。枠
体の外面の複数個所に、陰極線管の内壁に固定される固
定部を有している場合、この固定部の位置では振動の振
幅は小さくなり、複数の固定部の中間位置では振幅が大
きくなる。そこで、制振部片を、枠体の固定部同士の中
間位置に配置しておくことが有効である。より具体的に
は、矩形状の枠体の各辺中央にそれぞれ固定部が配置さ
れている場合、各固定部の中間になる枠体の四隅部に制
振部片を配置しておくことができる。各隅部を挟んで両
側に制振部片を取り付けておくことができる。 〔制振錘体〕制振手段として制振錘体が用いられる。
【0015】この場合、枠体として、内部に中空部を有
するものを用いる。中空部は、枠体の一部のみに設けら
れていてもよいし、枠体の全周に沿って設けられていて
もよい。枠体の軽量化を図るために中空の型鋼材で組み
立てられた枠体の場合には、枠体の全周に沿って中空部
を備えている。制振錘体は、枠体の中空部に自由振動可
能に配置され、枠体の振動が伝達されることで振動のエ
ネルギーを吸収する。具体的には、制振錘体と枠体との
摩擦接触、制振錘体の慣性力、あるいは、制振錘体の移
動に伴う制振錘体およびその支持構造の変形などの作用
で、振動エネルギーが吸収される。
【0016】制振錘体を構成する錘部材は、ある程度の
重量と体積があれば、その材料および具体的形状構造は
特に限定されない。各種の制振金属を用いることができ
る。錘部材が難磁性体の制振金属からなるものであれ
ば、制振効果が高いとともに磁化による悪影響が生じ難
い。具体的には、13Cr合金などのJISに規定され
るステンレス鋼材が使用できる。
【0017】錘部材は、前記した振動吸収のために必要
な運動が可能な程度に移動できるようにして枠体に取り
付けておく必要がある。但し、所定の位置から大きく移
動してしまうと、振動の吸収が効率的に行えなくなる。
そこで、錘部材を所定の位置付近に支持する手段を備え
ておくことが好ましい。
【0018】例えば、複数個の錘部材をワイヤで連結し
ておくことができる。ワイヤによる連結は、それぞれの
錘部材が独立して振動吸収作用を果たすとともに、ワイ
ヤで連結された錘部材同士の相互運動による振動吸収作
用も生じるので、振動の吸収効率が高くなる。枠体の中
空部に支持軸を固定し、この支持軸に円盤状の錘部材を
嵌挿して支持させておくことができる。錘円盤は支持軸
に沿って移動可能になる。
【0019】球状の錘部材を、中空部に配置された規制
壁で移動を規制するようにして配置しておくことができ
る。球状錘の外形と規制壁との間にある程度の隙間を設
けておけば、球状錘による制振機能が良好に発揮でき
る。錘部材を、中空部の内壁に突設された弾性柱の先端
に支持しておくことができる。弾性柱は、バネ鋼などの
弾性を有する材料で構成される。枠体の振動に伴い、弾
性柱が弾性変形をしつつ錘部材が揺動することになり、
錘部材の慣性や弾性柱の変形によって振動エネルギーを
吸収することができる。
【0020】制振錘体は、枠体の1個所だけに配置して
おいてもよいし、振動の抑制に有効な複数個所に配置し
ておくこともできる。例えば、前記した各側辺に固定部
を有する矩形の枠体の場合、枠体の四隅で中空部に制振
錘体を備えておくことが有効である。枠体の対向辺に沿
って制振錘体を配置しておくこともできる。 〔難磁性体の制振金属〕前記制振部片や制振錘体等とし
て使用される難磁性体の制振金属として以下の材料が使
用できる。
【0021】軟鋼板(連続鋳造低炭素鋼)が用いられ
る。この軟鋼板に、窒素ガス雰囲気中で575℃×15
分の熱処理を行う。熱処理後の材料が、比透磁率(μ
0.35)≧300、保磁力(Hc10 Oe)≦3.
0の特性を備えているものを使用する。上記磁気特性の
測定は、JIS−C−2550の電気鉄板試験方法に準
じて行う。
【0022】
【発明の実施の形態】〔第1の実施形態〕図1、図2に
示すシャドウマスクは、制振部片を備えている。全体が
矩形の枠状をなす枠体20は、その断面が直角三角形状
をなす中空体であり、直角三角形の直交2辺が側面と底
面を構成し、斜辺が内側を向くように配置されている。
【0023】枠体20の上端には、矩形状のマスク30
が貼り付けられている。マスク30は、薄いステンレス
鋼板からなり、図2に示すように、多数の微細な陰極線
通過孔32が貫通形成されている。枠体20の各辺の外
側面中央にはそれぞれ、固定金具22が取り付けられて
いる。固定金具22は、薄い金属板が偏平に引き延ばさ
れたS字形に屈曲形成されており、一端は枠体20に熔
接固定され、他端は枠体20の外側に張り出している。
図2に示すように、枠体20は、凹状に成形された前面
パネル50の内部に収容される。この状態で、枠体20
の固定金具22を前面パネル50に固定することで、枠
体20を前面パネル50に取り付ける。
【0024】枠体20の外側面の四隅には、それぞれの
角部を挟んで両側に、制振部片40が取り付けられてい
る。制振部片40は、バネ性を有する制振ステンレス鋼
などからなり、全体が短冊状をなすとともに偏平に引き
延ばされたS字形に屈曲されている。制振部片40の一
端は取付部42となり、枠体20の表面に熔接などで固
定されている。制振部片40の他端は当接部44とな
り、枠体20の表面から離れて枠体20の上面すなわち
マスク30側に延びている。当接部44は取付部42に
対して弾力的に移動可能になっている。
【0025】図2に示すように、前面パネル50の内側
にシャドウマスク10を取り付けた状態で、枠体20の
制振部片40は外側に張り出した当接部44が前面パネ
ル50の内面に当接する。当接部44は弾力的に変形し
た状態で前面パネル50に押し当てられることになる。
この状態で、陰極線管に振動や衝撃が加わると、シャド
ウマスク10の枠体20のうち、前面パネル50に強固
に固定されている固定金具22の位置では、振動の振幅
はゼロであるか極めて小さい。しかし、枠体20のう
ち、複数の固定金具22の間で前面パネル50に固定さ
れていない部分では、枠体20が比較的自由に振動でき
てしまい、振幅が大きくなる。
【0026】しかし、上記実施形態では、固定金具22
の中間になり振幅が大きくなり易い枠体20の四隅に制
振部片40が配置されているため、枠体20が振動を起
こすと、制振部片40の当接部44が前面パネル50の
内面との間で接触したまま擦れるように運動する。この
当接部44と前面パネル50の内面との摩擦接触によっ
て振動のエネルギーが吸収され、振動を抑制する作用が
生じる。制振部片40の変形による振動エネルギーの吸
収も生じる。 〔第2の実施形態〕図3、図4に示すシャドウマスク1
0は、制振錘体を備えている。
【0027】図3に示すように、枠体20の対向する長
辺の中空部24それぞれに、多数の円柱錘62が、互い
をワイヤ64で連結した状態で収容されていて、制振錘
体60を構成している。図4に示すように、円柱錘62
の外形と中空部24の内壁との間にはわずかに隙間が設
けられ、円柱錘62がある程度は運動できるようになっ
ている。
【0028】上記実施形態では、枠体20に振動が加わ
ったときに、多数の円柱錘62が独立して運動を行うこ
とで、互いの運動エネルギーを相殺するようにして振動
エネルギーを効率的に吸収することができる。円柱錘6
2同士をつなぐワイヤ64が伸びたり縮んだりすること
でも振動が吸収される。ワイヤ64で連結された円柱錘
62は大きく移動することがなく、中空部24の一部に
偏って配置されることが防げる。
【0029】枠体20の振動の振幅は、枠体20の長辺
側で大きくなり易いので、この長辺側に沿って多数の円
柱錘62を配置しておけば、枠体20の長辺側における
振動を効率的に抑えることができる。 〔第3の実施形態〕図5、図6に示すシャドウマスク1
0は、前記実施形態と制振錘体の構造が異なり、円盤錘
72を用いる。
【0030】円盤状をなす錘72が、枠体20の中空部
24の隅部に配置されている。円盤錘72は、中空部2
4の底面に立設された支持柱74に嵌挿されて、制振錘
体70を構成している。円盤錘72は支持柱74に対し
て移動可能である。円盤錘72の外形と中空部24の内
面との間にもわずかな隙間を設けており、円盤錘72は
ある程度の運動が許されている。
【0031】枠体20に振動が加わると、中空部24の
内部で円盤錘72が運動し、円盤錘72と中空部24の
内面との摩擦接触によって振動エネルギーが吸収され
る。また、円盤錘72が支持柱74に沿って運動すると
きの慣性力も振動の吸収に役立つ。 〔第4の実施形態〕図7、図8に示すシャドウマスク1
0は、L字板錘80を用いる。
【0032】図8に示すように平面L字形をなすL字板
錘80が、枠体20の中空部24のL字形をなす隅部に
嵌まり込んでいる。L字板錘80と中空部24の内壁と
の間にはわずかに隙間が設けられており、L字板錘80
にはある程度の運動が許されている。枠体20に振動が
加わると、中空部24の内部でL字板錘80が運動し、
L字板錘80の外面と中空部24の内面との間の摩擦接
触によって振動エネルギーが吸収される。 〔第5の実施形態〕図9に示すシャドウマスク10は、
球状錘90を用いる。
【0033】球状をなす錘90が、枠体20の中空部2
4の隅部に配置されている。球状錘90の両側には、中
空部24の内壁から突出する規制壁26、26が配置さ
れている。球状錘90は規制壁26の内側である程度の
運動は可能であるが、規制壁26の外側にまで出ること
はない。枠体20の振動で、球状錘90が運動し、球状
錘90と中空部24の内面および規制壁26の内面との
摩擦接触および球状錘90の慣性力によって振動エネル
ギーを吸収する。
【0034】上記実施形態において、規制壁26、26
の内側に複数個の球状錘90を配置しておけば、球状錘
90同士の接触や衝突による振動の吸収作用も生じる。 〔第6の実施形態〕図10に示すシャドウマスク10
は、弾性柱104に支持された錘ブロック102を用い
る。
【0035】中空部24の外周側の内壁から水平方向
に、バネ鋼材からなる弾性柱104が突設されている。
弾性柱104の先端には、球状の錘ブロック102が取
り付けられていて、制振錘体100を構成している。錘
ブロック102は中空部24の内壁との間に十分な隙間
をあけて配置されている。枠体20に振動が加わると、
弾性柱104に支持された錘ブロック102には慣性力
があるので、枠体20の運動と錘ブロック102の運動
との間にずれが生じる。このずれは、弾性柱104の弾
性変形によって可能になる。枠体20と錘ブロック10
4の運動のずれによって枠体20の振動が抑えられる。
【0036】
【発明の効果】本発明のシャドウマスクは、前記した陰
極線管の内壁に当接する制振部片、あるいは、枠体の中
空部に配置された制振錘体を備えていることで、枠体の
振動を効率的に抑えることができる。その結果、枠体に
取り付けられたマスクの陰極線通過部に位置ずれが起き
て画質が低下するという問題を防止することができる。
【0037】特に、前記した制振部片は、極めて簡単な
構造で、既存の枠体にも容易に追加取付することができ
る。しかも、マスクに振動を伝達するまでに、前面パネ
ルと枠体との間で振動を抑えるので、画質に影響を与え
るマスクに振動が伝わり難い。前記した制振錘体は、中
空部に配置されるので、枠体の外形が大きくならず、シ
ャドウマスクの取扱いも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を表すシャドウマスクの斜視
【図2】取付状態を示す断面図
【図3】別の実施形態を表すシャドウマスクの一部断面
平面図
【図4】要部の拡大断面図
【図5】別の実施形態を表すシャドウマスクの要部垂直
断面図
【図6】同上の要部水平断面図
【図7】別の実施形態を表すシャドウマスクの要部垂直
断面図
【図8】同上の要部水平断面図
【図9】別の実施形態を表すシャドウマスクの要部水平
断面図
【図10】別の実施形態を表すシャドウマスクの要部垂
直断面図
【符号の説明】
10 シャドウマスク 20 枠体 22 固定金具 26 規制壁 30 マスク 40 制振部片 42 取付部 44 当接部 50 前面パネル 60、70、80、90、100 制振錘体 62 円柱錘 64 ワイヤ 72 円盤錘 74 支持柱 102 錘ブロック 104 弾性柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 正夫 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内 (72)発明者 柏原 志郎 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管の内部に装着され、陰極線が通
    過するシャドウマスクであって、 前記陰極線管の内壁に取り付けられる枠体と、 前記枠体に貼設され陰極線通過部を有するマスクと、 前記枠体に取り付けられ、弾力的に変形可能であり、一
    端が前記陰極線管の内壁に当接する位置に延びている制
    振部片とを備えるシャドウマスク。
  2. 【請求項2】 前記制振部片が、難磁性体の制振金属か
    らなる請求項1に記載のシャドウマスク。
  3. 【請求項3】 前記枠体が、外側面の複数個所に、前記
    陰極線管の内壁に固定される固定部を有し、 前記制振部片が、前記枠体の固定部同士の間に配置され
    ている請求項1または2に記載のシャドウマスク。
  4. 【請求項4】 陰極線管の内部に装着され、陰極線が通
    過するシャドウマスクであって、 前記陰極線管に取り付けられ、内部に中空部を有する枠
    体と、 前記枠体に貼設され陰極線通過部を有するマスクと、 前記枠体の中空部に自由振動可能に配置された制振錘体
    とを備えるシャドウマスク。
  5. 【請求項5】 前記制振錘体が、複数個の錘部材と、前
    記錘部材同士を連結するワイヤとを備える請求項4に記
    載のシャドウマスク。
  6. 【請求項6】 前記制振錘体が、前記枠体の中空部に固
    定された支持軸と、前記支持軸に嵌挿された錘部材とを
    備える請求項4に記載のシャドウマスク。
  7. 【請求項7】 前記制振錘体が、球状の錘部材を備え、 前記中空部に前記球状の錘部材の移動を規制する規制壁
    をさらに備える請求項4に記載のシャドウマスク。
  8. 【請求項8】 前記制振錘体が、弾性材料からなり前記
    中空部の内壁に突設された弾性柱と、前記弾性柱の先端
    に支持された錘部材とを備える請求項4に記載のシャド
    ウマスク。
  9. 【請求項9】 前記枠体が矩形状をなし、 前記制振錘体が、枠体の四隅の中空部に配置されている
    請求項4〜8の何れかに記載のシャドウマスク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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