JPH11247707A - 内燃機関のクランク角度検出装置 - Google Patents

内燃機関のクランク角度検出装置

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JPH11247707A
JPH11247707A JP10049399A JP4939998A JPH11247707A JP H11247707 A JPH11247707 A JP H11247707A JP 10049399 A JP10049399 A JP 10049399A JP 4939998 A JP4939998 A JP 4939998A JP H11247707 A JPH11247707 A JP H11247707A
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Iku Otsuka
郁 大塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造上の誤差の影響を受けないクランク角度
検出装置の提供。 【解決手段】 ロータ(200)の歯(1〜34)は目
標間隔10°(歯34と歯1の間は目標30°)で配置
されているが歯(10)と歯(34)はずれている。し
たがって、角度を計測するように定めた3個の歯の間の
歯間角度C1〜C12は本来すべて30°であるべきで
あるが、C1、C10は大きく、C2、C9は小さい。
そこで、エンジンが燃料カットされてから2回転以上し
てから各歯間角度の通過時間をクランクポジションセン
サ(400)の信号の発生間隔に基づき計算し、その値
を、その時の回転速度に対応する各歯間通過の理論時間
(クランクシャフトは均一に回転していないので一定で
はない)と比較してずれ時間を計算し、それに基づき歯
間角度のずれ量を計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関のクランク
角度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の制御において、燃料を所定の
噴射時期で噴射するためにも、また、所定の点火時期で
点火するためにも、あるいは失火を検出するためにも、
クランク角度を検出することが重要である。これは、実
際には、例えば、所定のクランク角度、例えば30°C
Aを通過するのに要する時間を計測して、その値を基に
行われることが多い。
【0003】これは例えば以下のようにしておこなう。
クランク軸と連動して回転するロータに10°毎に均等
配置した36個の歯を設け、この歯が固定配置された電
磁ピックアップの側を通過するようにし、歯の通過毎に
信号を発生するようにする。すると、電磁ピックアップ
は各歯毎に信号を発生するから、10°CA毎に信号が
発生される。したがって、この信号の2個おきの間隔を
計測する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この歯は機
械加工で形成されるために誤差(歯ずれ)を含み均等に
は配列されていない。したがって、歯と歯の間が長いと
ころと、短いところが存在する。歯と歯の間が長いとこ
ろでは信号の発生間隔が長くなり、これを正しいものと
考えた場合は通過所要時間が長いことから例えば回転数
が低いものと判定され、逆に、歯と歯の間が短いところ
では信号の発生間隔が短くなり、これを正しいものと考
えた場合は通過所要時間が短いことから回転数が高いも
のと判定される、ということが発生する。この様な誤差
があると精度の高い制御ができなくなり、例えば、失火
を判定する場合に、失火をしていないのに失火と判定し
たり、逆に失火をしているのに失火していないと判定し
てしまうことが発生する。
【0005】歯ずれに着目したものとして、特開平8−
28338号公報に開示された装置があるが、この装置
は筒内圧センサを用いて上死点の位置を補正するもので
あって上述したようなクランク角度検出装置の問題を解
決するものではない。本発明は、上記問題に鑑み、製造
上の誤差の影響を受けないクランク角度検出装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、機関のクランクシャフトと連動回転するロータであ
って、周方向に所定の目標間隔で配列された複数の被検
出体を有するロータと、ロータの被検出体が近接して通
過する位置に固定配置され、各被検出体が通過する毎に
信号を発生する信号発生手段と、予め定めた被検出体が
通過した時に信号発生手段が信号を発生したタイミング
と、別の予め定めた被検出体が通過した時に信号発生手
段が信号を発生したタイミングから、これら被検出体の
間の実クランク角度を演算する所定被検出体間実クラン
ク角度演算手段と、クランク角度演算手段がクランク角
度の演算に使用した被検出体の間のクランク角度の目標
値を、被検出体の目標間隔に基づき、演算する所定被検
出体間目標クランク角度演算手段と、所定被検出体間実
クランク角度演算手段が演算した前記所定の被検出体の
間の実クランク角度と、所定被検出体間目標クランク角
度演算手段が演算した前記所定の被検出体の間の目標ク
ランク角度と、の差から、被検出体の間隔の目標値との
ずれ量を演算するずれ量演算手段とを具備し、ずれ量演
算手段が機関が非燃焼状態にあるときに前記ずれ量の演
算を実行するクランク角度検出装置が提供される。
【0007】この様に構成されたクランク角度検出装置
では機関のクランクシャフトと連動回転するロータに配
列された被検出体の間のクランク角度の実際の値の、目
標の値に対するずれ量が演算される。
【0008】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、内燃機関が燃料カット装置を備え、燃料カッ
ト装置が燃料のカットを開始してから予め定めた所定の
時間が経過した後に、ずれ量を演算するようにされたク
ランク角度検出装置が提供される。この様に構成された
クランク角度検出装置では燃料カット装置が燃料のカッ
トを開始してから予め定めた所定の時間が経過した後
に、ずれ量の演算がされるので、演算の精度が良い。
【0009】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
において、演算されたずれ量を機関の制御に用いるクラ
ンク角度の補正に利用するようにされているクランク角
度検出装置が提供される。この様にされているので、機
関の制御に用いるクランク角度が請求項1のように構成
されたクランク角度検出装置の演算したずれ量で補正さ
れ、機関の制御の精度が向上する。
【0010】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
において、さらに、前記ずれ量を予め定めた複数の被検
出体の隣接する2個についてそれぞれ演算し、該演算さ
れた各ずれ量の総積算値が予め定めた所定の範囲になる
ように各ずれ量を修正するずれ量修正手段をを有し、修
正されたずれ量に基づきクランク角度を補正することよ
うにされたクランク角度検出装置が提供される。この様
に構成されたクランク角度検出装置では、ずれ量の積算
値を0(ゼロ)にすることもでき、クランク角度の補正
精度が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を用いて本発明の
実施の形態を説明する。図1が本発明の構成を示す図で
ある。エンジン100は4気筒エンジンであって、クラ
ンクシャフト110にはクランク角を計測するためのロ
ータ200とカムシャフト(図示せず)を駆動するため
のクランクタイミングプーリ300が固定されていて、
クランクタイミングプーリ300はタイミングベルト
(図示せず)を介して1/2の回転比でカムシャフト
(図示せず)を駆動する。なおクランク軸110は矢印
のように図中時計周り方向に回転する。
【0012】ロータ200には目標間隔10度で配置さ
れた歯が設けられているが、欠歯部Aがあるので歯の総
数は34個である。欠歯部Aがおわった後の最初の歯を
1とし、そこから反時計周りに見て次の歯を2、以下順
番に歯に番号を与える。したがって、欠歯部Aの手前の
歯は34である。クランクポジションセンサ400は電
磁ピックアップを備え、ロータ200の各歯の突起部が
通過するときに高い電圧を、基部が通過するときには低
い電圧を発生する。
【0013】電子制御ユニット(ECU)500は相互
に接続された、入力インターフェイス510、中央演算
処理装置(CPU)520、ランダムアクセスメモリ
(RAM)530、リードオンリメモリ(ROM)53
0から成るデジタルコンピュータであって、本発明に関
しては、クランクポジションセンサ400からの信号を
受けて後述するような演算をおこなう。
【0014】図1は欠歯部Aの次から数えて7番目の歯
7の突起部がクランクポジションセンサ400の中心を
通り過ぎるところを示しているが、この時、#1気筒の
ピストン(図示せず)が丁度、上死点になるようにされ
ている。欠歯部Aは上記のように上死点位置を特定する
ためのものである。
【0015】図2はロータ200を拡大した図である。
図2には3個の歯毎(歯34から歯1の間は1個のみ)
に区切りの線がつけられている。これらの線は通過時間
を計算する各歯の基準位置を示している。各歯1〜歯3
4が完全に均等に配置されていれば、各歯間角度(各基
準位置間の角度)C1〜C12は等しい。ところが、こ
の実施の形態においては、34個の歯の内、32個は均
等に配置されているが、歯10が歯11の側にずれて形
成され、また歯34が歯33の側にずれて形成されてい
る。その結果、C3〜C8、C11、C12は等しい
が、CI、C10は長く、C3、C9は短い。
【0016】図3は、クランクシャフトが完全に均一に
回転した場合のクランクポジションセンサ400の出力
波形である。各出力波形の下の番号はその波形を出力せ
しめた歯の番号である。歯10が歯11の側にずれて形
成され、また歯34が歯33の側にずれて形成されてい
ることによって対応する出力波形もずれている。図4は
図3の各出力波形がある決められた基準値を通過した点
(例えば、出力波形がゼロを境に正負に波打つ場合は、
立ち下がりでゼロを通過する点)において垂直に立ち上
がるようにさせた整形波である。
【0017】前記通過時間は対応するこの整形波の立ち
上がりの区間を計測する。歯7の出力波形に該当する整
形波の立ち上がりから歯10の出力波形に該当する整形
波の立ち上がまでの間の時間をS1とし、以下、それぞ
れ、S2からS12とすると、クランクシャフト110
が完全に均一に回転した場合でも、S3〜S8は等しい
が、S1とS10は長く、S2とS9は短い。
【0018】ところが、クランクシャフト110は完全
に均等な速度で回転をしているものではない。エンジン
100に点火されていない場合でも、ピストンが上死点
を通る時はクランクシャフト110の回転速度は遅く、
その中間では速くなっている。点火している場合はこの
差にさらに爆発の影響が加わりより複雑な変化を示す。
【0019】図5はエンジン100に点火されていない
場合の、前記、図2と同様な各3個の歯の区間の通過時
間を計測したものを示した図であって、○は歯ずれが存
在しない場合を示しており、●は図2の様に歯ずれがあ
る場合を示している。図5において、T30i で示され
る各値は以下の値を表している。 T301 :歯7と歯10の間の通過時間 T302 :歯10と歯13の間の通過時間 T303 :歯13と歯16の間の通過時間 T304 :歯16と歯19の間の通過時間 T305 :歯19と歯22の間の通過時間 T306 :歯22と歯25の間の通過時間 T307 :歯25と歯28の間の通過時間 T308 :歯28と歯31の間の通過時間 T309 :歯31と歯34の間の通過時間 T3010:歯34と歯1の間の通過時間 T3011:歯1と歯4の間の通過時間 T3012:歯4と歯7の間の通過時間
【0020】次に、本発明による歯ずれの計算と、計算
された歯ずれを用いたT30i の補正について説明す
る。まず、エンジン100が燃焼状態では、前述したよ
うに、クランクシャフト110の回転速度の変動が複雑
になるので、エンジン100が非燃焼状態にあるときの
T30i をもとに補正計算をおこなう。ここで、走行中
にエンジン100が非燃焼状態になるのはフューエルカ
ットされている場合であるのでこのエンジン100はフ
ューエルカットをおこなうようにされているが、フュー
エルカットの直後は吸入管(図示せず)の壁面に付着し
た燃料が燃焼室に流入して燃焼する可能性があるので、
予め定めた所定の回数以上回転してから(この場合、例
として、2回以上回転してから)補正計算をおこなう。
【0021】以下、図6に示すフローチャートを参照し
ながら補正の計算について説明する。ステップ601は
各T30i 、すなわち3個の歯(欠歯部は1個の歯)の
通過時間を計算するステップである。これは、図2の各
歯間角度C1〜C12の通過時間を、図4に示す様な整
形波の間隔で計測する。ステップ602はT30i の本
発明による修正値T30Ki を計算するステップであっ
て、T30i から、ずれ角の学習値KGC30i を時間
換算した値すなわち、KGC30i ×(T360i /3
60)を減算してもとめる。ここで、T360i はクラ
ンク角360度の回転所要時間であって、直前のT30
1 〜T3012を積算した値である。なお、ずれ角の学習
値KGC30i が0(ゼロ)の場合は、T30Ki はT
30i に等しい。
【0022】ステップ603はフューエルカット開始後
2回転以上回転したか否かを判定するステップである。
ここで、否定判定された場合はそのまま終了する。肯定
判定された場合は、ステップ604、605、606に
おいてずれ角の学習値KGC30i を更新する計算をお
こなう。まず、ステップ604では、前回までの修正値
T30Ki から当該区間の理論値T30Ri を減算し
て、当該区間の理論時間との時間差DLT30Ri を求
める。ここで、理論値T30Ri は各回転数に対応した
値が、図7に示すようなマップにされてECU500の
ROM540に記憶されている。
【0023】次に、ステップ605においては理論時間
との時間差DLT30Ri に360/T360i を乗算
して理論角度、すなわち30度、からのずれ角DLKG
C30i に換算する。次に、ステップ606においては
ステップ605でもとめたずれ角DLKGC30i を、
予め定めたなまし回数nで除算した値、すなわち、DL
KGC30i/nを前回までのずれ角の学習値KGC3
i に加算して、新たな、ずれ角の学習値KGC30i
として終了する。ここで、なまし回数nで除算するの
は、急激な変化を避けるためである。なまし回数nとし
て、例えば、8を用いた場合には、8回繰り返すことに
よって、理論値と合致する値まで修正される。
【0024】上記の計算において、ずれDLKGC30
i の積算値は0(ゼロ)となる筈だが、各々計算してい
るために0(ゼロ)とならない場合がでてくる。そこ
で、図8のフローチャートに示されるルーチンを実行し
て積算値が0になるようにする。このルーチンは図6の
ステップ605と606の間で実行される。その基本的
な考えは、DLKGC30i の正の値のみを積算した値
SUMDLC1と、負の値のみを積算した値SUMDL
C2を、それぞれ求める。さらに、その和DLSUMを
求める。
【0025】そして、各正のDLKGC30i をDLS
UMの半分の値にDLKGC30i のSUMDLC1へ
の寄与割合を乗じた値で修正し、各負のDLKGC30
i をDLSUMの半分の値にDLKGC30i のSUM
DLC2への寄与割合を乗じた値で修正する。
【0026】図8がそのルーチンのフローチャートであ
る。ステップ801〜803は#1気筒のTDC(上死
点)にきたときに、iを1にリセットし、SUMDLC
1とSUMDLC2をそれぞれ0にリセットしてこのル
ーチンを開始するためのステップである。そして、ステ
ップ804において、DLKGCi の正負を判定し、正
の場合はステップ805において正のDLKGCi のみ
積算し、負の場合はステップ806において負のDLK
GCi のみ積算する。次のステップ807ではiをイン
クリメントし(1だけ増加し)、ステップ808では、
iが12以下ならばステップ804に戻るようにされて
いる。したがって、12個のDLKGCi が、それぞ
れ、正は正のみ積算され、負は負のみ積算される。次
に、ステップ809では12個のDLKGCi の内の、
正のみ積算したSUMDLC1と、負のみ積算したSU
MDLC2の合算値DLSUMをもとめる。
【0027】ステップ810からステップ815では、
各DLKGCi についてDLKGC i の正負の判定をお
こなって、正の場合は各DLKGCi からステップ80
9でもとめたDLSUMの半分にSUMDLC1に対す
るDLKGCi の割合を乗算したものを減算し、負の場
合は各DLKGCi からステップ809でもとめたDL
SUMの半分にSUMDLC2に対するDLKGCi
割合を乗算したものを減算する。
【0028】例えば、i=1〜12に対してステップ8
04で正負を判定するDLKGCiの各値を、それぞ
れ、以下のように仮定する。 DLKGC1 =2、 DLKGC2 =−2、 DLKGC3 =0 DLKGC4 =0、 DLKGC5 =−3、 DLKGC6 =4 DLKGC7 =0、 DLKGC8 =0、 DLKGC9 =1 DLKGC10=−1、 DLKGC11=1、 DLKGC12=0
【0029】すると、正の側にあるのは、DLKGC1
=2、DLKGC6 =4、DLKGC9 =1、DLKG
11=1であるのでSUMDLC1=2+4+1+1=
8である。負の側にあるのは、DLKGC2 =−2、D
LKGC5 =−3、DLKGC10=−1であるのでSU
MDLC2=(−2)+(−3)+(−1)=−6であ
る。したがって、DLSUM=SUMDLC1+SUM
DLC2=8+(−6)=2となる。
【0030】したがって、ステップ812、813で修
正されたDLKGCi の各値は、以下のようになる。 DLKGC1 =2−(2/2)×(2/8)=2−0.
25=1.750 DLKGC2 =−2−(2/2)×(−2/−6)=−
2+0.333=−2.333 DLKGC3 =0−(2/2)×(0/8)=0 DLKGC4 =0−(2/2)×(0/8)=0 DLKGC5 =−3−(2/2)×(−3/−6)=−
3−0.500=−3.500 DLKGC6 =4−(2/2)×(4/8)=4−0.
5=3.500 DLKGC7 =0−(2/2)×(0/8)=0 DLKGC8 =0−(2/2)×(0/8)=0 DLKGC9 =1−(2/2)×(1/8)=1−0.
125=0.875 DLKGC10=−1−(2/2)×(−1/−6)=−
1−0.167=−1.167 DLKGC11=1−(2/2)×(1/8)=1−0.
125=0.875 DLKGC12=0−(2/2)×(0/8)=0
【0031】上記のように、ステップ809の総積算値
DLSUMが正の側にあったので、正の側のDLKGC
i はそれぞれ正値が減るように修正され、負の側のDL
KGCi はそれぞれ負値が増大するように修正される。
そして、下記のように総積算値DLSUMを計算すると
0(ゼロ)になる。 正側の積算値SUMDLC1=1.750+3.500
+0.875+0.875=7、 負側の積算値SUMDLC2=−2.333+(−3.
500)+(−1.167)=−7、 総積算値DLSUM=SUMDLC1+SUMDLC2
=7+(−7)=0
【0032】
【発明の効果】各請求項の発明によれば、製造上の誤差
の影響を受けないクランク角度検出装置が提供され、被
検出体の製造のばらつきの許容範囲が拡がり生産性が向
上する。また、回転変動の検出精度を向上することがで
き、回転変動に基づく検出、例えば、失火検出の範囲を
増加することができる。特に、請求項3のようにすれば
機関の制御に用いるクランク角度が補正され機関の制御
精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示す図である。
【図2】ロータの拡大図である。
【図3】クランクシャフトが完全に均等な速度で回転し
た場合の図1のクランクポジションセンサの出力波形で
ある。
【図4】図3の出力波形を整形した整形波である。
【図5】クランクシャフトの実際の回転変動を考慮した
図2のL1〜L12の各区間の通過時間を説明する図で
ある。
【図6】各30°CAの通過時間を補正するルーチンの
フローチャートである。
【図7】各30°CAを通過するのに要する時間の理論
値である。
【図8】ずれ角を修正するルーチンのフローチャートで
ある。
【図9】ずれ角を修正するルーチンのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1〜34…(ロータの)歯 100…エンジン 110…クランクシャフト 200…ロータ 300…クランクタイミングプーリ 400…クランクポジションセンサ 500…ECU

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関のクランクシャフトと連動回転する
    ロータであって、周方向に所定の目標間隔で配列された
    複数の被検出体を有するロータと、 ロータの被検出体が近接して通過する位置に固定配置さ
    れ、各被検出体が通過する毎に信号を発生する信号発生
    手段と、 予め定めた被検出体が通過した時に信号発生手段が信号
    を発生したタイミングと、別の予め定めた被検出体が通
    過した時に信号発生手段が信号を発生したタイミングか
    ら、これら被検出体の間の実クランク角度を演算する所
    定被検出体間実クランク角度演算手段と、 クランク角度演算手段がクランク角度の演算に使用した
    被検出体の間のクランク角度の目標値を、被検出体の目
    標間隔に基づき、演算する所定被検出体間目標クランク
    角度演算手段と、 所定被検出体間実クランク角度演算手段が演算した前記
    所定の被検出体の間の実クランク角度と、所定被検出体
    間目標クランク角度演算手段が演算した前記所定の被検
    出体の間の目標クランク角度と、の差から、被検出体の
    間隔の目標値とのずれ量を演算するずれ量演算手段とを
    具備し、 ずれ量演算手段が機関が非燃焼状態にあるときに前記ず
    れ量の演算を実行することを特徴とするクランク角度検
    出装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関が燃料カット装置を備え、燃料
    カット装置が燃料のカットを開始してから予め定めた所
    定の時間が経過した後に、ずれ量を演算することを特徴
    とする請求項1に記載のクランク角度検出装置。
  3. 【請求項3】 演算されたずれ量を機関の制御に用いる
    クランク角度の補正に利用するようにされていることを
    特徴とする請求項1に記載のクランク角度検出装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記ずれ量を予め定めた複数の
    被検出体の隣接する2個についてそれぞれ演算し、該演
    算された各ずれ量の総積算値が予め定めた所定の範囲に
    なるように各ずれ量を修正するずれ量修正手段を有し、
    修正されたずれ量に基づきクランク角度を補正すること
    を特徴とする請求項3に記載のクランク角度検出装置。
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