JPH112428A - 分離型空気調和機 - Google Patents

分離型空気調和機

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Publication number
JPH112428A
JPH112428A JP9155187A JP15518797A JPH112428A JP H112428 A JPH112428 A JP H112428A JP 9155187 A JP9155187 A JP 9155187A JP 15518797 A JP15518797 A JP 15518797A JP H112428 A JPH112428 A JP H112428A
Authority
JP
Japan
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terminal block
air conditioner
separation type
type air
unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP9155187A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Fukuda
功一 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH112428A publication Critical patent/JPH112428A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分離型空気調和機の端子台への電力線の接続
不良によって、端子台内部の電力線のロック端子部が発
熱を繰り返し、ロック端子周囲に位置する難燃性樹脂の
炭化が除々に進行し、最終的にロック端子周囲の難燃性
樹脂が発火に至る。このように発火した場合、端子台内
部の発熱温度の伝播性が悪いため、温度ヒューズが規定
値で動作し、空気調和機本体の制御部にこの情報を伝達
するまでにかなりの時間を要していた。 【解決手段】 本発明の分離型空気調和機は、室内ユニ
ットと室外ユニットとの間を電気的に接続するために用
いられる端子台2の周囲を金属板の防炎カバー4で覆う
と共に、防炎カバー4に温度ヒューズ5を取付けるもの
である。更に、防炎カバー4を着脱可能とすると共に、
防炎カバー4に室内ユニットと室外ユニットとの間を電
気的に接続するユニット間配線3を固定する固定部4a
を形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分離型空気調和機に
関するものであり、特に、分離型空気調和機の室内ユニ
ットと室外ユニットとの間を電気的に接続する電力線の
接続不良から発生する発火に対する防炎カバーの構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の分離型空気調和機において、室内
ユニットと室外ユニットとの間は、電力線及び信号線に
より電気的に接続されている。
【0003】また、電力線及び信号線と各ユニットとの
間の接続部には、図3(a)に示すように、難燃性の樹
脂成型品からなる端子台2が設けられている。さらに、
図3(b)に示すように、端子台2の裏面には、温度ヒ
ューズ5を実装する構造となっていた。
【0004】また、図4に示すように、端子台2には二
本の電力線と一本の信号線とからなるユニット間配線3
が接続されている。さらに、端子台2は電装ボックス表
面に取付られており、ユニット間配線3は配線押さえ1
2によって、電装ボックス表面に固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のような構造にお
いては、電力線の接続不良により端子台2内部の電力線
のロック端子部が発熱を繰り返し、ロック端子周囲に位
置する難燃性樹脂の炭化が除々に進行し、最終的にロッ
ク端子周囲の難燃性樹脂が発火に至る。
【0006】このように発火した場合、その炎は端子台
2の下部より上部に向かって拡大されるが、端子台2の
裏面側に位置する樹脂成型品を介して実装されている温
度ヒューズ5には、端子台2内部の発熱温度の伝播性が
悪いため、温度ヒューズ5が規定値で動作し、空気調和
機本体の制御部にこの情報を伝達するまでにかなりの時
間を要していた。
【0007】また、端子台2の近傍には空気調和機の筐
体を構成する前パネル、後パネル等の可難性樹脂で成型
された機構部品が多数配設されている。そして、温度ヒ
ューズ5が動作するまでの間は、発火した炎は延焼を拡
大し続けるため、前記可難性樹脂で成型された機構部品
への類焼へ至る恐れが多大にあった。
【0008】なお、ここで類焼を防止するために端子台
2近傍に配設される機構部品の樹脂材料として、自己消
火性の難燃材料を用いることも考えられるが、自己消火
性の難燃材料はその材料コストがかなり高くなるため、
実現性が極めて乏しいものであった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の分離型空気調和
機は、図1に示すように、室内ユニットと室外ユニット
との間を電気的に繋ぐユニット間配線を接続する端子台
2の周囲を金属板の防炎カバー4で覆うと共に、防炎カ
バー4に温度ヒューズ5を取付けるものである。
【0010】更に、防炎カバー4を着脱可能とすると共
に、防炎カバー4に室内ユニットと室外ユニットとの間
を電気的に接続するユニット間配線3を固定する固定部
4aを形成するものである。
【0011】上記構成により本発明の分離型空気調和機
は、端子台2の周囲を金属板の防炎カバー4で覆うこと
により、端子台2と電力線との接続不良による端子台2
からの発火時に拡大される炎による他部への類焼を未然
に防止すると共に、発火による温度上昇を金属板の防炎
カバー4に取付けである温度ヒューズ5により瞬敏に感
知し動作させ、分離型空気調和機本体の制御部に情報伝
達することにより、空気調和機を早期に停止させ延焼を
も防止するものである。
【0012】また、分離型空気調和機の据付工事の際
に、ユニット間配線3(電力線及び信号線からなる)の
接続の作業の便宜性を図るため、防炎カバー4を一担空
気調和機本体より外し、作業終了後に、再度、防炎カバ
ー4を取付けることにより端子台2を覆うことができる
と共に、防炎カバー4の固定部4aによりユニット間配
線3の固定をも可能となっている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の分離型空気調和機
の実施の形態を図1乃至図2を用いて説明する。
【0014】図1は本発明の分離型空気調和機に用いる
防炎カバーの取付図であり、1は空気調和機本体におけ
る電装部を格納している電装ボックス、2は電装ボック
ス1に取り付けられる端子台、3は端子台2に接続され
室内ユニットと室外ユニットとの間を電気的に接続する
ユニット間配線である。ユニット間配線3は、二本の電
力線と一本の信号線とから構成される。さらに、4は熱
伝導性のよい金属等から形成され端子台2を覆う防炎カ
バーである。また、防炎カバー4は、その表面に絶縁用
の膜を形成して漏電等を防止している。さらに、防炎カ
バー4には、ユニット間配線3を電装ボックス1に固定
するために、ユニット間配線3を収納して固定する固定
部4aを形成している。
【0015】また、5は防炎カバー4に取り付けられる
温度ヒューズ、6は防炎カバー4を電装ボックス1に固
定するネジ、7は温度ヒューズ5を防炎カバー4に固定
用するネジである。
【0016】図1において、通常、温度ヒューズ5は防
炎カバー4に取付けられており、さらに、防炎カバー4
は空気調和機本体の電装部を格納している電装ボックス
1にネジ6で固定された状態で工場より出荷されてい
る。
【0017】図2は本発明の防炎カバーを実装した空気
調和機の室外ユニットの斜視図である。8は室外ユニッ
トの筐体を構成する前パネル、9は室外ユニットの筐体
を構成する後パネル、10は筐体の側面カバー、11は
側面カバー10を空気調和機本体に固定するネジであ
る。
【0018】次に、上記した防炎カバーの機能について
説明する。図1及び図2において、例えば空気調和機の
据付工事の際に、室内外の電力線及び信号線を端子台2
に接続する場合、ネジ11を外して空気調和機本体の側
面カバー10を取り外した後、防炎カバー4の固定用ネ
ジ6を外すと端子台2が露出して、ユニット間配線3を
構成する電力線及び信号線の端子台2への接続が可能と
なる。
【0019】また、端子台2への接続作業完了後は、再
度防炎カバー4を端子台2に覆せた後これをネジ6で固
定することにより、端子台2の周囲を防炎カバー4を構
成する金属板で密閉することが可能となる。
【0020】例えば、この状態で端子台2に対する電力
線の接続が不十分のまま空気調和機の運転を行うと、端
子台2内部で電力線ロック端子部(図示せず)の接触抵
抗が経時的に増大し発熱量が多くなる。
【0021】そして、電力線ロック端子部の周囲の端子
台2を構成する難燃性樹脂が次第に炭火し、最終的には
発火に至ることが考えられる。また、発火した際に、炎
は端子台2の下部より上部へ向かって拡大することにな
る。しかし、本実施の形態では、発火した場合に端子台
2の周囲には金属板からなる防炎カバー4が固定され、
さらに、前記防炎カバー4には温度ヒューズ5が固定さ
れている。
【0022】そのため、発火した炎の熱は極めて熱伝導
性が優れている金属板からなる防炎カバー4を介して温
度ヒューズ5に短時間で伝導するため、温度ヒューズ5
がごく短時間で発火を検知し通電を遮断することができ
る。これによって、空気調和機本体の制御部に、端子台
2の発火情報を早期に伝達できるため、発火の初期に空
気調和機の運転を停止することが可能である。
【0023】次に、温度ヒューズ5が動作するまでの間
は端子台2は延焼を続けるが、防炎カバー4が端子台2
を覆っているため、発生した炎が空気調和機本体の前パ
ネル8、後パネル9及び側面カバー10への類焼を未然
に防ぐことができる。
【0024】また、一般的に、端子台2に使用する樹脂
材料には、自己消化性の難燃材料を用いているため、温
度ヒューズ5が動作して空気調和機の運転が停止した後
は、炎が急激に低下し短時間で鎮火する。
【0025】なお、本発明の説明に際し室外ユニットの
端子台を例として記載したが、室内ユニットの端子台で
も同様の構造が考えられるのはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】本発明の分離型空気調和機は上記のよう
に構成するものであり、請求項1によれば、室内ユニッ
トと室外ユニットとの間を接続するユニット間配線と端
子台との接続部分で接続不良により端子台より発火に至
った際でも、防炎カバーが端子台の周囲を覆っているた
め、発生した炎の他部への類焼を未然に防止できる。請
求項2によれば、ユニット間配線の取付が容易となる。
【0027】請求項3によれば、金属製の防炎カバーに
温度ヒューズを取り付けたため、極めて短時間で発火を
検知することができる。
【0028】請求項4によれば、防炎カバーには、ユニ
ット間配線の取付け時に、ユニット間配線を固定する固
定部を形成しているため、据付工事の際の作業を簡素化
できるため、作業時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和機の防炎カバーの取付図であ
る。
【図2】図1の防炎カバーを実装した空気調和機の室外
ユニットの斜視図である。
【図3】従来の空気調和機に用いる端子台の構造図で
(a)は正面図,(b)は裏面図である。
【図4】従来の空気調和機に用いる端子台へのユニット
間配線の接続状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 電装ボックス 2 端子台 3 ユニット間配線 4 防炎カバー 4a 固定部 5 温度ヒューズ 8 前パネル 9 後パネル 10 側面カバー 12 配線押さえ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内ユニット及び室外ユニットに設けら
    れる端子台と、該端子台を介して該室内ユニットと該室
    外ユニットとを電気的に接続するユニット間配線とから
    なる分離型空気調和機において、 上記端子台の周囲を金属性の防炎カバーにより覆うこと
    を特徴とする分離型空気調和機。
  2. 【請求項2】 上記防炎カバーを着脱可能とすることを
    特徴とする請求項1に記載の分離型空気調和機。
  3. 【請求項3】 上記防炎カバーに温度ヒューズを取付け
    ることを特徴とする請求項1に記載の分離型空気調和
    機。
  4. 【請求項4】 上記防炎カバーに上記ユニット間配線を
    固定する固定部を形成することを特徴とする請求項1に
    記載の分離型空気調和機。
JP9155187A 1997-06-12 1997-06-12 分離型空気調和機 Pending JPH112428A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9155187A JPH112428A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 分離型空気調和機

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JP9155187A JPH112428A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 分離型空気調和機

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Publication Number Publication Date
JPH112428A true JPH112428A (ja) 1999-01-06

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ID=15600397

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JP9155187A Pending JPH112428A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 分離型空気調和機

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012137203A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機の室外機
KR101234405B1 (ko) 2006-06-15 2013-02-18 엘지전자 주식회사 창문형 공기조화기
CN103547103A (zh) * 2012-07-12 2014-01-29 珠海格力电器股份有限公司 电器盒及具有其的空调器

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KR101234405B1 (ko) 2006-06-15 2013-02-18 엘지전자 주식회사 창문형 공기조화기
JP2012137203A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機の室外機
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