JPH11242289A - 写真カメラ - Google Patents

写真カメラ

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Publication number
JPH11242289A
JPH11242289A JP10044063A JP4406398A JPH11242289A JP H11242289 A JPH11242289 A JP H11242289A JP 10044063 A JP10044063 A JP 10044063A JP 4406398 A JP4406398 A JP 4406398A JP H11242289 A JPH11242289 A JP H11242289A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zoom
magnification
pseudo
finder
photographing
Prior art date
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Pending
Application number
JP10044063A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Komatsuzaki
博 小松崎
Yasuhiro Nishitani
泰浩 西谷
Yoichi Iwasaki
洋一 岩崎
Osamu Inaba
修 稲葉
Takashi Suzuki
隆 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP10044063A priority Critical patent/JPH11242289A/ja
Publication of JPH11242289A publication Critical patent/JPH11242289A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 擬似ズーム機能を備えた写真カメラの操作性
を改善し、擬似ズーム機能の利用の仕方に自由度をもた
せる。 【解決手段】 ズームレバー6の操作により、ズームフ
ァインダ22が等倍から4倍までの間で変倍され、変倍
率に応じたファインダ画像が観察される。撮影レンズ5
は等倍から2倍までの間で変倍される。ズームファイン
ダ22の変倍率に対し、3種類のプログラムにしたがっ
て撮影レンズ5の変倍率と擬似ズーム倍率とを組み合わ
せた複数種類の配分データが配分データメモリ38に格
納されている。切換えレバー27でいずれかのプログラ
ムを選択すると、そのプログラムのもとで組み合わされ
た配分データがズームファインダ22の変倍率に応じて
読み出され、撮影レンズ5の変倍率が決められ、また擬
似ズーム倍率が決められる。擬似ズーム倍率は、データ
記録器58によりフイルムカートリッジ15に内蔵のI
Cメモリに撮影コマごとに書き込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズにズー
ムレンズが用いられるとともに、写真プリント時にはト
リミング範囲及びプリント倍率の調節によって、疑似ズ
ームプリントのサービスを受けることができる写真カメ
ラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常の写真プリントでは、フイルムに撮
影された写真画像のほぼ全範囲が一定サイズの印画紙に
収まるように基準のプリント倍率のもとで焼き付けが行
われるのに対し、特開平4−27927号公報や特開平
4−317035号公報で知られるトリミングプリント
では、フイルム上の撮影画面を天地左右側からそれぞれ
所定幅でトリミングしてプリントする撮影画面範囲を指
定し、範囲から除き、基準プリント倍率よりも大きな擬
似ズーム倍率のもとで前記一定サイズの印画紙にプリン
トする。これによれば、カメラの撮影レンズがズーム機
能をもっていなくても、被写体像の一部を拡大したプリ
ント写真を得ることができ、いわゆる擬似ズーム効果が
得られる。
【0003】このようなトリミングシステムでは、写真
プリントに際してトリミングプリントを行うか否か、ま
た複数種類のトリミング幅及び擬似ズーム倍率が用意さ
れている場合には、その種類を表すデータが必要にな
る。上記各公報には、これらの擬似ズームプリント用の
データをフイルム上の各コマ位置に対応して磁気記録す
ることが記載されている。
【0004】また、上記各公報に記載のトリミングカメ
ラは撮影レンズとしてズームレンズが用いられており、
撮影レンズによるズーム機能に併せて前述の擬似ズーム
効果を得ることができる。したがって、最終的にユーザ
ーが得るプリント写真を基準にすると、カメラのズーム
機能がより高められることになり、ユーザーにとって効
果的なだけでなく、撮影レンズの高倍率ズーム化がそれ
ほど必要でなくなるためカメラのコンパクト化,ローコ
スト化が可能となり、メーカーサイドでの利点も大き
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
でに提案されているトリミングカメラでは、擬似ズーム
機能はあくまで補助的に用いられているだけで、一般の
ユーザーを考慮したとき操作性に難がある。例えば上記
特開平4−27927号公報記載のものでは、撮影レン
ズをテレ端までズームアップした後、さらに擬似ズーム
機能を利用するか否かはユーザーが選択しなければなら
ず、利用する場合には通常のカメラ操作の他にその追加
操作が必要となっている。したがって、擬似ズームプリ
ントサービスについて熟知していない一般ユーザーには
使いにくいものとなっている。そして、擬似ズーム倍率
を複数種類設定した場合には、上記追加操作の選択肢が
さらに増えることになり、誰にでも簡便に利用できるも
のとは言い難い。
【0006】また、特開平4−317035号公報記載
のトリミングカメラでは、撮影レンズのズーミング操作
によって自動的に擬似ズーム倍率の切換えが行われるよ
うになっているが、撮影レンズをテレ端までズーミング
させた後に、擬似ズーム用の1ステップの変倍が行われ
るだけであるため、擬似ズーム倍率と同じ拡大倍率をも
ったテレコンバータを使用したときと同様の変倍効果し
か得られない。したがって、撮影レンズのズーミング操
作による滑らかな変倍の後に擬似ズーム倍率の切換えに
よる粗い変倍が突然加わることになり、操作性の点で問
題がある。
【0007】さらに、擬似ズーム倍率の切換えが行われ
た後にワイド側にズームダウン操作したときには、撮影
レンズがワイド端に達するまでは擬似ズーム倍率が常に
有効になっている。このような手法は、擬似ズームを利
用するかしないかの切換えポイントがテレ端とワイド端
との2個所で済むので、その切換え機構が簡便になると
いう利点はあるものの、ワイド端からテレ端に至る途中
の変倍域で撮影したときと、テレ端からワイド端に至る
途中の変倍域で撮影したときとで、撮影者の意図とは無
関係にプリント写真の画質が違ってくるという欠点が生
じる。
【0008】本発明の目的は、撮影レンズとしてズーム
レンズを備え、かつ擬似ズーム機能をもった従来のズー
ムレンズ写真カメラのもつ欠点を解決することにあり、
撮影レンズのズーム機能と擬似ズーム機能とを違和感な
く統合して操作性を改善するとともに、撮影レンズのズ
ーム機能と擬似ズーム機能の各々の特長を考慮して複数
種類の複合ズームプログラムを設定し、撮影意図に応じ
てユーザーが任意に選択できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するにあたり、撮影者によって操作されるズーミング操
作手段と、このズーミング操作手段からの操作信号に応
答してファインダ画像の変倍を行うズームファインダ
と、ズームレンズで構成された撮影レンズをズームファ
インダの変倍率よりも小さい範囲内で変倍させる撮影系
変倍装置と、擬似ズーム倍率をフイルム又はフイルムカ
ートリッジに設けられた記録媒体に書き込むデータ記録
手段と、ズームファインダの変倍率に対し、撮影レンズ
の変倍率と擬似ズーム倍率とを予め設定された複数の複
合ズームプログラムにしたがって組み合わせた配分デー
タが格納された記憶手段と、撮影者の操作入力により前
記複数種類の複合ズームプログラムのいずれかを選択す
るプログラム選択手段とを設け、ズーミング操作手段に
よって決定されたズームファインダの変倍率とプログラ
ム選択手段で選択された複合ズームプログラムに基づ
き、撮影レンズの変倍率と擬似ズーム倍率とを組み合わ
せた所定のデータを読み出し、この変倍率と擬似ズーム
倍率にしたがって撮影時の撮影レンズの変倍率と前記記
憶媒体に書き込まれる擬似ズーム倍率とを決めるように
したものである。また、ファインダ視野範囲がパノラマ
フォーマットのように制限され、これに応じたプリント
倍率のものでプリントが行われる場合には擬似ズーム倍
率が等倍の範囲内に制限され、これる応じてズームファ
インダの変倍範囲も制限される。
【0010】前記撮影レンズの変倍率と擬似ズーム倍率
との組み合わせデータをズーミング操作手段からの操作
信号に応答して読み出すようにし、撮影レンズについて
は読み出された変倍率にしたがって逐次に変倍を行い、
また擬似ズーム倍率はシャッタレリーズ操作に応答して
記録媒体に書き込む構成にすると、シャッタレリーズ後
に撮影レンズの変倍を行わずに済むようになるのでシャ
ッタチャンスを的確に活かすことができ、また擬似ズー
ム倍率も最終的に決定されたものを的確に書き込むこと
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に本発明を用いた写真カメラ
の外観を示す。ボディ2の前面に鏡胴3が設けられ、カ
メラのメインスイッチを投入すると沈胴位置から図示し
た撮影位置(ワイド端位置に相当)に繰り出される。鏡
胴3には2群式のズームレンズで構成された撮影レンズ
5が組み込まれ、ボディ背面に突出したズームレバー6
(ズーミング操作手段)を操作することによってズーミ
ングが行われ、その焦点距離を例えば24mmから48
mmの間で可変することができる。したがって、この撮
影レンズ5のズーム倍率は等倍から2倍の範囲で変える
ことができるが、最大のズーム倍率や、ワイド端及びテ
レ端での焦点距離はレンズ設計に応じて適宜に変更する
ことができる。
【0012】ボディ前面には、さらに測距用の投・受光
窓7,8が設けられ、各々の奥に投光器と受光器とが組
み込まれている。また、鏡胴3の前面には測光窓9が設
けられ、その内部には受光素子が組み込まれている。ボ
ディ上面のシャッタボタン10を半押しすると、投光窓
7から被写体に向けて測距光が投光され、その反射光を
受光窓8の奥の受光器で受光することによって被写体距
離が測定され、また測光窓9を通して被写体輝度が測定
される。引き続きシャッタボタン10を全押しすると、
測定された被写体距離に対応して撮影レンズ5のピント
合わせが行われ、測定された被写体輝度のもとでシャッ
タ羽根の開閉制御が行われる。
【0013】鏡胴3が沈胴位置から撮影位置に繰り出さ
れることに連動してストロボ発光部12がボディ上面に
突出する。そして、被写体輝度が所定レベル以下であっ
たときには、シャッタ羽根の開閉に同期してストロボ発
光部12からストロボ光が照射される。ボディ底面に装
填蓋13が開閉自在に組み付けられ、蓋開閉レバー14
を図示のロック解除位置に回動すると装填蓋13が開放
する。また、装填蓋13を閉じると蓋開閉レバー14が
ロック位置に回動し、装填蓋13が閉じ位置でロックさ
れる。
【0014】この写真カメラに使用されるフイルムカー
トリッジ15は、IX240型式で知られるフイルムカ
ートリッジと同様に、プラスチック製のカートリッジシ
ェル16の内部に、フイルムを先端まで巻きつけたスプ
ール17を収納したものである。これをカメラのカート
リッジ装填室に装填して装填蓋13を閉じ、カメラ側の
機構によってカートリッジシェル16のポート口に組み
込まれた遮光蓋を開けた後にカメラ側の給送機構でスプ
ール17をフイルム送り出し方向に回転させることによ
って、フイルムをカートリッジシェル16から送り出す
ことができるようになっている。
【0015】このフイルムカートリッジ15の特徴的な
点は、カートリッジシェル16にデータ書込み/読み出
し用のICメモリ18が組み込まれ、カートリッジシェ
ル16の上端面には端子群19が露呈されていることに
ある。このICメモリ18には、EEPROMやフラッ
シュメモリのように、バックアップ用の電源なしにデー
タの保存が可能であり、かつアクティブ状態ではデータ
の書込み/読み出しが可能なものが用いられている。
【0016】そして、このフイルムカートリッジ15を
カメラのカートリッジ装填室に装填するとカメラ側の接
続端子がこれらに接続され、撮影コマデータとともに後
述する擬似ズームの倍率データをICメモリ18に書き
込むことができる。また、撮影後のフイルムはフイルム
現像の後に元のカートリッジシェル16にロール形態で
再び収納され、写真プリントに際しては、これが写真プ
リンタにセットされる。このとき、写真プリンタ側の接
続端子が端子群19の各々の端子に接続され、プリント
処理を行うときには、撮影コマデータとともに擬似ズー
ムの倍率データが読み取られるようになっている。な
お、このようなカートリッジシェル16とともに用いら
れる写真フイルムのフォーマットは、IX240型式以
外のものであってもよい。
【0017】ファインダ対物窓20の奥にはズームファ
インダが組み込まれている。例えば図2に示すように、
ズームファインダ22には実像式のものが用いられてお
り、ポロプリズム23よりも物体側の対物光学系には変
倍機能が付与されている。この対物光学系によるファイ
ンダ画像はポロプリズム23の最初の入射面に結像さ
れ、これをポロプリズム及びアイピースを通して正立像
として観察することができる。なお、ファインダ画像の
結像面に接近して液晶板24が設けられており、LCD
ドライバ25からの表示切換え信号により、ファインダ
視野範囲をハイビジョンフォーマット,パノラマフォー
マット,コンベンショナルフォーマットのいずれかに切
り換えることができる。
【0018】ボディ上面に2種類の切換えノブ26,2
7と液晶表示パネル28が設けられている。切換えノブ
26はファインダ視野範囲の選択手段として機能し、フ
ァインダ視野をハイビジョンフォーマット,パノラマフ
ォーマット,コンベンショナルフォーマットのいずれに
設定するかを決めるときに操作される。特に、パノラマ
フォーマットを選択して撮影が行われた場合には、プリ
ント処理を行うときにフイルム上の撮影画面のうち、天
地方向から一定幅ずつトリミングされた残りの範囲が約
1.7倍のプリント倍率のもとでプリントが行われる。
他方の切換えノブ27は、撮影レンズ5のズーム倍率と
擬似ズーム倍率とを組み合わせた複合ズームプログラム
〜のうち、いずれに設定するかを決めるときに操作
される。液晶表示パネル28には、これらの切換えノブ
26,27の設定情報や、フイルムコマ数その他の撮影
情報が表示される。
【0019】図2にカメラの電気的構成及びズーム機構
の概略を示す。ズームレバー6が操作されると、ズーム
操作信号発生回路29からCPU30にズーム信号が入
力される。ズーム信号の入力を受けるとCPU30はモ
ータドライバ32に駆動信号を送り、ファインダ用のズ
ームモータ33がズームレバー6の操作方向に対応して
正転,逆転し、ズームファインダ22に組み込まれたズ
ームリング34を回転させる。ズームリング34の回転
により対物光学系中の変倍レンズが光軸方向に移動し、
ワイド端からテレ端まで4倍のズーム倍率でファインダ
画像の変倍が行われる。
【0020】モータドライバ32にはズームモータ33
の回転位置を検知するためのエンコーダが内蔵されてお
り、ズームモータ33の回転位置情報はCPU30にフ
ィードバックされる。そして、任意の時点でズームレバ
ー6の操作を止めたときには、その時点でのズームモー
タ33の回転位置情報がメモリ35のRAM領域に書き
込まれる。このズームモータ33の回転位置情報はズー
ムファインダ22の変倍位置情報に対応する。なお、ズ
ームファインダ22の変倍位置情報は、ズームリング3
4の回転位置を検出することでも得られる。
【0021】切換えノブ26のセット位置に応じ、選択
信号発生回路26aからファインダ視野範囲のフォーマ
ット切換え信号がCPU30に入力される。CPU30
はこれに応じてLCDドライバ25を駆動し、液晶板2
4によってファインダ視野範囲がハイビジョンフォーマ
ット,パノラマフォーマット,コンベンショナルフォー
マットのいずれかに切換えられる。この切換え信号は、
撮影後のフイルム給送中に磁気ヘッド55によりフイル
ムの磁気記録層に記録される。
【0022】また、切換えノブ27のセット位置に応
じ、選択信号発生回路27aからCPU30に複合ズー
ムプログラムの選択信号が入力される。複合ズームプロ
グラムは、ズームファインダ22の等倍から4倍までの
間で変化する倍率(変倍率)に対し、撮影レンズ5の等
倍から2倍までの間で変化する変倍率と、擬似ズームプ
リント時に擬似ズーム倍率(1.4倍,1.7倍,2倍
の3種類)とを対に組み合わせた配分データの種類に対
応するもので、その組み合わせの仕方によりプログラム
〜の3種類が用意されている。これらの3種類の配
分データは配分データメモリ38に格納され、切換えノ
ブ27のセット位置に応じてそのいずれか一つが選択さ
れ、CPU30によって読み取られる。
【0023】露出演算回路39は、シャッタボタン10
の半押しによってレリーズ操作信号発生回路40からC
PU30に半押し信号が入力された時点で測光窓9を通
して被写体輝度を測定し、この測定値に対応した適正露
光量を算出する。こうして得られた適正露光量のデータ
はCPU30にフィードバックされ、メモリ35のRA
M領域に書き込まれる。そして、シャッタボタン10の
全押し操作がレリーズ操作信号発生回路40からの信号
によって確認されると、CPU30は撮影レンズ5のピ
ント合わせ完了の後にメモリ35からデータを読み出し
てシャッタドライバ41を駆動する。これにより、撮影
レンズ5に組み込まれた絞り兼用のシャッタ羽根42が
開閉して一回の露光が行われる。
【0024】測距装置43は投・受光窓7,8の奥の投
・受光器を含み、シャッタボタン10を半押ししたとき
に被写体距離を測定してCPU30に入力する。CPU
30は、シャッタボタン10の全押しを待ってモータド
ライバ45に被写体距離に対応した駆動信号を送ってフ
ォーカスモータ46を駆動する。これにより、撮影レン
ズ5の一部が光軸方向に移動され、ピント合わせが行わ
れる。
【0025】前述したように、ズームレバー6の操作に
応答してズームファインダ22の変倍が行われるが、C
PU30はモータドライバ32からフィードバックされ
てくるズームファインダ22の変倍位置情報を監視しな
がらモータドライバ48を作動させ、撮影レンズ用のズ
ームモータ49を駆動する。ズームモータ49の駆動に
より鏡胴3内に組み込まれたズームリング50が回転
し、ワイド端からテレ端までの2倍のズーム倍率の範囲
内で撮影レンズ5の変倍が行われる。
【0026】モータドライバ48には、モータドライバ
32と同様にズームモータ49の回転位置を検知するた
めのエンコーダが内蔵されており、ズームモータ49の
回転位置情報はCPU30にフィードバックされる。そ
して、任意の時点でズームレバー6の操作を止めたとき
には、その時点でのズームモータ49の回転位置情報が
メモリ35のRAM領域に書き込まれる。このズームモ
ータ49の回転位置情報は撮影レンズ5の変倍位置情報
に対応する。もちろん、この変倍位置情報は、ズームリ
ング50の回転位置検出によって得ることも可能であ
る。
【0027】フイルム給送機構52は、周知のようにフ
イルムカートリッジ15のスプール17、あるいはカメ
ラ側のフイルム巻取りスプールを駆動してフイルム52
をカートリッジシェル16から送り出したり、送り出さ
れたフイルム52を巻取りスプールに巻き取ったり、ま
たフイルム52の全コマに撮影が行われたときにはフイ
ルム52をカートリッジシェル内に巻き戻す。なお、フ
イルム給送時には反射型のフォトセンサ53によってフ
イルムパーフォレーションの移動が監視され、第1コマ
目のセット処理や1コマ送り制御などに用いられる。
【0028】フイルム52の背面側には透明な磁気記録
層が設けられており、撮影後の1コマ送りの間に磁気ヘ
ッド55を駆動することによって、撮影コマごとに種々
の撮影データを磁気記録することができる。このため、
CPU30はフイルム1コマ送りが開始されたときに、
メモリ35のRAM領域に一次的に保存されている撮影
データ、例えばシャッタ速度やストロボ使用の有無、測
距装置43で測定された被写体距離データ、さらには切
換えレバー26によって選択されたハイビジョンフォー
マット,パノラマフォーマット,コンベンショナルフォ
ーマットのいずれかのフォーマットデータなどをヘッド
ドライバ56に送出する。
【0029】なお、磁気記録された撮影データは写真プ
リント時に読み出され、プリント処理をより適正なもの
とするために利用される。また、フォーマットデータ
は、プリント写真のサイズ変更やプリント倍率の変更に
用いられる。例えばハイビジョンフォーマットのもとで
撮影された写真画像は、ハイビジョンのアスペクト比を
もった印画紙に基準プリント倍率でプリントされ、コン
ベンショナルフォーマットのもとで撮影された写真画像
は、その左右を一定幅ずつトリミングした後のプリント
範囲が活かされ、従来のLサイズプリントサイズの印画
紙に基準プリント倍率でプリントされる。
【0030】パノラマフォーマットで撮影された写真画
像に対しては、その天地を一定幅ずつトリミングした後
のプリント範囲が活かされ、短辺の長さは前記他のフォ
ーマットで用いられる印画紙と同じであるが、アスペク
ト比が約1:3の印画紙にプリントされる。このときの
プリント倍率は約1.7倍に設定され、有効なプリント
範囲の短辺が印画紙の短辺に合わせられる。このパノラ
マフォーマットでのプリントサービスはすでに広く行わ
れているので、擬似ズームプリントで用いるズーム倍率
の一つを1.7倍にしておくと擬似ズームプリントへの
対応が有利になる。ただし、パノラマフォーマットで撮
影を行うときには擬似ズームプリントの併用はできなく
なる。
【0031】CPU30はさらにデータ記録器58を制
御する。データ記録器58は、フイルムカートリッジ1
5に組み込まれた端子群19に接触する接続端子群を有
し、ICメモリ18に擬似ズーム倍率のデータを撮影コ
マごとに記録する。そして、擬似ズーム倍率が書き込ま
れている撮影コマに対しては擬似ズームプリントが行わ
れる。擬似ズーム倍率が書き込まれていない撮影コマに
ついては、通常の基準プリント倍率のもとでプリント処
理が行われる。
【0032】配分データメモリ38には、概念的に図3
に示すような3種類の配分データが格納されている。同
図(A)に示すプログラムの配分データは、図4に実
線で示す複合ズームプログラム線図にしたがって決めら
れたもので、ズームファインダ22の等倍から4倍まで
の変倍範囲について、等倍から2倍までの範囲に対して
は擬似ズームを用いずに撮影レンズ5の変倍率を等倍か
ら2倍までの間で変化させることによって対応し、撮影
レンズ5がテレ端に達した後のズーミング操作に対して
は、擬似ズーム倍率を1.4倍、1.7倍、2倍と3段
階に変えることによって、それぞれズームファインダ2
2の変倍率2.8倍、3.4倍、4倍に対応できるよう
にしてある。なお、擬似ズーム倍率「−」は等倍の擬似
ズーム倍率に相当し、この場合にはICメモリ18に擬
似ズーム倍率の記録が行われないが、確認のために「等
倍」であることを書き込むようにしてもよい。
【0033】したがって、ズームレバー6を操作してワ
イド端からテレ端に向かってズーミングを行ったとき、
ファインダ変倍率が2倍に達するまでの間はファインダ
画像の倍率が連続的に変化し、任意の時点でズーミング
操作を止めたときにはその時点でズームファインダ22
及び撮影レンズ5の変倍も停止する。また、ファインダ
変倍率が2倍を越えた以降は3点のステップズームとな
り、ズーミング操作を行っている間はファインダ画像が
連続的に変倍されるが、撮影レンズ変倍用のズームモー
タ49は停止して撮影レンズ5の変倍率は2倍に固定さ
れたままとなる。そして、その後ズーミング操作を中断
したときには、その時点で最も近いファインダ変倍率
2.8倍、3.4倍、4倍のいずれかになるようにファ
インダ用ズームモータ33の停止位置が制御される。
【0034】プログラムの配分データは、図4に破線
で示す複合ズームプログラム線図にしたがって設定され
ている。図3(B)に示すように、プログラムではフ
ァインダ変倍率が1.4倍になるまでは擬似ズームを用
いずに撮影レンズ5の変倍だけで対応させ、それ以降
は、撮影レンズ5の変倍と擬似ズームとを併用してい
る。さらに、プログラムは図4に一点鎖線で示すプロ
グラム線図にしたがい、等倍から4倍までのファインダ
変倍範囲全域で撮影レンズ5の変倍と擬似ズームとを併
用した配分データを用いている。
【0035】上記プログラムによれば、ファインダ変
倍率が2倍を越えると粗いステップステップズームとな
るが、プログラム,と比較したとき、ファインダの
変倍率に対して相対的に擬似ズーム倍率が低く抑えら
れ、撮影レンズ5による変倍を優先させたプログラムと
なっているから、プリント写真の画質を重視した撮影に
適している。また、ズームファインダ22を最大の変倍
率にすばやく移行させ得ることも利点の一つとなってい
る。
【0036】プログラムでは、撮影レンズ5の連続的
な変倍可能範囲を1.4倍までにしてワイド端側で画質
のよいプリント写真が得られるようにするとともに、そ
れよりも高倍率側でのズームステップ数をプログラム
よりも増やすことができ、画質とズームステップ数との
双方を考慮したバランス型のプログラムとなっている。
このプログラムは、例えば一般的な撮影者を対象にし
た標準的なプログラムとして利用することができる。ま
た、プログラムによれば、ズームファインダ22のワ
イド端からテレ端までの全変倍域に対して、連続的かつ
滑らかに移行するように変倍のステップ数を増やすこと
ができるから、フレーミングを行うときにズーミング操
作を多用しなければならない状況下で有効なものとな
る。
【0037】なお、ズームファインダ22の視野範囲を
パノラマフォーマットに設定した場合には、擬似ズーム
機能を併用することができなくなり、撮影レンズ5の変
倍によるズーミングだけが有効となる。したがって、プ
ログラム,が選択されているときにはファインダ変
倍率がそれぞれ2倍,1.4倍までの範囲でのみズーミ
ング操作が可能となり、プログラムについては等倍で
の撮影のみが許容されることになる。擬似ズーム機能に
対するこのような制約は、予めメモリ35のROM領域
に書き込まれており、パノラマフォーマットが選択され
ているときにはこれに基づいてモータドライバ32の作
動が制御され、ズームファインダ22の変倍範囲が制限
される。
【0038】上述のプログラム〜は擬似ズーム倍率
を1.4倍、1.7倍、2倍の3種類に設定したときの
一例であり、擬似ズーム倍率の値を変えたり、その種類
数を増やすことも可能で、この場合にはそれぞれの擬似
ズーム倍率に応じて使用できるファインダ変倍率及び配
分データの内容を変更すればよい。
【0039】次に、図5に示すフローチャートにしたが
って上記カメラの作用について説明する。まず、切換え
レバー27によって選択されているプログラムの識別が
行われる。そして、撮影レンズ5が沈胴位置からワイド
端に繰り出され、切換えレバー26によりパノラマフォ
ーマット以外のものが選択されているときには、ズーム
レバー6をテレ側に操作するとズームファインダ22の
変倍が行われ、ファインダ画像が等倍から4倍まで連続
的に拡大するように観察される。
【0040】プログラムが選択されているときには、
CPU30は配分データメモリ38からプログラムに
属する配分データのうち、その時点でのズームファイン
ダ22の変倍率に対応するものを読み取り、その配分デ
ータ中の撮影レンズ変倍率と擬似ズーム倍率との2種類
のデータをメモリ35のRAM領域に書き込む。例え
ば、ズームファインダ22の変倍率が2.8倍の場合に
は、撮影レンズの変倍率「2倍」と、擬似ズーム倍率
「1.4倍」の2種類のデータがメモリ35に書き込ま
れる。
【0041】CPU30は、メモリ35に書き込まれた
2種類のデータのうち、撮影レンズの変倍率データに基
づいてモータドライバ48に駆動信号を送ってズームモ
ータ49を駆動する。これによりズームリング50が回
転して撮影レンズ5の変倍が行われ、変倍率が2倍とな
るように制御される。なお、切換えレバー26によって
特にパノラマフォーマットが選択されているときには、
擬似ズーム倍率が等倍に制限されるため、その配分デー
タ中からはその範囲内の撮影系変倍率が有効に読み出さ
れるとともに、これに対応してズームファインダ22の
変倍範囲も制限される。
【0042】ズームレバー6が継続して操作されるとズ
ームファインダ22の変倍も継続して行われ、これに応
答してファインダ変倍率も逐次変化するが、CPU30
はその都度配分データの読み取りを行い、メモリ35に
書き込まれるデータはその都度更新される。したがっ
て、撮影レンズ5はズームレバー6の操作に応じ、等倍
から2倍の範囲内で継続的に変倍が行われるようにな
る。なお、プログラムではファインダ変倍率が2.8
倍以上となる領域では、撮影レンズ5は変倍率2倍の位
置で停止するが、プログラム,の場合にはファイン
ダ変倍率が等倍から4倍まで変化する間に等倍から2倍
の間で変倍される。
【0043】シャッタボタン10の半押し操作によって
測光及び測距が行われ、さらに全押し操作されるとモー
タドライバ45を介してフォーカスモータ46が駆動
し、撮影レンズ5のピント合わせが行われる。その後、
露出演算回路39からのデータに基づいてシャッタドラ
イバ41が作動し、シャッタ羽根42が開閉して撮影が
行われる。
【0044】撮影完了の後、CPU30はメモリ35の
RAM領域にアクセスし、所定のアドレス域に擬似ズー
ム倍率のデータが書き込まれているか否かを確認する。
前述のように、当該アドレス域に擬似ズーム倍率「1.
4倍」のデータが書き込まれているときには、このデー
タをデータ記録器58に送り、フイルムカートリッジ1
5のICメモリ18に現在の撮影コマナンバーとともに
これを書き込む。なお、当該アドレス域に擬似ズーム倍
率のデータが書き込まれていないときには、擬似ズーム
機能なしの撮影として処理され、フイルム1コマ給送が
開始される。
【0045】このフイルム給送の間に、ヘッドドライバ
56が作動して磁気ヘッド55の駆動が行われ、当該撮
影コマに関する撮影情報がフイルム背面の磁気記録層に
記録される。フォトセンサ53からの信号を受けてCP
U30はフイルム給送機構52を停止させ、これにより
1回の撮影シーケンスの完了となる。なお、切換えレバ
ー27によりプログラム,が選択されている場合に
も全く同様の手順で処理が行われる。
【0046】こうして全コマに対して撮影が行われた後
には、撮影済みのフイルムが全てカートリッジシェル1
6に巻き込まれた状態でカメラのカートリッジ装填室か
ら取り出され、現像所に送られる。現像所では、カート
リッジシェル16と撮影済みフイルムとの対応を保った
ままフイルム現像処理を行い、現像済みフイルムは再び
元のカートリッジシェル16に巻き込まれる。
【0047】写真プリント処理に際しては、カートリッ
ジシェル16からフイルムを1コマずつ引き出しながら
印画紙への焼き付けが行われるが、写真プリンタに設け
られたデータ読み取り器がフイルムカートリッジ15に
組み込まれたICメモリ18からプリントコマごとに擬
似ズーム倍率の読み取りを行う。そして、擬似ズーム倍
率「1.4倍」のデータが読み取られたときには、この
擬似ズーム倍率に対応してフイルム上の写真画像が天地
左右方向から所定幅ずつトリミングされ、残されたプリ
ント範囲内の画像を所定サイズの印画紙にプリントする
擬似ズームプリントが行われる。
【0048】こうして作成されたプリント写真に写って
いる範囲は、撮影時にズームファインダ22を通して観
察された範囲と一致する。すなわち、撮影レンズ5の変
倍率がテレ端でも2倍であるのにもかかわらず、1.4
倍の擬似ズームプリントが行われるため、総合的には
2.8倍のプリント写真が得られ、これは撮影時のファ
インダ変倍率2.8倍と一致する。
【0049】上記カメラによれば、撮影者は通常のズー
ムカメラを使用するときと全く同様に、ズームファイン
ダ22を通して撮影範囲を確認しながらズーミング操作
を行い、適宜のズーム倍率にしてからシャッタボタン1
0を操作すればよいだけなので、誰でも簡単に擬似ズー
ム機能を併用した撮影を行うことが可能となる。
【0050】また、擬似ズーム機能を用いる場合、写真
プリント処理に際して擬似ズーム倍率を細かく調節する
ことが困難な状況下では、その種類数が限られ粗いステ
ップ幅でしか設定できなくなる。したがって、擬似ズー
ム機能を考慮して決められたズームファインダ22の変
倍範囲の全域にわたり、撮影レンズ5による変倍と擬似
ズームによる変倍とをどのように配分するかによって、
撮影に使用し得るズームステップ数に制約が生じ、さら
に擬似ズームの変倍率を高くしたときにはプリント写真
の画質の低下が避けられないようになる。
【0051】ところが上記カメラでは、ズームファイン
ダ22の変倍率に撮影レンズ5の変倍率と擬似ズームの
倍率との対からなる配分データを対応させるにあたり、
図4に示すように、機能的に異なった複数種類の複合ズ
ームプログラム線図のもとで組み合わされた配分データ
が用意されており、撮影者の好みや作画意図に応じて任
意のものを選択することができるようにしてある。した
がって、擬似ズーム機能について了解のある撮影者にと
っては、ズーミングの操作性及び画質の双方を考慮して
適切なものを選択することが可能となり、より効果的な
写真撮影を行うことができる。
【0052】さらに、ファインダ視野範囲をパノラマフ
ォーマットに設定したときには擬似ズーム機能を利用す
ることができなくなるが、撮影レンズ5のみの変倍範囲
内ではズーム操作を行うことが可能である。そして、撮
影者はズームファインダ22の変倍可能域では自在に変
倍操作を行うことができるから、フレーミング時にはフ
ァインダ画像を観察しながら、パノラマフォーマットを
活かすことができるプログラムを選択し直すか、あるい
はパノラマフォーマットを解除してさらにズームアップ
した方がよいかを選択すればよい。
【0053】以上、図示した実施態様をもとに本発明に
ついて説明してきたが、擬似ズーム倍率の値やその種類
数、またプログラムの種類数については適宜の増減を行
うことができる。また、光学式のズームファインダ22
に代えて、イメージセンサと液晶表示パネルやプラズマ
ディスプレイパネルなどの電子的表示器とを組み合わせ
た電子ファインダを用いることも可能である。この場合
には、ファインダ画像の変倍を行う際にイメージセンサ
の前面に配置された光学系の変倍により対応できること
はもとより、イメージセンサからの撮像信号を電気的に
処理して液晶表示パネルに表示されるファインダ画像を
いわゆる電子ズームで対応することも可能となる。
【0054】さらに、本発明の写真カメラは、フイルム
に記録された写真画像を画素ごとにスキャナーで読み取
り、印画紙あるいは感熱記録紙などにレーザやサーマル
ヘッドで記録するデジタルプリント処理システムにも等
しく対応可能である。また、フイルムカートリッジに組
み込まれたICメモリに擬似ズーム倍率を書き込む代わ
りにこれをフイルムに設けられている磁気記録層に記録
し、あるいはフイルムそのものに擬似ズーム倍率を表す
データを光学記録することも可能である。
【0055】
【発明の効果】上述してきたとおり、本発明の写真カメ
ラによれば、撮影レンズによる変倍範囲を越えて拡大さ
れたプリント写真が得られるという擬似ズーム機能が得
られ、しかも撮影時にはズームファインダを通してファ
インダ画像を観察しながら通常のズーミング操作を行う
だけで擬似ズーム機能を併用した撮影を行うことができ
るようになるから、従来の擬似ズーム機能対応のカメラ
と比較して、その操作性が格段に改善される。しかも、
擬似ズーム機能を達成するにあたり、擬似ズーム倍率と
撮影レンズの変倍率とを組み合わせた配分データが複数
種類のプログラムにしたがって複数種類用意され、撮影
者の意図に応じてその任意のものを選択することができ
るようにしてあるから、撮影の自由度が増えるだけでな
く、作画意図を考慮したプリント写真が得られるように
なる。
【0056】さらに、擬似ズーム機能が制約されるパノ
ラマフォーマットが選択されている場合には、ファイン
ダの変倍範囲が撮影レンズの変倍可能域に自動的に制限
され、その許容範囲内で撮影者は自在にズーム操作を行
うことが可能であるから、良好な操作性を維持しながら
様々な撮影態様の中から任意のものを選択することがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたカメラの外観図である。
【図2】図1に示すカメラの電気的構成を示す概略図で
ある。
【図3】配分データメモリの概念図である。
【図4】ファインダ変倍率に対し、撮影レンズ変倍率と
擬似ズーム倍率とを組み合わせた3種類のプログラム線
図の概念図である。
【図5】ズーム撮影を行うときの処理を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
2 カメラボディ 5 撮影レンズ 6 ズームレバー 10 シャッタボタン 15 フイルムカートリッジ 18 ICメモリ 22 ズームファインダ 27 切換えレバー 30 CPU 55 磁気ヘッド 58 データ記録器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 洋一 埼玉県朝霞市泉水3ー13ー45 富士写真フ イルム株式会社内 (72)発明者 稲葉 修 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (72)発明者 鈴木 隆 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フイルム又はフイルムカートリッジ
    に設けられた記録媒体に撮影コマごとに擬似ズーム倍率
    を書き込み、写真プリントに際して前記記録媒体から読
    み取った擬似ズーム倍率のもとでプリントが行われる擬
    似ズームプリントサービスを受けることができる写真カ
    メラにおいて、 ズーミング操作手段と、このズーミング操作手段からの
    操作信号に応答してファインダ画像の変倍を行うズーム
    ファインダと、ズームレンズで構成された撮影レンズを
    前記ズームファインダの変倍率よりも小さい範囲内で変
    倍させる撮影系変倍装置と、前記記録媒体に擬似ズーム
    倍率を記録するデータ記録手段と、予め設定された複数
    種類の複合ズームプログラムにしたがい、前記ズームフ
    ァインダの変倍率ごとに前記撮影レンズの変倍率と擬似
    ズーム倍率との組み合わせを対応させた複数種類の配分
    データを格納した記憶手段と、撮影者の操作入力により
    前記複数種類の複合ズームプログラムのいずれかを選択
    するプログラム選択手段とを備え、選択された複合ズー
    ムプログラムとズーミング操作手段で決められたズーム
    ファインダの変倍率に基づいて前記記憶手段から撮影レ
    ンズの変倍率と擬似ズーム倍率との組み合わせを読み出
    し、これらにより撮影時の撮影レンズの変倍率と前記記
    録媒体に書き込まれる擬似ズーム倍率とが決められるこ
    とを特徴とする写真カメラ。
  2. 【請求項2】 写真フイルム又はフイルムカートリッジ
    に設けられた記録媒体に撮影コマごとに擬似ズーム倍率
    を書き込み、写真プリントに際して前記記録媒体から読
    み取った擬似ズーム倍率のもとでプリントが行われる擬
    似ズームプリントサービスを受けることができる写真カ
    メラにおいて、 ズーミング操作手段と、このズーミング操作手段からの
    操作信号に応答してファインダ画像の変倍を行うズーム
    ファインダと、ズームレンズで構成された撮影レンズを
    前記ズームファインダの変倍率よりも小さい範囲内で変
    倍させる撮影系変倍装置と、前記記録媒体に擬似ズーム
    倍率を記録するデータ記録手段と、ファインダの視野範
    囲を制限するか否かを選択する視野範囲選択手段と、前
    記ズームファインダの変倍率ごとに前記撮影レンズの変
    倍率と擬似ズーム倍率との組み合わせを対応させた配分
    データを格納した記憶手段とを備え、前記ズーミング操
    作手段で決められたズームファインダの変倍率に基づい
    て前記記憶手段から撮影レンズの変倍率と擬似ズーム倍
    率との組み合わせを読み出し、これらにより撮影時の撮
    影レンズの変倍率と前記記録媒体に書き込まれる擬似ズ
    ーム倍率とが決められ、また前記視野範囲選択手段によ
    りファインダの視野範囲を制限するフォーマットが選択
    されているときには、ズームファインダの変倍範囲を制
    限するとともに、前記配分データ中で等倍の擬似ズーム
    倍率と組み合わされた撮影レンズの変倍率によって撮影
    レンズの変倍率が決められるようにしたことを特徴とす
    る写真カメラ。
  3. 【請求項3】 ズーミング操作手段からの操作信号に応
    答して前記撮影レンズの変倍率と擬似ズーム倍率との組
    み合わせが記憶手段から読み出され、撮影レンズは読み
    出された変倍率にしたがって撮影系変倍装置により逐次
    変倍されるとともに、読み出された擬似ズーム倍率はシ
    ャッタレリーズ操作に応答して記録媒体に書き込まれる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の写真カメラ。
JP10044063A 1998-02-25 1998-02-25 写真カメラ Pending JPH11242289A (ja)

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