JPH11250656A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH11250656A
JPH11250656A JP10052392A JP5239298A JPH11250656A JP H11250656 A JPH11250656 A JP H11250656A JP 10052392 A JP10052392 A JP 10052392A JP 5239298 A JP5239298 A JP 5239298A JP H11250656 A JPH11250656 A JP H11250656A
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JP
Japan
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signal
correction
slew rate
circuit
semiconductor integrated
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JP10052392A
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English (en)
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Tomoyuki Shibata
友之 柴田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シンクロナスDRAMにおけるクロックアク
セスおよびデータホールドをデバイスコンディションの
変化に対応して最適に補正する。 【解決手段】 SMDなどの位相同期回路13から位相
検出信号を検出し、補正信号制御部15が該位相検出信
号によりデバイスコンディションをモニタし、デバイス
応答速度に応じたクロックアクセスtAC、データホー
ルドtOHを最適とする補正信号を生成し、特性補正部
17に出力する。特性補正部17は、入力された補正信
号に基づいてデータ出力におけるスルーレートコントロ
ールを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置に関し、特に、シンクロナスDRAM(Dynami
c Random Access Memory)の最
適なスルーレートコントロールに適用して有効な技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者が検討したところによれば、シ
ンクロナスDRAMなどの半導体集積回路装置において
は、I/O(Input/Output)端子における
スペックとしてAC特性が規定されている。
【0003】また、データ出力ピンにおけるシンクロナ
スDRAMの重要なAC特性として、外部クロックのH
iエッジからデータ出力されるまでの時間であるクロッ
クアクセスtAC(Access time from
CLK)ならびに外部クロックのHiエッジからデー
タを保持しておく時間であるデータホールドtOH(D
ata−out Hold time)がある。
【0004】なお、この種のAC特性について詳しく述
べてある例としては、昭和59年11月30日、株式会
社オーム社発行、財団法人 電子通信学会(編)、「L
SIハンドブック」P650があり、この文献には、半
導体集積回路装置のAC特性試験が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な半導体集積回路装置では、次のような問題点があるこ
とが本発明者により見い出された。
【0006】すなわち、半導体集積回路装置のAC特性
であるクロックアクセスtACとデータホールドtOH
とはお互いに相補的な関係であるが、これらの特性のワ
ースト値はそれぞれtACmax、tOHminとなる
対局的な条件となるために、クロックアクセスtACと
データホールドtOHとの両立が困難となり、高速動作
が要求される電子装置では性能の低下や誤動作などが生
じる恐れがある。
【0007】また、半導体素子の製造時のばらつきや温
度変化などのデバイスコンディションの変化によるクロ
ックアクセスtACとデータホールドtOHとのずれ
は、選別歩留まりの低下の大きな原因となっているとい
う問題がある。
【0008】本発明の目的は、クロックアクセスおよび
データホールドをデバイスコンディションの変化に対応
して最適に補正することにより、選別歩留まりを大幅に
向上することのできる半導体集積回路装置を提供するこ
とにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0011】すなわち、本発明の半導体集積回路装置
は、外部から入力されるクロック信号と内部遅延回路の
遅延パルスとの比較を行い、位相検出信号を検出する位
相同期回路と、当該位相同期回路の位相検出信号に基づ
いてデバイスコンディションをモニタし、そのモニタ結
果に基づいてデータ出力端子におけるクロックアクセス
ならびにデータホールドを最適に補正する補正信号を生
成する補正制御手段と、当該補正制御手段の補正信号に
基づいて、データ出力のスルーレートコントロールを行
う特性補正手段とよりなるスルーレート制御手段を設け
たものである。
【0012】また、本発明の半導体集積回路装置は、前
記補正制御手段が、位相同期回路の位相検出信号を遅延
する信号遅延部と、該信号遅延部から出力された遅延信
号に基づいてデバイスコンディションをモニタし、その
モニタ結果をモニタ信号として出力する補正信号制御部
と、該補正信号制御部のモニタ信号に基づいて、スルー
レートを可変する補正信号を生成する補正信号生成部と
よりなり、前記特性補正手段が、スルーレートを可変す
る少なくとも2つの抵抗素子と、補正信号生成部の補正
信号に基づいてスイッチングを行い、抵抗素子の合成抵
抗値を可変させるスイッチング部とよりなることを特徴
とする半導体集積回路装置。
【0013】さらに、本発明の半導体集積回路装置は、
前記位相同期回路が、SMD(Synchronous
Mirror Delay)よりなるものである。
【0014】それらにより、スルーレート制御部によっ
て、デバイスコンディションの変化に対応して適切なク
ロックアクセス、データホールドの補正を行うことがで
きるので、高精度なスルーレートコントロールを行うこ
とができる。位相同期回路を位相検出信号の検出だけに
用いるので回路構成が簡単となり、レイアウト面積を省
面積化でき、かつ消費電力を少なくすることができる。
【0015】また、本発明の半導体集積回路装置は、前
記位相同期回路が、データ出力バッファの前段に設けら
れたバッファの動作の基準となる内部クロック信号を生
成し、前記バッファに内部クロック信号を供給するもの
である。
【0016】それにより、出力バッファの前段のバッフ
ァにおけるスルーレートコントロールができるので、デ
ータアクセスの精度をより向上することができる。
【0017】以上のことにより、プロセスばらつき、外
部電源電圧や使用温度の変動などによってデバイスコン
ディションが変動しても、スルーレート制御手段がクロ
ックアクセスならびにデータホールドをそのデバイスコ
ンディションに合わせてアジャストするので最適なスル
ーレートコントロールを行うことができ、半導体集積回
路装置の信頼性ならびに選別歩留まりを向上することが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施の形態によるメモ
リのブロック図、図2は、本発明の一実施の形態による
メモリに設けられたスルーレート制御部のブロック図、
図3は、本発明の一実施の形態によるスルーレート制御
部に設けられた位相同期回路の説明図、図4は、本発明
の一実施の形態によるスルーレート制御部に設けられた
パルスディテクタの説明図、図5は、本発明の一実施の
形態によるスルーレート制御部に設けられた補正信号制
御部の説明図、図6は、本発明の一実施の形態によるス
ルーレート制御部に設けられた補正信号生成部の説明
図、図7は、本発明の一実施の形態によるスルーレート
制御部に設けられた特性補正部の説明図、図8は、スル
ーレート制御部の位相同期回路における信号タイミング
チャート、図9は、スルーレート制御部におけるスルー
レートコントロールの説明図である。
【0020】本実施の形態において、シンクロナスDR
AMであるメモリ(半導体集積回路装置)1は、記憶の
最小単位であるメモリセルが規則正しくアレイ状に並べ
られてメモリアレイ2が設けられている。このメモリア
レイ2が、BankA、BankBの2つ設けられた2
バンク構成となっており、動作周波数は、たとえば、8
0MHz,100MHz,120MHzの3通りが設定
されている。
【0021】また、それぞれのメモリアレイ2には、ロ
ーデコーダ3が接続されており、このローデコーダ3
は、該メモリアレイ2の内、ロー(行)方向のワード線
を選択する。
【0022】さらに、各々のメモリアレイ2には、セン
スアンプ4ならびにカラムデコーダ5が接続されてい
る。センスアンプ4は、カラムデコーダ5のデータの増
幅を行い、カラムデコーダ5は、カラム(列)方向のビ
ット線の選択を行う。
【0023】これらカラムデコーダ5には、カラムアド
レスカウンタ6が接続されている。このカラムアドレス
カウンタ6およびローデコーダ3には、ロー/カラムア
ドレスバッファ7が接続されている。
【0024】また、カラムアドレスカウンタ6は、ロー
/カラムアドレスバッファ7から入力されたアドレス信
号に基づいてバーストモードのアドレスを発生する。
【0025】ロー/カラムアドレスバッファ7は、入力
されたカラム方向のアドレス信号に基づいて、それぞれ
の内部アドレス信号を発生させ、カラムアドレスカウン
タ6に出力する。また、ロー/カラムアドレスバッファ
7は、入力されるロー方向のアドレス信号に基づいて、
それぞれの内部アドレス信号を発生させ、それぞれのロ
ーデコーダ3に出力する。
【0026】さらに、メモリ1には、コントロール回路
8が設けられている。このコントロール回路8は、外部
から入力されるクロック信号ExCLK、クロック信号
を受け付ける許可信号であるクロックイネーブル信号C
KE、チップの選択を行うチップセレクト信号/CS、
ロー方向のアドレスを適当なタイミングで読み込むため
の制御信号であるローアドレスストローブ信号/RA
S、カラム方向のアドレスを適当なタイミングで読み込
むための制御信号であるカラムアドレスストローブ信号
/CAS、書き込み許可信号であるライトイネーブル信
号/WEならびに選択信号である入出力マスク信号DQ
Mなどの入力信号やコマンド用アドレス信号が入力さ
れ、各種の制御信号ならびにコマンドデコード回路によ
りコマンド信号がデコードされた制御信号を出力する。
ここで、前述したコマンドデコード回路は、コントロー
ル回路8内に設けられている。
【0027】また、コントロール回路8には、外部のク
ロック信号に同期した信号を生成し、メモリ1の動作の
基本となるクロック信号として供給を行うクロック生成
回路も設けられている。
【0028】センスアンプ4には、入力バッファ9が接
続されており、この入力バッファ9は、入力データを所
定のタイミング取り込む。さらに、センスアンプ4に
は、出力バッファ10が、スルーレート制御部(スルー
レート制御手段)11を介して接続され、該スルーレー
ト制御部11、すなわち、出力バッファ10の前段には
バッファ10aが設けられている。
【0029】出力バッファ10およびバファ10aは、
出力データを一時的に保管する。また、バッファ10a
には、前述したコントロール回路8のクロック生成回路
によって生成されたクロック信号がストローブ信号とし
て供給されている。
【0030】また、ロー/カラムアドレスバッファ7に
は、リフレッシュカウンタ12が接続されており、この
リフレッシュカウンタ12は、リフレッシュ動作のカウ
ントを行う。
【0031】次に、スルーレート制御部11の構成につ
いて説明する。
【0032】スルーレート制御部11は、図2に示すよ
うに、位相同期回路13、3つのパルスディテクタ(信
号遅延部)14、補正信号制御部15、補正信号生成部
16ならびに特性補正部(特性補正手段)17によって
構成されている。
【0033】また、位相同期回路13は、図3に示すよ
うに、位相同期を行うシンクロナスミラーディレイ(S
MD)回路であり、この位相同期回路13は、パルスジ
ェネレータPG、ディレイ回路D、比較回路CM、所定
の数のフォワードディレイ回路(内部遅延回路)FDA
ならびにバックワードディレイ回路BDAによって構成
されている。
【0034】パルスジェネレータPGは、外部のクロッ
ク信号ExCLKを所定のデューティ比のクロック信号
ESCLKに変換し、このクロック信号ESCLKを後
段に接続されたディレイ回路D、比較回路CMに供給す
る。
【0035】また、所定の数のフォワードディレイ回路
FDAは直列接続されており、それぞれのフォワードデ
ィレイ回路FDAは、比較回路CMにも接続されてい
る。所定の数のバックワードディレイ回路BDAも直列
接続されており、同様に各々のフォワードディレイ回路
FDAが比較回路CMと接続されている。
【0036】また、位相同期回路13は、動作周波数が
80MHzの場合にティピカルコンディション(デバイ
ス応答速度が標準)において、フォワードディレイ回路
FDAの出力が最小パルスとなるノードFAT8、スト
ロングコンディション(デバイス応答速度が速い)にお
いてフォワードディレイ回路FDAの出力が最小パルス
となるノードFAS8ならびにウィークコンディション
(デバイス応答速度が遅い)においてフォワードディレ
イ回路FDAの出力が最小パルスとなるノードFAW8
の3つの位相検出信号がとりだされてパルスディテクタ
14に入力されている。
【0037】さらに、動作周波数が100MHzの場合
にティピカルコンディションにおいて、フォワードディ
レイ回路FDAの出力が最小パルスとなるノードFAT
10、ストロングコンディションにおいてフォワードデ
ィレイ回路FDAの出力が最小パルスとなるノードFA
S10、ウィークコンディションにおいてフォワードデ
ィレイ回路FDAの出力が最小パルスとなるノードFA
W10の3つの位相検出信号がとりだされて他のパルス
ディテクタ14に入力されている。
【0038】また、動作周波数が120MHzの場合に
ティピカルコンディションにおけるフォワードディレイ
回路FDAのノードFAT12、ストロングコンディシ
ョンにおけるフォワードディレイ回路FDAのノードF
AS10、ウィークコンディションにおけるフォワード
ディレイ回路FDAのノードFAW10の3つの位相検
出信号がとりだされて、さらに他のパルスディテクタ1
4に入力されている。
【0039】また、パルスディテクタ14は、ノードF
AS8〜FAW8,FAS10〜FAW10,FAS1
2〜FAW12における位相検出信号を検出することに
よってクロックアクセスtACならびにデータホールド
tOHを最適にアジャストする補正信号を生成する。
【0040】パルスディテクタ14は、図4に示すよう
に、バッファB1〜B3、ディレイ回路DC1〜DC6
および3入力の論理積回路であるAND回路AD1〜A
D3によって構成されている。このパルスディテクタ1
4は、入力された位相検出信号を所定の時間だけ遅延す
る。
【0041】ノードFAS8,FAT8,FAW8は、
それぞれバッファB1〜B3の入力部に接続されてい
る。バッファB1の出力部は、AND回路AD1の一方
の入力部とディレイ回路DC1の入力部とに接続されて
いる。バッファB2,B3の出力部も、それぞれAND
回路AD2,AD3の一方の入力部およびディレイ回路
DC3,DC5の入力部とに接続されている。
【0042】ディレイ回路DC1,DC3,DC5の出
力部は、それぞれ後段のディレイ回路DC2,DC4,
DC6の入力部、AND回路AD1,AD2,AD3の
他方の入力部と接続されている。
【0043】ディレイ回路DC2,DC4,DC6の出
力部は、それぞれAND回路AD1〜AD3のさらに他
方の入力部と接続され、このAND回路AD1〜AD3
の出力部からセット信号SK8,TK8,WK8が出力
される。
【0044】ここでは、ノードFAS8,FAT8,F
AW8に接続されるパルスディテクタ14の回路構成に
ついて説明したが、ノードFAS10,FAT10,F
AW10およびノードFAS12,FAT12,FAW
12が接続されるパルスディテクタ回路についても同様
の構成であり、ノードFAS10,FAT10,FAW
10に接続されるパルスディテクタからはセット信号S
K10,TK10,WK10が出力され、ノードFAS
12,FAT12,FAW12に接続されるパルスディ
テクタからはセット信号SK12,TK12,WK12
が出力される。
【0045】そして、これらパルスディテクタ14の後
段には、図5に示すように、補正信号制御部15が接続
されている。
【0046】この補正信号制御部15は、フリップフロ
ップFF1〜FF3,FF4〜FF6,FF7〜FF9
によって構成されている。フリップフロップFF1のデ
ータ入力部には、セット信号SK8が入力され、フリッ
プフロップFF2,FF3のデータ入力部には、それぞ
れセット信号TK8,WK8が入力されている。
【0047】フリップフロップFF4〜FF6のデータ
入力部には、それぞれセット信号SK10,TK10,
WK10が入力されており、フリップフロップFF4〜
FF6のデータ入力部には、それぞれセット信号SK1
2,TK12,WK12が入力されている。
【0048】これらセット信号に基づいてフリップフロ
ップFF1〜FF9は、それぞれ出力信号FDS8,F
DT8,FDW8、出力信号FDS10,FDS10,
FDW10および出力信号FDS12,FDT12,F
DW12が出力される。
【0049】また、フリップフロップFF1〜FF3の
リセット信号入力部には、フリップフロップFF4の出
力信号FDS10が入力されるように接続されており、
フリップフロップFF4〜6には、フリップフロップF
F7の出力信号FDS12が入力されるように接続され
ている。フリップフロップFF7〜9には、フリップフ
ロップFF1の出力信号FDS8が入力されるように接
続されている。
【0050】これらフリップフロップFF1〜FF9の
出力信号は、後段に設けられた補正信号生成部16に入
力されている。この補正信号生成部16は、図6に示す
ように、3入力の論理和回路であるOR回路R1〜R3
によって構成されており、フリップフロップFF1〜F
F9の出力に基づいて所定の補正信号の生成を行う。
【0051】OR回路R1の3つの入力部には、それぞ
れフリップフロップFF2,FF5,FF8の出力信号
FDP8,FDP10,FDP12が入力されるように
接続されている。
【0052】また、OR回路R2の3つの入力部には、
それぞれフリップフロップFF1,FF4,FF7の出
力信号FDS8,FDS10,FDS12が入力される
ように接続され、OR回路R3の3つの入力部には、そ
れぞれフリップフロップFF3,FF6,FF9の出力
信号FDW8,FDW10,FDW12が入力されるよ
うに接続されている。
【0053】そして、これらパルスディテクタ14、補
正信号制御部15および補正信号生成部16により、補
正制御手段が構成されている。
【0054】これらOR回路R1〜R3の出力部は、図
7に示す特性補正部17と接続されている。この特性補
正部17は、出力バッファ10と該出力バッファ10の
前段に設けられているバッファ10aとの間に設けられ
ている。
【0055】特性補正部17は、所定の抵抗値を有する
抵抗(抵抗素子)RE1〜RE3とMOSトランジスタ
などからなるスイッチング部SW1〜SW3とによって
構成されている。
【0056】抵抗RE1の一方の接続部は、スイッチS
W1の一方の接続部と接続され、同じく抵抗RE2,R
E3の一方の接続部は、スイッチSW2,SW3の一方
の接続部とそれぞれ接続されている。
【0057】また、抵抗RE1〜RE3の他方の接続部
は、バッファ10の入力部と接続されている。スイッチ
SW1〜SW3の他方の接続部は、バッファ10aの出
力部と接続されている。このバッファ10aは、前述し
たようにコントロール回路8のクロック生成回路によっ
て生成されたクロック信号に同期してデータ出力が行わ
れる。
【0058】スイッチSW1〜SW3は、OR回路R1
〜R3から出力される補正信号H1〜H3に基づいてO
N、OFFの制御が行われる。
【0059】次に、本実施の形態の作用について、図1
〜図7および図8の位相同期回路13におけるタイミン
グチャートを用いて説明する。
【0060】図8においては、上方から下方にかけて、
クロック信号ESCLK、フォワードディレイ回路FD
AのそれぞれのノードFA1〜FAn+1における位相
検出信号のタイミングが示されている。ここで、ノード
FAnは、クロック信号ESCLKの1周期のパルスt
CK=knsにおいてフォワードディレイ回路FDAの
出力が最小パルスとなるノードである。
【0061】ティピカルコンディションにおいて、位相
同期回路13のフォワードディレイ回路FDAの出力が
最小パルスとなるノードを設定する。たとえば、メモリ
1の動作周波数は、80MHz、100MHz、120
MHzの3通りであり、ティピカルコンディションで
は、パルスtCK=10ns(動作周波数:100MH
z)で、ノードFAn=ノードFAT10となるように
設定する。
【0062】また、ノードFAT10が設定された前段
のフォワードディレイ回路FDAにおけるノード(スト
ロングコンディション)をノードFASk=ノードFA
S10、ノードFAT10後段のノード(ウィークコン
ディション)をノードFAWk=ノードFAW10と
し、3ステージ設定とする。
【0063】同じく、その他の動作周波数の場合におい
ても、ティピカルコンディションでパルスtCK=8n
s(動作周波数:80MHz)時にノードFAn=ノー
ドFAT8となるように設定し、そのノードFAT8が
設定された前段のノードをノードFASk=ノードFA
S8、ノードFAT8の後段をノードFAWk=ノード
FAW8として設定する。
【0064】また、ティピカルコンディションでパルス
tCK=12ns(動作周波数:120MHz)時にノ
ードFAn=ノードFAT12となるように設定し、そ
のノードFAT12が設定された前段のノードをノード
FASk=ノードFAS12、ノードFAT12の後段
をノードFAWk=ノードFAW12として設定する。
【0065】たとえば、動作周波数が100MHzにお
いて、プロセス要因などによってデバイスの遅延時間が
短くなった場合、ノードFAn(図8)=ノードFAS
10の関係となるので、パルスディテクタ14から出力
されるセット信号SK8,TK8,WK8,SK10
は、Hi信号となり、セット信号TK10,WK10,
SK12,TK12,WK12は、Lo信号となる。
【0066】よって、後段のフリップフロップFF1〜
FF4はHi信号出力、フリップフロップFF5〜FF
9は、Lo信号出力となるが、フリップフロップFF1
〜FF3にはリセット信号としてフリップフロップFF
4の出力信号FDS10のHi信号が入力されてフリッ
プフロップFF1〜FF3はリセット、すなわちLo信
号出力となる。
【0067】そして、フリップフロップFF1〜FF9
の出力は、補正信号生成部16のOR回路R1〜R3に
入力される。フリップフロップFF2,FF5,FF8
の出力信号FDT8,FDT10,FDT12が入力さ
れるOR回路R1からはLo信号、フリップフロップF
F1,FF4,FF7の出力信号FDS8,FDS1
0,FDS12が入力されるOR回路R2からはHi信
号、フリップフロップFF3,FF6,FF9の出力信
号FDW8,FDW10,FDW12が入力されるOR
回路R3からはLo信号が、それぞれ補正信号H1〜H
3として出力される。
【0068】これらOR回路R1〜R3から出力された
補正信号H1〜H3に基づいて、特性補正部17のスイ
ッチング部SW1,SW2はOFFとなり、スイッチン
グ部SW3がONとなるので、抵抗RE3のみを介して
データ出力が行われることになるので抵抗値は最も大き
くなり、スルーレートを大きくすることができる。
【0069】一方、デバイスの遅延時間が大きくなった
場合、ノードFAn=ノードFAW10(動作周波数1
00MHz)の関係となるので、OR回路R1〜R3か
ら出力される補正信号H1〜H3はHi信号となり、ス
イッチング部SW1〜SW3のすべてがONとなる。特
性補正部17の抵抗値は、並列接続された抵抗RE1〜
RE3の合成抵抗値となるで最も小さくなり、スルーレ
ートを小さくすることができる。
【0070】よって、抵抗RE1〜RE3の合成抵抗値
を可変することによって、図9に示すように、クロック
アクセスtAC、データホールドtOHにおけるスルー
レートコントロールを任意に行うことができる。
【0071】ここでは、プロセスばらつきの要因による
スルーデータコントロールについて記載したが、電源電
圧変動や使用温度変動などの様々な要因によるデバイス
コンディションの変動であっても同様にスルーコントロ
ールが行われることになる。
【0072】それにより、本実施の形態では、スルーレ
ート制御部11によって、デバイスコンディションの変
化に対応して適切なクロックアクセスtAC、データホ
ールドtOHの補正を行うことができるので、高精度な
スルーレートコントロールを行うことができる。
【0073】また、位相同期回路13を位相検出信号の
検出だけに用いるので回路構成が簡単となり、レイアウ
ト面積を省面積化でき、かつ消費電力を少なくすること
ができる。
【0074】さらに、本実施の形態では、バッファ10
aの同期信号としてコントロール回路8のクロック生成
回路によって生成されたクロック信号を用いていたが、
たとえば、図10に示すように、スルーレート制御部1
1に設けられた位相同期回路によって外部のクロック信
号ExCLKと位相同期したクロック信号SCLKを生
成し、このクロック信号SCLKをバッファ10aに供
給するようにしてもよい。
【0075】これによって、出力バッファ10の前段の
バッファ10aを位相同期回路によって生成されたクロ
ック信号SCLKに同期さることにより、バッファ10
aにおけるスルーレートコントロールができるので、デ
ータアクセスの精度をより向上することができる。
【0076】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0077】たとえば、スルーレート制御部に供給され
る電源を、外部入力される電源電圧でなく、半導体集積
回路装置に設けられた降圧電源回路によって生成された
降圧電源とすることによって電源電圧の影響を大幅に少
なくすることができるので、電源電圧変動によるスルー
レートコントロールを不要とすることができる。
【0078】また、前記実施の形態では、それぞれの動
作周波数において、ティピカルコンディション、ウィー
クコンディション、ストロングコンディションの3ステ
ージ設定となっていたが、これらコンディションの設定
を4ステージ以上とすることにより、より細かなスルー
コンディションの調整を行うことができる。
【0079】さらに、前記実施の形態によれば、位相同
期回路としてSMDを用いていたが、たとえば、DLL
(Delay Locked Loop)などを位相同
期回路として用いるようにしてもよい。
【0080】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0081】(1)本発明によれば、スルーレート制御
部によってデバイスコンディションの変化に対応して適
切なクロックアクセス、データホールドの補正を行うこ
とができるので、高精度なスルーレートコントロールを
行うことができる。
【0082】(2)また、本発明では、位相同期回路を
位相検出信号の検出だけに用いるので回路構成が簡単と
なり、レイアウト面積を省面積化でき、かつ消費電力を
少なくすることができる。
【0083】(3)さらに、本発明においては、位相同
期回路により、データ出力バッファの前段に設けられた
バッファの動作の基準となる内部クロック信号を生成
し、そのバッファに内部クロック信号を供給することに
より、前段のバッファにおけるスルーレートコントロー
ルができるので、データアクセスの精度をより向上する
ことができる。
【0084】(4)また、本発明によれば、上記(1)
〜(3)により、クロックアクセスならびにデータホー
ルドのワースト値を向上できるので、半導体集積回路装
置の信頼性ならびに選別歩留まりを大幅に向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるメモリのブロック
図である。
【図2】本発明の一実施の形態によるメモリに設けられ
たスルーレート制御部のブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態によるスルーレート制御
部に設けられた位相同期回路の説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態によるスルーレート制御
部に設けられたパルスディテクタの説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態によるスルーレート制御
部に設けられた補正信号制御部の説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態によるスルーレート制御
部に設けられた補正信号生成部の説明図である。
【図7】本発明の一実施の形態によるスルーレート制御
部に設けられた特性補正部の説明図である。
【図8】スルーレート制御部の位相同期回路における信
号タイミングチャートである。
【図9】スルーレート制御部におけるスルーレートコン
トロールの説明図である。
【図10】本発明の他の実施の形態によるメモリのブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 メモリ(半導体集積回路装置) 2 メモリアレイ 3 ローデコーダ 4 センスアンプ 5 カラムデコーダ 6 カラムアドレスカウンタ 7 ロー/カラムアドレスバッファ 8 コントロール回路 9 入力バッファ 10 出力バファ 10a バッファ 11 スルーレート制御部(スルーレート制御手段) 12 リフレッシュカウンタ 13 位相同期回路 14 パルスディテクタ(信号遅延部) 15 補正信号制御部 16 補正信号生成部 17 特性補正部(特性補正手段) PG パルスジェネレータ D ディレイ回路 CM 比較回路 FDA フォワードディレイ回路(内部遅延回路) BDA バックワードディレイ回路 B1〜B3 バッファ DC1〜DC6 ディレイ回路 AD1〜AD3 AND回路 FF1〜FF9 フリップフロップ R1〜R3 OR回路 RE1〜RE3 抵抗(抵抗素子) SW1〜SW3 スイッチング部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力されるクロック信号と内部
    遅延回路の遅延パルスとの比較を行い、位相検出信号を
    検出する位相同期回路と、 前記位相同期回路の位相検出信号に基づいてデバイスコ
    ンディションをモニタし、そのモニタ結果に基づいてデ
    ータ出力端子におけるクロックアクセスならびにデータ
    ホールドを最適に補正する補正信号を生成する補正制御
    手段と、 前記補正制御手段の補正信号に基づいて、データ出力の
    スルーレートコントロールを行う特性補正手段とよりな
    るスルーレート制御手段を設けたことを特徴とする半導
    体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、 前記補正制御手段が、 前記位相同期回路の位相検出信号を遅延する信号遅延部
    と、 前記信号遅延部から出力された遅延信号に基づいてデバ
    イスコンディションをモニタし、そのモニタ結果をモニ
    タ信号として出力する補正信号制御部と、 前記補正信号制御部のモニタ信号に基づいて、スルーレ
    ートを可変する補正信号を生成する補正信号生成部とよ
    りなり、 前記特性補正手段が、 スルーレートを可変する少なくとも2つの抵抗素子と、 前記補正信号生成部の補正信号に基づいてスイッチング
    を行い、前記抵抗素子の合成抵抗値を可変させるスイッ
    チング部とよりなることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体集積回路
    装置において、前記位相同期回路が、SMDであること
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置において、前記位相同期回路が、デー
    タ出力バッファの前段に設けられたバッファの動作の基
    準となる内部クロック信号を生成し、前記バッファに内
    部クロック信号を供給することを特徴とする半導体集積
    回路装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100327344B1 (ko) * 2000-01-19 2002-03-06 윤종용 반도체 메모리 장치의 출력 데이터의 슬루 레이트를제어하는 데이터 출력회로
KR100438773B1 (ko) * 2001-08-31 2004-07-05 삼성전자주식회사 Pvt 변화와 출력단자의 부하 커패시턴스의 변화에기인하는 슬루율 변화를 감소시키는 출력버퍼 회로 및이를 구비하는 반도체장치
KR100474603B1 (ko) * 2001-06-12 2005-03-08 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 슬루 레이트를 조정할 수 있는 데이터 출력 회로를 갖는반도체 장치

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