JPH11244643A - 絶縁ガス回収充填装置 - Google Patents

絶縁ガス回収充填装置

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JPH11244643A
JPH11244643A JP10048316A JP4831698A JPH11244643A JP H11244643 A JPH11244643 A JP H11244643A JP 10048316 A JP10048316 A JP 10048316A JP 4831698 A JP4831698 A JP 4831698A JP H11244643 A JPH11244643 A JP H11244643A
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pressure
tank
insulating gas
circuit
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渡辺  誠
Hiroshi Sunahara
寛 砂原
Takeshi Hirabayashi
武 平林
Takashi Matsuzaka
孝 松坂
Yoriaki Inoue
順明 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁ガスを良好に回収できると共に可搬性に
優れた絶縁ガス回収充填装置を提供する。 【解決手段】 絶縁ガス封入機器から絶縁ガスを吸引し
て送出させる水冷式真空ポンプ15からなる真空ポンプ
回路部Aと、送出された回収ガスを圧縮する圧縮回路部
Bと、圧縮された回収ガスを冷却し凝縮液化させる液化
回路部Cと、液化させた回収液を封入貯蔵する貯蔵タン
ク部Dと、封入された貯蔵タンク部Dから送出させた回
収液を加熱気化させて絶縁ガス封入機器に送出する気化
回路部Eとからなり、これら回路部A〜Eを同一のケー
シング120に収容したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SF6ガス等の絶
縁ガスをトランス等の絶縁ガス封止機器から回収したり
充填するための絶縁ガス回収充填装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】SF6(六フッ化イオウ)ガスは、耐熱
性、電気絶縁性に優れておりトランス等の絶縁ガス封止
機器内に絶縁ガスとして封入されるが、絶縁ガス封止機
器の補修や点検などの際には、封止機器から回収する必
要がある。
【0003】従来のSF6ガス回収装置は、トランス等
の絶縁ガス封止機器内の絶縁ガスを真空ポンプを用いて
吸引するものである。この真空ポンプは、油回転式の真
空ポンプや空冷式の真空ポンプが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、油回転
式の真空ポンプは、油にSF6ガスが混入する問題があ
り、空気冷却式では、収納容器の関係から、大きな容量
の装置を使用できないため、小排気量のものしか使用で
きないため、大気圧以下のガス回収に時間がかかる問題
がある。
【0005】また水冷式の真空ポンプもあるが、このポ
ンプは水道水等の冷却水配管が必要であり、場所によっ
ては水道水を確保できない問題がある。
【0006】さらに常温常圧では、SF6ガスはガスの
ままであり、回収するガス容量が大きいため、回収装置
自体が大型化し、運搬重量が大きく可搬性が悪い問題が
ある。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、絶縁ガスを良好に回収できると共に可搬性に優れた
絶縁ガス回収充填装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、絶縁ガス封入機器から絶縁ガス
を吸引して送出させる水冷式真空ポンプからなる真空ポ
ンプ回路部と、送出された回収ガスを圧縮する圧縮回路
部と、圧縮された回収ガスを冷却し凝縮液化させる液化
回路部と、液化させた回収液を封入貯蔵する貯蔵タンク
部と、封入された貯蔵タンク部から送出させた回収液を
加熱気化させて絶縁ガス封入機器に送出する気化回路部
とからなり、これら回路部を同一のケーシングに収容し
た絶縁ガス回収充填装置である。
【0009】請求項2の発明は、真空ポンプ回路部は、
その水冷式真空ポンプを通る主回路のバイパス回路を備
え、真空ポンプ回路部の入口側のガス圧力を検知し、圧
力が所定より高いとき主回路をバイパスさせてバイパス
回路に切り換え、低いとき主回路の真空ポンプに切り換
える流路切換手段とを備えた請求項1記載の絶縁ガス回
収充填装置である。
【0010】請求項3の発明は、真空ポンプ回路部は、
絶縁ガス封入機器との接続ホースを連結する入口側接続
口の下流に入口側元弁を有し、その入口側接続口と入口
側元弁の間に、主回路と分岐して真空引き用ポンプと接
続すると共に気化回路部からの気化ガス回路部からの気
化ガスを絶縁ガス封入機器に戻す接続ホースと接続する
ための接続口とその止弁を有する請求項2記載の絶縁ガ
ス回収充填装置である。
【0011】請求項4の発明は、真空ポンプは、冷却コ
イルを有し、その冷却コイルに冷水を供給する冷凍機が
接続される請求項2記載の絶縁ガス回収充填装置であ
る。
【0012】請求項5の発明は、圧縮回路部は、多段圧
縮機からなり、その上流側の真空回路部との間に減圧装
置が接続される請求項1記載の絶縁ガス回収充填装置で
ある。
【0013】請求項6の発明は、圧縮機の入口側に吸込
側圧力スイッチ、出口側に吐出側圧力スイッチを設け、
この圧力スイッチにより圧縮機の運転を制御する制御手
段を備えた請求項5記載の絶縁ガス回収充填装置であ
る。
【0014】請求項7の発明は、液化回路部は、シェル
アンドコイル型熱交換器からなり、この熱交換器のコイ
ルは、冷凍機により冷却されると共に、その熱交換器の
下流側に圧力スイッチと圧力保持用開閉弁が接続され、
圧力スイッチにより圧力が所定より高いとき圧力保持用
開閉弁を開、低いとき閉となるよう圧力保持用開閉弁を
制御する制御手段を備えた請求項1記載の絶縁ガス回収
充填装置である。
【0015】請求項8の発明は、気化回路部は、貯蔵タ
ンク部側より、入口側開閉制御弁、気化器、出口側開閉
制御弁、充填圧力調整用の圧力調整弁を順次接続して構
成した請求項1記載の絶縁ガス回収充填装置である。
【0016】請求項9の発明は、気化器の入口側開閉制
御弁を、気化器に設けた気化器内の回収液面に応じて開
閉制御するようにした請求項8記載の絶縁ガス回収充填
装置である。
【0017】請求項10の発明は、気化器の出口側開閉
制御弁を、気化器の気化ガス温度及び気化器の回収気化
ガス出口側に設けた圧力計と圧力スイッチにより開閉制
御するようにした請求項8記載の絶縁ガス回収充填装置
である。
【0018】請求項11の発明は、充填圧力調整用の圧
力調整弁の下流側の回路にドライヤ、フィルタを接続し
た請求項8記載の絶縁ガス回収充填装置である。
【0019】請求項12の発明は、気化器は、貯留され
た回収液を導入する気化タンクと、そのタンク内に設け
た伝熱コイルで構成され、この伝熱コイルに、温水を供
給循環させるブラインタンクを備えた請求項8記載の絶
縁ガス回収充填装置である。
【0020】請求項13の発明は、ブラインタンクには
ヒータが設けられると共に、チラータンクが接続され、
そのチラータンクに冷凍機が接続され、上記ヒータでタ
ンク内のブラインを加熱して温水を、又はチラータンク
で冷水をつくり、温水を気化器に、冷水を、真空ポンプ
回路部の真空ポンプの冷却コイル、液化回路部の熱交換
器のコイルに切り換えて供給する請求項12記載の絶縁
ガス回収充填装置である。
【0021】請求項14の発明は、気化タンクには、そ
の伝熱コイルに温水を供給する温水タンクが接続され、
その温水タンクと独立してブラインタンクとチラータン
クと冷凍機が設けられ、ブラインタンクで生じた冷水を
真空ポンプ回路部の真空ポンプの冷却コイル、液化回路
部の熱交換器のコイルに流す請求項8記載の絶縁ガス回
収充填装置である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0023】図1に示すように本発明の絶縁ガス回収充
填装置は、絶縁ガス封入機器から回収ガスを吸引して送
出させる真空ポンプ回路部Aと、真空ポンプ回路部Aか
ら送出された回収ガスを圧縮する圧縮回路部Bと、圧縮
回路部Bで圧縮された回収ガスを冷却し凝縮液化させる
液化回路部Cと、液化させた回収ガスを封入貯蔵する貯
蔵タンク部Dと、封入された貯蔵タンク回路Dから送出
させた回収ガスを加熱気化させて絶縁ガス封入機器に送
出する気化回路部Eとから構成される。
【0024】以下これら回路部A,B,C,D,Eを順
次説明する。
【0025】真空ポンプ回路部Aは、主回路10に、絶
縁ガス封入機器に接続された接続ホース11と連結する
入口側接続口12が形成され、その主回路10に、入口
側元弁13、冷却コイル14を備えた水冷式の真空ポン
プ15、クッションタンク17が順次接続されて構成さ
れ、元弁13とクッションタンク17間で、真空ポンプ
15の主回路10と並行にバイパス回路18が接続され
る。
【0026】この主回路10とバイパス回路18の分岐
部には、それぞれ流路切換電磁弁19a,19bが接続
されて流路切換手段19が構成され、その上流側にSF
6ガスの圧力を検出する圧力計20と、その検出ガス圧
力によりバイパス回路18と主回路10を切り換えるべ
く流路切換電磁弁19a,19bを開閉するための圧力
スイッチ21が設けられる。
【0027】真空ポンプ15の下流側には逆止弁22が
接続され、真空ポンプ15には、圧力バランス用電磁弁
23が接続され、クッションタンク17の入口側には圧
力計24が接続される。
【0028】入口側接続口12と入口側元弁13間に
は、主回路10と分岐して真空引き用ポンプで主回路1
0内を真空引きしたり、後述する気化回路部Eからの気
化ガスをホース25を介して絶縁ガス封入機器に戻すた
めの接続口26とその止弁27が接続される。
【0029】この真空ポンプ回路部Aにおいて、トラン
スなどの絶縁ガス封入機器からの絶縁ガスを回収する際
には、接続ホース11を封入機器に接続し、接続口26
に小型の真空ポンプ(図示せず)を接続して、主回路1
0を真空引きした後、その止弁27を止め、次に入口側
元弁13を開けて、絶縁ガスを入口側接続口12から主
回路10に導入する。この導入初期は、封入機器内のガ
ス圧が高いため、流路切換手段19にて、バイパス回路
18に流れるようになし、その後、ガス圧が大気圧近く
まで下がったなら流路切換手段19にて、主回路10側
に切り換え、真空ポンプ15の吸引力により、封入機器
内の絶縁ガスを回収する。
【0030】回収後のガスは、クッションタンク17に
入り、減圧装置28を介して圧縮回路Bに供給される。
【0031】圧縮回路部Bは、主回路10に、ストレー
ナ30,ガス圧縮機32、アフタストレーナ33、逆止
弁34が順に接続されて構成される。
【0032】ガス圧縮機32は、低圧段圧縮部35と高
圧段圧縮部36の多段圧縮機からなり、その間にインタ
ークーラ37が接続され、高圧段圧縮部36の吐出側に
アフタークーラ38が接続されて構成される。
【0033】低圧段圧縮部35の吸込側には、圧力計4
0と低圧側圧力スイッチ41が設けられ、低圧段圧縮部
35の吐出側には圧力計42が、アフターストレーナ3
3には、高圧側圧力計43と高圧側スイッチ44が設け
られる。
【0034】圧縮回路部Bにおいては、真空ポンプ回路
部Aからの回収ガスを、ガス圧縮機部32で数10kg
/cm2 に圧縮して液化回路部Cに供給する。
【0035】液化回路部Cは、主回路10に接続され
る、シェルアンドチューブ型の熱交換器45からなり、
その下流側に逆止弁46が接続され、さらに圧力スイッ
チ47が接続されると共に、圧力保持用開閉弁48が接
続され、圧力スイッチ47でガス液化用熱交換器45の
圧力を検出して熱交換器45内を所定圧以上に保持させ
るべく圧力保持用開閉弁48を開閉するようになってい
る。
【0036】ガス液化用熱交換器45は、その胴部49
から圧縮された回収ガスが導入され、胴部49内に設け
たコイル50で回収ガスを凝縮して液化して、回収液と
する。
【0037】このコイル50と真空ポンプ回路部Aの真
空ポンプ15の冷却コイル14には、後述する冷凍機5
2で造られた冷水が供給されるようになっている。
【0038】貯蔵タンク部Dは、主回路10に、液化回
路部Cからの回収液を貯留する貯留タンク53からな
り、上流側の圧力保持用開閉弁48を通じて貯留タンク
53に回収液が供給されると共に、その貯留タンク53
に液面計54と液面スイッチ55が設けられ、回収液の
液面レベルが監視できるようになっている。
【0039】気化回路部Eは、主回路10に入口側開閉
制御弁60、逆止弁61、気化器62、出口側開閉制御
弁63、充填圧力調整用の圧力調整弁64、ドライヤ6
5、フィルタ66、出口側元弁67とが接続されて気化
回路部Eが構成される。
【0040】気化器62は、主回路10に接続され、上
流側から回収液を導入すると共に下流側に気化ガスを送
出する気化タンク68と、その気化タンク68内に設け
られた温水が供給される伝熱コイル69からなる。
【0041】この伝熱コイル69には、ブラインタンク
70が接続され、そのブラインタンク70にヒータ71
が設けられ、ヒータ71で加熱されてブラインが温水と
され循環ポンプ72より温水切換弁73より温水ライン
74を介して伝熱コイル69に温水が供給され、その伝
熱コイル69より戻しライン75を介してブラインタン
ク70に戻されるようになっている。
【0042】ヒータ71は、サーモスタット76で制御
され、温水が所定の温度(30〜40℃)を保つように
される。
【0043】このブラインタンク70には、チラータン
ク80が接続され、ブラインが循環ポンプ81で循環さ
れると共にチラータンク80のチラーコイル82に冷凍
機52が接続される。
【0044】また、ブラインタンク70には、温水切換
弁73の温水ライン74と分岐して冷水切換弁83とそ
の冷水ライン84が接続され、冷水ライン84と戻しラ
イン75間に、冷却コイル14aとコイル50aが並行
に、それぞれ開閉弁85,86を介して接続される。
【0045】この冷却コイル14aとコイル50aは、
図示の関係上、真空ポンプ15の冷却コイル14とガス
液化用熱交換器45のコイル50と別個に描いている
が、両者は同じであり、真空ポンプ15とガス液化用熱
交換器45に位置して配置されている。
【0046】気化タンク68には、液面制御用のフロー
トスイッチ88が接続されると共にレベルスイッチ89
が設けられ、気化タンク68内の回収液面が所定レベル
以上となるように入口側開閉制御弁60を開閉制御する
ようになっている。
【0047】なお、ブラインタンク70にはエア抜きパ
イプ90が設けられると共に液面スイッチ91が設けら
れる。
【0048】この気化タンク68には、温度計94が設
けられ、気化タンク68の下流側の主回路10には圧力
計96と圧力スイッチ97が設けられ、気化した回収ガ
スの圧力が10kg/cm2 以上、タンク68内の温度
が30℃以上となるように出口側開閉制御弁63を制御
して、気化タンク68での単位時間あたりの入熱量を制
御する。
【0049】また、減圧弁64は、封入機器への充填圧
力に応じてその下流側の圧力を調整するようになってい
る。フィルタ66の下流側には、封入機器への充填圧力
を検出するための圧力計98が設けられる。
【0050】この気化回路部Eの主回路10にはホース
25に接続する接続口102が形成され、気化した回収
ガスを真空ポンプ回路Aの主回路10と分岐した接続口
26より止弁27、接続口12、接続ホース11を介し
て封入機器へ戻すことができる。
【0051】この接続口102と出口側元弁67間に
は、真空ポンプで真空引きするための接続口103と止
弁104が接続される。
【0052】図2は本発明の他の実施の形態を示したも
のである。
【0053】図1の実施の形態においては、ブラインタ
ンク70で温水と冷水の双方を交互につくる例で説明し
たが、この場合、冷水と温水を同時には造れないので、
回収運転と気化運転とが分けて行われることとなる。
【0054】そこで、図2の実施の形態では、回収と気
化運転が同時に行えるようにしたものである。
【0055】図2において、主回路10に接続される真
空ポンプ回路部A、圧縮回路部B、液化回路部C、貯蔵
タンク部D及び気化回路部Eの構成は、図1と同じであ
るが、真空ポンプ回路部Aの真空ポンプ15の冷却コイ
ル14と、液化回路部Cの熱交換器45のコイル50の
冷却水源と、気化回路部Eの気化器62の温水源とが別
体にされる点でのみ相違する。
【0056】すなわち、気化器62の気化タンク68の
温水源として、温水器110が設けられ、その温水器1
10にヒータ71が設けられ、ヒータ71で加熱された
温水が循環ポンプ112で、気化タンク68の伝熱コイ
ル69に循環されるようになっている。
【0057】また真空ポンプ15の冷却コイル14と、
熱交換器45のコイル50の冷却水源は、温水器110
と別個に冷水タンク114が設けられ、この冷水タンク
114内のブラインが、冷凍機52に接続されたチラー
タンク80にポンプ81で循環されて冷水とされ、その
冷水タンク114内の冷却水が、循環ポンプ116で、
冷却コイル14aとコイル50aに供給されて、真空ポ
ンプ15の冷却と、ガス液化用熱交換器45での回収ガ
スの凝縮液化に供される。
【0058】この図2の形態においては、温水器110
と冷水タンク114とが別体のため、回収運転と気化運
転を、並行して行うことができる。
【0059】図3は、図1に示した各回路部A〜Eが同
一のケーシング120内に納まるように収容したもの
で、図において(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は右側面図である。
【0060】ケーシング120内には、図1で説明した
真空ポンプ15、クッションタンク17、ガス圧縮機3
2、ガス液化用熱交換器45、貯留タンク53、気化器
62、ドライヤ65、フィルタ66、ブラインタンク7
0、冷凍機52、チラータンク80が収容される。
【0061】このケーシング120の背面には、絶縁ガ
ス封止機器との接続口12とその元弁13及び気化回路
部Eの出口となる接続口102と元弁67が配置される
と共に図には示していないが、真空引きのための接続口
26,103と止弁27,104も配置される。
【0062】また、図1で説明した圧力計や温度計等の
計器類122がケーシング120の前面に配置されて一
括して計器類122が監視できるようになっている。
【0063】さらに、ケーシング120の前面には、操
作盤124が設けられると共に、その操作盤124に各
回路部A〜Eの運転状況を各々表示するランプ126が
設けられると共に操作ボタン128が設けられる。
【0064】操作ボタン128は、回収運転ボタン、リ
セットボタン、停止ボタンなどからなり、ランプ126
は、電源ランプ、絶縁ガスを正圧・負圧で回収している
ことを表示するランプ、真空引き運転ランプ、真空ポン
プ過負荷ランプ、圧縮機過負荷ランプ、冷凍機過負荷ラ
ンプ、気化器異常ランプなど各回路A〜Eの運転状況の
ウォーニング用のランプとなり、ランプ126の点滅や
色違いの点灯で正常・異常が判るようになっている。
【0065】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、トランス
等の絶縁ガス封止機器から絶縁ガスを回収するにおい
て、真空ポンプ回路部、圧縮回路部、液化回路部、貯蔵
タンク部、気化回路部を同一のケーシングに収容するこ
とでコンパクトとなり、搬送性に優れたものとすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す回路図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す回路図である。
【図3】図1の本発明の一実施の形態を示す外観図であ
る。
【符号の説明】
A 真空ポンプ回路部 B 圧縮回路部 C 液化回路部 D 貯蔵タンク部 E 気化回路部 F 制御回路部 15 真空ポンプ 120 ケーシング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平林 武 静岡県富士市蓼原336 株式会社東芝富士 工場内 (72)発明者 松坂 孝 静岡県富士市蓼原336 東芝エフ・イー・ シー株式会社内 (72)発明者 井上 順明 静岡県富士市蓼原336 東芝エフ・イー・ シー株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ガス封入機器から絶縁ガスを吸引し
    て送出させる水冷式真空ポンプからなる真空ポンプ回路
    部と、送出された回収ガスを圧縮する圧縮回路部と、圧
    縮された回収ガスを冷却し凝縮液化させる液化回路部
    と、液化させた回収液を封入貯蔵する貯蔵タンク部と、
    封入された貯蔵タンク部から送出させた回収液を加熱気
    化させて絶縁ガス封入機器に送出する気化回路部とから
    なり、これら回路部を同一のケーシングに収容したこと
    を特徴とする絶縁ガス回収充填装置。
  2. 【請求項2】 真空ポンプ回路部は、その水冷式真空ポ
    ンプを通る主回路のバイパス回路を備え、真空ポンプ回
    路部の入口側のガス圧力を検知し、圧力が所定より高い
    とき主回路をバイパスさせてバイパス回路に切り換え、
    低いとき主回路の真空ポンプに切り換える流路切換手段
    とを備えた請求項1記載の絶縁ガス回収充填装置。
  3. 【請求項3】 真空ポンプ回路部は、絶縁ガス封入機器
    との接続ホースを連結する入口側接続口の下流に入口側
    元弁を有し、その入口側接続口と入口側元弁の間に、主
    回路と分岐して真空引き用ポンプと接続すると共に気化
    回路部からの気化ガス回路部からの気化ガスを絶縁ガス
    封入機器に戻す接続ホースと接続するための接続口とそ
    の止弁を有する請求項2記載の絶縁ガス回収充填装置。
  4. 【請求項4】 真空ポンプは、冷却コイルを有し、その
    冷却コイルに冷水を供給する冷凍機が接続される請求項
    2記載の絶縁ガス回収充填装置。
  5. 【請求項5】 圧縮回路部は、多段圧縮機からなり、そ
    の上流側の真空回路部との間に減圧装置が接続される請
    求項1記載の絶縁ガス回収充填装置。
  6. 【請求項6】 圧縮機の入口側に吸込側圧力スイッチ、
    出口側に吐出側圧力スイッチを設け、この圧力スイッチ
    により圧縮機の運転を制御する制御手段を備えた請求項
    5記載の絶縁ガス回収充填装置。
  7. 【請求項7】 液化回路部は、シェルアンドコイル型熱
    交換器からなり、この熱交換器のコイルは、冷凍機によ
    り冷却されると共に、その熱交換器の下流側に圧力スイ
    ッチと圧力保持用開閉弁が接続され、圧力スイッチによ
    り圧力が所定より高いとき圧力保持用開閉弁を開、低い
    とき閉となるよう圧力保持用開閉弁を制御する制御手段
    を備えた請求項1記載の絶縁ガス回収充填装置。
  8. 【請求項8】 気化回路部は、貯蔵タンク部側より、入
    口側開閉制御弁、気化器、出口側開閉制御弁、充填圧力
    調整用の圧力調整弁を順次接続して構成した請求項1記
    載の絶縁ガス回収充填装置。
  9. 【請求項9】 気化器の入口側開閉制御弁を、気化器に
    設けた気化器内の回収液面に応じて開閉制御するように
    した請求項8記載の絶縁ガス回収充填装置。
  10. 【請求項10】 気化器の出口側開閉制御弁を、気化器
    の気化ガス温度及び気化器の気化ガス出口側に設けた圧
    力スイッチにより開閉制御するようにした請求項8記載
    の絶縁ガス回収充填装置。
  11. 【請求項11】 充填圧力調整用の圧力調整弁の下流側
    の回路にドライヤ、フィルタを接続した請求項8記載の
    絶縁ガス回収充填装置。
  12. 【請求項12】 気化器は、貯留された回収液を導入す
    る気化タンクと、そのタンク内に設けた伝熱コイルで構
    成され、この伝熱コイルに、温水を供給循環させるブラ
    インタンクを備えた請求項8記載の絶縁ガス回収充填装
    置。
  13. 【請求項13】 ブラインタンクにはヒータが設けられ
    ると共に、チラータンクが接続され、そのチラータンク
    に冷凍機が接続され、上記ヒータでタンク内のブライン
    を加熱して温水を、又はチラータンクで冷水をつくり、
    温水を気化器に、冷水を、真空ポンプ回路部の真空ポン
    プの冷却コイル、液化回路部の熱交換器のコイルに切り
    換えて供給する請求項12記載の絶縁ガス回収充填装
    置。
  14. 【請求項14】 気化タンクには、その伝熱コイルに温
    水を供給する温水タンクが接続され、その温水タンクと
    独立してブラインタンクとチラータンクと冷凍機が設け
    られ、ブラインタンクで生じた冷水を真空ポンプ回路部
    の真空ポンプの冷却コイル、液化回路部の熱交換器のコ
    イルに流す請求項8記載の絶縁ガス回収充填装置。
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