JPH11243529A - 記録媒体及び画像信号符号化装置 - Google Patents

記録媒体及び画像信号符号化装置

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JPH11243529A
JPH11243529A JP4562998A JP4562998A JPH11243529A JP H11243529 A JPH11243529 A JP H11243529A JP 4562998 A JP4562998 A JP 4562998A JP 4562998 A JP4562998 A JP 4562998A JP H11243529 A JPH11243529 A JP H11243529A
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田 基 晴 上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体に追加記録を行なう場合に、すでに
符号化された画像との連続性を保証し、かつ画質劣化の
少ない符号化処理を行なう。 【解決手段】 ディジタル化された画像信号に対して可
変長符号化処理を施し、その結果生成された情報を記録
媒体16に記録する画像信号符号化装置において、符号
化開始時に記録媒体16の所定のエリアに記録された制
御用パラメータを読み取り、その制御用パラメータを初
期パラメータとして符号化処理を行なわせ、かつ、符号
化終了時に記録媒体の所定のエリアに最終的な制御用パ
ラメータを記録して符号化処理を終了させる符号化パラ
メータ処理回路32,34を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に高能率
符号化された画像情報の追加記録を行なう装置におけ
る、記録媒体及び画像信号符号化装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル化された画像信号に対
して高能率符号化による圧縮された情報を光ディスクや
磁気媒体等のメディアに記録し、この記録メディアを再
生した情報に対して復号処理を行ない画像信号を復元し
再生する、記録再生システムが開発・実用化されてい
る。このようなシステムの代表的なものとして、現在D
VD−VIDEOが商品化されている。DVD−VID
EOは、動画像の高能率符号化方式の国際規格であるM
PEG2を用い、高密度な光ディスクに圧縮情報を記録
することによって、2時間を超える画像データを1枚の
ディスクに記録することができる。
【0003】MPEG2等の画像フレーム間の予測処理
を用いた高能率符号化を実現する符号化装置として、図
5に示すような構成のものが知られている。入力された
ディジタル画像信号はフレームメモリ2に記録され、符
号化シンタックスに従って符号化される順番に並べ替え
を行なうため遅延される。フレームメモリ2から出力さ
れたディジタル信号は、基準フレームにおいては2次元
ブロック変換回路4で垂直方向N画素・水平方向M画素
(通常N,Mは8)の2次元ブロックに変換される。変
換されたデータに対して直交変換回路6でDCT変換処
理が施され量子化回路8に送られる。量子化回路8にお
いて量子化されたDCT変換係数に対し、符号化回路1
0において、符号化テーブル12の係数に対応したアド
レスを参照することにより可変長または固定長の符号化
が行われ、マルチプレクサ14により上記符号化データ
と画面内でのブロックの場所等を示す付加情報とが多重
化され、ビットストリームとして記録媒体16、例えば
光ディスクに出力される。
【0004】以上の符号化処理と共に、量子化回路8で
量子化されたDCT変換係数は逆量子化回路18、逆直
交変換回路20においてそれぞれ逆量子化及び逆DCT
変換が行われ、さらにデブロック回路22で非ブロック
化され、符号化ビットストリームが復号された状態の画
像信号に復元されて、予測メモリ24に格納される。
【0005】続いて予測フレーム24においては、フレ
ームメモリ2から出力される画像と予測メモリ24に格
納されている画像との間での動きベクトルが動きベクト
ル検出回路26によって求められる。動きベクトル検出
回路26は一般的にブロックマッチングにより求めら
れ、符号化する画像と予測メモリ24の画像をそれぞれ
2次元ブロック化し、画素毎の差分絶対値総和(もしく
は差分二乗総和)の最も小さいブロックに対する画面内
の動き成分を動きベクトルとして出力する。この出力さ
れた動きベクトルにより、予測ブロックが動き補償予測
回路28により予測メモリ24から切り出される。動き
補償予測回路28では予測モードの選択を行ない、符号
化する画像ブロックとの差分を2次元ブロック変換回路
4に送り出す。以降は、前記フレームの各ブロックと同
様の処理が行なわれ、DCT変換係数が動きベクトルや
予測モードと共にビットストリームとして出力される。
【0006】符号量の制御に関しては、出力されたスト
リームの符号量がレートコントロール回路30において
目標とする符号量との比較が行なわれ、目標符号量に近
づけるために量子化回路8の量子化の細かさ(量子化ス
ケール)を制御する。MPEG2の場合では基準フレー
ム(Iピクチャ)と2種類の予測フレーム(Pピクチ
ャ:片方向予測、Bピクチャ:両方向予測)の3種類の
情報量の異なるピクチャタイプが存在するため、予め設
定された符号化レートに対して、3つのピクチャタイプ
の性質と出現頻度を用いて、各フレームに対する目標符
号量を算出する。
【0007】例えば、ある一定時間に割り与えられる総
符号量をR、一定時間内のI,P,B各ピクチャのフレ
ーム数をNI,NP,NB、また直前の各ピクチャの符
号量をSI,SP,SB、その時の量子化スケールの平
均値をQI,QP,QBとすると、乗算記号(乗算演算
子)を*として、 XI=SI*QI XP=SP*QP XB=SB*QB …(式1) 上記XI,XP,XBが符号化難易度を表わす値とな
り、これから処理を行なうピクチャに対しては、この比
率を用いて符号量を割り振ることにより、目標符号量を
設定することができる。各ピクチャタイプの目標符号量
をTI,TP,TBとすると、 TI=R*XI/{(NI*XI)+(NP*XP)/KP +(NB*XB)/KB} TP=R*XP/{(NP*XI)*KP+(NP*XP) +(NB*XB)*KP/KB} TB=R*XB/{(NI*XI)*KB+(NP*XP)*KB/KP +(NB*XB)} …(式2) と算出することができる。なお、ここで、KP,KB
は、それぞれP,Bに対する符号化処理を考慮した重み
とする。
【0008】ここで、先行する画像の複雑さ(アクティ
ビティ)を予め算出しておき、そのアクティビティ値を
各フレームに対する目標符号量の割り当てに反映させる
と、制御能力を高めることができる。
【0009】例えば、各フレームタイプの直前のアクテ
ィビティをAI,AP,ABとし、これから符号化する
画像のアクティビティがCAであった場合、これから符
号化するフレームのフレームタイプの符号化難易度を、 XI=XI*CA/AI XP=XP*CA/AP XB=XB*CA/AB …(式3) と更新することにより、これから符号化する画像の複雑
さが符号量割り当てに反映され、画質の安定したストリ
ームを出力することができる。
【0010】目標符号量は、復号装置のストリームバッ
ファを仮想的にシミュレートして、バッファのオーバー
フロー/アンダーフローが起きないように制限される。
量子化回路8における量子化スケールは、スケールと出
力符号量とが一般的にほぼ反比例の関係にあることを利
用して、各ピクチャタイプ毎に目標符号量に対する量子
化スケール値CQを例えば以下のような計算式で求め、
量子化処理を行なう。
【0011】 CQ=XI/TI (Iピクチャの場合) =XP/TP (Pピクチャの場合) =XB/TB (Bピクチャの場合) …(式4) 符号化開始時には、基準となる画像がないため、一般的
な画像を考慮したパラメータが初期値としてセットされ
る。そのため符号化開始時には符号量の制御能力が落ち
るが、処理が進むと安定した制御を実現することができ
る。
【0012】ピクチャ内での各ブロックでは、ブロック
毎に目標符号量に近づく方向に量子化スケールを変動さ
せることによって、目標符号量内に符号化ビットストリ
ームを抑える。固定転送レート符号化の場合に、細かい
量子化スケールを用いても符号化ストリームの量が設定
した符号化レートに満たない場合には、1つのピクチャ
の区切りを示すヘッダコードの前に足りない符号量分の
スタッフィングビットを詰め込むことにより、設定した
符号化レートに合わせる。
【0013】DVDビデオ等の読み出し専用記録媒体に
対しては、記録イメージを作成してプレスすることによ
り生産されるため、一度に全てのデータエリアに画像情
報が記録される。しかしながら、読み書き両用記録媒体
においては、一度に全てのデータエリアに記録する必要
は無く、必要に応じて追加記録を行なったり、符号化ス
トリームの途中から編集記録することが可能である。ビ
デオカメラ等の用途に使用する場合には、同一場所での
撮影であっても構図を変更するために記録の一時停止を
行なうことがあり、またバッテリー等を交換するために
は一時的に電源をオフにしたりする必要がある。このよ
うな場合に、すでに記録された画像情報とこれから記録
する画像情報を同一シーケンスとして再生させたい場合
には、仮想ストリームバッファの制御を迫記される符号
化処理に引き継ぐ必要がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】追加記録を行なう場合
に、すでに記録されている符号化ストリームから、仮想
ストリームバッファの制御を行なうためには、ストリー
ムに記録されている仮想バッファの大きさ、符号化レー
トを読み取ると共に、最後のフレームのストリームの先
頭を検出して、へッダ情報に記録されている仮想バッフ
ァのバッファ位置を読み込み、更に最後のフレームに要
した符号量と、符号化レート、仮想バッファの大きさか
ら、符号化終了時の仮想バッファの位置を計算し、その
値を初期値として符号化処理を行なう必要がある。その
ため、符号化開始時に特別な処理を必要とする欠点があ
った。また、すでに符号化された画像信号の符号化時に
用いられた制御バラメータはストリーム上には記録され
ていないため、迫加記録時にパラメータが初期化され入
力画像信号の特性に追従するまでに、数フレームの符号
化処理を必要とし、特に、すでに記録された画像と特性
の似ている画像の符号化処理を行ない追加記録をする場
合に、繋ぎ目の部分で瞬間的に画質を劣化させる欠点が
あった。
【0015】本発明は上記問題を解決するためになされ
たものであり、追加記録を行なう場合に、すでに符号化
された画像との連続性を保証し、かつ画質劣化の少ない
符号化処理を行なう、記録媒体及び画像信号符号化装置
を提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、ディジタル化された画像信
号に対して、可変長符号化処理を施された信号を記録す
る記録媒体であって、一時記憶のためのデータエリアを
持ち、このデータエリアに可変長符号化処理に用いられ
る制御用パラメータが記録されていることを特徴とする
ものである。
【0017】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
記録媒体において、制御用パラメータは、符号化処理を
行なった際の復号装置の仮想バッファの位置、仮想バッ
ファの大きさ、符号化レート、符号化制御方法を示す情
報、及び追加記録可能な記録エリアの先頭アドレスを示
す情報のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする
ものである。
【0018】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載の記録媒体において、制御用パラメータは、符号化
装置の内部で符号量を制御するためのパラメータを含む
ことを特徴とするものである。
【0019】請求項4に係る発明は、請求項1,2又は
3に記載の記録媒体において、制御用パラメータは、符
号化装置の機種を認識することのできるパラメータを含
むことを特徴とするものである。
【0020】請求項5に係る発明は、ディジタル化され
た画像信号に対して可変長符号化処理を施し、その結果
生成された情報を記録媒体に記録する画像信号符号化装
置において、符号化開始時に記録媒体の所定のエリアに
記録された制御用パラメータを読み取り、その制御用パ
ラメータを初期パラメータとして符号化処理を行なわ
せ、かつ、符号化終了時に記録媒体の所定のエリアに最
終的な制御用パラメータを記録して符号化処理を終了さ
せる符号化パラメータ処理手段を備えたことを特徴とす
るものである。
【0021】請求項6に係る発明は、請求項5に記載の
画像信号符号化装置において、制御用パラメータは、符
号化処理を行なった際の復号装置の仮想バッファの位
置、仮想バッファの大きさ、符号化レート、符号化制御
方法を示す情報、及び追加記録可能な記録エリアの先頭
アドレスを示す情報のうちの少なくとも一つを含むこと
を特徴とするものである。
【0022】請求項7に係る発明は、請求項5又は6に
記載の画像信号符号化装置において、制御用パラメータ
は、符号量を制御するための内部パラメータを含むこと
を特徴とするものである。
【0023】請求項8に係る発明は、請求項5に記載の
画像信号符号化装置において、符号化パラメータ処理手
段は、符号化装置の機種を認識することのできるパラメ
ータを記録再生すると共に、再生された機種を示すパラ
メータ及び符号量制御のための内部パラメータを入力と
して制御用パラメータに変換するパラメータ再生変換手
段を含むことを特徴とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は、本発明
の画像信号符号化装置の第一の実施の形態を示すもので
ある。この画像信号符号化装置は、フレームメモリ2、
2次元ブロック変換回路4、直交変換回路6、量子化回
路8、符号化回路10、符号化テーブル12、マルチプ
レクサ14、逆量子化回路18、逆直交変換回路20、
デブロック回路22、予測メモリ24、動きベクトル検
出回路26、動き補償予測回路28、レートコントロー
ル回路30、符号化パラメータレジスタ32、及び符号
化パラメータ記録再生回路34により構成されている。
これらの要素のうち、フレームメモリ2からレートコン
トロール回路30までの装置部分に関しては、図5を参
照して説明した従来装置と同様であり、その説明は省略
する。
【0025】マルチプレクサ14では多重化したビット
ストリームを記録媒体16に出力し記録すると共に、記
録されたストリームの発生符号量をカウントしてレート
コントロール回路30に出力する。レートコントロール
回路30では、設定された符号化レートと発生符号量と
ピクチャタイプ(Iピクチャ又はPピクチャ又はBピク
チャ)から、次のフレームの符号化の目標符号量を算出
し、量子化スケールを決定して量子化回路8へ出力す
る。ここで、目標符号量算出に用いられるパラメータ
は、本発明に従い符号化パラメータレジスタ32に記憶
される。符号化コントロールが従来例で示されたような
方式で行われる場合には、記憶されるパラメータは、符
号化難易度を示す各ピクチャP,I,B毎のパラメータ
XI,XP,XB、一定時間に割り当てられる総符号量
を表わすR、一定時間内のフレーム総数を示すN(=N
I+NP+NB)、各フレームタイプの最後のピクチャ
のアクティビティAI,AP,AB、仮想バッファの大
きさVS、仮想バッファの現在の位置VC等である。上
記パラメータはピクチャ毎に必要に応じて参照され、ま
た更新される。
【0026】符号化処理の終了時には、符号化パラメー
タ記録再生回路34が、記録媒体16の符号化データエ
リア以外の特定のエリアに上記パラメータを記録して処
理を終了する。記録媒体のパラメータが記録されるエリ
アのデータフォーマットの一例を図2に示す。記録エリ
アの最初の位置にあるリードイン部40に続き、ディス
ク情報等が書かれているデータトラック42が存在す
る。ここには、媒体のID情報すなわちディスク識別情
報420、ファイルフォーマット情報すなわちディスク
管理情報422、再生開始ポイント情報424等を定義
するへッダエリアが存在する。このヘッダエリアの次に
上記パラメータが記録される符号化制御情報エリア42
6を設ける。ここで説明する符号化制御情報エリア42
6には、制御用パラメータのためのヘッダA1(32ビ
ット)に続き、追加記録を行なうディスクエリアの先頭
位置を示す追加記録先頭位置エリアA2(32ビッ
ト)、総符号量Rを示すRエリアA3(16ビット)、
仮想バッファの大きさVSを示すVSエリアA4(16
ビット)、仮想バッファの位置VCを示すVCエリアA
5(16ビット)、一定時間内の各ピクチャのフレーム
総数を示すNエリアA6(8ビット)、Iピクチャの符
号化難易度XIを示すXIエリアA7(12ビット)、
Pピクチャの符号化難易度XPを示すXPエリアA8
(12ビット)、Bピクチャの符号化難易度XBを示す
XBエリアA9(12ビット)、各フレームタイプの最
後のIピクチャのアクティビティAIを示すAIエリア
A10(12ビット)、同様にPピクチャのアクティビ
ティAPを示すAPエリアA11(12ビット)、Bピ
クチャのアクティビティABを示すABエリアA12
(12ビット)の順で記録される。このデータエリアの
後に、符号化情報が記録される符号化ストリームトラッ
ク44,46,48が存在する。
【0027】符号化開始時には、まず制御用パラメータ
を示すへッダA1を探索し、追加記録先頭位置A2の内
容を読み込み、その場所に記録位置を移動させる。ま
た、符号化パラメータ記録再生回路34は、上記制御用
パラメータを読み込み、符号化パラメータレジスタ32
に記録する。この符号化装置は、通常の符号化処理と同
様に符号化パラメータレジスタ32を参照して符号化処
理を開始する。
【0028】このようにして、すでに符号化された画像
情報の制御用パラメータを読み込み追加記録を行なうこ
とにより、すでに符号化された画像との連続性を保証す
ることができると共に、符号化開始時のレート制御能力
を向上させることができる。
【0029】(実施の形態2)次に、本発明の第二の実
施の形態を示す符号化装置について説明する。この実施
の形態では、符号化パラメータ記録再生回路34を符号
化パラメータ記録回路36及び符号化パラメータ再生変
換回路38に分離されている。符号化パラメータ記録回
路36においては、第一の実施の形態と同様のパラメー
タと共に、符号化装置の識別を行なうための信号を記録
する。識別信号を制御方法の異なる符号化装置で異なる
信号を記録することにより、すでに記録された画像情報
が、いかなる符号化装置で処理されたかを知ることがで
きる。識別信号は、符号化装置に共通なパラメータ(一
定時間に割り当てられる総符号量R、仮想バッファの大
きさVS及び位置VC)に続いて記録され、以降に符号
化に特有のパラメータが記録される。符号化開始時に、
再生回路は識別信号を読み取り、それに続く制御用パラ
メータを読み取る。識別信号が、自己のものと同様であ
れば、制御パラメ一夕をそのまま符号化パラメータレジ
スタに記憶させ、符号化処理を開始する。自己のものと
異なる識別信号の場合には、制御用パラメータの変換処
理を行ない、使用可能なパラメータを符号化パラメータ
に記憶させ、他のエリアには初期値をセットする。
【0030】異なるアルゴリズムの符号化装置で記録さ
れた画像信号に連続して追加記録を行ないたい場合に、
仮想バッファ等の符号化装置に共通なパラメータは確実
に読み込めるため、符号化ストリームの連続性を確保す
ることができる。また、予め他のアルゴリズムの符号化
装置の認識信号とパラメータの変換規則をメモリ等に貯
えておき、認識信号とパラメータから、符号化処理に必
要なパラメータを生成することにより、異なる装置間に
おいても、符号化制御処理の安定性を向上させることが
できる。
【0031】図2の記録媒体の例においては、記録媒体
の先頭エリアにのみ上記パラメータ記録エリアを設けて
いるが、複数のパラメータ記録エリアを設けることも可
能である。図4に例示するように、編集可能なストリー
ムの単位、例えば符号化ストリーム44に、ストリーム
データB2,B4,B7に先立ちそれぞれパラメータ記
録エリアすなわち制御情報エリアB1,B3,B6を設
けておき、編集ポイントでパラメータを読み取ることに
より、編集処理においても符号化ストリームの連続性と
符号化制御の安定性を実現することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明の記録媒体及び画像信号符号化装
置によれば、符号化終了時にディスク等の記録媒体の特
定エリアに符号量を制御するための各種パラメータを記
録しておき、追加記録や編集処理で符号化処理を行なう
際に、上記パラメータを参照して符号化処理を開始する
ことにより、符号化ストリームを同一シーケンスで扱う
ための仮想バッファ制御処理を容易に実現することがで
きるとともに、符号化開始時のレート制御を安定化させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の符号化装置の第1の実施の形態を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を実現する記録媒体
のデータフォーマットの一例を示す図である。
【図3】本発明の符号化装置の第2の実施の形態を示す
ブロック図である。
【図4】制御データの格納エリアを複数所有する、記録
媒体のデータフォーマットの一例を示す図である。
【図5】従来の画像符号化装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
2 フレームメモリ 4 2次元ブロック変換回路 6 直交変換回路 8 量子化回路 10 符号化回路 12 符号化テーブル 14 マルチプレクサ 16 記録媒体 18 逆量子化回路 20 逆直交変換回路 22 デブロック回路 24 予測メモリ 26 動きベクトル検出回路 28 動き補償予測回路 30 レートコントロール回路 32 符号化パラメータレジスタ 34 符号化パラメータ記録再生回路 36 符号化パラメータ記録回路 38 符号化パラメータ再生変換回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル化された画像信号に対して、可
    変長符号化処理を施された信号を記録する記録媒体であ
    って、一時記憶のためのデータエリアを持ち、このデー
    タエリアに可変長符号化処理に用いられる制御用パラメ
    ータが記録されていることを特徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】前記制御用パラメータは、符号化処理を行
    なった際の復号装置の仮想バッファの位置、仮想バッフ
    ァの大きさ、符号化レート、符号化制御方法を示す情
    報、及び追加記録可能な記録エリアの先頭アドレスを示
    す情報のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする
    請求項1に記載の記録媒体。
  3. 【請求項3】前記制御用パラメータは、符号化装置の内
    部で符号量を制御するためのパラメータを含むことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の記録媒体。
  4. 【請求項4】前記制御用パラメータは、符号化装置の機
    種を認識することのできるパラメータを含むことを特徴
    とする請求項1,2又は3に記載の記録媒体。
  5. 【請求項5】ディジタル化された画像信号に対して可変
    長符号化処理を施し、その結果生成された情報を記録媒
    体に記録する画像信号符号化装置において、符号化開始
    時に記録媒体の所定のエリアに記録された制御用パラメ
    ータを読み取り、その制御用パラメータを初期パラメー
    タとして符号化処理を行なわせ、かつ、符号化終了時に
    前記記録媒体の所定のエリアに最終的な制御用パラメー
    タを記録して符号化処理を終了させる符号化パラメータ
    処理手段を備えたことを特徴とする画像信号符号化装
    置。
  6. 【請求項6】前記制御用パラメータは、符号化処理を行
    なった際の復号装置の仮想バッファの位置、仮想バッフ
    ァの大きさ、符号化レート、符号化制御方法を示す情
    報、及び追加記録可能な記録エリアの先頭アドレスを示
    す情報のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする
    請求項5に記載の画像信号符号化装置。
  7. 【請求項7】前記制御用パラメータは、符号量を制御す
    るための内部パラメータを含むことを特徴とする請求項
    5又は6に記載の画像信号符号化装置。
  8. 【請求項8】前記符号化パラメータ処理手段は、符号化
    装置の機種を認識することのできるパラメータを記録再
    生すると共に、再生された機種を示すパラメータ及び符
    号量制御のための内部パラメータを入力として制御用パ
    ラメータに変換するパラメータ再生変換手段を含むこと
    を特徴とする請求項5に記載の画像信号符号化装置。
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