JPH1085175A - 電子シャッタ機能を備えた電子内視鏡装置 - Google Patents

電子シャッタ機能を備えた電子内視鏡装置

Info

Publication number
JPH1085175A
JPH1085175A JP8267924A JP26792496A JPH1085175A JP H1085175 A JPH1085175 A JP H1085175A JP 8267924 A JP8267924 A JP 8267924A JP 26792496 A JP26792496 A JP 26792496A JP H1085175 A JPH1085175 A JP H1085175A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
odd
shutter
shutter speed
electronic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8267924A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3398550B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Yamanaka
一浩 山中
Mitsuru Higuchi
充 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=17451511&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH1085175(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP26792496A priority Critical patent/JP3398550B2/ja
Priority to US08/927,184 priority patent/US6078353A/en
Publication of JPH1085175A publication Critical patent/JPH1085175A/ja
Priority to US09/482,269 priority patent/US6219091B1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3398550B2 publication Critical patent/JP3398550B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光量調整機能と電子シャッタ機能の両機能の
利点を享受でき、また全画素読出し方式を採用して電子
シャッタ機能の効果が更に高まるようにする。 【解決手段】 マイコン25の制御に基づき、シャッタ
パルス制御回路20はシャッタ速度を制御するパルスを
発生し、またCCD15で得られた画像の輝度信号か
ら、絞り37及びアイリス制御回路41は光源光の出力
を制御する。そして、上記絞り37が全開でないときシ
ャッタ速度を高速化し、この絞り37が全開であるとき
シャッタ速度を低速化する。また、光チョッパ36を用
いながら、1回の露光でCCD15で得られた全画素の
データによって静止画を形成する全画素読出し方式の装
置に、上記の電子シャッタ制御を適用する。これによ
り、さらなる高画質化が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子シャッタ機能を
備えた電子内視鏡装置、特に絞り駆動により出力光量を
制御する光量調整機能と共に、電子シャッタ機能を備え
た電子内視鏡の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】電子内視鏡装置では、絞りによる光量調
整機能として、絞りを駆動するアイリス制御回路が設け
られており、この種のアイリス制御回路は、撮像素子で
あるCCD(Charge Coupled Device)で得られた画像
の例えば輝度信号に基づき、絞り値を可変調整して出力
光量を制御し、画像の明るさが一定となるように制御す
るものである。
【0003】また、従来から上記CCDの画像信号とし
ての蓄積電荷を制御する電子シャッタ機能も知られてい
る。即ち、CCDにおいては、光電変換素子により画素
単位で蓄積される電荷を順次読み出すことにより、画像
信号(ビデオ信号)が形成されており、上記電子シャッ
タ機能は、上記画素対応の電荷の蓄積時間を可変制御し
て、撮像時間を変化させるものである。この電子シャッ
タ機能によれば、画像の明るさが調整できると同時に、
短い時間のシャッタ速度により画質の向上が図れるとい
う利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した絞
りによる光量調整機能と電子シャッタ機能は、画像の明
るさを調整できるという点では同じであり、従来の電子
内視鏡装置では、いずれかの機能が用いられることが多
い。即ち、光量調整機能を用いる場合は、蓄積時間(シ
ャッタ速度)がある値に固定され、電子シャッタ機能を
用いる場合は、絞りがある値に固定されている。
【0005】しかし、光量調整機能には光源の出力光を
可変できるという利点があり、電子シャッタ機能には、
高速のシャッタ速度によりシャープな映像が得られると
共に、ブレや動きがある場合でも、良好な画質が得られ
るという利点がある。特に、静止画を形成して特定部位
を詳細に観察する電子内視鏡装置では、電子内視鏡自体
のブレ或いは被観察体の動きがある場合でも、良好な静
止画を得ることができれば、使い勝手を更に向上させる
ことになる。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、光量調整機能と電子シャッタ機能
の両機能の利点を享受することができる電子内視鏡装置
を提供することにあり、また全画素読出し方式を採用す
ることにより、電子シャッタ機能の効果を更に高めるこ
とができる電子シャッタ機能を備えた電子内視鏡装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る電子内視鏡装置は、撮像素子で得られ
た画素信号の輝度信号に基づき、絞りを駆動して光源の
出力光量を制御する光量制御手段と、撮像素子における
画像信号の蓄積時間をシャッタ速度として制御する電子
シャッタ制御回路と、上記光量制御手段の絞りが全開で
ないと判定したとき、上記シャッタ速度を高くするよう
に制御し、上記絞りが全開であると判定したとき、上記
シャッタ速度を低くするように制御する主制御回路と、
を含んでなることを特徴とする。第2請求項記載の発明
は、撮像素子で1回の露光により画素毎に蓄積された画
像信号につき、所定期間の入射光を遮断しながら、最初
に奇数又は偶数のいずれかのラインの画像信号を読み出
し、次に残りのラインの画像信号を読み出す全画素読出
し手段と、上記撮像素子から得られた上記奇数ラインの
画像信号及び上記偶数ラインの画像信号を記憶する全画
素用メモリと、この全画素用メモリから読み出された上
記奇数ラインと偶数ラインの画素信号を混合する混合回
路と、を設け、上記主制御回路により、上記全画素用メ
モリでは同一露光時の奇数ライン及び偶数ラインの画像
信号を記憶した時点で書込みを禁止するように制御し、
同一露光時の画像データに基づいて画像表示することを
特徴とする。
【0008】上記第1請求項記載の構成によれば、絞り
が全開でないとき、即ち内視鏡が被観察体部位に近接し
光量が十分であるとき、シャッタ速度が速くなり、この
場合はシャープな画像が得られ、ブレや動きの影響も小
さくなる。一般に、静止画は近距離で撮影されることが
多く、このシャッタ速度の高速化によれば、高画質の静
止画像で観察が可能となる。一方、絞りが全開であると
きは、シャッタ速度は遅くなり、十分な光量を得ること
ができる。例えば、内視鏡が奥行のある方向を向くよう
な状態において光源光が不足する事態を回避することが
できる。
【0009】第2請求項記載の構成によれば、全画素読
出し手段により、例えば1番目の1/60秒の期間(垂
直同期期間)内での露光により蓄積された電荷につき、
2番目の1/60秒の期間で撮像素子の奇数ラインが読
み出され(転送ラインから読み出す)、3番目(次の露
光期間)の1/60秒の期間で残りの偶数ラインが読み
出される。そして、この偶数ラインを読み出すために、
上記2番目の期間の光源光が光遮断手段により遮断され
る。即ち、上記奇数ラインの読出し中となる2番目の期
間に、従来のように次の露光の電荷が蓄積されると、残
りの偶数ラインの読み出しができない。そこで、2番目
の期間内での光出力をなくして、3番目の期間で偶数ラ
インの蓄積電荷を読み出せるようにしており、これによ
って1回の露光で得られた撮像素子の全画素分の信号を
読み出すことができる。
【0010】このようにして、1/60秒の期間内の1
回の露光で得られた全画素の信号に基づいて1フレーム
の画像が形成されることになり、高画質の画像(例えば
静止画)を得ることができる。そして、この場合には、
上記電子シャッタ機能による画質向上が更に顕著とな
る。即ち、電子シャッタ機能により電荷蓄積時間を短く
しても、従来のように2回の露光の信号で画像を形成す
ると、2回の露光間で動き、ブレがあれば、それが画質
に影響する。しかし、この場合は1回の露光で得られた
ビデオ信号に基づいて静止画を形成するので、この1回
の露光の中で信号蓄積時間を短くした効果が直接的に現
れることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1には、実施形態の一例として
の電子シャッタ機能を備えた電子(同時式)内視鏡装置
の回路構成が示されており、図示されるように、電子内
視鏡装置はスコープとしての電子内視鏡10、この電子
内視鏡10のコネクタ部回路(電子内視鏡内回路)1
1、プロセッサ装置12及び光源装置13から構成され
る。上記電子内視鏡10には、その先端部に複数色モザ
イクの色フィルタを備えたCCD15が設けられると共
に、光源装置13の光を先端部まで導くためのライトガ
イド16が配設される。また、電子内視鏡10の操作部
には、静止画表示のためのフリーズスイッチ17が設け
られる。
【0012】上記コネクタ部回路11内には、上記CC
D15を駆動するCCD駆動回路18、全画素読出しパ
ルス発生回路19、シャッタパルス制御回路20が設け
られる。この全画素読出しパルス発生回路19は、1回
の露光でCCD15に蓄積された全画素分の蓄積データ
を、奇数ラインと偶数ラインに分けて読み出すためのパ
ルスを発生し、上記CCD駆動回路18は、上記読出し
パルスに基づいてCCD15から上記奇数ラインの信号
と偶数ラインの信号を別々に順次読み出すための制御を
行う。また、上記シャッタパルス制御回路20は、電子
シャッタ機能におけるシャッタ速度を決めるシャッタパ
ルスを形成しており、このシャッタパルスのタイミング
を変化させることにより、例えば1/60秒から1/4
00秒までのシャッタ速度を設定することができる。
【0013】また、上記CCD15の出力信号を入力す
るA/D変換器21、上記奇数ラインの画像データを記
憶する第1メモリ22(全画素用メモリ)、偶数ライン
の画像データを記憶する同様の第2メモリ23、混合回
路24、メモリ制御を含む全体の制御をするマイコン
(マイクロコンピュータ)25が設けられる。即ち、C
CD15から出力されたビデオ信号は、マイコン25の
制御に基づき、奇数ラインのビデオ信号と偶数ラインの
ビデオ信号に分けられた状態で、それぞれのメモリ2
2,23に一旦格納される。その後、上記の混合回路2
4は、奇数ラインのデータと偶数ラインのデータを加算
混合し、従来の色差線順次混合読出し方式と同等の信号
を形成する。
【0014】即ち、従来の画素混合読出しは、CCD1
5の上下の2水平ラインの画素を混合しながら順次読み
出す。例えば1回目の露光時に0ラインと1ラインの混
合信号、2ラインと3ラインの混合信号、…というよう
な奇数(Odd)フィールドのビデオ信号が読み出さ
れ、2回目の露光時に1ラインと2ラインの混合信号、
3ラインと4ラインの混合信号、…というような偶数
(Even)フィールドのビデオ信号が読み出され、こ
のような2ラインの混合信号がフィールド画像の1ライ
ンの信号となる。これに対し、当該例は全画素の信号を
一旦メモリ22,23に記憶した後に混合して読み出す
ことにより、従来と同様の混合信号を形成する。
【0015】図2には、上述したCCD15から混合回
路24までの回路で形成される画像データの内容が示さ
れている。図(A)に示されるように、CCD15で
は、走査線数に対応して、0ラインからNラインまで水
平ラインが設けられ、この水平ラインの画素データを転
送ライン(不図示)に転送して読み出すように構成され
る。そして、上記CCD15の奇数ライン(1,3,5
…ライン)のデータが図(B)の第1メモリ22に格納
され、偶数ライン(2,4,6…ライン)のデータが図
(C)の第2メモリ23に格納される。
【0016】これら全画素用メモリ22,23のデータ
は、上記混合回路24により、図(B)と図(C)のラ
イン同士で画素混合が行われ、図(D)に示されるよう
に、0ライン+1ライン,2ライン+3ライン,4ライ
ン+5ライン,…の加算演算データが奇数(Odd)フ
ィールドデータとして出力される。また、図(C)の読
出しラインを下側に1ラインずらした状態で(図示C1
の位置から読み出す)、図(B)とライン同士で画素混
合が行われ、図(E)に示されるように、1ライン+2
ライン,3ライン+4ライン,5ライン+6ライン,…
の加算演算データが偶数(Even)フィールドデータ
として出力される。なお、CCD15のラインの奇数を
ODD、偶数をEVEN、インターレース走査の対象と
なるフィールドの奇数をOdd、偶数をEvenとして
区別する。
【0017】更に、図1において、上記混合回路24の
後段に第1DVP(デジタルビデオプロセッサ)26が
設けられ、この第1DVP26では、画素混合読出し
(色差線順次混合読出し方式)のカラー信号処理が施さ
れ、例えば色差信号や輝度信号が形成される。
【0018】上記電子内視鏡10が接続されるプロセッ
サ装置12内には、上記第1DVP26に接続した第2
DVP28が設けられ、この第2DVP28では、像位
置の制御、拡大処理、ミラーイメージ処理等が行われ
る。この第2DVP28の後段には、奇数フィールドデ
ータを記憶する第3メモリ29(フィールド画像用メモ
リ)、偶数フィールドデータを記憶する第4メモリ3
0、切替え回路31、メモリ制御回路32及びD/A変
換器33が設けられる。即ち、上記の第3メモリ29に
は、図2(D)のデータが色差信号等に変換された奇数
フィールドデータが記憶され、第4メモリ30には、図
2(E)のデータが色差信号等に変換された偶数フィー
ルドデータが記憶される。
【0019】また、電子内視鏡10に配設されたライト
ガイド16を接続する光源装置13には、光源35が設
けられ、この光源35とライトガイド16の入射端との
間に、光チョッパ36及び絞り37が配置される。この
光チョッパ36は、例えば半円状板を回転させる構成と
され、この光チョッパ36を1/30秒で1回転させる
ために、駆動回路38及びサーボ回路39が接続されて
いる。従って、この光チョッパ36によれば、1/60
秒毎のサイクルのフィールドO/E信号において、1/
60秒間だけ光を出力し、次の1/60秒間では光を遮
断することができ、このような光チョッパ36によっ
て、上記偶数ラインのデータの読出しが可能となる。
【0020】一方、上記絞り37には、駆動回路40及
びアイリス制御回路41が接続されており、この駆動回
路40及びアイリス制御回路41はマイコン25からの
制御信号に基づいて上記絞り37を駆動する。即ち、上
記第1DVP26で得られる輝度信号がマイコン25へ
供給されており、このマイコン25の制御に基づきアイ
リス制御回路41から上記輝度信号が所定値となるよう
な制御信号を駆動回路40へ供給することにより、光源
35の出力光量が調整される。
【0021】また、上記マイコン25は、輝度信号に基
づいて制御された絞り37の状態に応じて電子シャッタ
速度を変えるための制御を上述したシャッタパルス制御
回路20に対して行う。
【0022】図3には、上記マイコン25での電子シャ
ッタに関する制御動作が示されており、この制御動作
は、16.6ms(ミリ秒)等の所定時間毎に行われ
る。まず、ステップ101では、絞り37が全開である
か否かを判定し、全開でない場合は、ステップ102へ
移行して電子シャッタを高速化する。即ち、絞り37が
全開ではないときは、内視鏡先端部が被観察体に近接
し、十分な光が照射されている状態であり、上記シャッ
タパルス制御回路20から高いシャッタ速度となるシャ
ッタパルスが出力される。これにより、例えば図4に示
されるように、1/60秒のシャッタ速度で撮像してい
たときは、1/200秒へ向う高いシャッタ速度へ切り
替えられる。
【0023】一方、上記ステップ101にて絞り37が
全開であると判定されたときは、ステップ103へ移行
して電子シャッタを低速化する。例えば、図5に示され
るように、1/400秒のシャッタ速度で撮像していた
ときは、1/200秒へ向う低いシャッタ速度となるシ
ャッタパルスがシャッタパルス制御回路20にて形成さ
れる。なお図4及び図5のシャッタ速度は、1/60
秒、1/200秒、1/400秒というような大まかな
設定とすることができる。
【0024】当該例は以上の構成からなり、その作用を
図6を参照しながら説明する。図6(A)に示されるよ
うに、フィールドO(Odd)/E(Even)信号と
して、従来装置と同様に、1/60秒で1フィールドを
形成するタイミング信号が用いられる。またこれに対応
して、上記の光チョッパ36を使用状態として、1/3
0秒で1回転させることにより、図6(B)のPn-1 ,
Pn ,Pn+1 に示されるように、1/60秒の光遮断状
態を挟みながら1/60秒の期間で光が繰り返し出力さ
れる。この光は、ライトガイド16を介して先端部から
被観察体内へ照射される。
【0025】この光照射により、先端部のCCD15で
は被観察体内の像が捉えられ、CCD15には、像に対
応した電荷が蓄積されることになり、この電荷の蓄積
は、図6(C)で示されるように、1/60秒以内にお
いて設定された(後述)シャッタ速度(t時間)で行わ
れる。そして、この蓄積電荷の読出しは、全画素読出し
パルス発生回路19のパルスを入力したCCD駆動回路
18の制御パルスで行われ、1回の露光で得られたCC
D15の全画素の蓄積データが読み出される。
【0026】即ち、図6(D)に示されるように、図6
(B)の光出力Pn-1 の露光に基づき、CCD15から
はn−1の奇数(ODD)ラインデータと偶数(EVE
N)ラインデータが順に読み出され、この奇数ラインデ
ータは図6(F)の書込み(ライトイネーブル)信号に
よって第1メモリ22へ格納され、偶数ラインデータは
図6(G)の書込み信号によって第2メモリ23へ格納
される。また、光出力Pn ,Pn+1 …の順にそれぞれの
奇数及び偶数ラインのデータが読み出されて各メモリ2
2,23へ格納される。
【0027】次に、この全画素用メモリ22,23内の
データは、混合回路24により画素混合され、図6
(H)に示されるように、例えばn−2(番目)同士の
奇数ラインデータと偶数ラインデータの組合せで混合処
理した奇数(Odd)フィールド信号、n−2の偶数ラ
インデータとn−1の奇数ラインデータの組合せで混合
処理した偶数(Even)フィールド信号、n−1同士
の奇数ラインデータと偶数ラインデータの組合せで混合
処理した奇数(Odd)フィールド信号…というよう
に、フィールド信号が順次形成される。そして、これら
のフィールド信号はカラー画像処理が施されて、第3メ
モリ29及び第4メモリ30に一旦格納されており、こ
れらメモリ29,30の出力が切替え回路31で交互に
モニタへ出力され、インターレース走査により画像表示
される。
【0028】従って、当該例では、動画については、次
の露光時に得られた画像データの一部が混入した状態で
画像表示されることになるが、このデータ量は全体の1
/2であり、1/60秒間にブレ、動きがあったとして
も、その影響は小さくなる。
【0029】そうして、上記のような画像形成において
は、絞り37の状態に応じたシャッタ速度の制御が行わ
れる。図3で説明したように、絞り37が全開であるか
否かの判定を行い、内視鏡先端部が被観察体部位に近接
して光が効率よく照射されていて全開でない場合は、シ
ャッタ速度を高速化する。即ち、シャッタパルス制御回
路20により蓄積時間が短くなるシャッタパルスを形成
する。例えば、図4の1/60秒(=t)のシャッタ速
度のとき、全開でない場合は、1/200秒のシャッタ
速度とされ、このシャッタ速度においても全開でない場
合は、1/400秒のシャッタ速度とされる。
【0030】実施形態例では、1/400秒をシャッタ
速度の最高値として設定しており、この最高のシャッタ
速度はその他の任意の値にすることができる。この例で
は、最高のシャッタ速度をやや低めの値に設定してお
り、これにより、例えば近距離で静止画を形成する場合
に、絞り37が全開の手前の値で最高値である1/40
0秒のシャッタ速度が得られるようになっている。
【0031】一方、先端部が被観察体部位から離れて絞
り37が全開となる場合は、シャッタ速度を低速化す
る。例えば、図5の1/400秒(=t)のシャッタ速
度のとき、1/200秒のシャッタ速度とされ、このシ
ャッタ速度においても全開となる場合は、1/60秒の
シャッタ速度とされる。例えば、奥行のある方向の撮影
等では、1/60秒でも絞り37が全開となることが多
いが、観察に必要な周辺部分を撮像する場合は、この1
/60秒のシャッタ速度で十分である。
【0032】このような絞りによる光量制御と電子シャ
ッタ制御においては、近距離での撮影(静止画等)にお
いて、速いシャッタ速度を用いることができ、シャープ
で高画質の画像を得ることが可能となる。また、距離が
遠くなる場合においては、十分な光量を得ることができ
る。しかも、当該例のように、全画素読み出し方式を採
用した電子内視鏡においては、1回の露光で画像を形成
することができるので、1/60秒の時間の中でシャッ
タ速度(蓄積時間)を短くする効果が直接的に現れ、近
距離撮影ではCCD15の短時間の蓄積により画質の向
上を図ることができるという利点がある。
【0033】一方、静止画については、同一露光時のデ
ータのみを用いて画像表示しており、図1のマイコン2
5の制御により、静止画動作時には上記第1メモリ22
及び第2メモリ23への書込み(ライトイネーブル)を
禁止する制御を行う。例えば、図6(D)に示されるQ
の時点で、フリーズスイッチ17がオンされたとする
と、フィールドO/E信号の立下がり時(A1 )に静止
画動作に移行したことが判定され、次の立下がり時(A
2 )から各メモリ22,23の書込みが禁止される[図
6(F),(G)]。従って、第1メモリ22には光出
力Pn で得られたnの奇数ラインデータが書き込まれ、
他方の第2メモリ23にもnの偶数ラインデータが書き
込まれた状態で、次のデータの書込みは行われない。
【0034】この結果、図6(H)に示されるように、
n同士の奇数及び偶数ラインデータからなる奇数(Od
d)フィールド信号、偶数(Even)フィールド信号
が順に読み出され、これらのフィールド信号は各種の信
号処理が施された後に第3メモリ29、第4メモリ30
へ記憶された後、インターレース走査により静止画とし
て表示される。
【0035】このようにして、異なった時間のフィール
ド画像の組合せが禁止され、同一露光時の全画素のデー
タに基づいて静止画が表示されることになり、高画質の
被観察体内像を観察することが可能となる。そして、こ
のような静止画では、上述したように、電子シャッタ機
能を用いることによって更に画質の向上を図ることがで
きる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、第1請求項記載の
発明によれば、絞りが全開でないと判定したときシャッ
タ速度を高くするように制御し、絞りが全開であると判
定したときシャッタ速度を低くするように制御するよう
にしたので、ブレ、動きがあっても、高画質が得られる
電子シャッタ機能と出力光自体の強度を可変できるとい
う光量調整機能の両機能の利点を享受することが可能と
なる。
【0037】第2請求項記載の発明によれば、撮像素子
で1回の露光により得られた全画素データに基づいて画
像を形成する新しい方式に適用したので、1回の露光の
中で電子シャッタ機能を生かすことができ、高画質が得
られる電子シャッタ機能の効果を更に高めることができ
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る同時式電子内視鏡装
置の回路構成を示すブロック図である。
【図2】図1のCCDから混合回路までの間で読み出さ
れる画像データを示す図である。
【図3】図1のマイコンにおける電子シャッタ機能の制
御動作を示すフローチャートである。
【図4】絞りが全開でない状態が継続したときのシャッ
タ速度の設定の様子を示すグラフ図である。
【図5】絞りが全開となる状態が継続したときのシャッ
タ速度の設定の様子を示すグラフ図である。
【図6】実施形態例の主要な動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1,15 … CCD(撮像素子)、 10 … 電子内視鏡、 11 … コネクタ部回路、 12 … プロセッサ装置、 13 … 光源装置、 17 … フリーズスイッチ、 18 … CCD駆動回路、 19 … 全画素読出しパルス発生回路、 20 … シャッタパルス制御回路、 22,23 … 全画素用メモリ、 24 … 混合回路、 25 … マイコン、 36 … 光チョッパ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子で得られた画素信号の輝度信号
    に基づき、絞りを駆動して光源の出力光量を制御する光
    量制御手段と、 撮像素子における画像信号の蓄積時間をシャッタ速度と
    して制御する電子シャッタ制御回路と、 上記光量制御手段の絞りが全開でないと判定したとき、
    上記シャッタ速度を高くするように制御し、上記絞りが
    全開であると判定したとき、上記シャッタ速度を低くす
    るように制御する主制御回路と、を含んでなる電子シャ
    ッタ機能を備えた電子内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 撮像素子で1回の露光により画素毎に蓄
    積された画像信号につき、所定期間の入射光を遮断しな
    がら、最初に奇数又は偶数のいずれかのラインの画像信
    号を読み出し、次に残りのラインの画像信号を読み出す
    全画素読出し手段と、 上記撮像素子から得られた上記奇数ラインの画像信号及
    び上記偶数ラインの画像信号を記憶する全画素用メモリ
    と、 この全画素用メモリから読み出された上記奇数ラインと
    偶数ラインの画素信号を混合する混合回路と、を設け、 上記主制御回路により、上記全画素用メモリでは同一露
    光時の奇数ライン及び偶数ラインの画像信号を記憶した
    時点で書込みを禁止するように制御し、同一露光時の画
    像データに基づいて画像表示することを特徴とする上記
    第1請求項記載の電子シャッタ機能を備えた電子内視鏡
    装置。
JP26792496A 1996-09-12 1996-09-17 電子シャッタ機能を備えた電子内視鏡装置 Expired - Fee Related JP3398550B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26792496A JP3398550B2 (ja) 1996-09-17 1996-09-17 電子シャッタ機能を備えた電子内視鏡装置
US08/927,184 US6078353A (en) 1996-09-12 1997-09-11 All-pixels reading type electronic endoscope apparatus
US09/482,269 US6219091B1 (en) 1996-09-12 2000-01-13 All-pixels reading type electronic endoscope apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26792496A JP3398550B2 (ja) 1996-09-17 1996-09-17 電子シャッタ機能を備えた電子内視鏡装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1085175A true JPH1085175A (ja) 1998-04-07
JP3398550B2 JP3398550B2 (ja) 2003-04-21

Family

ID=17451511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26792496A Expired - Fee Related JP3398550B2 (ja) 1996-09-12 1996-09-17 電子シャッタ機能を備えた電子内視鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3398550B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000025513A1 (en) * 1998-10-23 2000-05-04 Smith & Nephew, Inc. Image illumination optimizing
JP2004243017A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Pentax Corp 電子内視鏡システム
JP2005245553A (ja) * 2004-03-02 2005-09-15 Pentax Corp 明るさ調整処理可能な電子内視鏡装置のビデオスコープ
JP2006239052A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Pentax Corp 電子内視鏡装置
JP2010194001A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Hoya Corp 診断用医療機器用の自動調光処理装置、診断用医療機器用の画像信号処理装置、及び医療用システム
JP2012065690A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Olympus Corp 内視鏡装置及び内視鏡装置の制御方法
JP2012179326A (ja) * 2011-03-03 2012-09-20 Fujifilm Corp 画像取得方法および装置
JP2020116147A (ja) * 2019-01-24 2020-08-06 富士フイルム株式会社 内視鏡システム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4953759B2 (ja) * 2006-10-27 2012-06-13 Hoya株式会社 電子内視鏡装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000025513A1 (en) * 1998-10-23 2000-05-04 Smith & Nephew, Inc. Image illumination optimizing
JP2004243017A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Pentax Corp 電子内視鏡システム
JP2005245553A (ja) * 2004-03-02 2005-09-15 Pentax Corp 明るさ調整処理可能な電子内視鏡装置のビデオスコープ
JP2006239052A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Pentax Corp 電子内視鏡装置
JP2010194001A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Hoya Corp 診断用医療機器用の自動調光処理装置、診断用医療機器用の画像信号処理装置、及び医療用システム
JP2012065690A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Olympus Corp 内視鏡装置及び内視鏡装置の制御方法
JP2012179326A (ja) * 2011-03-03 2012-09-20 Fujifilm Corp 画像取得方法および装置
JP2020116147A (ja) * 2019-01-24 2020-08-06 富士フイルム株式会社 内視鏡システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3398550B2 (ja) 2003-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3448169B2 (ja) 全画素読出し式電子内視鏡装置
US6002425A (en) All pixels read type electronic endoscope system
US6334845B1 (en) Electronic-endoscope light source unit for setting shading period
US6078353A (en) All-pixels reading type electronic endoscope apparatus
JP3398550B2 (ja) 電子シャッタ機能を備えた電子内視鏡装置
KR0148695B1 (ko) 비데오 카메라의 고화질화 장치
JPH0444870B2 (ja)
JPH11244232A (ja) 電子内視鏡光量制御装置
JP3494569B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP3403588B2 (ja) 全画素読出し式電子内視鏡装置
JP3398551B2 (ja) 全画素読出し式電子内視鏡装置
JP3425511B2 (ja) 全画素読出し式電子内視鏡装置
JPH11244229A (ja) 電子内視鏡装置
JP3448168B2 (ja) 電子内視鏡システム
JP3678913B2 (ja) 遮光期間を設定する電子内視鏡光源装置
JP3493127B2 (ja) 電子内視鏡光量制御装置
JP3370861B2 (ja) 全画素読出し式電子内視鏡装置
JP2984281B2 (ja) 電子カメラ
JP3380459B2 (ja) 電子内視鏡装置
JPH11276432A (ja) 遮光期間を設定する電子内視鏡装置
JP2000270256A (ja) 変倍機能を有する電子内視鏡装置
JP3836593B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP3380458B2 (ja) 電子内視鏡装置
JPH11281900A (ja) 遮光期間を設定する電子内視鏡装置
JPH0830785B2 (ja) 内視鏡装置

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080214

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090214

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100214

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100214

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100214

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100214

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110214

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120214

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120214

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130214

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140214

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees