JPH11242713A - 課金方法および課金装置およびソフトウェア利用者システム - Google Patents

課金方法および課金装置およびソフトウェア利用者システム

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JPH11242713A
JPH11242713A JP6042098A JP6042098A JPH11242713A JP H11242713 A JPH11242713 A JP H11242713A JP 6042098 A JP6042098 A JP 6042098A JP 6042098 A JP6042098 A JP 6042098A JP H11242713 A JPH11242713 A JP H11242713A
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JP
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electronic money
billing
unit
amount
software
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JP6042098A
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English (en)
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Takeshi Teramura
健 寺村
Masaaki Hiroya
政彰 広谷
Junji Ito
淳史 伊藤
Akira Muramatsu
晃 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 有料ソフトウェアの利用に対する課金を電子
マネーを利用してかつオフラインで実現する課金装置を
提供することにある。 【解決手段】 課金情報入出力部3101は課金要求を1221
から受信する。課金要求は課金受取者識別子と課金金額
を含む。課金実行部3102は課金情報を受信し、通常電子
マネー保持部3003の電子マネーから課金金額に相当する
分を課金電子マネー保持部3004に移動し、該変更が正常
終了か否か判断し、該判断に応じて1221に課金肯定応答
又は課金否定応答送信し、正常終了の場合は、課金情報
記憶部3103は3102から課金受取者識別子と課金金額を受
信し、課金情報ファイル3104から前記識別子と一致する
識別子を検索し、ファイル内容を更新し、検索できない
場合は課金情報を新たにファイルに登録する。3001が12
10から電子マネーの出力要求を受信したときは、要求分
の電子マネーを3003から入力し、1210に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者による商品
やサービスの利用に応じた課金を行う情報処理装置に関
するものであり、特に、コンピュータプログラム、コン
ピュータデータ、画像データ、音楽データなどの電子的
情報の利用に対して電子マネーによる課金を行う課金方
法、課金装置およびソフトウェア利用者システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、プログラムやコンテンツの販売形
態としては利用者にそれを配布するときに代金を徴収す
るのが一般的であった。ここで、プログラムとはワープ
ロソフトや表計算ソフトなど、利用者の情報処理装置に
おいて実行される電子的情報を指す。コンテンツとは静
止画像データ、動画像データ、音楽データ、音声データ
など利用者の情報処理装置やプログラムに利用される電
子的情報を指す。以下、プログラムとコンテンツを合わ
せてソフトウェアと記す。しかし、上記のような販売形
態には、利用者がソフトウェアをコピーし、それを第3
者に譲渡することによって、第3者がソフトウェア代金
を支払うことなしに利用可能となる問題がある。また、
例えば、CD−ROMに格納された各種ソフトウェアの
一部を利用者が利用し、利用量に応じて代金を支払うと
いった木目細かなソフトウェア代金徴収体系を実現する
ことができないという問題もある。
【0003】このような問題に対して、「超流通」と呼
ばれる概念が提案され、特開昭60−77218号、特
開昭60−191322号、特開昭64−68835
号、特開平02−44447号、特開平04−6412
9号等の各公報に示されている。超流通のコンセプトを
以下に示す。 (1)利用者は無料でソフトウェアを入手する。 (2)利用者の端末には課金装置が設置され利用量に応
じて課金される。 (3)利用者はプリペイドカードデータなど利用可能度
数を持つデータを購入し課金時にはその度数が減じられ
る。
【0004】また、特開平9−73337では超流通方
式の持つ問題点を指摘し、それを解決する装置を示して
いる。超流通方式の問題点の一つとして、料金支払手段
や方法が示されておらず、他の何らかの手段によって利
用代金の徴収や請求が必要となることを指摘している。
その解決手段として、利用者が保有する課金装置に金額
を示す金銭情報が入力される入力手段と、上記入力手段
から入力された金銭情報を判定し、情報提供者から提供
される提供情報の利用を許可する許可信号を出力する判
定手段とを設けることを示している。ここで、課金装置
へ入力される金銭情報としては、実際の金銭(現金)、
テレホンカードのようなプリペイドカード、フロッピー
ディスクおよびICカードやPCMCIAなどに格納さ
れた金銭と等価な電子的情報、を挙げている。電子的な
金銭情報を利用して代金支払いを行う例としては、利用
者の登録情報(口座番号やクレジット番号など)を応用
する方法を示している。まず、利用者側で利用者の登録
情報と利用代金を暗号化して、それを料金分配者や料金
立替者に送る。料金立替者はその情報をもとに利用代金
を決済する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平9−7
3337には以下のような問題がある。 (1)金銭と等価な電子的情報(電子マネー)を用いた
代金課金の具体的実現が示されていない。利用者の口座
番号やクレジット番号を利用して、課金分と同額の代金
を料金立替者(銀行やクレジット会社など)が決済する
方法は示されているが、利用者が保持する電子マネーに
よるソフトウェア利用に対する課金の、具体的な実現は
示されていない。 (2)利用者の口座情報と支払代金情報を課金装置に記
憶し、それを料金立替え者に転送する方法を採っている
ため、利用者は課金装置を破壊あるいは破棄したりする
ことによって、代金支払いを回避することが可能であ
る。
【0006】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であり、以下を目的とする。 (1)電子マネーによるソフトウェア利用課金および課
金した代金の支払いを可能とする装置および方法を提供
する。 (2)ソフトウェア利用時の課金処理をオフラインで実
現可能とする装置および方法を提供する。ここでオフラ
インとは、通信ネットワーク上の他の情報処理装置に利
用者の情報処理装置が接続していない状態を指す。 (3)課金装置の破壊や破棄によって、利用者が利用代
金忘失を回避することを防止する装置および方法を提供
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、電子マネー保持手段を備え、電子マネー
による課金を行う課金装置における課金方法であって、
課金を受け取る者に一意に割り振られた課金受取者識別
子と、課金金額とを外部の装置から受信し、利用者の要
求に応じて電子マネーを出力する第1の電子マネー保持
手段から利用者の要求があっても電子マネーを出力しな
い第2の電子マネー保持手段に、前記課金金額分の電子
マネーを移動し、前記課金受取者識別子と前記課金金額
を対応させて記憶するようにしている。
【0008】また、電子マネー保持手段を備え、電子マ
ネーによる課金を行う課金装置における課金方法であっ
て、課金を受け取る者に一意に割り振られた課金受取者
識別子と、課金金額とを外部の装置から受信し、前記課
金受取者識別子と前記課金金額を対応させて記憶し、電
子マネー引出金額を外部の装置から受信し、前記記憶し
た課金金額の総計を算出し、前記電子マネー保持手段の
保持する電子マネー金額の総計から前記課金金額総計を
減じた値が前記電子マネー引出金額以上の場合に、前記
電子マネー引出金額分の電子マネーを外部装置に出力す
るようにしている。
【0009】また、課金装置であって、電子マネーを保
持する第1の電子マネー保持手段と、前記第1の電子マ
ネー保持手段が保持する電子マネーに関する引出要求金
額を外部の装置から受信する手段と、前記外部装置に対
する電子マネーの出力を実行する手段と、前記第1の電
子マネー保持装置が保持する電子マネーとは別に、電子
マネーを保持する第2の電子マネー保持手段と、課金を
受け取る者に一意に割り振られた課金受取者識別子と、
課金金額とを外部の装置から受信する手段と、前記課金
受取者識別子と前記課金金額を対応させて記憶する課金
情報記憶手段と、第1の電子マネー保持手段が保持する
電子マネーのうち、前記課金金額と同額の電子マネーを
第2の電子マネー保持手段が保持するように変更する手
段と、を有するようにしている。
【0010】また、課金装置であって、電子マネーを保
持する電子マネー保持手段と、課金を受け取る者に一意
に割り振られた課金受取者識別子と、課金金額とを外部
の装置から受信する手段と、前記課金受取者識別子と前
記課金金額を対応させて記憶する課金情報記憶手段と、
前記課金情報記憶手段に記憶される前記課金金額の総計
を計算する手段と、前記電子マネー保持手段が保持する
電子マネーに関する引出要求金額を外部の装置から受信
する手段と、前記電子マネー保持手段が保持する電子マ
ネーの金額総計から前記課金金額総計を減じた値が、前
記電子マネー引出要求金額と同値または上回る場合に前
記外部装置に対する電子マネーの出力を実行する手段
と、を有するようにしている。
【0011】また、配布されたソフトウェアを利用する
ソフトウェア利用者システムであって、ソフトウェアを
実行するソフトウェア利用部と利用許可要求部を有する
実行装置と、課金装置と利用許可応答部を有する利用管
理装置を備え、前記ソフトウェア利用部は実行するソフ
トウェアの指示に応じて課金受取者識別子と課金金額を
有する利用情報を含む利用許可要求を前記利用許可要求
部に出力し、該利用許可要求部から利用肯定応答を受け
たとき前記ソフトウェアの実行を行い、前記利用許可要
求部は前記利用許可要求を前記利用管理装置の利用許可
応答部に送信し、該利用許可応答部からの応答を受けて
該応答を前記ソフトウェア利用部に出力し、前記利用許
可応答部は前記利用許可要求を受信して前記課金装置に
出力し、該課金装置から課金肯定応答または課金否定応
答を受けて前記利用許可要求部に利用肯定応答または利
用否定応答を送信し、前記課金装置は前記利用許可応答
部からの利用許可要求を受けて課金正常終了の場合に課
金肯定応答を、課金正常終了でない場合に課金否定応答
を前記利用許可応答部に出力するようにしている。
【0012】また、前記実行装置に電子マネー利用部を
設け、該電子マネー利用部は前記課金装置に対し電子マ
ネー出力要求を送信し、該課金装置から電子マネーの引
き出しを行うようにしている。
【0013】また、前記ソフトウェア利用者システムに
おいて、課金装置を前記した課金装置とするようにして
いる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を詳細に説明する。図1は本発明に係わる、ソフトウェ
ア販売者、利用者および課金回収者のそれぞれのシステ
ム構成とシステム間の関係を示すブロック図である。図
2は、図1における利用者システム120での処理手順を
示すフローチャートである。図3は本発明の第1の実施
の形態におけるブロック図である。図4は、図3におけ
る課金情報ファイル3104の構成例である。図5は本発明
の第1の実施の形態における課金処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【0015】本発明の主な特徴は、課金装置1220の装置
構成および前記装置で実行される課金方法にある。図1
および図2において、課金装置の装置構成、課金装置に
おいて実行される処理手順および課金装置への入出力情
報以外の部分は、たとえば特開平8-95777などで公知と
なっている。以下では前記公知部分の説明は概略に留め
る。図1において販売者システム110、ソフトウェア利
用者システム(以下、利用者システムという)120、回
収者システム130は、それぞれ有料ソフトウェアの販売
者、前記ソフトウェアの利用者、前記ソフトウェアに対
する課金の回収者が保有するシステムである。図にはそ
れぞれ一つづつしかシステムが画かれていないが実際に
はそれぞれ複数個存在しても良い。課金対象となるソフ
トウェア111は、通信回線や記憶媒体(CD-ROMなど)を
介して利用者システム120に配布される。ソフトウェア1
11は利用者の実行装置121で利用されるソフトウェア本
体(ワープロソフトや画像情報など)と、ソフトウェア
の利用情報1110を含む。利用情報1110は、課金受取者識
別子と課金金額の情報を少なくとも含む。利用者システ
ム120は、実行装置121と利用管理装置122から構成され
る。実行装置121はソフトウェア111、ソフトウェア利用
許可要求および電子マネーの入出力要求を実行する。利
用管理装置122はソフトウェア111の利用状況の管理や課
金処理を実行する。
【0016】実行装置121は、ソフトウェア利用部121
2、電子マネー利用部1210および利用許可要求部1211の
機能を実行可能な情報処理装置であれば良い。前記情報
処理装置の例としてはPC、PDA、NCなどがある。利用管
理装置122は実行装置121で実行されるソフトウェアとし
て実現されても良いが、内部処理の改変や内部保持情報
の改竄が困難な、別のセキュアな情報処理装置上で実現
されることが望ましい。前記情報処理装置の例として
は、ICカード、PCMCIAカード、PCの外部増設ボードがあ
る。電子マネー利用部1210は課金装置1220が保持する電
子マネーに対する入出力命令を発行するものであり、ネ
ットワーク経由で商店等に電子マネーにより支払を行う
部分である。電子マネーの公知例としては例えば国際公
開WO91/16691や特開平9-128465がある。電子
マネー利用部1210は前記公知例で示される電子マネーを
保持する装置に対して入出力命令を発行可能なものであ
れば良い。
【0017】次に図2のフローチャートに基づいて図1
の各部の動作を説明する。まず、利用者システム120に
おける実行装置121の動作を説明する。はじめに実行装
置121はソフトウェア利用部1212においてソフトウ
ェア111を実行する(ステップ2102)。ソフトウェア111
が実行されるソフトウェア利用部1212はソフトウェ
アの所定のタイミングでの指示に応じて利用許可要求部
1211に利用許可要求を発行する(ステップ2103)。前記
利用許可要求は少なくとも利用情報1110を含む。ソフト
ウェア111が利用許可要求を発行しない場合、実行装置1
21はソフトウェア利用の終了を判定する(ステップ210
4)。判定の結果が継続の場合、ステップ2102以降のス
テップを繰り返す。終了の場合は、ソフトウェア111の
実行を終了する。ステップ2103において利用許可要求が
発行された場合、利用許可要求部1211は利用管理装置12
2の利用許可応答部1221に利用要求を送信する(ステッ
プ2106)。前記利用要求は少なくとも課金受取者識別子
と課金金額を含む。次に、利用許可要求部1211は前記利
用要求に対する応答を受信する。実行装置121は、前記
応答が肯定応答だった場合はステップ2104以降のステッ
プを繰り返し、否定応答だった場合はソフトウェア111
の実行を終了する(ステップ2107)。
【0018】次に、利用管理装置122の動作を説明す
る。利用許可応答部1221は利用要求を受信すると、課金
装置1220に対して課金要求を送信する(ステップ220
2)。前記課金要求は少なくとも課金受取者識別子と課
金金額を含む。課金要求受信後の課金装置1220の動作詳
細は後述する。課金装置1220は課金が正常終了した場合
は課金肯定応答データを利用許可応答部1221に送信す
る。そうでない場合は課金否定応答データを送信する。
利用許可応答部1221は、前記応答データが肯定と否定の
どちらであるかを判定する(ステップ2203)。前記応答
データが肯定である場合、利用許可応答部1221は利用許
可要求部1211に対する肯定応答データを作成する(ステ
ップ2204)。前記応答データが否定である場合、利用許
可応答部1221は利用許可要求部1211に対する否定応答デ
ータを作成する(ステップ2207)。次に利用許可応答部
1221は作成した前記肯定応答データまたは否定応答デー
タを利用許可要求部1211に送信し、実行を終了する(ス
テップ2205)。
【0019】次に、課金装置1220の動作の詳細を説明す
る。図3において通常電子マネー保持部3003は利用者が
利用可能な電子マネーを保持する手段である。電子マネ
ーの公知例としては例えば国際公開WO91/1669
1、特開平9-128465があるが、他にも金銭と等価な電子
的情報を実現するものであれば良い。通常電子マネー保
持部3003は少なくとも以下の機能を有するものであれば
良い。 (1)電子マネーを所定の金額分だけ入力する。 (2)電子マネーを保持する。 (3)電子マネーを所定の金額分だけ出力する。 課金電子マネー保持部3004は、ソフトウェア111の利用
代金としての電子マネーを保持する手段である。課金電
子マネー保持部3004も、通常電子マネー保持部3003が持
つ前記機能のうち、少なくとも機能(1)と(2)を有
すものであれば良い。
【0020】図3の他部の動作は以下に述べる。次に、
図5のフローチャートに基づいて、利用許可応答部1221
から課金要求を受信したのちの(図2ステップ2202)、
図3の各部の動作を説明する。課金情報入出力部3101は
課金要求を受信する(ステップ5001)。前記課金要求は
少なくとも課金受取者識別子dと課金金額aを含む。前
記の、受信した課金受取者識別子と課金金額を、以下で
はそれぞれ入力課金受取者識別子と入力課金金額と記
す。課金実行部3102は前記課金情報を受信し、通常電子
マネー保持部3003の電子マネーから入力課金金額に相当
する分を差し引き、この入力課金金額に相当する分を課
金電子マネー保持部3004に加え、各保持部の有する電子
マネーの金額を変更する(ステップ5002)。以下、前記
変更動作を電子マネー保持部変更と記す。電子マネー保
持部変更は、例えば課金実行部3102が通常電子マネー保
持部3003から電子マネーを受信し、受信した電子マネー
を課金電子マネー保持部3004に送信することによって行
う。次に課金実行部3102は電子マネー保持部変更が正常
に行われたかどうかを判断する(ステップ5003)。正常
終了の場合は課金情報更新処理51を行う。
【0021】課金情報記憶部3103は課金実行部3102から
入力課金受取者識別子と入力課金金額を受信し、課金情
報ファイル3104から入力課金受取者識別子と一致する課
金受取者識別子4001を検索する(ステップ5101)。デー
タの有無を判定し(ステップ5102)、存在した場合はフ
ァイル中の課金金額4002を更新する(ステップ5103)。
例えば、入力課金受取者識別子が“A商店”、入力課金
金額が“100\”、課金情報ファイル3104が図4に示す内
容だった場合は、第1レコードの課金金額“200\”に
“100\”を加算して“300\”とする。ステップ5102にお
いて前記データの存在が確認されなかった場合は、入力
課金受取者識別子と入力課金金額を新規登録する(ステ
ップ5104)。例えば、入力課金受取者識別子が“D商
店”、入力課金金額が“20\”、課金情報ファイル3104
が図4に示す内容だった場合は、課金情報ファイル3104
の第4レコードに(“D商店”、“20\”)を登録する。
その後、課金情報入出力部3101は課金が正常に終了した
ことを示す課金肯定応答データを利用許可応答部1221に
送信する(ステップ5005)。その後、課金装置1220は処
理を終了する。
【0022】ステップ5003において、電子マネー保持部
変更が正常に終了していないと判断した場合は、課金情
報入出力部3101は課金が正常に終了しなかったことを示
す課金否定応答データを利用許可応答部1221に送信する
(ステップ5006)。電子マネー保持部変更が正常に終了
しない場合としては例えば、通常電子マネー保持部3003
が保持する電子マネーの金額が、入力課金金額を下回る
場合がある。
【0023】次に、電子マネー利用部1210から電子マネ
ーの出力要求を受信したときの、図3の各部の動作を説
明する。引出情報入出力部3001は電子マネーの出力要求
を受信する。前記出力要求は少なくとも電子マネー出力
金額を含む。次に引出情報入出力部3001は前記電子マネ
ー出力金額分の電子マネーを、通常電子マネー保持部30
03から入力し、電子マネー利用部1210に出力する。
【0024】次に課金電子マネー保持部3004が保持する
電子マネーの回収方法について記述する。前記回収方法
としては、例えば課金装置1220が課金受取者を認証し
て、認証が成功したときだけ課金電子マネー保持部3004
が保持する電子マネーを出力するようにしても良い。課
金受取者をソフトウェア販売者とした場合、第3者の仲
介なしにソフトウェア利用代金の支払いが可能になる。
また、他に課金装置を装置回収者が回収し、課金電子マ
ネー保持部3004に保持される電子マネー金額を電子マネ
ー発行体が確認し、その金額を課金受取者識別子4001に
よって特定される者に支払うようにしても良い。
【0025】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。第2の実施の形態と第1の実施の形態とでは、課金
装置1220の構成と、前記装置で実行される処理手順とが
異なる。その他の点については第1の実施の形態と同様
である。
【0026】図6は本発明の第2の実施の形態における
ブロック図である。図7は第2の実施の形態における課
金処理の手順を示すフローチャートである。図8は第2
の実施の形態における電子マネー引出処理の手順を示す
フローチャートである。
【0027】第1の実施の形態では、課金装置は電子マ
ネー保持部を二つ備え、利用者が利用可能な電子マネー
を一方から他方の電子マネー保持部に移動することで課
金を実現していた。第2の実施の形態では課金装置が備
える電子マネー保持部は一つであり、前記保持部が保持
する電子マネーの残高から、課金金額の総計を減じた値
を、利用者が引出可能な電子マネー金額の上限とするこ
とで、課金を実現する。
【0028】図6における電子マネー保持部6003は通常
電子マネー保持部3003と同様に以下の機能を有す。 (1)電子マネーを所定の金額分だけ入力する。 (2)電子マネーを保持する。 (3)電子マネーを所定の金額分だけ出力する。 さらに、以上に加えて以下の機能を有す。 (4)保持する電子マネーの残高金額を出力する。
【0029】次に、図7のフローチャートに基づいて、
利用許可応答部1221から課金要求を受信したのちの(図
2ステップ2202)、図6の各部の動作を説明する。ステ
ップ5001における処理は第1の実施の形態と同様であ
る。つまり、利用許可応答部1221から少なくとも入力課
金受取者識別子dと入力課金金額aとを受信する。次
に、課金可否判定部6102は課金が可能か否かを判定する
(ステップ7002)。具体的には、今までの課金金額総計
Tと入力課金金額aを合計した課金金額合計Sが、電子
マネー保持部6003の保持する電子マネーの残高(以下、
単に電子マネー残高)以下の場合は課金可能と、そうで
ない場合は課金不能と判定する。課金可能の場合は課金
情報更新処理51を実行する。処理内容は第1の実施の形
態と同様である。課金情報更新処理51の終了後、課金情
報入出力部3101は課金肯定応答を利用許可応答部1221に
送信する(ステップ5005)。ステップ7002で課金不能と
判定した場合は、課金情報入出力部3101は課金否定応答
を利用許可応答部1221に送信する(ステップ5006)。ス
テップ5005およびステップ5006で実行される処理は、第
1の実施の形態と同様である。
【0030】次に、図8のフローチャートに基づいて、
電子マネー利用部1210から電子マネーの出力要求を受信
したときの、図6の各部の動作を説明する。第1の実施
の形態と同様に、引出情報入出力部3001は少なくとも電
子マネー出力金額を含む電子マネー出力要求を受信する
(ステップ8001)。次に課金金額総計算出部6105はそれ
までの課金金額の総計Tを算出する(ステップ8002)。
例えば課金情報ファイル3104が図4に示す内容だった場
合、課金金額の総計は200+300+60=560(\)となる。引出
可否判定部6007は前記電子マネー引出金額cと、前記課
金金額総計Tと、電子マネー残高をもとに電子マネー引
出の可否を判定する(ステップ8003)。具体的には、電
子マネー残高から課金総額Tを減じた値(利用者が利用
可能な電子マネー金額)を電子マネー引出金額が上回る
場合は引出不能と、そうでない場合は引出可能と判定す
る。引出可能と判断した場合、引出情報入出力部3001は
前記電子マネー出力金額分の電子マネーを、電子マネー
保持部6003から入力し、電子マネー利用部1210に出力す
る(ステップ8004)。引出不能と判断した場合は電子マ
ネーの出力を否定する情報を電子マネー利用部1210に出
力する(ステップ8005)。
【0031】
【発明の効果】以上記述したように、本発明によれば、
ソフトウェア利用に対する課金を電子マネーを利用して
行い、かつ前記課金を通信ネットワーク上の他の情報処
理装置に利用者が保持する情報処理装置を接続すること
なしに行い、また課金装置の破壊や破棄によって、利用
者が利用代金忘失を回避することを防止することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ソフトウェア販売者、利用者および課金回収者
のそれぞれのシステムの関係を示すブロック図である。
【図2】利用者システムでの処理手順のフローチャート
を示す図である。
【図3】第1の実施の形態における課金装置のブロック
図である。
【図4】課金情報ファイルの構成例を示す図である。
【図5】第1の実施の形態における課金処理の手順のフ
ローチャートを示す図である。
【図6】第2の実施の形態における課金装置のブロック
図である。
【図7】第2の実施の形態における課金処理の手順のフ
ローチャートを示す図である。
【図8】第2の実施の形態における電子マネー引出処理
の手順のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
110 販売者システム 111 ソフトウェア 1110 利用情報 120 利用者システム 121 実行装置 1210 電子マネー利用部 1211 利用許可要求部 1212 ソフトウェア利用部 122 利用管理装置 1220 課金装置 1221 利用許可応答部 130 回収者システム 3001 引出情報入出力部 3003 通常電子マネー保持部 3004 課金電子マネー保持部 3100、6100 課金管理部 3101 課金情報入出力部 3102 課金実行部 3103 課金情報記憶部 3104 課金情報ファイル 6003 電子マネー保持部 6007 引出可否判定部 6102 課金可否判定部 6105 課金金額総計算出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村松 晃 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所新金融システム推進本 部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子マネー保持手段を備え、電子マネー
    による課金を行う課金装置における課金方法であって、 課金を受け取る者に一意に割り振られた課金受取者識別
    子と、課金金額とを外部の装置から受信し、 利用者の要求に応じて電子マネーを出力する第1の電子
    マネー保持手段から利用者の要求があっても電子マネー
    を出力しない第2の電子マネー保持手段に、前記課金金
    額分の電子マネーを移動し、 前記課金受取者識別子と前記課金金額を対応させて記憶
    することを特徴とする課金方法。
  2. 【請求項2】 電子マネー保持手段を備え、電子マネー
    による課金を行う課金装置における課金方法であって、 課金を受け取る者に一意に割り振られた課金受取者識別
    子と、課金金額とを外部の装置から受信し、 前記課金受取者識別子と前記課金金額を対応させて記憶
    し、 電子マネー引出金額を外部の装置から受信し、 前記記憶した課金金額の総計を算出し、 前記電子マネー保持手段の保持する電子マネー金額の総
    計から前記課金金額総計を減じた値が前記電子マネー引
    出金額以上の場合に、前記電子マネー引出金額分の電子
    マネーを外部装置に出力することを特徴とする課金方
    法。
  3. 【請求項3】 電子マネーを保持する第1の電子マネー
    保持手段と、 前記第1の電子マネー保持手段が保持する電子マネーに
    関する引出要求金額を外部の装置から受信する手段と、 前記外部装置に対する電子マネーの出力を実行する手段
    と、 前記第1の電子マネー保持装置が保持する電子マネーと
    は別に、電子マネーを保持する第2の電子マネー保持手
    段と、 課金を受け取る者に一意に割り振られた課金受取者識別
    子と、課金金額とを外部の装置から受信する手段と、 前記課金受取者識別子と前記課金金額を対応させて記憶
    する課金情報記憶手段と、 第1の電子マネー保持手段が保持する電子マネーのう
    ち、前記課金金額と同額の電子マネーを第2の電子マネ
    ー保持手段が保持するように変更する手段と、を有する
    ことを特徴とする課金装置。
  4. 【請求項4】 電子マネーを保持する電子マネー保持手
    段と、 課金を受け取る者に一意に割り振られた課金受取者識別
    子と、課金金額とを外部の装置から受信する手段と、 前記課金受取者識別子と前記課金金額を対応させて記憶
    する課金情報記憶手段と、 前記課金情報記憶手段に記憶される前記課金金額の総計
    を計算する手段と、 前記電子マネー保持手段が保持する電子マネーに関する
    引出要求金額を外部の装置から受信する手段と、 前記電子マネー保持手段が保持する電子マネーの金額総
    計から前記課金金額総計を減じた値が、前記電子マネー
    引出要求金額と同値または上回る場合に前記外部装置に
    対する電子マネーの出力を実行する手段と、を有するこ
    とを特徴とする課金装置。
  5. 【請求項5】 配布されたソフトウェアを利用するソフ
    トウェア利用者システムであって、 ソフトウェアを実行するソフトウェア利用部と利用許可
    要求部を有する実行装置と、課金装置と利用許可応答部
    を有する利用管理装置を備え、 前記ソフトウェア利用部は実行するソフトウェアの指示
    に応じて課金受取者識別子と課金金額を有する利用情報
    を含む利用許可要求を前記利用許可要求部に出力し、該
    利用許可要求部から利用肯定応答を受けたとき前記ソフ
    トウェアの実行を行い、 前記利用許可要求部は前記利用許可要求を前記利用管理
    装置の利用許可応答部に送信し、該利用許可応答部から
    の応答を受けて該応答を前記ソフトウェア利用部に出力
    し、 前記利用許可応答部は前記利用許可要求を受信して前記
    課金装置に出力し、該課金装置から課金肯定応答または
    課金否定応答を受けて前記利用許可要求部に利用肯定応
    答または利用否定応答を送信し、 前記課金装置は前記利用許可応答部からの利用許可要求
    を受けて課金正常終了の場合に課金肯定応答を、課金正
    常終了でない場合に課金否定応答を前記利用許可応答部
    に出力することを特徴とするソフトウェア利用者システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のソフトウェア利用者シス
    テムにおいて、 前記実行装置に電子マネー利用部を設け、該電子マネー
    利用部は前記課金装置に対し電子マネー出力要求を送信
    し、該課金装置から電子マネーの引き出しを行うことを
    特徴とするソフトウェア利用者システム。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6記載のソフトウ
    ェア利用者システムにおいて、 前記課金装置は請求項3記載の課金装置であることを特
    徴とするソフトウェア利用者システム。
  8. 【請求項8】 請求項5または請求項6記載のソフトウ
    ェア利用者システム において、前記課金装置は請求項4記載の課金装置であ
    ることを特徴とするソフトウェア利用者システム。
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