JPH11242006A - シート状物の欠陥検査装置 - Google Patents

シート状物の欠陥検査装置

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JPH11242006A
JPH11242006A JP4328798A JP4328798A JPH11242006A JP H11242006 A JPH11242006 A JP H11242006A JP 4328798 A JP4328798 A JP 4328798A JP 4328798 A JP4328798 A JP 4328798A JP H11242006 A JPH11242006 A JP H11242006A
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JP
Japan
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belt
sheet
inspection
top plate
light
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Pending
Application number
JP4328798A
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English (en)
Inventor
Takashi Suzuki
孝志 鈴木
Toshimasa Nakai
敏雅 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート状被検査物の大きさ、厚みに影響され
ず、常に焦点距離に問題のない、廉価で操作性に優れ、
かつ検査精度の高いシート状物の検査装置を提供する。 【解決手段】 一定方向に移動するベルト上にシート状
被検査物を載置し、これに光源より光を照射して反射散
乱光をセンサーで受光し、シート状被検査物に存在する
欠陥を検出する装置に於いて、(1)ベルトに通気性素
材を用いること、(2)検査位置を通過するベルト下部
に、ベルトの走行方向面に垂直或いは略垂直に通気性を
有する孔径1mm以下の多孔質物を天板として持つ真空
吸引機構を配設し、検査位置を通過するシート状被検査
物をベルト下部より吸引する構造を有する欠陥検査装置
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガラス、樹脂、紙等
のシート状被検査物に存在する異物、傷、ピンホール等
の欠陥をCCDリニアイメージセンサーやレーザー式検
査機等のセンサーを用いて電子的に検出する光学的検査
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より偏光フィルムやTFTカラーフ
ィルター等の光学フィルムに存在する異物、傷、ピンホ
ール等の欠陥は図5に示す如く光源1より光を照射し、
シート状被検査物2よりの反射散乱光をCCDリニアイ
メージセンサー3で受光し、そのセンサーからの出力信
号を図示しない検出手段で検出し、シートに存在する欠
陥を光の明暗として判断・検出する方法が行われてい
る。これらを工業的に検査する場合には一連の製造工程
の中で、一定方向に移動するベルト上にフィルム等のシ
ート状被検査物を載置し、特定場所にセンサーの焦点を
合わせて上記した方法により検査が行われているが、こ
れらの検査方法はフィルム面上で反射する散乱光にセン
サーの焦点距離を合わせていることより、ベルト上に載
置されたフィルムに何らかの要因で撓みや凹凸等が生じ
る場合には欠陥として検出されるため、検査位置に於け
るフィルムはセンサーと等距離に位置し焦点がずれない
ようにする必要がある。
【0003】例えばベルトに通気性素材を用い、かつ検
査位置を通過するベルト下部に真空吸引ボックスを配設
し、検査位置を通過するフィルムをベルト下部より吸着
し検査に供するフィルムをベルトに密着させ検査する方
法が考えられる。この方法はベルトにフィルムを吸着さ
せるため、フィルム周囲の巻き上がり等は防止し得る
が、フィルム(シート)が大きい場合には真空吸引ボッ
クスの中央部が周辺部よりも下方に撓んで、その反射画
像波形は図5のようになり焦点距離が合い難いとの欠点
を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記欠点を改良する目
的で本発明者等は図3に示すような真空吸引ボックスに
2〜5mm径の丸孔を穿った厚み3mmの金属製ラス板
を天板として配設し用いたが、検査に供するフィルムが
薄い場合には、該丸孔中央部に於いて微妙にフィルムが
下方に撓み、その反射画像波形は図3のようになり、欠
陥が存在する場合との差異が不明確となり、上述した方
法の欠点を完全には解決し得なかった。かかる知見を基
礎として本発明者等は、大きさ、厚みに影響されず、常
に焦点距離に問題のない、廉価で操作性に優れ、かつ精
度の高いシ−ト状物の欠陥検査装置を見出すべく鋭意検
討した結果、該真空吸引ボックスに敷設する天板として
特定物を用いる場合には上記問題点が全て解決し得るこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、一定方向
に移動するベルト上にシート状被検査物を載置し、これ
に光源より光を照射して反射散乱光をセンサーで受光
し、シート状被検査物に存在する欠陥を検出する装置に
於いて、(1)ベルトに通気性素材を用いること、
(2)検査位置を通過するベルト下部に、ベルトの走行
方向面に垂直或いは略垂直に通気性を有する孔径1mm
以下の多孔質物を天板として持つ真空吸引機構を配設
し、検査位置を通過するシート状被検査物をベルト下部
より吸引することを特徴とするシ−ト状物の欠陥検査装
置を提供するにある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いてさら
に詳細に説明する。図1は本発明のシ−ト状物の欠陥検
査装置を示す概略図であり、図2〜図4はベルト4と接
触する真空吸引機構5の天板構造を示す概略図である。
図1においてシート状被検査物である偏光フィルム2は
走行するベルト上に載置され検査位置Aまで搬送され
る。検査位置Aはベルト下部に真空吸引ボックス5と天
板6よりなる真空吸引機構Bを持ち、ベルトで搬送され
てきた偏光フィルム2をベルト下部より吸引しベルト上
に密着させ、この状態に於いて光源1から照射された光
を反射散乱光としてCCDリニアイメージセンサー或い
はレーザー式検査機等のセンサー3で受光し、そのセン
サーからの出力信号を図示しない検出手段で検出する構
造となっている。この方法に於いて欠陥はその光の明暗
として検出し判断する。
【0007】本発明に於いては真空吸引機構Bの天板6
に特徴を有する。図2は本発明に用いる天板6を示すも
のである。図2には天板6として、ベルト4の走行方向
面に垂直或いは略垂直方向に通気性を有する孔径1mm
以下の多孔質物が使用されている。該多孔質物は1個の
孔径が1mm以下、好ましくは約10μm〜約50μm
の多数の微小孔を有するものであればよく、通常、気孔
率が約10%〜約80%、好ましくは30%〜50%で
ある。
【0008】多孔質物としては孔径が上記範囲であれば
よく、大きすぎるとベルト上のシート状被検査物に撓み
等が生じ、その部分(撓み)に明暗が生じて誤判定とな
る可能性があるので好ましくない。孔径および気孔率の
下限はベルト上のシート状被検査物を下部より真空吸引
し固定し得ればよく、特に制限されないが、あまり小さ
い場合には真空吸引機構の負荷が大きくなる為、通常上
記範囲の物性を有する多孔質物が天板として適用され
る。多孔質物の材質は上記孔径および気孔率を有するも
のであれば樹脂製、セラミック製および金属製の何れで
あってもよく、例えば高密度ポリエチレンよりなる商品
名:サンマップ(日東電工株式会社製)等が使用し得
る。
【0009】本発明に於いては上記した通気性を有する
孔径1mm以下の多孔質物よりなる天板を用いる場合に
は、ベルト上に載置されたシート状被検査物は天板に構
成された無数の微小孔によりベルト越しに吸引されるた
め、検査位置Aのシート状被検査物には撓みや凹凸が生
じ難く、図2の反射画像波形に見られる如く、画像はフ
ラットであるため、誤認が少なく検出精度が向上する。
検査位置Aは天板のいずれの位置であってもよい。また
天板6の計上は特に制限されないが、通常は厚さ約1m
m〜約30mmの表面が平滑な板状品が使用される。
【0010】本発明に用いるベルト4は真空吸引機構よ
りの吸引能がベルト上のシート状被検査物2に達し得る
ものであればよく、通常厚み約0.3mm〜0.5mm
のポリエチレン製の多孔質ベルトが使用される。ベルト
の色は特に制限されないが通常グレーが使用される。真
空吸引ボックス5の天板6とベルト4の間に抵抗を少な
くする目的で厚み約2mm〜4mmのポリエチレン製の
多孔質シート9を配設してもよい。真空吸引ボックス内
の真空度は通常約70mmHg〜約90mmHgの範囲
で実施される。
【0011】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば真空吸引機
構の天板として特定物性を有する多孔質物を配設するの
みで、何ら操作を複雑化することなく、従来公知のCC
Dリニアイメージセンサー等を用いた光学的検査装置の
検出精度を向上せしめ得るものであり、その産業上の効
果は頗る大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】CCDリニアイメージセンサーを用いた光学的
検査装置の概略図である。
【図2】真空吸引機構の天板として多孔質物を配設した
概略図およびこれを用いた反射画像波形を示す。
【図3】真空吸引機構の天板の孔構造を示す概略図およ
びこれを用いた反射画像波形を示す。
【図4】天板のない真空吸引機構を示す概略図およびこ
れを用いた反射画像波形を示す。
【図5】CCDリニアイメージセンサーを用いた光学的
検査装置の概略図である。
【符号の説明】
1 光源 2 シート状被検査物(偏光フィルム) 3 センサー 4 ベルト 5 真空吸引ボックス 6 天板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定方向に移動するベルト上にシート状
    被検査物を載置し、これに光源より光を照射して反射散
    乱光をセンサーで受光し、シート状被検査物に存在する
    欠陥を検出する装置に於いて、(1)ベルトに通気性素
    材を用いること、(2)検査位置を通過するベルト下部
    に、ベルトの走行方向面に垂直或いは略垂直に通気性を
    有する孔径1mm以下の多孔質物を天板として持つ真空
    吸引機構を配設し、検査位置を通過するシート状被検査
    物をベルト下部より吸引することを特徴とするシ−ト状
    物の欠陥検査装置。
  2. 【請求項2】 多孔質物の気孔率が10〜80%である
    ことを特徴とする請求項1記載のシ−ト状物の欠陥検査
    装置。
  3. 【請求項3】 多孔質物が樹脂製、セラミック製および
    金属製の何れか1種であることを特徴とする請求項1記
    載のシ−ト状物の欠陥検査装置。
  4. 【請求項4】 多孔質物の1個の孔径が10〜50μ
    m、気孔率が30〜50%であることを特徴とする請求
    項1記載のシ−ト状物の欠陥検査装置。
JP4328798A 1998-02-25 1998-02-25 シート状物の欠陥検査装置 Pending JPH11242006A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001159582A (ja) * 1999-12-01 2001-06-12 Sumitomo Chem Co Ltd 複合偏光板の検査方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001159582A (ja) * 1999-12-01 2001-06-12 Sumitomo Chem Co Ltd 複合偏光板の検査方法
JP4516648B2 (ja) * 1999-12-01 2010-08-04 住友化学株式会社 複合偏光板の検査方法

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