JPH11244271A - X線透視撮影装置 - Google Patents

X線透視撮影装置

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JPH11244271A
JPH11244271A JP10055156A JP5515698A JPH11244271A JP H11244271 A JPH11244271 A JP H11244271A JP 10055156 A JP10055156 A JP 10055156A JP 5515698 A JP5515698 A JP 5515698A JP H11244271 A JPH11244271 A JP H11244271A
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ray
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Yoshiaki Jinbo
保 美 明 神
Akira Takishita
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天板上の患者の透視又は撮影部位に対してX
線発生装置及びX線撮像装置の位置決めが容易にできる
と共に、装置全体の省スペース化を図り、さらに医師等
の術者が天板上の患者に対してあらゆる方向から近付く
ことを可能とする。 【解決手段】 上面に患者を寝載するための天板15を
有するテーブル装置11と、このテーブル装置11の一
側辺部に設けられ上記天板15の上方及び下方位置まで
張り出したアーム19を有し、このアーム19の一端部
にX線発生装置20を有すると共に、他端部には該X線
発生装置20に対向して設けられ上記天板15上の患者
の透過X線像を撮像するX線撮像装置21を有するアー
ム支持映像装置12と、を備えて成るものである。これ
により、X線発生装置20及びX線撮像装置21の位置
決めが容易にできると共に、省スペース化を図り、さら
に術者が天板15上の患者に対してあらゆる方向から近
付くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として手術室又
は救急室において患者の検査又は手術のためにX線透視
又は撮影の画像を得るX線透視撮影装置に関し、特に、
天板上の患者の透視又は撮影部位に対してX線発生装置
及びX線撮像装置の位置決めが容易にできると共に、装
置全体の省スペース化を図り、さらに医師等の術者が天
板上の患者に対してあらゆる方向から近付くことができ
るX線透視撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のX線透視撮影装置は、例
えば外科用Cアーム装置と呼ばれているもので、図7に
示すように、自在車輪1とストッパなどの制止手段を備
えた移動台車2の上面に制御装置3を搭載し、この制御
装置3の上部前面にアーム支持器4を張り出し、このア
ーム支持器4に側面視で略C形に形成されたCアーム5
を組み合わせ、このCアーム5の一端部にX線管などの
X線発生装置6を取り付けると共に、他端部にX線イメ
ージインテンシファイア及びテレビカメラなどのX線撮
像装置7を取り付けて成っていた。
【0003】このように構成されたX線透視撮影装置8
は、上記移動台車2を手動又は電動により移動して手術
室又は救急室等に移動し、その内部に設置されたテーブ
ル装置に近接してセットする。そして、テーブル装置の
天板9上に寝載された患者10をX線透視又は撮影によ
り検査するには、上記X線発生装置6とX線撮像装置7
との間に患者10の検査部位を位置決めする必要があ
る。そのために、上記X線透視撮影装置8の全体を移動
台車2ごと前後左右に移動させたり、アーム支持器4に
よりCアーム5を円弧状の形に沿ってスライドさせた
り、或いは上記アーム支持器4を中心にして互いに回転
させたりしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のX線透視撮影装置8においては、該X線透視撮影装
置8全体の重量が重いため、上記のように移動台車2ご
と前後左右に移動させていたのでは、移動位置の微調整
がしにくく、患者10の検査部位に位置決めする操作性
が低いものであった。また、上記移動台車2が前方に大
きく張り出しているため、上記X線発生装置6又はX線
撮像装置7を天板9の下方に入れて位置決めするとき
に、その移動台車2の前端部分がテーブル装置の反対側
の操作者や物に当たり、所望の位置に移動できないこと
があった。さらに、天板9に対してX線発生装置6又は
X線撮像装置7を両サイドまで自由に移動できないこと
があった。これらのことから、患者10に対してX線発
生装置6及びX線撮像装置7を自由に位置決めできない
ことがあった。
【0005】また、図8に示すように、移動台車2及び
制御装置3が天板9の一側辺部の外方に大きなスペース
で位置することとなり、上記天板9と合わせた全体の占
有スペースは更に大きくなるものであった。このことか
ら、手術室又は救急室等におけるX線透視撮影装置8の
使用の省スペース化が求められていた。さらに、上記の
ように移動台車2及び制御装置3が天板9の一側辺部の
外方に大きなスペースで位置することから、この移動台
車2及び制御装置3が位置する方向からは術者が天板9
上の患者10に近付くことができず、検査や手術がしに
くいものであった。
【0006】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、天板上の患者の透視又は撮影部位に対してX線発
生装置及びX線撮像装置の位置決めが容易にできると共
に、装置全体の省スペース化を図り、さらに医師等の術
者が天板上の患者に対してあらゆる方向から近付くこと
ができるX線透視撮影装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるX線透視撮影装置は、上面に患者を寝
載するための天板を有するテーブル装置と、このテーブ
ル装置の一側辺部に設けられ上記天板の上方及び下方位
置まで張り出したアームを有し、このアームの一端部に
X線発生装置を有すると共に、他端部には該X線発生装
置に対向して設けられ上記天板上の患者の透過X線像を
撮像するX線撮像装置を有するアーム支持映像装置と、
を備えて成るものである。
【0008】また、上記テーブル装置は、脚部に設けら
れた移動及び制止手段により設置床面に対して移動可能
に構成したものである。
【0009】さらに、上記天板は、テーブル装置の上面
に対してその長手方向及び該長手方向と直交する方向並
びに上下方向に移動可能に構成してもよい。
【0010】さらにまた、上記アーム支持映像装置は、
テーブル装置の一側辺部に対してその長手方向及び該長
手方向と直交する奥行き方向並びに上下方向に移動可能
に構成してもよい。
【0011】また、上記アーム支持映像装置のアーム
は、テーブル装置の一側辺部において天板の上方及び下
方に位置する部位から天板の一側外方に位置する部位ま
で旋回して退避するように構成してもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明によるX
線透視撮影装置の実施の形態を示す斜視図である。この
X線透視撮影装置は、主として手術室又は救急室におい
て患者の検査又は手術のためにX線透視又は撮影の画像
を得るもので、図1に示すように、テーブル装置11
と、アーム支持映像装置12とを備えて成る。
【0013】上記テーブル装置11は、検査又は手術の
ために患者を寝載するもので、4本の脚13,13,…
を有し所定の幅と長さに形成されたテーブル枠部材14
と、このテーブル枠部材14の上面に設けられその上面
に患者を寝載するための天板15とを有している。上記
テーブル枠部材14の脚13,13,…は、そのまま設
置床面に置いて手術室又は救急室に固定状態で設置して
もよい。或いは、図示するように、上記脚13,13,
…の下端部に、移動手段としての自在車輪16,16,
…と制止手段としてのストッパ17を設け、設置床面に
対して移動可能及び固定可能としてもよい。この場合
は、テーブル装置11を手術室又は救急室内の最適な場
所に設置できると共に、テーブル装置11の不使用時に
は、手術室又は救急室内において邪魔にならない位置に
移動させることができる。
【0014】また、天板15は、上記テーブル枠部材1
4の上面に固定状態で設けてもよい。或いは、従来公知
の構成により、上記テーブル枠部材14の上面に対して
矢印A,B;C,D;E,Fで示すようにその長手方向
及び該長手方向と直交する方向並びに上下方向に移動可
能に構成してもよい。この場合は、天板15上の患者と
後述のアーム支持映像装置12との位置決めが容易とな
る。なお、上記天板15の一側辺部は、アーム支持映像
装置12との関係から、長手方向に沿って90度折り曲
げて立ち上げられ、移動するアーム支持映像装置12に
対する安全用のガード部材18とされている。
【0015】上記アーム支持映像装置12は、天板15
上の患者にX線を放射すると共にその透過X線像を撮像
するもので、上記テーブル装置11の一側辺部に設けら
れ上記天板15の上方及び下方位置まで張り出したCア
ーム19を有し、このCアーム19の一端部にX線発生
装置20を有すると共に、他端部には該X線発生装置2
0に対向して設けらたX線撮像装置21を有して成る。
【0016】上記Cアーム19は、テーブル装置11の
一側辺部に張り出したアーム支持器22に側面視で略C
形に形成されたアームが組み合わされ、該アーム支持器
22によりアームの円弧状の形に沿って矢印G,Hのよ
うにスライドさせたり、或いは上記アーム支持器22を
中心にして矢印J,Kのように互いに回転させたりする
ようになっている。また、X線発生装置20は、天板1
5上の患者にX線を放射するX線管であり、そのX線放
射側には視野を調整する絞り23が設けられている。さ
らに、X線撮像装置21は、上記天板15上の患者の透
過X線像を撮像するもので、例えばX線イメージインテ
ンシファイア24及びテレビカメラ25から成る。な
お、上記Cアーム19の矢印G,Hのスライドにより、
X線発生装置20及びX線撮像装置21は患者の対軸周
りに揺動可能とされる。また、矢印J,Kの回転によ
り、患者の対軸に対して傾斜させることができる。
【0017】そして、上記アーム支持映像装置12は、
テーブル装置11の一側辺部に対してその長手方向及び
該長手方向と直交する奥行き方向並びに上下方向に移動
可能に構成されている。そのために、アーム支持映像装
置12は、天板15のガード部材18側にて、長手方向
移動器26及び昇降器27並びに奥行き方向移動器28
を介して取り付けられている。以下に、その具体的な構
造例を図を参照して説明する。
【0018】まず、長手方向移動器26は、図2に示す
ように、テーブル枠部材14の一側辺部において突出し
た水平レール部材29に係合して設けられている。その
係合構造は、長手方向移動器26の例えばコ字形の内部
に左右対向し且つ上下対に設けられた水平ガイドローラ
30,30で上記水平レール部材29をその上下面から
挾み込み、他の位置において左右対向し且つ上下対に設
けられた立ガイドローラ31,31で上記水平レール部
材29の上下面に突設された立レール部材32をその両
側面から挾み込んでいる。なお、図2では、上記水平ガ
イドローラ30と立ガイドローラ31とが上下に位置す
るように表示されているが、それぞれの断面位置はずれ
ており、上下には重ならないようになっている。そし
て、水平レール部材29と水平ガイドローラ30,30
との係合、及び立レール部材32と立ガイドローラ3
1,31との係合により、水平移動の振動を抑えてテー
ブル枠部材14の一側辺部において長手方向に移動可能
にガイドしている。
【0019】図3は上記長手方向移動器26の他の例を
示す縦断面説明図である。この例は、上記水平レール部
材29の上下面にガイドレール33,33を突設し、長
手方向移動器26の内部に上下対向して上記ガイドレー
ル33,33と係合するリニアモーションベアリング3
4,34を組み込み、上記ガイドレール33,33にリ
ニアモーションベアリング34,34を係合することに
よりリニアガイドレールと呼ばれる構造とし、テーブル
枠部材14の一側辺部において長手方向に移動可能にガ
イドしている。なお、長手方向移動器26の具体的な構
造例は、図2及び図3に示すものに限らず、水平移動の
振動を抑えて長手方向に移動可能にガイドできるものな
ら、どのような構造であってもよい。
【0020】次に、昇降器27は、図4に示すように、
上記長手方向移動器26の前端部において上下方向に移
動可能に設けられている。その係合構造は、図4(a)
に示すように、長手方向移動器26の両側面に垂直レー
ル部材35,35を設け、昇降器27の例えばコ字形の
内部に上記垂直レール部材35の前後側面と当接する垂
直ガイドローラ36,36を設けると共に、該垂直レー
ル部材35の両外側面と当接する他の垂直ガイドローラ
37,37を設け、上記垂直レール部材35に垂直ガイ
ドローラ36と他の垂直ガイドローラ37とを係合する
ことにより、上下移動の振動を抑えて上下方向に移動可
能にガイドしている。
【0021】また、上記において、昇降器27の昇降動
作は、図4(b)に示すように、上記長手方向移動器2
6の前端部において上下方向にネジ孔38が切られ、昇
降器27の上下方向に昇降操作用のネジ軸39が設けら
れ、上記ネジ孔38にネジ軸39が螺合されている。そ
して、上記ネジ軸39の上端には所定長さのハンドル4
0が設けられており、このハンドル40を回転操作する
ことにより、昇降器27が長手方向移動器26に対して
矢印L,Mのように上下方向に移動する。このとき、昇
降器27の上下方向の移動のストロークは、図4(b)
に示す長手方向移動器26との隙間c1,c2の和にな
る。なお、昇降器27の具体的な構造例は、図4
(a),(b)に示すものに限らず、上下移動の振動を
抑えて上下方向に移動可能にガイドできるものなら、ど
のような構造であってもよい。
【0022】次に、奥行き方向移動器28は、図1に示
すように、上記昇降器27の前端部においてテーブル装
置11の長手方向と直交する奥行き方向に移動可能に設
けられている。その具体的な構造は図示していないが、
上記昇降器27に隣接してテレスコープ状に構成した部
材を設けるなど従来公知の構造で実現できる。以上のよ
うな、テーブル装置11の一側辺部に対する長手方向及
び該長手方向と直交する奥行き方向並びに上下方向に移
動可能な構成により、天板15上の患者に対しアーム支
持映像装置12の位置決めが容易となる。
【0023】さらに、上記アーム支持映像装置12のC
アーム19は、テーブル装置11の一側辺部において天
板15の上方及び下方に位置する部位から天板15の一
側外方に位置する部位まで旋回して退避するように構成
されている。そのために、図1に示すアーム支持器22
は、上記奥行き方向移動器28に対して回転及び旋回支
持器41を介して取り付けられている。以下に、その具
体的な構造例を図5を参照して説明する。
【0024】図5において、回転及び旋回支持器41
は、Cアーム19をアーム支持器22と共に支持軸42
の軸周りに回転すると共に、天板15に対して旋回退避
させるもので、上記支持軸42の後端部は奥行き方向移
動器28の前端部に嵌合され、ベアリング43及びCリ
ング44並びにスナップリング45の組み合わせにより
支持軸42の軸周りに回転可能とされている。これによ
り、図1に示すように、アーム支持器22を中心にして
Cアーム19が矢印J,Kのように互いに回転可能とな
る。
【0025】また、図5において、上記支持軸42の前
端部にはコ字形のやや長い連結溝が形成されており、こ
の連結溝内にアーム支持器22から延びる連結軸46を
挿入し、上記連結溝の外部部材と連結軸46とに旋回軸
47を貫通して連結し、上記連結軸46が旋回軸47を
中心にして矢印P,Qのように旋回可能とされている。
なお、上記連結軸46の後端部には、連結溝の外部部材
からロック用ボルト48が螺入されており、このロック
用ボルト48を堅く締め付けることにより連結軸46の
旋回動作を固定することができる。
【0026】このような回転及び旋回支持器41によ
り、図6に示すように、アーム支持映像装置12のCア
ーム19を、テーブル装置11の一側辺部において天板
15の上方及び下方に位置する部位から天板15の一側
外方に位置する部位まで旋回して退避させることができ
る。
【0027】なお、図1において、テーブル装置11の
テーブル枠部材14の一側部には、制御装置49が設け
られている。この制御装置49は、前記X線発生装置2
0及びX線撮像装置21等の動作を制御するもので、そ
れらに制御信号を送出することにより全体がX線透視撮
影装置として動作するようになっている。
【0028】次に、このように構成されたX線透視撮影
装置の使用について説明する。まず、図1において、テ
ーブル装置11を手術室又は救急室内の所定位置に固定
しておくか、或いは自在車輪16及びストッパ17を利
用して最適の位置に移動して固定する。次に、上記テー
ブル装置11の天板15上に患者を寝載する。そして、
この天板15をその長手方向及びそれと直交する方向並
びに上下方向に移動するか、或いはアーム支持映像装置
12をテーブル装置11の長手方向及びそれと直交する
奥行き方向並びに上下方向に移動するか、又は上記天板
15とアーム支持映像装置12の両方を移動して、天板
15上の患者に対してアーム支持映像装置12を位置決
めする。
【0029】次に、テーブル枠部材14の一側部に設け
られた制御装置49から、アーム支持映像装置12のX
線発生装置20及びX線撮像装置21等に制御信号を送
出し、天板15上の患者に対してX線を放射し、X線透
視又は撮影を行う。このとき、必要があれば上記アーム
支持映像装置12をテーブル装置11の長手方向に沿っ
て移動し、患者の対軸方向の他の部位についてもX線透
視又は撮影を行うことができる。
【0030】また、所要のX線透視又は撮影を行って、
アーム支持映像装置12を使用しない場合は、図6に示
すように、該アーム支持映像装置12を天板15の一方
の側端部まで矢印Rのように大きく移動し、さらにCア
ーム19を天板15の一側外方に位置する部位まで矢印
Pのように旋回して退避すればよい。これにより、テー
ブル装置11を患者寝台としてのみ使用することができ
る。なお、装置を使用後は、自在車輪16及びストッパ
17を利用して、手術室又は救急室内において邪魔にな
らない位置に移動させてもよい。
【0031】なお、図1においては、X線撮像装置21
は、例えばX線イメージインテンシファイア24及びテ
レビカメラ25を組み合わせたものとしたが、本発明は
これに限らず、例えば多数の小型のX線検出素子を2次
元平面上に配列して成る2次元平面X線検出器を用い
て、X線透視又は撮影を行うようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
上面に患者を寝載するための天板を有するテーブル装置
の一側辺部にアーム支持映像装置を組み合わせたことに
より、アーム支持映像装置を大きく移動することを要さ
ず、天板上の患者の透視又は撮影部位に対してX線発生
装置及びX線撮像装置の位置決めが容易にでき、操作性
を向上することができる。また、従来装置における移動
台車及びこの移動台車に搭載された制御装置を別個に有
していないので、殆どテーブル装置の占有スペースだけ
でよく、装置全体の省スペースを図ることができる。さ
らに、アーム支持映像装置の占めるスペースは余り大き
くないので、テーブル装置の一側辺部において大きなス
ペースがつぶされることなく、医師等の術者が天板上の
患者に対してあらゆる方向から近付くことができる。し
たがって、検査や手術がし易くなる。
【0033】また、上記テーブル装置を、脚部に設けら
れた移動及び制止手段により設置床面に対して移動可能
に構成したものにおいては、テーブル装置を手術室又は
救急室内の最適な場所に設置できると共に、テーブル装
置の不使用時には、手術室又は救急室内において邪魔に
ならない位置に移動させることができる。
【0034】さらに、上記天板を、テーブル装置の上面
に対してその長手方向及び該長手方向と直交する方向並
びに上下方向に移動可能に構成したものにおいては、天
板上の患者とアーム支持映像装置との位置決めが容易と
なる。
【0035】さらにまた、上記アーム支持映像装置を、
テーブル装置の一側辺部に対してその長手方向及び該長
手方向と直交する奥行き方向並びに上下方向に移動可能
に構成したものにおいては、天板上の患者に対しアーム
支持映像装置の位置決めが容易となる。
【0036】また、上記アーム支持映像装置のアーム
を、テーブル装置の一側辺部において天板の上方及び下
方に位置する部位から天板の一側外方に位置する部位ま
で旋回して退避するように構成したものにおいては、ア
ーム支持映像装置を使用しない場合に、アームを天板の
一側外方に位置する部位まで旋回退避することにより、
テーブル装置を患者寝台としてのみ使用することができ
る。したがって、本発明のX線透視撮影装置を各種の用
途に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるX線透視撮影装置の実施の形態を
示す斜視図である。
【図2】アーム支持映像装置を取り付けるための長手方
向移動器の具体的な構造例を示す縦断面説明図である。
【図3】上記長手方向移動器の他の構造例を示す縦断面
説明図である。
【図4】アーム支持映像装置を取り付けるための昇降器
の具体的な構造例を示す横断面図(a)、及びそのb−
b線断面図(b)である。
【図5】アーム支持映像装置を取り付けるための回転及
び旋回支持器の具体的な構造例を示す縦断面説明図であ
る。
【図6】アーム支持映像装置のアームの旋回退避動作を
示す平面説明図である。
【図7】従来の外科用Cアーム装置と呼ばれるものの概
要を示す正面説明図である。
【図8】上記外科用Cアーム装置の使用状態を示す平面
説明図である。
【符号の説明】
11…テーブル装置 12…アーム支持映像装置 13…脚 14…テーブル枠部材 15…天板 16…自在車輪 17…ストッパ 18…ガード部材 19…Cアーム 20…X線発生装置 21…X線撮像装置 22…アーム支持器 26…長手方向移動器 27…昇降器 28…奥行き方向移動器 41…回転及び旋回支持器 49…制御装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に患者を寝載するための天板を有す
    るテーブル装置と、 このテーブル装置の一側辺部に設けられ上記天板の上方
    及び下方位置まで張り出したアームを有し、このアーム
    の一端部にX線発生装置を有すると共に、他端部には該
    X線発生装置に対向して設けられ上記天板上の患者の透
    過X線像を撮像するX線撮像装置を有するアーム支持映
    像装置と、を備えて成ることを特徴とするX線透視撮影
    装置。
  2. 【請求項2】 上記テーブル装置は、脚部に設けられた
    移動及び制止手段により設置床面に対して移動可能に構
    成したことを特徴とする請求項1記載のX線透視撮影装
    置。
  3. 【請求項3】 上記天板は、テーブル装置の上面に対し
    てその長手方向及び該長手方向と直交する方向並びに上
    下方向に移動可能に構成したことを特徴とする請求項1
    又は2記載のX線透視撮影装置。
  4. 【請求項4】 上記アーム支持映像装置は、テーブル装
    置の一側辺部に対してその長手方向及び該長手方向と直
    交する奥行き方向並びに上下方向に移動可能に構成した
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のX線透視撮影装
    置。
  5. 【請求項5】 上記アーム支持映像装置のアームは、テ
    ーブル装置の一側辺部において天板の上方及び下方に位
    置する部位から天板の一側外方に位置する部位まで旋回
    して退避するように構成したことを特徴とする請求項1
    又は2記載のX線透視撮影装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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