JPH11244008A - バックル - Google Patents

バックル

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JPH11244008A
JPH11244008A JP7348098A JP7348098A JPH11244008A JP H11244008 A JPH11244008 A JP H11244008A JP 7348098 A JP7348098 A JP 7348098A JP 7348098 A JP7348098 A JP 7348098A JP H11244008 A JPH11244008 A JP H11244008A
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JP7348098A
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Inventor
Hirotsugu Matoba
博嗣 的場
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YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雄部材と雌部材の係合が確実で、着脱時の操
作性を良くする。 【解決手段】 雄部材10と雌部材42とから成り、雄
部材10には、雌部材42へ挿入される係止部16が設
けられている。雌部材42には、係止部16が挿入され
係合する被係止部52が設けられ、雄部材10と雌部材
42の一方に揺動可能に設けられた弾発係合片30を備
え、係止部16の各係止面22と被係止部52の被係止
面54は、その係合動作方向が互いに連結される部材の
引張方向に対して交差する。係止部16を被係止部52
に係合させる際の係止面22と被係止面54の係合先端
部は、係合終端部よりも相対的に各々雄部材10と雌部
材42の各基部12,44側に位置する。弾発係合片3
0には、係止部16と被係止部52の少なくとも一方を
係合動作方向に付勢しその係合状態を保持させる掛止部
38が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用ゴムチ
ェーンをタイヤに取り付けるロープ等の端末相互を連結
するバックルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばゴムチェーンをタイヤに取
り付けるロープの両端に設けられるバックルは、実公平
5−29523号公報に開示されているように、雄部材
と雌部材からなり、挿入片の先端に係合用の係止部が設
けられ、雌部材には、雄部材の挿入片の収容部と係止部
が係合される被係止部が形成されたバックルがあった。
【0003】このバックルの雄部材は、摘み部の一方の
側にロープ等の取り付け部である挿通孔を有し、この挿
通孔と反対側の端部には挿通孔に直交する方向に向けて
頚部が設けられ、この頚部の自由端部にはこの頚部より
少なくとも両方向に張り出されている頚部を有する係合
頭部が一体に設けられている。また、摘み部の頚部に沿
った上下方向に亘って、この頚部を挟むように一対の突
条が設けられている。
【0004】また、このバックルの雌部材は箱状で、一
側面にはロープ等の取付部である挿通孔を有し、挿通孔
と反対側の端部にはこの挿通孔に直交する方向に向けて
雄部材の嵌め合い溝を有している。この嵌め合い溝の底
部には少なくともその一部が塞がれた底壁が形成され、
この溝にはめられた雄部材が下方に抜け落ちないように
構成されている。この溝は、上記挿通孔の近傍でこの溝
の奥部分を幅広部とし、この幅広部から溝の側部開口端
に向けた部分を幅狭部としている。
【0005】このバックルの動作作用は、上記雄部材の
頭部と頚部とが上記雌部材の溝部の幅広部と幅狭部に嵌
合され、しかもこの幅広部と幅狭部との間に形成される
段部に上記雄部材における頭部と頚部が係合される構成
である。さらに、雌部材の溝にはめ合わされた雄部材の
少なくとも頭部が上方に抜け出されないように前記の溝
に弾性片を設け、この弾性片の弾性変形を利用して頭部
が支承される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、雄部材を雌部材から外して連結を解除する場合、雄
部材を雌部材の奥側に押し入れ弾性片を変形させながら
上方へ抜かなければならず、連結解除操作がきわめて面
倒であった。また、雄部材の抜け落ちを防ぐストッパが
ないため、使用中に雄部材が雌部材側へ入れられる力が
働くと、弾性片が変形させられて雄部材が雌部材から外
れてしまう恐れもあった。
【0007】この発明は、上記従来の技術に鑑みてなさ
れたもので、雄部材と雌部材の係合が確実で、着脱時の
操作性が良いバックルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のバックルは、
互いに連結される部材の一方に取り付けられる雄部材と
他方に取り付けられる雌部材とから成り、上記雄部材に
は、上記雌部材へ挿入される板状の挿入片と、上記挿入
片の先端に設けられた係止部とが設けられ、上記雌部材
には、上記係止部が挿入され係合する被係止部が設けら
れ、上記雄部材と雌部材と別体又は一体にその一方に揺
動可能に設けられた弾発係合片とを備え、上記係止部と
被係止部の各係止面と被係止面は、その係合動作方向が
互いに連結される部材の引張方向に対して交差するとと
もに、上記係止部を上記被係止部に係合させる際の係止
面と被係止面の係合先端部は係合終端部よりも、相対的
に各々雄部材と雌部材の各基部側に位置するように設け
られている。そして、上記弾発係合片には、上記係止部
と被係止部の少なくとも一方を係合動作方向に付勢しそ
の係合状態を保持させる掛止部が設けられている。
【0009】また、上記掛止部は、上記弾発係合片の一
端部に形成され、この一端部の側方に突出した掛止突起
を有し、上記雄部材と上記雌部材が係合状態で、上記掛
止部に対向する上記雄部材又は雌部材の所定位置に、上
記掛止突起が係合する凹部等からなる係合部が形成され
ている。
【0010】さらに、上記弾発係合片は、上記係止部と
被係止部の係合方向にわずかに摺動可能に設けられ、上
記係止部が上記被係止部がら外れる方向に摺動すると、
上記係止部と被係止部の係合が外れる前に上記弾発係合
片がわずかに摺動し、掛止部の側方に形成されたストッ
パ部が上記雄部材又は雌部材の受部に当接し、上記係止
部と上記被係止部の係合が外れるのを阻止するものであ
る。
【0011】上記弾発係合片には、その一側面より突出
し上記弾発係合片を収容した収容部から露出した操作部
が形成されている。上記弾発係合片の操作部は、上記本
体の側方に一部が突出した押圧端部を有し、上記雄部材
と上記雌部材の係合を解除する際に上記操作部を上記付
勢力に抗して揺動させ、上記操作部の押圧端部が上記雄
部材と雌部材の一方を押し出し、上記雄部材と上記雌部
材との係合を解除させる。
【0012】この発明のバックルは、上記雄部材と上記
雌部材が連結する際、上記雄部材の上記係止部は上記雌
部材の上記被係止部の開口部から挿入されて係合し、上
記弾発係合片は、上記掛止部により上記被係止部に上記
係止部が挿入されるように作用する。また、上記雌部材
が上記雄部材から外れる方向に力が加わったとき、上記
弾発係合片に形成されたストッパ部が、上記雄部材と雌
部材の何れかの受部に当接し、上記雌部材が上記雄部材
から抜けないように保持する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て、図面に基づいて説明する。図1〜図8は、この発明
の第一実施形態を示すもので、この実施形態のバックル
は図示しないベルトの一端に取り付けられる樹脂製の雄
部材10と、そのベルトの他端や図示しない部材の取り
付け片に取り付けられて雄部材10が挿入され係合する
樹脂製の雌部材42とからなる。
【0014】雄部材10には、基部12から突出した挿
入片14が形成されている。挿入片14は、図7、図8
に示すように左右非対称の略三角形状に形成され、挿入
片14の先端部には、挿入片14の表裏面より各々側方
に突出して形成された係止部16が形成されている。係
止部16は、挿入片14の面と平行な方向の形状が長円
状で、基部12との間は、雌部材42が位置する部分と
なる挿入部18と、後述する弾発係合片30が挿入され
る空間を形成する挿入部20とからなる。
【0015】係止部16の基部12側の側縁部には、雌
部材42の後述する被係止面54に係止する係止面22
が挿入片14の表裏面側に各々形成され、各係止面22
は、基部12に対向する平面で、挿入片14側から基部
12側に向かって互いに離れる方向に傾斜している。ま
た、係止部16の各係止面22の長手方向は、その係合
動作方向が、雄部材10と雌部材42とが互いに連結さ
れた状態でその引張方向と交差するとともに、係止部1
6を被係止部52に係合させる際の係止面22の係合先
端部は係合終端部よりも、相対的に雄部材10の基部1
2側に位置して形成されている。
【0016】雄部材10の基部12には、挿通片14の
上面又は下面と平行に、棒状のベルト取付部23が設け
られている。雄部材10の基部12の一方の側には、挿
入片14と平行に突出し挿入片14の面積の約半分を覆
う上面部24が設けられ、上面部24は曲線で形成され
た矩形状で、二辺は基部12と一体で、その他の二辺に
囲まれた角部付近には長円の透孔26が形成されてい
る。なお、挿入片14の挿入部20には、図8に示すよ
うに、透孔26と対向する位置に透孔26と同じ形状の
透孔27が形成されている。そして、上面部24と挿入
片14の間には収容部28が形成され、収容部28の中
には後述する弾発係合片30が収納される。
【0017】弾発係合片30は、略矩形状の平板である
本体32を有し、本体32の一端部には本体32の側縁
部に一部が突出するわずかに凸状に湾曲した操作部34
が形成され、操作部34の突出した一方の端部には、本
体32とほぼ平行で先端が外側にわずかに膨出した弾発
部36が形成されている。本体32の他端部は、弾発部
36と反対側に掛止部38が形成され、掛止部38の一
端部には、側方に突出する掛止突起41が突設されてい
る。
【0018】本体32の端部であって掛止部38の基端
部には、本体32側に落ち込んだ小さい段部からなるス
トッパ部39が設けられている。さらに、本体32の中
央付近には、本体32の両面で本体32の厚み方向に各
々突出する円柱状の軸部40が各々形成されている。
【0019】弾発係合片30は、雄部材10の収容部2
8内に入れられ、このとき弾発部36は雄部材10の基
部12付近に当接し、各軸部40は上面部24の透孔2
6と挿入片14の透孔27に嵌合され、回動可能である
とともにわずかに摺動可能に設けられている。収容状態
で、弾発係合片30の操作部34は、雄部材10の上面
部24の外側に露出している。
【0020】雌部材42は、ベルト取り付け部58が設
けられた基部44から互いに平行に形成された上面部4
6と下面部48を有し、図5、図6等に示すように同じ
形状で略三角状に形成されている。上面部46と下面部
48の間の空間は雄部材10の挿入片14及び係止部1
6が収容される収容部50となる。収容部50の間隔は
雄部材10の挿入片14と係止部16がわずかなゆとり
を有して嵌合されるもので、上面部46と下面部48の
互いに対向する面には、雄部材10の係止部16が嵌合
される凹部である被係止部52が、上面部46と下面部
48の側縁に連通して形成されている。
【0021】被係止部52の互いに対向する部分は挿入
片14が挿通される挿通部53が設けられ、雄部材10
の係止面22に対向する内側面には、その係止面22に
嵌合される被係止面54が形成されている。被係止面5
4は、係止面22の傾斜面に対応して、先端縁部から側
方に向かって互いに離れる方向に開いた面に形成されて
いる。被係止部52の被係止面54の長手方向は、係止
部16との係合動作方向が、互いに連結される雄部材と
雌部材42の引張方向に対して交差するとともに、係止
部16を被係止部52に係合させる際の被係止面54の
係合先端部は係合終端部よりも、相対的に雌部材42の
基部44側に位置して形成されている。雌部材42の上
面部46の被係止部52の一側縁部には、弾発係合片3
0の掛止部38に形成された掛止突起41が係合する凹
部である係合部56が形成されている。
【0022】次にこの実施形態のバックルの動作作用に
ついて、図1〜図4に基づいて説明する。まず、雄部材
10を雌部材42に装着するには、図2に示すように雄
部材10の挿入片14の挿入部18側を雌部材42の挿
通部53に挿通し、雌部材42の上面部46及び下面部
48の各先端部46a,48aを雄部材10に重ねるよ
うにする。このとき雄部材の挿入片14と係止部16
は、雌部材42の収容部50に入れられる。さらに雄部
材10の係止面22と雌部材42の被係止面54が互い
に対面するように各々摺動させ、図3に示すように係止
部16の側縁部が被係止部52の内側面に当接する位置
にセットする。
【0023】このとき、図2に示すように、上面部46
の先端部46aが弾発係合片30の本体32の側面32
aと操作部34の押圧端部34aに当接するように摺動
し、弾発係合片30は軸部40を中心に雄部材10に対
して図面上で右回りに回動し、弾発係合片30の掛止部
38の掛止突起41が、雌部材42の係合部56に係合
する。この状態では、弾発係合片30の弾発部36は、
雄部材10の収容部28の内側面28aに当接して圧縮
状態で弾性変形し、弾発部36の弾発力により掛止部3
8の掛止突起41は、係合部56の内側面に押しつけら
れ、図3に示すように確実な係止状態となる。
【0024】ここで、係止部16の係止面22の長手方
向が基部12に対して斜めに形成され、同様に、被係止
部52の被係止面54の長手方向は、収容部50の開口
に向かって基部44に近付く方向に斜めに形成されてい
る。これにより、雄部材10と雌部材42に互いに引張
方向の力がかかると、係止部16は被係止部52内に入
り込むように力が作用する。また、係止面22と被係止
面54がクサビ状に斜めに各々形成されているので、雄
部材10と雌部材42に互いに引張方向の力がかかる
と、雌部材42の上面部46と下面部48を互いに引き
寄せるように力が作用する。これにより、雄部材10や
雌部材42が変形して破損し、係合が外れることが生じ
にくい。
【0025】このバックルが係止状態の時、雌部材42
の上面部46の先端部46aは、雄部材10の係止部1
6と、弾発係合片30の掛止部38に挟まれて、確実に
係止される。そして、雌部材42と雄部材10の係合が
外れる方向、つまり雌部材42の被係止面54と雄部材
10の係止面22が平行に摺動する方向に力が加わる
と、図4に示すように弾発係合片の軸部40は、雄部材
10の透孔26の図面上で上側に移動し、弾発係合片3
0のストッパ部39が、雄部材10の収容部28の内側
面28aの角部分の受部43に係合し、弾発係合片30
の掛止部38は、雄部材10の挿入部18内に位置した
状態でロックされ、雌部材42の上面部46先端部46
aは雄部材10から抜けなくなる。そして、雌部材42
と雄部材10の係合が外れる方向の力が解除されたと
き、弾発係合片30の弾発部36の弾発力によりもとの
位置に戻る。
【0026】このバックルの連結を解除するときは、ま
ず弾発係合片30の操作部34を図面上で右側に押す様
にしつつ反時計周りに回動させ、弾発係合片30を軸部
40を中心に雄部材10に対して回動させ、弾発係合片
30の掛止部38を雄部材10の収容部28内に収容す
る。それと同時に、操作部34の押圧端部34aが雌部
材42の上面46の先端部46aを押圧し、雌部材42
を雄部材10から外す。
【0027】この実施形態のバックルによれば、雄部材
10と雌部材42の係合を保持するストッパとなる弾性
係合片30が設けられているため、不用意に連結が解除
されることがなく、安全である。さらに、弾発係合片3
0は、雄部材10と雌部材42の係合時には弾発力によ
り雌部材42を付勢して、確実に係合を維持することが
できる。しかも、弾発係合片30は、雄部材10に対す
る回動位置によってロック状態及び解除状態となり、操
作部34を押すだけでその切り替えが可能なため、操作
が簡単で取り扱いが容易である。特に、操作部34を押
すとその押圧端部34aが雌部材42の上面46の先端
部46aを押圧して、雌部材42を押し出すので、係合
のロック解除と係合自体の解除を一連の動作で行うこと
ができ、操作性が極めて良い。
【0028】次に、この発明の第二実施形態について、
図9、図10を基にして説明する。ここで、上記実施形
態と同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。
この実施形態のバックルは、雌部材42の収容部50
に、弾発係合片30が収容されているものである。収容
部50の両側壁には、円形の透孔60が形成され、弾発
係合片30の軸部40を軸支する。
【0029】この実施形態の弾発係合片30は、V字状
に形成されV字の中央部に軸部40が位置し、一方の先
端部に掛止部38が設けられている。掛止部38には、
掛止突起41が一側端部に突設され、雄部材10の係止
部16の側方に形成された段部からなる係合部56に係
合可能に設けられている。また、弾発係合片30の他方
の端部は弾発部36として収容部50の内側面に当接
し、掛止部38に付勢力を付与する。
【0030】掛止部38の側面には、操作部34が突出
して形成され、雌部材42に形成された収容部50の側
壁より露出している。係合解除操作に際しては、操作部
34を図10の仮想線に示すように、弾発係合片30を
弾性変形させながら移動させることにより、掛止突起4
1の係合部56のとの係合が解除される。これにより、
雄部材10と雌部材42とが、各々の係合を解除させる
べく移動可能となる。
【0031】なお、この発明のバックルは上記実施形態
に限定されるものではなく、図11に示すように、弾発
係合片30が雌部材42と一体に形成されていても良
い。この場合の動作作用は上記第二実施形態と同様であ
り、同様の操作により雄部材10と雌部材42の係合及
び係合解除を行うことができる。これにより組み立て工
数等が削減させれる。なお、図11において、上記実施
形態と同様の部材は同一符号を付して説明を省略する。
さらに、弾発係合片30は、雄部材10に一体に形成さ
れていても良い。
【0032】また、係止部や被係止部の形状、弾発係合
片の形状等も適宜変更可能である。さらに、弾発係合片
は、雄部材または雌部材の何れに設けられても良く、雄
部材と雌部材との係合状態において、係合状態を維持す
る方向に付勢力を与えるものであれば良い。
【0033】
【発明の効果】この発明のバックルは、雄部材と雌部材
が係合状態の時に、雄部材または雌部材の何れか一方の
内側に設けられた弾発係合片が、対応する雄部材または
雌部材の何れか他方の一部に係止され、確実に係合状態
を維持することができる。また、係合状態を解除する際
は、弾発係合片を揺動させる簡単な操作で係合解除可能
となる。
【0034】また、弾発係合片に、押圧端部を設けた場
合、操作部の揺動にともなって、雄部材と雌部材の一方
を押し出すように操作され、簡単な動作で係合解除を行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のバックルの第一実施形態の分解斜視
図である。
【図2】この実施形態のバックルの雄部材と雌部材を係
合させる際の状態を示す横断面図である。
【図3】この実施形態のバックルの雄部材と雌部材が係
合した状態を示す横断面図である。
【図4】この実施形態のバックルの雄部材と雌部材の係
合がロックされた状態を示す部分横断面図である。
【図5】この実施形態のバックルの雌部材の平面図であ
る。
【図6】図5のA−A線断面図である。
【図7】この実施形態のバックルの雄部材の平面図であ
る。
【図8】図7のB−B線断面図である。
【図9】この発明のバックルの第二実施形態の分解斜視
図である。
【図10】この発明の第二実施形態のバックルの雄部材
と雌部材を係合させた状態を示す横断面図である。
【図11】この発明のバックルさらに他の実施形態の雄
部材と雌部材を係合させた状態を示す横断面図である。
【符号の説明】
10 雄部材 12,44 基部 14 挿入片 16 係止部 18,20 挿入部 22 係止面 23,58 ベルト取付部 24,46 上面部 28,50 収容部 30 弾発係合片 32 本体 34 操作部 34a 押圧端部 36 弾発部 38 掛止部 39 ストッパ部 41 係止突起 42 雌部材 43 受部 52 被係止部 54 被係止面 56 係合部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに連結される部材の一方に取り付
    けられる雄部材(10)と他方に取り付けられる雌部材
    (42)とから成り、 上記雄部材(10)には、上記雌部材(42)へ挿入さ
    れる板状の挿入片(14)と、上記挿入片(14)の先
    端に設けられた係止部(16)とが設けられ、 上記雌部材(42)には、上記係止部(16)が挿入さ
    れ係合する被係止部(52)が設けられ、 上記雄部材(10)と雌部材(42)の一方に揺動可能
    に設けられた弾発係合片(30)を備え、 上記係止部(16)の各係止面(22)と被係止部(5
    2)の被係止面(54)は、その係合動作方向が上記互
    いに連結される部材の引張方向に対して交差するととも
    に、上記係止部(16)を上記被係止部(52)に係合
    させる際の係止面(22)と被係止面(54)の係合先
    端部は係合終端部よりも相対的に各々上記雄部材(1
    0)と雌部材(42)の各基部(12,44)側に位置
    するように設けられ、 上記弾発係合片(30)には、上記係止部(16)と被
    係止部(52)の少なくとも一方を係合動作方向に付勢
    しその係合状態を保持させる掛止部(38)が設けられ
    ていることを特徴とするバックル。
  2. 【請求項2】 上記掛止部(38)は、上記弾発係合
    片(30)の一端部に形成され、この一端部の側方に突
    出した掛止突起(41)を有し、上記雄部材(10)と
    上記雌部材(42)が係合状態で上記掛止部(38)に
    対向する上記雄部材(10)又は雌部材(42)の所定
    位置に、上記掛止突起(41)が係合する係合部(5
    6)が形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    バックル。
  3. 【請求項3】 上記弾発係合片(30)は、上記係止
    部(16)と被係止部(52)の係合方向にわずかに摺
    動可能に設けられ、上記係止部(16)が上記被係止部
    (52)がら外れる方向に摺動すると、上記弾発係合片
    (30)が摺動し、上記係止部(16)と被係止部(5
    2)の係合が外れる前に、上記掛止部(38)の側方に
    形成されたストッパ部(39)が上記雄部材(10)又
    は雌部材(42)の受部(43)に当接し、上記係止部
    (16)と上記被係止部(52)の係合が外れるのを阻
    止することを特徴とする請求項1又は2記載のバック
    ル。
  4. 【請求項4】 上記弾発係合片(30)には、その一
    側面より突出し上記弾発係合片(30)を収容した収容
    部(28)から露出した操作部(34)が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のバックル。
  5. 【請求項5】 上記弾発係合片(30)の操作部(3
    4)は、上記本体(32)の側方に一部が突出した押圧
    端部(34a)を有し、上記雄部材(10)と上記雌部
    材(42)の係合を解除する際に上記操作部(34)を
    上記付勢力に抗して揺動させ、上記操作部(34)の押
    圧端部(34a)が上記雄部材(10)と雌部材(4
    2)の一方を押し出し、上記雄部材(10)と上記雌部
    材(42)との係合を解除させることを特徴とする請求
    項4記載のバックル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100426324B1 (ko) * 2000-07-12 2004-04-08 가부시키가이샤 니프코 버클
JP2014136161A (ja) * 2013-01-16 2014-07-28 Flexi-Bogdahn Technik Gmbh & Co Kg 線状要素を連結するための差込固定具およびこのような差込固定具を備えた動物用つなぎ紐

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