JPH11250220A - 炭素繊維シートの施工枚数検査方法 - Google Patents

炭素繊維シートの施工枚数検査方法

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JPH11250220A
JPH11250220A JP6402098A JP6402098A JPH11250220A JP H11250220 A JPH11250220 A JP H11250220A JP 6402098 A JP6402098 A JP 6402098A JP 6402098 A JP6402098 A JP 6402098A JP H11250220 A JPH11250220 A JP H11250220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon fiber
worked
sheet
resistance value
electric resistance
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6402098A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Shinohara
順郎 篠原
Katsuyoshi Imaizumi
勝吉 今泉
Takeshi Otsuka
毅 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dia Giken Kk
Original Assignee
Dia Giken Kk
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭素繊維シートの施工面を切断することなく
施工枚数を検査することができるようにした検査方法を
提供すること。 【解決手段】 炭素繊維に導電性があることに着目し、
炭素繊維シートの施工面に電気を流しその電気抵抗値か
ら施工枚数を推定する非破壊検査方法である。具体的に
は、2本の電極をシート施工面に打ち込み、各電極間に
電気を流して当該電極間の電気抵抗値を測定し、予め測
定しておいた施工枚数によって生じる電気抵抗値と比較
して施工枚数を推定する方法である。この他、コイルを
シート施工面に近づけ、電磁誘導によって得られる電流
値によって施工枚数を推定する方法もある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート構造
物の補強を目的としてコンクリート構造物の表面に貼り
付けた炭素繊維シートの施工枚数を検査する検査方法に
関している。
【0002】
【従来の技術】コンクリート構造物の補強を目的とし
て、コンクリート構造物の表面に炭素繊維シートをエポ
キシ樹脂等を用いて貼り付ける補強工事が普及してい
る。
【0003】炭素繊維シートの貼り付け枚数は、改修の
設計時に構造計算をしたうえで決められるが、現場にお
いて正しく設計通りに施工されているか否かの検査は、
施工断面を切断して確認する以外に方法がない。
【0004】一方、炭素繊維シートは繊維方向にしか補
強効果が得られないので、貼り付けられたシートを切断
することは構造補強効果が著しく低下する。このためシ
ートを切断して検査した場合は検査後に切断部分を貼り
増しするなどして修復しなくてはならないので、貼り付
けられた後のシートは容易には切断できないものであ
る。
【0005】従って、従来技術においては、各工程毎に
検査を受けてから次の工程に進むようにしており、作業
効率が悪いという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、炭素繊維シ
ートの施工面を切断することなく施工枚数を検査するこ
とができるようにした非破壊検査方法を提供することを
課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】解決手段の第1は、2本
の電極を炭素繊維シートの施工面に打ち込み、各電極間
に電気を流して当該電極間の電気抵抗値を測定し、予め
測定しておいた施工枚数によって生じる電気抵抗値と比
較して施工枚数を推定する方法である。
【0008】又、解決手段の第2は、炭素繊維シートの
施工面にコイルを近づけ、電磁誘導によって得られる電
流値によって施工枚数を推定する方法である。
【0009】なお、第1の手段で、電極は炭素繊維の切
断を最少にするために電極棒はできるだけ細いものを使
用する。
【0010】炭素繊維シートによるコンクリート構造体
の補強は、一般的に目付け(単位面積当りの重量)が2
00〜300g/m2のシートをコンクリート構造体の
表面にエポキシ樹脂を用いて貼り付けるが、耐震補強を
目的とした場合は、復数枚のシートを重ねて施工して所
定の補強効果を得ることがある。
【0011】又、炭素繊維シートは、繊維方向にしか補
強効果が得られないので、せん断応力のように応力が複
雑に交錯する場合は、シートを縦横方向に復数枚を重ね
合わせて施工することもある。
【0012】炭素繊維シートの貼り付けに用いるエポキ
シ樹脂は、本来繊維への含浸とコンクリートへの接着に
必要な最低限の量でよいが、施工現場では下地の平滑性
の問題や施工技術の問題もあり、一般塗装のように施工
厚みにより炭素繊維シートの施工枚数を推定することは
できない。すなわち、市販の塗膜厚み計でシート施工厚
みを測定しても、施工されたシートの枚数を推定するこ
とはできない。
【0013】但し、シートの目付けと強度は比例するの
で、200g/m2のシートを3層貼ったものと、30
0g/m2のシートを2層貼ったものとは同じ補強効果
が得られる。なお、電気抵抗は断面積に反比例するので
シート貼付断面の電気抵抗値を測定すると貼付枚数が推
定できることになる。
【0014】この他、コンクリートが湿潤状態にあると
きは通電性があるので、電極を打ち込む際に電極がコン
クリート構造物にまで達すると、炭素繊維を通る電流と
コンクリートを通る電流が加算されて抵抗が少なくなる
と考えられるが、炭素繊維の電気抵抗とコンクリートが
湿潤状態の時の電気抵抗では、コンクリートの方が桁違
いに大きいので、この場合は測定しなおすなどの対策が
必要となる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、第1実施例による検査方
法を示す説明図であり、1はコンクリート構造物を示
し、2は炭素繊維シート3をエポキシ樹脂によってコン
クリート構造物1の表面に貼り付けて形成したシート施
工層である。4,5は電極針であり、電源6並びに電気
抵抗計7を接続したものである。
【0016】なお、上記したシート施工層3の厚みは約
1mmである。エポキシ樹脂は、本来炭素繊維シート3
への含浸とコンクリート構造物1への接着に必要な最低
限の量でよいが、下地の平滑性の問題もあるので、施工
現場では炭素繊維シート3も含めて約1mm程度の厚み
に施工されている。
【0017】又、図2は第2実施例による検査方法を示
す説明図であり、40が電磁コイルである他、他の部分
は第1の具体例と同じ符号は同じ部材を示している。
【0018】第1実施例の場合は、電極針4,5間に流
れる電気の電気抵抗値によって施工された炭素繊維シー
トの施工枚数が推定でき、又、第2実施例の場合は、電
磁コイル40に流れる電流値によって施工枚数が推定で
きる。
【0019】
【発明の効果】本発明の検査方法は、炭素繊維シートの
施工面を破壊することなく施工枚数を推定することがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例による検査方法を示す説明図。
【図2】第2実施例による検査方法を示す説明図。
【符号の説明】
1 コンクリート構造物 2 シート施工層 3 炭素繊維シート 4 電極針 5 電極針 40 電磁コイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート構造物の表面に炭素繊維シ
    ートを接着用樹脂を用いて貼付したシート施工面に2本
    の電極を打ち込み、各電極間に電気を流して当該電極間
    の電気抵抗値を測定し、予め測定しておいた施工枚数に
    よって生じる電気抵抗値と比較して炭素繊維シートの施
    工枚数を推定することを特徴とする炭素繊維シートの施
    工枚数検査方法。
  2. 【請求項2】 コンクリート構造物の表面に炭素繊維シ
    ートを接着用樹脂を用いて貼付したシート施工面にコイ
    ルを近づけ、電磁誘導によって得られる電流値を測定
    し、予め測定しておいた施工枚数によって生じる電流値
    と比較して炭素繊維シートの施工枚数を推定することを
    特徴とする炭素繊維シートの施工枚数検査方法。
JP6402098A 1998-02-27 1998-02-27 炭素繊維シートの施工枚数検査方法 Withdrawn JPH11250220A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003027417A1 (fr) * 2001-09-25 2003-04-03 Structural Quality Assurance, Inc. Materiau d'armature et structure d'armature d'une structure et procede de conception d'un materiau d'armature
JP2012026219A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Ever Protect Co Ltd けい酸塩系表面含浸コンクリート保護材の施工の検査・確認方法およびそれに用いる検査装置
CN109406582A (zh) * 2018-12-28 2019-03-01 南水北调东线总公司 一种利用碳纤维阻值变化的结构损伤检测方法
CN110501386A (zh) * 2019-07-17 2019-11-26 武汉大学 基于碳纤维混凝土的岩爆预警方法

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