JPH11240642A - 用紙搬送装置および用紙搬送装置用ローラ部材 - Google Patents
用紙搬送装置および用紙搬送装置用ローラ部材Info
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- JPH11240642A JPH11240642A JP4385898A JP4385898A JPH11240642A JP H11240642 A JPH11240642 A JP H11240642A JP 4385898 A JP4385898 A JP 4385898A JP 4385898 A JP4385898 A JP 4385898A JP H11240642 A JPH11240642 A JP H11240642A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 用紙搬送を安定的に行い得る小型軽量の用紙
搬送装置を提供する。 【解決手段】 相対向して配設された駆動ローラ2と加
圧ローラ3の間に用紙7を押圧挟持して搬送する。加圧
ローラ3は、軸方向の寸法が径方向の寸法よりも長く成
形され、周方向に沿って異なる磁極が並ぶように着磁さ
れた磁石によって形成される。駆動ローラ2は、軸方向
の寸法が径方向の寸法よりも長い磁性体によって形成さ
れる。駆動ローラ2の表面には、表面粗さの粗い粗面部
13が形成される。また、加圧ローラ3の表面は合成樹
脂にて形成した樹脂被膜9によって被覆される。
搬送装置を提供する。 【解決手段】 相対向して配設された駆動ローラ2と加
圧ローラ3の間に用紙7を押圧挟持して搬送する。加圧
ローラ3は、軸方向の寸法が径方向の寸法よりも長く成
形され、周方向に沿って異なる磁極が並ぶように着磁さ
れた磁石によって形成される。駆動ローラ2は、軸方向
の寸法が径方向の寸法よりも長い磁性体によって形成さ
れる。駆動ローラ2の表面には、表面粗さの粗い粗面部
13が形成される。また、加圧ローラ3の表面は合成樹
脂にて形成した樹脂被膜9によって被覆される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やファクシ
ミリ装置等に使用される用紙搬送装置に関し、特に、相
対向して配設した一対のローラにより用紙を搬送する用
紙搬送装置(以下、適宜搬送装置と略す)に適用して有
効な技術に関するものである。
ミリ装置等に使用される用紙搬送装置に関し、特に、相
対向して配設した一対のローラにより用紙を搬送する用
紙搬送装置(以下、適宜搬送装置と略す)に適用して有
効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機やファクシミリ装置等において
は、各一対づつ相対向して配置された駆動ローラと加圧
ローラとの間に用紙を押圧挟持し、その上で駆動ローラ
を回転させることにより用紙を後段に搬送する機構が多
く用いられている。この場合、従来の搬送装置において
は、加圧ローラをその自重によって駆動ローラに圧着さ
せるものや、付勢手段を用いて金属製の加圧ローラをゴ
ム製の駆動ローラに押接するものなどが知られている。
は、各一対づつ相対向して配置された駆動ローラと加圧
ローラとの間に用紙を押圧挟持し、その上で駆動ローラ
を回転させることにより用紙を後段に搬送する機構が多
く用いられている。この場合、従来の搬送装置において
は、加圧ローラをその自重によって駆動ローラに圧着さ
せるものや、付勢手段を用いて金属製の加圧ローラをゴ
ム製の駆動ローラに押接するものなどが知られている。
【0003】図5は、このような従来の用紙搬送装置の
うち後者のものの構成を示す説明図である。図5に示し
たように、当該搬送装置では、スプリング51を用いて
加圧ローラ52を駆動ローラ53に圧着させており、用
紙54は両ローラ52,53の間に押圧挟持される。そ
して、この状態で駆動ローラ53を回転させることによ
り、用紙54が搬送されるようになっている。
うち後者のものの構成を示す説明図である。図5に示し
たように、当該搬送装置では、スプリング51を用いて
加圧ローラ52を駆動ローラ53に圧着させており、用
紙54は両ローラ52,53の間に押圧挟持される。そ
して、この状態で駆動ローラ53を回転させることによ
り、用紙54が搬送されるようになっている。
【0004】ところが、このような従来の搬送装置で
は、例えば自重により加圧ローラを駆動ローラに押し付
けるものでは、加圧ローラや駆動ローラを支持する軸が
ローラの自重により湾曲し、駆動ローラとの間に働く圧
着力が低下するという問題があった。また、スプリング
により押圧する場合も、加圧ローラ52の支持軸両端に
付勢力が加わるため、加圧ローラ52の中央部が撓んで
前者同様、駆動ローラ53との間の圧着力が低下する問
題があった。
は、例えば自重により加圧ローラを駆動ローラに押し付
けるものでは、加圧ローラや駆動ローラを支持する軸が
ローラの自重により湾曲し、駆動ローラとの間に働く圧
着力が低下するという問題があった。また、スプリング
により押圧する場合も、加圧ローラ52の支持軸両端に
付勢力が加わるため、加圧ローラ52の中央部が撓んで
前者同様、駆動ローラ53との間の圧着力が低下する問
題があった。
【0005】一方、金属製の加圧ローラをゴム製の駆動
ローラに押接する場合、その圧接部においてゴム製のロ
ーラに変形が生じる。このため、駆動ローラ側の直径が
変化し用紙送り速度が変動する。また、この変形のた
め、用紙送りの立ち上がり、立ち下がり特性が鈍りがち
となる。そのため、精密な送り精度が要求される装置に
はこのような構成は採用できないという問題もあった。
ローラに押接する場合、その圧接部においてゴム製のロ
ーラに変形が生じる。このため、駆動ローラ側の直径が
変化し用紙送り速度が変動する。また、この変形のた
め、用紙送りの立ち上がり、立ち下がり特性が鈍りがち
となる。そのため、精密な送り精度が要求される装置に
はこのような構成は採用できないという問題もあった。
【0006】そこで、これらの問題を解決すべく、特開
昭60−188249号公報の用紙搬送装置では、アイ
ドラローラ(加圧ローラ)を磁石にて、また、駆動ロー
ラを磁性体にて形成し両者を磁力によって密着させて用
紙をスムーズに安定して搬送させる構成が提案されてい
る。図6は、その構成を示す説明図であり、当該搬送装
置では、軸61にて支持されたアイドラローラ62を磁
石にて形成し、軸63にて支持された駆動ローラ64を
鉄等の磁性体によって形成している。そしてこれによ
り、軸61や軸63に撓みが生じても、両ローラ62,
64の間に磁力による吸引力が働き、両者が離間して圧
着力が低下して用紙65が斜めに送られたり紙詰まりが
生じたりするのを防止できるようになっている。
昭60−188249号公報の用紙搬送装置では、アイ
ドラローラ(加圧ローラ)を磁石にて、また、駆動ロー
ラを磁性体にて形成し両者を磁力によって密着させて用
紙をスムーズに安定して搬送させる構成が提案されてい
る。図6は、その構成を示す説明図であり、当該搬送装
置では、軸61にて支持されたアイドラローラ62を磁
石にて形成し、軸63にて支持された駆動ローラ64を
鉄等の磁性体によって形成している。そしてこれによ
り、軸61や軸63に撓みが生じても、両ローラ62,
64の間に磁力による吸引力が働き、両者が離間して圧
着力が低下して用紙65が斜めに送られたり紙詰まりが
生じたりするのを防止できるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな磁石を用いた搬送装置では、図6のように複数のロ
ーラを間隔を置いて配置する構成となっているため、ロ
ーラ間の押接力を十分にとるには磁石の磁力を大きくす
る必要がある。この場合、磁力を大きくするためには、
磁石の肉厚、すなわちローラの直径を大きくする必要が
ある。このため、安定した用紙搬送を行うべく十分な磁
力を得ようとすると、その分装置が大型化、重量化して
しまうという問題があった。一方、ローラの配設間隔を
狭めて磁力を稼ごうとすると、その分ローラ数が増加し
て製品コストが増加するという問題があった。
うな磁石を用いた搬送装置では、図6のように複数のロ
ーラを間隔を置いて配置する構成となっているため、ロ
ーラ間の押接力を十分にとるには磁石の磁力を大きくす
る必要がある。この場合、磁力を大きくするためには、
磁石の肉厚、すなわちローラの直径を大きくする必要が
ある。このため、安定した用紙搬送を行うべく十分な磁
力を得ようとすると、その分装置が大型化、重量化して
しまうという問題があった。一方、ローラの配設間隔を
狭めて磁力を稼ごうとすると、その分ローラ数が増加し
て製品コストが増加するという問題があった。
【0008】本発明の目的は、小型軽量でありながら用
紙搬送を安定的に行い得る用紙搬送装置を提供すること
にある。
紙搬送を安定的に行い得る用紙搬送装置を提供すること
にある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0011】すなわち、本発明の用紙搬送装置は、相対
向して配設されたローラの周面間に用紙を押圧挟持し、
ローラを回転させることによりローラ間に挟持された用
紙を搬送する用紙搬送装置であって、前記ローラは、軸
方向の寸法が径方向の寸法よりも長く成形された磁石に
よって形成される第1ローラと、軸方向の寸法が径方向
の寸法よりも長い磁性体によって形成される第2ローラ
とからなることを特徴としている。そしてこれにより、
ローラ間に必要な圧着力を、径の小さな磁石によって確
保することができ、従って、用紙搬送装置の小型化、軽
量化を図ることが可能となる。
向して配設されたローラの周面間に用紙を押圧挟持し、
ローラを回転させることによりローラ間に挟持された用
紙を搬送する用紙搬送装置であって、前記ローラは、軸
方向の寸法が径方向の寸法よりも長く成形された磁石に
よって形成される第1ローラと、軸方向の寸法が径方向
の寸法よりも長い磁性体によって形成される第2ローラ
とからなることを特徴としている。そしてこれにより、
ローラ間に必要な圧着力を、径の小さな磁石によって確
保することができ、従って、用紙搬送装置の小型化、軽
量化を図ることが可能となる。
【0012】また、この場合、第2ローラの表面に、表
面粗さの粗い粗面部を形成しても良く、これにより、ロ
ーラと用紙との間の摩擦力をより高めることができる。
さらに、第1ローラの表面を合成樹脂にて形成した被膜
によって被覆しても良く、これにより、ローラと用紙と
の間の密着性を向上することができる。加えて、第1ロ
ーラを、周方向に沿って異なる磁極が並ぶように着磁す
るようにしても良い。
面粗さの粗い粗面部を形成しても良く、これにより、ロ
ーラと用紙との間の摩擦力をより高めることができる。
さらに、第1ローラの表面を合成樹脂にて形成した被膜
によって被覆しても良く、これにより、ローラと用紙と
の間の密着性を向上することができる。加えて、第1ロ
ーラを、周方向に沿って異なる磁極が並ぶように着磁す
るようにしても良い。
【0013】一方、本発明の用紙搬送装置用ローラ部材
は、相対向して配設されたローラの周面間に用紙を押圧
挟持し、ローラを回転させることによりローラ間に挟持
された用紙を搬送する用紙搬送装置に用いられ、その軸
方向の寸法が径方向の寸法よりも長く成形された磁石に
よって形成されてなることを特徴としている。この場
合、ローラ部材の表面を合成樹脂にて形成した被膜によ
って被覆したり、ローラ部材を周方向に沿って異なる磁
極が並ぶように着磁するようにしても良い。
は、相対向して配設されたローラの周面間に用紙を押圧
挟持し、ローラを回転させることによりローラ間に挟持
された用紙を搬送する用紙搬送装置に用いられ、その軸
方向の寸法が径方向の寸法よりも長く成形された磁石に
よって形成されてなることを特徴としている。この場
合、ローラ部材の表面を合成樹脂にて形成した被膜によ
って被覆したり、ローラ部材を周方向に沿って異なる磁
極が並ぶように着磁するようにしても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
【0015】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1である用紙搬送装置1(以下、搬送装置1と略
す)の構成を示す説明図である。図1に示したように、
当該搬送装置1は、互いに相対向しその周面同士が密着
するように配設された駆動ローラ(第2ローラ)2と加
圧ローラ(第1ローラ)3(以下、適宜、ローラ2,3
と略す)とを有する構成となっている。
形態1である用紙搬送装置1(以下、搬送装置1と略
す)の構成を示す説明図である。図1に示したように、
当該搬送装置1は、互いに相対向しその周面同士が密着
するように配設された駆動ローラ(第2ローラ)2と加
圧ローラ(第1ローラ)3(以下、適宜、ローラ2,3
と略す)とを有する構成となっている。
【0016】駆動ローラ2および加圧ローラ3は、軸方
向の寸法が径方向の寸法よりも長い長尺円柱形状に形成
されており、その両端には軸4,5が固着されている。
そして、各ローラ2,3は、この軸4,5によって複写
機やファクシミリ装置等の筐体内に配置されたフレーム
あるいはシャーシ等に支承されている。なお、駆動ロー
ラ2に取り付けられた軸4は、図示しない駆動装置と連
結されており、図1の矢印A方向に回転駆動されるよう
になっている。
向の寸法が径方向の寸法よりも長い長尺円柱形状に形成
されており、その両端には軸4,5が固着されている。
そして、各ローラ2,3は、この軸4,5によって複写
機やファクシミリ装置等の筐体内に配置されたフレーム
あるいはシャーシ等に支承されている。なお、駆動ロー
ラ2に取り付けられた軸4は、図示しない駆動装置と連
結されており、図1の矢印A方向に回転駆動されるよう
になっている。
【0017】一方、図2は、図1の用紙搬送装置の駆動
ローラと加圧ローラの取り付け状態を示す説明図であ
る。図2に示したように、加圧ローラ3に取り付けられ
た軸5は、取付アーム6によって支持されており、図2
の矢印B方向に揺動軸8を中心に揺動自在な状態で取り
付けられている。
ローラと加圧ローラの取り付け状態を示す説明図であ
る。図2に示したように、加圧ローラ3に取り付けられ
た軸5は、取付アーム6によって支持されており、図2
の矢印B方向に揺動軸8を中心に揺動自在な状態で取り
付けられている。
【0018】ここで、本発明による搬送装置1にあって
は、用紙搬送装置用ローラ部材たる加圧ローラ3は、一
体に成形されたフェライト焼結磁石(例えば、日立金属
株式会社製YBM−3)によって形成されている。この
加圧ローラ3は、当該搬送装置1では直径12mm×長
さ310mmの中実円柱形状に成形されており、図1,
2に示したように、周方向に沿って異なる磁極が並ぶよ
うに8極が対象着磁されている。この場合、加圧ローラ
3は表面極上において約1000ガウスの磁束密度を有
し、長さ310mmにおいて2.5kgfの吸着力に着
磁されている。また、加圧ローラ3の表面には熱収縮性
のPETフィルムにより約50μmの合成樹脂製の樹脂
被膜9が形成されている。なお、軸5は、成形後に取付
穴を切削加工し、そこに圧入等により取り付けられる。
は、用紙搬送装置用ローラ部材たる加圧ローラ3は、一
体に成形されたフェライト焼結磁石(例えば、日立金属
株式会社製YBM−3)によって形成されている。この
加圧ローラ3は、当該搬送装置1では直径12mm×長
さ310mmの中実円柱形状に成形されており、図1,
2に示したように、周方向に沿って異なる磁極が並ぶよ
うに8極が対象着磁されている。この場合、加圧ローラ
3は表面極上において約1000ガウスの磁束密度を有
し、長さ310mmにおいて2.5kgfの吸着力に着
磁されている。また、加圧ローラ3の表面には熱収縮性
のPETフィルムにより約50μmの合成樹脂製の樹脂
被膜9が形成されている。なお、軸5は、成形後に取付
穴を切削加工し、そこに圧入等により取り付けられる。
【0019】また、駆動ローラ2は磁性体により形成さ
れており、加圧ローラ3との間に磁気による吸引力が働
くよう構成されている。この駆動ローラ2は、当該搬送
装置1では直径16mm×長さ310mmの中実円柱形
状に形成されており、SUMやSUS416の無垢材を
切削加工して一体に形成されている。この場合、駆動ロ
ーラ2は切削加工後ブラスト処理されて表面粗さがRz
20μm程度にされ、その後ニッケルメッキが施されて
いる。すなわち、駆動ローラ2の円周面は全面に亘って
表面粗さがRz20μmの粗面部13となっている。
れており、加圧ローラ3との間に磁気による吸引力が働
くよう構成されている。この駆動ローラ2は、当該搬送
装置1では直径16mm×長さ310mmの中実円柱形
状に形成されており、SUMやSUS416の無垢材を
切削加工して一体に形成されている。この場合、駆動ロ
ーラ2は切削加工後ブラスト処理されて表面粗さがRz
20μm程度にされ、その後ニッケルメッキが施されて
いる。すなわち、駆動ローラ2の円周面は全面に亘って
表面粗さがRz20μmの粗面部13となっている。
【0020】次に、このような構成の搬送装置1によっ
て用紙を搬送する場合の作用について説明する。まず、
駆動ローラ2と加圧ローラ3は、加圧ローラ3の磁力に
より圧着状態となっており、その状態にて駆動ローラ2
が矢印A方向に回転している。そこに、用紙7が図1の
ように送られると、用紙7は駆動ローラ2と加圧ローラ
3の間に引き込まれ、加圧ローラ3が揺動軸8を中心と
して微小に揺動して両ローラ2,3の間に用紙7が挟み
込まれる。このとき、両ローラ2,3の間には、磁力に
よる吸引力が働いており、用紙7はそれらの間にて押圧
挟持される。これにより、両ローラ2,3と用紙7との
間には、両ローラ2,3間の圧着力による摩擦力が生じ
る。そして、この摩擦力と駆動ローラ2の回転により、
用紙7が図1の矢印X方向に搬送される。
て用紙を搬送する場合の作用について説明する。まず、
駆動ローラ2と加圧ローラ3は、加圧ローラ3の磁力に
より圧着状態となっており、その状態にて駆動ローラ2
が矢印A方向に回転している。そこに、用紙7が図1の
ように送られると、用紙7は駆動ローラ2と加圧ローラ
3の間に引き込まれ、加圧ローラ3が揺動軸8を中心と
して微小に揺動して両ローラ2,3の間に用紙7が挟み
込まれる。このとき、両ローラ2,3の間には、磁力に
よる吸引力が働いており、用紙7はそれらの間にて押圧
挟持される。これにより、両ローラ2,3と用紙7との
間には、両ローラ2,3間の圧着力による摩擦力が生じ
る。そして、この摩擦力と駆動ローラ2の回転により、
用紙7が図1の矢印X方向に搬送される。
【0021】ここで、ローラによる搬送力増加のために
はこの圧着力を大きくする必要がある。そして、その対
応策としては、加圧ローラ3の自重を大きくすること
と、磁力を大きくことが考えられる。しかしながら、ロ
ーラ自重を大きくすると、ローラ「反り」の原因とな
り、搬送状態の安定化は望めない。そこで、磁力を増加
する方策が採られることとなるが、本発明による搬送装
置1ではその対策として、両ローラ2,3を長尺形状に
形成して磁力を高めている。そしてこれにより、従来の
ローラよりも径の小さな磁石でありながらローラ2,3
間の圧着力を大きくすることを可能にしている。
はこの圧着力を大きくする必要がある。そして、その対
応策としては、加圧ローラ3の自重を大きくすること
と、磁力を大きくことが考えられる。しかしながら、ロ
ーラ自重を大きくすると、ローラ「反り」の原因とな
り、搬送状態の安定化は望めない。そこで、磁力を増加
する方策が採られることとなるが、本発明による搬送装
置1ではその対策として、両ローラ2,3を長尺形状に
形成して磁力を高めている。そしてこれにより、従来の
ローラよりも径の小さな磁石でありながらローラ2,3
間の圧着力を大きくすることを可能にしている。
【0022】また、当該搬送装置1では、駆動ローラ2
の表面が粗く形成されている。すなわち、切削加工後単
にニッケルメッキを施した場合に比して、用紙7と駆動
ローラ2との間の摩擦力が大きくなるよう構成されてい
る。従って、この点においても、本発明による搬送装置
1は、より安定的な用紙搬送を行うことができることに
なる。
の表面が粗く形成されている。すなわち、切削加工後単
にニッケルメッキを施した場合に比して、用紙7と駆動
ローラ2との間の摩擦力が大きくなるよう構成されてい
る。従って、この点においても、本発明による搬送装置
1は、より安定的な用紙搬送を行うことができることに
なる。
【0023】一方、加圧ローラ3の表面には50μmの
樹脂被膜9があり、加圧ローラ3が駆動ローラ2に圧接
されると、この樹脂被覆9が押圧されて微小な圧縮面が
生じる。すなわち、両ローラ2,3の間は線接触ではな
く微小な面接触となっている。従って、当該搬送装置1
では、被膜のない加圧ローラを用いた場合(両ローラ
2,3の間は線接触となる)に比して、用紙7と加圧ロ
ーラ3との間の密着性が向上し、その間の摩擦力を大き
くすることができる。
樹脂被膜9があり、加圧ローラ3が駆動ローラ2に圧接
されると、この樹脂被覆9が押圧されて微小な圧縮面が
生じる。すなわち、両ローラ2,3の間は線接触ではな
く微小な面接触となっている。従って、当該搬送装置1
では、被膜のない加圧ローラを用いた場合(両ローラ
2,3の間は線接触となる)に比して、用紙7と加圧ロ
ーラ3との間の密着性が向上し、その間の摩擦力を大き
くすることができる。
【0024】このように、実施の形態1の搬送装置1で
は、加圧ローラ3を長尺に形成したことにより、径の小
さな磁石によって両ローラ2,3の間に必要な圧着力を
確保することができる。従って、搬送装置1の小型化、
軽量化を図ることが可能となる。また、加圧ローラ3を
回転させるトルクも小さくて済むため、駆動モータの小
型化を図れる。さらに、スプリングを用いない構成のた
め、装置構成が簡略化される。加えて、駆動ローラ2の
表面を粗に形成し、さらに、加圧ローラ3に樹脂被膜9
を設けたことにより、これらの相乗効果によって、両ロ
ーラ2,3と用紙7との間の摩擦力をより高めることが
できる。従って、用紙7を安定的に搬送でき、用紙の斜
め送りや紙詰まりを防止できる。
は、加圧ローラ3を長尺に形成したことにより、径の小
さな磁石によって両ローラ2,3の間に必要な圧着力を
確保することができる。従って、搬送装置1の小型化、
軽量化を図ることが可能となる。また、加圧ローラ3を
回転させるトルクも小さくて済むため、駆動モータの小
型化を図れる。さらに、スプリングを用いない構成のた
め、装置構成が簡略化される。加えて、駆動ローラ2の
表面を粗に形成し、さらに、加圧ローラ3に樹脂被膜9
を設けたことにより、これらの相乗効果によって、両ロ
ーラ2,3と用紙7との間の摩擦力をより高めることが
できる。従って、用紙7を安定的に搬送でき、用紙の斜
め送りや紙詰まりを防止できる。
【0025】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2として、加圧ローラ3の変形例を示す。図3は、実
施の形態2である加圧ローラ10の構成を示す斜視図で
ある。
態2として、加圧ローラ3の変形例を示す。図3は、実
施の形態2である加圧ローラ10の構成を示す斜視図で
ある。
【0026】図3の加圧ローラ10は、先の加圧ローラ
3が中実形状であったのに対し、中空形状に形成されて
いる。この加圧ローラ10も、前述同様、全体が一体に
形成された1個のフェライト焼結磁石であり、押し出し
加工により成形される。また、その着磁状態も前述同様
であり、周方向に沿って異なる磁極が並ぶように8極が
対象着磁されている。さらに、その表面には熱収縮性の
PETフィルムによる合成樹脂製の樹脂被膜が形成され
ている。なお、加圧ローラ10の両端には、軸11を備
えた軸受体12が圧入固定されている。
3が中実形状であったのに対し、中空形状に形成されて
いる。この加圧ローラ10も、前述同様、全体が一体に
形成された1個のフェライト焼結磁石であり、押し出し
加工により成形される。また、その着磁状態も前述同様
であり、周方向に沿って異なる磁極が並ぶように8極が
対象着磁されている。さらに、その表面には熱収縮性の
PETフィルムによる合成樹脂製の樹脂被膜が形成され
ている。なお、加圧ローラ10の両端には、軸11を備
えた軸受体12が圧入固定されている。
【0027】ここで、磁石の強さという観点から見る
と、加圧ローラ10のような中空の磁石は、加圧ローラ
3のような中実の磁石よりも同じ径では磁力が弱くな
る。しかしながら、中空形状のものは中実形状のものに
比して同径であれば当然にその重量が小さい。そこで、
加圧ローラの形状を適宜選択することにより、小型化を
優先した装置か、軽量化を優先した装置かを適宜選択す
ることができる。すなわち、中実形状の加圧ローラ3を
用いれば、前述の通り、従来の装置に比して体格を小さ
く抑えることが可能となる。これに対して、実施の形態
2の加圧ローラ10を用いれば、従来の装置と同体格で
軽量化を図ることが可能である。また、勿論、両者のバ
ランスを考慮して中空形状の寸法設定を行い、軽量化を
図りつつ小型化を図ることも可能である。
と、加圧ローラ10のような中空の磁石は、加圧ローラ
3のような中実の磁石よりも同じ径では磁力が弱くな
る。しかしながら、中空形状のものは中実形状のものに
比して同径であれば当然にその重量が小さい。そこで、
加圧ローラの形状を適宜選択することにより、小型化を
優先した装置か、軽量化を優先した装置かを適宜選択す
ることができる。すなわち、中実形状の加圧ローラ3を
用いれば、前述の通り、従来の装置に比して体格を小さ
く抑えることが可能となる。これに対して、実施の形態
2の加圧ローラ10を用いれば、従来の装置と同体格で
軽量化を図ることが可能である。また、勿論、両者のバ
ランスを考慮して中空形状の寸法設定を行い、軽量化を
図りつつ小型化を図ることも可能である。
【0028】(実施の形態3)さらに、本発明の実施の
形態3として、駆動ローラ2の変形例を示す。図4は、
実施の形態3である駆動ローラ20の構成を示す斜視図
である。
形態3として、駆動ローラ2の変形例を示す。図4は、
実施の形態3である駆動ローラ20の構成を示す斜視図
である。
【0029】図4の駆動ローラ20は、駆動ローラ20
の表面粗さを部分的に粗く(Rz20μm)したもので
ある。その他の点は先の駆動ローラ2と同様である。こ
の場合、表面粗さを粗くした粗面部21は、駆動ローラ
20の周面に、左右対象な状態で複数部位設けられてい
る。すなわち、切削加工の後、粗面部21に該当する部
分以外をマスキングしてブラスト処理し、表面に縞状の
粗面部21と平滑部22を形成する。なお、粗面部21
と平滑部22の個数は図4に示したものに限られないの
は言うまでもない。また、前述の駆動ローラ2も含め、
その粗面部13,21の表面粗さはRz5〜50μm程
度にて適宜選択可能である。
の表面粗さを部分的に粗く(Rz20μm)したもので
ある。その他の点は先の駆動ローラ2と同様である。こ
の場合、表面粗さを粗くした粗面部21は、駆動ローラ
20の周面に、左右対象な状態で複数部位設けられてい
る。すなわち、切削加工の後、粗面部21に該当する部
分以外をマスキングしてブラスト処理し、表面に縞状の
粗面部21と平滑部22を形成する。なお、粗面部21
と平滑部22の個数は図4に示したものに限られないの
は言うまでもない。また、前述の駆動ローラ2も含め、
その粗面部13,21の表面粗さはRz5〜50μm程
度にて適宜選択可能である。
【0030】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0031】たとえば、前述の実施の形態にて示した加
圧ローラ3の寸法や磁力、表面粗さ等は、あくまでも一
例であり、本発明がそれらの数値のものに限定されない
のは言うまでもない。また、加圧ローラ3に希土類磁石
を用いても良く、これにより、加圧ローラ3の小型軽量
化を図ることができ、さらに装置を小型軽量化すること
が可能となる。なお、プラスチック磁石やゴム磁石等に
より軽量化を図ることも可能であるが、これらは一般に
磁力が弱いため体格が大きくなる傾向がある。
圧ローラ3の寸法や磁力、表面粗さ等は、あくまでも一
例であり、本発明がそれらの数値のものに限定されない
のは言うまでもない。また、加圧ローラ3に希土類磁石
を用いても良く、これにより、加圧ローラ3の小型軽量
化を図ることができ、さらに装置を小型軽量化すること
が可能となる。なお、プラスチック磁石やゴム磁石等に
より軽量化を図ることも可能であるが、これらは一般に
磁力が弱いため体格が大きくなる傾向がある。
【0032】さらに、前記の実施の形態では、駆動ロー
ラ2や加圧ローラ3を各々1個ずつ配置した構成として
いるが、例えばA0サイズ対応の複写機など、軸方向に
長いローラが必要とされる装置では、これらを軸方向に
複数本連ねる構成とすることも可能である。また、必要
に応じ加圧ローラ3側より駆動をとっても良いことは勿
論である。
ラ2や加圧ローラ3を各々1個ずつ配置した構成として
いるが、例えばA0サイズ対応の複写機など、軸方向に
長いローラが必要とされる装置では、これらを軸方向に
複数本連ねる構成とすることも可能である。また、必要
に応じ加圧ローラ3側より駆動をとっても良いことは勿
論である。
【0033】加えて、前述の例では、駆動ローラとして
中実形状のものを示したが、これを加圧ローラ同様中空
形状とすることも可能である。すなわち、例えば、SU
S416にて板厚1mmの中空パイプを形成し、これを
加圧ローラとすることもできる。そしてこれにより、装
置の軽量化や応答性の向上を図ることが可能である。但
し、磁石による吸着力は、吸引される磁性体側の体積に
よっても変化するため、磁束が飽和しないようその板厚
を選択することが肝要である。このように本発明の用紙
搬送装置では、駆動ローラや加圧ローラの形状や寸法
は、求められる特性や仕様によって適宜最適な組み合わ
せを選択することになる。
中実形状のものを示したが、これを加圧ローラ同様中空
形状とすることも可能である。すなわち、例えば、SU
S416にて板厚1mmの中空パイプを形成し、これを
加圧ローラとすることもできる。そしてこれにより、装
置の軽量化や応答性の向上を図ることが可能である。但
し、磁石による吸着力は、吸引される磁性体側の体積に
よっても変化するため、磁束が飽和しないようその板厚
を選択することが肝要である。このように本発明の用紙
搬送装置では、駆動ローラや加圧ローラの形状や寸法
は、求められる特性や仕様によって適宜最適な組み合わ
せを選択することになる。
【0034】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその利用分野である複写機やファクシミ
リ等の用紙搬送装置に適用した場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、たとえば、レーザ
ープリンタ等の印刷装置にも適用できる。
なされた発明をその利用分野である複写機やファクシミ
リ等の用紙搬送装置に適用した場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、たとえば、レーザ
ープリンタ等の印刷装置にも適用できる。
【0035】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0036】(1)加圧ローラを長尺の磁石によって形
成したことにより、駆動ローラと加圧ローラとの間に必
要な圧着力を、径の小さな磁石によって確保することが
できる。従って、用紙搬送装置の小型化、軽量化を図る
ことが可能となる。
成したことにより、駆動ローラと加圧ローラとの間に必
要な圧着力を、径の小さな磁石によって確保することが
できる。従って、用紙搬送装置の小型化、軽量化を図る
ことが可能となる。
【0037】(2)駆動ローラの表面に粗面部を形成し
たことにより、駆動ローラと用紙との間の摩擦力をより
高めることができる。従って、用紙を安定的に搬送で
き、用紙の斜め送りや紙詰まりを防止できる。
たことにより、駆動ローラと用紙との間の摩擦力をより
高めることができる。従って、用紙を安定的に搬送で
き、用紙の斜め送りや紙詰まりを防止できる。
【0038】(3)加圧ローラに樹脂被膜を設けたこと
により、加圧ローラと用紙との間の密着性を向上するこ
とができる。従って、両者の間の摩擦力をより高めるこ
とができ、用紙を安定的に搬送することが可能となる。
により、加圧ローラと用紙との間の密着性を向上するこ
とができる。従って、両者の間の摩擦力をより高めるこ
とができ、用紙を安定的に搬送することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である用紙搬送装置の構
成を示す説明図である。
成を示す説明図である。
【図2】図1の用紙搬送装置の駆動ローラと加圧ローラ
の取り付け状態を示す説明図である。
の取り付け状態を示す説明図である。
【図3】実施の形態2である加圧ローラの構成を示す斜
視図である。
視図である。
【図4】実施の形態3である駆動ローラの構成を示す斜
視図である。
視図である。
【図5】従来の用紙搬送装置の構成を示す説明図であ
る。
る。
【図6】従来の他の用紙搬送装置の構成を示す説明図で
ある。
ある。
1 用紙搬送装置 2 駆動ローラ(第2ローラ) 3 加圧ローラ(第1ローラ、用紙搬送装置用ローラ
部材) 4 軸 5 軸 6 取付アーム 7 用紙 8 揺動軸 9 樹脂被膜 10 加圧ローラ 11 軸 12 軸受体 13 粗面部 20 駆動ローラ 21 粗面部 22 平滑部 51 スプリング 52 加圧ローラ 53 駆動ローラ 54 用紙 61 軸 62 アイドラローラ 63 軸 64 駆動ローラ 65 用紙
部材) 4 軸 5 軸 6 取付アーム 7 用紙 8 揺動軸 9 樹脂被膜 10 加圧ローラ 11 軸 12 軸受体 13 粗面部 20 駆動ローラ 21 粗面部 22 平滑部 51 スプリング 52 加圧ローラ 53 駆動ローラ 54 用紙 61 軸 62 アイドラローラ 63 軸 64 駆動ローラ 65 用紙
Claims (7)
- 【請求項1】 相対向して配設されたローラの周面間に
用紙を押圧挟持し、前記ローラを回転させることにより
前記ローラ間に挟持された用紙を搬送する用紙搬送装置
であって、 前記ローラは、軸方向の寸法が径方向の寸法よりも長く
成形された磁石によって形成される第1ローラと、軸方
向の寸法が径方向の寸法よりも長い磁性体によって形成
される第2ローラとからなることを特徴とする用紙搬送
装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の用紙搬送装置であって、
前記第2ローラの表面に、表面粗さの粗い粗面部を形成
したことを特徴とする用紙搬送装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の用紙搬送装置で
あって、前記第1ローラの表面を、合成樹脂にて形成し
た被膜によって被覆したことを特徴とする用紙搬送装
置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の用
紙搬送装置であって、前記第1ローラは、周方向に沿っ
て異なる磁極が並ぶように着磁されてなることを特徴と
する用紙搬送装置。 - 【請求項5】 相対向して配設されたローラの周面間に
用紙を押圧挟持し、前記ローラを回転させることにより
前記ローラ間に挟持された用紙を搬送する用紙搬送装置
に用いられ、その軸方向の寸法が径方向の寸法よりも長
く成形された磁石によって形成されてなることを特徴と
する用紙搬送装置用ローラ部材。 - 【請求項6】 請求項5記載の用紙搬送装置用ローラ部
材であって、その表面を合成樹脂にて形成した被膜によ
って被覆したことを特徴とする用紙搬送装置用ローラ部
材。 - 【請求項7】 請求項5または6記載の用紙搬送装置用
ローラ部材であって、前記ローラ部材は、周方向に沿っ
て異なる磁極が並ぶように着磁されてなることを特徴と
する用紙搬送装置用ローラ部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4385898A JPH11240642A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 用紙搬送装置および用紙搬送装置用ローラ部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4385898A JPH11240642A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 用紙搬送装置および用紙搬送装置用ローラ部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11240642A true JPH11240642A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=12675411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4385898A Pending JPH11240642A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 用紙搬送装置および用紙搬送装置用ローラ部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11240642A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005067106A (ja) * | 2003-08-27 | 2005-03-17 | Mutoh Ind Ltd | プリンタ |
JP2013087950A (ja) * | 2011-10-14 | 2013-05-13 | Boeing Co:The | 磁力を使用して材料に力を印加するための装置及び方法 |
-
1998
- 1998-02-25 JP JP4385898A patent/JPH11240642A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005067106A (ja) * | 2003-08-27 | 2005-03-17 | Mutoh Ind Ltd | プリンタ |
JP2013087950A (ja) * | 2011-10-14 | 2013-05-13 | Boeing Co:The | 磁力を使用して材料に力を印加するための装置及び方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040316 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |