JPH11249816A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JPH11249816A
JPH11249816A JP10045922A JP4592298A JPH11249816A JP H11249816 A JPH11249816 A JP H11249816A JP 10045922 A JP10045922 A JP 10045922A JP 4592298 A JP4592298 A JP 4592298A JP H11249816 A JPH11249816 A JP H11249816A
Authority
JP
Japan
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data
auxiliary storage
magnetic disk
storage means
unit
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Pending
Application number
JP10045922A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Kenmochi
一也 釼持
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キャッシュ効率の改善を図るのに有効な磁気デ
ィスク装置を提供する。 【解決手段】磁気ディスク(106)と複数のキャッシ
ュメモリ(104)をデータコントローラ(102)に
接続し、ホストコンピュータ(100)が磁気ディスク
(106)に読み書きするデータを、該データのアクセ
ス単位ごとに格納するキャッシュメモリ(104)を選
択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
に関し、特に、キャッシュ効率の改善を図るのに有効な
磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスクや光(磁気)ディスク等
の磁気ディスク内に記憶されたデータの読み書きを制御
する磁気ディスク装置には、データのアクセススピード
を向上させるため、一度アクセスしたデータをキャッシ
ュメモリに格納しておき、同じデータがアクセスされる
場合に、当該キャッシュメモリに格納したデータを使用
するものが知られている。
【0003】このようなキャッシュメモリの記憶容量
は、磁気ディスクの容量に比べて非常に小さいため、キ
ャッシュメモリには、一部のデータのみが格納される。
従って、キャッシュメモリが有効に利用されるために、
従来から様々な技術が考えられている。
【0004】例えば、特開平5−74046号公報に
は、キャッシュメモリの記憶領域を複数の領域に分割
し、当該分割した各領域を磁気ディスクのトラックと対
応させてデータの読み書きを行う技術が開示されてい
る。
【0005】また、特開平1−194042号公報に
は、使用頻度の高いデータをキャッシュメモリに格納す
ることにより、ヒット率の向上を図る技術が開示されて
いる。
【0006】一方、キャッシュメモリに格納したデータ
の転送速度を改善することにより、磁気ディスク装置の
処理速度向上を図った技術も考えられている。
【0007】例えば、特開平3−59717号公報に
は、キャッシュメモリに専用のバスを設けることによ
り、キャッシュ時に内部バスが占有されることを防止す
る技術が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術では、キャッシュの対象となるデータがアプリケーシ
ョンや画像等のサイズの大きなものである場合には、文
字フォントのようなサイズの小さなデータが割り込んで
格納される場合が多いため、連続した領域が確保でき
ず、キャッシュメモリに空きができて容量に無駄が発生
するという課題あった。
【0009】また、特開平3−59717号公報によれ
ば、外部装置がキャッシュメモリにアクセスしている
間、内部バスが占有されるという問題は解決されるが、
このフリーになった内部バスを使用しても、外部装置と
アクセス中のキャッシュメモリにアクセスすることはで
きないため、キャッシュ効率の改善を図るには不十分で
あった。
【0010】そこで、本発明は、キャッシュ効率の改善
を図るのに有効な磁気ディスク装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、外部装置(108)からア
クセスされるデータを記憶する主記憶手段(118)
と、該データを補助的に記憶する複数の補助記憶手段
(116)と、前記外部装置(108)によってアクセ
スされる記憶手段を選択する記憶手段選択部(110)
とを具備する磁気ディスク装置において、前記データの
アクセス単位を設定するアクセス単位設定手段(11
2)と、前記アクセス単位設定手段(112)が設定し
たアクセス単位ごとに、前記データを記憶する補助記憶
手段(116)を選択的に切り換える補助記憶切換手段
(114)とを具備することを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記補助記憶手段(116)に出力
されるデータのデータサイズを検出するデータサイズ検
出手段(120)を具備し、前記補助記憶切換手段(1
14)は、前記データサイズ検出手段(120)が検出
したサイズに応じて前記補助記憶手段(116)を選択
することを特徴とする。
【0013】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、前記補助記憶切換手段(114)の
切換基準となるデータサイズを閾値として設定する閾値
設定手段(122)を具備することを特徴とする。
【0014】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の発明において、前記複数の補助記憶手段(116)
は、前記閾値より小さな容量のを有する小容量記憶手段
(124)と、前記小容量記憶手段(124)よりも大
きな容量を有する大容量記憶手段(126)とを具備
し、前記補助記憶切換手段(114)は、前記閾値より
小さなサイズのデータが記憶される場合には前記小容量
記憶手段(124)に切り換え、前記閾値より大きなサ
イズのデータが記憶される場合には前記大容量記憶手段
(126)に切り換えることを特徴とする。
【0015】また、請求項5記載の発明は、請求項1乃
至請求項4のいずれかに記載の発明において、前記主記
憶手段(118)と前記補助記憶手段(116)を選択
的に接続する補助記憶接続手段(128)と、前記補助
記憶切換手段(114)による切り換えと、補助記憶接
続手段(128)による切り換えを調停する調停手段
(130)とを具備することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。
【0017】(発明の概要)図1は、本発明の概要を示
す図である。本発明は、同図に示すように、磁気ディス
ク106と複数のキャッシュメモリ104をデータコン
トローラ102に接続し、ホストコンピュータ100が
磁気ディスク106に読み書きするデータを、該データ
のアクセス単位ごとに格納するキャッシュメモリ104
を選択することにより、前述した課題を解決するもので
ある。
【0018】以下、本発明の内容をさらに詳細に説明す
る。
【0019】(第1の実施形態)図2は、本発明の第1
の実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロッ
ク図である。以下、この第1の実施形態に係る磁気ディ
スク装置の構成を各ブロックごとに説明する。
【0020】外部装置108は、本発明に係る磁気ディ
スク装置との間でデータのやり取りを行う装置であり、
パーソナルコンピュータやワークステーション等がこれ
に該当する。
【0021】主記憶手段118は、本発明に係る磁気デ
ィスク装置で扱われるデータを長期的に記憶するブロッ
クであり、外部装置108からの要求に応じて記憶した
データを当該外部装置108へ出力する。ハードディス
クや光(磁気)ディスク等の磁気ディスクおよび必要な
場合には当該磁気ディスクへのアクセスを制御するディ
スクコントローラがこれに該当する。
【0022】補助記憶手段116は、本発明に係る磁気
ディスク装置で扱われるデータを一時的に記憶するブロ
ックであり、同図に示すように、複数設けられる。この
補助記憶手段116は、主記憶手段118のアクセス速
度を上回るユニットで構成され、主記憶手段118を補
完しつつデータアクセス速度の向上を図るものである。
この補助記憶手段116としては、揮発性RAMや不揮
発性RAM等の電気的に情報を記憶するユニットで構成
することが好ましい。
【0023】記憶手段選択部110は、外部装置108
がアクセスする記憶手段を選択するブロックであり、上
記主記憶手段118と補助記憶手段116が選択の対象
となる。
【0024】アクセス単位設定手段112は、本発明に
係る磁気ディスク装置で扱われるデータのアクセス単位
を設定するブロックであり、このアクセス単位設定手段
112が設定した単位でデータのやり取りが行なわれ
る。このアクセス単位としては、ブロックやセクタ等の
概念が該当する。アクセス単位設定手段112が設定し
た単位は、記憶手段選択部110および補助記憶切換手
段114に出力される。
【0025】補助記憶切換手段114は、アクセス単位
設定手段112が設定した単位ごとに、アクセスされる
補助記憶手段116を切り換えるブロックである。例え
ば、同図に示す例では、「データA」と「データB」と
いうアクセス単位で構成されたデータは、それぞれ異な
った補助記憶手段116に格納される。
【0026】上記のように構成される本発明の第1の実
施形態によれば、補助記憶手段116に記憶されるデー
タは、アクセス単位を基準として記憶されるため、デー
タの連続性を保持したまま記憶することが可能となる。
【0027】(第2の実施形態)図3は、本発明の第2
の実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロッ
ク図である。同図に示す磁気ディスク装置には、前述し
た第1の実施形態に係る磁気ディスク装置の構成に加
え、補助記憶手段116に出力されるデータのデータサ
イズを検出するデータサイズ検出手段120が設けられ
る。
【0028】このデータサイズ検出手段120は、デー
タが補助記憶手段116に出力される前に、当該データ
のサイズを検出し、補助記憶切換手段114に出力す
る。
【0029】補助記憶切換手段114は、データサイズ
検出手段120が検出したサイズに応じて複数の補助記
憶手段116から一の補助記憶手段を選択し、当該選択
した補助記憶手段にデータを出力する。例えば、データ
サイズの大きさによって出力する補助記憶手段116を
区別する。
【0030】上記のように構成される第2の実施形態に
係る磁気ディスク装置によれば、データサイズに応じて
補助記憶手段116が選択されるため、サイズの大きな
データの間にサイズの小さなデータが混在したような状
態が防止されるため、サイズの大きなデータの連続性を
確保することができる。
【0031】(第3の実施形態)図4は、本発明の第3
の実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロッ
ク図である。同図に示す磁気ディスク装置には、前述し
た第2の実施形態に係る磁気ディスク装置の構成に加
え、補助記憶切換手段114の切換基準となるデータサ
イズを閾値として設定する閾値設定手段122が設けら
れる。
【0032】この閾値設定手段122が設定した閾値
は、補助記憶切換手段114に出力され、補助記憶切換
手段114は当該閾値以下のデータと当該閾値以上のデ
ータとで出力先とする補助記憶手段116を区別する。
この閾値は、補助記憶手段116の記憶容量または頻繁
にアクセスされるデータのデータサイズを考慮して設定
する。
【0033】例えば、補助記憶手段116の記憶容量と
同じサイズを閾値として設定し、確実に記憶できるもの
と、途中までしか記憶できないものとで補助記憶手段1
16を区別したり、頻繁にアクセスされるデータのデー
タサイズを閾値とし、当該頻繁にアクセスされるデータ
の連続性を確保するように構成する。
【0034】上記のように構成される本発明の第3の実
施形態によれば、予め設定された閾値で補助記憶手段1
16が選択されるため、所望のデータの連続性を確保す
ることができる。
【0035】(第4の実施形態)図5は、本発明の第4
の実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロッ
ク図である。同図に示す磁気ディスク装置には、前述し
た第3の実施形態に係る磁気ディスク装置に設けられる
補助記憶手段116として、小容量記憶手段124と大
容量記憶手段126とが設けられる。
【0036】ここで、小容量記憶手段124は、前記閾
値より小さな容量のを有する記憶手段であり、大容量記
憶手段126は、小容量記憶手段124よりも大きな容
量を有する記憶手段である。
【0037】補助記憶切換手段114は、閾値設定手段
122が設定した閾値より小さなサイズのデータが記憶
される場合には小容量記憶手段124に切り換え、当該
閾値より大きなサイズのデータが記憶される場合には大
容量記憶手段126に切り換える。
【0038】上記のように構成される本発明の第4の実
施形態に係る磁気ディスク装置によれば、補助記憶手段
116に記憶するデータの大きさに適合した容量の記憶
手段が選択されるため、トータルの記憶容量が同じ場合
でも、サイズの大きなデータを記憶する大容量記憶手段
126の記憶容量を増加させれば、よりデータの連続性
を確保することができる。
【0039】(第5の実施形態)図6は、本発明の第5
の実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロッ
ク図である。同図に示す磁気ディスク装置には、前述し
た第1の実施形態に係る磁気ディスク装置の構成に加
え、主記憶手段118と補助記憶手段116を選択的に
接続する補助記憶接続手段128と、補助記憶切換手段
114による切り換えと補助記憶接続手段128による
切り換えを調停する調停手段130とが設けられる。
【0040】補助記憶接続手段128は、補助記憶切換
手段114と同様の機能を有し、複数の補助記憶手段1
16から一の補助記憶手段116を選択して、主記憶手
段118と接続する。
【0041】調停手段130は、補助記憶切換手段11
4が選択した補助記憶手段116と補助記憶接続手段1
28が選択した補助記憶手段116とが重複しないよう
に、調停信号を出力して選択の制限をかける。これは、
RAM等の電気的に情報を記憶するデバイスでは、2つ
のポートから同時にアクセスすることができないことを
考慮したものであり、補助記憶手段116として、2つ
のポートから同時にアクセスできるデバイスが使用でき
る場合には、調停手段130は設けなくてもよい。
【0042】上記のように構成される本発明の第5の実
施形態によれば、一の補助記憶手段116がアクセス中
でも他の補助記憶手段116にアクセスできるため、全
体として補助記憶手段116へのアクセス速度を向上さ
せることができる。
【0043】尚、上述した第5の実施形態に第2乃至第
4の実施形態を組み合わせて構成すれば、当該各実施形
態によって達成される効果を得ることができる。
【0044】(実施例)図7は、本発明の一実施例を示
すブロック図である。同図に示す実施例は、前述した第
1の実施形態から第5の実施形態までを磁気ディスク装
置に適用したものである。
【0045】以下、同図に示す磁気ディスク装置の構成
を各ブロックごとに説明する。
【0046】ホストコンピュータ100は、前述した各
実施形態で説明した外部装置108として機能し、本実
施例に係る磁気ディスク装置に接続される。
【0047】ホストインターフェース132は、ホスト
コンピュータ100と磁気ディスク装置の接続機能を提
供するインターフェースであり、記憶手段選択部110
として機能する。このホストインターフェース132に
は、SCSI等の外部バスコントローラが使用される。
【0048】CPU134は、内部バス140に接続さ
れた各ユニットを制御し、本実施例に係る磁気ディスク
装置の機能中心となるデバイスであり、記憶手段選択部
110、アクセス単位設定手段112、補助記憶切換手
段114、補助記憶接続手段128および調停手段13
0として機能する。
【0049】RAM136は、CPU134の作業領域
を提供するデバイスであり、ROM138は、CPU1
34の制御プログラムを格納するデバイスである。
【0050】キャッシュメモリA144、キャッシュメ
モリB146およびキャッシュメモリC148は、それ
ぞれ補助記憶手段116として機能するデバイスであ
り、本実施例では、キャッシュメモリA144が小容量
記憶手段124を構成し、キャッシュメモリB146お
よびキャッシュメモリC148が大容量記憶手段126
を構成する。このように、大容量記憶手段126が複数
設けられているのは、各キャッシュメモリの容量を超え
るデータの連続性を確保するとともに、先読み機能を実
現するためである。
【0051】先読み機能とは、サイズの大きなデータが
読み出された場合に当該データ以降のデータをキャッシ
ュする機能である。尚、キャッシュメモリの主な役割
は、磁気ディスク106のヘッドシークやディスク回転
待ち時間によるアクセス速度の低下を低減することであ
る。
【0052】第1ポート142および第2ポート150
は、それぞれ補助記憶切換手段114および補助記憶接
続手段として機能するポートであり、キャッシュメモリ
A144、キャッシュメモリB146、キャッシュメモ
リC148への接続パスを選択的に切り換える。ここ
で、第1ポート142は内部バス140に接続され、第
2ポート150はディスクコントローラ152に接続さ
れる。
【0053】ディスクコントローラ152は、主記憶手
段118として機能するデバイスであり、CPU134
の要求に応じて磁気ディスクへのアクセスを制御する。
このディスクコントローラ152には、アナログ/ディ
ジタル変換するA/D変換器と、磁気ディスクの回転デ
ィスクおよびヘッドを制御するサーボ機能が含まれる。
【0054】磁気ディスク106は、主記憶手段118
として機能するデバイスであり、ハードディスクや光
(磁気)ディスクが使用される。この磁気ディスク10
6には、プリンタ158で使用される印刷データや磁気
ディスク装置を制御するシステムデータ等が格納され
る。このハードディスクに記憶されたデータは、連続し
たブロックで読み書きされる。
【0055】プリンタコントローラ156は、プリンタ
158との接続機能を提供するデバイスであり、ホスト
コンピュータ100に接続される。プリンタ158は、
このプリンタコントローラに接続される。
【0056】次に、上記のように構成される磁気ディス
ク装置の動作を説明する。
【0057】図8は、図7に示す磁気ディスク装置が実
行する磁気ディスク制御処理の実行手順を示すフローチ
ャートである。
【0058】まず、CPU134は、ホストコンピュー
タ100からコマンドを受信すると、当該受信したコマ
ンドが読み出しコマンドであるか書き込みコマンドであ
るかを判断する(ステップS100)。そして、この受
信したコマンドが読み出しコマンドである場合には(ス
テップS100でREAD)、当該コマンドに基づいて
読み込みアドレスと読み込みサイズを設定する(ステッ
プS102)。このとき、読み込みサイズはブロック数
で表現する。
【0059】次に、CPU134は、キャッシュメモリ
A144、キャッシュメモリB146およびキャッシュ
メモリC148にアクセスし、読み込みが要求されてい
るブロックが既に格納されているかどうかを判断する
(ステップS104)。このとき、直前に受信したコマ
ンドが書き込みコマンドであって、読み込みが要求され
ているブロックに書き込みが発生している場合には、該
当するブロックが存在してもキャッシュヒットとはみな
さない(ステップS104でNO)。
【0060】ステップS104でキャッシュヒットして
いないと判断された場合は、読み込みが要求されている
ブロック数が予め閾値として設定したブロック数をこえ
ているかどうかを判断する(ステップS106)。この
閾値は、各キャッシュメモリの容量を考慮してユーザが
任意に設定した値である。ステップS106で当該ブロ
ック数が閾値以上であると判断された場合には(ステッ
プS106でNO)、図9に示すステップS118に進
む。
【0061】図9は、図8に示す結合子Cに続く処理の
実行手順を示すフローチャートである。同図に示す処理
でCPU134は、まずキャッシュメモリA144を確
保して(ステップS118)、第2ポート150をキャ
ッシュメモリA144に切り換える(ステップS12
0)。これにより、キャッシュメモリA144がディス
クコントローラ152に接続された状態となる。
【0062】CPUは、続いて、磁気ディスクから要求
されたデータを読み込んで(ステップS122)、キャ
ッシュメモリA144に格納する(ステップS12
4)。要求されたデータの読み出しが終了するまでこの
ステップS122、S124の処理を繰り返し(ステッ
プS126)、読み出し完了後(ステップS126でY
ES)、第1ポート142をキャッシュメモリA144
に切り換えて内部バス140に接続し(ステップS12
8)、キャッシュメモリA144に格納したデータをホ
ストコンピュータ100に転送する(ステップS13
0)。
【0063】一方、ステップS106で設定ブロック数
が閾値以下であると判断された場合には(ステップS1
06でYES)、キャッシュメモリB146およびキャ
ッシュメモリC148を確保する。これは、以降連続し
てデータ読み出し要求が続く可能性が高いことを考慮し
たものである。
【0064】その後、CPU134は、第2ポートをキ
ャッシュメモリB146に切り換えて(ステップS11
0)、キャッシュメモリB146とディスクコントロー
ラ152を接続し、磁気ディスクのデータを読み込んで
(ステップS112)キャッシュメモリBに格納する
(ステップS114)。この動作をステップS102で
設定したブロック数の読み出しが完了するまで繰り返す
(ステップS116でNO)。その後、図10に示すス
テップS132に進む。
【0065】図10は、図8に示す結合子Dに続く処理
の実行手順を示すフローチャートである。同図に示す処
理でCPU134は、第1ポートをキャッシュメモリB
146に切り換え(ステップS132)、第2ポート1
50をキャッシュメモリC148に切り換える(ステッ
プS136)。そして、先読みを行う場合には(ステッ
プS136でNO)、図11に示すステップS162に
進み、キャッシュメモリB146に格納したデータをホ
ストコンピュータ100に転送する。
【0066】一方、先読みを行う場合には(ステップS
136でYES)、キャッシュメモリB146に格納し
たデータの次のアドレスに格納されたデータを磁気ディ
スクから読み込み(ステップS138)、キャッシュメ
モリC148に格納する(ステップS140)。この処
理をキャッシュメモリC148の記憶容量がフルになる
まで繰り返し(ステップS142でNO)、容量オーバ
ーとなった時点でキャッシュメモリC148の読み出し
要求を待機し(ステップS144でNO)。読み出し要
求があると(ステップS144でYES)、図11に示
すステップS146に進む。
【0067】図11は、図10に示す結合子Fに続く処
理の実行手順を示すフローチャートである。同図に示す
処理でCPU134は、第1ポート142をキャッシュ
メモリC148に切り換え(ステップS146)、キャ
ッシュメモリC148に格納されたデータをホストコン
ピュータに転送する(ステップS162)。これと同時
に、第2ポートをキャッシュメモリB146に切り換え
(ステップS148)、キャッシュメモリB146への
書き込みが可能となるのを待機する(ステップS150
でNO)。
【0068】キャッシュメモリB146への書き込みが
可能になると(ステップS150でYES)、磁気ディ
スクの内容を読み込んで(ステップS152)、キャッ
シュメモリB146に格納する(ステップS154)。
この処理をキャッシュメモリB146の記憶容量が一杯
になるまで行い(ステップS156でNO)、容量がオ
ーバーした時点でキャッシュメモリB146の読み出し
要求を待機する(ステップS158)。
【0069】そして、キャッシュメモリB146の読み
出し要求があると(ステップS158でYES)、第1
ポート142をキャッシュメモリB146に切り換えて
(ステップS160)、格納されたデータをホストコン
ピュータ100に転送する(ステップS162)。
【0070】このように、本実施例では、キャッシュメ
モリおよび接続ポートを複数設けられているため、ホス
トコンピュータ100へのデータ転送と、磁気ディスク
106からのデータ読み出しを同時に実行することがで
きる。その結果、1つのキャッシュメモリの容量を超え
たデータでも連続した読み出しを実行することが可能と
なる。
【0071】また、磁気ディスクに格納された印刷デー
タや画像等データを連続的にキャッシュし、リアルタイ
ムに読み出すことも可能であるため、大きなデータのア
クセス速度を向上させることができる。
【0072】そして、次の読み出しコマンドでキャッシ
ュにヒットした場合には(ステップS104でYE
S)、ヒットしたデータが格納されているキャッシュメ
モリのデータを読み出す(ステップS128、ステップ
S144、ステップS158)。
【0073】一方、図8に示すステップS100で書き
込みコマンドを受信した場合には(ステップS100で
WRITE)、図12に示すステップS200に進む。
【0074】図12は、図8に示す結合子Aに続く処理
の実行手順を示すフローチャートである。同図に示す処
理で、CPU134は、受信した書き込みコマンドに基
づいて書き込み開始アドレスと書き込みサイズを設定し
(ステップS200)、書き込みキャッシュを使用する
かどうかを判断する(ステップS202)。
【0075】書き込みキャッシュを使用する場合には
(ステップS202でYES)、第1ポート142をキ
ャッシュメモリB146に切り換えて(ステップS20
4)、キャッシュメモリB146に要求されたデータを
書き込む(ステップS206)。当該書き込みがキャッ
シュメモリB146の記憶容量内で終了しなかったとき
は(ステップS208でNO)、第1ポート142をキ
ャッシュメモリC148に切り換えて(ステップS21
4)、後続するデータをキャッシュメモリC148に書
き込む(ステップS215)。
【0076】その後、データの書き込みが終了したかど
うかを判断し(ステップS126)、終了していなけれ
ば(ステップS126でNO)、ステップS204に戻
って、第1ポートをキャッシュメモリBに切り換え(ス
テップS204)、終了していれば(ステップS216
でYES)、ホストコンピュータ100にデータ書き込
みの終了を報告して(ステップS217)、当該データ
を磁気ディスクに書き込む(ステップS212)。
【0077】キャッシュメモリB146への書き込みが
容量内で終了したときは(ステップS208でYE
S)、第2ポート150をキャッシュメモリB146に
切り換えて(ステップS210)、格納されたデータを
磁気ディスク106に書き込む(ステップS212)。
【0078】一方、ステップS202で書き込みキャッ
シュを使用しない場合には、図13に示すステップS2
18に進む。
【0079】図13は、図12に示す結合子Gに続く処
理の実行手順を示すフローチャートである。同図に示す
処理でCPU134は、キャッシュメモリA144を確
保した後(ステップS218)、第1ポート142をキ
ャッシュメモリA144に切り換えて(ステップS22
0)、書き込み要求のあったデータをキャッシュメモリ
A144に格納する(ステップS222)。その後、第
2ポート150をキャッシュメモリA144に切り換え
て(ステップS224)、キャッシュメモリA144に
格納したデータを磁気ディスク106に書き込み(ステ
ップS226)、データの書き込みが終了していれば
(ステップS228でYES)、ホストコンピュータ1
00に書き込み終了を報告して(ステップS230)処
理を終了する。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
キャッシュ効率の改善を図るのに有効な磁気ディスク装
置を提供することができる。
【0081】また、本発明の第1の実施形態によれば、
補助記憶手段116に記憶されるデータは、アクセス単
位を基準として記憶されるため、データの連続性を保持
したまま記憶することが可能となる。
【0082】また、第2の実施形態に係る磁気ディスク
装置によれば、データサイズに応じて補助記憶手段11
6が選択されるため、サイズの大きなデータの間にサイ
ズの小さなデータが混在したような状態が防止されるた
め、サイズの大きなデータの連続性を確保することがで
きる。
【0083】また、本発明の第3の実施形態によれば、
予め設定された閾値で補助記憶手段116が選択される
ため、所望のデータの連続性を確保することができる。
【0084】また、本発明の第4の実施形態に係る磁気
ディスク装置によれば、補助記憶手段116に記憶する
データの大きさに適合した容量の記憶手段が選択される
ため、トータルの記憶容量が同じ場合でも、サイズの大
きなデータを記憶する大容量記憶手段126の記憶容量
を増加させれば、よりデータの連続性を確保することが
できる。
【0085】また、本発明の第5の実施形態によれば、
一の補助記憶手段116がアクセス中でも他の補助記憶
手段116にアクセスできるため、全体として補助記憶
手段116へのアクセス速度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る磁気ディスク装
置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る磁気ディスク装
置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る磁気ディスク装
置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第4の実施形態に係る磁気ディスク装
置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第5の実施形態に係る磁気ディスク装
置の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図8】図7に示す磁気ディスク装置が実行する磁気デ
ィスク制御処理の実行手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】図8に示す結合子Cに続く処理の実行手順を示
すフローチャートである。
【図10】図8に示す結合子Dに続く処理の実行手順を
示すフローチャートである。
【図11】図10に示す結合子Fに続く処理の実行手順
を示すフローチャートである。
【図12】図8に示す結合子Aに続く処理の実行手順を
示すフローチャートである。
【図13】図12に示す結合子Gに続く処理の実行手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100…ホストコンピュータ、102…データコントロ
ーラ、104…キャッシュメモリ、106…磁気ディス
ク、108…外部装置、110…記憶手段選択部、11
2…アクセス単位設定手段、114…補助記憶切換手
段、116…補助記憶手段、118…主記憶手段、12
0…データサイズ検出手段、122…閾値設定手段、1
24…小容量記憶手段、126…大容量記憶手段、12
8…補助記憶接続手段、130…調停手段、132…ホ
ストインターフェース、134…CPU、136…RA
M、138…ROM、140…内部バス、142…第1
ポート、144…キャッシュメモリA、146…キャッ
シュメモリB、148…キャッシュメモリC、150…
第2ポート、152…ディスクコントローラ、156…
プリンタコントローラ、158…プリンタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置(108)からアクセスされる
    データを記憶する主記憶手段(118)と、該データを
    補助的に記憶する複数の補助記憶手段(116)と、前
    記外部装置(108)によってアクセスされる記憶手段
    を選択する記憶手段選択部(110)とを具備する磁気
    ディスク装置において、 前記データのアクセス単位を設定するアクセス単位設定
    手段(112)と、 前記アクセス単位設定手段(112)が設定したアクセ
    ス単位ごとに、前記データを記憶する補助記憶手段(1
    16)を選択的に切り換える補助記憶切換手段(11
    4)とを具備することを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記補助記憶手段(116)に出力され
    るデータのデータサイズを検出するデータサイズ検出手
    段(120)を具備し、 前記補助記憶切換手段(114)は、 前記データサイズ検出手段(120)が検出したサイズ
    に応じて前記補助記憶手段(116)を選択することを
    特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記補助記憶切換手段(114)の切換
    基準となるデータサイズを閾値として設定する閾値設定
    手段(122)を具備することを特徴とする請求項2記
    載の磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の補助記憶手段(116)は、 前記閾値より小さな容量のを有する小容量記憶手段(1
    24)と、 前記小容量記憶手段(124)よりも大きな容量を有す
    る大容量記憶手段(126)とを具備し、 前記補助記憶切換手段(114)は、 前記閾値より小さなサイズのデータが記憶される場合に
    は前記小容量記憶手段(124)に切り換え、前記閾値
    より大きなサイズのデータが記憶される場合には前記大
    容量記憶手段(126)に切り換えることを特徴とする
    請求項3記載の磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記主記憶手段(118)と前記補助記
    憶手段(116)を選択的に接続する補助記憶接続手段
    (128)と、 前記補助記憶切換手段(114)による切り換えと、補
    助記憶接続手段(128)による切り換えを調停する調
    停手段(130)とを具備することを特徴とする請求項
    1乃至請求項4のいずれかに記載の磁気ディスク装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8407310B2 (en) 2005-06-24 2013-03-26 Vodafone Group Plc Method for data communication, data communication system and mobile communication terminal
JP2017060674A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 富士通デバイス株式会社 遊技機用記憶装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8407310B2 (en) 2005-06-24 2013-03-26 Vodafone Group Plc Method for data communication, data communication system and mobile communication terminal
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