JPH11249574A - 広告表示体及び展示具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】広告表示体と展示部を組み合わせることにより
大きな広告効果を得ることができる展示具を得ることで
ある。 【解決手段】静止画像用又はテレビ画像用の小型電子画
像表示装置と、該装置前面の画像表示パネル３と対向す
る部位に窓孔部を孔設し且つ適宜広告表示を施した表示
プレートを該装置前面に設けた広告表示体と、商品等を
展示するための展示部からなること特徴とする展示具で
ある

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、店頭等において商
品等の広告表示を行う広告表示体及び展示具に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、店頭等において商品等の公告表
示を行う広告媒体としては、看板やフラッグ、新規な動
作をする可動ディスプレイ等がアイキャッチディスプレ
イとして広く利用されている。

【０００３】また最近では、例えばテレビ受像機を１台
若しくは数台配列してテレビ画像により商品の印象付け
や、広告、インフォメーション等を行う例が増えてい
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、通常のテレビ
画像による広告では、テレビ受像機を数台設置するため
の専用スペースが必要であり、また、看板、フラッグ等
とテレビ受像機とを併用して広告効果を上げようとする
場合は、それぞれ広告形態が異なるため、それら媒体の
設定や配置等に手間や労力を要し、また総体的な広告形
態が煩雑になる傾向があった。

【０００５】本発明は、看板による広告媒体と、テレビ
受像機による広告媒体とをコンパクトにジョイントし、
商品等の展示品の間近に設置することによって、より大
きな広告効果を得ることにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の第１発明は、展
示具で展示する商品の広告を行う広告表示体であって、
静止画像用又はテレビ画像用の小型電子画像表示装置
と、該装置前面の画像表示パネルと対向する部位に窓孔
部を孔設し且つ適宜広告表示を施した表示プレートを該
装置前面に設けたことを特徴とする広告表示体である。

【０００７】本発明の第２発明は、展示具で展示する商
品の広告を行う広告表示体であって、表示ケース内に静
止画像用又はテレビ画像用の小型電子画像表示装置を固
定状態に装填し、該装置前面の画像表示パネルと対向す
る前記表示ケースの少なくとも前面に窓孔部を設け且つ
適宜広告表示を施したことを特徴とする広告表示体であ
る。

【０００８】本発明の第３発明は、静止画像用又はテレ
ビ画像用の小型電子画像表示装置と、該装置前面の画像
表示パネル３と対向する部位に窓孔部を孔設し且つ適宜
広告表示を施した表示プレートを該装置前面に設けた広
告表示体と、商品等を展示するための展示部からなるこ
と特徴とする展示具である。

【０００９】本発明の第４発明は、表示ケース内に静止
画像用又はテレビ画像用の小型電子画像表示装置を固定
状態に装填し、該装置前面の画像表示パネルと対向する
前記表示ケースの少なくとも前面に窓孔部を設け且つ適
宜広告表示を施した広告表示体と、商品等を展示するた
めの展示部からなること特徴とする展示具である。

【００１０】本発明の第５発明は、前記小型電子画像表
示装置は、受信アンテナを備え、無線送信電波による映
像信号又は映像・音声信号に基づき広告表示動作するこ
とを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の広告表示
体である。

【００１１】本発明の第６発明は、前記小型電子画像表
示装置は、画像記憶媒体再生部からの有線送信による映
像信号又は映像・音声信号に基づき広告表示動作するこ
とを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の広告表示
体である。

【００１２】本発明の第７発明は、該広告表示体が取外
し自在に構成されていることを特徴とする請求項１又は
請求項２に記載の広告表示体である。

【００１３】本発明の第８発明は、該広告表示体が取外
し自在に構成されていることを特徴とする請求項４又は
請求項５に記載の展示具である。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を詳細
に説明する。例えば、本発明における一実施の形態であ
る広告表示体を、図１（ａ）〜（ｂ）に示す実施例に従
って以下に詳細に説明すれば、広告表示体Ａは、静止画
像用又はテレビ画像用の小型電子画像表示装置４（通
称；液晶テレビ等）と、該装置４前面に取付けられた紙
製、プラスチック製、アルミニウム、ステンレス等金属
製の表示プレート１と、前記装置４背面側に取付けられ
た取付固定用具７とを備える。

【００１５】表示プレート１は窓孔部２を備え、表示プ
レート１を前面に被覆した前記小型電子画像表示装置４
の画像表示パネル３（画像表示画面）は窓孔部２を透し
て観察される。なお、窓孔部２のサイズは画像表示パネ
ル３のサイズに対応して設定される。

【００１６】該表示プレート１と小型電子画像表示装置
４前面とは、画像表示パネル３領域以外の部分で感圧接
着剤、感熱接着剤等の接着剤により取付固定されるか、
又は該表示プレート１の対向両端部を互いに対向するよ
うにコの字型に折り曲げて画像表示装置４両側から挟み
付けて嵌合し、接着剤又は適宜螺子止めにて取付固定さ
れるが、取付固定の形式は特に限定されない。

【００１７】前記表示プレート１の少なくとも前面（表
面）には、適宜広告内容（キャッチフレーズ、独特の字
体やデザインを表すロゴ、商品名、製造・販売会社名、
価格等）を表示するための文字、絵柄、写真画、彩色模
様等の広告表示５が印刷又は写真等によって表示されて
いる。なお、表示プレート１前面に、透明なプラスチッ
ク板によるシートケース５ａを設け、該シートケース５
ａ内に広告表示５を施したシート等を挿入できるように
することによって、広告表示５部分を表示プレート１に
対して取付け取外し自在にしてもよい。また、前記表示
プレート１と別体の紙製、プラスチック製、アルミニウ
ム等の金属製の板材に、印刷若しくは写真等によって表
示５を施し、該板材を表示プレート１の前面に螺子、接
着剤等によって取付固定するようにしてもよい。

【００１８】上記広告表示体Ａの表示プレート１のサイ
ズや形状は特に限定されないが、サイズは小型電子画像
表示装置４の前面より上下左右のいずれか側方に張り出
していることが表示効果の上で適当であり、例えば画面
サイズが２．５インチ（対角線長さ；約６４ｍｍ）〜４
インチ（対角線長さ；約１００ｍｍ）程度の小型の画像
表示パネル３であれば、８０ｍｍ×１７０ｍｍ〜１００
ｍｍ×２００ｍｍ程度のサイズであり、上記広告表示体
Ａを、展示台やショーケースに配置する場合には、２．
５インチ程度が適当であるが、画像表示パネル３の画面
サイズや、展示効果やスペース等を考慮して適宜設定で
き、また形状は三角形、正方形、長方形等の四角形、そ
の他多角形、円形、楕円形等の適宜形状でよいが、長方
形又は正方形状が適当である。

【００１９】上記小型電子画像表示装置４は、前面の画
像表示パネル３と、映像・音声出力変換部６（受信した
映像信号・音声信号を画像表示パネル３及びスピーカー
にて可視画像と音声に変換するための出力動作信号に出
力変換する変換部）とを備える。

【００２０】本発明において使用する小型電子画像表示
装置４の前記映像・音声出力変換部６は、図１（ａ）〜
（ｂ）に示すように画像表示パネル３と一体的にその裏
面側に接続配置されたユニットタイプが適当であるが、
図示しないが別体として離間した部位に映像・音声出力
変換部６が配線設置されたコンポーネントタイプであっ
てもよい。

【００２１】上記映像・音声出力変換部６は、一般的な
テレビ受像機、音声受信機におけると同様に、映像・音
声信号入力部、映像信号を可視画像に変換するための映
像信号増幅変換回路、色信号復調回路、画像表示パネル
３のＸ−Ｙ走査電極及び信号電極の駆動信号を発生させ
る画像走査マトリクス回路及び音声を必要とする場合
は、音声信号をスピーカー（図示せず）を介して音声に
変換する音声増幅回路等を備え、映像・音声出力変換信
号を画像表示パネル３側に出力して、該パネル３のマト
リクスパターン状のＸ−Ｙ画素を駆動走査して、静止画
像（文字画像、線画画像）又はテレビジョン画像（文字
画像、線画画像、撮影画像等）を画像表示パネル３にて
可視出力するものである。なお音声出力用のスピーカー
は、広告表示体Ａ本体と一体に、画像表示パネル３側方
（表示プレート１内面側又は前面側の適宜部位）に、電
子画像表示装置４と一体若しくは別体で近設するか、又
は広告表示体Ａ本体と別体で、該表示体Ａの近くに設置
することができる。

【００２２】前記画像表示パネル３は、照明光型（面光
源バックライト照明式、室内光照明式等）のパッシブデ
ィスプレイ、又は自発光型のアクティブディスプレイの
いずれであってもよく、通常は照明光式の液晶画像表示
装置が適当であるが、場合によってはＣＲＴやプラズマ
ディスプレイ等のアクティブディスプレイ類を使用する
ことも可能である。

【００２３】力変換部は、１００Ｖ（ＡＣアダプタ付）
電源を使用するようにしてもよいが、電池、蓄電池等の
電源（図示せず）によって駆動させるようにしてもよ
い。

【００２４】本発明の広告表示体Ａにおいては、図１
（ａ）に示すように、電子画像表示装置４の映像・音声
出力変換部６に、受信アンテナ６ａを設け、適宜信号供
給源（例えば、店内のオペレーティングセンター等）よ
り無線送信電波として発信した映像信号を、又は映像信
号と音声信号とを、前記受信アンテナ６ａによって前記
映像・音声出力変換部５受信入力して、画像表示パネル
３より画像・音声を出力表示させるようにしてもよい。

【００２５】また、本発明の広告表示体Ａにおいては、
電子画像表示装置４の映像・音声出力変換部５に、画像
記録媒体再生部Ｄ（ビデオデッキ、レーザーディスクプ
レーヤー、ＣＤプレーヤー、フロッピーディスクドライ
ブユニット等）を配線接続することによって、該再生部
Ｄから有線送信による信号として発信した映像信号、又
は映像信号と音声信号によって画像表示パネル３より画
像・音声を出力表示させるようにしてもよい。

【００２６】上記広告表示体Ａは、図１（ｂ）に示すに
ように、背面側に取付固定用具７を備え、該取付固定用
具７の構造、形状は、特に限定されるものではなく、例
えば、一例として略逆Ｕ字型を呈し、広告表示体Ａの背
面に接続固定する縦前板７ａと、水平板７ｂと、縦後板
７ｃとにより構成される。

【００２７】次に本発明における第２の実施の形態の広
告表示体を、図２（ａ）〜（ｂ）に示す実施例に従って
以下に詳細に説明すれば、広告表示体Ａは、紙製、プラ
スチック製、アルミニウム、ステンレス等の金属製のボ
ックス型又は筒型の表示ケース１１を備え、該表示ケー
ス１１は、前板１１ａと、左右側板１１ｂ、１１ｂ（筒
型の場合は側面なし）と、上板１１ｃと、下板（底面）
１１ｄと、背板１１ｅとにより形成されている。

【００２８】表示ケース１１の前板１１ａには窓孔部２
を備え、該表示ケース１１内には、静止画像用又はテレ
ビジョン画像用の電子画像表示装置４が装填され、表示
ケース１１の前板１１ａの窓孔部２に対向するように電
子画像表示装置４前面の画像表示パネル３が該表示ケー
ス１１内に取付固定されている。なお、窓孔部２のサイ
ズは画像表示パネル３のサイズに対応して設定される。

【００２９】前記表示ケース１１の少なくとも前板１１
ａ（表面）、又は前板１１ａ、側板１１ｂ、上板１１
ｃ、下板１１ｄ等に、適宜広告内容（キャッチフレー
ズ、独特の字体やデザインを表すロゴ、商品名、製造・
販売会社名、価格等）（商品名、メーカー名、キャッチ
フレーズ、ロゴ、価格等）を表示するための文字、絵
柄、写真画、彩色模様等の表示５が直接に又は透明なシ
ートケース５ａ等に装填されて印刷又は写真等によって
表示されている。また、前記表示ケース１１と別体の紙
製、プラスチック製、アルミニウム等の金属製の板材
に、印刷若しくは写真等によって表示５を施し、該板材
を表示ケース１１に螺子、接着剤等によって取付固定す
るようにしてもよい。

【００３０】上記広告表示体Ａの表示ケース１１のサイ
ズや形状は特に限定されないが、電子画像表示装置４が
装填できる程度のサイズが必要であり、またケース前面
のサイズは、例えば、画面サイズが２．５インチ（対角
線長さ；約６４ｍｍ）〜４インチ（対角線長さ；約１０
０ｍｍ）程度の小型の画像表示パネル３であれば、８０
ｍｍ×１７０ｍｍ〜１００ｍｍ×２００ｍｍ程度のサイ
ズであり、上記広告表示体Ａを、展示台やショーケース
に配置する場合には、２．５インチ程度が適当である
が、画像表示パネル３の画面サイズや、展示効果やスペ
ース等を考慮して適宜設定できる。

【００３１】上記広告表示体Ａの表示ケース１１の形状
は特に限定されず、例えば立方体形状、直方体形状、偏
平直方体形状等の平面的外観が、図２に示すような四角
形状が適当であるが、三角柱形状、偏平な三角形状、円
形状、楕円形状等の適宜形状であってもよい。

【００３２】本発明の第２の実施の形態において使用す
る小型電子画像表示装置４の前記映像・音声出力変換部
６も、図２（ａ）〜（ｂ）に示すように画像表示パネル
３と一体的にその裏面側に接続配置されたユニットタイ
プが適当であるが、図示しないが別体として離間した部
位に映像・音声出力変換部６が配線設置されたコンポー
ネントタイプであってもよい。

【００３３】なお、第２の実施の形態における電子画像
表示装置４の画像表示パネル３及び映像・音声変換部５
の形態及び動作は、前述した第１発明と同様である。

【００３４】上記第２の実施の形態の広告表示体Ａは、
図２（ｂ）に示すにように、背面側に取付固定用具７を
備え、該取付固定用具７の構造、形状は、特に限定され
るものではなく、例えば、一例として略逆Ｕ字型を呈
し、広告表示体Ａの背面に接続固定する縦前板７ａと、
水平板７ｂと、縦後板７ｃとにより構成される。本発明
における第１発明又は第２発明の広告表示体Ａに設置さ
れる小型電子画像表示装置４及び画像表示パネル３は、
モノクロ画像表示又はカラー画像表示のいずれでもよい
が、表示効率の点からカラー画像表示が適当である。ま
た、二次元画像（通常撮影画像、線画像、合成画像、コ
ンピュータグラフィック画像等を含む）、又は三次元画
像（ステレオ画像）表示のいずれでもよい。

【００３５】なお三次元画像表示の場合は、左右視差を
もった立体画素形成用チューナを小型電子画像表示装置
４に搭載し、立体画素形成用の映像信号に基づいて小型
電子画像表示装置４を動作させ、また画像表示パネル３
としては、前面にレンチキュラーレンズシート（セミシ
リンドリカルレンズシート）を配置した画像表示パネル
３を使用するものである。また音声信号についても、ス
ピーカーを２台設置してステレオ音声とすることは可能
である。

【００３６】次に本発明の展示具における第１の実施の
形態は、商品等を展示するための展示部Ｂ前面に、図１
（ａ）〜（ｂ）に示す第１発明の広告表示体Ａを一体的
に取付けたものであり、また、本発明の第４発明の展示
具は、商品等を展示するための展示部Ｂ前面に、図２
（ａ）〜（ｂ）に示す該広告表示体Ａを一体的に取付け
たものであり、それぞれ第３発明と第４発明とを以下に
詳細に説明する。

【００３７】まず、第１実施の形態の発明の展示具につ
いて図１（ａ）〜（ｂ）に従って説明すれば、商品展示
部Ｂは、展示台部２０を備え、展示台部２０は、図１
（ａ）〜（ｂ）に示すように、底板２１と、前板２２
と、側板２３（片側板又は両側板）と、背板２４とによ
り構成されており、適宜固形状の商品Ｃ等を載置、若し
くは図示しないが適宜吊下して配列展示するものであ
り、展示台部２０を二台以上複数台配列する場合は、垂
直支柱等のスタンド手段Ｆ（脚部は省略）に取付けて支
持するものである。なお、展示部Ｂは、紙製、プラスチ
ック製、アルミニウム、ステンレス等金属製の材料を使
用することができる。

【００３８】該展示部Ｂに、前述の第１発明の広告表示
体Ａを取付けるには、図１（ｂ）に示すように、展示台
部２０の前板２２に、該記広告表示体Ａの背面側に備え
た逆Ｕ字型の取付固定用具７を嵌合係止し、広告表示体
Ａを展示部Ｂに取付けるものである。

【００３９】また、図２（ａ）〜（ｂ）に示す第２の実
施の形態の展示具については、第１実施の形態の展示具
と同様であり、商品展示部Ｂは、展示台部２０を支柱等
の支持フレームＦによって上下方向に１台乃至２台以上
配置して取付け支持したものであり、図２（ａ）、
（ｂ）に示すように該展示台部２０に適宜固形状の商品
Ｃを載置、若しくは図示しないが適宜吊下して配列展示
するものである。

【００４０】商品展示部Ｂの展示台部２０は、図２
（ａ）〜（ｂ）に示すように、底板２１と、前板２２
と、側板２３（片側板又は両側板）と、背板２４とによ
り構成されており、展示台部２０を二台以上複数台配列
する場合は、展示台部２０を垂直な支柱Ｆに取付け支持
するものである。

【００４１】該展示部Ｂに、前述の第２の実施の形態の
広告表示体Ａを取付けるには、図２（ｂ）に示すよう
に、展示台部２０の前板２２に、第１の実施の形態の広
告表示体Ａの背面側に備えた逆Ｕ字型の取付固定用具７
を嵌合係止し、広告表示体Ａを展示部Ｂに取付けるもの
である。

【００４２】図３（ａ）〜（ｂ）は、該広告表示体Ａの
背面側に備える取付固定用具７の他の形態を示す側断面
図である。図３（ａ）は、取付固定用具７の縦後板７ｃ
下端部に連続して水平方向に、展示台部２０の底板２１
上面に沿うように、延設板７ｄを設けたものであり、該
延設板７ｄ上に商品等が載置される。

【００４３】また図３（ｂ）は、取付固定用具７の縦前
板７ａの前面に一体的にブラケット９を設け、広告表示
体Ａの背面に一体的に設けたブラケット８と該ブラケッ
ト９とを支軸１０によって軸支したものであり、広告表
示体Ａを支軸１０を介して適宜角度に回動調整でき、広
告表示体Ａの画像表示パネル３を観察し易い適宜角度に
固定できるようにしたものである。なお、前記延設部７
ｄと底板２１との間に磁石（磁力）を介在させて、磁着
によって両者を固定させるようにしてもよい。

【００４４】図４は、本発明における第２の実施の形態
の展示具の一実施例における広告表示体Ａと展示部Ｂの
組立図（斜視図）であり、窓孔部２が孔設された表示ケ
ース１１の各前板１１ａ、側板１１ｂ、１１ｂ、上板１
１ｃ、底板１１ｄとにより構成されるカバー体と、画像
表示パネル３を備えた電子画像表示装置４と、表示ケー
ス１１の背板１１ｅ、該背板１１ｅ両側に対向する補助
側板１１ｆ、１１ｆと、該背板１１ｅの背面に取付けた
取付固定用具７（縦前板７ａ、上板７ｂ、縦後板７ｃ）
と、縦後板７ｃに連続して設けた延設板２１ｄ（展示部
Ｂにおける展示台部２０の底板２１上に載置される）
と、両側の側板２３、２３と、背板２４であり、前記縦
後板７ｃと、延設板２１ｄと、背板２４と、両側板２
３、２３とによって、展示品Ｃを載置する展示ボックス
が構成されている。なお両側板２３、２３の形状は特に
限定されず、また、いずれか一方の側板２３を省略する
ことができ、また縦前板７ａと背板１１ｅとの間の接続
は、前述図３（ｂ）に示したようなブラケット８、９と
支軸１０とによる角度調整できる形式であってもよい。

【００４５】前記カバー体と背板１１ｅとを、その間に
電子画像表示装置４を前後から挟むようにして内装して
重ね合わせ嵌合し、整合したそれぞれ螺子孔ａ、ｂに、
螺子ｃを螺着して固定することによって展示部Ｂの展示
台部２０を備えた広告表示体Ａを組立てるものである。

【００４６】本発明の上記発明において、展示部Ｂ側の
適宜部位に電子画像表示装置４を動作させる映像・音声
信号受信アンテナ６ａ相当を、展示部Ｂの各構成部材と
絶縁性を保持して配置（取付又は内装等）することが可
能であり、例えば、図１（ａ）〜（ｂ）、図２（ａ）〜
（ｂ）、図３（ａ）〜（ｂ）に示す展示部Ｂにおける展
示台部２０の水平方向の底板２１、又は／及び垂直方向
の側板２３に受信アンテナ２５（導電性材料による直線
状又は円形状の線形部材）を装備するか又は図４に示す
ように展示台部２０の垂直な側板２３の部分領域に、該
側板２３に対して絶縁性を保持した前記受信アンテナ２
５を装備することは可能である。また、展示部Ｂの各底
板２１、前板２２、側板２３、背板２４の各端縁部ある
いはその近傍に沿って受信アンテナを設置することは可
能である。

【００４７】

【作用】本発明は、静止画像用又はテレビ画像用の小型
電子画像表示装置４前面に画像表示パネル３用の窓孔部
２を孔設し且つ適宜広告表示５を施した表示プレート１
を取付け、あるいは画像表示パネル３用の窓孔部２を孔
設した表示ケース１１内に小型電子画像表示装置４を固
定状態に装填し、取付固定用具７を該装置４背面側に設
けたものであり、前記取付固定用具７にて展示部Ｂに取
付固定することによって展示具として使用でき、例え
ば、前記小型電子画像表示装置４を受信アンテナ６によ
って、無線送信電波による映像信号に基づき広告表示動
作させることができ、また画像記録媒体再生部Ｄからの
有線送信による映像信号や音声信号に基づき広告表示動
作させることができ、表示プレート１又は表示ケース１
１に表示した広告表示による広告効果と、電子画像表示
による広告効果とによる相乗的効果が得られ、また上記
広告表示体Ａを展示部Ｂに取付けることによって、展示
品の間近での電子画像による広告表示ができる。

【００４８】また、上記小型電子画像表示装置４を備え
た広告表示体Ａは、オペレーションセンター等にて適宜
に表示内容（展示メニュー、商品、価格等のインフォメ
ーション）をレイアウトし、アレンジした映像信号・音
声信号用のプログラムソフトに基づいて、展示場や店内
の展示台やショーケース等に設置した画像表示パネル３
（及び必要に応じてスピーカー）による表示内容を制御
表示することが可能となる。

【００４９】

【発明の効果】本発明の広告表示体及び展示具は、広告
表示プレートや広告表示ケース等の表面に表示された広
告表示と、小型液晶テレビやプラズマディスプレイ等の
小型電子画像表示装置による広告表示とを併用すること
によって、広告効果を上げることが期待でき、それぞれ
広告形態の異なる広告媒体をコンパクトに組み合わせて
広告媒体の設定や配置等の手間や労力を逓減化でき、ま
た総体的な広告形態を煩雑にせずにまとまりのある形態
にすることができ、看板や表示プレート等による広告表
示と、電子画像による動きのある画像による広告表示と
をコンパクトにジョイントすることによってより大きな
広告効果が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）は広告表示体又は展示具を示す斜視図、
（ｂ）は広告表示体又は展示具を示す側面図である。

【図２】（ａ）は広告表示体又は展示具を示す斜視図、
（ｂ）は広告表示体又は展示具を示す側面図である。

【図３】本発明の広告表示体の一実施の形態の構造実施
例を示す側面図である。

【図４】広告表示体及び展示具を示す組立図である。

【符号の説明】

Ａ……広告表示体 Ｂ……展示部 Ｃ……展示品 Ｆ…
…スタンド手段 １……表示プレート ２……窓孔部 ３……画像表示パ
ネル ４……小型電子画像表示装置 ６……映像・音声出力部 ６ａ……受信アンテナ ７……取付固定用具 ８、９…
…ブランケット １０……支軸 １１……表示ケース ２０……展示台部
２１……底板 ２２……前板 ２３……側板 ２４……背板 ２５……
受信アンテナ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 武志 東京都台東区台東１丁目５番地１号 凸版 印刷株式会社内

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】展示具で展示する商品の広告を行う広告表
   示体であって、静止画像用又はテレビ画像用の小型電子
   画像表示装置と、該装置前面の画像表示パネルと対向す
   る部位に窓孔部を孔設し且つ適宜広告表示を施した表示
   プレートを該装置前面に設けたことを特徴とする広告表
   示体。
2. 【請求項２】展示具で展示する商品の広告を行う広告表
   示体であって、表示ケース内に静止画像用又はテレビ画
   像用の小型電子画像表示装置を固定状態に装填し、該装
   置前面の画像表示パネルと対向する前記表示ケースの少
   なくとも前面に窓孔部を設け且つ適宜広告表示を施した
   ことを特徴とする広告表示体。
3. 【請求項３】静止画像用又はテレビ画像用の小型電子画
   像表示装置と、該装置前面の画像表示パネル３と対向す
   る部位に窓孔部を孔設し且つ適宜広告表示を施した表示
   プレートを該装置前面に設けた広告表示体と、商品等を
   展示するための展示部からなること特徴とする展示具。
4. 【請求項４】表示ケース内に静止画像用又はテレビ画像
   用の小型電子画像表示装置を固定状態に装填し、該装置
   前面の画像表示パネルと対向する前記表示ケースの少な
   くとも前面に窓孔部を設け且つ適宜広告表示を施した広
   告表示体と、商品等を展示するための展示部からなるこ
   と特徴とする展示具。
5. 【請求項５】前記小型電子画像表示装置は、受信アンテ
   ナを備え、無線送信電波による映像信号又は映像・音声
   信号に基づき広告表示動作することを特徴とする請求項
   １又は請求項２に記載の広告表示体。
6. 【請求項６】前記小型電子画像表示装置は、画像記憶媒
   体再生部からの有線送信による映像信号又は映像・音声
   信号に基づき広告表示動作することを特徴とする請求項
   １又は請求項２に記載の広告表示体。
7. 【請求項７】該広告表示体が取外し自在に構成されてい
   ることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の広告
   表示体。
8. 【請求項８】該広告表示体が取外し自在に構成されてい
   ることを特徴とする請求項４又は請求項５に記載の展示
   具。