JPH11245758A - 自動車の乗員頭部の保護装置 - Google Patents

自動車の乗員頭部の保護装置

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JPH11245758A
JPH11245758A JP10372922A JP37292298A JPH11245758A JP H11245758 A JPH11245758 A JP H11245758A JP 10372922 A JP10372922 A JP 10372922A JP 37292298 A JP37292298 A JP 37292298A JP H11245758 A JPH11245758 A JP H11245758A
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正人 呉竹
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の側方衝突時における乗員頭部の確実な
保護を図る。 【構成】 自動車のドア12の上部にエアバッグ装置2
0を設ける。このエアバッグ装置20はコンテナ30内
にエアバッグ42を収納し、インフレータ46で展開さ
せるようにしたものである。コンテナ30の下方の開放
口はリッド32で覆われており、エアバッグ42が展開
したときにはリッド32はリベット38側を回動中心と
してウインドガラス26に向って回動する。 【効果】 エアバッグ装置が作動された場合、リッド3
2はウインドガラス26の直近にまで回動し、このとき
にストラップ50がピンと張った状態となることにより
その状態で停止する。この結果、エアバッグ42がリッ
ド32でバックアップされる。従って、ウインドガラス
26が開いた状態において乗員の頭部がエアバッグ42
に突込んできても、エアバッグ42が車両外方に逃げる
ことがなく、乗員の頭部を確実に保護することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の側方衝突時等
において乗員の頭を側方から保護するための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車が側方から衝突を受けた場合など
には、乗員の頭が座席側方の窓ガラスやルーフレール、
ピラー等に当ったり、窓ガラスが開いているときには頭
が側方に大きく傾くことがある。
【0003】かかる状況下での乗員の頭の保護を行なう
ために、乗員の側方にエアバッグ装置を設置する考えが
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】窓ガラスが開いている
と、乗員の側方にエアバッグが展開されたとしても、こ
のエアバッグに対し乗員の頭や体が突込んできた場合、
エアバッグをこの突込方向と反対側からバックアップす
る部材がないために、展開したエアバッグが開いた窓か
ら自動車の外部に移動してしまい、乗員の頭を十分に支
承することができない。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の自動車の乗員
頭部の保護装置は、自動車の座席の側方の窓の上部に取
り付けられており、下方に展開されるエアバッグを備え
たエアバッグ装置と、該窓の室内面に沿う位置に移動可
能なエアバッグ後退阻止部材と、該エアバッグ後退阻止
部材をエアバッグ展開時に該窓の室内面に沿う位置に移
動させる移動装置と、を備えてなるものである。
【0006】請求項2の自動車の乗員頭部の保護装置
は、請求項1において、前記エアバッグ後退阻止部材
は、前記窓の上方に配置されたシャッタであることを特
徴とするものである。
【0007】請求項3の自動車の乗員頭部の保護装置
は、請求項1において、前記エアバッグ後退阻止部材
は、前記窓の後縁上方から窓の上縁部及び窓の前縁部を
回って窓の前縁下方に配置されているベルトであり、前
記移動装置はベルトを引張るテンショナ装置であること
を特徴とするものである。
【0008】請求項4の自動車の乗員頭部の保護装置
は、請求項3において、前記ベルトの途中部分が前記エ
アバッグに接合されており、前記テンショナは、エアバ
ッグの展開方向にベルトを引張るものであることを特徴
とするものである。
【0009】請求項5の自動車の乗員頭部の保護装置
は、自動車の座席の側方の窓の上部に取り付けられてお
り、下方に展開されるエアバッグを備えたエアバッグ装
置と、該エアバッグに一端が接続され、他端が該窓面前
方の自動車のルーフに接続されており、前記エアバッグ
が展開したときにピンと張った状態になって該エアバッ
グの後退を阻止する長さを有した線状体と、を備えてな
るものである。
【0010】請求項6の自動車の乗員頭部の保護装置
は、自動車の座席の側方の窓の上部に取り付けられるエ
アバッグ収納用の容器であって、車両室内に臨む面が開
放口となっている容器と、該容器内に折り畳まれて収納
されたエアバッグと、該容器に取り付けられた、該エア
バッグの展開用のインフレータと、該容器の前記開放口
を覆うリッドであって、エアバッグ展開時には該容器の
開放口縁部のうち該自動車の前記窓近傍の辺縁部を回動
中心として該窓の上部に開き出すように、回動基端側部
分が該辺縁部近傍に連結され、且つ該辺縁部と対向する
回動先端側部分が該容器に対し離反可能に留め付けられ
ているリッドと、該リッドが開放方向に回動して窓ガラ
ス直近の位置に達したときに該リッドのそれ以上の回動
を阻止する回動阻止部材と、を備えてなるものである。
【0011】請求項7の通り、請求項6の回動阻止部材
としては該リッドの該回動先端側の部分と自動車のルー
フとの間に架設された線状体であって、該リッドが開放
方向に回動して窓ガラス直近の位置に達したときにピン
と張った状態になる長さを有し、該リッドのそれ以上の
回動を阻止する線状体であることが好ましい。この線状
体としてはひも又はベルトなどが好適である。
【0012】
【作用】かかる本発明の自動車の乗員頭部の保護装置に
あっては、車両が側方から衝突を受けるなど、側方向に
大きな外力が加えられたときには、インフレータ(ガス
発生器)が作動し、エアバッグが展開を開始する。この
エアバッグは、乗員の側方の窓に沿って展開する。展開
したエアバッグは、エアバッグ後退阻止部材によって後
退すなわち乗員から窓外方へ遠ざかる方向への動きを阻
止される。従って、窓が開いていても、乗員の頭部を側
方からしっかりと支承することが可能となる。
【0013】請求項2の自動車の乗員頭部の保護装置に
おいては、このエアバッグ後退阻止部材がシャッタより
なっており、エアバッグの展開と同期してこのエアバッ
グが窓の車両室内側へ移動され、展開したエアバッグの
後退を阻止する。
【0014】請求項3の自動車の乗員頭部の保護装置に
おいては、このエアバッグ後退阻止部材はベルトであ
り、エアバッグの展開と同期してこのベルトが窓の車両
室内側に沿ってピンと張った状態となり、展開したエア
バッグの後退を阻止する。
【0015】請求項4の自動車の乗員頭部の保護装置に
おいては、このベルトがエアバッグに縫合などによって
接合されており、展開したエアバッグがベルトに対して
ズレることがなく、エアバッグの後退を確実に阻止する
ことができる。また、ベルトがエアバッグをその展開方
向に引張るため、エアバッグの展開もスムーズに行なわ
れる。
【0016】請求項6の自動車の乗員頭部の保護装置に
おいては、エアバッグが展開すると、ベルトが室内側か
らエアバッグを引張るようにピンと張った状態となり、
展開したエアバッグの後退を阻止する。
【0017】請求項6の自動車の乗員頭部の保護装置に
おいては、エアバッグが展開を開始すると、このエアバ
ッグはまずリッドを押して、該リッドを車両室内側に開
き出させる。この際、リッドは、自動車の窓に沿う辺部
を回動中心として開き出し、遂には窓の上部を覆うよう
に上方から垂れ下がった状態となる。そして、リッドが
窓ガラス直近の位置まで回動すると、線状体がピンと張
った状態となり、リッドのそれ以上の回動を阻止する。
この結果、窓の上部を塞ぐようにリッドが設置された状
態となる。そして、エアバッグは、このリッドの車両室
内側に沿って展開した状態をとる。
【0018】このエアバッグに対し乗員の頭部が突込ん
でくると、エアバッグはこの突込方向と反対側からリッ
ドでバックアップされた状態となる。従って、窓が開い
ていても、乗員の頭部を側方からしっかりと支承するこ
とが可能となる。
【0019】請求項7の如くベルト等の線状体を設置す
ると、このリッドの後退方向への回動を確実に阻止でき
る。
【0020】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は本発明の実施例に係る自動車の乗員頭部の
保護装置を示す縦断面図、第2図はその作動状態を示す
断面図、第3図はこの保護装置を設置した車両の概略的
な平面図、第4図は第3図のIV矢視図、第5図は展開状
態のエアバッグを示す概略的な平面図、第6図は第5図
のVI矢視図である。
【0021】第3図において、10は自動車のフロント
ガラス、12はドアを示す。また、第4図の14はフロ
ントピラーを示す。このドア12の上方部分にエアバッ
グ装置20が設けられている。
【0022】第1図を参照してこの保護装置とその設置
構造について詳細に説明する。22は自動車のサイドメ
ンバ、24はルーフである。また26は前記ドア12の
ウインドガラス、28はドアフレームである。
【0023】このサイドメンバ22の車両室内側の側面
にエアバッグ装置20のコンテナ(容器)30が固着さ
れている。このコンテナ30は、図の下方側が開放口と
なっており、この開放口がリッド32で覆われている。
本実施例では、リッド32は金属プレート34と、この
金属プレート34を覆う合成樹脂被覆36とを有してお
り、金属プレート34のドア12側の辺部がリベット3
8によりコンテナ30に固定されている。
【0024】リッド32の反対側はリベット40により
コンテナ30に留め付けられているが、このリベット4
0によるリッド32の留め付けは、該リッド32が車両
室内側に開き出すときに該リッド32がコンテナ30か
ら離反することを許容するものであり、例えばリッド3
2の端縁にスリットが設けられ、このスリットにリベッ
ト40が装入された構成とされる。
【0025】コンテナ30内には折り畳まれた状態にて
エアバッグ42が収納されている。このエアバッグ42
は前記リベット38及び別のリベット44によりコンテ
ナ30に取り付けられている。コンテナ30にはこのエ
アバッグ42を展開させるためのインフレータ46が取
り付けられており、車両側方向からの加速度を検出する
ためのセンサが所定値以上の大きさの加速度を検出した
場合に該インフレータ46が作動される。
【0026】ルーフ24には、エアバッグ装置20から
若干離反した位置に取付座48が固着されており、この
取付座48と前記リッド32のリベット40側(回動先
端側)の端部との間に線状体としてのストラップ50が
架けわたされている。なお、このストラップ50は短く
折り畳まれ、ルーフ内装材52の内面に沿って配置され
ている。
【0027】このように構成されたエアバッグ装置20
の作動について次に説明する。この自動車が側方から衝
突を受けたりすることにより大きな側方向加速度を受け
ると、インフレータ46が作動してガスをコンテナ30
内に噴出する。これによりエアバッグ42が展開し、リ
ッド32を車両室内側に向って押す。そうすると、リッ
ド32は、リベット38側の辺縁部を回動中心として開
き出し、リベット40側の辺縁部を回動先端として回動
する。
【0028】このリッド32の回動先端側がウインドガ
ラス26の直近にまで達すると、ストラップ50がピン
と張った状態となり、リッド32のそれ以上のウインド
ガラス26への接近方向の回動を阻止する。この状態に
あっては、第2図に示す如く、展開したエアバッグ42
がウインドガラス26側からリッド32でバックアップ
された構成となる。このため、矢印100に示す方向に
乗員の頭部がエアバッグ42に突込んでいっても、エア
バッグ42がリッド32でバックアップされる。
【0029】従って、仮にウインドガラス26が開いて
いたとしても、エアバッグ42が車両の外方に退くこと
が阻止され、突込んできた乗員頭部をしっかりと受け止
めて確実に乗員頭部の保護を行なうことができる。
【0030】上記実施例ではサイドメンバ22の車両室
内側の面にエアバッグ装置20を取り付けているが、本
発明では第7図に示す如くサイドメンバ22の内部をエ
アバッグ装置の設置用のスペースとして利用しても良
い。この場合にあっても、エアバッグ装置が作動した場
合リッド32はウインドガラス26の直近で停止し、展
開したエアバッグ42をバックアップする。そして、こ
れにより乗員頭部を確実に保護することが可能となる。
【0031】なお、第7図及び第8図はハードトップタ
イプの自動車に適用された実施例を示しており、ドア1
2はドアフレームを有しない構成となっている。
【0032】上記実施例では、ストラップ50によって
リッド32の許容限度以上の回動を阻止しているが、例
えばリッド32の基端側をヒンジ(図示略)でコンテナ
30に取り付け、このヒンジとしてこの許容限度以上の
回動をしないものを採用するようにしても良い。
【0033】第9図ないし第12図は本発明の別の実施
例を示すものであり、第9図はエアバッグ装置20Aが
作動する前の状態を示す断面図(第10図のIX−IX線に
沿う断面図)、第10図は第9図のX−X線に沿う矢視
図である。また、第11図はエアバッグ装置20Aの展
開した状態を示す断面図(第12図のXI−XI線に沿う断
面図)、第12図は第11図のXII-XII 線矢視図であ
る。
【0034】本実施例では、車両の乗員座席の側方のド
ア12の上方天井部にエアバッグ装置20Aが設けられ
ている。このエアバッグ装置20Aはエアバッグ42を
内蔵すると共に、このエアバッグ42を展開させるため
のインフレータ46を備えている。
【0035】ドア12のウインドガラス26の室内側の
面に沿って引き出され得るようにシャッタ60が車両の
天井部に設けられている。このシャッタ60を引き出す
ために、自動車の車体内部にはテンショナ62が設けら
れ、このテンショナ62がワイヤ64でシャッタ60の
下端に連結されている。シャッタ60の下端には、スト
ラップ50Aの一端が連結されている。ストラップ50
Aの他端は取付座(図示略)を介して窓26の窓面前方
のルーフ24に固定されている。
【0036】このように構成された保護装置において、
自動車に対し側方向に大きな加速度が加えられると、イ
ンフレータ46がガスを放出し、エアバッグ42をウイ
ンドガラス26の車両室内側の面に沿って展開させる。
また、これと同期して、テンショナ62が作動し、シャ
ッタ60を下方に引き下げる。そうすると、第11図及
び第12図に示す如く、シャッタ60がウインドガラス
26の車両室内側の面に沿って引き出され、かつストラ
ップ50Aによってこのシャッタ60の車両室外側への
後退が阻止される。このため、このシャッタ60の車両
室内側に沿って展開したエアバッグ42に対し車両乗員
の頭部が突っ込んできても、エアバッグ42が後退する
ことなく、乗員の頭部を確実に保護することが可能とな
る。
【0037】第13図及び第14図は本発明の更に異な
る実施例を示すものである。本実施例でも、乗員側方の
ドア12の上方にエアバッグ装置20Aが設けられてい
る。この車体のドア開口のうち、前縁部64a、上縁部
64b及び後縁部64cを周回するようにしてベルト6
6が配置されている。68はベルトガイドであり、ベル
ト66が掛けられている。ベルト66の先端は前縁部6
4aの下部において車体に固定接続されている。ベルト
66の他端はテンショナ70によって牽引可能とされて
いる。
【0038】エアバッグ装置20Aが作動し、エアバッ
グ42がウインドガラス26の車両室内側の面に沿って
展開するときに、テンショナ70が同時に作動し、ベル
ト66が該エアバッグ42の背後側にピンと張った状態
にて張設される。このベルト66によりエアバッグ42
の後退が阻止されるため、該エアバッグ42に突っ込ん
できた乗員の頭部を確実に保護することが可能である。
【0039】第15図ないし第18図は本発明の更に別
の実施例を示すものである。第15図は第16図のXV−
XV線に沿う断面図であり、第16図は第15図のXVI-XV
I 矢視図である。また、第17図は第18図のXVII−XV
II線断面図であり、第18図は第17図のXVII−XVII矢
視図である。
【0040】本実施例では、第9図ないし第12図の実
施例においてシャッタ60が省略され、かつストラップ
50Aの先端がエアバッグ42に接続された構成となっ
ている。また、テンショナ62及びワイヤ64は省略さ
れている。その他の構成は第9図ないし第12図と同様
であり、同一部分に同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0041】この第15図ないし第18図の保護装置に
おいて、インフレータ46が作動しエアバッグ42がウ
インドガラス26の室内側の面に沿って展開された際
に、ストラップ50Aが第17、18図に示す如くピン
と張った状態となり、展開したエアバッグ42が後退方
向に移動するのを阻止する。これにより、エアバッグ4
2に突っ込んできた車両乗員の頭部を確実に保護するこ
とができる。
【0042】第19図及び第20図は本発明のさらに異
なる実施例を説明するものである。本実施例では、車両
乗員の側方のドア12の開口前縁64aの下部にテンシ
ョナ70が設けられている。このテンショナ70にベル
ト72の一端が接続されている。ベルト72の後端は、
開口後縁部64aの上部に設けられた取付座74に固定
されている。エアバッグ装置20Aのエアバッグ42の
裏側にこのベルト72が配置されると共に、エアバッグ
42の展開方向先端側がベルト72に縫い合わせにより
接合されている。
【0043】このように構成された保護装置において、
インフレータ46が作動すると、エアバッグ42がウイ
ンドガラス26の車両室内側の面に沿って展開する。ま
た、このインフレータ46の作動と同時にテンショナ7
0が作動し、ベルト72を窓26の窓面に沿ってピンと
引張った状態とする。これにより、エアバッグ42がベ
ルト72でバックアップされ、その後退が阻止され、該
エアバッグ42に突っ込んできた車両乗員の頭部を確実
に保護することができる。
【0044】なお、ベルト72がテンショナ70で引張
られる際に、エアバッグ42もベルト72と一緒に引張
られるため、エアバッグ42の展開がスムーズに行なわ
れる。また、ベルト72とエアバッグ42とが接合され
ているため、エアバッグ42がベルト72からズレるこ
とが防止され、乗員の頭部をきわめて確実に保護するこ
とができる。
【0045】本発明においては、前記のテンショナ6
2、70をシートベルト装置のプリテンショナと兼用し
ても良い。
【0046】
【発明の効果】以上の通り、本発明の乗員頭部の保護装
置によると、ドアのウインドガラスが開いていたとして
も、展開したエアバッグに乗員の頭部が突っ込んできた
ときに、このエアバッグが車両の外方に退くことがな
く、乗員の頭部を確実に保護することが可能となる。
【0047】なお、請求項2の保護装置によると、窓面
の広い範囲にわたって引き出されるシャッタによりエア
バッグの後退をきわめて確実に防止できる。
【0048】請求項3、4、5の保護装置は、ベルトに
よってエアバッグの後退を阻止するものであり、保護装
置の重量が小さい。なお、請求項6によると、エアバッ
グが展開時にベルトで引張られるため、エアバッグの展
開がきわめてスムーズに行なわれる。
【0049】請求項6、7の保護装置によると、板状の
リッドによってエアバッグの後退を確実に阻止できる。
請求項7にあっては、このリッドの回動を確実に窓面の
直近で停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る保護装置の設置構造を示
す縦断面図である。
【図2】図1の装置の作動状態を示す縦断面図である。
【図3】実施例装置を搭載した車両の概略的な平面図で
ある。
【図4】図3のIV矢視図である。
【図5】実施例装置の作動状態を示す概略的な平面図で
ある。
【図6】図5のVI矢視図である。
【図7】別の実施例装置の設置構造を示す縦断面図であ
る。
【図8】別の実施例装置の作動状態を示す縦断面図であ
る。
【図9】本発明の別の実施例に係る保護装置の設置状態
を示す断面図である。
【図10】図9のX−X線矢視図である。
【図11】図9の装置の作動を示す断面図である。
【図12】図11のXII-XII 線矢視図である。
【図13】本発明のさらに異なる実施例を示す構成図で
ある。
【図14】図13の装置の作動を説明する構成図であ
る。
【図15】本発明のさらに異なる実施例を説明する断面
図である。
【図16】図15のXVI-XVI 線矢視図である。
【図17】図15の装置の作動を説明する断面図であ
る。
【図18】図17のXVIII-XVIII 線矢視図である。
【図19】本発明のさらに別の実施例を説明する構成図
である。
【図20】図19の装置の作動を説明する構成図であ
る。
【符号の説明】 10 フロントガラス 12 ドア 20,20A エアバッグ装置 22 サイドメンバ 24 ルーフ 26 ウインドガラス 30 コンテナ 32 リッド 42 エアバッグ 46 インフレータ 50,50A ストラップ(線状体) 60 シャッタ 62,70 テンショナ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 自動車の乗員頭部の保護装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の側方衝突時等
において乗員の頭を側方から保護するための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車が側方から衝突を受けた場合など
には、乗員の頭が座席側方の窓ガラスやルーフレール、
ピラー等に当ったり、窓ガラスが開いているときには頭
が側方に大きく傾くことがある。
【0003】かかる状況下での乗員の頭の保護を行なう
ために、乗員の側方にエアバッグ装置を設置する考えが
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】窓ガラスが開いている
と、乗員の側方にエアバッグが展開されたとしても、こ
のエアバッグに対し乗員の頭や体が突込んできた場合、
エアバッグをこの突込方向と反対側からバックアップす
る部材がないために、展開したエアバッグが開いた窓か
ら自動車の外部に移動してしまい、乗員の頭を十分に支
承することができない。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の自動車の乗員
頭部の保護装置は、自動車の座席の側方の窓の近傍に取
り付けられており、該窓の室内面に沿う位置に移動可能
な部材と、該部を該窓の室内面に沿う位置に移動させ
る移動装置と、を備えてなるものである。
【0006】請求項2の自動車の乗員頭部の保護装置
は、請求項1において、前記部材は、前記窓の上方に配
置されたシャッタであることを特徴とするものである。
【0007】請求項3の自動車の乗員頭部の保護装置
は、請求項1において、前記部材は、前記窓の後縁上方
から窓の上縁部及び窓の前縁部を回って窓の前縁下方に
配置されているベルトであり、前記移動装置はベルトを
引張るテンショナ装置であることを特徴とするものであ
【0008】
【作用】かかる本発明の自動車の乗員頭部の保護装置に
あっては、車両が側方から衝突を受けるなど、側方向に
大きな外力が加えられたときには、該部 材によって乗員
窓外方への動き阻止される。従って、窓が開いてい
ても、乗員の頭部を側方からしっかりと支承することが
可能となる。
【0009】
【実施例】第1図ないし第図は本発明の実施例を示す
ものであり、第図はエアバッグ装置20Aが作動する
前の状態を示す断面図(第図のIX−IX線に沿う断面
図)、第図は第図のX−X線に沿う矢視図である。
また、第図はエアバッグ装置20Aの展開した状態を
示す断面図(第図のXI−XI線に沿う断面図)、第
は第図のXII-XII 線矢視図である。
【0010】本実施例では、車両の乗員座席の側方のド
ア12の上方天井部にエアバッグ装置20Aが設けられ
ている。このエアバッグ装置20Aはエアバッグ42を
内蔵すると共に、このエアバッグ42を展開させるため
のインフレータ46を備えている。
【0011】ドア12のウインドガラス26の室内側の
面に沿って引き出され得るようにシャッタ60が車両の
天井部に設けられている。このシャッタ60を引き出す
ために、自動車の車体内部にはテンショナ62が設けら
れ、このテンショナ62がワイヤ64でシャッタ60の
下端に連結されている。シャッタ60の下端には、スト
ラップ50Aの一端が連結されている。ストラップ50
Aの他端は取付座(図示略)を介して窓26の窓面前方
のルーフ24に固定されている。
【0012】このように構成された保護装置において、
自動車に対し側方向に大きな加速度が加えられると、イ
ンフレータ46がガスを放出し、エアバッグ42をウイ
ンドガラス26の車両室内側の面に沿って展開させる。
また、これと同期して、テンショナ62が作動し、シャ
ッタ60を下方に引き下げる。そうすると、第図及び
図に示す如く、シャッタ60がウインドガラス26
の車両室内側の面に沿って引き出され、かつストラップ
50Aによってこのシャッタ60の車両室外側への後退
が阻止される。このため、このシャッタ60の車両室内
側に沿って展開したエアバッグ42に対し車両乗員の頭
部が突っ込んできても、エアバッグ42が後退すること
なく、乗員の頭部を確実に保護することが可能となる。
【0013】第図及び第図は本発明の異なる実施例
を示すものである。本実施例でも、乗員側方のドア12
の上方にエアバッグ装置20Aが設けられている。この
車体のドア開口のうち、前縁部64a、上縁部64b及
び後縁部64cを周回するようにしてベルト66が配置
されている。68はベルトガイドであり、ベルト66が
掛けられている。ベルト66の先端は前縁部64aの下
部において車体に固定接続されている。ベルト66の他
端はテンショナ70によって牽引可能とされている。
【0014】エアバッグ装置20Aが作動し、エアバッ
グ42がウインドガラス26の車両室内側の面に沿って
展開するときに、テンショナ70が同時に作動し、ベル
ト66が該エアバッグ42の背後側にピンと張った状態
にて張設される。このベルト66によりエアバッグ42
の後退が阻止されるため、該エアバッグ42に突っ込ん
できた乗員の頭部を確実に保護することが可能である
【0015】第7図及び第図は本発明のさらに異なる
実施例を説明するものである。本実施例では、車両乗員
の側方のドア12の開口前縁64aの下部にテンショナ
70が設けられている。このテンショナ70にベルト7
2の一端が接続されている。ベルト72の後端は、開口
後縁部64aの上部に設けられた取付座74に固定され
ている。エアバッグ装置20Aのエアバッグ42の裏側
にこのベルト72が配置されると共に、エアバッグ42
の展開方向先端側がベルト72に縫い合わせにより接合
されている。
【0016】このように構成された保護装置において、
インフレータ46が作動すると、エアバッグ42がウイ
ンドガラス26の車両室内側の面に沿って展開する。ま
た、このインフレータ46の作動と同時にテンショナ7
0が作動し、ベルト72を窓26の窓面に沿ってピンと
引張った状態とする。これにより、エアバッグ42がベ
ルト72でバックアップされ、その後退が阻止され、該
エアバッグ42に突っ込んできた車両乗員の頭部を確実
に保護することができる。
【0017】なお、ベルト72がテンショナ70で引張
られる際に、エアバッグ42もベルト72と一緒に引張
られるため、エアバッグ42の展開がスムーズに行なわ
れる。また、ベルト72とエアバッグ42とが接合され
ているため、エアバッグ42がベルト72からズレるこ
とが防止され、乗員の頭部をきわめて確実に保護するこ
とができる。
【0018】本発明においては、前記のテンショナ6
2、70をシートベルト装置のプリテンショナと兼用し
ても良い。
【0019】
【発明の効果】以上の通り、本発明の乗員頭部の保護装
置によると、ドアのウインドガラスが開いていたとして
、乗員の頭部が車両の外方に動くことがなく、乗員の
頭部を確実に保護することが可能となる。
【0020】なお、請求項2の保護装置によると、窓面
の広い範囲にわたって引き出されるシャッタにより乗員
の頭部が窓外 方に動くことをきわめて確実に防止でき
る。
【図面の簡単な説明
】本発明の実施例に係る保護装置の設置状態を示
す断面図である。
【図】図のX−X線矢視図である。
【図】図の装置の作動を示す断面図である。
【図】図のXII-XII 線矢視図である。
【図】本発明の異なる実施例を示す構成図である。
【図】図の装置の作動を説明する構成図である
】本発明のさらに別の実施例を説明する構成図で
ある。
【図】図の装置の作動を説明する構成図である。
【符号の説明 2 ド 0A エアバッグ装 4 ルーフ 26 ウインドガラ 2 エアバッグ 46 インフレー 0 シャッタ 62,70 テンショナ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の座席の側方の窓の上部に取り付
    けられており、下方に展開されるエアバッグを備えたエ
    アバッグ装置と、 該窓の室内面に沿う位置に移動可能なエアバッグ後退阻
    止部材と、 該エアバッグ後退阻止部材をエアバッグ展開時に該窓の
    室内面に沿う位置に移動させる移動装置と、を備えてな
    る自動車の乗員頭部の保護装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記エアバッグ後退
    阻止部材は、前記窓の上方に配置されたシャッタである
    ことを特徴とする自動車の乗員頭部の保護装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記エアバッグ後退
    阻止部材は、前記窓の後縁上方から窓の上縁部及び窓の
    前縁部を回って窓の前縁下方に配置されているベルトで
    あり、 前記移動装置はベルトを引張るテンショナ装置であるこ
    とを特徴とする自動車の乗員頭部の保護装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記ベルトの途中部
    分が前記エアバッグに接合されており、前記テンショナ
    は、エアバッグの展開方向にベルトを引張るものである
    ことを特徴とする自動車の乗員頭部の保護装置。
  5. 【請求項5】 自動車の座席の側方の窓の上部に取り付
    けられており、下方に展開されるエアバッグを備えたエ
    アバッグ装置と、 該エアバッグに一端が接続され、他端が該窓面前方の自
    動車のルーフに接続されており、 前記エアバッグが展開したときにピンと張った状態にな
    って該エアバッグの後退を阻止する長さを有した線状体
    と、を備えてなる自動車の乗員頭部の保護装置。
  6. 【請求項6】 自動車の座席の側方の窓の上部に取り付
    けられるエアバッグ収納用の容器であって、車両室内に
    臨む面が開放口となっている容器と、 該容器内に折り畳まれて収納されたエアバッグと、 該容器に取り付けられた、該エアバッグの展開用のイン
    フレータと、 該容器の前記開放口を覆うリッドであって、エアバッグ
    展開時には該容器の開放口縁部のうち該自動車の前記窓
    近傍の辺縁部を回動中心として該窓の上部に開き出すよ
    うに、回動基端側部分が該辺縁部近傍に連結され、且つ
    該辺縁部と対向する回動先端側部分が該容器に対し離反
    可能に留め付けられているリッドと、 該リッドが開放方向に回動して窓ガラス直近の位置に達
    したときに該リッドのそれ以上の回動を阻止する回動阻
    止部材と、を備えてなる自動車の乗員頭部の保護装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記回動阻止部材
    は、該リッドの該回動先端側の部分と自動車のルーフと
    の間に架設された線状体であって、該リッドが開放方向
    に回動して窓ガラス直近の位置に達したときにピンと張
    った状態になる長さを有し、該リッドのそれ以上の回動
    を阻止することを特徴とする自動車の乗員頭部の保護装
    置。
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