JPH11244232A - 電子内視鏡光量制御装置 - Google Patents

電子内視鏡光量制御装置

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JPH11244232A
JPH11244232A JP10071324A JP7132498A JPH11244232A JP H11244232 A JPH11244232 A JP H11244232A JP 10071324 A JP10071324 A JP 10071324A JP 7132498 A JP7132498 A JP 7132498A JP H11244232 A JPH11244232 A JP H11244232A
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JP
Japan
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light
image
period
signal
pixel
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Pending
Application number
JP10071324A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Higuchi
充 樋口
Shinji Takeuchi
信次 竹内
Kazuhiro Yamanaka
一浩 山中
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/262,053 priority patent/US6234959B1/en
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/04Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor combined with photographic or television appliances
    • A61B1/05Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor combined with photographic or television appliances characterised by the image sensor, e.g. camera, being in the distal end portion
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
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    • A61B1/0655Control therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/06Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with illuminating arrangements
    • A61B1/0661Endoscope light sources
    • A61B1/0669Endoscope light sources at proximal end of an endoscope

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全画素読出し方式を実行する際の遮光期間設
定のための構成が簡略化され、コストの低減を図ること
ができるようにする。 【解決手段】 絞り制御回路39により、画像の明るさ
が所定値となるように絞り35を制御すると共に、この
絞り35を完全に閉じて遮光期間を設定し、この遮光期
間を利用しながら全画素読出し方式により静止画を形成
し、一方動画については撮像素子出力時画素混合読出し
方式で画像信号を形成する。即ち、静止画では、1/6
0秒の期間内の1回の露光でCCD12にて得られた全
画素につき、上記の絞り35で設定された遮光期間を利
用し、この期間で奇数ラインの信号を読み出し、次の期
間で偶数ラインの信号を読み出す。その後、これらのラ
イン信号を混合回路26で画素混合してフィールド信号
とすることにより、高画質の静止画が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子内視鏡光量制御
装置、特に撮像素子に蓄積される全画素を読み出す全画
素読出し方式を実行するために、遮光期間を設定するこ
とができる光源部等の光量制御装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】電子内視鏡装置では、固体撮像素子とし
て例えばCCD(Charge Coupled Device)が用いられ
ており、このCCDにおいては光電変換素子により画素
単位で蓄積される電荷を読み出すことにより、画像信号
(ビデオ信号)が得られるように構成される。そして、
例えば同時式の電子内視鏡光量制御装置では、上記CC
Dの上面に、画素単位で色フィルタが配置され、これに
よってカラー画像が得られる。
【0003】図5には、上記の色フィルタの配列状態が
示されており、図示されるように、CCD1の撮像面に
は、例えば偶数ラインにMg(マゼンタ)、Cy(シア
ン)の画素、奇数ラインにG(グリーン)、Ye(イエ
ロー)の画素が配列される。このCCD1では、これら
の色フィルタを介して画素単位の蓄積電荷(画素信号)
が得られることになる。
【0004】そして、従来の色差線順次混合読出し方式
によれば、上下ラインの画素の蓄積電荷が加算混合され
て読み出される。例えば、1回目の露光時に0ラインと
1ラインの混合信号、2ラインと3ラインの混合信号、
…というような奇数(Odd)フィールドのビデオ信号
が読み出され、2回目の露光時に1ラインと2ラインの
混合信号、3ラインと4ラインの混合信号、…というよ
うな偶数(Even)フィールドのビデオ信号が読み出
される。従って、CCD1の2ラインの混合信号がフィ
ールド画像の1ラインの信号となり、1回の露光で奇数
又は偶数の1フィールドのデータが得られることにな
る。
【0005】図6には、上記CCD1から読み出される
信号の動作が示されており、電子内視鏡装置では、図
(A)に示されるように、1/60秒(垂直同期期間)
毎のO(Odd)/E(Even)信号(フィールド信
号)に基づいて奇数フィールドと偶数フィールドを形成
している。このため、図(B)に示されるように、上記
1/60秒の期間中の電子シャッタの蓄積(露光)時間
Tにより信号蓄積が行われ、次の1/60秒の期間で蓄
積混合信号の読出しが行われる。この結果、図(C)に
示されるように、奇数(Odd)フィールド信号、偶数
(Even)フィールド信号が得られることになり、例
えばn−1番目の奇数フィールド信号は、図5の左側に
示した(0+1)ライン,(2+3)ライン,(4+
5)ライン…の混合信号となり、n番目の偶数フィール
ド信号は、図5の右側に示した(1+2)ライン,(3
+4)ライン…の混合信号となる。
【0006】そして、これらの奇数フィールド信号と偶
数フィールド信号は、インターレース走査されて1フレ
ームの画像として形成され、この画像がモニタ上に動画
として表示される。また、内視鏡装置では、操作部にフ
リーズスイッチが配置されており、このフリーズスイッ
チが押されたときには、そのときの静止画が形成、表示
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記同
時式の電子内視鏡装置においては、上記図6(C)で示
されるように、1フレーム画像を形成するための奇数フ
ィールド画像と偶数フィールド画像との間に、1/60秒の
時間のずれがあり、この間に内視鏡自体のブレや被観察
体の動き等があると、特に静止画を表示する場合は画質
(解像度、色ずれ等)が低下するという問題があった。
【0008】そこで、本出願人は遮光期間を設け、この
遮光期間を利用して1回の露光で得られた全画素のデー
タを読み出す全画素読出し方式を採用することとした
が、この遮光期間を設定するためには、光源部に設けた
遮光板を所定のタイミングで駆動し、光源部を完全に遮
光することが必要となる。しかし、この遮光板及び当該
遮光板の駆動機構等は新たな付加部材となるため、構成
が複雑になると共に、コストもかかってしまう。
【0009】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、全画素読出し方式を実行する際の
遮光期間設定のための構成が簡略化され、コストの低減
を図ることができる電子内視鏡光量制御装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る電子内視鏡光量制御装置は、
1回の露光で撮像素子に蓄積された全画素の信号を遮光
期間を利用して読み出す全画素読出し方式を実行する電
子内視鏡の光量制御装置であって、光源からの光量を調
節するための絞りと、画像の明るさが所定値となるよう
に上記絞りを可変駆動すると共に、上記遮光期間を得る
ために当該絞りを閉じて完全な遮光状態とする絞り制御
(駆動制御)回路と、を備えたことを特徴とする。請求
項2に係る発明は、上記撮像素子に蓄積された画素を上
下ライン(水平ライン)間で混合して出力し、動画を形
成する撮像素子出力時画素混合読出し方式と、1回の露
光で上記撮像素子に蓄積された全画素の信号を遮光期間
を利用して読み出し、静止画を形成する全画素読出し方
式を備えた電子内視鏡に適用したことを特徴とする。
【0011】次に、上記全画素読出し方式を静止画形成
時にのみ実行する場合の上記構成の作用を説明する。即
ち、通常時では撮像素子出力時画素混合読出し方式が選
択され、従来と同様に撮像素子から画素混合信号を直接
読み出すことにより動画が形成されるが、フリーズスイ
ッチが押されたときには、全画素読出し方式に切り替え
られて静止画が形成される。
【0012】例えば、所定(1番目とする)の1/60秒の
期間(垂直同期期間)内での露光(露光時間は任意)に
より蓄積された電荷は、2番目の期間(1/60秒)で撮像
素子(CCD)の奇数ラインが読み出されて(転送ライ
ンから読み出す)所定のメモリに記憶され、3番目(次
の露光時)の期間で残りの偶数ラインが読み出され、こ
れも所定メモリに記憶される。そうして、この偶数ライ
ンを読み出せるようにするために、上記2番目の期間の
光源光を遮光する。
【0013】即ち、上記奇数ラインの蓄積電荷を順次読
み出す2番目の期間に、従来のように次の露光で電荷が
蓄積されると、残りの偶数ラインの読み出しができな
い。そのため、2番目の期間を遮光期間として3番目の
期間で偶数ラインの蓄積電荷を読み出し、これにより1
回の露光で得られた撮像素子の全画素分の信号が読み出
せるようにする。
【0014】そして、本発明では、上記の遮光期間の設
定が明るさ調整のために配置される絞り駆動機構で行わ
れる。即ち、本来なら絞りを完全に閉じることはあり得
ないが、絞り全閉パルスを出力して上記の2番目の期間
に絞りを全閉することにより、完全な遮光期間が設定さ
れる。
【0015】次に、上記のメモリに最初に記憶された例
えば奇数ラインのビデオ信号は、更に位相調整メモリに
格納されて、1/60秒だけ遅延され、その後に、混合回路
により、奇数ラインと偶数ラインのデータとの間で画素
混合処理が行われる。即ち、この画素混合処理は、結果
としては撮像素子からの信号出力時に行われる撮像素子
出力時画素混合読出し方式と同等の信号を形成するが、
1回の露光で得られた情報に基づいて画素混合を行うと
いう点で、撮像素子出力時画素混合読出し方式と区別さ
れるものである。
【0016】そして、この画素混合信号により奇数フィ
ールドと偶数フィールドのビデオ信号が形成され、これ
らのビデオ信号に基づいて静止画が表示される。従っ
て、静止画は1回の露光で得られた全画素の信号に基づ
いて形成されることになり、高画質の画像となる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1には、実施形態の一例として
の光量制御装置を用いた電子内視鏡装置の構成が示され
ており、この例の電子内視鏡は静止画につき全画素読出
し方式を実行するものである。図1において、当該装置
はスコープ(電子内視鏡)10を、画像処理回路を有す
るプロセッサ装置や光源を備えた光源装置(又はこれら
の装置を一体化した装置)に接続する構成となる。この
スコープ10には、その先端部に図5で説明したものと
同様の色フィルタを備えたCCD12が設けられると共
に、光源14の光を先端部まで導くためのライトガイド
15が配設される。また、スコープ10の操作部には、
静止画表示のためのフリーズスイッチ16が設けられ
る。
【0018】上記CCD12には、これを駆動するため
のCCD駆動回路18が接続され、この駆動回路18に
はタイミングジュネレータ19、マイコン(マイクロコ
ンピュータ)20が接続され、このマイコン20には上
記フリーズスイッチ16の動作信号が入力される。上記
CCD駆動回路18は、マイコン20の制御に基づきタ
イミング信号を入力し、動画のためのCCD出力時画素
混合読出し方式と、静止画のための全画素読出し方式の
駆動制御をする。
【0019】例えば、この全画素読出し方式の場合は、
1回の露光でCCD12に蓄積された全画素分の蓄積デ
ータを、奇数ラインと偶数ラインに分け時間的にもずら
して読み出すための2種類のパルスを上記CCD駆動回
路18から供給し、これに基づいてCCD12から上記
奇数ラインの信号と偶数ラインの信号を別々に順次読み
出すための制御を行う。なお、CCD出力時画素混合読
出し方式では1種類の読出しパルスを各ラインに与え
る。
【0020】また、上記CCD12の出力信号を入力す
るA/D変換器22が設けられ、このA/D変換器22
の後段には、全画素読出しのために、上記奇数ラインの
画像データを記憶する第1メモリ23、偶数ラインの画
像データを記憶する第2メモリ24、上記第1メモリ2
3のデータをそのまま記憶し、読出しのタイミングを1/
60秒だけ遅らせるための位相調整用の第3メモリ25、
静止画用混合回路26が設けられる。即ち、CCD12
で得られた全画素信号は、奇数ラインのデータ(ビデオ
信号)と偶数ラインのデータに分けられた状態で、それ
ぞれのメモリ23,24に一旦格納されるが、第1メモ
リ23の奇数ラインデータは1/60秒遅らせることによ
り、第2メモリ24に格納された偶数ラインデータと同
一位相とする。
【0021】これにより、両方の画像データが同時に読
み出せることになり、次段の混合回路26では、第3メ
モリ25の奇数ラインの画素データと第2メモリ24の
偶数ラインの画素データを加算混合(静止画用画素混合
処理)することができる。従って、静止画の場合は、こ
の混合回路26で従来の色差線順次混合読出し方式と同
等の画素混合信号が形成される。
【0022】図2には、上述したCCD12から混合回
路26までの回路で形成される静止画データの内容が示
されている。図(A)に示されるように、CCD12で
は、走査線数に対応して、0ラインからNラインまで水
平ラインが設けられ、この水平ラインの画素データを転
送ラインに転送して読み出すように構成される。そし
て、上記CCD12の奇数ライン(1,3,5…ライ
ン)のデータが図(B)の第1メモリ23(及び第3メ
モリ25)に格納され、偶数ライン(2,4,6…ライ
ン)のデータが図(C)の第2メモリ24に格納され
る。
【0023】これらメモリ25,24のデータは、上述
したように混合回路26によって、図(B)と図(C)
のライン同士で画素混合が行われ、図(D)に示される
ように、0ライン+1ライン,2ライン+3ライン,4
ライン+5ライン…の加算演算データが奇数(Odd)
フィールドデータとして出力される。また、図(C)の
読出しラインを下側に1ラインずらした状態で(図示C
1 の位置から読み出す)、図(B)とライン同士で画素
混合が行われ、図(E)に示されるように、1ライン+
2ライン,3ライン+4ライン,5ライン+6ライン…
の加算演算データが偶数(Even)フィールドデータ
として出力される。なお、当該例ではCCD12のライ
ンの奇数をODD、偶数をEVEN、インターレース走
査の対象となるフィールドの奇数をOdd、偶数をEv
enとして区別する。
【0024】図1において、上記混合回路26の後段に
は、動画と静止画を切替える画像切替え回路28が設け
られ、この画像切替え回路28は、上記フリーズスイッ
チ16が押された時、マイコン20の制御によりa端子
からb端子へ切り替える。この画像切替え回路28に
は、DVP(デジタルビデオプロセッサ)29が接続さ
れており、このDVP29では、従来と同様の画素混合
読出し方式でのカラー信号処理が施され、例えば色差信
号や輝度信号が形成され、像位置の制御、拡大処理等も
行われる。
【0025】このDVP29の後段には、奇数フィール
ドデータを記憶する第4メモリ30、偶数フィールドデ
ータを記憶する第5メモリ31、切替え回路32及びD
/A変換器33が設けられる。即ち、上記の第4メモリ
30には、図2(D)のデータが色差信号等に変換され
た奇数(Odd)フィールドデータが記憶され、第5メ
モリ31には、図2(E)のデータが色差信号等に変換
された偶数(Even)フィールドデータが記憶され
る。
【0026】一方、上記スコープ10に配設されたライ
トガイド15に光を供給する光源部(又は光源装置)に
は、上記ハロゲンランプ等からなる光源14とライトガ
イド15の入射端との間に、絞り35が配置される。ま
た、この絞り35には絞り制御(駆動制御)回路39、
ランプ14にはランプ駆動回路40が接続されており、
この絞り制御回路39は上記DVP29で得られる輝度
信号に基づいて絞り35を駆動し、光源14の出力光量
を調整する。また、この絞り制御回路39は、上記フリ
ーズスイッチ16が押されたとき、所定の1/60秒間だけ
絞り35を完全な遮光状態にする。
【0027】図3には、上記絞り35の構成が示されて
おり、この絞り35は例えば光源14の光束(又はアパ
ーチャ)35Aを遮るように絞り羽根35Bが35Cを
中心として回動するようになっている。そして、図
(A)に示されるように、通常の画像の明るさを制御す
るアイリス制御においては、例えば最小開口位置A1 か
ら全開位置Anまで20段階の開口量制御ができる。ま
た、図(B)に示されるように、全画素読出し方式の選
択時では、光束35Aを完全に遮断する位置AO まで絞
り羽根35Bを駆動させる。
【0028】当該例は以上の構成からなり、その作用を
図4を参照しながら説明する。図4(B)に示されるよ
うに、フィールドO(Odd)/E(Even)信号と
して、従来と同様に、1/60秒で1フィールド画像を形成
するタイミング信号が用いられる。まず、通常状態では
動画処理、即ちCCD出力時画素混合読出し方式を実行
するように設定されており、光源14からの光はライト
ガイド15を介して先端部から被観察体内へ照射され
る。
【0029】この光照射により、先端部のCCD12で
は被観察体内の像が捉えられ、CCD12には、像光に
対応した電荷が蓄積される。この蓄積電荷は、CCD駆
動回路18からの駆動パルスにより水平ライン間の画素
が加算されて読み出され、図5で説明した画素混合信号
が出力される。そして、このCCD12の出力信号は、
A/D変換器22からスルーラインLを介して画像切替
え回路28へ供給される。このとき、画像切替え回路2
8はマイコン20により端子a側へ切り替えられてお
り、CCD出力信号はDVP29へ供給される。
【0030】このDVP29では、色差信号と輝度信号
が形成され、この輝度信号はマイコン20へ供給され、
このマイコン20から輝度調整の制御信号が絞り制御回
路39へ供給される。この絞り制御回路39ではこの輝
度制御信号に基づいて絞り35の開口量を可変し、これ
によって画像の明るさが所定値に維持される。また、こ
のDVP29で処理されたビデオ信号は、第4及び第5
メモリ30,31へ供給され、第4メモリ30に格納さ
れた奇数フィールド信号と第5メモリ31に格納された
偶数フィールド信号に基づいて動画がモニタに表示され
る。
【0031】一方、スコープ10のフリーズスイッチ1
6が押し操作されたときは、マイコン20により、上記
画素混合読出し方式から静止画のための全画素読出し方
式に切り替えられる。例えば、図4(A)に示されるよ
うに、フリーズスイッチ16によるトリガーTr1(又は
Tr2)が与えられたとすると、図4(C)に示されるよ
うに、次のO/E信号の立上がり時t1 からt2 までの
1/60秒間だけ絞り全閉のパルスPcを形成する絞り駆動
パルスが出力されることになる。この結果、図3(B)
に示されるように、絞り羽根35Bが光束35Aを完全
に塞ぎ、上記の期間(t1 〜t2 )が遮光状態となる
[図4(D)]。
【0032】そして、全画素が読み出される画像データ
は、図4(D)に示されるように、遮光された期間より
一つ前の1/60秒の期間の光出力LtでCCD12により
蓄積された電荷となる。この電荷は、図4(G)の電子
シャッタの露光g1 で得られたものであり、この全画素
の電荷(データ)がCCD駆動回路18によって読み出
される。
【0033】即ち、図4(E)が図2(B)で示した奇
数ラインの読出しパルスP1 、図4(F)が図2(C)
で示した偶数ラインの読出しパルスP2 であり、図示の
ようにt2 時のパルスをなくした読出しパルスP1 及び
t1 時のパルスをなくした読出しパルスP2 により、C
CD12から奇数(ODD)ラインデータと偶数(EV
EN)ラインデータが順に読み出される。従って、奇数
ラインの読出しは、上記の遮光期間(t1 〜t2 )に行
われ、偶数ラインの読出しは次の期間(t2 〜t3 )の
間に行われる。なお、図4(G)に示される電子シャッ
タ動作では、上記t1 からt2 の間に電荷の掃出しパル
ス(期間)が存在しない。
【0034】そして、上記奇数ラインデータはマイコン
20の制御に基づき、図4(H)のように第1メモリ2
3へ書き込まれ、偶数ラインデータは図4(I)のよう
に第2メモリ24へ書き込まれる。次に、図4(J),
(K)に示されるように、第1メモリ23の奇数ライン
データ及び第2メモリ24の偶数ラインデータが2回ず
つ読み出され、奇数ラインデータについては、1/60秒の
位相調整をするために第3メモリ25へ格納される。従
って、図4の(K)と(L)から理解されるように、奇
数ラインと偶数ラインのデータは同一位相(タイミン
グ)に揃うことになる。
【0035】このようにして上記メモリ25,24から
読み出された各データは、混合回路26により画素混合
されるが、当該例ではこれを可能とするために、図4
(M)のように、第1メモリ23と第2メモリ24を書
込み禁止とする。そして、これと同一期間に画素混合変
換が行われ[図4(N)]、まず図2(D)に示した、
0ライン+1ライン,2ライン+3ライン,4ライン+
5ライン…の加算データが出力され、これが奇数(Od
d)フィールドデータとして第4メモリ30に記憶され
る[図4(O)]。次に、図2(E)に示した、1ライ
ン+2ライン,3ライン+4ライン,5ライン+6ライ
ン…の加算データが出力され、これが偶数(Even)
フィールドデータとして第5メモリ31に記憶される
[図4(P)]。
【0036】そうして、これらの奇数フィールドデータ
と偶数フィールドデータは上記第4及び第5メモリ3
0,31から切替え回路32を介して交互に読み出さ
れ、これらフィールドデータは、D/A変換器33を介
してモニタへ出力され、このモニタにインターレース走
査により画像表示される。この結果、静止画について
は、同一露光時に得られた全画素データに基づいて画像
表示されることになり、高画質の画像が得られることに
なる。従って、1/60秒間に内視鏡自体のブレ、或いは被
観察体に動きがあったとしても、その影響が小さい鮮明
な静止画の観察が可能となる。
【0037】また、当該例では、動画につきCCD1に
おける混合読み出し方式を採用することにより、逆に被
写体の動き等を忠実に再現できるという利点がある。も
ちろん、動画においてもブレのない鮮明な画像を追及す
る場合は、動画についても、上記の絞り35及び絞り制
御回路39を用いた全画素読出し方式を採用することが
できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1回の露光で得られた全画素の信号を遮光期間を利用し
て読み出す全画素読出し方式を実行する電子内視鏡装置
で、絞り及び絞り制御回路を用い、画像の明るさが所定
値となるように絞りを可変駆動すると共に、上記遮光期
間を得るために当該絞りを閉じて完全な遮光状態とする
ので、全画素読出し方式を実行する際の遮光期間設定の
ための構成が簡略化され、コストの低減を図ることがで
きるという利点がある。
【0039】また、請求項2に係る発明によれば、絞り
を利用した遮光期間の設定により、静止画についてはブ
レのない高画質の画像が得られ、一方動画については動
きを忠実に再現した滑らかな画像が形成できることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る光量制御装置を適用
した電子内視鏡装置の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のCCDから混合回路までの間で読み出さ
れる画像データを示す図である。
【図3】図1の絞りの構成を示す図である。
【図4】実施形態例における静止画形成動作を示す説明
図である。
【図5】従来のCCDにおける色フィルタの構成及び画
素混合読出しを説明する図である。
【図6】従来のCCDでの動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1,12 … CCD、10 … スコープ、14 …
光源、16 … フリーズスイッチ、18 … CC
D駆動回路、20 … マイコン、23,24,25,
30,31 … メモリ、26 … 混合回路、35
… 絞り、35A … 光束、35B … 絞り羽根、
39 … 絞り制御回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1回の露光で撮像素子に蓄積された全画
    素の信号を遮光期間を利用して読み出す全画素読出し方
    式を実行する電子内視鏡の光量制御装置であって、 光源からの光量を調節するための絞りと、 画像の明るさが所定値となるように上記絞りを可変駆動
    すると共に、上記遮光期間を得るために当該絞りを閉じ
    て完全な遮光状態とする絞り制御回路と、を備えた電子
    内視鏡光量制御装置。
  2. 【請求項2】 上記撮像素子に蓄積された画素を上下ラ
    イン間で混合して出力し、動画を形成する撮像素子出力
    時画素混合読出し方式と、1回の露光で上記撮像素子に
    蓄積された全画素の信号を上記遮光期間を利用して読み
    出し、静止画を形成する全画素読出し方式を備えた電子
    内視鏡に適用したことを特徴とする上記請求項1記載の
    電子内視鏡光量制御装置。
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