JPH11246253A - 軽量コンクリート - Google Patents
軽量コンクリートInfo
- Publication number
- JPH11246253A JPH11246253A JP7133298A JP7133298A JPH11246253A JP H11246253 A JPH11246253 A JP H11246253A JP 7133298 A JP7133298 A JP 7133298A JP 7133298 A JP7133298 A JP 7133298A JP H11246253 A JPH11246253 A JP H11246253A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aggregate
- reducing agent
- water reducing
- lightweight concrete
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/02—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B20/00—Use of materials as fillers for mortars, concrete or artificial stone according to more than one of groups C04B14/00 - C04B18/00 and characterised by shape or grain distribution; Treatment of materials according to more than one of the groups C04B14/00 - C04B18/00 specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone; Expanding or defibrillating materials
- C04B20/02—Treatment
- C04B20/04—Heat treatment
- C04B20/06—Expanding clay, perlite, vermiculite or like granular materials
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2103/00—Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
- C04B2103/0045—Polymers chosen for their physico-chemical characteristics
- C04B2103/0057—Polymers chosen for their physico-chemical characteristics added as redispersable powders
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/20—Resistance against chemical, physical or biological attack
- C04B2111/29—Frost-thaw resistance
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】発泡スチロール廃棄物を有効に利用し、特性の
優れた軽量コンクリートを提供すること。 【解決手段】セメント、粗骨材、細骨材、及び混和材を
混ぜた軽量コンクリートにおいて、粗骨材は、砕石、天
然骨材、或いはスラグ骨材であり、細骨材は、発泡スチ
ロールを遠赤外線で照射したのち粉砕した超軽量細骨材
を使用し、混和剤として、減水剤は、減水剤、AE減水
剤、高性能減水剤、或いは高性能AE減水剤であり、ホ
ルマイト鉱物粉は、水を用いて粉砕して得られたもの
で、セメント重量の0.2%〜1%とし、水分散性樹脂
増粘材は、セメント重量の0.05%〜0.1%とし、
起泡剤は、気泡量が5〜15%となる量である軽量コン
クリート。
優れた軽量コンクリートを提供すること。 【解決手段】セメント、粗骨材、細骨材、及び混和材を
混ぜた軽量コンクリートにおいて、粗骨材は、砕石、天
然骨材、或いはスラグ骨材であり、細骨材は、発泡スチ
ロールを遠赤外線で照射したのち粉砕した超軽量細骨材
を使用し、混和剤として、減水剤は、減水剤、AE減水
剤、高性能減水剤、或いは高性能AE減水剤であり、ホ
ルマイト鉱物粉は、水を用いて粉砕して得られたもの
で、セメント重量の0.2%〜1%とし、水分散性樹脂
増粘材は、セメント重量の0.05%〜0.1%とし、
起泡剤は、気泡量が5〜15%となる量である軽量コン
クリート。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽量コンクリート
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の軽量コンクリートは、構造体の場
合や、非構造体のカーテンウオールなどに使用されてい
るが、通常使用される骨材は、人工軽量粗骨材と川砂、
人工軽量粗骨材と人工軽量細骨材の組合せによるものが
ほとんどで、それに気泡を混入させるなど、より軽量化
を図っている。そのほかに、軽量化のために黒曜石、真
珠岩などを焼成して発泡させて得られるパーライト、ガ
ラス発泡体などが応用されてきている。
合や、非構造体のカーテンウオールなどに使用されてい
るが、通常使用される骨材は、人工軽量粗骨材と川砂、
人工軽量粗骨材と人工軽量細骨材の組合せによるものが
ほとんどで、それに気泡を混入させるなど、より軽量化
を図っている。そのほかに、軽量化のために黒曜石、真
珠岩などを焼成して発泡させて得られるパーライト、ガ
ラス発泡体などが応用されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】<イ>本発明は、強度
の強い軽量コンクリートを提供することにある。 <ロ>本発明は、発泡スチロール廃棄物を利用でき、再
資源化に適する軽量コンクリートを提供することにあ
る。
の強い軽量コンクリートを提供することにある。 <ロ>本発明は、発泡スチロール廃棄物を利用でき、再
資源化に適する軽量コンクリートを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、セメント、粗
骨材、細骨材、及び混和材を混ぜた軽量コンクリートに
おいて、細骨材は、発泡スチロールを遠赤外線で照射し
たのち粉砕した超軽量細骨材を使用し、混和剤は、減水
剤、ホルマイト鉱物粉又水分散性樹脂増粘材、及び起泡
剤を使用することを特徴とする、軽量コンクリート、又
は、軽量コンクリートにおいて、セメントは、普通ポル
トランドセメントであり、粗骨材は、砕石、天然骨材、
或いはスラグ骨材であり、減水剤は、減水剤、AE減水
剤、高性能減水剤、或いは高性能AE減水剤であり、ホ
ルマイト鉱物粉は、水を用いて粉砕して得られたもの
で、セメント重量の0.2%〜1%とし、水分散性樹脂
増粘材は、セメント重量の0.05%〜0.1%とし、
起泡剤は、気泡量が5〜15%となる量であることを特
徴とする、軽量コンクリート、又は、軽量コンクリート
において、粗骨材は、人工軽量骨材、或いは天然軽量骨
材であることを特徴とする、軽量コンクリートにある。
骨材、細骨材、及び混和材を混ぜた軽量コンクリートに
おいて、細骨材は、発泡スチロールを遠赤外線で照射し
たのち粉砕した超軽量細骨材を使用し、混和剤は、減水
剤、ホルマイト鉱物粉又水分散性樹脂増粘材、及び起泡
剤を使用することを特徴とする、軽量コンクリート、又
は、軽量コンクリートにおいて、セメントは、普通ポル
トランドセメントであり、粗骨材は、砕石、天然骨材、
或いはスラグ骨材であり、減水剤は、減水剤、AE減水
剤、高性能減水剤、或いは高性能AE減水剤であり、ホ
ルマイト鉱物粉は、水を用いて粉砕して得られたもの
で、セメント重量の0.2%〜1%とし、水分散性樹脂
増粘材は、セメント重量の0.05%〜0.1%とし、
起泡剤は、気泡量が5〜15%となる量であることを特
徴とする、軽量コンクリート、又は、軽量コンクリート
において、粗骨材は、人工軽量骨材、或いは天然軽量骨
材であることを特徴とする、軽量コンクリートにある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
の形態を説明する。
【0006】<イ>軽量コンクリートの製造の概要 軽量コンクリートの製造において、発泡スチロール廃棄
物の再資源化の一環として、発泡スチロール廃棄物を遠
赤外線で収縮処理した後、粉砕した超軽量細骨材(HE
PS)を骨材として使用する。超軽量細骨材(HEP
S)は、通常の発泡スチロールと比較して強度が高く、
表面は破砕面となるためセメントペースト分との付着が
良く、吸水しないなどの性質をもつことから、良質の超
軽量細骨材となる。
物の再資源化の一環として、発泡スチロール廃棄物を遠
赤外線で収縮処理した後、粉砕した超軽量細骨材(HE
PS)を骨材として使用する。超軽量細骨材(HEP
S)は、通常の発泡スチロールと比較して強度が高く、
表面は破砕面となるためセメントペースト分との付着が
良く、吸水しないなどの性質をもつことから、良質の超
軽量細骨材となる。
【0007】軽量コンクリートは、超軽量細骨材に普通
ポルトランドセメントなどのセメント、粗骨材、及びセ
メント混和材を混ぜて製造する。
ポルトランドセメントなどのセメント、粗骨材、及びセ
メント混和材を混ぜて製造する。
【0008】<ロ>発泡スチロールの熱処理 一次破砕した発泡スチロールは、ベルトコンベアー上に
厚さ25mm程度となるように搬送する。搬送時に50
〜200mm離れた上部から95℃〜105℃の雰囲気
となるように遠赤外線を照射する。発泡スチロールは、
その雰囲気中を通過し、収縮処理される。その後、冷却
されて二次粉砕され、超軽量細骨材が得られる。
厚さ25mm程度となるように搬送する。搬送時に50
〜200mm離れた上部から95℃〜105℃の雰囲気
となるように遠赤外線を照射する。発泡スチロールは、
その雰囲気中を通過し、収縮処理される。その後、冷却
されて二次粉砕され、超軽量細骨材が得られる。
【0009】超軽量細骨材の遠赤外線処理方法におい
て、処理前の一次粉砕の粒径の大きさ、遠赤外線処理時
間の長短などで、得られる超軽量細骨材のカサ比重が
0.10から0.25ton/m3までのものが得ら
れ、発泡スチロールそのままの粉砕品(40〜60倍発
泡)のカサ比重0.01〜0.015と比較すると約1
0倍以上重くなり10倍以下の発泡倍率体となるため、
強度面などで安定した物性値を示す。なお、発泡スチロ
ールの加熱処理方法に関しては、発泡スチロールが断熱
性に優れるため、通常の加熱方法で処理すると、発泡ス
チロール表面だけが溶融する状況となり、均一な溶融が
得られない。遠赤外線で95℃〜105℃で処理する
と、発泡スチロール内部まで短時間で加熱されるため、
内部まで熱の影響を受け、均一な強度のものが得られ
る。
て、処理前の一次粉砕の粒径の大きさ、遠赤外線処理時
間の長短などで、得られる超軽量細骨材のカサ比重が
0.10から0.25ton/m3までのものが得ら
れ、発泡スチロールそのままの粉砕品(40〜60倍発
泡)のカサ比重0.01〜0.015と比較すると約1
0倍以上重くなり10倍以下の発泡倍率体となるため、
強度面などで安定した物性値を示す。なお、発泡スチロ
ールの加熱処理方法に関しては、発泡スチロールが断熱
性に優れるため、通常の加熱方法で処理すると、発泡ス
チロール表面だけが溶融する状況となり、均一な溶融が
得られない。遠赤外線で95℃〜105℃で処理する
と、発泡スチロール内部まで短時間で加熱されるため、
内部まで熱の影響を受け、均一な強度のものが得られ
る。
【0010】また、粉砕されているため、骨材表面は発
泡断面となり、表面性状は凹凸状を呈する。そのため、
セメントペーストなどの水硬性無機粉体との混合性が良
い。
泡断面となり、表面性状は凹凸状を呈する。そのため、
セメントペーストなどの水硬性無機粉体との混合性が良
い。
【0011】<ハ>粗骨材 粗骨材は、従来使用されている砕石、天然骨材、スラグ
骨材などを使用する。又、人工軽量骨材、天然軽量骨
材、天然軽石を使用すると、更に軽量化することができ
る。
骨材などを使用する。又、人工軽量骨材、天然軽量骨
材、天然軽石を使用すると、更に軽量化することができ
る。
【0012】<ニ>細骨材 細骨材は、超軽量細骨材を全量使用したり、又は、使用
目的に応じて30%〜70%の通常の砂、人工軽量砂、
天然軽石砂を超軽量細骨材に置換させる。
目的に応じて30%〜70%の通常の砂、人工軽量砂、
天然軽石砂を超軽量細骨材に置換させる。
【0013】<ホ>混和剤 軽量コンクリートを製造する際、混和剤を入れて、作業
性、骨材分離の抑制などの特性を改善することができ
る。
性、骨材分離の抑制などの特性を改善することができ
る。
【0014】混和剤として、減水剤があり、減水剤、A
E減水剤、高性能減水剤、並びに高性能AE減水剤など
が使用される。減水剤は、軽量無機組成物の強度向上、
並びに硬化後の収縮からのひび割れを低減し、無機組成
物の製造時に使用される。
E減水剤、高性能減水剤、並びに高性能AE減水剤など
が使用される。減水剤は、軽量無機組成物の強度向上、
並びに硬化後の収縮からのひび割れを低減し、無機組成
物の製造時に使用される。
【0015】また、混和剤として、ホルマイト鉱物粉を
使用する。この鉱物粉は、セメントに対して0.20%
〜1.0%(重量%)の少量添加で、コンクリートに吸
着性や増粘性を付与し、骨材分離を抑制する。ホルマイ
ト鉱物粉は、ホルマイト鉱物を水を使用して粉砕、乾燥
して得られる粉体である。
使用する。この鉱物粉は、セメントに対して0.20%
〜1.0%(重量%)の少量添加で、コンクリートに吸
着性や増粘性を付与し、骨材分離を抑制する。ホルマイ
ト鉱物粉は、ホルマイト鉱物を水を使用して粉砕、乾燥
して得られる粉体である。
【0016】或いは、混和剤として、メチルセルロース
に代表される水分散性樹脂増粘剤を使用する。水分散性
樹脂増粘剤をセメントに対して0.05%〜0.1%
(重量%)添加し、微細気泡を混入させ、ソフトクリー
ム的性状を与え、より軽量化し、骨材分離低減性を向上
する。
に代表される水分散性樹脂増粘剤を使用する。水分散性
樹脂増粘剤をセメントに対して0.05%〜0.1%
(重量%)添加し、微細気泡を混入させ、ソフトクリー
ム的性状を与え、より軽量化し、骨材分離低減性を向上
する。
【0017】また、混和剤として、アニオン系、ノニオ
ン系或いは蛋白系の起泡剤を使用する。起泡剤は、気泡
量が5%〜15%となる量を添加する。
ン系或いは蛋白系の起泡剤を使用する。起泡剤は、気泡
量が5%〜15%となる量を添加する。
【0018】以下に、軽量コンクリートの実施例を説明
する。
する。
【0019】<イ>超軽量細骨材の供試体 発泡スチロールを一次粉砕して、遠赤外線で熱処理をし
て製造した。骨材の最大粒径は、ほぼ5mmと8mmと
なり、一次粉砕時より大幅に小さくなった。その時のカ
サ比重は、0.08〜0.25である。
て製造した。骨材の最大粒径は、ほぼ5mmと8mmと
なり、一次粉砕時より大幅に小さくなった。その時のカ
サ比重は、0.08〜0.25である。
【0020】なお、発泡スチロールの遠赤外線照射に関
して、カサ比重が0.25以上となると、スチロールが
溶融し過ぎて団子状になり、その後の製造作業が難しく
なり、また、0.08以下のカサ比重のものは、表面部
と内部のスチロール比重の差が2倍以上となり、不安定
な性状となり、使用し難い。
して、カサ比重が0.25以上となると、スチロールが
溶融し過ぎて団子状になり、その後の製造作業が難しく
なり、また、0.08以下のカサ比重のものは、表面部
と内部のスチロール比重の差が2倍以上となり、不安定
な性状となり、使用し難い。
【0021】<ロ>軽量コンクリートの供試体 超軽量細骨材を使用して、軽量コンクリートの供試体
(N1〜N8)を製造した。各供試体は、表1に示す割
合で、セメント(C)、水(W)、粗骨材(G1〜G
3)、超軽量細骨材(H1、H2)、混和剤(A1〜A
3)を混合した。
(N1〜N8)を製造した。各供試体は、表1に示す割
合で、セメント(C)、水(W)、粗骨材(G1〜G
3)、超軽量細骨材(H1、H2)、混和剤(A1〜A
3)を混合した。
【0022】なお、粗骨材G1は比重2.60の砕石で
あり、G2は比重1.52の人工軽量粗骨材であり、G
3は比重1.55の天然粗軽石である。超軽量細骨材H
1はカサ比重が0.10で粒径が5mm以下で、実績率
が50%であり、H2はカサ比重が0.15で粒径が5
mm以下で、実績率が50%である。
あり、G2は比重1.52の人工軽量粗骨材であり、G
3は比重1.55の天然粗軽石である。超軽量細骨材H
1はカサ比重が0.10で粒径が5mm以下で、実績率
が50%であり、H2はカサ比重が0.15で粒径が5
mm以下で、実績率が50%である。
【0023】また、混和剤A1は比重2.2のホルマイ
ト鉱物水砕粉であり、混和剤A2は減水剤(ポリオール
系)であり、混和剤A3は起泡剤(アニオン系界面活性
剤)である。
ト鉱物水砕粉であり、混和剤A2は減水剤(ポリオール
系)であり、混和剤A3は起泡剤(アニオン系界面活性
剤)である。
【0024】
【表1】
【0025】<ハ>軽量コンクリートの性能 表2の割合で製造した軽量コンクリートの性能を表2に
示す。超軽量細骨材は、比重が0.01(H1)、0.
15(H2)と超軽量であり、また、吸水率も0で、粘
りのある骨材強度を有していることから、軽量にも関わ
らず硬化後の収縮が小さく、ひび割れが抑制された軽量
コンクリートを得ることができた。軽量コンクリート
は、耐凍結融解性に優れ、耐火性も超軽量細骨材重量が
軽量コンクリートのトータル重量の5%以下であること
から不燃性であり、超軽量細骨材を使用した優れた軽量
コンクリートを確認できた。
示す。超軽量細骨材は、比重が0.01(H1)、0.
15(H2)と超軽量であり、また、吸水率も0で、粘
りのある骨材強度を有していることから、軽量にも関わ
らず硬化後の収縮が小さく、ひび割れが抑制された軽量
コンクリートを得ることができた。軽量コンクリート
は、耐凍結融解性に優れ、耐火性も超軽量細骨材重量が
軽量コンクリートのトータル重量の5%以下であること
から不燃性であり、超軽量細骨材を使用した優れた軽量
コンクリートを確認できた。
【0026】
【表2】
【0027】超軽量細骨材の比重が0.1以上であるこ
ともあり、また、微細気泡、並びに吸着粘性があり、ス
ランプ値が8cm程度であると、骨材分離もせず、良好
な性状の軽量コンクリートが得られる。気泡混入量が1
5%以上となると、多少脱泡も認められ、硬化後の収縮
率も大きくなり、ひび割れなどの恐れが生じる。また、
ホルマイト系増粘剤の量が1%以上となると、チクソト
ロピック(thixotropic)な粘性が強くなり粘土的な性
状となり製造しにくくなり、また、製品上面に気泡(ピ
ンホール)が生じる傾向が見られ、そのため、0.75
%添加を標準量と設定している。
ともあり、また、微細気泡、並びに吸着粘性があり、ス
ランプ値が8cm程度であると、骨材分離もせず、良好
な性状の軽量コンクリートが得られる。気泡混入量が1
5%以上となると、多少脱泡も認められ、硬化後の収縮
率も大きくなり、ひび割れなどの恐れが生じる。また、
ホルマイト系増粘剤の量が1%以上となると、チクソト
ロピック(thixotropic)な粘性が強くなり粘土的な性
状となり製造しにくくなり、また、製品上面に気泡(ピ
ンホール)が生じる傾向が見られ、そのため、0.75
%添加を標準量と設定している。
【0028】なお、増粘剤としてホルマイト鉱物粉末の
替わりに、メチルセルロースを用いた場合、添加率はセ
メントの0.05%前後が好ましいが、それでも硬化遅
延性がでる。しかし、骨材分離を防止できる。
替わりに、メチルセルロースを用いた場合、添加率はセ
メントの0.05%前後が好ましいが、それでも硬化遅
延性がでる。しかし、骨材分離を防止できる。
【0029】軽量コンクリートは、性能的に吸収率が通
常コンクリートと大差はなく、強度面では、従来の軽量
コンクリート比重に対応しても、表2に示してあるよう
に大きな値が得られる。最も注目すべき点は、その比重
ごとの収縮率が小さいことである。即ち、硬化後のひび
割れ発生が抑制でき、耐久性に優れる軽量コンクリート
が得られる。
常コンクリートと大差はなく、強度面では、従来の軽量
コンクリート比重に対応しても、表2に示してあるよう
に大きな値が得られる。最も注目すべき点は、その比重
ごとの収縮率が小さいことである。即ち、硬化後のひび
割れ発生が抑制でき、耐久性に優れる軽量コンクリート
が得られる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、次のような効果を得ることが
できる。 <イ>超軽量細骨材は、吸水率が0であり、変形能力が
大ききので、軽量にも関わらず、硬化後の収縮亜小さ
く、ひび割れが発生しにくい硬化がある。 <ロ>発泡スチロール廃棄物を有効に利用でき、地球環
境保全に寄与することができる。 <ハ>耐凍結融解性に優れ、超軽量細骨材が、軽量コン
クリートのトータル重量の5%以下であるので、不燃性
を示し、優れた軽量コンクリートとなる。
できる。 <イ>超軽量細骨材は、吸水率が0であり、変形能力が
大ききので、軽量にも関わらず、硬化後の収縮亜小さ
く、ひび割れが発生しにくい硬化がある。 <ロ>発泡スチロール廃棄物を有効に利用でき、地球環
境保全に寄与することができる。 <ハ>耐凍結融解性に優れ、超軽量細骨材が、軽量コン
クリートのトータル重量の5%以下であるので、不燃性
を示し、優れた軽量コンクリートとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 16:10 14:14 24:38 14:06) 103:30 103:42 103:44 111:40 (72)発明者 細萱理子 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】セメント、粗骨材、細骨材、及び混和材を
混ぜた軽量コンクリートにおいて、 細骨材は、発泡スチロールを遠赤外線で照射したのち粉
砕した超軽量細骨材を使用し、 混和剤は、減水剤、ホルマイト鉱物粉又水分散性樹脂増
粘材、及び起泡剤を使用することを特徴とする、 軽量コンクリート。 - 【請求項2】請求項1に記載の軽量コンクリートにおい
て、 セメントは、普通ポルトランドセメントであり、 粗骨材は、砕石、天然骨材、或いはスラグ骨材であり、 減水剤は、減水剤、AE減水剤、高性能減水剤、或いは
高性能AE減水剤であり、 ホルマイト鉱物粉は、水を用いて粉砕して得られたもの
で、セメント重量の0.2%〜1%とし、 水分散性樹脂増粘材は、セメント重量の0.05%〜
0.1%とし、 起泡剤は、気泡量が5〜15%となる量であることを特
徴とする、 軽量コンクリート。 - 【請求項3】請求項2に記載の軽量コンクリートにおい
て、 粗骨材は、人工軽量骨材、或いは天然軽量骨材であるこ
とを特徴とする、 軽量コンクリート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7133298A JPH11246253A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 軽量コンクリート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7133298A JPH11246253A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 軽量コンクリート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11246253A true JPH11246253A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=13457482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7133298A Pending JPH11246253A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 軽量コンクリート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11246253A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005123624A3 (en) * | 2004-06-15 | 2006-08-10 | Constr Res & Tech Gmbh | Providing freezing and thawing resistance to cementitious compositions |
JP2008502566A (ja) * | 2004-06-15 | 2008-01-31 | コンストラクション リサーチ アンド テクノロジー ゲーエムベーハー | セメント状組成物への耐凍結融解性の装備 |
JP2008502565A (ja) * | 2004-06-15 | 2008-01-31 | コンストラクション リサーチ アンド テクノロジー ゲーエムベーハー | 無水注型セメント状混合物の耐凍結融解性の改善 |
JP2008536783A (ja) * | 2005-03-22 | 2008-09-11 | ノバ ケミカルズ, インコーポレイテッド | 軽量コンクリート組成物 |
US7435766B2 (en) | 2005-06-14 | 2008-10-14 | Construction Research & Technology Gmbh | Method of delivery of agents providing freezing and thawing resistance to cementitious compositions |
US7531584B2 (en) | 2005-06-14 | 2009-05-12 | Construction Research & Technology Gmbh | Providing freezing and thawing resistance to cementitious compositions |
US8015725B2 (en) * | 2004-09-21 | 2011-09-13 | Dos-I Solutions, S.L. | Method and machine for the sintering and/or drying of powder materials using infrared radiation |
KR101127771B1 (ko) | 2009-01-13 | 2012-03-23 | 한양대학교 산학협력단 | 구조용 경량콘크리트의 제조 방법 |
JP2017047550A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 太平洋セメント株式会社 | セメント組成物の製造方法 |
-
1998
- 1998-03-05 JP JP7133298A patent/JPH11246253A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7922808B2 (en) | 2004-06-15 | 2011-04-12 | Construction Research & Technology Gmbh | Freeze-thaw durability of dry cast cementitious mixtures |
US7288147B2 (en) | 2004-06-15 | 2007-10-30 | Construction Research&Technology Gmbh | Providing freezing and thawing resistance to cementitious compositions |
JP2008502566A (ja) * | 2004-06-15 | 2008-01-31 | コンストラクション リサーチ アンド テクノロジー ゲーエムベーハー | セメント状組成物への耐凍結融解性の装備 |
JP2008502564A (ja) * | 2004-06-15 | 2008-01-31 | コンストラクション リサーチ アンド テクノロジー ゲーエムベーハー | セメント状組成物への耐凍結融解性の装備 |
JP2008502565A (ja) * | 2004-06-15 | 2008-01-31 | コンストラクション リサーチ アンド テクノロジー ゲーエムベーハー | 無水注型セメント状混合物の耐凍結融解性の改善 |
WO2005123624A3 (en) * | 2004-06-15 | 2006-08-10 | Constr Res & Tech Gmbh | Providing freezing and thawing resistance to cementitious compositions |
US8015725B2 (en) * | 2004-09-21 | 2011-09-13 | Dos-I Solutions, S.L. | Method and machine for the sintering and/or drying of powder materials using infrared radiation |
JP2008536783A (ja) * | 2005-03-22 | 2008-09-11 | ノバ ケミカルズ, インコーポレイテッド | 軽量コンクリート組成物 |
US7435766B2 (en) | 2005-06-14 | 2008-10-14 | Construction Research & Technology Gmbh | Method of delivery of agents providing freezing and thawing resistance to cementitious compositions |
US7531584B2 (en) | 2005-06-14 | 2009-05-12 | Construction Research & Technology Gmbh | Providing freezing and thawing resistance to cementitious compositions |
US7648575B2 (en) | 2005-06-14 | 2010-01-19 | Construction Research & Technology Gmbh | Providing freezing and thawing resistance to cementitious compositions |
KR101127771B1 (ko) | 2009-01-13 | 2012-03-23 | 한양대학교 산학협력단 | 구조용 경량콘크리트의 제조 방법 |
JP2017047550A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 太平洋セメント株式会社 | セメント組成物の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2970003B1 (en) | High-strength geopolymer composite cellular concrete | |
KR101705242B1 (ko) | 시공성을 향상시킨 초고성능 섬유보강 콘크리트의 제조방법 | |
EP3061734A1 (en) | Lightweight concretes and mortars | |
EP1719741B1 (en) | Construction cement and method for the producing thereof | |
JP7022959B2 (ja) | コンクリート組成物、及び、コンクリート組成物の製造方法 | |
US5017232A (en) | Pomice containing composition | |
JPH11246253A (ja) | 軽量コンクリート | |
EP1888480B1 (en) | High performance concrete with a quick resistance development lacking added materials with latent hydraulic activity | |
KR101904172B1 (ko) | 도로포장용 초조강시멘트 조성물 및 이를 이용한 포장공법 | |
JPH11240744A (ja) | 高強度ガラスポリマーセメント固化材及びその製造方法 | |
JP2001504792A (ja) | コンクリート用組成物及びそれから得られるコンクリート製品 | |
JP2001019529A (ja) | セメント硬化体 | |
JP3407161B2 (ja) | クリンカーを骨材に使用したリサイクル可能なセメント硬化物の製造方法 | |
JP2000239052A (ja) | 高強度透水性コンクリートおよびその製造方法 | |
JPH11171611A (ja) | 超軽量細骨材及び軽量水硬性組成物 | |
Niknamfar et al. | Generating a structural lightweight concrete | |
JP6837856B2 (ja) | 打放しコンクリート用膨張性混和材およびそれを含有する打放しコンクリート | |
JP2003146732A (ja) | スラグ硬化体の製造方法 | |
JPH06206745A (ja) | 改良ポルトランドセメントおよびalcの製造方法 | |
JPH035347A (ja) | 粒度を調整したセメント組成物 | |
JPH06191963A (ja) | 軽量高強度建材の製造方法 | |
CN116003070B (zh) | 一种耐高温的铁尾矿砂再生骨料混凝土及其制备方法 | |
KR102236677B1 (ko) | 실리카 퓸을 이용한 알긴산 라텍스 프리캐스트 콘크리트 조성물 | |
KR20120083009A (ko) | 고유동 수중불분리 콘크리트용 재료구성 및 이를 이용한 고유동 수중불분리 콘크리트의 제조방법 | |
JPH08157278A (ja) | 超軽量コンクリート組成物 |