JPH11250825A - シャドウマスク - Google Patents
シャドウマスクInfo
- Publication number
- JPH11250825A JPH11250825A JP4495898A JP4495898A JPH11250825A JP H11250825 A JPH11250825 A JP H11250825A JP 4495898 A JP4495898 A JP 4495898A JP 4495898 A JP4495898 A JP 4495898A JP H11250825 A JPH11250825 A JP H11250825A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mask
- vibration
- cathode ray
- piece
- damping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2229/00—Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
- H01J2229/07—Shadow masks
- H01J2229/0727—Aperture plate
- H01J2229/0738—Mitigating undesirable mechanical effects
- H01J2229/0744—Vibrations
Landscapes
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 目障りなダンパ線を用いずにマスクの振動を
効率的に防止する。 【解決手段】 複数枚の帯材料が積層されてなり、マス
ク３０のうち陰極線通過部が配置されていない外周辺に
沿ってマスク３０に当接して配置され、両端が枠体２０
に支持される制振帯４０を備える。
効率的に防止する。 【解決手段】 複数枚の帯材料が積層されてなり、マス
ク３０のうち陰極線通過部が配置されていない外周辺に
沿ってマスク３０に当接して配置され、両端が枠体２０
に支持される制振帯４０を備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャドウマスクに
関し、カラーＴＶなどの陰極線管に組み込まれ、陰極線
の通過を制御するシャドウマスクに関する。
関し、カラーＴＶなどの陰極線管に組み込まれ、陰極線
の通過を制御するシャドウマスクに関する。
【０００２】
【従来の技術】シャドウマスクは、多数の微細な孔やス
リットからなる陰極線通過部が設けられており、陰極線
管の電子銃から発射された陰極線が、シャドウマスクの
陰極線通過部を通過して前面パネルの蛍光体を発光させ
ることで、微細な光点の集合として画面が構成される。
リットからなる陰極線通過部が設けられており、陰極線
管の電子銃から発射された陰極線が、シャドウマスクの
陰極線通過部を通過して前面パネルの蛍光体を発光させ
ることで、微細な光点の集合として画面が構成される。
【０００３】シャドウマスクの一般的な構造としては、
鋼材などで構成された矩形状のフレームと、鉄の薄膜な
どからなり陰極線通過部となる孔やスリットが貫通形成
されたマスクとで構成されている。剛性の高いフレーム
に薄いマスクを緊張状態で貼り付けておくことで、マス
クおよび陰極線通過部の位置を正確に維持している。し
かし、外部から振動や衝撃力が加わると、フレームを介
してマスクにも振動が伝達され、マスクが振動を起こし
陰極線通過部の位置が前後にずれることになる。陰極線
通過部の位置が動くと、画面上の光点が移動したり焦点
がぼやけたりして、画面に色ずれやボケなどの問題が生
じ、画質が低下してしまう。
鋼材などで構成された矩形状のフレームと、鉄の薄膜な
どからなり陰極線通過部となる孔やスリットが貫通形成
されたマスクとで構成されている。剛性の高いフレーム
に薄いマスクを緊張状態で貼り付けておくことで、マス
クおよび陰極線通過部の位置を正確に維持している。し
かし、外部から振動や衝撃力が加わると、フレームを介
してマスクにも振動が伝達され、マスクが振動を起こし
陰極線通過部の位置が前後にずれることになる。陰極線
通過部の位置が動くと、画面上の光点が移動したり焦点
がぼやけたりして、画面に色ずれやボケなどの問題が生
じ、画質が低下してしまう。
【０００４】カラーＴＶでは、陰極線管に隣接して大型
のスピーカが設置されることがあり、スピーカからの音
声による振動が、マスクまで伝わり易い。特に、近年は
ＴＶ画面の大型化が進められており、シャドウマスクの
マスクも大面積になるため、余計に振動したり陰極線通
過部の位置が移動したりし易くなり、画面の品質にも影
響が出やすい。
のスピーカが設置されることがあり、スピーカからの音
声による振動が、マスクまで伝わり易い。特に、近年は
ＴＶ画面の大型化が進められており、シャドウマスクの
マスクも大面積になるため、余計に振動したり陰極線通
過部の位置が移動したりし易くなり、画面の品質にも影
響が出やすい。
【０００５】そこで、前記したマスクの振動や陰極線通
過部の移動を阻止する技術が提案されている。ダンパ線
と呼ばれるワイヤを、マスクの表面を横断して貼設して
おく方法がある。マスクの振動をダンパ線で抑えるもの
である。特開平５−１４４３８３号公報には、円筒面状
をなすマスクの周辺に沿って帯状金属板を当接させるこ
とで、マスクの振動を減衰させる技術が示されている。
過部の移動を阻止する技術が提案されている。ダンパ線
と呼ばれるワイヤを、マスクの表面を横断して貼設して
おく方法がある。マスクの振動をダンパ線で抑えるもの
である。特開平５−１４４３８３号公報には、円筒面状
をなすマスクの周辺に沿って帯状金属板を当接させるこ
とで、マスクの振動を減衰させる技術が示されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記したダンパ線を用
いる技術では、マスクの表面をダンパ線が横断している
ため、画面に細い線が見えることになり、目障りである
という問題がある。前記した帯状金属板を用いる技術で
は、帯状金属板がマスクの周辺に沿って配置されるた
め、前記ダンパ線のように画面に見えてしまうという問
題は生じないが、その代わりに、マスクの振動を十分に
吸収できないという問題がある。
いる技術では、マスクの表面をダンパ線が横断している
ため、画面に細い線が見えることになり、目障りである
という問題がある。前記した帯状金属板を用いる技術で
は、帯状金属板がマスクの周辺に沿って配置されるた
め、前記ダンパ線のように画面に見えてしまうという問
題は生じないが、その代わりに、マスクの振動を十分に
吸収できないという問題がある。
【０００７】これは、マスクの振動は、フレームで支持
された周辺個所よりも中央部分のほうが大きいので、マ
スクの周辺に配置された１枚の帯状金属板だけでは、マ
スクの振動を十分に吸収できなかったのである。本発明
の課題は、前記した従来におけるマスクの振動防止技術
が有する問題点を解消し、目障りなダンパ線を用いずに
マスクの振動を効率的に防止することである。
された周辺個所よりも中央部分のほうが大きいので、マ
スクの周辺に配置された１枚の帯状金属板だけでは、マ
スクの振動を十分に吸収できなかったのである。本発明
の課題は、前記した従来におけるマスクの振動防止技術
が有する問題点を解消し、目障りなダンパ線を用いずに
マスクの振動を効率的に防止することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明のシャドウマスク
は、陰極線管に取り付けられ陰極線が通過するシャドウ
マスクであって、陰極線管に取り付けられる枠体と、枠
体に貼設され陰極線通過部を有するマスクとを備える。
シャドウマスクの基本構造は、通常の陰極線管に取り付
けられるシャドウマスクと同様である。
は、陰極線管に取り付けられ陰極線が通過するシャドウ
マスクであって、陰極線管に取り付けられる枠体と、枠
体に貼設され陰極線通過部を有するマスクとを備える。
シャドウマスクの基本構造は、通常の陰極線管に取り付
けられるシャドウマスクと同様である。
【０００９】枠体は、ステンレス鋼などの剛性の高い金
属材料で構成されている。枠体の形状は、ＴＶ受像機な
どの陰極線管の寸法形状に合わせて、矩形状などの所定
の寸法形状を有している。マスクは、鉄の薄板などから
なり、ほぼ全面にわたって微細な孔やスリットからなる
陰極線通過部が貫通形成されている。
属材料で構成されている。枠体の形状は、ＴＶ受像機な
どの陰極線管の寸法形状に合わせて、矩形状などの所定
の寸法形状を有している。マスクは、鉄の薄板などから
なり、ほぼ全面にわたって微細な孔やスリットからなる
陰極線通過部が貫通形成されている。
【００１０】シャドウマスクには、マスクの振動を抑え
る制振手段を備えている。 〔制振帯〕制振手段として制振帯が用いられる。制振帯
は、複数枚の帯材料が積層されてなり、マスクのうち陰
極線通過部が配置されていない外周辺に沿ってマスクに
当接して配置され、両端が枠体に支持される。
る制振手段を備えている。 〔制振帯〕制振手段として制振帯が用いられる。制振帯
は、複数枚の帯材料が積層されてなり、マスクのうち陰
極線通過部が配置されていない外周辺に沿ってマスクに
当接して配置され、両端が枠体に支持される。
【００１１】制振帯は通常、マスクの長辺側で対向する
２辺に沿って配置されるが、一方の長辺のみに配置され
てもよいし、短辺に配置することもできる。制振帯が、
細い線材を編織したメッシュ材料であることができる。
メッシュ材料は、陰極線管の製造工程における加熱処理
に耐えうる耐熱性の材料であることが好ましく、金属や
ガラス、セラミック、炭素繊維などが採用される。
２辺に沿って配置されるが、一方の長辺のみに配置され
てもよいし、短辺に配置することもできる。制振帯が、
細い線材を編織したメッシュ材料であることができる。
メッシュ材料は、陰極線管の製造工程における加熱処理
に耐えうる耐熱性の材料であることが好ましく、金属や
ガラス、セラミック、炭素繊維などが採用される。
【００１２】制振帯が、難磁性体の制振金属からなるも
のであれば、制振効果が高いとともに磁化による悪影響
が生じ難い。難磁性体は、比透磁率が高く、保磁力が小
さい材料である。具体的には、軟鋼材を熱処理した材料
や、１３Ｃｒ合金などのＪＩＳに規定されるステンレス
鋼材などが使用できる。制振帯は、通常は、マスクの表
面側すなわち陰極線管の蛍光面側に配置されるが、マス
クの背面側に配置することもできる。
のであれば、制振効果が高いとともに磁化による悪影響
が生じ難い。難磁性体は、比透磁率が高く、保磁力が小
さい材料である。具体的には、軟鋼材を熱処理した材料
や、１３Ｃｒ合金などのＪＩＳに規定されるステンレス
鋼材などが使用できる。制振帯は、通常は、マスクの表
面側すなわち陰極線管の蛍光面側に配置されるが、マス
クの背面側に配置することもできる。
【００１３】制振帯は、その両端のみを枠体の側面など
に固定しておくのが好ましい。マスクに対して制振帯が
ある程度自由に移動できるほうが、振動の吸収作用が良
好に働く。枠体に対する制振帯の固定は、通常の固着手
段が採用できる。制振帯を構成する複数枚の帯材料は、
互いに重ね合わされているだけであってよい。帯材料同
士が自由に移動できるようにしておくことで、振動の吸
収が良好に行われる。帯材料同士が長さ方向の途中にお
いて熔接等でスポット的に接合されていれば、帯材料の
積層状態がずれ難くなる。
に固定しておくのが好ましい。マスクに対して制振帯が
ある程度自由に移動できるほうが、振動の吸収作用が良
好に働く。枠体に対する制振帯の固定は、通常の固着手
段が採用できる。制振帯を構成する複数枚の帯材料は、
互いに重ね合わされているだけであってよい。帯材料同
士が自由に移動できるようにしておくことで、振動の吸
収が良好に行われる。帯材料同士が長さ方向の途中にお
いて熔接等でスポット的に接合されていれば、帯材料の
積層状態がずれ難くなる。
【００１４】制振帯として、比較的に幅の広い帯材料を
幅方向に折り畳んで、複数枚の帯材料が積層された状態
を構成することもできる。 〔制振片材〕制振手段として制振片材が用いられる。制
振片材は、マスクのうち陰極線通過部が配置されていな
い外周辺に沿ってマスクに当接して配置される当接片
と、当接片に連設され前記枠体に取り付けられる取付片
とを有する。
幅方向に折り畳んで、複数枚の帯材料が積層された状態
を構成することもできる。 〔制振片材〕制振手段として制振片材が用いられる。制
振片材は、マスクのうち陰極線通過部が配置されていな
い外周辺に沿ってマスクに当接して配置される当接片
と、当接片に連設され前記枠体に取り付けられる取付片
とを有する。
【００１５】制振片材は、前記制振帯と同様に、耐熱性
を有し制振性に優れた材料が好ましい。当接片は、マス
クの振動を抑えるのに適した位置および形状で、マスク
に沿って配置される。例えば、マスクの周辺に沿って延
びる短冊状の当接片が用いられる。
を有し制振性に優れた材料が好ましい。当接片は、マス
クの振動を抑えるのに適した位置および形状で、マスク
に沿って配置される。例えば、マスクの周辺に沿って延
びる短冊状の当接片が用いられる。
【００１６】取付片は、制振片材を枠体に確実に取り付
けられるとともに、当接片によるマスクの振動防止作用
が良好に発揮できる配置形状で設けられる。具体的に
は、当接片と取付片とが互いにＬ字形に連設され、当接
片がマスクの表面に当接し、取付片が枠体の外側面に当
接するように配置することができる。当接片がマスクの
背面に当接し、取付片が枠体の内側面に取り付けられる
ようにすることもできる。この場合、制振片材がシャド
ウマスクの外部にはみ出すことがなく、シャドウマスク
を陰極線管の前面パネルに取り付けたりする作業の邪魔
になり難い。
けられるとともに、当接片によるマスクの振動防止作用
が良好に発揮できる配置形状で設けられる。具体的に
は、当接片と取付片とが互いにＬ字形に連設され、当接
片がマスクの表面に当接し、取付片が枠体の外側面に当
接するように配置することができる。当接片がマスクの
背面に当接し、取付片が枠体の内側面に取り付けられる
ようにすることもできる。この場合、制振片材がシャド
ウマスクの外部にはみ出すことがなく、シャドウマスク
を陰極線管の前面パネルに取り付けたりする作業の邪魔
になり難い。
【００１７】当接片を、マスクが振動したときに振幅が
極大値を示す位置に当接しておくと、振動の防止効果が
高まる。マスクに振動が加わると、マスクの材質や寸法
形状などの条件で決まる振動特性にしたがって振動を起
こす。その挙動は、例えばマスクの長辺方向にみると、
両端が枠体に固定された１本の弦の振動であるとみなす
ことができる。弦の振動と同様に、マスクの長さの１／
２の位置すなわち中央位置に振幅の極大値がある第１次
振動、マスクの端部から１／４長さの位置に振幅の極大
値がある第２次振動、同様にして順次極大値の位置が決
まる高次振動が重ね合わされた振動が生じる。
極大値を示す位置に当接しておくと、振動の防止効果が
高まる。マスクに振動が加わると、マスクの材質や寸法
形状などの条件で決まる振動特性にしたがって振動を起
こす。その挙動は、例えばマスクの長辺方向にみると、
両端が枠体に固定された１本の弦の振動であるとみなす
ことができる。弦の振動と同様に、マスクの長さの１／
２の位置すなわち中央位置に振幅の極大値がある第１次
振動、マスクの端部から１／４長さの位置に振幅の極大
値がある第２次振動、同様にして順次極大値の位置が決
まる高次振動が重ね合わされた振動が生じる。
【００１８】振幅の極大値を示す位置は、マスクの移動
あるいは陰極線の位置ずれが最も大きくなる位置であ
る。この各次の振動における振幅の極大値が生じる位置
に当接片を当接させて、その位置における振動を抑えれ
ば、マスク全体の振動を効率的に抑えることができる。
なお、振動の次数が増えるほど振動の極大値の絶対値は
小さくなるので、通常は、第１〜３次の振動における振
幅の極大値位置に当接片を当接させれば、十分な振動抑
制が可能である。第１次振動の極大値の位置すなわちマ
スクの中央位置のみに当接片を当接させておいても、あ
る程度の効果は達成できる。
あるいは陰極線の位置ずれが最も大きくなる位置であ
る。この各次の振動における振幅の極大値が生じる位置
に当接片を当接させて、その位置における振動を抑えれ
ば、マスク全体の振動を効率的に抑えることができる。
なお、振動の次数が増えるほど振動の極大値の絶対値は
小さくなるので、通常は、第１〜３次の振動における振
幅の極大値位置に当接片を当接させれば、十分な振動抑
制が可能である。第１次振動の極大値の位置すなわちマ
スクの中央位置のみに当接片を当接させておいても、あ
る程度の効果は達成できる。
【００１９】例えば、３２インチＴＶ用のシャドウマス
クの場合、マスクの移動量を２０μｍ程度以下に抑える
ことができれば、画面の品質には大きな影響を生じな
い。したがって、前記した振幅の極大値が上記限度値を
超える次数の振動に対して、その極大値が生じる位置に
当接片を配置しておくことが好ましい。制振片材が、弾
力変形性を有するバネ材料からなるものであれば、制振
片材の当接片をマスクに対して弾力的に当接でき、マス
クが振動を起こして制振片材が弾力的に変形することで
当接片を確実にマスクに当接させて振動を良好に吸収さ
せることができる。 〔難磁性体の制振金属〕前記制振帯や制振片材等として
使用される難磁性体の制振金属として以下の材料が使用
できる。
クの場合、マスクの移動量を２０μｍ程度以下に抑える
ことができれば、画面の品質には大きな影響を生じな
い。したがって、前記した振幅の極大値が上記限度値を
超える次数の振動に対して、その極大値が生じる位置に
当接片を配置しておくことが好ましい。制振片材が、弾
力変形性を有するバネ材料からなるものであれば、制振
片材の当接片をマスクに対して弾力的に当接でき、マス
クが振動を起こして制振片材が弾力的に変形することで
当接片を確実にマスクに当接させて振動を良好に吸収さ
せることができる。 〔難磁性体の制振金属〕前記制振帯や制振片材等として
使用される難磁性体の制振金属として以下の材料が使用
できる。
【００２０】軟鋼板（連続鋳造低炭素鋼）が用いられ
る。この軟鋼板に、窒素ガス雰囲気中で５７５℃×１５
分の熱処理を行う。熱処理後の材料が、比透磁率（μ
０．３５）≧３００、保磁力（Ｈｃ１０ Ｏｅ）≦３．
０の特性を備えているものを使用する。上記磁気特性の
測定は、ＪＩＳ−Ｃ−２５５０の電気鉄板試験方法に準
じて行う。
る。この軟鋼板に、窒素ガス雰囲気中で５７５℃×１５
分の熱処理を行う。熱処理後の材料が、比透磁率（μ
０．３５）≧３００、保磁力（Ｈｃ１０ Ｏｅ）≦３．
０の特性を備えているものを使用する。上記磁気特性の
測定は、ＪＩＳ−Ｃ−２５５０の電気鉄板試験方法に準
じて行う。
【００２１】
【発明の実施の形態】〔第１の実施形態〕図１〜図３に
示すシャドウマスクは、制振帯を備えている。全体が矩
形の枠状をなす枠体２０は、その断面が直角三角形状を
なす中空体であり、直角三角形の直交２辺が側面と底面
を構成し、斜辺が内側を向くように配置されている。
示すシャドウマスクは、制振帯を備えている。全体が矩
形の枠状をなす枠体２０は、その断面が直角三角形状を
なす中空体であり、直角三角形の直交２辺が側面と底面
を構成し、斜辺が内側を向くように配置されている。
【００２２】枠体２０の上端には、矩形状のマスク３０
が貼り付けられている。マスク３０は、薄い鉄板からな
り、図２に示すように、多数の微細な陰極線通過孔３２
が貫通形成されている。但し、陰極線通過孔３２は、マ
スク３０の外周から少し内側に入った矩形の範囲すなわ
ち陰極線通過領域Ｍのみに配置されている。枠体２０の
対向する長辺に沿ってそれぞれ、制振帯４０が配置され
ている。制振帯４０は、細いステンレス線を縦横に編み
込んで作製されたメッシュ帯４２を複数枚積層して構成
されている。
が貼り付けられている。マスク３０は、薄い鉄板からな
り、図２に示すように、多数の微細な陰極線通過孔３２
が貫通形成されている。但し、陰極線通過孔３２は、マ
スク３０の外周から少し内側に入った矩形の範囲すなわ
ち陰極線通過領域Ｍのみに配置されている。枠体２０の
対向する長辺に沿ってそれぞれ、制振帯４０が配置され
ている。制振帯４０は、細いステンレス線を縦横に編み
込んで作製されたメッシュ帯４２を複数枚積層して構成
されている。
【００２３】制振帯４０は、マスク３０の外周縁と陰極
線通過領域Ｍの間で、マスク３０の表面に当接するよう
に配置されている。したがって、制振帯４０が、陰極線
の通過を阻害したり、陰極線管の画面に制振帯４０が露
出することはない。図３にも詳しく示すように、制振帯
４０の両端は、枠体２０の側面へと折り曲げられ、枠体
２０の側面に熔接４４で固定されている。
線通過領域Ｍの間で、マスク３０の表面に当接するよう
に配置されている。したがって、制振帯４０が、陰極線
の通過を阻害したり、陰極線管の画面に制振帯４０が露
出することはない。図３にも詳しく示すように、制振帯
４０の両端は、枠体２０の側面へと折り曲げられ、枠体
２０の側面に熔接４４で固定されている。
【００２４】上記実施形態のシャドウマスクでは、マス
ク３０に生じる振動は、マスク３０の表面に当接する制
振帯４０に伝わる。マスク３０と制振帯４０との接触個
所、および、制振帯４０を構成するメッシュ帯４２同士
の接触個所、さらには、メッシュ帯４２を構成する線材
同士の接触個所で、振動のエネルギーは摩擦エネルギー
や部材同士の衝突エネルギーあるいは変形エネルギーに
変換され、マスク３０の振動が減衰される。振動の減衰
量は、制振帯４０の代わりに１枚の平滑な帯材を配置し
ただけの場合に比べて、はるかに大きくなる。 〔第２の実施形態〕図４および図５に示す実施形態は、
制振片材を用いる。
ク３０に生じる振動は、マスク３０の表面に当接する制
振帯４０に伝わる。マスク３０と制振帯４０との接触個
所、および、制振帯４０を構成するメッシュ帯４２同士
の接触個所、さらには、メッシュ帯４２を構成する線材
同士の接触個所で、振動のエネルギーは摩擦エネルギー
や部材同士の衝突エネルギーあるいは変形エネルギーに
変換され、マスク３０の振動が減衰される。振動の減衰
量は、制振帯４０の代わりに１枚の平滑な帯材を配置し
ただけの場合に比べて、はるかに大きくなる。 〔第２の実施形態〕図４および図５に示す実施形態は、
制振片材を用いる。
【００２５】図４に示すように、枠体２０およびマスク
３０の構造は、前記実施形態と同様である。マスク３０
の対向する長辺にそれぞれ、制振片材５０が取り付けら
れている。制振片材５０は、制振鋼材などからなり、マ
スク３０の長辺に沿って陰極線通過領域Ｍの外側に配置
された短冊状の当接片５２と、当接片５２よりも短い短
冊状をなし枠体２０の外側面に配置された取付片５４と
が、互いにＬ字形をなすように屈曲して連設されてい
る。
３０の構造は、前記実施形態と同様である。マスク３０
の対向する長辺にそれぞれ、制振片材５０が取り付けら
れている。制振片材５０は、制振鋼材などからなり、マ
スク３０の長辺に沿って陰極線通過領域Ｍの外側に配置
された短冊状の当接片５２と、当接片５２よりも短い短
冊状をなし枠体２０の外側面に配置された取付片５４と
が、互いにＬ字形をなすように屈曲して連設されてい
る。
【００２６】取付片５４は複数個所で熔接５５により枠
体２０に固定されている。上記実施形態のシャドウマス
クでは、マスク３０に生じる振動は、マスク３０の表面
に当接する制振片材５０の当接片５２に伝わる。当接片
５２は、枠体２０に固定された取付片５４に連設されて
動きが規制されているので、マスク３０の振動を抑える
ことになる。
体２０に固定されている。上記実施形態のシャドウマス
クでは、マスク３０に生じる振動は、マスク３０の表面
に当接する制振片材５０の当接片５２に伝わる。当接片
５２は、枠体２０に固定された取付片５４に連設されて
動きが規制されているので、マスク３０の振動を抑える
ことになる。
【００２７】特に、マスク３０の長手方向における振動
の波形を考えると、第１次振動波の振幅の極大点いわゆ
る腹は、マスクの３０の長手方向の中心位置になる。制
振片材５０の当接片５２は、マスク３０の長手方向の中
心位置では取付片５４によって確実に動きが規制されて
いる。したがって、マスク３０の振動の振幅が最も大き
くなる位置を、制振片材５０の当接片５２で抑えること
になり、振動の減衰が良好に行えることになる。 〔第３の実施形態〕図６に示すシャドウマスクでは、前
記同様の制振片材５０を用いる。
の波形を考えると、第１次振動波の振幅の極大点いわゆ
る腹は、マスクの３０の長手方向の中心位置になる。制
振片材５０の当接片５２は、マスク３０の長手方向の中
心位置では取付片５４によって確実に動きが規制されて
いる。したがって、マスク３０の振動の振幅が最も大き
くなる位置を、制振片材５０の当接片５２で抑えること
になり、振動の減衰が良好に行えることになる。 〔第３の実施形態〕図６に示すシャドウマスクでは、前
記同様の制振片材５０を用いる。
【００２８】但し、前記実施形態に比べて幅の狭い制振
片材５０を複数個、マスク３０の長辺に沿って間隔をあ
けて並べて配置している。図示しないが、取付片の幅は
当接片５２の幅と同じに設定されている。各制振片材５
０の取付位置を、マスク３０の複数の次数毎の振動波の
振幅の極大点すなわち腹の位置に設定している。すなわ
ち、第１次振動の極大点ｆ1 、第２次振動の極大点
ｆ2 、第３次振動の極大点ｆ3 にそれぞれ制振片材５０
を配置している。
片材５０を複数個、マスク３０の長辺に沿って間隔をあ
けて並べて配置している。図示しないが、取付片の幅は
当接片５２の幅と同じに設定されている。各制振片材５
０の取付位置を、マスク３０の複数の次数毎の振動波の
振幅の極大点すなわち腹の位置に設定している。すなわ
ち、第１次振動の極大点ｆ1 、第２次振動の極大点
ｆ2 、第３次振動の極大点ｆ3 にそれぞれ制振片材５０
を配置している。
【００２９】上記実施形態では、マスク３０のうちの振
動が大きくなる位置に、制振片材５０を選択的に当接さ
せて、その位置における振動を防止することができる。
通常は、ＴＶ受像機の画面サイズが３２インチに相当す
るぐらいのマスク３０では、第１次振動から第３次振動
までの振動を抑えることができれば、マスク３０に生じ
る振動の大部分は抑えられ、効率的な振動防止が図れ
る。 〔第４の実施形態〕図７に示すシャドウマスクは、マス
クの裏側に制振片材を配置している。
動が大きくなる位置に、制振片材５０を選択的に当接さ
せて、その位置における振動を防止することができる。
通常は、ＴＶ受像機の画面サイズが３２インチに相当す
るぐらいのマスク３０では、第１次振動から第３次振動
までの振動を抑えることができれば、マスク３０に生じ
る振動の大部分は抑えられ、効率的な振動防止が図れ
る。 〔第４の実施形態〕図７に示すシャドウマスクは、マス
クの裏側に制振片材を配置している。
【００３０】制振片材６０は、ステンレスバネ鋼からな
り、枠体２０の斜辺に取り付けられる平坦な取付片６４
と、取付片６４の上端から円弧状に湾曲した当接片６２
とを有する。当接片６２は、先端近くがマスク３０の裏
面に弾力的に当接している。この実施形態では、シャド
ウマスクの上面や側面に制振片材が張り出さないので、
シャドウマスクの取扱いや陰極線管の前面パネルへの取
り付けなどが行い易い。
り、枠体２０の斜辺に取り付けられる平坦な取付片６４
と、取付片６４の上端から円弧状に湾曲した当接片６２
とを有する。当接片６２は、先端近くがマスク３０の裏
面に弾力的に当接している。この実施形態では、シャド
ウマスクの上面や側面に制振片材が張り出さないので、
シャドウマスクの取扱いや陰極線管の前面パネルへの取
り付けなどが行い易い。
【００３１】バネ材料からなる制振片材６０をマスク３
０に弾力的に当接させているので、制振片材６０のマス
ク３０に対する当接が確実で振動の吸収機能も高まる。
〔第５の実施形態〕図８に示すシャドウマスクは、マス
クの裏側と表側の両方に制振片材を配置している。
０に弾力的に当接させているので、制振片材６０のマス
ク３０に対する当接が確実で振動の吸収機能も高まる。
〔第５の実施形態〕図８に示すシャドウマスクは、マス
クの裏側と表側の両方に制振片材を配置している。
【００３２】マスク３０の裏側に配置される制振片材６
０は前記実施形態と同じものである。マスク３０の表側
に配置される制振片材７０は、前記同様のステンレスバ
ネ鋼からなり、枠体２０の側面に固定される取付片６４
と、マスク３０の表面に当接する当接片７２とを有して
いる。
０は前記実施形態と同じものである。マスク３０の表側
に配置される制振片材７０は、前記同様のステンレスバ
ネ鋼からなり、枠体２０の側面に固定される取付片６４
と、マスク３０の表面に当接する当接片７２とを有して
いる。
【００３３】この実施形態では、マスク３０の表裏両面
に制振片材６０、７０が当接しているので、振動の防止
機能が高まる。マスク３０が振動して上下何れの方向に
移動しても、上下何れかの制振片材６０、７０が当接し
て振動を吸収するので、効率的な振動吸収が果たせる。
に制振片材６０、７０が当接しているので、振動の防止
機能が高まる。マスク３０が振動して上下何れの方向に
移動しても、上下何れかの制振片材６０、７０が当接し
て振動を吸収するので、効率的な振動吸収が果たせる。
【００３４】
【発明の効果】本発明のシャドウマスクは、前記したよ
うに、複数枚の帯材料が積層された制振帯、あるいは、
当接片と取付片とからなる制振片材を備えていること
で、マスクに発生する振動を効率的に抑えることができ
る。しかも、制振帯および制振片材は、マスクの周辺部
のみに配置しておけばよいので、画面に目障りな線が表
れてしまうという問題も生じない。
うに、複数枚の帯材料が積層された制振帯、あるいは、
当接片と取付片とからなる制振片材を備えていること
で、マスクに発生する振動を効率的に抑えることができ
る。しかも、制振帯および制振片材は、マスクの周辺部
のみに配置しておけばよいので、画面に目障りな線が表
れてしまうという問題も生じない。
【図１】本発明の実施形態を表すシャドウマスクの斜視
図
図
【図２】要部の拡大断面図
【図３】制振帯の取付部分を示す一部側面図
【図４】別の実施形態を表すシャドウマスクの斜視図
【図５】要部の拡大断面図
【図６】別の実施形態を表すシャドウマスクの平面図
【図７】別の実施形態を表すシャドウマスクの一部断面
図
図
【図８】別の実施形態を表すシャドウマスクの一部断面
図
図
１０ シャドウマスク ２０ 枠体 ３０ マスク ４０ 制振帯 ４２ メッシュ帯 ４４ 熔接部 ５０、６０、７０ 制振片材 ５２、６２、７２ 当接片 ５４、６４、７４ 取付片 Ｍ 陰極線通過領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 正夫 大阪府高槻市幸町１番１号 松下電子工業 株式会社内 (72)発明者 柏原 志郎 大阪府高槻市幸町１番１号 松下電子工業 株式会社内
Claims (9)
- 【請求項１】 陰極線管に取り付けられ陰極線が通過す
るシャドウマスクであって、 前記陰極線管に取り付けられる枠体と、 前記枠体に貼設され陰極線通過部を有するマスクと、 複数枚の帯材料が積層されてなり、前記マスクのうち前
記陰極線通過部が配置されていない外周辺に沿ってマス
クに当接して配置され、両端が前記枠体に支持された制
振帯とを備えるシャドウマスク。 - 【請求項２】 前記制振帯が、メッシュ材料からなる請
求項１に記載のシャドウマスク。 - 【請求項３】 前記制振帯が、難磁性体の制振金属から
なる請求項１または２に記載のシャドウマスク。 - 【請求項４】 前記制振帯が、前記枠体の長辺に沿って
配置されている請求項１〜３の何れかに記載のシャドウ
マスク。 - 【請求項５】 陰極線管に取り付けられ陰極線が通過す
るシャドウマスクであって、 前記陰極線管に取り付けられる枠体と、 前記枠体に貼設され陰極線通過部を有するマスクと、 前記マスクのうち前記陰極線通過部が配置されていない
外周辺に沿ってマスクに当接して配置される当接片と、
当接片に連設され前記枠体に取り付けられる取付片とを
有する制振片材とを備えるシャドウマスク。 - 【請求項６】 前記制振片材の当接片が、前記マスクが
振動したときに振幅が極大値を示す位置に当接されてい
る請求項５に記載のシャドウマスク。 - 【請求項７】 前記制振片材が、バネ材料からなる請求
項５または６に記載のシャドウマスク。 - 【請求項８】 前記制振片材の取付片が、前記枠体の外
側面に取り付けられ、前記当接片が前記マスクの表面に
当接して配置される請求項５〜７の何れかに記載のシャ
ドウマスク。 - 【請求項９】 前記制振片材の取付片が、前記枠体の内
側面に取り付けられ、前記当接片が前記マスクの裏面に
当接して配置される請求項５〜８の何れかに記載のシャ
ドウマスク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4495898A JPH11250825A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | シャドウマスク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4495898A JPH11250825A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | シャドウマスク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11250825A true JPH11250825A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12706004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4495898A Pending JPH11250825A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | シャドウマスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11250825A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6520475B2 (en) * | 2001-02-01 | 2003-02-18 | Thomson Licensing S. A. | Split foot damper |
| WO2003049136A3 (en) * | 2001-11-29 | 2003-11-20 | Thomson Licensing Sa | Cathode ray tube having a tension mask with microphonics control |
| US6710531B2 (en) | 2001-12-21 | 2004-03-23 | Thomson Licensing S.A. | CRT having a shadow mask vibration damper |
| KR100460781B1 (ko) * | 2001-08-29 | 2004-12-09 | 엘지.필립스디스플레이(주) | 개선된 댐퍼를 가지는 컬러 음극선관 |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP4495898A patent/JPH11250825A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6520475B2 (en) * | 2001-02-01 | 2003-02-18 | Thomson Licensing S. A. | Split foot damper |
| KR100460781B1 (ko) * | 2001-08-29 | 2004-12-09 | 엘지.필립스디스플레이(주) | 개선된 댐퍼를 가지는 컬러 음극선관 |
| WO2003049136A3 (en) * | 2001-11-29 | 2003-11-20 | Thomson Licensing Sa | Cathode ray tube having a tension mask with microphonics control |
| US6710531B2 (en) | 2001-12-21 | 2004-03-23 | Thomson Licensing S.A. | CRT having a shadow mask vibration damper |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH11250825A (ja) | シャドウマスク | |
| TW495789B (en) | Color cathode ray tube having vibration damping means | |
| JPH11250826A (ja) | シャドウマスク | |
| US6608433B1 (en) | Color cathode-ray tube with shadow mask having attached vibration attenuator | |
| KR100727572B1 (ko) | 섀도우 마스크 진동 감쇠기를 가지는 ｃｒｔ | |
| US6900582B2 (en) | CRT having a tension mask with vibration damping mean | |
| JP3422285B2 (ja) | 色選別機構 | |
| KR20020072864A (ko) | 진동감쇠수단을 포함하는 텐션마스크 조립체 | |
| JP2001266763A (ja) | カラー陰極線管 | |
| KR20020015980A (ko) | 원치않는 진동이 없는 새도우마스크를 가지는새도우마스크구조 | |
| JPH0877936A (ja) | カラー陰極線管 | |
| JP3979965B2 (ja) | カラー陰極線管 | |
| JPH0945256A (ja) | シャドウマスク構体を備えたカラー陰極線管 | |
| KR100252204B1 (ko) | 박막형의 샤도우 마스크의 진동 흡수 장치 | |
| JP3334677B2 (ja) | カラーブラウン管 | |
| KR20050017927A (ko) | 프레임 댐퍼를 갖는 새도마스크/프레임 어셈블리 | |
| US20040000856A1 (en) | Color cathode ray tube | |
| KR100413488B1 (ko) | 음극선관용 하울링 감쇠장치 | |
| KR100232822B1 (ko) | 평면 음극선관의 마스크 진동 감쇄 장치 | |
| JP2000208067A (ja) | カラ―陰極線管 | |
| KR20010076432A (ko) | 평면음극선관의 마스크 진동저감장치 | |
| JP2005093079A (ja) | カラー陰極線管 | |
| JP2001196000A (ja) | カラー陰極線管 | |
| JPH05128978A (ja) | カラー陰極線管 | |
| JP2001143634A (ja) | アパーチャグリル方式マスク |