JPH11249666A - 表示制御装置 - Google Patents
表示制御装置Info
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- JPH11249666A JPH11249666A JP10047366A JP4736698A JPH11249666A JP H11249666 A JPH11249666 A JP H11249666A JP 10047366 A JP10047366 A JP 10047366A JP 4736698 A JP4736698 A JP 4736698A JP H11249666 A JPH11249666 A JP H11249666A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- character
- change
- display control
- dot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Studio Circuits (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 デジタル表示装置において、比較的簡易な表
示制御処理によっても、ユーザが利用しやすいカラオケ
の歌詞のワイプ表示が得られるようにする。また、ワイ
プ表示として複数の表示形態から選択可能とすること
で、ユーザの好みや歌唱力に応じたワイプの表示が得ら
れるようにして、カラオケ機器としての使い勝手を向上
させる。 【解決手段】 ドットマトリクス表示が行われるいわゆ
るデジタル表示装置に対応して表示制御を行う表示制御
装置として、例えば、カラオケの歌詞等の文字情報をカ
ラオケ楽曲の再生の進行に従ってワイプ表示させるのに
あたり、上記表示文字を形成するドットマトリクス上の
表示ドットに対して所要の表示変化を与えるように構成
する。また、上記表示変化として複数タイプを用意し
て、これをユーザの操作等により選択可能に構成する。
示制御処理によっても、ユーザが利用しやすいカラオケ
の歌詞のワイプ表示が得られるようにする。また、ワイ
プ表示として複数の表示形態から選択可能とすること
で、ユーザの好みや歌唱力に応じたワイプの表示が得ら
れるようにして、カラオケ機器としての使い勝手を向上
させる。 【解決手段】 ドットマトリクス表示が行われるいわゆ
るデジタル表示装置に対応して表示制御を行う表示制御
装置として、例えば、カラオケの歌詞等の文字情報をカ
ラオケ楽曲の再生の進行に従ってワイプ表示させるのに
あたり、上記表示文字を形成するドットマトリクス上の
表示ドットに対して所要の表示変化を与えるように構成
する。また、上記表示変化として複数タイプを用意し
て、これをユーザの操作等により選択可能に構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶ディス
プレイ装置などのドットマトリクスの構造により画像表
示を行う表示装置に対して表示制御を行うための表示制
御装置に関するものであり、特にカラオケなどの歌詞表
示におけるワイプ等の文字表示の表示形態の変化のため
の表示制御を行うことのできる表示制御装置に関するも
のである。
プレイ装置などのドットマトリクスの構造により画像表
示を行う表示装置に対して表示制御を行うための表示制
御装置に関するものであり、特にカラオケなどの歌詞表
示におけるワイプ等の文字表示の表示形態の変化のため
の表示制御を行うことのできる表示制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年においては、カラオケが広く普及し
てきている。カラオケでは音声として再生出力されるカ
ラオケの楽曲の進行に従って、歌詞を表示することが行
われる。また、歌詞を表示する際には、ユーザが歌うべ
きメロディーのタイミングに合わせて、歌詞として表示
されている文字について何らかの表示態様の変化を与え
ていく、いわゆるワイプといわれる表示が行われる。
てきている。カラオケでは音声として再生出力されるカ
ラオケの楽曲の進行に従って、歌詞を表示することが行
われる。また、歌詞を表示する際には、ユーザが歌うべ
きメロディーのタイミングに合わせて、歌詞として表示
されている文字について何らかの表示態様の変化を与え
ていく、いわゆるワイプといわれる表示が行われる。
【0003】上記のようなワイプの方法としては、例え
ばメロディーの進行に応じて、歌詞の文字色を反転させ
たり変更させていくことがよく行われている。このと
き、表示制御の方式によっては、1つの表示文字に対し
て、メロディーの進行に応じて例えば文字の端側から徐
々に文字色を変更していくようなことも行われる。
ばメロディーの進行に応じて、歌詞の文字色を反転させ
たり変更させていくことがよく行われている。このと
き、表示制御の方式によっては、1つの表示文字に対し
て、メロディーの進行に応じて例えば文字の端側から徐
々に文字色を変更していくようなことも行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におい
ては、カラオケ再生装置として、例えば、ユーザが携帯
可能な程度の小型サイズの機器を提供しようとする動き
が見られているが、このような携帯カラオケ再生装置で
は、CRT(Cathode Ray Tube)などの比較的大型な表示
デバイスを搭載することは現実的ではない。従って、表
示デバイスとしては、小型化が容易で薄型でもある液晶
ディスプレイなどの、いわゆるデジタル表示デバイスが
採用されることになる。
ては、カラオケ再生装置として、例えば、ユーザが携帯
可能な程度の小型サイズの機器を提供しようとする動き
が見られているが、このような携帯カラオケ再生装置で
は、CRT(Cathode Ray Tube)などの比較的大型な表示
デバイスを搭載することは現実的ではない。従って、表
示デバイスとしては、小型化が容易で薄型でもある液晶
ディスプレイなどの、いわゆるデジタル表示デバイスが
採用されることになる。
【0005】このようなデジタル表示デバイスでは、例
えば表示画面が縦(Y)×横(X)によるドット(画素
電極)の配列集合(ドットマトリクス)により形成され
る。そして、走査パルスによって水平方向に配列された
ドット列を一斉にオンとするようにして順次垂直方向に
走査を行っていくと共に、垂直走査タイミングに応じ
て、信号電圧を水平方向のドット列を形成する各ドット
に対して印加するようにして表示を行う(ドットマトリ
クス表示)。
えば表示画面が縦(Y)×横(X)によるドット(画素
電極)の配列集合(ドットマトリクス)により形成され
る。そして、走査パルスによって水平方向に配列された
ドット列を一斉にオンとするようにして順次垂直方向に
走査を行っていくと共に、垂直走査タイミングに応じ
て、信号電圧を水平方向のドット列を形成する各ドット
に対して印加するようにして表示を行う(ドットマトリ
クス表示)。
【0006】ここで、上記のようなデジタル表示デバイ
スを備えたカラオケ再生装置により歌詞のワイプ表示を
行うことを考えた場合、上述したような文字色等の変更
によるワイプ方式を採用しようとすると、そのための表
示制御が比較的複雑になってしまうため、デジタル表示
デバイスには必ずしも有効ではない。
スを備えたカラオケ再生装置により歌詞のワイプ表示を
行うことを考えた場合、上述したような文字色等の変更
によるワイプ方式を採用しようとすると、そのための表
示制御が比較的複雑になってしまうため、デジタル表示
デバイスには必ずしも有効ではない。
【0007】また、一般に、カラオケの歌詞表示におけ
るワイプ方式は、メーカやカラオケ楽曲のサプライヤな
どによって、1つのワイプ方式が固定されて採用される
のでユーザにとっては選択の余地がない。この場合、例
えばワイプ方式によっては、ユーザの好みにそぐわなか
ったり、ユーザにとってメロディと歌詞のタイミングの
対応がとりにくくて歌いにくい等の不都合が生じる可能
性があるが、このときにこれといった対応策がとれない
ことになる。
るワイプ方式は、メーカやカラオケ楽曲のサプライヤな
どによって、1つのワイプ方式が固定されて採用される
のでユーザにとっては選択の余地がない。この場合、例
えばワイプ方式によっては、ユーザの好みにそぐわなか
ったり、ユーザにとってメロディと歌詞のタイミングの
対応がとりにくくて歌いにくい等の不都合が生じる可能
性があるが、このときにこれといった対応策がとれない
ことになる。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記した
課題を考慮して、ドットマトリクス表示が行われるいわ
ゆるデジタル表示デバイスに対応して有効とされる文字
表示の変化の態様(例えば歌詞のワイプ等)が得られる
ようにすることを目的とすると共に、このような文字表
示の変化の態様を複数用意することで、例えば歌詞のワ
イプ表示の態様の選択肢がユーザに与えられるようにす
ることを目的とする。
課題を考慮して、ドットマトリクス表示が行われるいわ
ゆるデジタル表示デバイスに対応して有効とされる文字
表示の変化の態様(例えば歌詞のワイプ等)が得られる
ようにすることを目的とすると共に、このような文字表
示の変化の態様を複数用意することで、例えば歌詞のワ
イプ表示の態様の選択肢がユーザに与えられるようにす
ることを目的とする。
【0009】このため、ドットマトリクスにより表示画
面が形成される表示手段に対して画像表示を行うための
表示制御を行う表示制御装置として、或る音声データと
対応付けされた1文字以上の文字情報を表示文字として
表示手段に対して表示出力させる際に、或る音声データ
の再生時間に同期させて、表示文字を形成するドットマ
トリクス上のドット表示に対して所要の表示態様の変化
を与えるための表示制御を実行することのできる表示制
御手段を設けることとした。
面が形成される表示手段に対して画像表示を行うための
表示制御を行う表示制御装置として、或る音声データと
対応付けされた1文字以上の文字情報を表示文字として
表示手段に対して表示出力させる際に、或る音声データ
の再生時間に同期させて、表示文字を形成するドットマ
トリクス上のドット表示に対して所要の表示態様の変化
を与えるための表示制御を実行することのできる表示制
御手段を設けることとした。
【0010】そして、上記表示制御手段としては、或る
音声データの再生時間に同期させて、上記表示文字を形
成する上記ドットマトリクス上のドット表示について、
その一部あるいは全てのドット表示を消去するようにし
て上記表示態様の変化を与えるように構成することとし
た。また、或る音声データの再生時間に同期させて、表
示文字を形成する上記ドットマトリクス上のドット表示
について階調の変化を与えるようにして上記表示態様の
変化を与えるように構成することとした。また、或る音
声データの再生時間に同期させて、表示文字の左右又は
上下が反転されるようにしてドットマトリクス上でのド
ット表示を行うことによって上記表示態様の変化を与え
るように構成することとした。更には、或る音声データ
の再生時間に同期させて複数の表示文字からなる表示文
字列を所定方向にスクロールさせると共に、この表示文
字列のうち歌唱タイミングに対応する表示文字を形成す
るドット表示については他の表示文字を形成するドット
表示よりも階調が高くなるようにすることで上記表示態
様の変化を与えるように構成することとした。
音声データの再生時間に同期させて、上記表示文字を形
成する上記ドットマトリクス上のドット表示について、
その一部あるいは全てのドット表示を消去するようにし
て上記表示態様の変化を与えるように構成することとし
た。また、或る音声データの再生時間に同期させて、表
示文字を形成する上記ドットマトリクス上のドット表示
について階調の変化を与えるようにして上記表示態様の
変化を与えるように構成することとした。また、或る音
声データの再生時間に同期させて、表示文字の左右又は
上下が反転されるようにしてドットマトリクス上でのド
ット表示を行うことによって上記表示態様の変化を与え
るように構成することとした。更には、或る音声データ
の再生時間に同期させて複数の表示文字からなる表示文
字列を所定方向にスクロールさせると共に、この表示文
字列のうち歌唱タイミングに対応する表示文字を形成す
るドット表示については他の表示文字を形成するドット
表示よりも階調が高くなるようにすることで上記表示態
様の変化を与えるように構成することとした。
【0011】また、上記表示制御手段としては、上記し
た各表示態様の変化のうちから、表示態様変化候補とし
て、少なくとも2以上の表示態様変化による文字表示を
行うための表示制御が可能に構成したうえで、この表示
態様変化候補のうちから何れか1つを選択するための操
作を行うことのできる選択操作手段を設けることとし
た。そして表示制御手段は、選択操作手段により選択さ
れた表示態様変化候補としての表示態様変化による文字
表示が行われるように表示制御を実行するように構成す
ることとした。
た各表示態様の変化のうちから、表示態様変化候補とし
て、少なくとも2以上の表示態様変化による文字表示を
行うための表示制御が可能に構成したうえで、この表示
態様変化候補のうちから何れか1つを選択するための操
作を行うことのできる選択操作手段を設けることとし
た。そして表示制御手段は、選択操作手段により選択さ
れた表示態様変化候補としての表示態様変化による文字
表示が行われるように表示制御を実行するように構成す
ることとした。
【0012】上記構成によれば、文字表示の表示態様を
変化させるために、表示文字を形成するドットマトリク
ス上のドット表示に対して所要の表示変化を与えるよう
に表示制御を行うことになるが、これにより、ドットマ
トリクス表示を行うデジタル表示デバイスに適合する文
字に対する表示態様の変化を与えることが可能になる。
変化させるために、表示文字を形成するドットマトリク
ス上のドット表示に対して所要の表示変化を与えるよう
に表示制御を行うことになるが、これにより、ドットマ
トリクス表示を行うデジタル表示デバイスに適合する文
字に対する表示態様の変化を与えることが可能になる。
【0013】例えば、カラオケの歌詞のワイプを例に取
れば、カラオケ楽曲の再生時間に同期させて、ドットマ
トリクス上の表示ドットの一部あるいは全てのドット表
示を消去するようにして上記表示態様の変化を与えるこ
とで、メロディの進行にあわせて、歌詞の文字の一部が
欠けるようにする、或いは消去させるようにすることが
可能となる。
れば、カラオケ楽曲の再生時間に同期させて、ドットマ
トリクス上の表示ドットの一部あるいは全てのドット表
示を消去するようにして上記表示態様の変化を与えるこ
とで、メロディの進行にあわせて、歌詞の文字の一部が
欠けるようにする、或いは消去させるようにすることが
可能となる。
【0014】また、再生時間に同期させて所要の周期或
いはタイミングでもって表示ドットを点滅表示させるよ
うにして表示変化を与えることで、表示文字には階調変
化の表現が与えられる。そこで、メロディの進行にあわ
せて、ドット表示の点滅周期や点滅タイミングを可変す
るようにして表示すれば、歌詞の文字の階調が薄くなる
ようにされた表示態様によりワイプを表現するようにさ
れる。
いはタイミングでもって表示ドットを点滅表示させるよ
うにして表示変化を与えることで、表示文字には階調変
化の表現が与えられる。そこで、メロディの進行にあわ
せて、ドット表示の点滅周期や点滅タイミングを可変す
るようにして表示すれば、歌詞の文字の階調が薄くなる
ようにされた表示態様によりワイプを表現するようにさ
れる。
【0015】また、表示文字の左右又は上下が反転され
るようにしてドットマトリクス上のドットを表示するこ
とによって表示変化を与えることで、メロディの進行に
あわせて、歌詞の文字が反転していく表示態様によりワ
イプを表現することができる。
るようにしてドットマトリクス上のドットを表示するこ
とによって表示変化を与えることで、メロディの進行に
あわせて、歌詞の文字が反転していく表示態様によりワ
イプを表現することができる。
【0016】更には、表示文字列を所定方向にスクロー
ルさせると共に、この表示文字列のうち、歌唱タイミン
グに対応する表示文字については、他の表示文字よりも
濃度が高くなるようして表示変化を与えるようにするこ
とで、常に歌うべきタイミングの文字の階調が他の表示
文字よりも高い状態とされたうえで、歌詞の文字がスク
ロールされていくことで、1種のワイプを表現するよう
にされる。
ルさせると共に、この表示文字列のうち、歌唱タイミン
グに対応する表示文字については、他の表示文字よりも
濃度が高くなるようして表示変化を与えるようにするこ
とで、常に歌うべきタイミングの文字の階調が他の表示
文字よりも高い状態とされたうえで、歌詞の文字がスク
ロールされていくことで、1種のワイプを表現するよう
にされる。
【0017】そして、上記のような表示変化の態様につ
いての選択操作ができるようにすることで、ユーザとし
ては、例えばカラオケの歌詞のワイプ方式について選択
可能な余地が与えられることになる。
いての選択操作ができるようにすることで、ユーザとし
ては、例えばカラオケの歌詞のワイプ方式について選択
可能な余地が与えられることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以降、本発明の実施の形態の表示
制御装置について説明する。ここで、本実施の形態の表
示制御装置は、情報配信システムの一種である通信カラ
オケシステムの一部を形成し、通信カラオケシステムを
利用してダウンロードしたカラオケ楽曲データを再生し
てカラオケを行うことのできる個人端末装置に対して備
えられるものとする。また、以降の説明は次の順序で行
うこととする。 1.通信カラオケシステムの構成 2.歌詞のワイプ表示例 2−1.ワイプ表示タイプ1 2−2.ワイプ表示タイプ2 2−3.ワイプ表示タイプ3 2−4.ワイプ表示タイプ4 3.歌詞表示のための処理動作
制御装置について説明する。ここで、本実施の形態の表
示制御装置は、情報配信システムの一種である通信カラ
オケシステムの一部を形成し、通信カラオケシステムを
利用してダウンロードしたカラオケ楽曲データを再生し
てカラオケを行うことのできる個人端末装置に対して備
えられるものとする。また、以降の説明は次の順序で行
うこととする。 1.通信カラオケシステムの構成 2.歌詞のワイプ表示例 2−1.ワイプ表示タイプ1 2−2.ワイプ表示タイプ2 2−3.ワイプ表示タイプ3 2−4.ワイプ表示タイプ4 3.歌詞表示のための処理動作
【0019】1.通信カラオケシステムの構成 図1は、本実施の形態としての通信カラオケシステムの
構成例を示すものである。本実施の形態の通信カラオケ
システムは、主としてスタンダードMIDI(Musical I
nstrument Digital Interface)ファイル(以降、単にS
MF(StandardMIDI File)という)によるカラオケの楽
曲データを、サーバ装置から個人端末装置に対して配信
する情報配信システムとされる。なお、SMFとは、周
知のように、演奏データの規格として広く普及している
MIDI情報を利用して作成した楽曲演奏データとし
て、異なる機種のシーケンサ(ここでは、MIDI情報
による演奏データの記録、再生、編集等を行う装置のこ
とである)やシーケンスソフトに対応して汎用性を与え
ることを目的として規定されたフォーマットを有する楽
曲演奏データである。
構成例を示すものである。本実施の形態の通信カラオケ
システムは、主としてスタンダードMIDI(Musical I
nstrument Digital Interface)ファイル(以降、単にS
MF(StandardMIDI File)という)によるカラオケの楽
曲データを、サーバ装置から個人端末装置に対して配信
する情報配信システムとされる。なお、SMFとは、周
知のように、演奏データの規格として広く普及している
MIDI情報を利用して作成した楽曲演奏データとし
て、異なる機種のシーケンサ(ここでは、MIDI情報
による演奏データの記録、再生、編集等を行う装置のこ
とである)やシーケンスソフトに対応して汎用性を与え
ることを目的として規定されたフォーマットを有する楽
曲演奏データである。
【0020】この場合、サーバ装置1は個人端末装置3
に対して配信情報を配信するものとされる。このため、
サーバ装置1としては、配信情報、及び配信に関連する
所要の情報が格納される大容量の記録媒体を備え、少な
くとも通信網2を介して多数の個人端末装置3と相互通
信可能な構成を採る。
に対して配信情報を配信するものとされる。このため、
サーバ装置1としては、配信情報、及び配信に関連する
所要の情報が格納される大容量の記録媒体を備え、少な
くとも通信網2を介して多数の個人端末装置3と相互通
信可能な構成を採る。
【0021】例えば、サーバ装置1は上記通信網2を介
して個人端末装置3から送信されてくる要求情報を受信
し、この要求情報に対応して配信すべき情報を記録媒体
に格納されている各種情報から選択する。そして、選択
された情報を所定のフォーマットに従って配信情報とし
て生成して、所要の個人端末装置3に対して送信する。
して個人端末装置3から送信されてくる要求情報を受信
し、この要求情報に対応して配信すべき情報を記録媒体
に格納されている各種情報から選択する。そして、選択
された情報を所定のフォーマットに従って配信情報とし
て生成して、所要の個人端末装置3に対して送信する。
【0022】本実施の形態の場合、サーバ装置1の記録
媒体に格納される主たる配信情報としてはSMFに依る
カラオケの楽曲データ(以降、単に「カラオケ楽曲デー
タ」ともいう)とされるのであるが、これに加えて、歌
詞データ、及び歌詞表示データ等も配信情報として格納
される。
媒体に格納される主たる配信情報としてはSMFに依る
カラオケの楽曲データ(以降、単に「カラオケ楽曲デー
タ」ともいう)とされるのであるが、これに加えて、歌
詞データ、及び歌詞表示データ等も配信情報として格納
される。
【0023】歌詞データは、楽曲としてのカラオケ楽曲
データごとに対応するカラオケの歌詞としての文字情報
とされる。歌詞表示データは、上記歌詞データを表示さ
せるための表示制御情報である。
データごとに対応するカラオケの歌詞としての文字情報
とされる。歌詞表示データは、上記歌詞データを表示さ
せるための表示制御情報である。
【0024】カラオケ楽曲データによりカラオケのとし
ての楽曲を再生するときに、その再生時間の進行に同期
させてカラオケの歌詞が表示されるが、上記歌詞データ
は、このとき表示される歌詞としての文字情報とされ
る。また、歌詞が表示される際には、カラオケ楽曲デー
タの再生時間の進行に同期させて表示される歌詞部分が
切り換えられ、また、歌のメロディの進行に従って、表
示された歌詞の文字を所定の表示形態によりワイプさせ
ていくことが行われるが、上記歌詞表示データは、カラ
オケ楽曲データの再生時間の進行に同期した歌詞部分の
表示タイミングを指示するほか、歌詞の表示文字ごとに
ワイプされるタイミングを指示する。そして更には、ワ
イプの表示態様のタイプの指定も行うようにされてい
る。本実施の形態では、後述するようにしてワイプの表
示態様として4タイプが設定される。
ての楽曲を再生するときに、その再生時間の進行に同期
させてカラオケの歌詞が表示されるが、上記歌詞データ
は、このとき表示される歌詞としての文字情報とされ
る。また、歌詞が表示される際には、カラオケ楽曲デー
タの再生時間の進行に同期させて表示される歌詞部分が
切り換えられ、また、歌のメロディの進行に従って、表
示された歌詞の文字を所定の表示形態によりワイプさせ
ていくことが行われるが、上記歌詞表示データは、カラ
オケ楽曲データの再生時間の進行に同期した歌詞部分の
表示タイミングを指示するほか、歌詞の表示文字ごとに
ワイプされるタイミングを指示する。そして更には、ワ
イプの表示態様のタイプの指定も行うようにされてい
る。本実施の形態では、後述するようにしてワイプの表
示態様として4タイプが設定される。
【0025】従って、例えば本実施の形態において、個
人端末装置3から或る特定の楽曲の配信を要求する要求
情報を受信したときには、サーバ装置1は、その要求情
報により指定されたカラオケ楽曲データを検索して、個
人端末装置3に対してアップロードすることになるので
あるが、この際、そのカラオケ楽曲データに対応付けさ
れた歌詞データ、及び歌詞表示データを所定のデータフ
ォーマットにより付加するようにされる。なお、歌詞デ
ータ及び歌詞表示データの内容については後述する。
人端末装置3から或る特定の楽曲の配信を要求する要求
情報を受信したときには、サーバ装置1は、その要求情
報により指定されたカラオケ楽曲データを検索して、個
人端末装置3に対してアップロードすることになるので
あるが、この際、そのカラオケ楽曲データに対応付けさ
れた歌詞データ、及び歌詞表示データを所定のデータフ
ォーマットにより付加するようにされる。なお、歌詞デ
ータ及び歌詞表示データの内容については後述する。
【0026】また、上記通信網2としては特に限定され
るものではなく、例えばISDN(Integrated services
digital network) 、CATV(Cable Television,Comm
unity Antenna Television) 、通信衛星、電話回線、ワ
イヤレス通信等を利用することが考えられる。また、通
信網2としては要求情報に応じたデータ配信(データ・
オン・デマンド)を行うために双方向通信が必要である
が、例えば既存の通信衛星等を採用した場合には一方向
のみの通信となるため、このような場合には、他方向に
は他の通信網2を用いるという2種類以上の通信網を併
用してもかまわない。
るものではなく、例えばISDN(Integrated services
digital network) 、CATV(Cable Television,Comm
unity Antenna Television) 、通信衛星、電話回線、ワ
イヤレス通信等を利用することが考えられる。また、通
信網2としては要求情報に応じたデータ配信(データ・
オン・デマンド)を行うために双方向通信が必要である
が、例えば既存の通信衛星等を採用した場合には一方向
のみの通信となるため、このような場合には、他方向に
は他の通信網2を用いるという2種類以上の通信網を併
用してもかまわない。
【0027】個人端末装置3はユーザ個人が所有するも
のとされ、上述したサーバ装置1から配信されるカラオ
ケ楽曲データ(及び歌詞データ、歌詞表示データ)をダ
ウンロードするための通信機能を備えると共に、ダウン
ロードにより獲得したカラオケ楽曲データを楽音として
再生出力するカラオケ再生装置としての機能を備える。
また、この個人端末装置3は、本発明としての表示制御
装置を備えることで、後述するようにしてカラオケ楽曲
データの再生にあわせて、LCD(Liquid Crystal Disp
lay)表示部311に対して歌詞を表示させるための機能
も有している。
のとされ、上述したサーバ装置1から配信されるカラオ
ケ楽曲データ(及び歌詞データ、歌詞表示データ)をダ
ウンロードするための通信機能を備えると共に、ダウン
ロードにより獲得したカラオケ楽曲データを楽音として
再生出力するカラオケ再生装置としての機能を備える。
また、この個人端末装置3は、本発明としての表示制御
装置を備えることで、後述するようにしてカラオケ楽曲
データの再生にあわせて、LCD(Liquid Crystal Disp
lay)表示部311に対して歌詞を表示させるための機能
も有している。
【0028】この個人端末装置3において、インターフ
ェイス301は、所定のデータ伝送規格に従ってサーバ
装置1と情報の相互伝送を行うために設けられる。例え
ば、インターフェイス301によりサーバ装置1から伝
送された配信情報は、システムコントローラ302の制
御によってデータストレージ部303に格納される。
ェイス301は、所定のデータ伝送規格に従ってサーバ
装置1と情報の相互伝送を行うために設けられる。例え
ば、インターフェイス301によりサーバ装置1から伝
送された配信情報は、システムコントローラ302の制
御によってデータストレージ部303に格納される。
【0029】データストレージ部303は、所定種類の
記録媒体と、この記録媒体に対する記録再生が可能なド
ライバ等を備えて構成され、主としてサーバ装置1から
ダウンロードした配信情報が格納される。ここでは、配
信情報が格納される領域として、カラオケ楽曲データが
格納されるカラオケ楽曲データメモリ303a、歌詞デ
ータが格納される歌詞データメモリ303b、及び歌詞
表示データが格納される歌詞表示データメモリ303c
の領域が設けられる。
記録媒体と、この記録媒体に対する記録再生が可能なド
ライバ等を備えて構成され、主としてサーバ装置1から
ダウンロードした配信情報が格納される。ここでは、配
信情報が格納される領域として、カラオケ楽曲データが
格納されるカラオケ楽曲データメモリ303a、歌詞デ
ータが格納される歌詞データメモリ303b、及び歌詞
表示データが格納される歌詞表示データメモリ303c
の領域が設けられる。
【0030】この個人端末装置3の場合には、MIDI
インターフェイス304、MIDI音源部305、音声
出力部306を備えることにより、SMFを再生してカ
ラオケとしての楽曲を音声再生するようにされる。
インターフェイス304、MIDI音源部305、音声
出力部306を備えることにより、SMFを再生してカ
ラオケとしての楽曲を音声再生するようにされる。
【0031】MIDIインターフェイス304は、SM
Fについて再生処理を行う再生処理部とされる。このM
IDIインターフェイス304では、システムコントロ
ーラ302の制御によってデータストレージ部303か
ら、SMFとしてのカラオケ楽曲データが入力され、こ
の入力されたSMFについて再生処理を行うことでMI
DIイベントを発生させてMIDI音源部305に出力
する。
Fについて再生処理を行う再生処理部とされる。このM
IDIインターフェイス304では、システムコントロ
ーラ302の制御によってデータストレージ部303か
ら、SMFとしてのカラオケ楽曲データが入力され、こ
の入力されたSMFについて再生処理を行うことでMI
DIイベントを発生させてMIDI音源部305に出力
する。
【0032】MIDI音源部305は、少なくともSM
Fフォーマットに対応する音色データが格納された音源
等を備えて構成され、上記MIDIインターフェイス3
04から入力されたMIDIイベントにより、指定され
た音色波形に対する、ピッチ、ノートオン、ノートオ
フ、ベロシティをはじめとす各種コントロールを行うこ
とで、楽音としての音声信号データを生成して音声出力
部306に対して供給する。
Fフォーマットに対応する音色データが格納された音源
等を備えて構成され、上記MIDIインターフェイス3
04から入力されたMIDIイベントにより、指定され
た音色波形に対する、ピッチ、ノートオン、ノートオ
フ、ベロシティをはじめとす各種コントロールを行うこ
とで、楽音としての音声信号データを生成して音声出力
部306に対して供給する。
【0033】また、音声入力部307は、音声入力端子
Tinから入力された音声信号を入力して、当該個人端
末装置3内において処理可能な形態のデジタオーディオ
信号(音声信号データ)に変換するための回路部とされ
る。この音声入力部307から出力された音声信号デー
タは音声出力部306に対して供給される。なお、音声
入力端子Tinに対しては、例えばマイクロフォンが接
続される。
Tinから入力された音声信号を入力して、当該個人端
末装置3内において処理可能な形態のデジタオーディオ
信号(音声信号データ)に変換するための回路部とされ
る。この音声入力部307から出力された音声信号デー
タは音声出力部306に対して供給される。なお、音声
入力端子Tinに対しては、例えばマイクロフォンが接
続される。
【0034】音声出力部306では、MIDI音源部3
05及び音声入力部307から入力された音声信号デー
タを合成して、必要があれば所要の信号処理を施した上
で、最終的にアナログ音声信号に変換して出力するため
の回路部位とされる。もちろん、MIDI音源部305
又は音声入力部307の何れか一方から入力された音声
信号データについてのみアナログ音声信号として出力す
ることも可能とされる。この場合、音声出力部306か
ら出力されたアナログ音声信号はスピーカ308に供給
されることで、音声として出力されるようになってい
る。
05及び音声入力部307から入力された音声信号デー
タを合成して、必要があれば所要の信号処理を施した上
で、最終的にアナログ音声信号に変換して出力するため
の回路部位とされる。もちろん、MIDI音源部305
又は音声入力部307の何れか一方から入力された音声
信号データについてのみアナログ音声信号として出力す
ることも可能とされる。この場合、音声出力部306か
ら出力されたアナログ音声信号はスピーカ308に供給
されることで、音声として出力されるようになってい
る。
【0035】このような音声信号系の構成により、個人
端末装置3を所有するユーザは、カラオケを楽しむこと
ができる。つまり、後述する操作部313に対する所定
操作により指定された楽曲に対応する、カラオケ楽曲デ
ータをデータストレージ部303のカラオケ楽曲データ
メモリ303aから読み出してMIDIインターフェイ
ス304→MIDI音源部305により再生させること
で、スピーカ308からカラオケを音声出力させる。そ
して、このカラオケの伴奏に合わせて、例えば音声入力
端子Tinに接続したマイクロフォンを利用してユーザ
が歌うことで、このユーザの歌声もスピーカ308から
出力されることになる。このようにしてユーザは、いわ
ゆるカラオケを行うことができる。
端末装置3を所有するユーザは、カラオケを楽しむこと
ができる。つまり、後述する操作部313に対する所定
操作により指定された楽曲に対応する、カラオケ楽曲デ
ータをデータストレージ部303のカラオケ楽曲データ
メモリ303aから読み出してMIDIインターフェイ
ス304→MIDI音源部305により再生させること
で、スピーカ308からカラオケを音声出力させる。そ
して、このカラオケの伴奏に合わせて、例えば音声入力
端子Tinに接続したマイクロフォンを利用してユーザ
が歌うことで、このユーザの歌声もスピーカ308から
出力されることになる。このようにしてユーザは、いわ
ゆるカラオケを行うことができる。
【0036】メモリ312は例えばRAMにより形成さ
れる。例えば或る楽曲のカラオケ再生を行う場合にはそ
の楽曲に対応するカラオケ楽曲データ、歌詞データ、及
び歌詞表示データがデータストレージ部303の各メモ
リ領域から読み出され、このメモリ312に保持され
る。そして、システムコントローラ302は、このメモ
リ312に保持されている上記各データを利用して、S
MFによるカラオケ楽曲データの再生と、歌詞表示を行
うようにされる。
れる。例えば或る楽曲のカラオケ再生を行う場合にはそ
の楽曲に対応するカラオケ楽曲データ、歌詞データ、及
び歌詞表示データがデータストレージ部303の各メモ
リ領域から読み出され、このメモリ312に保持され
る。そして、システムコントローラ302は、このメモ
リ312に保持されている上記各データを利用して、S
MFによるカラオケ楽曲データの再生と、歌詞表示を行
うようにされる。
【0037】操作部313は、この個人端末装置3に関
する操作を行うための各種操作子が設けられる。例えば
本実施の形態の場合であれば、データのダウンロードや
カラオケの再生に関する各種操作子等が備えられること
になる。
する操作を行うための各種操作子が設けられる。例えば
本実施の形態の場合であれば、データのダウンロードや
カラオケの再生に関する各種操作子等が備えられること
になる。
【0038】LCD表示部311は、いわゆるデジタル
表示デバイスの1種である液晶ディスプレイ装置により
構成され、当該個人端末装置3の動作に応じた所要の内
容の表示が行われる。
表示デバイスの1種である液晶ディスプレイ装置により
構成され、当該個人端末装置3の動作に応じた所要の内
容の表示が行われる。
【0039】ここで、図2に上記LCD表示部311と
しての液晶ディスプレイ装置の基本的な構成を概念的に
示す。ここでは、いわゆるTFT型アクティブマトリク
ス方式に依る構成が示されている。このタイプの液晶デ
ィスプレイ装置としては、図のように画素Pがマトリク
ス状に配列され、この各画素に対してX電極(X1、X
2、X3・・・)及びY電極(Y1、Y2、Y3・・
・)が配される。そして、各画素Pにおいては、X電極
(走査電極)及びY電極(信号電極)と対向電極(コモ
ン電極)402間に対してTFT( 薄膜トランジスタ;T
hin FilmTransistor)400 と液晶401が接続され
て設けられる。
しての液晶ディスプレイ装置の基本的な構成を概念的に
示す。ここでは、いわゆるTFT型アクティブマトリク
ス方式に依る構成が示されている。このタイプの液晶デ
ィスプレイ装置としては、図のように画素Pがマトリク
ス状に配列され、この各画素に対してX電極(X1、X
2、X3・・・)及びY電極(Y1、Y2、Y3・・
・)が配される。そして、各画素Pにおいては、X電極
(走査電極)及びY電極(信号電極)と対向電極(コモ
ン電極)402間に対してTFT( 薄膜トランジスタ;T
hin FilmTransistor)400 と液晶401が接続され
て設けられる。
【0040】この図に示す液晶ディスプレイ装置の動作
を概略的に説明すると、先ず、X電極(X1、X2、X
3・・・)に対して、順次、映像信号データの水平同期
信号の周期に従って走査パルスを順次印加することで、
各X電極に接続されている1ライン分のTFT400
(即ち水平方向に配列されたTFT400)を一斉にオ
ン状態とする。そして、これと同時にY電極(Y1、Y
2、Y3・・・)に対して信号電極を印加することで、
各画素Pの液晶401に存在するキャパシタンスに電荷
を蓄積させる。ここで、1ラインの走査が終了されて次
のラインの走査が開始される時点では、画素容量に蓄積
された電荷が保持されることになる。このような動作が
ラインごとに順次行われることで、上記電荷によって各
画素の液晶が駆動されて画像表示が行われる。
を概略的に説明すると、先ず、X電極(X1、X2、X
3・・・)に対して、順次、映像信号データの水平同期
信号の周期に従って走査パルスを順次印加することで、
各X電極に接続されている1ライン分のTFT400
(即ち水平方向に配列されたTFT400)を一斉にオ
ン状態とする。そして、これと同時にY電極(Y1、Y
2、Y3・・・)に対して信号電極を印加することで、
各画素Pの液晶401に存在するキャパシタンスに電荷
を蓄積させる。ここで、1ラインの走査が終了されて次
のラインの走査が開始される時点では、画素容量に蓄積
された電荷が保持されることになる。このような動作が
ラインごとに順次行われることで、上記電荷によって各
画素の液晶が駆動されて画像表示が行われる。
【0041】なお、本明細書では、このようにして画素
(ドット)をマトリクス状に配したことを「ドットマト
リクス」といい、また、「ドットマトリクス」により形
成された表示画面に対して、所定の駆動方式により各画
素を駆動することで画像表示を行うような方式の表示を
「ドットマトリクス表示」ともいうことにする。
(ドット)をマトリクス状に配したことを「ドットマト
リクス」といい、また、「ドットマトリクス」により形
成された表示画面に対して、所定の駆動方式により各画
素を駆動することで画像表示を行うような方式の表示を
「ドットマトリクス表示」ともいうことにする。
【0042】例えば上記のようにして構成されるLCD
表示部311に対して表示を行う場合には、システムコ
ントローラ302の制御により画像処理回路309にお
いて表示用画像信号データを生成して、表示ドライバ3
10に対して出力する。そして、表示ドライバ310で
は、入力された表示用画像信号データから、図2にて説
明した走査パルス電圧と信号電圧を生成して、それぞれ
X電極とY電極に対して所定タイミングで印加していく
ように動作する。これにより、LCD表示部311では
画素(ドット)ごとに液晶が駆動される結果、上記表示
用画像信号データを画像として表示出力することにな
る。
表示部311に対して表示を行う場合には、システムコ
ントローラ302の制御により画像処理回路309にお
いて表示用画像信号データを生成して、表示ドライバ3
10に対して出力する。そして、表示ドライバ310で
は、入力された表示用画像信号データから、図2にて説
明した走査パルス電圧と信号電圧を生成して、それぞれ
X電極とY電極に対して所定タイミングで印加していく
ように動作する。これにより、LCD表示部311では
画素(ドット)ごとに液晶が駆動される結果、上記表示
用画像信号データを画像として表示出力することにな
る。
【0043】なお、本実施の形態としては、LCD表示
部311に代えて、他の種類のディスプレイデバイスが
採用されても構わないものであり、実際に他のディスプ
レイデバイスが採用された場合には、上記表示ドライバ
310としても、その表示デバイスに適合した方式に対
応した駆動方式を有する構成を採ればよい。但し、本実
施の形態としては、例えば、個人端末装置3の携帯性等
を考慮すれば、小型でかつ薄型に形成することが容易
な、LCD等をはじめとするいわゆるデジタル表示デバ
イスが採用されることが好ましい。このようなデジタル
表示デバイスとしては、一般に、前述したドットマトリ
クス表示による画像表示が行われる構成を採るものであ
るが、例えば、LCDの他には、ECD(ElectroChemi
cal Display ;エレクトロケミカルディスプレイ)、プ
ラズマディスプレイ、ELD(ElectroLuminescence Dis
palay)、更には、けい光表示管や発光ダイオードディス
プレイなどが考えられる。
部311に代えて、他の種類のディスプレイデバイスが
採用されても構わないものであり、実際に他のディスプ
レイデバイスが採用された場合には、上記表示ドライバ
310としても、その表示デバイスに適合した方式に対
応した駆動方式を有する構成を採ればよい。但し、本実
施の形態としては、例えば、個人端末装置3の携帯性等
を考慮すれば、小型でかつ薄型に形成することが容易
な、LCD等をはじめとするいわゆるデジタル表示デバ
イスが採用されることが好ましい。このようなデジタル
表示デバイスとしては、一般に、前述したドットマトリ
クス表示による画像表示が行われる構成を採るものであ
るが、例えば、LCDの他には、ECD(ElectroChemi
cal Display ;エレクトロケミカルディスプレイ)、プ
ラズマディスプレイ、ELD(ElectroLuminescence Dis
palay)、更には、けい光表示管や発光ダイオードディス
プレイなどが考えられる。
【0044】システムコントローラ302は、個人端末
装置3が実行すべき動作に応じて、所要の処理を実行す
ると共に、各機能回路部に対する制御を実行する。特
に、操作部313に対する操作により、ユーザが指定し
たカラオケ楽曲データをダウンロードする際には、シス
テムコントローラ302は指定されたカラオケ楽曲デー
タの配信を要求するための要求情報を生成してサーバ装
置1に対して送信する。
装置3が実行すべき動作に応じて、所要の処理を実行す
ると共に、各機能回路部に対する制御を実行する。特
に、操作部313に対する操作により、ユーザが指定し
たカラオケ楽曲データをダウンロードする際には、シス
テムコントローラ302は指定されたカラオケ楽曲デー
タの配信を要求するための要求情報を生成してサーバ装
置1に対して送信する。
【0045】2.歌詞のワイプ表示例 2−1.ワイプ表示タイプ1 続いて、上記構成による通信カラオケシステムにおける
個人端末装置3の動作として、本実施の形態の特徴とな
る、カラオケの歌詞の表示形態について以降説明する。
本実施の形態のカラオケの歌詞の表示としては、そのワ
イプに関して特徴を有するのであるが、先ず、ワイプ表
示タイプ1としての歌詞の表示形態について説明する。
個人端末装置3の動作として、本実施の形態の特徴とな
る、カラオケの歌詞の表示形態について以降説明する。
本実施の形態のカラオケの歌詞の表示としては、そのワ
イプに関して特徴を有するのであるが、先ず、ワイプ表
示タイプ1としての歌詞の表示形態について説明する。
【0046】図3は、ワイプ表示タイプ1としての歌詞
の表示形態例を示している。ここには、LCD表示部3
11に表示される歌詞として、「S」「O」「N」
「Y」の4文字が表示されている状態が示されている。
ここで、或るカラオケ楽曲データが再生されてカラオケ
として音声出力されている状態のもとで、そのカラオケ
の楽曲のメロディの進行にあわせて、或るタイミングで
図3(a)に示すようにして「S」「O」「N」「Y」
の表示が行われたとする。この図3(a)に示す表示が
開始された時点では、楽曲の進行として「S」「O」
「N」「Y」の歌詞を歌うメロディ部分にまで至ってい
ないものとされ、この状態では、「S」「O」「N」
「Y」の表示は図のように各文字を形成すべき全画素が
表示されることで、これらの文字が明確に表示されるよ
うに画素Pに対する駆動が行われている。なお、以降に
おいて、何らかの画像(ここでは文字である)を形成す
るために表示のために駆動されている画素Pについては
「表示画素」といい、画像形成のための駆動がなされて
いない画素Pについては「非表示画素」ともいうことに
する。
の表示形態例を示している。ここには、LCD表示部3
11に表示される歌詞として、「S」「O」「N」
「Y」の4文字が表示されている状態が示されている。
ここで、或るカラオケ楽曲データが再生されてカラオケ
として音声出力されている状態のもとで、そのカラオケ
の楽曲のメロディの進行にあわせて、或るタイミングで
図3(a)に示すようにして「S」「O」「N」「Y」
の表示が行われたとする。この図3(a)に示す表示が
開始された時点では、楽曲の進行として「S」「O」
「N」「Y」の歌詞を歌うメロディ部分にまで至ってい
ないものとされ、この状態では、「S」「O」「N」
「Y」の表示は図のように各文字を形成すべき全画素が
表示されることで、これらの文字が明確に表示されるよ
うに画素Pに対する駆動が行われている。なお、以降に
おいて、何らかの画像(ここでは文字である)を形成す
るために表示のために駆動されている画素Pについては
「表示画素」といい、画像形成のための駆動がなされて
いない画素Pについては「非表示画素」ともいうことに
する。
【0047】ここで、例えば以降のメロディの進行に従
って、歌うべき歌詞として「S」「O」「N」「Y」の
文字のうち「S」の文字にさしかかったとされると、こ
のタイミングで、表示状態としては図3(b)に示すよ
うに遷移する。つまり、「S」の文字を形成する表示画
素Pのうち、或る特定の表示画素Pについて間引きを行
って非表示画素Pに代えるようにするものである。以降
は、同様にして、メロディの進行に伴って「O」の文字
を歌詞として歌うタイミングとなったときには、「O」
の文字についても特定の表示画素Pを非表示画素Pに代
えるようにして、表示画素Pの間引きを行い(図3
(c))、続いて、「N」の文字を歌詞として歌うタイ
ミングとなったときには、「N」の文字についても特定
の表示画素Pを非表示画素Pに代えるようにして表示画
素Pの間引きを行っていくようにされる。
って、歌うべき歌詞として「S」「O」「N」「Y」の
文字のうち「S」の文字にさしかかったとされると、こ
のタイミングで、表示状態としては図3(b)に示すよ
うに遷移する。つまり、「S」の文字を形成する表示画
素Pのうち、或る特定の表示画素Pについて間引きを行
って非表示画素Pに代えるようにするものである。以降
は、同様にして、メロディの進行に伴って「O」の文字
を歌詞として歌うタイミングとなったときには、「O」
の文字についても特定の表示画素Pを非表示画素Pに代
えるようにして、表示画素Pの間引きを行い(図3
(c))、続いて、「N」の文字を歌詞として歌うタイ
ミングとなったときには、「N」の文字についても特定
の表示画素Pを非表示画素Pに代えるようにして表示画
素Pの間引きを行っていくようにされる。
【0048】このようにして表示を行った場合には、歌
い終わりの歌詞の文字は、図3(b)(c)(d)に示
すようにして、その文字としての明確性が失われるよう
にしてワイプが行われることになる。
い終わりの歌詞の文字は、図3(b)(c)(d)に示
すようにして、その文字としての明確性が失われるよう
にしてワイプが行われることになる。
【0049】また、このような表示を行うのには、ワイ
プすべきタイミングになった各文字情報について、図3
(b)(c)(d)に示すようにして表示画素Pを間引
いたような画像データが得られるようにして、システム
コントローラ302が画像処理回路309における画像
処理を実行させればよい。
プすべきタイミングになった各文字情報について、図3
(b)(c)(d)に示すようにして表示画素Pを間引
いたような画像データが得られるようにして、システム
コントローラ302が画像処理回路309における画像
処理を実行させればよい。
【0050】なお、ここでは、歌い終わったとされる歌
詞の文字は、表示画素Pの間引きが行われた状態の下で
表示が残るような形態として示されているが、例えば時
間経過に従って更に文字を形成する表示画素Pに対する
間引きが行われるようにして、最終的には、文字を表示
画面から消去させるようにすることもできる。
詞の文字は、表示画素Pの間引きが行われた状態の下で
表示が残るような形態として示されているが、例えば時
間経過に従って更に文字を形成する表示画素Pに対する
間引きが行われるようにして、最終的には、文字を表示
画面から消去させるようにすることもできる。
【0051】2−2.ワイプ表示タイプ2 図4は、ワイプ表示タイプ2としての歌詞の表示形態を
示すものであり、図3と同様に、「S」「O」「N」
「Y」の4文字が表示されている状態が示されている。
この場合には、メロディの進行にあわせて、表示される
文字の階調を低く(濃度を薄く)していくようにされ
る。つまり、図4(a)に示すようにして「S」「O」
「N」「Y」の4文字が表示された状態から、「S」
「O」の文字までが歌われたタイミングに至ったときに
は、図4(b)のようにして「S」「O」の文字が、残
る「N」「Y」の文字よりも階調が低く(薄く)なるよ
うに表示変化が与えられる。つまり、ワイプ表示タイプ
2では、表示文字の階調について表示変化を与えること
でワイプを行うようにされる。
示すものであり、図3と同様に、「S」「O」「N」
「Y」の4文字が表示されている状態が示されている。
この場合には、メロディの進行にあわせて、表示される
文字の階調を低く(濃度を薄く)していくようにされ
る。つまり、図4(a)に示すようにして「S」「O」
「N」「Y」の4文字が表示された状態から、「S」
「O」の文字までが歌われたタイミングに至ったときに
は、図4(b)のようにして「S」「O」の文字が、残
る「N」「Y」の文字よりも階調が低く(薄く)なるよ
うに表示変化が与えられる。つまり、ワイプ表示タイプ
2では、表示文字の階調について表示変化を与えること
でワイプを行うようにされる。
【0052】更にこの場合には、歌詞の進行の経過がよ
り把握できるように、過去に歌われた文字になるほど、
その階調が低くなるように表示変化が与えられる。つま
り、図4(b)の場合であれば、「O」の文字は、
「N」「Y」の文字よりも一段階低い階調で表示され、
その過去に歌われた歌詞である「S」の文字は、上記
「O」の文字よりも更に段階的に階調が低くなるように
して表示されるものである。ここでは、「N」「Y」の
表示文字よりも一段階階調の低い「O」の文字表示を密
度の高い斜線部による表示画素Pで示し、これより更に
階調の低い「S」の文字表示を太線の斜線部による表示
画素Pで示している。
り把握できるように、過去に歌われた文字になるほど、
その階調が低くなるように表示変化が与えられる。つま
り、図4(b)の場合であれば、「O」の文字は、
「N」「Y」の文字よりも一段階低い階調で表示され、
その過去に歌われた歌詞である「S」の文字は、上記
「O」の文字よりも更に段階的に階調が低くなるように
して表示されるものである。ここでは、「N」「Y」の
表示文字よりも一段階階調の低い「O」の文字表示を密
度の高い斜線部による表示画素Pで示し、これより更に
階調の低い「S」の文字表示を太線の斜線部による表示
画素Pで示している。
【0053】図4(c)としては、「N」の文字が歌わ
れるタイミングでの表示状態が示されているが、この場
合には、「N」の文字が密度の高い斜線部の表示画素P
により表現されるようにして「Y」の文字よりも一段階
低い階調で表示され、その前の「O」の文字が太線の斜
線部による表示画素Pで表現されるようにして「N」の
文字よりももう1段階低い階調で表示される。そして、
更にこれより前の「S」の文字は細線の斜線部による表
示画素Pにより表現されるようにして、「O」の文字よ
りも更に1段階低い階調により表示される。
れるタイミングでの表示状態が示されているが、この場
合には、「N」の文字が密度の高い斜線部の表示画素P
により表現されるようにして「Y」の文字よりも一段階
低い階調で表示され、その前の「O」の文字が太線の斜
線部による表示画素Pで表現されるようにして「N」の
文字よりももう1段階低い階調で表示される。そして、
更にこれより前の「S」の文字は細線の斜線部による表
示画素Pにより表現されるようにして、「O」の文字よ
りも更に1段階低い階調により表示される。
【0054】このような表示文字に対する階調の変化
は、例えば各表示文字を形成する表示画素Pを点滅させ
るように駆動する(表示制御する)ことで実現される。
つまり、階調を段階的に低くしていくのに従って、表示
文字を形成する表示画素Pを点滅させる周期を段階的に
遅くなるように設定していけばよいことになる。
は、例えば各表示文字を形成する表示画素Pを点滅させ
るように駆動する(表示制御する)ことで実現される。
つまり、階調を段階的に低くしていくのに従って、表示
文字を形成する表示画素Pを点滅させる周期を段階的に
遅くなるように設定していけばよいことになる。
【0055】具体例として、LCD表示画像が1秒間で
30フレームにより形成されるとすれば、画像処理回路
309の画像処理として、この30フレームのうち、最
も高い階調に対して一段階低い階調の表示画素Pを得る
には、例えば1フレームおきにその文字を表示する画像
データと表示しない画像データを生成して表示ドライバ
310に出力し、これよりもう一段階階調の低い表示画
素Pの場合には、3フレームおきにその文字を表示する
画像データを生成して、残りのフレームについてはその
文字を表示しない画像データを生成するようにする。そ
して、更にもう一段階階調の低い表示画素Pを得るに
は、例えば5フレームおきにその文字を表示する画像デ
ータを生成して、残りのフレームについてはその文字を
表示しない画像データを生成するようにする。このよう
にすれば、結果的に、階調の段階に従った所定の周期で
表示文字を形成する表示画素Pが点滅されることにな
る。なお、上記している点滅のための表示制御(画像デ
ータの生成)方法はあくまでも一例であり、階調の変化
が或る所定の段階数によって段階的に与えられるように
にされる限り、実際の表示文字の見た目などの諸条件に
応じて変更されて構わないものである。
30フレームにより形成されるとすれば、画像処理回路
309の画像処理として、この30フレームのうち、最
も高い階調に対して一段階低い階調の表示画素Pを得る
には、例えば1フレームおきにその文字を表示する画像
データと表示しない画像データを生成して表示ドライバ
310に出力し、これよりもう一段階階調の低い表示画
素Pの場合には、3フレームおきにその文字を表示する
画像データを生成して、残りのフレームについてはその
文字を表示しない画像データを生成するようにする。そ
して、更にもう一段階階調の低い表示画素Pを得るに
は、例えば5フレームおきにその文字を表示する画像デ
ータを生成して、残りのフレームについてはその文字を
表示しない画像データを生成するようにする。このよう
にすれば、結果的に、階調の段階に従った所定の周期で
表示文字を形成する表示画素Pが点滅されることにな
る。なお、上記している点滅のための表示制御(画像デ
ータの生成)方法はあくまでも一例であり、階調の変化
が或る所定の段階数によって段階的に与えられるように
にされる限り、実際の表示文字の見た目などの諸条件に
応じて変更されて構わないものである。
【0056】2−3.ワイプ表示タイプ3 図5は、ワイプ表示タイプ3としての歌詞の表示形態例
を示している。ここでは説明の便宜上、歌詞としてLC
D表示部311に表示されている文字列のうち「S」の
文字が表示されている表示領域のみを抜き出して示して
いる。
を示している。ここでは説明の便宜上、歌詞としてLC
D表示部311に表示されている文字列のうち「S」の
文字が表示されている表示領域のみを抜き出して示して
いる。
【0057】例えば、「S」の文字が歌詞として未だ歌
われないタイミングでは、図5(a)に示すようにして
通常に「S」の文字が表示されるが、「S」の文字が歌
われるべきタイミングとなると、図5(b)に示すよう
にして、「S」の文字の左右が反転するようにして表示
されるものであり、この文字の反転によりワイプを行う
ものである。
われないタイミングでは、図5(a)に示すようにして
通常に「S」の文字が表示されるが、「S」の文字が歌
われるべきタイミングとなると、図5(b)に示すよう
にして、「S」の文字の左右が反転するようにして表示
されるものであり、この文字の反転によりワイプを行う
ものである。
【0058】このような表示は、システムコントローラ
302の制御によって、ワイプさせるべき文字が反転さ
れた文字が形成されるようにして、画素データのマッピ
ングを行いながら画像処理回路309における画像デー
タの生成処理を実行させるようにすればよい。
302の制御によって、ワイプさせるべき文字が反転さ
れた文字が形成されるようにして、画素データのマッピ
ングを行いながら画像処理回路309における画像デー
タの生成処理を実行させるようにすればよい。
【0059】なお、表示文字を反転させるワイプの形態
としては、図5に示した左右方向の反転の他、上下方向
に反転させることも考えられる。また、左右方向と上下
方向の反転を複合した反転文字とすることも考えられる
が、これらの選択については歌い易さなどの実際の諸条
件を考慮して設定されればよい。また、このような表示
文字の反転によるワイプは、特に英数文字や欧州文字な
どでは左右又は上下としての文字形状がシンメトリなた
めに、反転前と反転後の文字が同一に見えることも多い
ので、ワイプ表示タイプ3としては、シンメトリな文字
形状の少ない、例えば日本語(仮名文字、漢字)などが
歌詞として表示される場合に適用することのほうが有効
であると考えられる。
としては、図5に示した左右方向の反転の他、上下方向
に反転させることも考えられる。また、左右方向と上下
方向の反転を複合した反転文字とすることも考えられる
が、これらの選択については歌い易さなどの実際の諸条
件を考慮して設定されればよい。また、このような表示
文字の反転によるワイプは、特に英数文字や欧州文字な
どでは左右又は上下としての文字形状がシンメトリなた
めに、反転前と反転後の文字が同一に見えることも多い
ので、ワイプ表示タイプ3としては、シンメトリな文字
形状の少ない、例えば日本語(仮名文字、漢字)などが
歌詞として表示される場合に適用することのほうが有効
であると考えられる。
【0060】2−4.ワイプ表示タイプ4 図6は、ワイプ表示タイプ4としての歌詞の表示形態例
を示している。ここでは、歌詞としてLCD表示部31
1に表示されている文字列のうち「S」「O」「N」の
文字が表示されている表示領域のみを抜き出して示して
いる。
を示している。ここでは、歌詞としてLCD表示部31
1に表示されている文字列のうち「S」「O」「N」の
文字が表示されている表示領域のみを抜き出して示して
いる。
【0061】この場合には、例えば水平方向の1行に表
示される最大文字数が規定されており、この1行に表示
される文字列が例えば図の白抜きの矢印で示す方向にス
クロールされる。そして、この場合にはスクロール方向
における先頭の表示文字が、歌唱タイミングに対応する
歌詞の文字とされる。そして、この歌唱タイミングに対
応する歌詞の文字である先頭の文字が他の後続の文字よ
りも濃い階調により強調表示される。つまり、ユーザ
は、スクロールされている文字列の先頭の強調表示され
た文字を見ることで歌詞を追っていくようにされる。
示される最大文字数が規定されており、この1行に表示
される文字列が例えば図の白抜きの矢印で示す方向にス
クロールされる。そして、この場合にはスクロール方向
における先頭の表示文字が、歌唱タイミングに対応する
歌詞の文字とされる。そして、この歌唱タイミングに対
応する歌詞の文字である先頭の文字が他の後続の文字よ
りも濃い階調により強調表示される。つまり、ユーザ
は、スクロールされている文字列の先頭の強調表示され
た文字を見ることで歌詞を追っていくようにされる。
【0062】このような表示を実現するには、システム
コントローラ302の制御として、メロディの進行にあ
わせたタイミングで歌詞としての表示文字がスクロール
されるように、画像処理回路309により逐次表示用画
像データが生成されるようにすることになる。また、こ
の際、先頭の文字については所定の階調により表示が行
われるようにし、以降の残りの文字については、先頭の
文字よりも低い階調により表示されるように画像処理回
路309における表示用画像データの生成処理を実行さ
せる。なお、文字の階調のコントロールは、先に図4に
より説明したワイプ表示例2の場合に準じた表示用画像
データ生成処理が行われるようにすればよい。
コントローラ302の制御として、メロディの進行にあ
わせたタイミングで歌詞としての表示文字がスクロール
されるように、画像処理回路309により逐次表示用画
像データが生成されるようにすることになる。また、こ
の際、先頭の文字については所定の階調により表示が行
われるようにし、以降の残りの文字については、先頭の
文字よりも低い階調により表示されるように画像処理回
路309における表示用画像データの生成処理を実行さ
せる。なお、文字の階調のコントロールは、先に図4に
より説明したワイプ表示例2の場合に準じた表示用画像
データ生成処理が行われるようにすればよい。
【0063】これまで説明したワイプ表示タイプ1〜4
としての各ワイプ表示を実行させるための表示制御情
報、つまり、システムコントローラ302が、上記ワイ
プ表示タイプ1〜4としての歌詞表示を実現するための
プログラムは、例えば後述するようにして、歌詞表示デ
ータ(第1〜第4歌詞表示データ)として、歌詞表示デ
ータメモリ303cに格納されているものとされる。
としての各ワイプ表示を実行させるための表示制御情
報、つまり、システムコントローラ302が、上記ワイ
プ表示タイプ1〜4としての歌詞表示を実現するための
プログラムは、例えば後述するようにして、歌詞表示デ
ータ(第1〜第4歌詞表示データ)として、歌詞表示デ
ータメモリ303cに格納されているものとされる。
【0064】そして、本実施の形態の個人端末装置3で
は、カラオケの歌詞を表示させるのにあたり、歌詞のワ
イプとして、上述したワイプ表示タイプ1〜4のうちか
ら何れか1つのワイプ表示タイプを選択指定する事がで
きるようになっている。このワイプ表示タイプの選択指
定は、例えば、操作部313に対する所要のキー操作に
よって行えるようにされており、カラオケ楽曲データを
再生してカラオケを行う際には、ワイプ表示タイプの選
択指定操作により指定されたワイプ表示タイプ(歌詞表
示データ)により、LCD表示部311に表示される歌
詞(文字)のワイプが行われることになる。なお、本実
施の形態のワイプ表示の形態としては、これまで説明し
たワイプ表示タイプ1〜4の他にも各種考えられるもの
であり、また、例えば、上記ワイプ表示タイプ1〜4の
うちから、複合可能な表示形態の組み合わせによりワイ
プ表示を行うようにしてもよい。一例としては、ワイプ
表示タイプ3の文字を反転させるワイプ表示に対して、
ワイプ表示タイプ2としての階調変化を与えるように構
成することも可能であり、このための表示制御として
も、反転文字により低い段階の階調が与えられるように
表示用画像データを生成することで容易に実現が可能で
ある。
は、カラオケの歌詞を表示させるのにあたり、歌詞のワ
イプとして、上述したワイプ表示タイプ1〜4のうちか
ら何れか1つのワイプ表示タイプを選択指定する事がで
きるようになっている。このワイプ表示タイプの選択指
定は、例えば、操作部313に対する所要のキー操作に
よって行えるようにされており、カラオケ楽曲データを
再生してカラオケを行う際には、ワイプ表示タイプの選
択指定操作により指定されたワイプ表示タイプ(歌詞表
示データ)により、LCD表示部311に表示される歌
詞(文字)のワイプが行われることになる。なお、本実
施の形態のワイプ表示の形態としては、これまで説明し
たワイプ表示タイプ1〜4の他にも各種考えられるもの
であり、また、例えば、上記ワイプ表示タイプ1〜4の
うちから、複合可能な表示形態の組み合わせによりワイ
プ表示を行うようにしてもよい。一例としては、ワイプ
表示タイプ3の文字を反転させるワイプ表示に対して、
ワイプ表示タイプ2としての階調変化を与えるように構
成することも可能であり、このための表示制御として
も、反転文字により低い段階の階調が与えられるように
表示用画像データを生成することで容易に実現が可能で
ある。
【0065】3.歌詞表示のための処理動作 続いて、本実施の形態の個人端末装置3におけるカラオ
ケ再生時の歌詞表示動作について図7及び図8のフロー
チャートを参照して説明する。この図に示す処理は、主
としてカラオケ楽曲データの再生時に際しての、ワイプ
表示タイプの選択指定操作に応じたワイプ表示タイプの
選択設定に関するものとされ、システムコントローラ3
02が実行するものとされる。
ケ再生時の歌詞表示動作について図7及び図8のフロー
チャートを参照して説明する。この図に示す処理は、主
としてカラオケ楽曲データの再生時に際しての、ワイプ
表示タイプの選択指定操作に応じたワイプ表示タイプの
選択設定に関するものとされ、システムコントローラ3
02が実行するものとされる。
【0066】例えば、ユーザの所定操作により、或る楽
曲のカラオケ再生を開始させるための指示が得られる
と、システムコントローラ302は、図7に示すステッ
プS101の処理に移行し、ユーザの操作により指定さ
れた楽曲に対応するカラオケ楽曲データをカラオケ楽曲
データメモリ303aから検索し、検索して得られたカ
ラオケ楽曲データをメモリ312に保持させるための処
理を実行する。
曲のカラオケ再生を開始させるための指示が得られる
と、システムコントローラ302は、図7に示すステッ
プS101の処理に移行し、ユーザの操作により指定さ
れた楽曲に対応するカラオケ楽曲データをカラオケ楽曲
データメモリ303aから検索し、検索して得られたカ
ラオケ楽曲データをメモリ312に保持させるための処
理を実行する。
【0067】続くステップS102においては、ユーザ
のワイプ表示タイプの選択指定操作に応答してワイプ表
示タイプの選択を行い、これまで設定されていたワイプ
表示タイプから指定されたワイプ表示タイプに変更設定
するための処理が実行される。
のワイプ表示タイプの選択指定操作に応答してワイプ表
示タイプの選択を行い、これまで設定されていたワイプ
表示タイプから指定されたワイプ表示タイプに変更設定
するための処理が実行される。
【0068】上記ステップS102としての処理は、一
例として図8に示すものとなる。この図に示す処理とし
ては、先ずステップS201において、例えばLCD表
示部311に対してワイプ表示タイプの選択を行うため
の操作画面を表示するための処理が実行される。そし
て、続くステップS202において、上記操作画面を利
用して行われたユーザのワイプ表示タイプの選択指定操
作に応じて、指定されたワイプ表示タイプを決定してス
テップS203に進む。
例として図8に示すものとなる。この図に示す処理とし
ては、先ずステップS201において、例えばLCD表
示部311に対してワイプ表示タイプの選択を行うため
の操作画面を表示するための処理が実行される。そし
て、続くステップS202において、上記操作画面を利
用して行われたユーザのワイプ表示タイプの選択指定操
作に応じて、指定されたワイプ表示タイプを決定してス
テップS203に進む。
【0069】ステップS203においては、先のステッ
プS102にて検索(選択)したカラオケ楽曲データに
対応付けされた歌詞データを歌詞データメモリ303b
から読み出してメモリ312に保持させる。また、上記
ステップS202により決定したワイプ表示タイプとし
ての表示制御情報を有する歌詞表示データを検索して読
み出し、メモリ312に対して保持させる。
プS102にて検索(選択)したカラオケ楽曲データに
対応付けされた歌詞データを歌詞データメモリ303b
から読み出してメモリ312に保持させる。また、上記
ステップS202により決定したワイプ表示タイプとし
ての表示制御情報を有する歌詞表示データを検索して読
み出し、メモリ312に対して保持させる。
【0070】ここで、歌詞表示データは、各歌詞データ
ごとに対応付けされたデータが用意されているものとさ
れる。そして、各歌詞データごとに対応付けされた歌詞
表示データとしては、前述したワイプ表示タイプ1〜4
によるワイプを行わせるために、第1〜第4歌詞表示デ
ータが用意されているものとされる。つまり、1つのカ
ラオケ楽曲データに対応付けして、1つの歌詞データ
と、第1〜第4歌詞表示データが用意されることにな
る。また、第1〜第4歌詞表示データの各歌詞表示デー
タとしては、上記歌詞データとしての文字情報をカラオ
ケ楽曲データの再生進行時間に同期させた所要のタイミ
ングで表示/消去させるための表示制御情報と、各文字
に対するワイプとしての表示形態及びカラオケ楽曲デー
タの再生進行時間に同期させたワイプタイミングを指示
する表示制御情報等より成るものとされる。従って、例
えば、ステップS202にてワイプ表示タイプ1が決定
されれば、ステップS203にてメモリ312に読み込
まれる歌詞表示データとしては、ステップS101にて
選択されたカラオケ楽曲データに対応付けされた第1〜
第4歌詞表示データのうち、第1歌詞表示データが格納
されることになる。
ごとに対応付けされたデータが用意されているものとさ
れる。そして、各歌詞データごとに対応付けされた歌詞
表示データとしては、前述したワイプ表示タイプ1〜4
によるワイプを行わせるために、第1〜第4歌詞表示デ
ータが用意されているものとされる。つまり、1つのカ
ラオケ楽曲データに対応付けして、1つの歌詞データ
と、第1〜第4歌詞表示データが用意されることにな
る。また、第1〜第4歌詞表示データの各歌詞表示デー
タとしては、上記歌詞データとしての文字情報をカラオ
ケ楽曲データの再生進行時間に同期させた所要のタイミ
ングで表示/消去させるための表示制御情報と、各文字
に対するワイプとしての表示形態及びカラオケ楽曲デー
タの再生進行時間に同期させたワイプタイミングを指示
する表示制御情報等より成るものとされる。従って、例
えば、ステップS202にてワイプ表示タイプ1が決定
されれば、ステップS203にてメモリ312に読み込
まれる歌詞表示データとしては、ステップS101にて
選択されたカラオケ楽曲データに対応付けされた第1〜
第4歌詞表示データのうち、第1歌詞表示データが格納
されることになる。
【0071】そして、上記ステップS203の処理が終
了すると、続くステップS204において、歌詞表示を
開始するための処理を実行することになる。つまり、シ
ステムコントローラ302は、以降、メモリ312に読
み込んだ歌詞データと歌詞表示データに基づいて、カラ
オケ楽曲データの再生時間の進行に同期させた所定のタ
イミングで順次歌詞としての文字を表示させると共に、
この際、歌詞表示データにより指定される表示形態とタ
イミングによって表示された各文字に対するワイプが行
われるように、画像処理回路309における表示用画像
データの生成処理を実行させ、この表示用画像データを
表示ドライバ310に対して出力させるものである。ま
た、この際の各ワイプ表示タイプに応じた表示用画像デ
ータの生成処理は、図3〜図6においてそれぞれ説明し
たとおりである。
了すると、続くステップS204において、歌詞表示を
開始するための処理を実行することになる。つまり、シ
ステムコントローラ302は、以降、メモリ312に読
み込んだ歌詞データと歌詞表示データに基づいて、カラ
オケ楽曲データの再生時間の進行に同期させた所定のタ
イミングで順次歌詞としての文字を表示させると共に、
この際、歌詞表示データにより指定される表示形態とタ
イミングによって表示された各文字に対するワイプが行
われるように、画像処理回路309における表示用画像
データの生成処理を実行させ、この表示用画像データを
表示ドライバ310に対して出力させるものである。ま
た、この際の各ワイプ表示タイプに応じた表示用画像デ
ータの生成処理は、図3〜図6においてそれぞれ説明し
たとおりである。
【0072】このようにして、ステップS102内のス
テップS204としての処理が終了すると、続いては図
7のステップS103に示すように、メモリ312に保
持されているカラオケ楽曲データについての再生を開始
するための処理を実行し、次のステップS104の処理
として、カラオケの楽曲の音声再生と、これに対応する
歌詞表示を同期させて開始させることになる。
テップS204としての処理が終了すると、続いては図
7のステップS103に示すように、メモリ312に保
持されているカラオケ楽曲データについての再生を開始
するための処理を実行し、次のステップS104の処理
として、カラオケの楽曲の音声再生と、これに対応する
歌詞表示を同期させて開始させることになる。
【0073】続くステップS105では、カラオケ再生
が終了されたか否かが判別される。この判別処理は、例
えばSMFとしてのカラオケ楽曲データのデータシーケ
ンスの終了位置に対して挿入されるエンドオブファイル
(エンドオブトラック)のメタイベントの再生が行われ
ることを検出するようにすればよい。
が終了されたか否かが判別される。この判別処理は、例
えばSMFとしてのカラオケ楽曲データのデータシーケ
ンスの終了位置に対して挿入されるエンドオブファイル
(エンドオブトラック)のメタイベントの再生が行われ
ることを検出するようにすればよい。
【0074】このステップS105において、カラオケ
再生が終了せず以降も継続されることが判別された場合
には、ステップS106に進み、カラオケ再生の途中で
ワイプ表示タイプの変更操作が行われたか否かについて
判別する。
再生が終了せず以降も継続されることが判別された場合
には、ステップS106に進み、カラオケ再生の途中で
ワイプ表示タイプの変更操作が行われたか否かについて
判別する。
【0075】ステップS106において、否定結果が得
られた場合には、特に処理を行うことなく、ステップS
104に戻るようにされる。つまり、カラオケ再生を継
続させる。これに対して、ステップS106において肯
定結果が得られた場合にはシステムコントローラ302
はステップS107に進む。このステップS107の処
理としては、先に説明した図8のステップS201〜S
204までの処理が実行される。この段階でのステップ
S204までの処理の結果、再生途中でのワイプ表示タ
イプの変更操作に応じて決定されたワイプ表示タイプに
よる歌詞表示に切り替わることになる。ステップS10
7の処理が終了した後は、ステップS104に戻ること
になる。
られた場合には、特に処理を行うことなく、ステップS
104に戻るようにされる。つまり、カラオケ再生を継
続させる。これに対して、ステップS106において肯
定結果が得られた場合にはシステムコントローラ302
はステップS107に進む。このステップS107の処
理としては、先に説明した図8のステップS201〜S
204までの処理が実行される。この段階でのステップ
S204までの処理の結果、再生途中でのワイプ表示タ
イプの変更操作に応じて決定されたワイプ表示タイプに
よる歌詞表示に切り替わることになる。ステップS10
7の処理が終了した後は、ステップS104に戻ること
になる。
【0076】そして、ステップS104において、カラ
オケ再生の終了したことが判別されると、この処理を終
了することになる。
オケ再生の終了したことが判別されると、この処理を終
了することになる。
【0077】なお、本発明としてはこれまで説明した実
施の形態に限定されるものではなく各種変更が可能であ
る。例えば、上記実施の形態においては、通信カラオケ
システムを形成する個人端末装置3に対して本発明の表
示制御装置を適用した場合について説明したが、例え
ば、通信カラオケシステムとして、例えばカラオケボッ
クスといわれる店舗をはじめとするカラオケを業務とす
る店舗などに対して設置されるカラオケ再生装置などに
も適用が可能とされる。また、この場合には情報配信シ
ステムとして、サーバ装置1と個人端末装置3とをネッ
トワークにより接続する通信カラオケシステムの形態を
例に挙げたが、本発明の表示制御装置を備えた端末装置
(カラオケ再生装置)を備えた情報配信システムとして
は他の形態のインフラストラクチャなども各種考えられ
るものである。また、本発明は通信カラオケシステムと
は独立したカラオケ再生装置についても適用が可能であ
り、更には、カラオケ再生装置としての用途ではなく、
表示文字について歌詞のワイプに準ずるような表示形態
を行わせる必要のある各種他の用途に対応する表示制御
装置としても適用が可能である。また、本発明の表示制
御装置の構成としては、外部の表示デバイスに対して画
像信号を出力可能な構成を採っても構わないものであ
る。
施の形態に限定されるものではなく各種変更が可能であ
る。例えば、上記実施の形態においては、通信カラオケ
システムを形成する個人端末装置3に対して本発明の表
示制御装置を適用した場合について説明したが、例え
ば、通信カラオケシステムとして、例えばカラオケボッ
クスといわれる店舗をはじめとするカラオケを業務とす
る店舗などに対して設置されるカラオケ再生装置などに
も適用が可能とされる。また、この場合には情報配信シ
ステムとして、サーバ装置1と個人端末装置3とをネッ
トワークにより接続する通信カラオケシステムの形態を
例に挙げたが、本発明の表示制御装置を備えた端末装置
(カラオケ再生装置)を備えた情報配信システムとして
は他の形態のインフラストラクチャなども各種考えられ
るものである。また、本発明は通信カラオケシステムと
は独立したカラオケ再生装置についても適用が可能であ
り、更には、カラオケ再生装置としての用途ではなく、
表示文字について歌詞のワイプに準ずるような表示形態
を行わせる必要のある各種他の用途に対応する表示制御
装置としても適用が可能である。また、本発明の表示制
御装置の構成としては、外部の表示デバイスに対して画
像信号を出力可能な構成を採っても構わないものであ
る。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ドットマ
トリクス表示が行われるいわゆるデジタル表示装置に対
応して表示制御を行う表示制御装置として、例えば、カ
ラオケの歌詞等の文字情報をカラオケ楽曲の再生の進行
に従ってワイプ表示させるのにあたり、上記表示文字を
形成するドットマトリクス上のドット表示に対して所要
の表示態様の変化を与えるように構成される。つまり
は、例えば、カラオケ楽曲の再生時間に同期させて、完
全な形の表示文字を形成するドットマトリクス上のドッ
ト表示の一部あるいは全てのドット表示を消去していく
ようにする、又は、カラオケ楽曲の再生時間に同期させ
て所要の文字(例えば歌唱タイミングが経過した歌詞の
文字)について、階調を低くしていくようにする、或い
は表示文字の左右又は上下が反転されるようにしてドッ
トマトリクス上のドットを表示する、更には、表示文字
列をスクロールさせたうえで歌唱タイミングの文字は、
他の文字よりも高い階調で表示するなどの表示制御を行
うことによって表示態様の変化を与えるようにするもの
である。これにより、例えばデジタル表示装置におい
て、比較的簡易な表示制御処理によっても、ユーザが利
用しやすいカラオケの歌詞のワイプ表示が得られること
になる。特に、歌詞表示が可能なカラオケ再生装置とし
て携帯性を有するような小型の機器を構成する場合に
は、CRTなどの表示デバイスではなく、液晶ディスプ
レイ等のドットマトリクス表示が行われるデジタル表示
デバイスが採用されることが可能性として高いため、こ
のような携帯型のカラオケ再生装置に対して本発明を適
用すれば特に有効となる。また、上記のような表示変化
は、文字表示色の変化に依存しないため、例えばデジタ
ル表示デバイスとして、フルカラーに対応可能な構成を
採らないモノクローム表示が行われるような構成を採る
場合にも、有効に歌詞のワイプが行われることにもな
る。
トリクス表示が行われるいわゆるデジタル表示装置に対
応して表示制御を行う表示制御装置として、例えば、カ
ラオケの歌詞等の文字情報をカラオケ楽曲の再生の進行
に従ってワイプ表示させるのにあたり、上記表示文字を
形成するドットマトリクス上のドット表示に対して所要
の表示態様の変化を与えるように構成される。つまり
は、例えば、カラオケ楽曲の再生時間に同期させて、完
全な形の表示文字を形成するドットマトリクス上のドッ
ト表示の一部あるいは全てのドット表示を消去していく
ようにする、又は、カラオケ楽曲の再生時間に同期させ
て所要の文字(例えば歌唱タイミングが経過した歌詞の
文字)について、階調を低くしていくようにする、或い
は表示文字の左右又は上下が反転されるようにしてドッ
トマトリクス上のドットを表示する、更には、表示文字
列をスクロールさせたうえで歌唱タイミングの文字は、
他の文字よりも高い階調で表示するなどの表示制御を行
うことによって表示態様の変化を与えるようにするもの
である。これにより、例えばデジタル表示装置におい
て、比較的簡易な表示制御処理によっても、ユーザが利
用しやすいカラオケの歌詞のワイプ表示が得られること
になる。特に、歌詞表示が可能なカラオケ再生装置とし
て携帯性を有するような小型の機器を構成する場合に
は、CRTなどの表示デバイスではなく、液晶ディスプ
レイ等のドットマトリクス表示が行われるデジタル表示
デバイスが採用されることが可能性として高いため、こ
のような携帯型のカラオケ再生装置に対して本発明を適
用すれば特に有効となる。また、上記のような表示変化
は、文字表示色の変化に依存しないため、例えばデジタ
ル表示デバイスとして、フルカラーに対応可能な構成を
採らないモノクローム表示が行われるような構成を採る
場合にも、有効に歌詞のワイプが行われることにもな
る。
【0079】また、上述したような複数パターンの表示
変化のうちから何れか1つを選択可能に構成すること
で、例えば、ユーザの好みや歌唱力に応じた歌詞のワイ
プ表示形態を選択するための自由度がより多く与えられ
ることになるので、それだけユーザにとっての使い勝手
が向上されることになる。
変化のうちから何れか1つを選択可能に構成すること
で、例えば、ユーザの好みや歌唱力に応じた歌詞のワイ
プ表示形態を選択するための自由度がより多く与えられ
ることになるので、それだけユーザにとっての使い勝手
が向上されることになる。
【図1】本実施の形態としての通信カラオケシステムの
構成例を示すブロック図である。
構成例を示すブロック図である。
【図2】LCD表示デバイスの基本構造を概念的に示す
説明図である。
説明図である。
【図3】LCD表示部に対する表示として、ワイプ表示
タイプ1による歌詞表示例を示す説明図である。
タイプ1による歌詞表示例を示す説明図である。
【図4】ワイプ表示タイプ2による歌詞表示例を示す説
明図である。
明図である。
【図5】ワイプ表示タイプ3による歌詞表示例を示す説
明図である。
明図である。
【図6】ワイプ表示タイプ4による歌詞表示例を示す説
明図である。
明図である。
【図7】カラオケ再生時の歌詞表示を実現するための処
理動作を示すフローチャートである。
理動作を示すフローチャートである。
【図8】歌詞表示に際して、ワイプ表示タイプの選択指
定操作に応じたワイプ表示タイプ決定のための処理動作
を示すフローチャートである。
定操作に応じたワイプ表示タイプ決定のための処理動作
を示すフローチャートである。
1 サーバ装置、2 通信網、3 個人端末装置、30
1 インターフェイス、302 システムコントロー
ラ、303 データストレージ部、303a カラオケ
楽曲データメモリ、303b 歌詞データメモリ、30
3c 歌詞表示データメモリ、303 データストレー
ジ部、304 MIDIインターフェイス、305 M
IDI音源部、306 音声出力部、307 音声入力
部、308スピーカ、309 画像処理回路、310
表示ドライバ、311 LCD表示部、312 メモ
リ、313 操作部、400 TFT、401 液晶、
402 対向電極、P 画素
1 インターフェイス、302 システムコントロー
ラ、303 データストレージ部、303a カラオケ
楽曲データメモリ、303b 歌詞データメモリ、30
3c 歌詞表示データメモリ、303 データストレー
ジ部、304 MIDIインターフェイス、305 M
IDI音源部、306 音声出力部、307 音声入力
部、308スピーカ、309 画像処理回路、310
表示ドライバ、311 LCD表示部、312 メモ
リ、313 操作部、400 TFT、401 液晶、
402 対向電極、P 画素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/262 H04N 5/262
Claims (6)
- 【請求項1】 ドットマトリクスにより表示画面が形成
される表示手段に対して画像表示を行うための表示制御
を行う表示制御装置として、 或る音声データと対応付けされた1文字以上の文字情報
を表示文字として上記表示手段に対して表示出力させる
際に、上記或る音声データの再生時間に同期させて、上
記表示文字を形成するドットマトリクス上のドット表示
に対して所要の表示態様の変化を与えるための表示制御
を実行することのできる表示制御手段、 が備えられることを特徴とする表示制御装置。 - 【請求項2】 上記表示制御手段は、 上記或る音声データの再生時間に同期させて、上記表示
文字を形成する上記ドットマトリクス上のドット表示に
ついて、その一部あるいは全てのドット表示を消去する
ようにして上記表示態様の変化を与えるように構成され
ていることを特徴とする請求項1に記載の表示制御装
置。 - 【請求項3】 上記表示制御手段は、 上記或る音声データの再生時間に同期させて、上記表示
文字を形成する上記ドットマトリクス上のドット表示に
ついて階調の変化を与えるようにして上記表示態様の変
化を与えるように構成されていることを特徴とする請求
項1に記載の表示制御装置。 - 【請求項4】 上記表示制御手段は、 上記或る音声データの再生時間に同期させて、上記表示
文字の左右又は上下が反転されるようにして上記ドット
マトリクス上でのドット表示を行うことによって上記表
示態様の変化を与えるように構成されていることを特徴
とする請求項1に記載の表示制御装置。 - 【請求項5】 上記表示制御手段は、 上記或る音声データの再生時間に同期させて複数の表示
文字からなる表示文字列を所定方向にスクロールさせる
と共に、上記表示文字列のうち歌唱タイミングに対応す
る表示文字を形成するドット表示については、他の表示
文字を形成するドット表示よりも階調が高くなるように
することで、上記表示態様の変化を与えるように構成さ
れていることを特徴とする請求項1に記載の表示制御装
置。 - 【請求項6】 上記表示制御手段は、 上記或る音声データの再生時間に同期させて、上記表示
文字を形成する上記ドットマトリクス上のドット表示に
ついて、その一部あるいは全てのドット表示を消去する
ようにして上記表示態様の変化を与える第1の表示態様
変化と、 上記或る音声データの再生時間に同期させて、上記表示
文字を形成する上記ドットマトリクス上のドット表示に
ついて階調の変化を与えるようにして上記表示態様の変
化を与える第2の表示態様変化と、 上記或る音声データの再生時間に同期させて、上記表示
文字の左右又は上下が反転されるようにして上記ドット
マトリクス上でのドット表示を行うことによって上記表
示態様の変化を与える第3の表示態様変化と、 上記或る音声データの再生時間に同期させて複数の表示
文字からなる表示文字列を所定方向にスクロールさせる
と共に、上記表示文字列のうち歌唱タイミングに対応す
る表示文字を形成するドット表示については、他の表示
文字を形成するドット表示よりも階調が高くなるように
することで上記表示態様の変化を与える第4の表示態様
変化とのうち、表示態様変化候補として、少なくとも2
以上の表示態様変化による文字表示を行うための表示制
御が可能に構成されていると共に、 上記表示態様変化候補のうちから何れか1つを選択する
ための操作を行うことのできる選択操作手段が設けら
れ、 上記表示制御手段は、上記選択操作手段により選択され
た表示態様変化候補としての表示態様変化による文字表
示が行われるように表示制御を実行することを特徴とす
る請求項1に記載の表示制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10047366A JPH11249666A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 表示制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10047366A JPH11249666A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 表示制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11249666A true JPH11249666A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12773122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10047366A Withdrawn JPH11249666A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 表示制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11249666A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013109155A (ja) * | 2011-11-21 | 2013-06-06 | Xing Inc | カラオケシステム、カラオケ歌詞表示方法、カラオケ端末装置、及びコンピュータプログラム |
-
1998
- 1998-02-27 JP JP10047366A patent/JPH11249666A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013109155A (ja) * | 2011-11-21 | 2013-06-06 | Xing Inc | カラオケシステム、カラオケ歌詞表示方法、カラオケ端末装置、及びコンピュータプログラム |
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