JPH1124591A - 昇降式表示塔 - Google Patents

昇降式表示塔

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JPH1124591A
JPH1124591A JP17954597A JP17954597A JPH1124591A JP H1124591 A JPH1124591 A JP H1124591A JP 17954597 A JP17954597 A JP 17954597A JP 17954597 A JP17954597 A JP 17954597A JP H1124591 A JPH1124591 A JP H1124591A
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JP
Japan
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display
display unit
race
elevating
storage hole
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JP17954597A
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Inventor
Shozo Watanabe
祥造 渡邉
Toshiyuki Morita
俊之 森田
Hiroaki Mori
博昭 森
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レース結果の表示を行なう時のみ地上に設置
可能で且つ表示を行なわない時には地中に収納可能にし
て、レース中、レース審判員や観客が障害物に煩わされ
ることなくレースを見ることができるようにする。 【解決手段】 所定の設置面GLよりも下方に形成され
表示部2を収納しうる収納穴5内の収納位置と所定の設
置面GLよりも上方の表示位置との間で表示部2を昇降
させる昇降機構3を収納穴5内にそなえて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、競輪場等
においてレース後に着順,配当金等のレース結果を表示
するための昇降式表示塔に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、競輪場においては、そのピスト
トラック内側の地上に、着順や配当金等のレース結果を
表示するための表示塔が固定的に設置されている。そし
て、通常、競輪場内においてピストトラックの外周に沿
う全ての観客席からレース結果を参照できるように、表
示塔は四角柱状に形成され、その外周の4面にそれぞれ
電光掲示板が設置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、表示塔
はかなりの大きさ(例えば高さ3m,一辺5m程度の四
角柱)を有しているため、従来のごとく表示塔がトラッ
ク内の地上に常に固定設置されていると、表示塔が障害
物とになってレースの判定を行なう審判員がレース中の
選手(レース状況)を視認しづらくなる。
【0004】また、観客にとっても、レース中は、不要
な物(表示塔)が建っているという違和感があるほか、
実際に表示塔が障害物とになってレース状況を観戦し難
くなるなどの課題があった。本発明は、このような課題
に鑑み創案されたもので、レース結果の表示を行なう時
のみ地上に設置可能で且つ表示を行なわない時には地中
に収納可能にして、レース中、レース審判員や観客が障
害物に煩わされることなくレースを見ることができるよ
うにした、昇降式表示塔を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1(a)および図1
(b)はいずれも本発明の原理説明図で、これらの図1
(a)および図1(b)に示すように、本発明の昇降式
表示塔1は、所定の設置面(地上面;Ground Level)G
L上に設置され、各種情報の表示を行なう表示部2を有
するもので、昇降機構3および旋回機構4を有してい
る。
【0006】設置面GLの下方には表示部2を収納しう
る収納穴5が形成されており、昇降機構3は、収納穴5
内にそなえられ、この収納穴5内の収納位置〔図1
(b)参照〕と設置面GLよりも上方の表示位置〔図1
(a)参照〕との間で表示部2を、後述する旋回機構4
とともに昇降させるものである(請求項1)。このよう
な昇降機構3を、表示部2(旋回機構4)と収納穴5と
の間に設置されたリンク機構部と、このリンク機構部を
介して表示部2を昇降駆動する駆動部とから構成しても
よいし(請求項2)、表示部2(旋回機構4)と収納穴
5との間に設置された油圧ジャッキから構成してもよい
(請求項3)。
【0007】また、旋回機構4は、表示部2を水平面内
で往復旋回させるものである(請求項4)。なお、昇降
機構3により表示部2を収納穴5内の収納位置まで下降
させた際に、表示部2と収納穴5との隙間を覆いうる雨
避け機構をそなえてもよい(請求項5)。
【0008】上述の構成により、表示を行なう時には、
図1(a)に示すごとく、昇降機構3により表示部2を
設置面GLよりも上方の表示位置まで上昇させる一方、
表示を行なわない時には、図1(b)に示すごとく、昇
降機構3により表示部2を設置面GLよりも下方で収納
穴5内の収納位置まで下降させることができる(請求項
1〜3)。
【0009】なお、リンク機構部および駆動部からなる
昇降機構3では、重心を低く設定できるほか、表示部2
の最下降時の高さを低くできるため、収納スペース(収
納穴5の深さ)を少なくできる(請求項2)。油圧ジャ
ッキからなる昇降機構3では、機構を簡略化できるほ
か、高さの設定を容易に行なうことができる(請求項
3)。
【0010】また、旋回機構4により表示部2を水平面
内で往復旋回させることで、表示面を表示塔1外周の多
面に亘ってそなえることなく、少ない表示面であらゆる
方向から表示部2による表示を参照することができる
(請求項4)。さらに、表示部2を収納穴5内に収納し
た状態〔図1(b)に示す状態〕で、雨避け機構により
表示部2と収納穴5との隙間を覆うことで、その収納状
態で雨水等が収納穴5内に流れ込むのを防止できる(請
求項5)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 〔1〕第1実施形態の説明 図2〜図7は本発明の第1実施形態としての昇降式表示
塔を示すもので、図2はその表示位置を示す正面図、図
3はその表示位置)を示す側面図、図4はその収納位置
を示す正面図、図5はその昇降機構における駆動部の構
成を示す平面図(図2のV−V矢視断面図)、図6はそ
の昇降機構における駆動部の要部を一部破断して示す正
面図、図7はその旋回機構を示す側面図である。
【0012】図2〜図4に示すように、第1実施形態の
昇降式表示塔10は、地上面(Ground Level;所定の設
置面)GL上に設置され、表示部20,昇降機構30,
旋回機構50および雨避け部材60を有して構成されて
いる。表示部20は、その前後面に、それぞれ、各種情
報、例えば本実施形態では競輪場での着順,配当金等の
レース結果の表示を行なう2枚の電光掲示板(表示面)
20a,20aを取り付けられている。そして、本実施
形態の表示部20は、図4に示すごとく、地上面GLの
下方に即ち地中に形成された収納穴21内に収納できる
ようになっている。
【0013】なお、表示部20は、例えば、高さ3m,
幅5m,奥行き2.5mの立方体として形成され、最も
上昇した表示位置(図2参照)でその上面が約3.5m
の高さになるように昇降駆動されるものとする。また、
本実施形態では、図4に示すごとく、収納穴21内に表
示部20を収納した状態で、表示部20の上面が地上面
GLと略面一になるように、収納穴21の深さが決めら
れている。
【0014】昇降機構30は、収納穴21内にそなえら
れ、この収納穴21内の収納位置(図4参照)と地上面
GLよりも上方の表示位置(図2参照)との間で表示部
20を旋回機構50とともに昇降させるパンタグラフ方
式のもので、第1実施形態における昇降機構30は、支
持台31,ベース32,リンク機構部33および駆動部
40から構成されている。
【0015】支持台31は、その上面に、後述する旋回
機構50を介して表示部20を載置され、ベース32
は、収納穴21の底部上に設置されており、これらの支
持台31とベース32との間に、リンク機構部33が設
置されている。このリンク機構部33は、リンク部材3
4,35,ガイド軸34a,34b,35a,35b,
連結軸36およびガイド板37,38,39から構成さ
れている。
【0016】図3に示すように、リンク部材34,34
は左右一対そなえられるとともに、リンク部材35,3
5も、リンク部材34,34よりも内側において左右一
対そなえられている。これらのリンク部材34,34と
リンク部材35,35とは、図2に示すように、X状に
配置され、その中心位置を連結軸36により相互に回転
可能に枢着されている。
【0017】左右一対のリンク部材34,34の上端側
および下端側には、それぞれガイド軸34aおよび34
bが、これらのリンク部材34,34間を連結するよう
に且つ両側に突出するように取り付けられている。同様
に、左右一対のリンク部材35,35の上端側および下
端側には、それぞれ、ガイド軸35aおよび35bが、
これらのリンク部材35,35間を連結するように且つ
両側に突出するように取り付けられている。
【0018】そして、支持台31の下面には、ガイド軸
34aの両端をそれぞれ案内するための左右一対のガイ
ド板37,37が取り付けられるとともに、ガイド軸3
5aの両端をそれぞれ案内するための左右一対のガイド
板38,38が取り付けられている。各ガイド板37に
は、ガイド軸34aの端部が嵌まり込み、その端部を水
平方向(図2中の左右方向)へ案内するガイド用長穴3
7aが形成されるとともに、各ガイド板38には、ガイ
ド軸35aの端部が嵌まり込み、その端部を水平方向
(図2中の左右方向)へ案内するガイド用長穴38aが
形成されている。
【0019】ベース32の上面には、ガイド軸34bの
両端およびガイド軸35bの両端をそれぞれ案内するた
めの左右一対のガイド板39,39が取り付けられてい
る。各ガイド板39の両端部には、ガイド軸34bおよ
び35bの端部が嵌まり込み、その端部を水平方向(図
2中の左右方向)へ案内するガイド用長穴39aおよび
39bがそれぞれ形成されている。
【0020】駆動部40は、リンク機構部33を介し
て、支持台31上の表示部20を旋回機構50とともに
昇降駆動するもので、図2〜図6に示すように、減速機
付きモータ41,ピニオン42およびラック43,44
から構成されている。減速機付きモータ41は、ピニオ
ン42を鉛直軸まわりに回転駆動するものであり、ピニ
オン42は、ラック43および44と噛み合ってモータ
41の回転運動をラック43および44の直線運動に変
換するもので、これらのラック43および44をそれぞ
れ反対方向へ移動させるものである。なお、各ラック4
3,44は、図示省略のガイド機構により、水平方向
(図2,図4および図5の左右方向)へ案内されてい
る。また、ピニオン42,ラック43および44は、ベ
ース32上において左右一対のガイド板39,39の相
互間に配置されている。
【0021】そして、ラック43は、一端側(図5の右
側)でピニオン42と噛み合い、他端側(図5の左側)
をガイド軸34bに対して回転自在に連結される一方、
ラック44は、一端側(図5の左側)でピニオン42と
噛み合い、他端側(図5の右側)をガイド軸35bに対
して回転自在に連結されている。これにより、図5にお
いて、ピニオン42を時計まわりに回転駆動すると、ラ
ック43は右方へラック44は左方へ移動し、リンク部
材34,35が上下で閉じるように駆動され、表示部2
0が図2に示すごとく上昇駆動される。逆に、ピニオン
42を反時計まわりに回転駆動すると、ラック43は左
方へラック44は右方へ移動し、リンク部材34,35
が上下で開くように駆動され、表示部20が図4に示す
ごとく下降駆動される。
【0022】旋回機構50は、表示部20を水平面内で
往復旋回させるもので、図7に示すごとく、ハウジング
50a内に旋回リング51,モータ52,ピニオン53
および旋回テーブル54をそなえて構成されている。旋
回リング51は、鉛直軸まわりに回転可能に図示省略の
ベアリング等により軸支され、その上部に連結された旋
回テーブル54上に、表示部20が載置されている。ま
た、旋回リング51の外周には、ギア51aが形成さ
れ、このギア51aと噛み合うピニオン53が、正転/
反転切換可能なモータ52により回転駆動されるように
なっている。
【0023】これにより、モータ52によりピニオン5
3を回転駆動することで、このピニオン53と噛み合う
旋回リング51が旋回駆動され、つまりは表示部20が
旋回駆動される。そして、本実施形態の表示部20(旋
回テーブル54)は、上述した旋回機構50により90
°の範囲で繰り返し反転(往復旋回)駆動されるように
なっている。
【0024】さらに、本実施形態では、図2〜図4に示
すごとく、表示部20の上部周縁から雨避け部材(雨避
け機構)60が突設されている。この雨避け部材60
は、図4に示すように、昇降機構50により表示部20
を収納穴21内の収納位置まで下降させた際に、収納穴
21の上部周縁と当接して表示部20と収納穴21との
隙間22を覆いうるものである。
【0025】本発明の第1実施形態としての昇降式表示
塔10は上述のごとく構成されているので、表示を行な
う時には、図2および図3に示すように、表示部20が
地上面GLよりも上方の表示位置に設置される一方、表
示を行なわない時には、表示部20が収納穴21内の収
納位置に設置される。その際、図5にて前述した通り、
昇降機構30における減速機付きの高トルクのモータ4
1を用いてピニオン42を適当な方向に回転駆動してラ
ック43,44とを水平方向に駆動することにより、表
示部20は、リンク機構部33を介して旋回機構50と
ともに上下に昇降駆動される。このような昇降機構30
を用いることにより、重心を低く設定できるほか、表示
部20の最下降時の高さを低くできるため、収納スペー
ス(収納穴21の深さ)を少なくすることができる。
【0026】従って、競輪場等においてレース結果を表
示するような場合、レース中、表示部20を図4に示す
ごとく収納穴21内に収納しておくことにより、観客席
からも審判席からも地上に何も見えなくなるためすっき
りするだけでなく、レース審判員や観客が障害物(表示
塔10)に煩わされることなくレースを見ることができ
る。
【0027】そして、レース後は、表示部20を図2に
示すごとく上昇させることにより、表示部20の前後2
面の電光掲示板20a,20aに表示される着順,配当
金等のレース結果が、観客席側から明確に見ることがで
きるようになる。さらに、その際、旋回機構50により
表示部20を90°の範囲で往復旋回駆動するので、表
示面を表示塔外周の多面(例えば従来4面)に亘ってそ
なえることなく、前後2面の電光掲示板20a,20a
だけであらゆる方向から表示部20による表示を参照で
き、表示塔10をコンパクトに且つ低コストで製作でき
る。
【0028】また、表示を行なわない時に表示部20を
収納穴21内に収納しておくことにより、表示部20,
昇降機構30,旋回機構50等が風雨に晒されることが
なくなるので、表示塔10のためのメンテナンスの間隔
を長くすることが可能になる。さらに、風速が大きくレ
ース等を行なえず表示を行なわない場合には、収納穴2
1内に表示部20を収納するため、小さな風速(例えば
レース可能な15m/秒)に基づいて表示部20,昇降
機構30,旋回機構50等の各種機器を設計でき、構造
強度を大きくする必要がなく、表示部,昇降機構30,
旋回機構50等の各種機構を軽量化することができる。
【0029】また、本実施形態では、図4に示すよう
に、表示部20を収納穴21内に収納した状態で、雨避
け部材60により表示部20と収納穴21との隙間22
が覆われるので、その収納状態で雨水等が収納穴21内
に流れ込むのを確実に防止でき、表示部20,昇降機構
30,旋回機構50などに雨水等が浸入して障害を招く
ことがない。
【0030】〔2〕第2実施形態の説明 図8〜図10は本発明の第2実施形態としての昇降式表
示塔を示すもので、図8はその表示位置を示す正面図、
図9はその表示位置を示す側面図、図10はその収納位
置を示す正面図である。これらの図8〜図10に示すよ
うに、第2実施形態の昇降式表示塔10Aは、図2〜図
7に示した第1実施形態の昇降式表示塔10とほぼ同様
に構成されているが、第2実施形態では、昇降機構30
Aの構成が、第1実施形態の昇降機構30と異なってい
る。
【0031】つまり、第2実施形態の昇降機構30A
は、第1実施形態の昇降機構30と同様、収納穴21内
にそなえられ、この収納穴21内の収納位置(図10参
照)と地上面GLよりも上方の表示位置(図8参照)と
の間で表示部20を旋回機構50とともに昇降させるも
のであるが、第2実施形態では、支持台31とベース3
2との間に設置された4本の油圧ジャッキ45から構成
されている。なお、油圧ジャッキ45の本数は、4本に
限定されるものではなく、6本であってもそれ以上であ
ってもよい。
【0032】そして、これらの油圧ジャッキ45の伸縮
動作は、油圧タンク(図示省略)を含むジャッキ制御部
(圧油タンクを含む)46により制御されるようになっ
ている。本発明の第2実施形態としての昇降式表示塔1
0Aは上述のごとく構成されているので、表示を行なう
時には、図8および図9に示すように、表示部20が地
上面GLよりも上方の表示位置に設置される一方、表示
を行なわない時には、表示部20が収納穴21内の収納
位置に設置される。
【0033】その際、昇降機構30Aにおける4本の油
圧ジャッキ45をジャッキ制御部46により伸縮駆動す
ることで、表示部20は、支持台31を介して旋回機構
50とともに上下に昇降駆動される。これにより、本発
明の第2実施形態でも、第1実施形態と同様の作用効果
を得ることができるほか、上述のような昇降機構30A
として油圧ジャッキ45を用いることにより、昇降機構
30Aを第1実施形態の昇降機構30よりも簡略化でき
るほか、高さの設定を極めて容易に行なえるという効果
もある。
【0034】〔3〕その他 なお、上述した実施形態では、本発明の昇降式表示塔1
0,10Aを競輪場においてレース結果を表示するもの
として用いる場合について説明したが、本発明は、これ
に限定されるものではなく、屋外の競技場、例えば陸上
競技場,競馬場,スケート競技場,オートレース場など
でレース結果等を表示する表示塔として用いられ、上述
した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0035】また、上述した実施形態では、昇降機構
が、パンタグラフ方式のものや油圧ジャッキ方式のもの
である場合について説明したが、本発明は、これに限定
されるものではなく、表示部20を収納穴21内の収納
位置と設置面GLよりも上方の表示位置との間で昇降駆
動できるものであれば、公知の各種昇降機構を用いるこ
とができる。
【0036】そして、本発明は上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明とその趣旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施することができる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の昇降式表
示塔(請求項1〜5)によれば、表示を行なう時には表
示部が所定の設置面よりも上方の表示位置に設置される
一方、表示を行なわない時には表示部が収納穴内の収納
位置に設置されるので、競輪場等においてレース結果を
表示するような場合、レース中、レース審判員や観客が
障害物に煩わされることなくレースを見ることができ
る。
【0038】また、表示を行なわない時に表示部を収納
穴内に収納しておくことにより、表示部等が風雨に晒さ
れることがなくなるので、表示塔のためのメンテナンス
の間隔を長くすることが可能になる。さらに、風速が大
きくレース等を行なえず表示を行なわない場合には収納
穴内に表示部を収納するため、小さな風速に基づいて表
示部等の各種機器を設計でき、構造強度を大きくする必
要がなく、表示部,昇降機構等の各種機器を軽量化する
ことができる。
【0039】また、旋回機構により表示部を水平面内で
往復旋回させることで、表示面を表示塔外周の多面に亘
ってそなえることなく、少ない表示面であらゆる方向か
ら表示部による表示を参照でき、表示塔をコンパクトに
且つ低コストで製作することができる(請求項4)。さ
らに、表示部を収納穴内に収納した状態で、雨避け機構
により表示部と収納穴との隙間が覆われるので、その収
納状態で雨水等が収納穴内に流れ込むのを確実に防止で
き、表示部や昇降機構などに雨水等が浸入して障害を招
くことがない(請求項5)。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)はいずれも本発明の原理説明図
である。
【図2】本発明の第1実施形態としての昇降式表示塔
(表示位置)を示す正面図である。
【図3】本発明の第1実施形態としての昇降式表示塔
(表示位置)を示す側面図である。
【図4】本発明の第1実施形態としての昇降式表示塔
(収納位置)を示す正面図である。
【図5】第1実施形態の昇降機構における駆動部の構成
を示す平面図(図2のV−V矢視断面図)である。
【図6】第1実施形態の昇降機構における駆動部の要部
を一部破断して示す正面図である。
【図7】第1実施形態の旋回機構を示す側面図である。
【図8】本発明の第2実施形態としての昇降式表示塔
(表示位置)を示す正面図である。
【図9】本発明の第2実施形態としての昇降式表示塔
(表示位置)を示す側面図である。
【図10】本発明の第2実施形態としての昇降式表示塔
(収納位置)を示す正面図である。
【符号の説明】
1 昇降式表示塔 2 表示部 3 昇降機構 4 旋回機構 5 収納穴 10,10A 昇降式表示塔 20 表示部 20a 電光掲示板(表示面) 21 収納穴 22 隙間 30,30A 昇降機構 31 支持台 32 ベース 33 リンク機構部 34,35 リンク部材 34a,34b,35a,35b ガイド軸 36 連結軸 37,38,39 ガイド板 37a,38a,39a ガイド用長穴 40 駆動部 41 減速機付きモータ 42 ピニオン 43,44 ラック 45 油圧ジャッキ 46 ジャッキ制御部(圧油タンクを含む) 50 旋回機構 50a ハウジング 51 旋回リング 51a ギア 52 モータ 53 ピニオン 54 旋回テーブル 60 雨避け部材(雨避け機構) GL 所定の設置面(地上面)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の設置面上に設置され、各種情報の
    表示を行なう表示部を有する表示塔であって、 前記所定の設置面よりも下方に形成され該表示部を収納
    しうる収納穴内の収納位置と前記所定の設置面よりも上
    方の表示位置との間で該表示部を昇降させる昇降機構
    が、該収納穴内にそなえられたことを特徴とする、昇降
    式表示塔。
  2. 【請求項2】 該昇降機構が、 該表示部と該収納穴との間に設置されたリンク機構部
    と、 該リンク機構部を介して該表示部を昇降駆動する駆動部
    とから構成されていることを特徴とする、請求項1記載
    の昇降式表示塔。
  3. 【請求項3】 該昇降機構が、 該表示部と該収納穴との間に設置された油圧ジャッキか
    ら構成されていることを特徴とする、請求項1記載の昇
    降式表示塔。
  4. 【請求項4】 該表示部を水平面内で往復旋回させる旋
    回機構がそなえられたことを特徴とする、請求項1〜請
    求項3のいずれかに記載の昇降式表示塔。
  5. 【請求項5】 該昇降機構により該表示部を該収納穴内
    の収納位置まで下降させた際に、該表示部と該収納穴と
    の隙間を覆いうる雨避け機構がそなえられたことを特徴
    とする、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の昇降式
    表示塔。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005004139A (ja) * 2003-06-16 2005-01-06 Berutekku Kk 平面型表示装置の支持台
JP2012530268A (ja) * 2009-06-19 2012-11-29 グローバル ブライト メディア ウェルベ ゲーエムベーハー 折りたたみ可能なディスプレイ装置
KR20170126276A (ko) * 2016-05-09 2017-11-17 한국건설기술연구원 이동식 전광판
KR20190126632A (ko) * 2018-05-02 2019-11-12 심병섭 상부 돌출형 광고판

Cited By (4)

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