JPH11239662A - 遊技場における台間表示装置 - Google Patents

遊技場における台間表示装置

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JPH11239662A
JPH11239662A JP6069798A JP6069798A JPH11239662A JP H11239662 A JPH11239662 A JP H11239662A JP 6069798 A JP6069798 A JP 6069798A JP 6069798 A JP6069798 A JP 6069798A JP H11239662 A JPH11239662 A JP H11239662A
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JP6069798A
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Hitoshi Osawa
均 大沢
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画面の視野角を確保しながら狭い台間に
設置でき、かつ、長時間見ていても首に疲れを感じない
ように構成した台間表示装置を提供する。 【解決手段】 隣接する遊技機間に挟まれた台間基台
と、遊技者が受け取るべき情報を表示するための表示画
面を備えた情報表示部と、前記情報表示部を支持するた
めに前記台間基台の前面に設けた支持部材と、を備えた
遊技場における台間表示装置の前記支持部材を、前記情
報表示部が、前記遊技者が遊技する遊技機の開閉枠の開
閉方向と同じ方向に回動するようにして開閉枠の開閉に
支障が起きないように構成し、かつ、前記開閉枠の閉鎖
時にこの開閉枠の前方領域において前記表示画面の視野
角内に前記遊技者が位置するように構成して台間距離を
節約するとともに遊技客が首を曲げ続けることにより疲
れを感じさせないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、隣接する遊技機間
に挟まれた台間表示装置、すなわち、その遊技場が提供
する遊技情報や各種のテレビ放送局等により送られる情
報を、表示画面を通して遊技者に提供するための装置に
関する。遊技機としては、パチンコ遊技機が一般的であ
る。
【0002】
【従来の技術】これまでの台間表示装置として、特開平
9ー192339号公報に開示された装置(以下、「従
来の台間表示装置」という)が知られている。従来の台
間表示装置は、パチンコ遊技機と他のパチンコ遊技機の
間に挟まれた台間球貸機の前面パネル上に各種の情報を
表示するための表示画面を備え、この前面パネルは、こ
の表示画面の視野角内に遊技者が位置するように、すな
わち、遊技者が遊技しながら表示画面を見られるよう
に、パチンコ遊技機の開閉枠から突き出し遊技者方向に
傾斜している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の台間
表示装置では、隣接するパチンコ遊技機とパチンコ遊技
機の間(以下、「台間」という)に表示画面を配するよ
うになっているので、傾斜しているとはいえ相応の台間
距離が必要となる。たとえば、5.6インチ程度の液晶
画面をその視野角(遊技者が画面の表示を認識しうる範
囲を示す角度)を考慮しながら(必要な傾斜角を確保し
ながら)台間に納めようとすると、80ミリメートルな
いし100ミリメートル程度の台間距離が必要となる。
パチンコ遊技場は、複数台のパチンコ遊技機からなる島
を幾つも備えており、その敷地の広さに応じて島の大き
さ、すなわち、パチンコ遊技機の台数が決められる。一
旦決められた島の大きさは、これを変更することは大掛
かりな工事を必要とするとともに、敷地的な制約を伴う
ので、経済的にも物理的にも難しい。このため、現行の
台間球貸機の幅、すなわち、台間を仮に40ミリメート
ルだとすると、この球貸機を入れ替えて80ミリメート
ル以上もの台間距離を必要とする従来の台間表示装置を
設置することは、島の大きさを変更しなければならない
ので不可能に近い。島の大きさを変更せずに従来の台間
表示装置を設置するためには、そのためのスペースを確
保するために島を構成するパチンコ遊技機の台数を減ら
さねばならない。台数を減らすと、同じ敷地内(同じ島
内)における売上額が減少することは明らかであるか
ら、遊技場にとって決して好ましい方法ではない。新た
に島を構成しようとする場合であっても、できるだけた
くさんのパチンコ遊技機を設置するために台間は狭いほ
うがよい。各請求項に記載した発明が解決しようとする
第1の課題は、表示画面の視野角を確保しながら、でき
るだけ狭い台間に設置できるように構成した台間表示装
置を提供することにある。
【0004】各請求項に記載した発明が解決しようとす
る第2の課題は、遊技者の便宜を確実に図ることにあ
る。すなわち、台間に位置する表示画面を見ようとする
と、遊技者は、遊技機の遊技盤から目を離して頭(身
体)をその方向に回転させる(曲げる)必要がある。こ
れでは、必要な情報を得ようとすると遊技を犠牲にしな
ければならなかったり、逆に、いわゆる大当たりが出て
遊技盤から目が離せないような場合に必要な情報を受け
損ねてしまったりすることがある。また、このように首
を曲げたままの姿勢で比較的長時間、遊技を続けると首
が疲れてしまう。これでは、本末転倒であり、遊技者の
便宜を図るために設置した情報表示部が意味をなさなく
なってしまう。遊技者の便宜を確実に図るためには、遊
技盤と表示画面をほぼ同時に見られるようにする必要が
ある、と発明者は考えたのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を一挙に解
決するために鋭意研究を重ねた発明者は、まず、情報表
示部(表示画面)が台間に位置しなければならない、と
いう固定観念を捨て、情報表示部を遊技盤、すなわち、
開閉枠の前方領域に位置させてみた。このようにすれ
ば、台間距離も狭くて済むし、表示画面を見るために遊
技盤から目を離す必要もほとんどなくなる、と考えたの
である。台間距離が元々長く余裕がある場合には、上述
した情報表示部の配置により節約した台間のスペースを
遊技者の便宜を図るための他の用途に使用することがで
きる、とも考えた。一方、係る配置により問題も生じ
る。すなわち、開閉枠の前方領域に位置する情報表示部
は、遊技盤の保守やパチンコ遊技機の点検等にための開
閉枠の開放の邪魔になる、という問題である。そこで、
開閉枠開閉の邪魔にならないような情報表示部の支持方
法を発明者は開発した。各請求項に記載した発明は、こ
のような観点からなされたものである。その詳しい構成
については、項を改めて説明する。
【0006】請求項1に記載した発明の構成 請求項1に記載した発明に係る台間表示装置(以下「請
求項1の台間表示装置」という)は、隣接する遊技機間
に挟まれた台間基台と、遊技者が受け取るべき情報を表
示するための表示画面を備えた情報表示部と、前記情報
表示部を支持するために前記台間基台の前面に設けた支
持部材と、を備えている点で、前述した従来の台間表示
装置と基本的に共通する。請求項1の台間表示装置の特
徴は、支持部材は、情報表示部が、遊技者が遊技する遊
技機の開閉枠の開閉方向と同じ方向に回動(回転)する
ように、かつ、開閉枠の閉鎖時にこの開閉枠の前方領域
において前記表示画面の視野角内に前記遊技者が位置す
るように構成されている点にある。「開閉枠」は、遊技
機の前面で開閉する枠の総称であり、遊技機が、たとえ
ば、遊技盤を覆うガラス枠とこのガラス枠を支持する内
枠等とを別個に備えている場合はこれらを総称した意味
であり、外枠がなくガラス枠だけの場合はガラス枠単独
の意味である。
【0007】請求項1に記載した発明の作用効果 台間基台の前面に設けた支持部材は、情報表示部を自由
に回動(回転)できるように支持している。情報表示部
は、開閉枠の開閉方向と同じ方向に回動する。情報表示
部の回動は単独で行うようにしてもよいが、開閉枠の開
閉と連動するようにしてもよい。情報表示部を回動させ
て閉鎖した(遊技できる状態の)開閉枠の前方領域に位
置させたとき、すなわち、開閉枠の前方に臨ませたと
き、表示画面の視野角内に遊技者が位置する。これによ
り、遊技者が、受けるべき情報を表示画面から受け取れ
る位置に表示画面が位置する。台間ではなく開閉枠及び
前方領域に情報表示部(表示画面)が位置するので、表
示画面の視野角を確保しながら台間スペースを短くでき
る。また、台間スペースを節約できるので、台間に余裕
があればこの余裕分を他の機能に振り向けることができ
る。さらに、遊技者は、遊技機(遊技盤)から目を離す
ことなく表示画面を見ることができるので、台間に表示
画面が位置する場合に比べて頭を回転させる必要がな
い。
【0008】用語の意義 「台間基台」は、支持部材を支持できる幅(台間距離)
を備えるものであれば、どのようなものでもよい。台間
距離は狭ければ狭いほど同じ島(敷地)の中に多くの遊
技機を設置できるので、敷地の活用率を高めることがで
きる。台間距離に余裕がある場合は、この台間基台に両
替機能や玉貸機能等を備えさせてもよい。「遊技者が受
け取るべき情報」は、特定の遊技機で遊技する遊技者に
提供する情報であって、この遊技者以外の遊技者等に提
供することを予定していない情報のことをいう。「情報
表示部」は、表示画面を通して遊技者に情報を提供でき
るものであれば、当業者が採用しうるあらゆる表示原
理、表示方法を備えたものでもよい。情報表示部は、表
示するだけでなく、たとえば、いわゆるタッチパネルの
ように、情報入力手段として作用するように構成しても
よい。
【0009】請求項2に記載した発明の構成 請求項2に記載した発明に係る台間表示装置(以下、
「請求項2の台間表示装置」という)は、請求項1の台
間表示装置の構成に限定が加わり、情報表示部は、表示
画面の表示方向を変えられるように構成されていること
を特徴とする。表示画面の表示方向を変えられるように
するためには、たとえば、情報表示部を支持部材に対し
て支持角度を変えられるように構成してもよいし、情報
表示部に対して表示画面の取付角度を変えられるように
構成してもよいし、さらに、両者を組み合わせることに
より表示方向を変えられるようにしてもよい。縦横斜め
の単独又は組み合わせた方向に変えられるようにしてお
くと、それだけ細かい調整ができるので便利である。
【0010】請求項2に記載した発明の作用効果 請求項2の台間表示装置は、請求項1の台間表示装置の
作用効果に加え、表示画面の表示方向を変えることがで
きるので、遊技者にとってより見やすい方向に表示画面
を向かせることができる、という作用効果を生じさせ
る。このように構成しておけば、たとえば、液晶画面を
採用した場合に、視野角等の液晶の特性の違いや照明の
違い等に合わせて表示方向を適切に調整することができ
る。
【0011】請求項3に記載した発明の構成 請求項3に記載した発明に係る台間表示装置(以下、
「請求項3の台間表示装置」という)は、請求項1又は
2の台間表示装置の構成に限定が加わり、情報表示部
は、付勢手段により開閉枠方向に付勢され、この付勢力
により開閉枠の前面に押し付けられた際に表示画面の視
野角内に前記遊技者が位置するように構成されているこ
とを構成上の特徴とする。「付勢手段」の構成や取付の
位置・方向等に何らの制限はなく、たとえば、弦巻バネ
や片持ちバネ等が好適である。付勢力は、少なくとも情
報表示部を回動させるだけの力があればよいが、自ら回
動すると同時に開閉枠を閉鎖方向に押し動かし得る程度
の力であってもよい。押し付けられて開閉枠の前面と接
触する部分に、ゴム等を貼り付けて緩衝効果を持たせる
ようにしてもよい。
【0012】請求項3に記載した発明の作用効果 請求項3の台間表示装置は、請求項1又は2の台間表示
装置の作用効果に限定が加わり、情報表示部が付勢手段
の付勢力により、常に開閉枠方向に付勢されている。こ
のため、開閉枠が閉鎖時に、その前面に情報表示部が押
し付けられた状態になる。これにより、開閉枠を閉じれ
ば、付勢力の働きにより自動的に回動し、この結果、表
示画面の視野角内の遊技者が位置する。すなわち、付勢
手段の働きにより、遊技しようとする遊技者にとって、
好適な位置に情報表示部(表示画面)が移動する。
【0013】請求項4に記載した発明の構成 請求項4に記載した発明に係る台間表示装置(以下、
「請求項4の台間表示装置」という)は、請求項1又は
2の台間表示装置の構成に限定が加わり、付勢手段の付
勢力に抗して情報表示部を途中位置(開閉枠の前面に押
し付けられていない位置)で解除可能に停止させるため
の停止手段が設けられ、この途中位置は、情報表示部
が、隣接する他の遊技機の開閉枠の開閉領域外に位置し
うる領域内(隣の開閉枠にも遊技者の前にある開閉枠に
も衝突しない領域)にあることを構成上の特徴とする。
【0014】請求項4に記載した発明の作用効果 請求項4の台間表示装置は、請求項1又は2の台間表示
装置の作用効果に限定が加わり、付勢手段から付勢力を
受けた情報表示部は、停止手段の働きにより所定位置で
その回動を停止させられる。停止させられた結果、情報
表示部は隣の開閉枠はもとより遊技者の前にある開閉枠
にも衝突しない領域に位置することになるので、情報表
示部自体の破損を防げるし、開閉枠や開閉枠を構成する
ガラス枠がある場合はこのガラス枠等を傷つけたり壊し
たりすることがなくなる。停止手段の停止を解除すれ
ば、付勢手段の付勢力により情報表示部は開閉枠の前面
に押し付けられる。
【0015】請求項5に記載した発明の構成 請求項5に記載した発明に係る台間表示装置(以下、
「請求項5の台間表示装置」という)は、請求項3又は
4に記載した台間表示装置の構成に限定が加わり、情報
表示部は、遊技者が受け取るべき情報の表示を停止する
ために、付勢手段の付勢力に抗して(開閉枠から離れる
方向に)この情報表示部を所定角度回動させた際に作動
する表示停止手段を備えていることを構成上の特徴とす
る。「表示停止手段」は、遊技者が受けるべき情報、す
なわち、遊技中の遊技者が見ている情報を隣の遊技者等
に見せないようにするためのあらゆる手段のことをい
い、そのようなものとして、たとえば、情報表示部(表
示画面)の電源、あるいは表示用バックライトの電源を
遮断するスイッチや表示画面の表示をぼかすための装置
や遊技場の宣伝画像等の遊技者が受けるべき情報とは無
関係の情報に切り替えるための装置などがある。情報停
止手段の解除は、情報表示部を基の位置に戻したときに
自動的に行われるようにしてもよいし、別途に設けたリ
セットボタン等を働かせるようにしてもよい。
【0016】請求項5に記載した発明の作用効果 請求項5の台間表示装置は、請求項3又は4の台間表示
装置の作用効果に限定が加わり、開閉枠から離れる方向
に情報表示部を所定角度回動させたときに、遊技者が受
け取るべき情報の表示が停止される。これにより、開閉
枠の開閉に伴い、又は、単独で情報表示部を回動させる
と、隣にいる遊技者が表示画面の視野角内に入る場合が
あるが、このときに表示停止手段の働きにより表示が停
止されるのでその情報を隣の遊技者が受け取ること(見
ること)はない。
【0017】
【発明の実施の形態】各図を参照しながら、本発明の実
施の形態(以下、「本実施形態」という)について説明
する。図1は本実施形態の正面図であり、図2は本実施
形態の側面図である。図3及び4は情報表示部が回動す
る様子を示す概略図であり、図5は支持部材の回転部の
概略を示す縦断面図であり、図6は角度検知機構の作動
状態を示す図である。図7はロック機構の概略図であ
り、図8は支持部材の応用例を示す図である。図9は、
図8に示す支持部材の部分側面図である。なお、パチン
コ遊技機を本実施形態は遊技機として用いているが、パ
チンコ遊技機以外の遊技機、たとえば、パチスロ等を用
いることもできる。
【0018】台間表示装置の基本構造 図1及び2を参照しながら、本実施形態における台間表
示装置10の基本構造について説明する。台間表示装置
10は、台間基台2と表示画面4を備えた情報表示部6
と、支持部材8から基本的に構成している。台間基台2
は、隣接するパチンコ遊技機100,100間(台間)
に挟まれるように配置している。台間基台2は、各パチ
ンコ遊技機100と密着していなければならないわけで
はないが、横方向のスペースを節約するために密着させ
ておくとよい。情報表示部6は、液晶の表示画面4をそ
の前面に備え、台間基台2の前面に取り付けた支持部材
8の先端に取り付けられている。パチンコ遊技機100
は、島に対してパチンコ遊技機100を固定するための
外枠101を備え、外枠101は図3及び4に示すよう
に、左端に取り付けた枠ヒンジ104により開閉する開
閉枠102を備えている。開閉枠102は、図3に仮想
線で示すガラス枠106を備えている。開閉枠102を
外枠101に対して開閉する際にはガラス枠106も同
時に開閉するようになっており、ガラス枠106も開閉
枠102に対して同図に示す方向に単独で開閉するよう
になっている。したがって、本明細書においては、特に
明示しない限り、開閉枠102の開閉は、ガラス枠10
6の遊技機100の本体に対する開閉も含む意味に用い
ている。
【0019】台間基台 本実施形態における台間基台2の幅寸法は、幅狭の台間
球貸機の幅寸法に合わせて、約40ミリメートルに形成
している。このようにすれば、台間距離を変えずに既存
の市販台間球貸機の代わりに、台間表示装置10を設置
することができるからである。台間表示装置10は、台
間球貸機の機能をも兼ね備えている。台間基台2の前面
に、次に述べる支持部材8を取り付けている。
【0020】支持部材 図3が示すように支持部材8は、台間基台2の前面にネ
ジ固定した支持基部20と、支持基部20の先端に設け
た回転部21から構成しており、この回転部21の働き
により情報表示部6が回動(回転)するようになってい
る。なお、情報表示部6の回動方向は、パチンコ遊技機
100前面の開閉枠102の開閉方向と一致させてい
る。一致させておかないと、開閉枠102が開放状態の
ときに情報表示部6がむき出しの遊技盤(図示を省略す
る)と直接接触してこれを破損させかねないからであ
る。閉鎖方向に回動させた情報表示部6は、図1に示す
ように開閉枠102(ガラス枠106)の前方領域に位
置し、この前方領域において表示画面4の視野角内に遊
技者110が位置するように、すなわち、遊技者110
が表示画面4の表示が見えるように支持部材8を構成す
る(請求項1)。
【0021】回転部 図5に基づいて、支持部材8の回転部21について説明
する。回転部21は、ハウジング22の中で、矢印A方
向に回転するロータ23を備え、ロータ23は、上下方
向に突き出す上部回転軸25と下部回転軸27を備えて
いる。上部回転軸25と下部回転軸27は、軸受24,
24を介してハウジング22に支持されている。上部回
転軸25と軸受け24は、ロータ23(情報表示部6)
の回転を途中位置で停止させるためのロック機構(停止
手段)26を備えているが、ロック機構26については
後述する。下部回転軸27の外周には、コイルバネ28
を巻き付けている(請求項3)。コイルバネ28は、付
勢手段としてロータ23(情報表示部6)を閉鎖方向に
回動させるためのものであって、本実施形態におけるコ
イルバネ28は、ガラス枠106が開放状態のときにこ
のガラス枠106とともに、情報表示部6を閉鎖方向に
回動させるだけの付勢力を備えている。このような付勢
力を持たせておけば、頻繁に開閉するガラス枠106を
自動的に閉鎖方向に回動させられるので便利だからであ
る。なお、コイルバネ28と異なる構成の付勢手段を採
用してもよいことは言うまでもない。
【0022】表示停止手段 図5および6に基づいて、表示停止手段32について説
明する(請求項5)。表示停止手段32は、何らかの理
由に開閉枠102(ガラス枠106)を開放したとき
に、情報表示部6の表示画面4が、図1における左側の
方向に回動させることにより表示されている事項を隣に
いる遊技者に見られてしまうので、これを防止するため
の手段である。本実施形態における表示停止手段32
は、情報表示部6の電源を断続するようになっていて、
情報表示部6が回動すると作動して電源を遮断して表示
画面4の表意を消させるように作用する。表示停止手段
32のは、フォトセンサ30から受けた作動信号により
作動するようになっている。フォトセンサ30は、その
中央部にスリット31を備えたU字状になっていて、こ
のスリット31内を通過する光を遮ることにより作動信
号を出力する。本実施形態では、下部回転軸27の下端
から水平方向に延びる半円形の遮蔽板29が、図6に示
すように、下部回転軸27の回転に伴いスリット30内
を通過するようになっている。図6(a)はフォトセン
サ30がオフ、すなわち、表示画面4がオンの状態を示
し、図6(b)はフォトセンサ30がオンで表示画面4
がオフの状態を示している。表示画面がオフ状態になる
ときの情報表示部6の回動角度は、遮蔽板29の形態を
変化させることにより行う。本実施形態における回動角
度(所定角度)は、180度に設定したので、図6に示
すように遮蔽板29を半円形した。所定角度を小さく
(大きく)するのであれば、半円形より大きい(小さ
い)遮蔽板29を用いる。
【0023】ロック機構 図5及び7を参照しながら、ロック機構(停止手段)2
6について説明する(請求項4)。ロック機構26は、
コイルバネ28の付勢力により閉鎖方向に回動させられ
る情報表示部6を、途中位置で、すなわち、ガラス枠1
06に衝突しない位置で停止させるための機構である。
本実施形態におけるロック機構26は、先に述べたよう
に、上部回転軸25と軸受24を備えている。ロック機
構26は、上部回転軸25の軸受24に対応する外周部
分から中心に向けて形成したピン孔40と、このピン孔
40内に収納され先端がテーパ状の出没ピン42と、出
没ピン42をピン孔40内から押し出すための押し出し
バネ46と、軸受24に設けた出没ピン42を受け入れ
て係合させるための凹部48から構成されている。ここ
で、図7(a)に示す矢印方向に上部回転軸25を回動
させると、ピン孔40内の出没ピン42は、押出バネ4
6の力に抗しながら軸受24の内周面に当接しつつ移動
する。次に、回動させる力を取り除いて自由にさせる
と、コイルバネ28の付勢力により回動方向とは逆の付
勢方向に回動する(図7(b)参照)。やがて、図7
(c)に示すように、出没ピン42は、凹部48の位置
にきたときに押出バネ46により押し出されて凹部48
と係合し、上部回転軸25の付勢方向への回動を停止さ
せる。停止を解除するときは、情報表示部6を付勢方向
に強制的に押し動かすことにより、出没ピン42と凹部
48の係合を解消させる。すなわち、情報表示部6(上
部回転軸25)を付勢方向に強制回動させると、出没ピ
ン42のテーパ面42aは、凹部48のテーパ面48a
に案内されて押出バネ46の力に抗しながらピン孔40
内に後退する。出没ピン42の後退により係合が解消さ
れ、図7(d)に示す状態になる。
【0024】なお、図7(c)に示す上部回転軸25の
停止位置は、図4に一点鎖線で示す隣接機の開閉枠10
2の開放端が描く軌跡より隣接機側(図4の左側)の領
域(開閉領域)外の領域に位置するように設定する。開
閉領内で情報表示部6が停止するようにすると、隣接機
の開閉枠102を開閉するときにこの開閉枠ととこの情
報表示部6が接触して互いを破損させてしまうことがあ
り得るので、このような事態が生じないようにするため
である。
【0025】支持部材の応用例 図8及び9を参照しながら、支持部材の応用例について
説明する。支持部材50は、台間基台2(図示を省略す
る)支持基部52と、この支持基部52の途中に設けた
ヒンジ部53と、支持基部52の開放端にヒンジ部55
を介して取り付けた回転支持部54と、回転支持部54
から突き出す支持アーム56から概ね構成している。図
9に示すように回転支持部54は、内部にほぼ球状の支
持孔58を備え、ここに支持アーム56の基部に固定し
た回転球57を自由に回転できるように圧入されてい
る。支持アーム56の開放端に情報表示部6を固定し、
支持基部52の両ヒンジ部55,55の屈曲伸展と回転
球57の回転により、情報表示部6を三次元的に動かせ
るように構成し、これにより、表示画面4(図1参照)
の表示方向を遊技者が見やすいように変えられるように
している(請求項2)。
【0026】本実施形態の作用効果 本実施形態の作用効果を、図3及び4を参照しながら説
明する。まず、図3において、開閉枠102が実線で示
すように閉鎖状態のときの情報表示部6は、コイルバネ
28の付勢力により仮想線で示すように開閉枠102
(ガラス枠106)に押し付けられ、表示画面4(図示
を省略する)は、遊技者110の方を向いている。この
ときの遊技者110は、角αだけ頭を回転すれば、パチ
ンコ遊技機100と情報表示部6(表示画面4)を見る
ことができる。図4に示すように、開閉枠102を開放
させるときは、情報表示部6を単独又は一緒に回動さ
せ、仮想線で示す位置まで移動させる。ここで、開閉枠
102を閉鎖すると、コイルバネ28の働きにより情報
表示部6は、自動的に回動し、図4の実線の位置で停止
する。この停止は、ロック機構26の働きによるもので
ある。ここで、情報表示手段6を付勢方向に強制的に回
動させると、ロック機構26のロック(係合)が外れ
て、図3の仮想線の位置まで移動する。以上のように、
開閉枠102を開閉しても情報表示部6が邪魔になるこ
とはなく、かつ、情報表示部6が開閉枠102の前方領
域に位置するようになっているので遊技者が表示画面4
を見るために遊技盤から目を離す必要がなくなる。
【0027】
【発明の効果】各請求項に記載した発明に係る台間表示
装置を使用すれば、開閉枠開閉の邪魔にならずに情報表
示装置が開閉枠の前方領域に位置させることができ、前
方領域に位置させたことにより表示画面を見るために遊
技者が遊技盤から目を離す必要がほとんどなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の正面図である。
【図2】 本実施形態の側面図である。
【図3】 情報表示部が回動する様子を示す概略図で
ある。
【図4】 情報表示部が回動する様子を示す概略図で
ある。
【図5】 支持部材の回転部の概略を示す縦断面図で
ある。
【図6】 角度検知機構の作動状態を示す図である。
【図7】 ロック機構の概略図である。
【図8】 支持部材の応用例を示す図である。
【図9】 図8に示す支持部材の部分側面図である。
【符号の説明】
2 台間基台 102
開閉枠 4 表示画面 104
枠ヒンジ 6 情報表示部 106
ガラス枠 8 支持部材 110
遊技者 10 台間表示装置 20 支持基部 21 回転部 22 ハウジング 23 ロータ 24 軸受 25 上部回転軸 26 ロック機構 27 下部回転軸 28 コイルバネ 29 遮蔽板 30 フォトセンサ 31 スリット 40 ピン孔 42 出没ピン 42a テーパ面 46 押出バネ 48 凹部 48a テーパ面 50 支持部材 52 支持基部 53 ヒンジ部 54 回転支持部 55 ヒンジ部 56 支持アーム 57 回車球 58 支持孔 100 パチンコ遊技機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する遊技機間に挟まれた台間基台
    と、 遊技者が受け取るべき情報を表示するための表示画面を
    備えた情報表示部と、 前記情報表示部を支持するために前記台間基台の前面に
    設けた支持部材と、を備えた遊技場における台間表示装
    置において、 前記支持部材は、前記情報表示部が、前記遊技者が遊技
    する遊技機の開閉枠の開閉方向と同じ方向に回動するよ
    うに、かつ、前記開閉枠の閉鎖時にこの開閉枠の前方領
    域において前記表示画面の視野角内に前記遊技者が位置
    するように構成されていることを特徴とする遊技場にお
    ける台間表示装置。
  2. 【請求項2】 前記情報表示部は、前記表示画面の表示
    方向を変えられるように構成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載した遊技場における台間表示装置。
  3. 【請求項3】 前記情報表示部は、付勢手段により前記
    開閉枠方向に付勢され、この付勢力により開閉枠の前面
    に押し付けられた際に前記表示画面の視野角内に前記遊
    技者が位置するように構成されていることを特徴とする
    請求項1又は2に記載した遊技場における台間表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記付勢手段の付勢力に抗して前記情報
    表示部を途中位置で解除可能に停止させるための停止手
    段が設けられ、 前記途中位置は、前記情報表示部が、隣接する他の遊技
    機の開閉枠の開閉領域外に位置しうる領域内にあること
    を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載した遊技場
    における台間表示装置。
  5. 【請求項5】 前記情報表示部は、前記遊技者が受け取
    るべき情報の表示を停止するために、前記付勢手段の付
    勢力に抗してこの情報表示部を所定角度回動させた際に
    作動する表示停止手段を備えていることを特徴とする請
    求項3又は4に記載した遊技場における台間表示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007135831A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010029446A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Daikoku Denki Co Ltd 遊技機装置
JP2012170732A (ja) * 2011-02-23 2012-09-10 Sankyo Co Ltd 遊技用装置および遊技機
JP2015006351A (ja) * 2014-07-01 2015-01-15 京楽産業.株式会社 遊技機

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