JPH11242158A - ズームレンズ - Google Patents

ズームレンズ

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Publication number
JPH11242158A
JPH11242158A JP4481298A JP4481298A JPH11242158A JP H11242158 A JPH11242158 A JP H11242158A JP 4481298 A JP4481298 A JP 4481298A JP 4481298 A JP4481298 A JP 4481298A JP H11242158 A JPH11242158 A JP H11242158A
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JP
Japan
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lens group
lens
focal length
wide
angle end
Prior art date
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Pending
Application number
JP4481298A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Kono
哲生 河野
Masafumi Isono
雅史 磯野
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高画質の画像を得ることができる、コンパク
ト,低コスト,高変倍のズームレンズを提供する。 【解決手段】 物体側から順に、正の第1レンズ群(Gr
1),負の第2レンズ群(Gr2),正の第3レンズ群(Gr3),
正の第4レンズ群(Gr4)で構成され、変倍の際に第1,
第3レンズ群(Gr1,Gr3)が固定された状態で第2,第4
レンズ群(Gr2,Gr4)が移動するズームレンズにおいて、
第1レンズ群(Gr1)の焦点距離や第2レンズ群(Gr2)の変
倍負担を適切に規定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ズームレンズに関
するものであり、特にデジタルスチルカメラに適した、
小型で高変倍のズームレンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの普及に
伴い、手軽に画像を取り込めるデジタルスチルカメラが
普及しつつある。その普及とともに小型,低コスト,高
変倍のデジタルスチルカメラが要望されており、撮影光
学系にも小型化,低コスト化,高変倍化が求められてい
る。また、デジタルスチルカメラにはより高い画質も求
められている。デジタルスチルカメラによる画質は固体
撮像素子の画素数によって一般に決まるが、現在主流に
なっているのは33万画素程度のいわゆるVGAクラス
のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】VGAクラスの撮影光
学系としては、高変倍,低コストの民生用ムービーカメ
ラの光学系を代用することができる。しかし、VGAク
ラスの画質は銀塩カメラの画質と比較すると格段に低い
ため、高画質の要望には応えられない。高画質の画像を
得るためには100万画素以上の画素数が必要である
が、画素数の増加に伴って撮影光学系にも高い光学性能
が必要になる。しかし、100万画素以上の画質を満足
する撮影光学系のほとんどは単焦点レンズである。ズー
ムレンズ(特に高変倍ズームレンズ)となると、一眼レフ
カメラ用交換レンズか又は業務用ビデオカメラのズーム
レンズを流用するしかない。しかし、これらのズームレ
ンズは非常に大きく高価である。
【0004】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであって、高画質の画像を得ることができる、コ
ンパクト,低コスト,高変倍のズームレンズを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明のズームレンズは、物体側から順に、正
のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する
第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群と、
正のパワーを有する第4レンズ群と、で構成され、変倍
の際に前記第1レンズ群と前記第3レンズ群が固定され
た状態で前記第2レンズ群と前記第4レンズ群が移動す
るズームレンズであって、以下の条件式を満足すること
を特徴とする。 2.5<f1/fW<8.0 0.7×β34T/β34W<β2T/β2W<2.3×β34T/β34W ただし、 f1 :第1レンズ群の焦点距離、 fW :広角端での全系の焦点距離、 β2W :広角端での第2レンズ群の横倍率、 β2T :望遠端での第2レンズ群の横倍率、 β34W:広角端での第3レンズ群と第4レンズ群の横倍
率、 β34T:望遠端での第3レンズ群と第4レンズ群の横倍
率、 である。
【0006】第2の発明のズームレンズは、上記第1の
発明の構成において、広角端から望遠端への変倍の際
に、前記第2レンズ群が物体側から像側へ単調に移動
し、前記第4レンズ群が像側から物体側へ単調に移動す
ることを特徴とする。
【0007】第3の発明のズームレンズは、物体側から
順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワー
を有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レン
ズ群と、正のパワーを有する第4レンズ群と、で構成さ
れ、広角端から望遠端への変倍の際に、前記第1レンズ
群と前記第3レンズ群が固定された状態で前記第2レン
ズ群が物体側から像側へ単調に移動し、前記第4レンズ
群が像側から物体側へ単調に移動するズームレンズであ
って、以下の条件式を満足することを特徴とする。 2.5<f1/fW<8.0 ただし、 f1:第1レンズ群の焦点距離、 fW:広角端での全系の焦点距離、 である。
【0008】第4の発明のズームレンズは、上記第3の
発明の構成において、更に以下の条件式を満足すること
を特徴とする。 0.9<M2/Z<2.7 0.2<f4/f3<1.0 ただし、 M2:広角端から望遠端への変倍の際の第2レンズ群の移
動量、 Z :ズーム比(=fT/fW;fT:望遠端での全系の焦点距
離,fW:広角端での全系の焦点距離)、 f3:第3レンズ群の焦点距離、 f4:第4レンズ群の焦点距離、 である。
【0009】第5の発明のズームレンズは、物体側から
順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワー
を有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レン
ズ群と、正のパワーを有する第4レンズ群と、で構成さ
れ、変倍の際に前記第1レンズ群と前記第3レンズ群が
固定された状態で前記第2レンズ群と前記第4レンズ群
が移動するズームレンズであって、以下の条件式を満足
することを特徴とする。 0.4<log(β2T/β2W)/log(Z)<0.75 β2W:広角端での第2レンズ群の横倍率、 β2T:望遠端での第2レンズ群の横倍率、 Z :ズーム比(=fT/fW;fT:望遠端での全系の焦点距
離,fW:広角端での全系の焦点距離)、 である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施したズームレ
ンズを、図面を参照しつつ説明する。図1〜図3は、第
1〜第3の実施の形態のズームレンズにそれぞれ対応す
るレンズ構成図であり、広角端[W]でのレンズ配置を示
している。各レンズ構成図中の矢印mj(j=1,2,3,4)は、
広角端[W]から望遠端[T]へのズーミングにおける第j
レンズ群(Gri)の移動(ただし破線矢印mjはズーミング時
固定を表す。)をそれぞれ模式的に示している。また、
各レンズ構成図中、ri(i=1,2,3,...)が付された面は物
体(被写体)側から数えてi番目の面であり、riに*印が付
された面は非球面である。di(i=1,2,3,...)が付された
軸上面間隔は、物体側から数えてi番目の軸上面間隔の
うち、ズーミングにおいて変化する可変間隔である。
【0011】第1〜第3の実施の形態は、いずれも物体
側から順に、正のパワーを有する第1レンズ群(Gr1)
と、負のパワーを有する第2レンズ群(Gr2)と、正のパ
ワーを有する第3レンズ群(Gr3)と、正のパワーを有す
る第4レンズ群(Gr4)と、で構成され、広角端[W]から
望遠端[T]への変倍の際に、第1,第3レンズ群(Gr1,G
r3)が固定された状態で、第2レンズ群(Gr2)が物体側か
ら像側へ単調に移動し、第4レンズ群(Gr4)が像側から
物体側へ単調に移動するズームレンズである。なお、第
4レンズ群(Gr4)の像側に配置されている平行平板は、
ローパスフィルター(LPF)である。
【0012】第1の実施の形態において、各レンズ群
は、物体側から順に以下のように構成されている。第1
レンズ群(Gr1)は、物体側に凸の負メニスカスレンズ及
び両凸レンズから成る接合レンズと、物体側に凸の正メ
ニスカスレンズと、で構成されている。第2レンズ群(G
r2)は、物体側に凸の負メニスカスレンズと、両凹レン
ズ及び両凸レンズから成る接合レンズと、で構成されて
いる。第3レンズ群(Gr3)は、絞り(S)と、両凸レンズ及
び両凹レンズから成る接合レンズと、で構成されてい
る。第4レンズ群(Gr4)は、物体側に凸の正メニスカス
レンズと、両凸レンズと、両凹レンズと、で構成されて
いる。
【0013】第2の実施の形態において、各レンズ群
は、物体側から順に以下のように構成されている。第1
レンズ群(Gr1)は、物体側に凸の負メニスカスレンズ
と、物体側に凸の正メニスカスレンズと、で構成されて
いる。第2レンズ群(Gr2)は、両凹レンズ2枚と、物体
側に凸の正メニスカスレンズと、で構成されている。第
3レンズ群(Gr3)は、絞り(S)と、物体側に凸の正メニス
カスレンズ及び物体側に凸の負メニスカスレンズから成
る接合レンズと、で構成されている。第4レンズ群(Gr
4)は、両凸レンズと、像側に凸の負メニスカスレンズ
と、で構成されている。
【0014】第3の実施の形態において、各レンズ群
は、物体側から順に以下のように構成されている。第1
レンズ群(Gr1)は、物体側に凸の負メニスカスレンズ及
び両凸レンズから成る接合レンズと、物体側に凸の正メ
ニスカスレンズと、で構成されている。第2レンズ群(G
r2)は、物体側に凸の負メニスカスレンズと、両凹レン
ズ及び両凸レンズから成る接合レンズと、で構成されて
いる。第3レンズ群(Gr3)は、絞り(S)と、両凸レンズ及
び両凹レンズから成る接合レンズと、で構成されてい
る。第4レンズ群(Gr4)は、物体側に凸の正メニスカス
レンズと、両凸レンズと、両凹レンズと、で構成されて
いる。
【0015】上記各実施の形態のように、正・負・正・
正のレンズ群で構成され、変倍の際に第1,第3レンズ
群(Gr1,Gr3)が固定された状態で第2,第4レンズ群(Gr
2,Gr4)が移動するタイプ{なかでも、広角端[W]から望
遠端[T]への変倍の際に、第2レンズ群(Gr2)が物体側
から像側へ単調に移動し、第4レンズ群(Gr4)が像側か
ら物体側へ単調に移動するタイプ}のズームレンズにお
いては、次の条件式(1)を満足することが望ましい。 2.5<f1/fW<8.0 …(1) ただし、 f1:第1レンズ群(Gr1)の焦点距離、 fW:広角端[W]での全系の焦点距離、 である。
【0016】条件式(1)は、全長と収差とをバランスさ
せる上で望ましい、第1レンズ群(Gr1)の焦点距離比を
規定している。条件式(1)の下限を超えると、第1レン
ズ群(Gr1)の焦点距離が短くなって、第1レンズ群(Gr1)
のパワーが強くなり過ぎるため、全長の短縮には有利と
なるが、収差劣化(特に、望遠側の球面収差及び軸上色
収差の劣化)が著しくなる。逆に、条件式(1)の上限を超
えると、第1レンズ群(Gr1)の焦点距離が長くなって、
第1レンズ群(Gr1)のパワーが弱くなり過ぎるため、収
差補正には有利となるが、全長の増大を招き、また、全
長の増大に伴って前玉径が増大して、光学系の大型化が
著しくなる。
【0017】上記各実施の形態のように、正・負・正・
正のレンズ群で構成され、変倍の際に第1,第3レンズ
群(Gr1,Gr3)が固定された状態で第2,第4レンズ群(Gr
2,Gr4)が移動するタイプ{なかでも、広角端[W]から望
遠端[T]への変倍の際に、第2レンズ群(Gr2)が物体側
から像側へ単調に移動し、第4レンズ群(Gr4)が像側か
ら物体側へ単調に移動するタイプ}のズームレンズにお
いては、次の条件式(2)を満足することが望ましく、ま
た、前記条件式(1)も同時に満足することが更に望まし
い。 0.7×β34T/β34W<β2T/β2W<2.3×β34T/β34W …(2) ただし、 β2W :広角端[W]での第2レンズ群(Gr2)の横倍率、 β2T :望遠端[T]での第2レンズ群(Gr2)の横倍率、 β34W:広角端[W]での第3レンズ群(Gr3)と第4レンズ
群(Gr4)の横倍率、 β34T:望遠端[T]での第3レンズ群(Gr3)と第4レンズ
群(Gr4)の横倍率、 である。
【0018】条件式(2)は、第2レンズ群(Gr2)の変倍負
担と、第2レンズ群(Gr2)以降のレンズの変倍負担と、
の望ましい関係を規定している。条件式(2)の下限を超
えると、第2レンズ群(Gr2)の変倍負担が少なくなる{つ
まり、第2レンズ群(Gr2)以降の変倍負担が大きくなる}
ため、変倍に伴う収差変動(特に球面収差の変動)が著し
くなる。逆に、条件式(2)の上限を超えると、第2レン
ズ群(Gr2)の変倍負担が大きくなり過ぎるため、第2レ
ンズ群(Gr2)の変倍時の移動量が大きくなる。結果とし
て、広角側での入射瞳が遠くなり、前玉径の増大を招い
てしまう。
【0019】上記各実施の形態のように、正・負・正・
正のレンズ群で構成され、変倍の際に第1,第3レンズ
群(Gr1,Gr3)が固定された状態で第2,第4レンズ群(Gr
2,Gr4)が移動するタイプ{なかでも、広角端[W]から望
遠端[T]への変倍の際に、第2レンズ群(Gr2)が物体側
から像側へ単調に移動し、第4レンズ群(Gr4)が像側か
ら物体側へ単調に移動するタイプ}のズームレンズにお
いては、次の条件式(3)を満足することが望ましく、ま
た、前記条件式(1)も同時に満足することが更に望まし
い。 0.9<M2/Z<2.7 …(3) ただし、 M2:広角端[W]から望遠端[T]への変倍の際の第2レン
ズ群(Gr2)の移動量、 Z :ズーム比(=fT/fW;fT:望遠端[T]での全系の焦点
距離,fW:広角端[W]での全系の焦点距離)、 である。
【0020】条件式(3)は、広角端[W]から望遠端[T]
へのズーミングの際の第2レンズ群(Gr2)の移動量と、
ズーム比と、の望ましい関係を規定している。つまり、
一般にズーム比が大きくなると移動量が大きくなるの
で、条件式(3)はコンパクトで良好な光学性能を達成す
るための、第2レンズ群(Gr2)の適切な移動量を規定し
ているのである。条件式(3)の上限を超えると、ズーム
比に比べて第2レンズ群(Gr2)の移動量が大きくなり過
ぎるため、広角端[W]での第2レンズ群(Gr2)と絞り(S)
との間隔が広がり、結果として入射瞳位置が遠くなり、
前玉径の増大を招いてしまう。逆に、条件式(3)の下限
を超えると、ズーム比に比べて第2レンズ群(Gr2)の移
動量が小さくなる。第2レンズ群(Gr2)の移動量を小さ
くするためには、第2レンズ群(Gr2)のパワーを強くす
る必要がある。第2レンズ群(Gr2)のパワーを強くし過
ぎると、第2レンズ群(Gr2)で発生する収差(特に、広角
側での歪曲収差及び像面歪曲)が大きくなる。
【0021】上記各実施の形態のように、正・負・正・
正のレンズ群で構成され、変倍の際に第1,第3レンズ
群(Gr1,Gr3)が固定された状態で第2,第4レンズ群(Gr
2,Gr4)が移動するタイプ{なかでも、広角端[W]から望
遠端[T]への変倍の際に、第2レンズ群(Gr2)が物体側
から像側へ単調に移動し、第4レンズ群(Gr4)が像側か
ら物体側へ単調に移動するタイプ}のズームレンズにお
いては、次の条件式(4)を満足することが望ましく、ま
た、前記条件式(1)、更には前記条件式(3)も同時に満足
することが更に望ましい。 0.2<f4/f3<1.0 …(4) ただし、 f3:第3レンズ群(Gr3)の焦点距離、 f4:第4レンズ群(Gr4)の焦点距離、 である。
【0022】条件式(4)は、第3,第4レンズ群(Gr3,Gr
4)の望ましい焦点距離比を規定している。条件式(4)の
下限を超えることは、第4レンズ群(Gr4)の焦点距離が
相対的に短くなって、パワーが強くなることを意味す
る。したがって、条件式(4)の下限を超えると、軸外性
能(特に広角端での像面湾曲)の補正が困難になる。逆
に、条件式(4)の上限を超えると、第3レンズ群(Gr3)の
焦点距離が相対的に短くなって、パワーが強くなること
を意味する。したがって、条件式(4)の上限を超える
と、ズーム全域での球面収差の補正が困難になる。
【0023】上記各実施の形態のように、正・負・正・
正のレンズ群で構成され、変倍の際に第1,第3レンズ
群(Gr1,Gr3)が固定された状態で第2,第4レンズ群(Gr
2,Gr4)が移動するタイプ{なかでも、広角端[W]から望
遠端[T]への変倍の際に、第2レンズ群(Gr2)が物体側
から像側へ単調に移動し、第4レンズ群(Gr4)が像側か
ら物体側へ単調に移動するタイプ}のズームレンズにお
いては、次の条件式(5)を満足することが望ましい。 0.4<log(β2T/β2W)/log(Z)<0.75 …(5) β2W:広角端[W]での第2レンズ群(Gr2)の横倍率、 β2T:望遠端[T]での第2レンズ群(Gr2)の横倍率、 である。
【0024】条件式(5)におけるlog(β2T/β2W)/log
(Z)は、全系の変倍のうちのどれだけを第2レンズ群(Gr
2)が負担しているかを表している。そして条件式(5)
は、第2レンズ群(Gr2)と第2レンズ群(Gr2)以外のレン
ズ群とで、ほぼ同じ程度の変倍を負担していることを意
味している。条件式(5)の下限を超えると、第2レンズ
群(Gr2)以降の変倍負担が大きくなり過ぎるため、球面
収差の補正が困難になる。逆に、条件式(5)の上限を超
えると、第2レンズ群(Gr2)の変倍負担が大きくなり過
ぎるため、歪曲収差及び像面歪曲の補正が困難になる。
【0025】上記各実施の形態のように、正・負・正・
正のレンズ群で構成され、変倍の際に第1,第3レンズ
群(Gr1,Gr3)が固定された状態で第2,第4レンズ群(Gr
2,Gr4)が移動するタイプ{なかでも、広角端[W]から望
遠端[T]への変倍の際に、第2レンズ群(Gr2)が物体側
から像側へ単調に移動し、第4レンズ群(Gr4)が像側か
ら物体側へ単調に移動するタイプ}のズームレンズにお
いては、更に良好な光学性能を得る上で非球面が有効で
ある。例えば第2レンズ群(Gr2)には、以下の条件式(6)
を満足する非球面を少なくとも1面設けることが望まし
い。 -0.45<(|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}<0 …(6) ただし、 x :非球面の光軸(AX)に対して垂直方向の高さでの光軸
(AX)方向の変位量(mm)、 x0:基準球面の光軸(AX)に対して垂直方向の高さでの光
軸(AX)方向の変位量(mm)、 C0:基準球面の曲率(すなわち非球面の基準曲率;m
m-1)、 N :非球面より物体側の媒質のd線に対する屈折率、 N':非球面より像側の媒質のd線に対する屈折率、 f2:第2レンズ群(Gr2)の焦点距離(mm)、 である。
【0026】なお、非球面の面形状を表すx,基準球面
の面形状を表すx0は、具体的には以下の式(AS),(RE)で
それぞれ表される。 x={C0・y2}/{1+√(1-ε・C02・y2)}+Σ(Ai・yi) …(AS) x0={C0・y2}/{1+√(1-C02・y2)} …(RE) ただし、式(AS)及び(RE)中、 y:光軸(AX)に対して垂直方向の高さ、 ε:2次曲面パラメータ、 Ai:i次の非球面係数、 である。
【0027】条件式(6)は、非球面が第2レンズ群(Gr2)
の負のパワーを弱めるような形状であることを意味して
いる。この条件式(6)を満たすことにより、主に広角側
での歪曲収差及び像面湾曲を適切に補正することができ
る。条件式(6)の下限を超えると、広角側での正の歪曲
収差が大きくなるとともに、像面のオーバー側への倒れ
が大きくなる。逆に、条件式(6)の上限を超えると、広
角側での負の歪曲収差が大きくなるとともに、像面のア
ンダー側への倒れが大きくなる。なお、第2レンズ群(G
r2)に非球面が複数面ある場合、少なくとも1面が上記
条件式(6)を満足していれば、他の非球面は他の収差と
の兼ね合いで上記条件式(6)を満足していなくてもかま
わない。
【0028】第4レンズ群(Gr4)には、以下の条件式(7)
を満足する非球面を少なくとも1面設けることが望まし
い。 -1.8<(|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}<0 …(7)
【0029】条件式(7)は、非球面が第4レンズ群(Gr4)
の正のパワーを弱めるような形状であることを意味して
いる。この条件式(7)を満たすことにより、主に広角側
での歪曲収差及び像面湾曲、並びに望遠側での球面収差
を適切に補正することができる。条件式(7)の下限を超
えると、広角側での正の歪曲収差が大きくなるととも
に、像面のオーバー側への倒れが大きくなる。また、望
遠側での球面収差のオーバー傾向が著しくなる。逆に、
条件式(7)の上限を超えると、広角側での負の歪曲収差
が大きくなるとともに、像面のアンダー側への倒れが大
きくなる。また、望遠側での球面収差のアンダー傾向が
著しくなる。
【0030】なお、第1〜第3の実施の形態を構成して
いる各レンズ群は、入射光線を屈折により偏向させる屈
折型レンズのみで構成されているが、これに限らない。
例えば、回折により入射光線を偏向させる回折型レン
ズ,回折作用と屈折作用との組み合わせで入射光線を偏
向させる屈折・回折ハイブリッド型レンズ等で、各レン
ズ群を構成してもよい。また、各実施の形態のズームレ
ンズは、デジタルスチルカメラに適したものとなってい
るが、カメラ用の光学系に限らない。その特徴的な構成
は、カメラ以外の光学装置に使用されるズームレンズや
ズーム光学系の一部(例えば、アフォーカル系の対物部)
等に対しても適用可能である。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施したズームレンズの構成
を、コンストラクションデータ,収差図等を挙げて、更
に具体的に説明する。なお、以下に挙げる実施例1〜3
は、前述した第1〜第3の実施の形態にそれぞれ対応し
ており、第1〜第3の実施の形態を表すレンズ構成図
(図1〜図3)は、対応する実施例1〜3のレンズ構成を
それぞれ示している。
【0032】各実施例のコンストラクションデータにお
いて、ri(i=1,2,3,...)は物体側から数えてi番目の面の
曲率半径、di(i=1,2,3,...)は物体側から数えてi番目の
軸上面間隔を示しており、Ni(i=1,2,3,...),νi(i=1,2,
3,...)は物体側から数えてi番目の光学要素のd線に対
する屈折率(Nd),アッベ数(νd)を示している。また、コ
ンストラクションデータ中、ズーミングにおいて変化す
る軸上面間隔(可変間隔)は、広角端(短焦点距離端)[W]
〜ミドル(中間焦点距離状態)[M]〜望遠端(長焦点距離
端)[T]での各レンズ群間の軸上空気間隔である。各焦
点距離状態[W],[M],[T]に対応する全系の焦点距離f
及びFナンバーFNOを併せて示す。
【0033】また、曲率半径riに*印が付された面は、
非球面で構成された面であることを示し、非球面の面形
状を表わす前記式(AS)で定義されるものとする。非球面
データ及び非球面に関する条件式(6),(7)の対応値{ただ
し、ymax:非球面の光軸(AX)に対して垂直方向の最大高
さ(最大有効半径)である。}を他のデータと併せて示
し、条件式(1)〜(5)の対応値を表1に示す。
【0034】
【0035】[第8面(r8)の非球面データ] ε= 1.0000 A4= 0.58736×10-3 A6=-0.37613×10-4 A8= 0.15455×10-5
【0036】[第10面(r10)の非球面データ] ε= 1.0000 A4= 0.27038×10-3 A6=-0.12672×10-4 A8=-0.52313×10-6 A10= 0.83144×10-7
【0037】[第12面(r12)の非球面データ] ε= 1.0000 A4=-0.10024×10-3 A6= 0.22829×10-4 A8=-0.38887×10-5 A10= 0.24924×10-6
【0038】[第14面(r14)の非球面データ] ε= 1.0000 A4= 0.79577×10-4 A6= 0.83193×10-5 A8=-0.12804×10-5 A10= 0.89044×10−7
【0039】[第19面(r19)の非球面データ] ε= 1.0000 A4= 0.10674×10-2 A6=-0.83586×10-4 A8= 0.11200×10-5
【0040】[第20面(r20)の非球面データ] ε= 1.0000 A4= 0.29367×10-2 A6=-0.32238×10-4 A8= 0.24911×10-5
【0041】[第8面(r8)の条件式(6)の対応値] y=0.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}= 0.00000 y=0.20ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}=-0.00015 y=0.40ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}=-0.00218 y=0.60ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}=-0.00985 y=0.80ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}=-0.02713 y=1.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}=-0.05890
【0042】[第10面(r10)の条件式(6)の対応値] y=0.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}= 0.00000 y=0.20ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}= 0.00018 y=0.40ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}= 0.00273 y=0.60ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}= 0.01263 y=0.80ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}= 0.03506 y=1.00ymax … (|x|−|x0|)/{C0(N’
−N)・f2}= 0.07505
【0043】[第19面(r19)の条件式(7)の対応値] y=0.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.00000 y=0.20ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}= 0.01309 y=0.40ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.00325 y=0.60ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.35412 y=0.80ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.96012 y=1.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.95819
【0044】[第20面(r20)の条件式(7)の対応値] y=0.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.00000 y=0.20ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.00037 y=0.40ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.00580 y=0.60ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.02900 y=0.80ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.09082 y=1.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.22259
【0045】
【0046】[第7面(r7)の非球面データ] ε= 1.0000 A4=-0.13314×10-2 A6= 0.12578×10-3 A8=-0.29071×10-5
【0047】[第8面(r8)の非球面データ] ε= 1.0000 A4=-0.19343×10-2 A6= 0.11548×10-3 A8=-0.18660×10-5
【0048】[第12面(r12)の非球面データ] ε= 1.0000 A4=-0.87387×10-3 A6=-0.76491×10-3 A8= 0.44346×10-3 A10=-0.83383×10-4
【0049】[第14面(r14)の非球面データ] ε= 1.0000 A4= 0.29659×10-2 A6=-0.86284×10-4 A8= 0.62922×10-3 A10=-0.91345×10−4
【0050】[第15面(r15)の非球面データ] ε= 1.0000 A4=-0.17705×10-2 A6=-0.10599×10-3 A8=-0.16088×10-4 A10= 0.23640×10-5 A12=-0.28239×10-6
【0051】[第16面(r16)の非球面データ] ε= 1.0000 A4= 0.69986×10-3 A6=-0.68554×10-4 A8=-0.16895×10-4
【0052】[第7面(r7)の条件式(6)の対応値] y=0.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}= 0.00000 y=0.20ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}= 0.00115 y=0.40ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}= 0.01671 y=0.60ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}= 0.07146 y=0.80ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}= 0.17348 y=1.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}= 0.28312
【0053】[第8面(r8)の条件式(6)の対応値] y=0.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}= 0.00000 y=0.20ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}=-0.00019 y=0.40ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}=-0.00294 y=0.60ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}=-0.01365 y=0.80ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}=-0.03805 y=1.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}=-0.07816
【0054】[第15面(r15)の条件式(7)の対応値] y=0.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}= 0.00000 y=0.20ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.00016 y=0.40ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.00272 y=0.60ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.01511 y=0.80ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.05492 y=1.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.16599
【0055】[第16面(r16)の条件式(7)の対応値] y=0.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}= 0.00000 y=0.20ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.00017 y=0.40ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.00233 y=0.60ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.00813 y=0.80ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.00220 y=1.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}= 0.09842
【0056】
【0057】[第8面(r8)の非球面データ] ε= 1.0000 A4= 0.87732×10-3 A6=-0.13530×10-4 A8= 0.31574×10-6
【0058】[第10面(r10)の非球面データ] ε= 1.0000 A4= 0.58793×10-3 A6=-0.47078×10-5 A8=-0.25169×10-6 A10= 0.18773×10-7
【0059】[第12面(r12)の非球面データ] ε= 1.0000 A4=-0.17364×10-3 A6= 0.14615×10-4 A8=-0.13173×10-5 A10= 0.54342×10-7
【0060】[第14面(r14)の非球面データ] ε= 1.0000 A4=-0.44606×10-4 A6= 0.17082×10-4 A8=-0.15023×10-5 A10= 0.64066×10-7
【0061】[第19面(r19)の非球面データ] ε= 1.0000 A4=-0.12211×10-2 A6= 0.11329×10-4 A8=-0.12342×10-6
【0062】[第20面(r20)の非球面データ] ε= 1.0000 A4=-0.91492×10-4 A6= 0.58137×10-4 A8= 0.11083×10-5
【0063】[第8面(r8)の条件式(6)の対応値] y=0.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}= 0.00000 y=0.20ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}=-0.00050 y=0.40ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}=-0.00787 y=0.60ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}=-0.03833 y=0.80ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}=-0.11575 y=1.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}=-0.27118
【0064】[第10面(r10)の条件式(6)の対応値] y=0.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}= 0.00000 y=0.20ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}= 0.00171 y=0.40ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}= 0.02696 y=0.60ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}= 0.13328 y=0.80ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}= 0.40716 y=1.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f2}= 0.96151
【0065】[第19面(r19)の条件式(7)の対応値] y=0.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}= 0.00000 y=0.20ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.00298 y=0.40ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.04686 y=0.60ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.23111 y=0.80ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.25716 y=1.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}= 0.14946
【0066】[第20面(r20)の条件式(7)の対応値] y=0.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}= 0.00000 y=0.20ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}= 0.00000 y=0.40ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}= 0.00000 y=0.60ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.00082 y=0.80ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.00665 y=1.00ymax … (|x|-|x0|)/{C0(N'-N)・f4}=-0.03019
【0067】
【表1】
【0068】図4〜図6は実施例1〜実施例3にそれぞ
れ対応する収差図であり、[W]は広角端,[M]はミド
ル,[T]は望遠端における諸収差(左から順に、球面収
差等,非点収差,歪曲;Y':像高)を示している。また、
各収差図中、実線(d)はd線に対する収差、破線(SC)
は正弦条件を表しており、破線(DM)と実線(DS)は、
メリディオナル面とサジタル面でのd線に対する非点収
差をそれぞれ表わしている。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ンパクト,低コスト,高変倍でありながら高い光学性能
を有するズームレンズを実現することができる。そし
て、本発明に係るズームレンズを用いれば、高画質の画
像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態(実施例1)のレンズ構成図。
【図2】第2の実施の形態(実施例2)のレンズ構成図。
【図3】第3の実施の形態(実施例3)のレンズ構成図。
【図4】実施例1の収差図。
【図5】実施例2の収差図。
【図6】実施例3の収差図。
【符号の説明】
Gr1 …第1レンズ群 Gr2 …第2レンズ群 S …絞り Gr3 …第3レンズ群 Gr4 …第4レンズ群 LPF …ローパスフィルター AX …光軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に、正のパワーを有する第
    1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群と、正
    のパワーを有する第3レンズ群と、正のパワーを有する
    第4レンズ群と、で構成され、変倍の際に前記第1レン
    ズ群と前記第3レンズ群が固定された状態で前記第2レ
    ンズ群と前記第4レンズ群が移動するズームレンズであ
    って、以下の条件式を満足することを特徴とするズーム
    レンズ; 2.5<f1/fW<8.0 0.7×β34T/β34W<β2T/β2W<2.3×β34T/β34W ただし、 f1 :第1レンズ群の焦点距離、 fW :広角端での全系の焦点距離、 β2W :広角端での第2レンズ群の横倍率、 β2T :望遠端での第2レンズ群の横倍率、 β34W:広角端での第3レンズ群と第4レンズ群の横倍
    率、 β34T:望遠端での第3レンズ群と第4レンズ群の横倍
    率、 である。
  2. 【請求項2】 広角端から望遠端への変倍の際に、前記
    第2レンズ群が物体側から像側へ単調に移動し、前記第
    4レンズ群が像側から物体側へ単調に移動することを特
    徴とする請求項1記載のズームレンズ。
  3. 【請求項3】 物体側から順に、正のパワーを有する第
    1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群と、正
    のパワーを有する第3レンズ群と、正のパワーを有する
    第4レンズ群と、で構成され、広角端から望遠端への変
    倍の際に、前記第1レンズ群と前記第3レンズ群が固定
    された状態で前記第2レンズ群が物体側から像側へ単調
    に移動し、前記第4レンズ群が像側から物体側へ単調に
    移動するズームレンズであって、以下の条件式を満足す
    ることを特徴とするズームレンズ; 2.5<f1/fW<8.0 ただし、 f1:第1レンズ群の焦点距離、 fW:広角端での全系の焦点距離、 である。
  4. 【請求項4】 更に以下の条件式を満足することを特徴
    とする請求項3記載のズームレンズ; 0.9<M2/Z<2.7 0.2<f4/f3<1.0 ただし、 M2:広角端から望遠端への変倍の際の第2レンズ群の移
    動量、 Z :ズーム比(=fT/fW;fT:望遠端での全系の焦点距
    離,fW:広角端での全系の焦点距離)、 f3:第3レンズ群の焦点距離、 f4:第4レンズ群の焦点距離、 である。
  5. 【請求項5】 物体側から順に、正のパワーを有する第
    1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群と、正
    のパワーを有する第3レンズ群と、正のパワーを有する
    第4レンズ群と、で構成され、変倍の際に前記第1レン
    ズ群と前記第3レンズ群が固定された状態で前記第2レ
    ンズ群と前記第4レンズ群が移動するズームレンズであ
    って、以下の条件式を満足することを特徴とするズーム
    レンズ; 0.4<log(β2T/β2W)/log(Z)<0.75 β2W:広角端での第2レンズ群の横倍率、 β2T:望遠端での第2レンズ群の横倍率、 Z :ズーム比(=fT/fW;fT:望遠端での全系の焦点距
    離,fW:広角端での全系の焦点距離)、 である。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7106521B2 (en) 2001-09-28 2006-09-12 Canon Kabushiki Kaisha Zoom lens and camera with the zoom lens
JP2011028144A (ja) * 2009-07-29 2011-02-10 Fujifilm Corp ズームレンズ

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