JPH11242648A - データ転送装置 - Google Patents

データ転送装置

Info

Publication number
JPH11242648A
JPH11242648A JP4363698A JP4363698A JPH11242648A JP H11242648 A JPH11242648 A JP H11242648A JP 4363698 A JP4363698 A JP 4363698A JP 4363698 A JP4363698 A JP 4363698A JP H11242648 A JPH11242648 A JP H11242648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
address
transfer
data transfer
read
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4363698A
Other languages
English (en)
Inventor
Setsuko Nakamura
節子 中村
Yasuhiro Furukawa
泰宏 古川
Itaru Nonomura
到 野々村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Micro Software Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Micro Software Systems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Micro Software Systems Inc filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4363698A priority Critical patent/JPH11242648A/ja
Publication of JPH11242648A publication Critical patent/JPH11242648A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bus Control (AREA)
  • Information Transfer Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】バスの使用効率を保ちながら、データバッファ
の容量を小さくする。 【解決手段】バス1よりライト転送要求が入力すると、
ライトアドレスが、いずれかのアドレスカウンタ322
/324に格納されたアドレスに、そのアドレスカウン
タに対応する残りデータカウンタ361/362を足し
た値であれば、データバッファ31にライトデータを、
そのアドレスカウンタを示すビット311と共に格納
し、対応する残りデータカウンタを1増加し、他の場合
は、空のsアドレスカウンタがあれば、これに、ライト
アドレスに格納し、データバッファにライトデータを、
そのアドレスカウンタを示すビットと共に格納し、対応
する残りデータカウンタに1を設定する。データバッフ
ァに格納されたデータは、順次、ビットが示すアドレス
カウンタのアドレスと共にバス2に転送し、転送の度に
ビットが示すアドレスカウンタを1増加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子計算機などの
データ処理装置におれるデータ転送の技術に関し、具体
的には、データ伝送速度が異なる2つ以上のバス間、あ
るいは、処理速度の異なる2つ以上のデバイス間の転送
をバッファを用いて制御する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】転送の方式や転送速度が異なる二つのバ
スや、処理速度の異なるデバイス(例えばCPUとメモ
リやI/O装置等)の間の転送は、その差を吸収するた
めに両ものの間に設けられたバッファを介して行われ
る。
【0003】そして、二つのバス又はデバイス間の速度
等の差が大きくなる程、間に設けるバッファの容量は大
きくする必要がある。
【0004】ここで、転送速度の異なる二つのバスを備
えた従来のデータ処理装置におけるデータ転送について
説明する。
【0005】図1に、データ処理装置の構成を示す。
【0006】図中、1、2はデータバス、3はデータ転
送装置、4はCPU、5は主記憶、6a、6b、6cは
周辺装置である。一方のバス1にはCPU4や主記憶5
が、もう一方のバス2には数個の周辺装置6a、6b、
6cが接続されている。データ転送装置3は、バッファ
を備え、二つのバス1、2間の転送を制御する。
【0007】ここで、このようなデータ処理装置におい
て、各デバイス行う転送のライトアドレスは同一ではな
い。例えばCPU4が周辺装置6a、6b、6cに次々
にデータを転送しようとすればライトアドレスは少なく
とも3種類発生する。同様に周辺装置6a、6b、6c
がそれぞれ主記憶5にデータを転送しようとした場合に
もライトアドレスは3種類以上発生する。
【0008】ここで、従来のデータ転送装置の中には、
バッファに直前の転送と異なるライトアドレスを持つデ
ータを入力する前に、その時点でバッファに格納されて
いる全てのデータを出力しなくてはならないように構成
されているものがあった。そして、このような構成のデ
ータ転送装置では、バッファが空になるまで次の転送を
行うことができず、バッファ、バスの使用効率上問題が
あった。
【0009】一方、特開平4−243459号公報記載
のデータ転送装置などは、図13に示すように、バス使
用効率を向上させるために、バーストバッファを2面備
える構成を採用している。
【0010】この構成において、いま、一方のバス1が
ライト転送を発生した場合、データ転送装置3はアドレ
スカウンタ1(832)にライトアドレスを、データバ
ッファ1(831’)にデータを格納する。そして、次
に要求のあったライト転送のライトアドレスがアドレス
カウンタ1(832)に格納したアドレスの続きであれ
ばデータのみをデータバッファ1(831’)に、先に
格納したデータに続けて格納する。
【0011】一方、データバッファ1(831)がフル
になるか、直前の転送の続きでないライトアドレスへの
ライト転送要求が来た場合には、新たにアドレスをアド
レスカウンタ2(832’)に、データをデータバッフ
ァ2(831’’)に格納する。
【0012】そして、データバッファ2(831’’)
がフルになるか、直前の転送の続きでないライトアドレ
スへの転送要求が来た場合には、データバッファ1(8
31’)のデータが全て出力されている場合にのみデー
タをデータバッファ1(831’)に格納し、ライトア
ドレスをアドレスカウンタ1(832)に格納し、そう
でなければ転送を拒否する。
【0013】以上の処理中において、データバッファ1
(831’)、2(831’’)に格納されたデータ
は、転送先のバス2にバス1からの転送順に出力されて
いく。
【0014】ここで、データ転送装置3が、ライト転送
とリード転送が混在する転送に対応する場合には、リー
ドデータ格納用データバッファを他に設けるか、データ
バッファ1(831’)、2(831’’)をリードデ
ータバッファとしても使用するようにする。
【0015】先の説明のようにライトデータ格納用とし
て用いるデータバッファ1、2(831及び831’)
をリード転送格納用バッファとしても流用する時には、
リード転送の要求が来たらどちらかのデータバッファが
空の場合にのみ転送を受け付ける。
【0016】この場合、リード転送の要求を受け付ける
と、データ転送装置3は、直ちに転送先バス2にリード
転送要求を中継し、その応答としてデータを受け取りデ
ータバッファ(831’又は831’’)に一旦格納
し、バス1に出力する。
【0017】もしバス1がプロトコルとしてリトライ機
能を持っているならば、要求のあったリード転送を一旦
拒否(リトライ)して、拒否したリード転送要求を中継
し、その応答として受け取ったバス2からデータをデー
タバッファ(831’又は831’’)に格納し、バス
1から同じリード転送要求が来るのを待ち、同じリード
転送要求が来たならばデータバッファ(831’又は8
31’’)に格納したデータを返す。
【0018】ここで、バス1からリトライのリード転送
要求が来るのを待っている間に、バス1で他の転送要求
が発生した場合には、リードデータが格納されていない
バッファとアドレスカウンタの状況を見て受け入れるか
拒否するかを判断する。
【0019】このように、2面のデータバッファを持つ
ことにより、リード/ライト転送が混在する場合であっ
てもデータ転送を、より切れ目なく行い、バスの使用効
率を向上させることが可能となる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平4−243
459号公報記載のデータ転送装置においても、一つの
データバッファに着目すれば、一連のライトアドレスの
データしか格納できず、格納されている連続しないライ
トアドレスのデータを格納するためには、まず、格納さ
れているデータを転送しなければならない。したがっ
て、バッファの使用効率上問題が残る。
【0021】また、バスの使用効率を向上するために、
データバッファを2面備えるため、ハードウエア規模が
大きくなる。
【0022】また、さらには、制御を複雑にしないため
などに、先読み先出し形式のバッファではなく、バース
トバッファを用いているため、バースト転送長がバッフ
ァの大きさに制限され、転送効率が低下するという問題
もある。
【0023】そこで、本発明は、バッファ容量をあまり
大きくすることなしに、バス使用効率を向上することの
できるデータ転送装置を提供することを課題とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】前記課題達成のために、
本発明は、アドレスカウンタによって転送の対象とする
アドレスが管理されるデータを記憶するデータバッファ
を介した複数のバス間のデータ転送を、アドレスカウン
タが管理するアドレスを用いて行うデータ転送装置であ
って、複数のアドレスカウンタと、複数のデータ転送に
よって連続したアドレスを順次転送の対象とするデータ
転送のシーケンス、および、単一のデータ転送によって
単一のアドレスを転送の対象とするデータ転送のシーケ
ンスである転送シーケンスに属する各データ転送のデー
タを複数、入力されたデータ転送順に順次、前記アドレ
スカウンタ数と同数の転送シーケンス分記憶するFIFO形
式のデータバッファと、前記データバッファに記憶され
る各データを転送の対象とするデータ転送が属する転送
シーケンス毎に、当該転送シーケンスが転送の対象とす
るアドレスを管理するアドレスカウンタを割り当てる割
り当て手段と、前記データバッファに記憶される各デー
タと、当該データを転送の対象とするデータ転送が属す
る転送シーケンスが割り当てられたアドレスカウンタと
の対応を管理する対応管理手段と、データバッファに記
憶される各データの、対応管理手段が当該データとの対
応を管理しているアドレスカウンタが管理するアドレス
を用いた、データバッファを介したデータ転送を制御す
る転送制御手段と、を有することを特徴とするデータ転
送装置を提供する。
【0025】このようなデータ転送装置によれば、複数
のアドレスカウンタによって、前記データバッファに記
憶される各データを転送の対象とするデータ転送が属す
る転送シーケンスが転送の対象とするアドレスを、複数
転送シーケンス分管理すると共に、各データと該データ
を転送の対象とするデータ転送が属する転送シーケンス
が割り当てられたアドレスカウンタとの対応を管理し、
これらに従い、個々のデータのデータバッファを介した
データ転送を制御するする。これによって、単一のデー
タバッファを用いて、一度に複数の転送シーケンス分の
転送を処理することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0027】まず、第1の実施形態について説明する。
【0028】図1に、本実施形態に係るデータ転送装置
が適用されるデータ処理装置の構成を示す。
【0029】図中、1、2はデータバス、3はデータ転
送装置、4はCPU、5は主記憶、6a、6b、6cは
周辺装置である。一方のバス1にはCPU4や主記憶5
が、もう一方のバス2には数個の周辺装置6a、6b、
6cが接続されている。
【0030】次に、図2に、データ転送装置3の構成を
示す。
【0031】図中、31はデータバッファ、32はアド
レスカウンタ部、33、33’はアドレスセレクタ、3
4は入力されたアドレスとアドレス生成部35が生成す
るアドを比較するアドレス比較器、36は残りデータカ
ウンタである。
【0032】ここで、図に示すように、アドレスカウン
タ部32は、アドレスAカウンタ322とアドレスBカウ
ンタ324を備えており、各アドレスカウンタは、対応
するアドレスカウンタの識別値であるアドレスカウンタ
フラグ321、323が付加されている。また、各アド
レスカウンタには、そのアドレスカウンタに格納された
アドレスがライト転送に対応するものであるか、リード
転送に対応するものであるかを示すリード/ライトフラ
グ325、326が付加されている。アドレスAカウン
タとアドレスBカウンタのアドレスカウンタフラグは異
なる値をとり、本実施形態では、アドレスAカウンタの
アドレスカウンタフラグは0、アドレスBカウンタのア
ドレスカウンタフラグは1としている。
【0033】また、データバッファ31の記憶空間は、
複数のエントリに分割されており、各エントリには、ア
ドレスカウンタセレクト用ビット格納部311、データ
格納部312が設けられる。データバッファ31は先読
み先出し方式のバッファであり、より先に入力された、
アドレスカウンタセレクト用ビットとデータよりなるエ
ントリデータが先に読み出される。アドレスカウンタセ
レクト用ビットには、アドレスAカウンタまたはアドレ
スBカウンタのアドレスカウンタフラグと同じ値が設定
される。以下では、アドレスAカウンタを示すアドレス
カウンタセレクト用ビットを持つエントリデータをアド
レスAカウンタに対応するエントリデータと、アドレスB
カウンタを示すアドレスカウンタセレクト用ビットを持
つエントリデータをアドレスBカウンタに対応するエン
トリデータと呼ぶことにする。また、データバッファ3
1は、エントリのデータ格納部312の状態を監視する
監視部314を有し、全てのエントリのデータ格納部3
12にデータが格納された場合にフル/エンプティフラ
グ315にフルを示す値を格納し、全てのエントリのデ
ータ格納部312が空である場合にフル/エンプティフ
ラグ315にエンプティを示すを示す値を格納する。
【0034】次に、図2の残りデータカウンタ部36
は、アドレスAカウンタとアドレスBカウンタのそれぞれ
に対応した361と362の二つの残りデータカウンタ
よりなり、それぞれ対応するアドレスカウンタに対応す
るエントリデータ数を管理する。
【0035】また、制御部39は、各部の制御やバス
1、2の制御を行う。また、制御部39は、リードデー
タ転送待ち状態フラグ391を有し、このリードデータ
転送待ち状態フラグ391を用いてリードデータ転送待
ち状態を管理する。
【0036】以下、このようなデータ転送装置3が行う
データ転送処理について説明する。
【0037】まず、バス1上にバス2上へのライト転送
要求が発生した場合について説明する。
【0038】この場合、転送は、バス1からデータ転送
装置3へのライト転送と、データ転送装置3からバス2
へのライト転送によって実現される。
【0039】はじめに、バス1からデータ転送装置3へ
のライト転送について説明する。
【0040】この場合、データ転送装置3の制御部39
の制御下で、データ転送装置3は、図3のライト転送入
力処理を行う。
【0041】ずなわち、手順S00で一方のバス1から
制御線を介してライト転送の要求が入力されると、S0
1で、リードデータ転送待ち状態フラグ391より、リ
ードデータ転送待ち状態にあるかどうかを判定し、リー
ドデータ転送待ち状態にあれば、手順S101でデータ
転送の要求を拒否し処理を終了する。なお、ライト転送
を拒否された要求元は、その後、リトライ処理により同
じライト転送をバス1上に発行することになる。
【0042】さて、リードデータ転送待ち状態になけれ
ば、手順S02でフル/エンプティフラグ315よりデ
ータバッファ32がフルであるかどうかを判定し、フル
であれば手順S04でデータ転送の要求を拒否し処理を
終了する。
【0043】一方、データバッファ31がフルでなけれ
ば、要求のあったアドレスが、二つのアドレスカウンタ
322、324に格納されているアドレスのうちのいず
れかの続きのアドレスであるかを手順S03で、アドレ
ス生成部35で各アドレスカウンタ322、324に格
納された2つのアドレスに対応する残りデータカウンタ
361、362の値を加えたアドレスを生成し、生成し
たアドレスとライト転送のライトアドレスをアドレス比
較器34を用いて比較することにより調べる。ただし、
この比較は、リード/ライトフラグ325、326がラ
イトを示しているアドレスカウンタ322、324のみ
を対象として行い、ライト転送のライトアドレスが、リ
ード/ライトフラグ325、326がリードを示してい
るアドレスカウンタ322、324のアドレスの続きで
あっても続きのアドレスとは判断しない。
【0044】そして、手順S03で続きのアドレスと判
断されれば手順S05でデータを受け入れ、手順S10
でデータ312とアドレスカウンタセレクト用ビット3
11をエントリデータとしてデータバッファ31に入力
する。このとき、エントリデータのアドレスカウンタセ
レクト用ビット311の値は、そのデータのライトアド
レスが続きであると判断されたアドレスを格納したアド
レスカウンタ322/324のアドレスカウンタフラグ
321/322の値とする。また、そのデータのライト
アドレスが続きであると判断されたアドレスを格納した
アドレスカウンタ322/324に対応する残りデータ
カウンタ361/362の値を1進める。
【0045】一方、もし、手順S03において要求のあ
った転送が2つのアドレスカウンタ322、324のア
ドレスの続きでないと判断された場合には、手順S06
で残りデータカウンタ361、362の値によりデータ
バッファ31に、アドレスAカウンタもしくはアドレスB
カウンタに対応するエントリデータが残っているかどう
かを調べ、アドレスAカウンタ322に対応するエント
リデータと、アドレスBカウンタ324に対応するエン
トリデータの双方が残っていれば、転送の要求を拒否し
処理を終了する。
【0046】一方、少なくとも一方のアドレスカウンタ
322/324に対応するエントリデータが残っていな
ければ、ライト転送を受け付け、手順S09で対応する
エントリデータが残っていないアドレスカウンタ322
/324にライト転送のライトアドレスを設定し、その
アドレスカウンタ322/324のリード/ライトフラ
グ325/326をライトを表す値に設定する。そし
て、手順S10で、データ312とアドレスカウンタセ
レクト用ビット311をエントリデータとしてデータバ
ッファ31に入力する。このとき、エントリデータのア
ドレスカウンタセレクト用ビット311の値は、そのデ
ータのライト転送要求のライトアドレスを設定したアド
レスカウンタ322/324のアドレスカウンタフラグ
321/323の値とする。また、そのデータのライト
アドレスを格納したアドレスカウンタ322/324に
対応する残りデータカウンタ361/362の値を1と
する。
【0047】そして、データを受け付けたライト転送の
要求に関しては、その転送要求がバースト転送の場合に
は、転送が終了せずデータバッファ31がフルにならな
い限り、その要求が対象とするライトデータ全てについ
て手順S05、S10を繰り返す。
【0048】そして、手順S11で転送要求が終了した
り取り下げられたと判断された場合には処理を終了す
る。また、手順S12でデータバッファ31がフルにな
った場合には、S102で、以降のライト転送を拒否
し、処理を終了する。
【0049】以上、バス1からデータ転送装置3へのラ
イト転送を行うライト転送入力処理について説明した。
次に、データ転送装置3からバス2へのライト転送を行
うライト転送出力処理について説明する。
【0050】この場合の処理手順を図4に示す。
【0051】ここで、制御部39は、データバッファ3
1から一つエントリデータを取り出し、取り出したエン
トリデータのアドレスカウンタセレクト用ビット311
が示すアドレスカウンタ322/324のリード/ライ
トフラグ325/326がライトを示しているとき、本
図5のライト転送出力処理をデータ転送装置3に行わ
せ、リードを示しているときに後述するリード転送出力
処理ををデータ転送装置3に行わせる。
【0052】図5の処理では、手順S14でライトデー
タの転送要求をバス2に出力し、読み出したエントリデ
ータのアドレスカウンタセレクト用ビット311とアド
レスAカウンタ322及びアドレスBカウンタ324のア
ドレスカウンタフラグ321、323とを比較し、一致
した方のアドレスカウンタ322/324のアドレスカ
ウンタのアドレスを手順S16、S17で選択する。
【0053】そして、手順S16、S17で選択したア
ドレスとデータバッファ31から取り出したエントリデ
ータのデータをバス2に出力し、制御線を制御して書き
込みを制御した後、手順S18で選択したアドレスを格納
しているアドレスカウンタ322/324の値をカウン
トアップし、このアドレスカウンタに対応する残りデー
タカウンタを1デクリメントする。そして、手順S19
でデータバッファ31のフル/エンプティフラグ315
がエンプティを示すと判定されるまで、エントリデータ
を一つづつ取り出し、手順S15から18を繰り返し、
処理を終了する。
【0054】以上、ライト転送のバス1からバス2への
転送について説明した。
【0055】次に、バス1において発生したリード転送
要求によるバス1とバス2間のリード転送について説明
する。
【0056】バス1とバス2間のリード転送も、バス1
とデータ転送装置1間のリード転送、データ転送装置3
とバス2間のリード転送によって実現される。
【0057】まず、バス1とデータ転送装置3間のリー
ド転送について説明する。
【0058】図5に、この場合に行う処理の手順を示
す。
【0059】手順S21で一方のバス1からリード転送
の要求が入力されると、手順S22で、リードデータ転
送待ち状態フラグ391より、リードデータ転送待ち状
態にあるかを判定し、リードデータ転送待ち状態にあれ
ば手順S201で、その転送の要求が、以前にリードア
ドレスを受け付けた要求と同じ要求であるかどうかを判
断する。この判断は、データバッファ31の先頭のエン
トリデータのアドレスカウンタセレクト用ビット311
が示すアドレスカウンタ322/324のリード/ライ
トフラグ325/326がリードを示しており、かつ、
このアドレスカウンタ322/324のアドレスから、
このアドレスカウンタ322/324に対応する残りデ
ータカウンタ361/362のカウント値を減算するこ
とによりアドレス生成部35が生成したアドレスと、入
力したリード転送の要求のリードアドレスをアドレス比
較器34で比較し、両者が同じ場合に、以前にリードア
ドレスを受け付けた要求と同じ要求であると判断するこ
とにより行う。同じ要求でないと判断された場合には、
手順S24で転送の要求を拒否する。一方、同じ要求で
あると判断された場合には、後述するS202の処理に進
む。リード転送の要求を拒否された要求元は、その後、
再度同じ要求を発行する。
【0060】一方、S22でリードデータ転送待ち状態に
ないと判断された場合には、手順S23でデータバッフ
ァ31がエンプティであるかどうかをフル/エンプティ
フラグ315より判定し、エンプティでなければ、手順S
27で残りデータカウンタ361/362の値によりデ
ータバッファ31に2つのアドレスカウンタのいずれか
に対応するエントリデータが残っているかどうかを調べ
る。
【0061】もし、データバッファ31に両方のアドレ
スカウンタ322/324に対応するエントリデータが
格納されていれば手順S29で転送の要求を拒否する。
【0062】一方、手順S23データバッファ31がエン
プティであると判定された場合、および、手順S27で2
つのアドレスカウンタ322、324のいずれかに対応
するエントリデータがデータバッファに格納されていな
いと判定された場合、手順S30でリードアドレスのみ
を受け付け、リードデータ転送待ち状態フラグ391を
リードデータ転送待ち状態を示す値に設定し、転送の要
求を拒否する。そして、手順S33で空いている方のア
ドレスカウンタ322/324に受け付けたリードアド
レスを設定し、このアドレスカウンタ322/324の
リード/ライトフラグ325/326にリードを示す値
を設定する。また、データバッファ31に、リードアド
レスを設定したアドレスカウンタ322/324のアド
レスカウンタフラグ321/323の値を設定したアド
レスカウンタセレクト用ビット311のみを格納したエ
ントリデータを入力し、処理を終了する。この時点で
は、リードアドレスを設定したアドレスカウンタ322
/324に対応する残りデータカウンタ361/362
はカウントアップしない。
【0063】なお、データバッファ31に、アドレスカ
ウンタセレクト用ビット311が設定されデータ312
が設定されていないエントリデータのみが存在する場合
には、フル/エンプティフラグ315はエンプティを示
す。
【0064】さて、手順S201でバス1から入力した
転送の要求が、手順S30でリードアドレスを受け付けた
要求と同じ要求であると判断された場合は、手順S202
で、データバッファ31の先頭のエントリデータのアド
レスカウンタセレクトビット311が示すアドレスカウ
ンタ322/324に対応する残りデータカウンタ36
1/362から、このアドレスカウンタ322/324
に対応する、データを格納したエントリデータが存在す
るかを判断し、存在しない場合には、手順S203で入力し
たリード転送要求を拒否し、処理を終了する。
【0065】一方、データを格納したエントリデータが
存在する場合には、手順S26でデータバッファ31か
らエントリデータを取り出し、エントリデータのデータ
312をリード要求の要求元に出力し、リードデータ転
送待ち状態フラグ391を非リードデータ転送待ち状態
を示す値に設定し、そのリードアドレスを格納していた
方のアドレスカウンタ322/324に対応する残りデ
ータカウンタ361/362の値を1減少させる。入力
したリード転送要求がバースト転送のものである場合
は、要求に対応するデータを全て出力し終わるか、リー
ド転送要求が取り下げられるか、データバッファがエン
プティになるまで手順S26、S28、S31を繰返
し、データバッファ31のデータをバス1に出力する。
【0066】手順S28でリード転送要求が取り下げら
るかデータ出力が終了したと判断されたならば、手順S
32でデータバッファ31、残りデータカウンタ361
/362をクリアし処理を終了する。また、手順S28
の判断にかかわらず、手順S31でデータバッファ31
がエンプティになったと判断されたならば、手順S204で
以降の転送を拒否し、そこで処理を終了する。
【0067】以上、バス1とデータ転送装置3間のリー
ド転送を行うリード転送入力処理について説明した。次
に、データ転送装置3とバス2間のリード転送を行うリ
ード転送出力処理について説明する。
【0068】この場合の処理手順を図6に示す。
【0069】この処理は、前述したように、データバッ
ファ31から一つエントリデータを取り出し、取り出し
たエントリデータのアドレスカウンタセレクト用ビット
311が示すアドレスカウンタ322/324のリード
/ライトフラグ325/326がリード転を示している
場合に行われる。
【0070】この処理では、手順S35でバス2にリー
ドデータの転送要求を出力し、手順S36でデータバッ
ファ31から取り出したエントリデータのアドレスカウ
ンタセレクト用ビット311と二つのアドレスカウンタ
322、324のアドレスカウンタフラグ321、32
3を比較し、一致した方のアドレスカウンタ322/3
24のアドレスを手順S37、S38で選択する。
【0071】そして、手順S39で、選択したアドレス
をリードアドレスとしてバス2に出力し制御線を用いて
リードの制御を行い、これに対する応答として、バス2
上に出力されたデータと、手順S37、S38で選択し
たアドレスカウンタ322/324のアドレスカウンタ
フラグ321/323の値と同じ値のアドレスカウンタ
セレクト用ビット311を設定したエントリデータを、
手順S40でデータバッファ31に格納し、手順S3
7、S38で選択したアドレスカウンタ322/324
と、このアドレスカウンタ322/324に対応する残
りデータカウンタ361/362の値を1増加する。そ
して、データバッファ31がフルになるまで、手順S3
9〜S41を繰り返す。
【0072】以上、ライト転送、リード転送を処理する
データ転送装置3の動作について説明した。
【0073】このようなデータ転送装置3によれば、バ
ス1、バス2間の転送は、たとえば、次のように行われ
る。
【0074】まず、バス1からバス2へのライト転送の
みが発生した場合について示す。
【0075】この場合、図7に示すように、タイミング
T1でアドレスAへのライト転送要求が発生し、その時
点で2つのアドレスカウンタ32のどちらにもアドレス
がロードされていないのでアドレスカウンタ’0’にア
ドレスをロードすると同時にデータを受け入れ、データ
バッファ31のアドレスカウンタセレクト用ビット31
1として’0’を付けて、データaをバッファ格納部3
12に格納する。
【0076】次にT3でアドレスBへのライト転送要求
が発生すると、アドレスカウンタ’0’にはアドレスA
がロードされてしまっているが、アドレスカウンタ’
1’は空なのでそこにアドレスBをロードすると同時に
データを受け入れ、データバッファ31のアドレスカウ
ンタセレクト用ビット311として’1’を付けて、デ
ータbをデータバッファ31に格納する。
【0077】T4でバス1より要求が出されている転送
はアドレスBの続きのアドレスであるアドレスB’への
ライト転送であるから、データを受け入れT3と同様に
アドレスカウンタセレクト用ビット311を’1’とし
てデータcをデータバッファ31に格納する。
【0078】T7でもT4と同様にアドレスカウンタ’
0’に格納されているアドレスAの続きのアドレスA’
へのライト転送が発生しているので、アドレスカウンタ
セレクト用ビット311を’0’としてデータdをデー
タバッファ31に格納する。
【0079】T9でアドレスCへのライト転送要求が発
生しているが、T9の時点でのデータバッファの状態で
は、アドレスB’のデータが完全に出力されておらず、
アドレスAのデータも残っているので、アドレスCを保
持するアドレスカウンタがないため、この転送は拒否さ
れる。
【0080】T11で再度T9で発生したのと同じアド
レスCへのライト転送要求が発生し、今度はアドレス
B’のデータが完全に出力されてしまっているのでアド
レスカウンタ’1’が空き状態になっているため、転送
要求を受け入れ、アドレスCをアドレスカウンタ’1’
にロードし、アドレスカウンタセレクト用ビット311
を’1’としてデータeをデータバッファ31に格納す
る。
【0081】次に、図8のタイムチャートに従って、リ
ード転送要求とライト転送要求がともに発生した場合に
ついて説明する。
【0082】タイミングT14は図8の場合と同様で、
アドレスAがアドレスカウンタ’0’にロードされ、デ
ータaがデータバッファ31に格納される。
【0083】T16で今度はアドレスBへのリード転送
要求が発生する。
【0084】この時、T2で格納されたデータaがデー
タバッファ31にまだ残されているが、アドレスカウン
タ’1’は、まだ空いているため、アドレスBをロード
すると同時にデータバッファ31に、データ格納部31
2は空でアドレスカウンタセレクト用ビット311に’
1’を書き込んだエントリデータを格納し、データ転送
は拒否する。
【0085】T18でアドレスカウンタ’0’に格納さ
れているアドレスAの続きであるアドレスA’にライト
転送の要求が来ているが、リードデータ転送待ち状態に
あるため、その転送は拒否される。
【0086】同様にT20でバス1上で発生したアドレ
スBからのリード転送要求は、データがまだ用意できて
いないため拒否され、T22で発生したアドレスCから
のリード転送は、データ転送装置3がリードデータ転送
待ち状態にあるため拒否される。
【0087】そして、T24でバス1のアドレスBに対
するリード転送要求が来た時に、T23でデータバッフ
ァ31に格納されたバス2からのアドレスBのデータb
が出力される。
【0088】ここで、データバッファ31のバッファ格
納部312として32ビット幅×8段のものを用い、ア
ドレスを32ビットアクセスと仮定すると、図10で示
した従来のものはデータバッファ31、31’を2つ持
ち、各々のバッファにアドレスカウンタ32、32’を
備えるため、必要になるメモリは32×8×2+32
(カウンタ)×2ビットとなるが、本実施形態ではデー
タバッファ31を1面に制限しているため、必要なメモ
リは33×8+32(カウンタ)×2ビットで済む。
【0089】また、本実施形態では、図7のタイムチャ
ートの例を見ても分かる通り、2つのアドレスへのライ
ト転送が途切れることなく受け付けられ、バッファを2
面持っている時と同様のスムーズな転送が行われる。
【0090】しかもデータバッファ31として先読み先
出し形式のバッファを採用したことにより、バースト転
送長の制限がなくなり、バスの占有期間を最大に使用す
ることが可能となる。又、ライト転送、リード転送が混
在する場合にも図9のタイムチャートにあるように、要
求のあった転送順を守りつつ、正しい転送が行われる。
【0091】以上、本発明の第1の実施形態について説
明した。
【0092】以下、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0093】図9に、本第2実施形態に係るデータ転送
装置3の構成を示す。
【0094】図示するように、本第2実施形態に係るデ
ータ転送装置3は、図2に示した第1実施形態に係るデ
ータ転送装置の構成に、リードデータバッファ37と、
セレクタ39と、制御部39内のリード/ライトセレク
トFIFO392とを付加した構成となっている。リードデ
ータバッファ37は、データバッファ31と同様な構成
を有し、ただ一つ有するエントリには、エントリデータ
としてリードデータ371と、アドレスカウンタセレク
ト用ビット372が格納される。また、図示は省略した
が、データバッファ31と同様に、リードデータバッフ
ァ37は、エントリのリードデータ371の格納状態を
監視する監視部を有し、リードデータが格納された場合
ににフルを示す値を格納し、リードデータが格納されて
いない場合にエンプティを示す値を格納するフル/エン
プティフラグを備えている。
【0095】以下、その動作について説明する。
【0096】まず、バス1上にバス2上へのライト転送
が発生した場合における、バス1からデータ転送装置3
へのライト転送について説明する。
【0097】このバス1からデータ転送装置3へのライ
ト転送は、第1実施形態の図3に示した処理と同様の処理
によって行う。
【0098】ただし、図3の手順S01、101の処理は
行わず、ライト転送の要求が入力したら、手順S02から
処理を行う。また、手順10では、データバッファ31
にエントリデータを格納すると共に、リード/ライトセ
レクトFIFO392にライトフラグを入力する。
【0099】次に、バス1上にバス2上からのリード転
送が発生した場合における、バス1からデータ転送装置
3へのリード転送について説明する。
【0100】この場合、データ転送装置3は、図10の
処理を行う。
【0101】この処理では、手順S43でリード転送の
要求が入力されると、手順S44でリードデータバッフ
ァ37がエンプティかどうかを調べ、エンプティでなけ
れば、手順S46で、その転送の要求が、以前にリード
アドレスを受け付けた要求と同じ要求であるかどうかを
判断する。この判断は、リードデータバッファ37のア
ドレスカウンタセレクト用ビット371が示すアドレス
カウンタ322/324のアドレスから、このアドレス
カウンタに対応する残りデータカウンタのカウント値ま
たは1を減算することによりアドレス生成部35が生成
したアドレスと、入力したリード転送の要求のリードア
ドレスをアドレス比較器34で比較し、両者が同じ場合
に、以前にリードアドレスを受け付けた要求と同じ要求
であると判断することにより行う。
【0102】そして、同じ要求であればリードデータバ
ッファ37に格納されているエントリデータを取り出
し、取り出したエントリデータのデータ372をバス1
上に出力して処理を終了する。
【0103】一方、同じ要求でなければ転送を拒否し、
処理を終了する。
【0104】一方、リードデータバッファ37がエンプ
ティであれば、手順S45でリード転送待ち状態にある
かどうかを調べ、リードデータ転送待ち状態にあれば、
転送要求を拒否する。
【0105】リード転送待ち状態でない場合は、手順S
47でライトデータバッファ31にアドレスカウンタ3
22/324両方に対応するデータ312が格納されて
いるかを残りデータカウンタ361/362により調
べ、両方のアドレスのデータが格納されていれば転送を
拒否し、少なくとも一方のアドレスカウンタ322/3
24に対応するデータ312が格納されてなければ、手
順S51でアドレスのみを受け入れデータ転送は拒否
し、手順S52で対応するデータが格納されていないア
ドレスカウンタ322/324にアドレスをロードする
と同時に、アドレスを格納したアドレスカウンタ322
/324のアドレスカウンタフラグ321/323と同
じ値をセットしたアドレスカウンタセレクト用ビット3
71を、リードデータバッファに格納し、リード/ライ
トセレクトFIFO392にリードを示すフラグを入力す
る。なお、リードデータバッファ37に、アドレスカウ
ンタセレクト用ビット371が設定されデータ372が
設定されていないエントリデータのみが存在する場合に
は、リードデータバッファ37のフル/エンプティフラ
グはエンプティを示す。
【0106】次に、データ転送装置3とバス2間のリー
ド、ライト転送について説明する。
【0107】この場合、データ転送装置3は、図11の
処理を行う。
【0108】この処理では、まず、手順S55でリード
/ライトセレクトFIFO392の先頭のフラグを取り出し、
そのフラグがライトならば手順S56でライト転送要求
を、リードならば手順S57でリード転送要求をバス2
に出力する。
【0109】そして、ライト転送要求を出力した場合は
手順S58でデータバッファ31の先頭のエントリデー
タのアドレスカウンタセレクト用ビット311の内容
を、リード転送要求を出力した場合は、手順S59でリ
ードデータバッファ27のアドレスカウンタセレクト用
ビット371の内容を調べ、’0’ならば手順S60で
アドレスAカウンタ322の値を、’1’ならば手順S
61でアドレスBカウンタ324の値をアドレスとして
採用する。
【0110】ライト転送要求を出力した場合は、続い
て、手順S62で手順S61、S62で選択したアドレ
スとデータバッファ31内のデータを、セレクタ39を
介してバス2に出力し、アドレスを選択したアドレスカ
ウンタ322/324をカウントアップし、アドレスを
選択したアドレスカウンタ322/32の残りデータカ
ウンタ361/362を1デクリメントし処理を終了す
る。
【0111】一方、リード転送要求を出力した場合は、
手順S63でアドレスを出力した後、手順S64でバス
2上に出力されるリードデータを、リードデータバッフ
ァ37に格納し、アドレスを選択したアドレスカウンタ
322/324と、このアドレスカウンタに対応する残
りデータカウンタ36の値を1増加する。
【0112】このようなデータ転送装置3によれば、バ
ス1、バス2間の転送は、たとえば、次のように行われ
る。
【0113】図12は、バス1上で、先に図8に示した
ものと同じ転送要求が発生している場合を示している。
【0114】図8と異なる点は、T31で発生したアド
レスA’に対するライト転送要求が受け付けられ、ライ
トデータがライトデータバッファ31aにアドレスカウ
ンタのフラグ’0’を付けて格納されることである。
【0115】すなわち、本第2実施形態によれば、ライ
トデータバッファ31と別にリードデータバッファ37
を設けたことにより、バス1上のライト転送の発生が1
サイクル減少している。
【0116】リード転送の場合にいくつものデータが連
続して転送されるようなバースト転送の発生頻度が低い
システムでは、本第2実施形態のようにリードデータバ
ッファ38を1段設けることにより、ライトデータの転
送がよりスムーズになりバス使用効率を上げることがで
きる。
【0117】なお、本第2実施形態において、単一のデ
ータを要求するリード転送要求のみリードデータバッフ
ァを用いて処理し、バースト転送を要求するリード転送
要求についてはデータバッファを用いて前記第1実施形
態と同様に処理するようにしてもよい。
【0118】以上、本発明の実施形態について説明し
た。
【0119】なお、以上の実施形態に係るデータ転送装
置は、半導体ICとして実現するようにしてもよい。
【0120】さて、以上の実施形態によれば、データバ
ッファ1面のみで高性能な転送を実現できる。そして、
たとえば、LSIとしてデータ転送装置を構成した場合
には、同程度の性能のものに比べて約30%コストを低
下することができる。そして、これによりユーザに、小
さな投資を求めるだけで高性能なデータ転送能力を備え
たシステムを提供することができる。
【0121】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、バッフ
ァ容量をあまり大きくすることなしに、バス使用効率を
向上することのできるデータ転送装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】データ処理装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第1実施形態に係るデータ転送装置の
構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るデータ転送装置が
ライト転送要求入力時に行う処理の手順を示したフロー
チャートである。
【図4】本発明の第1実施形態に係るデータ転送装置が
ライト転送要求出力時に行う処理の手順を示したフロー
チャートである。
【図5】本発明の第1実施形態に係るデータ転送装置が
リード転送要求入力時に行う処理の手順を示したフロー
チャートである。
【図6】本発明の第1実施形態に係るデータ転送装置が
リード転送要求出力時に行う処理の手順を示したフロー
チャートである。
【図7】本発明の第1実施形態に係るデータ転送装置の
行うライト転送例を示したタイミングチャートである。
【図8】本発明の第1実施形態に係るデータ転送装置の
行うライト転送およびリード転送例を示したタイミング
チャートである。
【図9】本発明の第2実施形態に係るデータ転送装置の
構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係るデータ転送装置
がリード転送要求入力時に行う処理の手順を示したフロ
ーチャートである。
【図11】本発明の第2実施形態に係るデータ転送装置
がライト転送要求およびリード転送要求出力時に行う処
理の手順を示したフローチャートである。
【図12】本発明の第2実施形態に係るデータ転送装置
の行うライト転送およびリード転送例を示したタイミン
グチャートである。
【図13】従来のデータ転送装置の構成を示したブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1、2…データバス、 3…データ転送装置、 4…CPU、 5…主記憶、 6a,6b、6c…周辺装置、 31…先読み先出し形式のデータバッファ、 32…アドレスカウンタ部 33…アドレスセレクタ、 34…アドレス比較器、 35…アドレス生成器、 36…残りデータカウンタ部、 37…リードデータバッファ、 39…セレクタ、
フロントページの続き (72)発明者 古川 泰宏 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立マイクロソフトウェアシステム ズ内 (72)発明者 野々村 到 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アドレスカウンタによって転送の対象とす
    るアドレスが管理されるデータを記憶するデータバッフ
    ァを介した複数のバス間のデータ転送を、アドレスカウ
    ンタが管理するアドレスを用いて行うデータ転送装置で
    あって、 複数のアドレスカウンタと、 複数のデータ転送によって連続したアドレスを順次転送
    の対象とするデータ転送のシーケンス、および、単一の
    データ転送によって単一のアドレスを転送の対象とする
    データ転送のシーケンスである転送シーケンスに属する
    各データ転送のデータを複数、入力されたデータ転送順
    に順次、前記アドレスカウンタ数と同数の転送シーケン
    ス分記憶するFIFO形式のデータバッファと、 前記データバッファに記憶される各データを転送の対象
    とするデータ転送が属する転送シーケンス毎に、当該転
    送シーケンスが転送の対象とするアドレスを管理するア
    ドレスカウンタを割り当てる割り当て手段と、 前記データバッファに記憶される各データと、当該デー
    タを転送の対象とするデータ転送が属する転送シーケン
    スが割り当てられたアドレスカウンタとの対応を管理す
    る対応管理手段と、 データバッファに記憶される各データの、対応管理手段
    が当該データとの対応を管理しているアドレスカウンタ
    が管理するアドレスを用いた、データバッファを介した
    データ転送を制御する転送制御手段と、 を有することを特徴とするデータ転送装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のデータ転送装置であって、 リードデータバッファを備え、 前記制御手段は、リード転送については、当該リードデ
    ータ転送が属する転送シーケンスが割り当てられたアド
    レスカウンタが管理するアドレスを用いて、リードデー
    タバッファを介したリードデータ転送を制御することを
    特徴とするデータ転送装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のデータ転送装置であって、 単一のデータを格納するリードデータバッファを備え、 前記制御手段は、単一のアドレスのリード転送について
    は、当該リードデータ転送が属する転送シーケンスが割
    り当てられたアドレスカウンタが管理するアドレスを用
    いて、リードデータバッファを介したリードデータ転送
    を制御し、連続する複数のアドレスのリードデータ転送
    およびライトデータ転送については当該データ転送が属
    する転送シーケンスが割り当てられたアドレスカウンタ
    が管理するアドレスを用いた、データバッファを介した
    データ転送を制御することを特徴とするデータ転送装
    置。
  4. 【請求項4】複数のバス間のデータ転送を仲介するデー
    タ転送装置であって、 複数のデータを格納するFIFO形式のデータバッファと、 アドレスをカウントする、複数のアドレスカウンタと、 各アドレスカウンタに対応づけられたデータバッファ中
    のデータ数を管理する手段と、 一方のバスよりライトデータ転送が入力したときに、当
    該ライトデータ転送のアドレスといずれかのアドレスカ
    ウンタのアドレスに当該アドレスカウンタに対応づけら
    れたデータ数を加算したアドレスとが等しい場合に、当
    該アドレスカウンタと対応づけて当該ライトデータ転送
    のデータを前記データバッファに格納し、等しくなかっ
    た場合に、対応づけられたデータが無いアドレスカウン
    タが存在すれば、対応づけられたデータが無いアドレス
    カウンタのいずれかに、当該ライトデータ転送のアドレ
    スを格納し、アドレスを格納したアドレスカウンタに対
    応づけてデータを前記データバッファに格納し、対応づ
    けられたデータが無いアドレスカウンタが存在しない場
    合に、当該ライトデータ転送を拒否する転送入力手段
    と、 前記データバッファより、順次データを読み出し、読み
    出したデータに対応づけられたアドレスカウンタのアド
    レスを対象とする読み出したデータのライトデータ転送
    を他方のバスに出力し、読み出したデータに対応づけら
    れたアドレスカウンタを増加する転送出力手段を有する
    ことを特徴とするデータ転送装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載のデータ転送装置であって、 リードデータ転送制御手段を有し、 前記転送入力手段は、一方のバスより、リードデータ転
    送が入力した場合に、当該リードデータ転送のアドレス
    を対応づけられたデータが無いアドレスカウンタに格納
    し、当該アドレスカウンタに格納したアドレスを先頭の
    アドレスとして含むアドレスのリードデータ転送以外の
    データ転送を、アドレスカウンタにアドレスを格納した
    リードデータ転送の終了まで拒否し、かつ、 前記リードデータ転送制御手段は、 アドレスカウンタにアドレスを格納したリードデータ転
    送の入力以前にデータバッファに格納したデータのライ
    トデータ転送の出力後に、リードデータ転送のアドレス
    が格納されたアドレスカウンタのアドレスを先頭のアド
    レスとして含むアドレスのリードデータ転送を前記他方
    のバスに出力してデータを他方のバスよりデータバッフ
    ァに格納し、当該アドレスカウンタに格納したアドレス
    を先頭のアドレスとして含むアドレスのリードデータ転
    送が前記一方のバスより入力した場合に、他方のバスよ
    りデータバッファにデータが格納されていれば当該デー
    タを前記一方のバスに出力し、格納されていない場合
    は、リードデータ転送を拒否することを特徴とするデー
    タ転送装置。
  6. 【請求項6】請求項3記載のデータ転送装置であって、 単一のデータを格納するリードデータバッファを備え、 前記転送入力手段は、対応づけられたデータが無いアド
    レスカウンタが存在する場合に、一方のバスより、単一
    のアドレスのリードデータ転送が入力した場合に、当該
    単一のアドレスを、対応するデータが無いのアドレスカ
    ウンタに格納し、当該単一のアドレスのリードデータ転
    送を拒否し、かつ、 前記データ転送装置は、 単一のアドレスのリードデータ転送のアドレスが格納さ
    れたアドレスカウンタのアドレスのリードデータ転送を
    前記他方のバスに出力してデータを他方のバスよりリー
    ドデータバッファに格納し、単一のデータのリードデー
    タ転送のアドレスが格納されたアドレスカウンタに格納
    したアドレスのリードデータ転送が前記一方のバスより
    入力した場合に、他方のバスよりデータバッファにデー
    タが格納されていれば、格納したデータを前記一方のバ
    スに出力し、格納されていない場合には、当該リードデ
    ータ転送を拒否するリードデータ転送制御手段を有する
    ことを特徴とするデータ転送装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5または6記載の
    データ転送装置と、CPUと、CPUが接続した第1のバス
    と、前記CPUによって制御されるデバイスと、当該デバ
    イスが接続した第2のバスとを備え、前記データ転送装
    置は、前記第1のバスと第2のバス間のデータ転送を行う
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  8. 【請求項8】請求項1、2、3、4、5または6記載の
    データ転送装置を内蔵した半導体IC。
  9. 【請求項9】アドレスカウンタによって転送の対象とす
    るアドレスが管理されるデータを記憶するデータバッフ
    ァを介した複数のバス間のデータ転送を、アドレスカウ
    ンタが管理するアドレスを用いて行うデータ転送装置に
    おいて、データ転送を制御する方法であって、 複数のアドレスカウンタと、FIFO形式のデータバッファ
    を設け、 複数のデータ転送によって連続したアドレスを順次転送
    の対象とするデータ転送のシーケンス、および、単一の
    データ転送によって単一のアドレスを転送の対象とする
    データ転送のシーケンスである転送シーケンスに属する
    各データ転送のデータを複数、入力されたデータ転送順
    に順次、前記アドレスカウンタ数と同数の転送シーケン
    ス分、データバッファに記憶し、 前記データバッファに記憶される各データを転送の対象
    とするデータ転送が属する転送シーケンス毎に、当該転
    送シーケンスが転送の対象とするアドレスを管理するア
    ドレスカウンタを割り当て、 前記データバッファに記憶される各データと、当該デー
    タを転送の対象とするデータ転送が属する転送シーケン
    スが割り当てられたアドレスカウンタとの対応を管理
    し、 データバッファに記憶される各データの、対応管理手段
    が当該データとの対応を管理しているアドレスカウンタ
    が管理するアドレスを用いて、データバッファを介した
    データ転送を制御することを特徴とするデータ転送制御
    方法。
  10. 【請求項10】請求項9記載のデータ転送制御方法であ
    って、 さらに、リードデータバッファを設け、 リード転送については、当該リードデータ転送が属する
    転送シーケンスが割り当てられたアドレスカウンタが管
    理するアドレスを用いて、リードデータバッファを介し
    たリードデータ転送を制御することを特徴とするデータ
    転送制御方法。
JP4363698A 1998-02-25 1998-02-25 データ転送装置 Pending JPH11242648A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4363698A JPH11242648A (ja) 1998-02-25 1998-02-25 データ転送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4363698A JPH11242648A (ja) 1998-02-25 1998-02-25 データ転送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11242648A true JPH11242648A (ja) 1999-09-07

Family

ID=12669364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4363698A Pending JPH11242648A (ja) 1998-02-25 1998-02-25 データ転送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11242648A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008086027A (ja) * 2001-02-05 2008-04-10 Fujitsu Ltd 遠隔要求を処理する方法および装置
US9703731B2 (en) 2014-07-04 2017-07-11 Socionext Inc. Data transfer apparatus and data transfer method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008086027A (ja) * 2001-02-05 2008-04-10 Fujitsu Ltd 遠隔要求を処理する方法および装置
US9703731B2 (en) 2014-07-04 2017-07-11 Socionext Inc. Data transfer apparatus and data transfer method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8325603B2 (en) Method and apparatus for dequeuing data
US7536488B2 (en) Buffer controller and management method thereof
US20030121030A1 (en) Method for implementing dual link list structure to enable fast link-list pointer updates
US4942521A (en) Microprocessor with a cache memory in which validity flags for first and second data areas are simultaneously readable
US5146560A (en) Apparatus for processing bit streams
JPH0628247A (ja) 動的に再配置されるメモリバンク待ち行列
JPH0581939B2 (ja)
JPH11242648A (ja) データ転送装置
US6453366B1 (en) Method and apparatus for direct memory access (DMA) with dataflow blocking for users
US4802125A (en) Memory access control apparatus
US20040260867A1 (en) Multipurpose CAM cascade circuit
JPS60120450A (ja) バッファメモリ制御方式
JP4335327B2 (ja) 調停装置および方法
US7089387B2 (en) Methods and apparatus for maintaining coherency in a multi-processor system
US6976141B2 (en) Pipelined multi-access memory apparatus and method
JP2001109659A (ja) メモリ制御方式
JPH09146839A (ja) キャッシュメモリ制御装置
JP2518910B2 (ja) 記憶制御装置のアクセス制御方式
JPH1040165A (ja) データ読み出し方法およびリードバッファ
JPH0589027A (ja) 監視機能付ライトバツフア
EP0344915A2 (en) Apparatus for processing bit streams
JP2000029824A (ja) 階層型バスシステムとバス変換装置
JPS5994287A (ja) 高速アドレス変換装置
CN117354268A (zh) 一种报文的缓存方法、装置、电子设备及存储介质
JP2826466B2 (ja) 並列コンピュータシステムの性能測定方式