JPH11239284A - 撮像方法及び撮像装置 - Google Patents

撮像方法及び撮像装置

Info

Publication number
JPH11239284A
JPH11239284A JP10040744A JP4074498A JPH11239284A JP H11239284 A JPH11239284 A JP H11239284A JP 10040744 A JP10040744 A JP 10040744A JP 4074498 A JP4074498 A JP 4074498A JP H11239284 A JPH11239284 A JP H11239284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
signal
pixels
predetermined number
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10040744A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4016473B2 (ja
Inventor
Chisato Yoshida
千里 吉田
Takashi Masuda
孝 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP04074498A priority Critical patent/JP4016473B2/ja
Publication of JPH11239284A publication Critical patent/JPH11239284A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4016473B2 publication Critical patent/JP4016473B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】画像を良好な画質で表示すると共に簡単な構成
で所望の解像度の撮影画像を速やかに記録する。 【解決手段】撮像素子15の有効画素数よりも画素数の
少ない所望の解像度で被写体像の静止画像を得る場合に
は、所望の解像度に対応した撮像素子15の領域に被写
体像が縮小して結像されるようにCPU60でズーム駆
動回路13を制御する。素子15からの信号を処理して
得られた画像データ信号Dycから被写体像が縮小して結
像された領域の信号をメモリコントロール部58で選択
して、所望の解像度の静止画像の信号をメモリ部38に
記録する。撮影領域の設定では、表示部30の表示画素
数に応じて被写体像を縮小して素子15に結像させる。
被写体像が結像された領域の信号をメモリコントロール
部58で選択し、選択された信号Dycdを用いてビデオ
インタフェース部53でビデオ信号SVBoutを生成
し、表示部30にファインダー画像を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮像方法及び撮
像装置に関する。詳しくは、被写体を撮影して所望の解
像度の静止画像を得る場合、撮像素子の所望の解像度に
対応した第2の所定画素数の領域に光学的ズーム手段に
よって被写体像を縮小して結像させて、この第2の所定
画素数の領域の信号を用いることで、間引き処理や解像
度変換処理を行うことなく所望の解像度の良好な撮影画
像を得るものである。
【0002】
【従来の技術】被写体を撮影して静止画像のディジタル
画像信号を得ることができる撮像装置、いわゆるディジ
タルスチルカメラでは、高精細な静止画像を得るために
撮像素子の高画素数化が図られている。このようなディ
ジタルスチルカメラで被写体を撮影して静止画像を得る
場合、例えば液晶表示装置やテレビジョン装置等の画面
上に撮影された静止画像が表示される。また、撮影時に
は、撮影領域を設定するためのファインダー画像が液晶
表示装置やテレビジョン装置等の画面上に表示される。
ここで、撮像素子の高画素数化によって撮像素子の画素
数が液晶表示装置等の表示画素数よりも大きいものとさ
れていることから、静止画像やファインダー画像を表示
する場合には画像のサイズを液晶表示装置等の表示サイ
ズに合わせるための解像度変換処理が行われている。
【0003】図11は従来のディジタルスチルカメラの
構成を示している。図11において、入射光はレンズ部
10を介して撮像素子15に供給される。このレンズ部
10には、アイリス駆動回路11やフォーカス駆動回路
12、ズーム駆動回路13が設けられている。
【0004】撮像素子15では、入射光に応じた撮像信
号Srgbが生成されて変換部20に供給される。また撮
像素子15には電子シャッタ回路16が設けられてお
り、後述するシャッタ49が操作されたときには電子シ
ャッタ回路16によって撮像素子15から静止画像の三
原色の撮像信号Srgbが変換部20に供給される。
【0005】変換部20はサンプルホールド回路やA/
D変換器を用いて構成されており、供給された撮像信号
Srgbは三原色のディジタルの画像データ信号Drgbに変
換される。この変換部20で得られた画像データ信号D
rgbは補正処理部22で色や明るさの補正が行われた
後、画像データ信号DRrgbとして色演算処理部24に
供給されて、三原色の画像データ信号DRrgbが輝度信
号と色差信号からなる画像データ信号Dycに変換され
る。画像データ信号Dycは、メモリコントロール部26
によって間引き処理されて、表示部30に合わせた画像
データ信号Ddsとされたのち、バッファメモリ36に書
き込まれる。
【0006】バッファメモリ36に書き込まれた画像デ
ータ信号Ddsは、所定のタイミングで読み出されて、メ
モリコントロール部26を介してビデオインタフェース
部28に供給される。ビデオインタフェース部28で
は、供給された画像データ信号Ddsをエンコード処理し
てビデオ信号SVAoutが生成される。このビデオ信号
SVAoutが表示部30に供給されることにより、表示
部30の画面上にビデオ信号SVAoutに基づき、撮影
領域を設定するためのいわゆるファインダー画像が画面
上に表示される。
【0007】また、画像データ信号Dycは、メモリコン
トロール部26で間引き処理されることなく圧縮伸張部
32に供給されて圧縮される。この圧縮された画像デー
タ信号Dycはバス34を介してバッファメモリ36に一
時記憶されて、その後、バス34に接続されているメモ
リ部38に書き込まれる。このメモリ部38は、例えば
フラッシュメモリ等で構成されている。
【0008】また、バス34には解像度変換部40やC
PU(Central Processing Unit)45が接続されてお
り、解像度変換部40では画像データ信号Dycの解像度
を変換する処理が行われる。
【0009】CPU45には操作部48とシャッタ49
が接続されており、操作部48からの操作信号PAやシ
ャッタ49が操作されたときに供給されるシャッタ信号
PBに基づいてディジタルスチルカメラの動作の制御が
行われる。
【0010】ここで、撮影領域の設定状態(ファインダ
ーモード)、例えば被写体に画枠を合わせる操作をして
いる状態では、NTSC方式やPAL方式等のビデオ信
号SVAoutを出力したり、このビデオ信号SVAoutを
用いて表示部、例えば液晶表示装置の画面上にファイン
ダー画像を表示させる場合、メモリコントロール部26
によって画像データ信号Dycの間引き処理が行われて、
ビデオインタフェース部28からNTSC方式やPAL
方式等のビデオ信号SVAoutが出力される。例えば図
12に示すように、撮像素子15の有効画素数が80万
画素(1024x768)である場合、水平方向の画素
数を略「2/3」に間引きすると共に垂直方向の画素数
を略「1/3」に間引きして、1ライン当たりの画素数
が「1024」から「640」とされると共に、「76
8」ラインが「240」ラインとされて、「640×2
40」の領域分の画像データ信号Dycが画像データ信号
Ddsとしてバッファメモリ36に書き込まれる。このバ
ッファメモリ36に書き込まれた画像データ信号Ddsが
NTSC方式に対応するタイミングで読み出されて(ビ
デオレート変換)、メモリコントロール部26を介して
ビデオインタフェース28に供給されるので、ビデオイ
ンタフェース部28から1フィールド分のNTSC方式
のビデオ信号SVAoutが出力される。その後同様に処
理されて、順次奇数フィールドと偶数フィールドのNT
SC方式のビデオ信号SVAoutが出力されて、このビ
デオ信号SVAoutに基づきファインダー画像が表示さ
れる。なお、ビデオ信号SVAoutは、1水平期間が7
80画素、1垂直期間が262.5ラインとされて、
(640×240)が表示画素とされる。
【0011】また、PAL方式のビデオ信号SVAout
を出力する場合には、バッファメモリ36に書き込まれ
た画像データ信号DycをPAL方式に対応するタイミン
グで読み出して、メモリコントロール部26を介してビ
デオインタフェース28に供給される。このとき、PA
L方式とNTSC方式ではライン数が異なることから、
走査線補間が行われて表示画素数は(680×285)
とされる。
【0012】次に、シャッタ49が操作されたときに
は、メモリコントロール部26で間引き処理が行われる
ことなく、撮像素子15の有効画素の全領域に対して読
み出しが行われて得られた画像データ信号Dycが圧縮伸
張部32に供給される。
【0013】圧縮伸張部32では、画像データ信号Dyc
のデータ量が圧縮されると共に、圧縮された信号が画像
データ信号DCycとしてバッファメモリ36に供給され
て一時記憶される。バッファメモリ36に一時記憶され
た画像データ信号DCycは、その後メモリ部38に書き
込まれる。このように、バッファメモリ36に一時記憶
された画像データ信号DCycがメモリ部38に書き込ま
れるので、メモリ部38に対しての信号の書き込みに時
間を要する場合であっても、画像データ信号の取込を短
時間で終了させることができる。
【0014】撮像素子15の画素数とは異なる解像度
(画素数)の画像を得る場合、メモリ部38に記憶され
ている画像データ信号DCycが読み出されて、圧縮伸張
部32で伸張処理されて圧縮前の画像データ信号Dycに
戻される。この画像データ信号Dycが解像度変換部40
で所望の解像度に変換される。なお、解像度の変換は、
圧縮前の画像データ信号Dycを用いてCPU45でソフ
トウェア処理して行うものとしてもよい。このようにし
て解像度が変換された画像データ信号DRycは、バッフ
ァメモリに一時記憶されて、その後圧縮伸張部32で圧
縮処理されて、メモリ部38に記憶される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、撮影領域の
設定、すなわち被写体に画枠を合わせる操作をしている
状態では、間引きされたデータ信号を用いてファインダ
ー画像の表示が行われる。この間引き処理によって空間
周波数の折り返しが発生することから、ビデオインタフ
ェース部28から出力されるビデオ信号SVAoutに基
づくファインダー画像は、画質が劣化したものとなって
しまう。
【0016】また、解像度変換を行う場合、メモリ部3
8に書き込まれているデータ信号を読み出して伸張処理
することにより圧縮前の状態にデータ信号を戻し、この
データ信号を用いて解像度変換が行われる。さらに、解
像度変換が行われたデータ信号を再び圧縮処理し、この
圧縮処理された信号をメモリ部38に書き込む処理が必
要とされる。ここで、伸張処理や解像度変換処理等で用
いられるデータ信号は、撮像素子15の有効画素の全領
域に対して読み出しが行われて得られたものであること
からデータ量が大きく、この解像度変換処理等をハード
ウェアで処理するものとした場合には回路規模が大きく
なってしまうと共に、ソフトウェアで処理するものとし
た場合には変換処理に時間がかかってしまう。また、解
像度変換処理では、空間周波数の折り返し防止のため帯
域制限フィルタ処理等も行う必要があることから演算量
が大きく処理に時間を要する。また、解像度変換処理で
任意の解像度に変換可能とすると、回路規模もソフトウ
ェアの規模も更に大きくなってしまう。
【0017】さらに、解像度変換が行われているときに
は、メモリ部38からデータ信号の読み出しやメモリ部
38に対しての解像度変換後のデータ信号の書き込み等
が行われていることから、次の撮影を行って新たなデー
タ信号をメモリ部38に書き込むことが出来ず、解像度
変換処理が撮影の妨げとなってしまう。
【0018】そこで、この発明では画像を良好な画質で
表示できると共に簡単な構成で所望の解像度の撮影画像
を速やかに記録することができる撮像方法及び撮像装置
を提供するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明に係る撮像方法
は、被写体を撮影して所望の解像度の静止画像を得る場
合に、第1の所定画素数を有効画素数として有する撮像
手段の、第1の所定画素数よりも少ない所望の解像度に
対応する第2の所定画素数の領域に、第1の所定画素数
と第2の所定画素数との比率よりも大きいズーム比率を
有すると共にズーム比率を可変できる光学的ズーム手段
によって被写体像を縮小して結像させるものとし、撮像
手段の第2の所定画素数の領域からの信号に基づいて所
望の解像度の静止画像を得るものである。
【0020】また撮像装置は、第1の所定画素数を有効
画素数として有する1つの撮像手段と、第1の所定画素
数と第1の所定の画素数よりも少ない第2の所定画素数
との比率よりも大きいズーム比率を有し、かつズーム比
率を可変できる光学的ズーム手段と、第2の所定画素数
を有する信号を記憶する記憶手段と、撮像手段から信号
を読み出して第2の所定画素数を有する信号を得る第1
のモードと、その他のモードを切り換えるモード切換手
段と、モード切換手段に応じて光学的ズーム手段を制御
する制御手段を有するものである。また、第1の所定画
素数よりも少ない表示画素数の表示手段や撮像手段から
読み出された信号を用いてビデオ信号を生成するビデオ
信号生成手段を有するものである。
【0021】この発明においては、被写体を撮影して所
望の解像度の静止画像を得る場合に、シャッタが操作さ
れてモード切換手段が第1のモードに切り換えられる
と、撮像素子の有効画素数よりも少ない所望の解像度に
対応した第2の所定画素数の領域に、光学的ズーム手段
によって被写体像が縮小して結像される。この第2の所
定画素数の領域からの信号が画像データ信号とされて、
所望の解像度の静止画像の信号として記憶手段に記憶さ
れる。
【0022】また、例えばシャッタ操作前に撮影領域の
設定を行うため、モード切換手段が第1のモードとは異
なるモードに切り換えられていると、表示手段の解像度
に対応する第3の所定画素数の領域に、光学的ズーム手
段によって被写体像が縮小して結像される。この第3の
所定画素数の領域からの信号に基づいて、撮影領域を設
定するためのファインダー画像が表示手段、例えば液晶
表示装置の画面上に表示される。また、表示手段がテレ
ビジョン装置であるときには、第3の所定画素数の領域
からの信号に基づいてNTSC方式やPAL方式のビデ
オ信号が生成されて、このビデオ信号によってテレビジ
ョン装置の画面上にファインダー画像が表示される。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、図を用いてこの発明の実施
の形態について詳細に説明する。図1は、第1の実施の
形態の構成を示している。なお、図1において、図11
と対応する部分については同一符号を付している。
【0024】入射光はレンズ部10を介して撮像素子1
5に供給される。レンズ部10には、アイリス駆動回路
11やフォーカス駆動回路12、ズーム駆動回路13が
設けられている。
【0025】CMOSやCCD等の撮像素子を用いて構
成された撮像素子15では、入射光に応じた三原色の撮
像信号Srgbが生成されて変換部20に供給される。ま
た撮像素子15には電子シャッタ回路16が設けられて
おり、後述するシャッタ49が操作されたときには電子
シャッタ回路16によって撮像素子15が制御されて、
撮像素子15から被写体の静止画像の三原色の撮像信号
Srgbが変換部20に供給される。
【0026】変換部20はサンプルホールド回路やA/
D変換器を用いて構成されており、サンプルホールド回
路によって撮像信号Srgbのノイズが低減されると共
に、A/D変換器によってノイズの低減された撮像信号
がディジタルの画像データ信号Drgbに変換される。こ
の変換部20で得られた画像データ信号Drgbは補正処
理部22に供給される。
【0027】補正処理部22では、画像データ信号Drg
bに基づき、撮影された画像の明るさや色あい等が判別
されて、画像の状態を示す信号EGが後述するCPU(C
entral Processing Unit)60に供給される。この信号
EGに基づき、CPU60から制御信号CGが補正処理
部22に供給されて、明るさや色の補正が補正処理部2
2で行われる。また、CPU60からアイリス制御信号
CTrをアイリス駆動回路11に供給してアイリスの開
口量を制御することにより、明るさの制御も行われる。
さらに、CPU60からフォーカス制御信号CTfがフ
ォーカス駆動回路12に供給されてフォーカス調整も行
われる。
【0028】この色や明るさ等の補正が行われた画像デ
ータ信号Drgbは画像データ信号DRrgbとして色演算処
理部24に供給される。色演算処理部24では、マトリ
クス処理によって三原色の画像データ信号DRrgbが輝
度データと色差データからなる画像データ信号Dycに変
換されて、メモリコントロール部51に供給される。
【0029】メモリコントロール部51では、供給され
た画像データ信号Dycから所望の領域の信号が選択され
て、画像データ信号Dycdとしてバッファメモリ36に
書き込まれる。また、メモリコントロール部51では、
供給された画像データ信号Dycから所望の領域の信号を
選択して画像データ信号Dycsとして圧縮伸張部32に
供給することも行われる。この所望の領域の信号の選択
や、選択された信号の圧縮伸張部32あるいはバッファ
メモリ36に対しての供給は、CPU60からの制御信
号CTmに基づいて行われる。
【0030】バッファメモリ36に書き込まれた画像デ
ータ信号Dycdは、所定のタイミングで読み出されて、
メモリコントロール部51を介してビデオインタフェー
ス部53に供給される。
【0031】ビデオインタフェース部53には、オンス
クリーン表示制御部52が接続されている。オンスクリ
ーン表示制御部52では、CPU60からのオンスクリ
ーン制御信号CTosに基づいてオンスクリーン表示信号
Sosが生成されてビデオインタフェース部53に供給さ
れる。
【0032】ビデオインタフェース部53では、供給さ
れた画像データ信号Dycdとオンスクリーン表示信号So
sに基づいてビデオ信号SVBoutが生成されて出力され
る。このビデオ信号SVBoutが表示部30やテレビジ
ョン装置(図示せず)に供給されて、撮影領域を設定す
るためのファインダー画像が画面上に表示される。
【0033】また、メモリコントロール部51で選択さ
れた画像データ信号Dycsが圧縮伸張部32に供給され
る。圧縮伸張部32では、画像データ信号Dycsのデー
タ量が圧縮されて、例えばJPEG(Joint Photographi
c Experts Group)方式や拡張規格であるExif(Exch
angeable image file format)方式の画像データ信号D
Cycsとしてバス34を介してバッファメモリ36に一
時記憶される。
【0034】バス34には、CPU60やメモリ部38
およびコンピュータインタフェース部55が接続されて
いる。メモリ部38は、書き換え可能な読み出し専用メ
モリ、例えばフラッシュメモリを用いて構成されてい
る。なお、メモリ部38を着脱可能とすれば、メモリ部
38を取り外してコンピュータ装置等に装着し、メモリ
部38に書き込まれているデータ信号をコンピュータ装
置等で処理することが簡単にできる。
【0035】コンピュータインタフェース部55は、外
部のコンピュータ装置との間で信号の送受信を行うため
のものである。このコンピュータインタフェース部55
と外部のコンピュータ装置との間で有線で信号等の送受
信を行う場合には、RS−232CやSCSI(Small C
omputer System Interface)、USB(Universal Serial
Bus)、IEEE1394等の伝送方式を用いて送受信
が行われる。また無線で信号の送受信を行う場合には、
赤外線を用いるIrDA(Infrared Data Association)
等の伝送方式を用いて信号の送受信が行われる。
【0036】CPU60には、操作部48とシャッタ4
9が接続されており、操作部48からの操作信号PAや
シャッタ49が操作されたときに供給されるシャッタ信
号PBに基づいて、シャッタ制御信号CTsや制御信号
CTm、色演算処理部24の動作を制御するための制御
信号CTk等が生成されてディジタルスチルカメラの動
作の制御が行われる。なお、CPU60では、上述した
ように、アイリス制御信号CTr、フォーカス制御信号
CTf、ズーム制御信号CTz、オンスクリーン制御信号
CTosが生成されると共に、バス34を介して圧縮伸張
部32、バッファメモリ36、メモリ部38、コンピュ
ータインタフェース部55の制御も行われる。
【0037】次に動作について説明する。操作部48で
撮影領域の設定状態(ファインダーモード)、例えば被
写体に画枠を合わせる状態が選択されると、操作部48
からの操作信号PAに基づいてCPU60からズーム駆
動回路13にズーム制御信号CTzが供給される。ここ
で、撮影領域の設定を行うためのいわゆるファインダー
画像を表示部30(例えば液晶表示装置)に表示させる
場合、ズーム駆動回路13では、ズーム制御信号CTz
に基づいてズーム動作が行われて、表示部30の表示画
素数と対応する画素数の撮像素子15の領域に被写体像
が縮小して結像される。
【0038】例えば、撮像素子15の有効画素数が80
万画素(1024×768)で表示部30の表示画素数
が(240×180)であるときには、図2に示すよう
に撮像素子15の(240×180)の領域Paに被写
体像が縮小して結像される。
【0039】撮像素子15の有効画素の全領域に対して
順次走査(プログレッシブスキャン)方式で読み出しが
行われて得られた撮像信号Srgbは、変換部20、補正
処理部22、色演算処理部24で上述した処理が行われ
てメモリコントロール部51に供給される。
【0040】メモリコントロール部51では、供給され
た画像データ信号Dycから被写体像が縮小されて結像さ
れた領域Paの信号が選択されて、中間フォーマットの
画像データ信号Dycdとしてバッファメモリ36に書き
込まれる。このバッファメモリ36に書き込まれた画像
データ信号Dycdの読み出しが制御されて、表示部30
に合わせたタイミング、すなわち表示レート変換が行わ
れてビデオインタフェース部53に供給される。
【0041】ビデオインタフェース部53では、バッフ
ァメモリ36から読み出された画像データ信号Dycdと
オンスクリーン表示制御部52から供給されたオンスク
リーン表示信号Sosに基づいてビデオ信号SVBoutが
生成されて表示部30に供給される。
【0042】このように、表示部30には間引き処理を
行うことなく生成されたビデオ信号SVBoutが供給さ
れるので、表示部30のファインダー画像を画質の良好
なものとすることができる。
【0043】次に、ファインダー画像を例えばテレビジ
ョン装置(図示せず)に表示するために、ビデオインタ
フェース部53からNTSC方式のビデオ信号SVBou
tを出力させる場合には、図3に示すように、NTSC
方式での表示画素数分である撮像素子15の画素数(6
40×480)の領域Pbに被写体像が縮小されて結像
される。
【0044】撮像素子15の有効画素の全領域に対し
て、順次走査方式で読み出しが行われて得られた撮像信
号Srgbは、変換部20、補正処理部22、色演算処理
部24で上述した処理が行われてメモリコントロール部
51に供給される。
【0045】メモリコントロール部51では、供給され
た画像データ信号Dycから被写体像が縮小されて結像さ
れた領域Pbの信号が選択されて、中間フォーマットの
画像データ信号Dycdとしてバッファメモリ36に書き
込まれる。このバッファメモリ36に書き込まれた画像
データ信号Dycdの読み出しが制御されて、NTSC方
式のタイミング、すなわちビデオレート変換が行われて
ビデオインタフェース部53に供給される。
【0046】ビデオインタフェース部53では、バッフ
ァメモリ36から読み出された画像データ信号Dycdと
オンスクリーン表示制御部52から供給されたオンスク
リーン表示信号Sosに基づいてNTSC方式のビデオ信
号SVBoutが生成されて出力される。このように、間
引き処理を行うことなくNTSC方式のビデオ信号SV
Boutを生成することができるので、NTSC方式のフ
ァインダー画像を画質の良好なものとすることができ
る。なお、図3において、カッコ内の数字は表示画素数
を示しており、以下も同様である。
【0047】PAL方式のビデオ信号SVBoutを出力
させる場合もNTSC方式のビデオ信号SVBoutを出
力させる場合と同様に処理される。例えば図4Aに示す
ように撮像素子15の画素数(760×570)の領域
Pcに被写体像が縮小されて結像される。
【0048】メモリコントロール部51では、供給され
た画像データ信号Dycから被写体像が縮小されて結像さ
れた領域Pcの信号が選択されて、中間フォーマットの
画像データ信号Dycdとしてバッファメモリ36に書き
込まれる。このバッファメモリ36に書き込まれた画像
データ信号Dycdの読み出しが制御されて、PAL方式
のタイミング、すなわちビデオレート変換が行われてビ
デオインタフェース部53に供給される。このように、
間引き処理を行うことなくPAL方式のビデオ信号SV
Boutを生成することができるので、PAL方式のファ
インダー画像も画質の良好なものとすることができる。
【0049】次に、シャッタ49が操作されて、このと
きの被写体の静止画像を記憶する第1のモードであるシ
ャッタモードが選択されると、シャッタ信号PBがCP
U60に供給されて、CPU60からズーム駆動回路1
3にズーム制御信号CTzが供給される。ズーム駆動回
路13では、このズーム制御信号CTzに基づいてズー
ム動作が行われて、図5に示すように被写体像が縮小さ
れることなく撮像素子15の有効画素の全領域に対して
結像される。
【0050】撮像素子15の有効画素の全領域に対し
て、順次走査方式で読み出しが行われて得られた撮像信
号Srgbは、変換部20、補正処理部22、色演算処理
部24で上述した処理が行われてメモリコントロール部
51に供給される。
【0051】メモリコントロール部51に供給された画
像データ信号Dycは、圧縮伸張部32に供給されてデー
タ量が圧縮されて、画像データ信号DCycとしてバッフ
ァメモリ36に書き込まれる。その後、バッファメモリ
36に書き込まれた画像データ信号DCycがメモリ部3
8に書き込まれる。このように、バッファメモリ36に
画像データ信号DCycが一時記憶されてからメモリ部3
8に書き込まれるので、メモリ部38に対しての信号の
書き込みに時間を要する場合であっても、画像データ信
号の取込を短時間で終了させることができる。
【0052】撮像素子15の有効画素の全領域に対して
の読み出しやバッファメモリ36に対して圧縮された画
像データ信号Dycが書き込まれている期間中は、ビデオ
インタフェース部53に対して画像データ信号Dycdの
供給が停止されて、表示部30での表示やNTSC方式
あるいはPAL方式のビデオ信号SVBoutの出力が停
止される。その後、全領域に対しての信号の読み出しや
圧縮された画像データ信号Dycの書き込みが完了する
と、再びファインダーモードとされて、ズーム駆動回路
13がCPU60によって駆動されて、撮像素子15に
被写体像が縮小して結像される。
【0053】ここで、撮像素子15の有効画素数とは異
なる所望の解像度で静止画像を記録する場合、シャッタ
モードとされるとCPU60からズーム駆動回路13に
ズーム制御信号CTzが供給されて、所望の解像度と対
応する画素数の撮像素子15の領域に被写体像が縮小し
て結像される。なお、所望の解像度の設定は、操作部4
8からの操作信号PA等に基づいて設定される。
【0054】例えば、(800×600)の解像度(画
素数)で静止画像を記録する場合には、図6に示すよう
に撮像素子15の(800×600)の領域Pdに被写
体像が縮小して結像される。
【0055】撮像素子15の有効画素の全領域に対する
読み出しが行われて得られた撮像信号Srgbは、変換部
20、補正処理部22、色演算処理部24で上述した処
理が行われてメモリコントロール部51に供給される。
【0056】メモリコントロール部51では、供給され
た画像データ信号Dycから被写体像が縮小されて結像さ
れた領域Pdの信号が選択されて、画像データ信号Dycs
として圧縮伸張部32に供給されてデータ量が圧縮され
る。この圧縮伸張部32で得られた画像データ信号DC
ycsがバッファメモリ36に一時記憶されて、その後メ
モリ部38に書き込まれる。
【0057】このように、記録される静止画像の解像度
を変更する場合にも、間引き処理を行うことなく解像度
の変更された信号を得ることができる。また、メモリ部
38の信号を読み出して伸張処理して圧縮前の状態に信
号を戻し、この信号を用いて解像度変換を行い、解像度
変換が行われた信号を再び圧縮処理してメモリ部38に
書き込む処理が不要とされるので、メモリ38に速やか
に所望の解像度の静止画像を記録することができる。
【0058】ところで、上述の第1の実施の形態では、
メモリコントロール部51で画像データ信号の選択を行
うものとしたが、撮像素子15の任意の領域から信号を
読み出すことができる場合には、信号の読み出しを制御
して解像度を変更することもできる。図7は、撮像素子
15の任意の領域に対して信号の読み出しを行うことが
できるディジタルスチルカメラの構成を示している。な
お、図7において、図1と対応する部分については同一
符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0059】図7の撮像素子15には、アドレス制御部
70が設けられており、CPU60からのアドレス制御
信号CTaに基づいて、撮像素子15の読み出し位置が
制御される。
【0060】ここで、ファインダーモードが選択されて
表示部30にファインダー画像を表示させるときには、
CPU60からズーム制御信号CTzがズーム駆動回路
13に供給されてズーム動作が行われ、表示部30の表
示画素数と対応する画素数の撮像素子15の領域に被写
体像が縮小して結像される。
【0061】例えば、撮像素子15の有効画素数が(1
024×768)で表示部30の表示画素数が(240
×180)であるときには、図8に示すように撮像素子
15の(240×180)の領域Peに被写体像が縮小
して結像される。
【0062】また、CPU60からアドレス制御信号C
Taがアドレス制御部70に供給されて、被写体像が縮
小して結像された撮像素子15の領域Peから、信号が
表示部30に合わせた所定のタイミングで読み出されて
撮像信号Srgb’が生成される。撮像信号Srgb’は、変
換部20、補正処理部22、色演算処理部24で上述し
た処理が行われる。
【0063】色演算処理部24で得られた画像データ信
号Dyc’は、メモリコントロール部51を介してビデオ
インタフェース部53に供給される。ビデオインタフェ
ース部53では、画像データ信号Dyc’とオンスクリー
ン表示信号Sosに基づいてビデオ信号SVBoutが生成
されて表示部30に供給される。
【0064】このように、表示部30には間引き処理を
行うことなく生成されたビデオ信号SVBoutが供給さ
れるので、表示部30でのファインダー画像を画質の良
好なものとすることができる。また、撮像素子15から
表示部30に合わせた所定のタイミングで信号の読み出
しが行われて撮像信号Srgb’が生成されているので、
バッファメモリ36に画像データ信号Dyc’を一時記憶
させて表示レート変換する必要がないので、簡単な構成
で容易にビデオ信号SVBoutを得ることができる。
【0065】次に、ファインダー画像をテレビジョン装
置に表示できるようにビデオインタフェース部53から
NTSC方式のビデオ信号SVBoutを出力させる場
合、NTSC方式での表示画素数を(640×480)
とし、1水平期間が780画素分であるときには、図9
に示すように、撮像素子15の画素数(780×52
5)の領域Pfに被写体像が縮小されて結像される。
【0066】また、CPU60からアドレス制御信号C
Taがアドレス制御部70に供給されて、被写体像が縮
小して結像された撮像素子15の領域PfからNTSC
方式に対応するタイミングで読み出されて撮像信号Srg
b’が生成される。すなわち、1水平期間で780画素
分の信号が読み出されると共に、1垂直期間で1ライン
おきに262.5ライン分の信号が読み出されて撮像信
号Srgb’が生成される。撮像信号Srgb’は、変換部2
0、補正処理部22、色演算処理部24で上述した処理
が行われる。
【0067】色演算処理部24で得られた画像データ信
号Dyc’は、メモリコントロール部51を介してビデオ
インタフェース部53に供給される。ビデオインタフェ
ース部53では、画像データ信号Dyc’とオンスクリー
ン表示信号Sosに基づいてNTSC方式のビデオ信号S
VBoutが生成されて出力される。
【0068】このように、間引き処理を行うことなくN
TSC方式のビデオ信号SVBoutを生成することがで
きるので、NTSC方式のファインダー画像を画質の良
好なものとすることができる。また、水平期間や垂直期
間に合わせて撮像素子15から信号の読み出しが行われ
て撮像信号Srgb’が生成されるので、バッファメモリ
36に画像データ信号Dyc’を一時記憶させてビデオレ
ート変換する必要がないので、簡単な構成で容易にビデ
オ信号SVBoutを生成することができる。
【0069】PAL方式のビデオ信号SVBoutを出力
させる場合もNTSC方式のビデオ信号SVBoutを出
力させる場合と同様に処理される。例えば図10に示す
ように撮像素子15の画素数(833×625)の領域
Pgに被写体像が縮小されて結像される。
【0070】また、CPU60からアドレス制御信号C
Taがアドレス制御部70に供給されて、被写体像が縮
小して結像された撮像素子15の領域PgからPAL方
式に対応するタイミングで読み出されて撮像信号Srg
b’が生成される。すなわち、1水平期間で833画素
分の信号が読み出されると共に、1垂直期間で1ライン
置きに312.5ライン分の信号が読み出されて撮像信
号Srgb’が生成される。撮像信号Srgb’は、変換部2
0、補正処理部22、色演算処理部24で上述した処理
が行われる。
【0071】色演算処理部24で得られた画像データ信
号Dyc’は、メモリコントロール部51を介してビデオ
インタフェース部53に供給される。ビデオインタフェ
ース部53では、画像データ信号Dyc’とオンスクリー
ン表示信号Sosに基づいてPAL方式のビデオ信号SV
Boutが生成されて出力される。
【0072】このPAL方式のビデオ信号SVBoutを
生成する場合にも、間引き処理を行うことがないので、
PAL方式のファインダー画像を画質の良好なものとす
ることができる。また、NTSC方式のビデオ信号を得
る場合と同様に簡単な構成で容易にビデオ信号を生成す
ることができる。
【0073】次に、シャッターモードでは、上述の第1
の実施の形態と同様にしてメモリ部38に信号が書き込
まれる。
【0074】また、所望の解像度で静止画像を記録する
場合には、CPU60からズーム駆動回路13にズーム
制御信号CTzが供給されて、所望の解像度と対応する
画素数の撮像素子15の領域に被写体像が縮小して結像
される。
【0075】例えば、(800×600)の解像度の静
止画像を記録する場合には、上述の実施の形態と同様に
撮像素子15の(800×600)の領域に被写体像が
縮小して結像される。
【0076】さらに、CPU60からアドレス制御信号
CTaがアドレス制御部70に供給されて、被写体像が
縮小して結像された撮像素子15の領域から、信号が読
み出されて撮像信号Srgb’が生成される。この撮像信
号Srgb’は、変換部20、補正処理部22、色演算処
理部24で処理が行われて画像データ信号Dyc’とされ
る。
【0077】画像データ信号Dyc’は、メモリコントロ
ール部51を介して圧縮伸張部32に供給されてデータ
量が圧縮される。この圧縮伸張部32で得られた信号が
バッファメモリ36に一時記憶されて、その後メモリ部
38に書き込まれる。
【0078】この信号の解像度を変更する場合にも、上
述の第1の実施の形態と同様に、間引き処理を行うこと
なく解像度の変更された信号を得ることができると共
に、簡単に解像度が変更された信号を得ることができ
る。
【0079】このように、第1および第2の実施の形態
によれば、ズーム機能を利用して被写体像が表示手段等
に合わせたサイズで撮像素子15に結像されるので、間
引き処理が不要とされて周波数領域の折り返し現象によ
る画質の劣化の問題を解決することができる。また、撮
像素子15において任意の領域から任意の順番で信号を
読み出す事が可能であるときには、表示手段に合わせた
出力形式やNTSC方式あるいはPAL方式等の出力形
式に合わせて撮像素子15から信号を読み出して撮像信
号が生成されるので、回路を大幅に簡略化する事ができ
る。
【0080】また、撮像素子15の画素数と異なる解像
度(画素数)で静止画像を記録する場合、必要とされる
解像度に合わせてズーム機能を利用して被写体像が縮小
されて撮像素子15に結像されるので、画像の取り込み
後に解像度の変換処理を行う必要がなく、回路規模が大
きくなることがない。またCPU60での処理時間が大
幅に増加することもない。さらに、結像サイズを変える
ことで、解像度を自由に選択することも容易にできる。
【0081】さらに、ズーム機能を有するディジタルス
チルカメラでは、新たに回路等を追加することなくソフ
トウェアで解像度の変換や所望の形式の出力を得ること
ができるので、コストアップを押さえて所望の解像度の
静止画像を記録できると共に良好な画質で画像を表示す
ることができる。
【0082】なお、上述の第1および第2の実施の形態
では、1つの撮像素子を用いたディジタルスチルカメラ
の場合を説明したが、例えば入射光を色分解プリズム等
で三原色光に分解し、3つの撮像素子で各色の撮像信号
を得る場合も同様に構成することで、所望の解像度の良
好な画質の撮影画像を容易に得ることができる。
【0083】
【発明の効果】この発明によれば、被写体を撮影して所
望の解像度の静止画像を得る場合に、シャッタが操作さ
れてモード切換手段が第1のモードに切り換えられる
と、撮像素子の有効画素数よりも少ない所望の解像度に
対応した第2の所定画素数の領域に、光学的ズーム手段
によって被写体像が縮小して結像されて、この第2の所
定画素数の領域からの信号が画像データ信号とされて、
所望の解像度の静止画像の信号として記憶手段に記憶さ
れる。このため、撮像素子の有効画素数と等しい解像度
の信号を所望の解像度の信号に変換する処理時間が不要
となり、速やかに所望の解像度の静止画像を記録するこ
とができると共に、撮影を効率良く行うことができる。
【0084】また、撮影領域の設定を行うため、モード
切換手段が第1のモードとは異なるモードに切り換えら
れていると、表示手段の解像度に対応する第3の所定画
素数の領域に、光学的ズーム手段によって被写体像が縮
小して結像されて、この第3の所定画素数の領域からの
信号に基づいて、撮影領域を設定するためのファインダ
ー画像が表示手段で表示される。このため、撮像素子の
有効画素数と等しい解像度の信号を間引き処理して得ら
れた信号を用いる場合のように空間周波数の折り返しの
影響を受けることがなく、表示手段に良好な画質の画像
を表示できる。また、第3の所定画素数の領域からの信
号に基づいてビデオ信号が生成されるので、表示手段が
テレビジョン装置等であっても良好な画質の画像を表示
できる。
【0085】さらに、撮像装置が光学的ズーム手段を有
する場合には、ズーム手段の制御方法を変更するだけで
良好な画質の撮影画像を得ることができるため、コスト
アップを押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る撮像装置の第1の実施の形態の
構成を示す図である。
【図2】表示部30でファインダー画像を得る場合の動
作を示す図である。
【図3】NTSC方式のファインダー画像を得る場合の
動作を示す図である。
【図4】PAL方式のファインダー画像を得る場合の動
作を示す図である。
【図5】被写体の静止画像記録動作を示す図である。
【図6】所望の解像度での被写体の静止画像記録動作を
示す図である。
【図7】この発明に係る撮像装置の第2の実施の形態の
構成を示す図である。
【図8】表示部30でファインダー画像を得る場合の動
作を示す図である。
【図9】NTSC方式のファインダー画像を得る場合の
動作を示す図である。
【図10】PAL方式のファインダー画像を得る場合の
動作を示す図である。
【図11】従来の撮像装置の構成を示す図である。
【図12】従来のファインダーモードの動作を示す図で
ある。
【符号の説明】
10・・・レンズ部、13・・・ズーム駆動回路、15
・・・撮像素子、16・・・電子シャッタ、26,51
・・・メモリコントロール部、28,53・・・ビデオ
インタフェース部、30・・・表示部、32・・・圧縮
伸張部、34・・・バス、36・・・バッファメモリ、
38・・・メモリ部、40・・・解像度変換部、45,
60・・・CPU、48・・・操作部、49・・・シャ
ッタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮影して所望の解像度の静止画
    像を得る場合には、 第1の所定画素数を有効画素数として有する撮像手段
    の、上記第1の所定画素数よりも少ない上記所望の解像
    度に対応する第2の所定画素数の領域に、上記第1の所
    定画素数と上記第2の所定画素数との比率よりも大きい
    ズーム比率を有すると共にズーム比率を可変できる光学
    的ズーム手段によって被写体像を縮小して結像させるも
    のとし、 上記撮像手段の上記第2の所定画素数の領域からの信号
    に基づいて上記所望の解像度の静止画像を得ることを特
    徴とする撮像方法。
  2. 【請求項2】 上記撮像素子は、任意の位置から任意の
    順序で信号の読み出しが可能なものを用いるものとし、 上記第2の所定画素数の領域から信号の読み出しを行う
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像方法。
  3. 【請求項3】 撮影領域を設定するためのファインダー
    画像を表示する表示手段を設け、 上記撮影領域の設定を行う場合には、 上記撮像手段の、上記第1の所定画素数よりも少ない上
    記表示手段の解像度に対応する第3の所定画素数の領域
    に、上記光学的ズーム手段によって被写体像を縮小して
    結像させるものとし、 上記撮像手段の上記第3の所定画素数の領域からの信号
    に基づき上記表示手段で撮影領域の表示を行うことを特
    徴とする請求項1記載の撮像方法。
  4. 【請求項4】 第1の所定画素数を有効画素数として有
    する1つの撮像手段と、 上記第1の所定画素数と上記第1の所定の画素数よりも
    少ない第2の所定画素数との比率よりも大きいズーム比
    率を有し、かつズーム比率を可変できる光学的ズーム手
    段と、 上記第2の所定画素数を有する信号を記憶する記憶手段
    と、 上記撮像手段から信号を読み出して上記第2の所定画素
    数を有する信号を得る第1のモードと、その他のモード
    を切り換えるモード切換手段と、 上記モード切換手段に応じて上記光学的ズーム手段を制
    御する制御手段を有することを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 上記第1の所定画素数よりも少ない表示
    画素数の表示手段を有することを特徴とする請求項4記
    載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 上記撮像手段から読み出された信号を用
    いてビデオ信号を生成するビデオ信号生成手段を有する
    ことを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 上記撮像手段は、任意の位置から任意の
    順序で信号の読み出しを可能とすることを特徴とする請
    求項4記載の撮像装置。
JP04074498A 1998-02-23 1998-02-23 撮像方法及び撮像装置 Expired - Fee Related JP4016473B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04074498A JP4016473B2 (ja) 1998-02-23 1998-02-23 撮像方法及び撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04074498A JP4016473B2 (ja) 1998-02-23 1998-02-23 撮像方法及び撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11239284A true JPH11239284A (ja) 1999-08-31
JP4016473B2 JP4016473B2 (ja) 2007-12-05

Family

ID=12589151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04074498A Expired - Fee Related JP4016473B2 (ja) 1998-02-23 1998-02-23 撮像方法及び撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4016473B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002158920A (ja) * 2000-09-08 2002-05-31 Casio Comput Co Ltd 撮影条件提供装置、撮影条件設定システム、撮影条件提供方法
JP2006074146A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Pentax Corp 撮影装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002158920A (ja) * 2000-09-08 2002-05-31 Casio Comput Co Ltd 撮影条件提供装置、撮影条件設定システム、撮影条件提供方法
US7098943B2 (en) 2000-09-08 2006-08-29 Casio Computer Co., Ltd. Shooting condition providing apparatus, shooting condition setting system, and shooting condition providing method
JP2006074146A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Pentax Corp 撮影装置
JP4576179B2 (ja) * 2004-08-31 2010-11-04 Hoya株式会社 撮影装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4016473B2 (ja) 2007-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6947082B2 (en) Image-taking apparatus and image-taking method
JP4131052B2 (ja) 撮像装置
JP3533756B2 (ja) 画像入力装置
US20060038914A1 (en) Image pickup apparatus with function of adjusting incident light quantity
JP4253881B2 (ja) 撮像装置
JP2001086391A (ja) 撮像装置
JP2001045364A (ja) ディジタル・カメラおよびその動作制御方法
JP4616429B2 (ja) 画像処理装置
KR100779767B1 (ko) 화상신호 생성유닛, 디지털 카메라, 및 화상신호 생성방법
US7236194B2 (en) Image signal processing apparatus
US20090303332A1 (en) System and method for obtaining image of maximum clarity
US20030218687A1 (en) Image sensing apparatus and image sensing method
US8077226B2 (en) Data processing apparatus having parallel processing zoom processors
JP4158245B2 (ja) 信号処理装置
JP4016473B2 (ja) 撮像方法及び撮像装置
JP4264602B2 (ja) 画像処理装置
JP2000069418A (ja) 画素数変換装置およびディジタルカメラ装置
JP2001197348A (ja) 電子カメラ
JP2000299810A (ja) 撮像装置
JP2000115694A (ja) 画像データ記録方法、画像データ記録装置、画像データ再生方法、画像データ再生装置、情報記録媒体及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2008035307A (ja) 情報処理装置
JPH07322114A (ja) 撮像装置
JP3221004B2 (ja) ビデオカメラ
JP2000115693A (ja) 画像データ記録方法、画像データ記録装置、画像データ再生方法、画像データ再生装置、情報記録媒体及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2006261914A (ja) 画像表示方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050114

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070123

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070828

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070910

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130928

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees