JPH11239108A - 光受信回路 - Google Patents

光受信回路

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JPH11239108A
JPH11239108A JP10042067A JP4206798A JPH11239108A JP H11239108 A JPH11239108 A JP H11239108A JP 10042067 A JP10042067 A JP 10042067A JP 4206798 A JP4206798 A JP 4206798A JP H11239108 A JPH11239108 A JP H11239108A
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JP
Japan
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transimpedance amplifier
current
signal
receiving circuit
transistor
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JP10042067A
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Inventor
Katsuji Uenishi
克二 上西
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】動作電源電圧や周囲温度などの外的変動に強
く、しかも低消費電力と低コストを実現できる固定弁別
型の光受信回路を提供する。 【解決手段】受信された光信号11に対応して光検出器
12から出力される電流信号と、電流制御回路13で制
御される電流源14からの弁別レベルを規定する制御電
流をそれぞれトランスインピーダンス増幅器21,22
で電圧信号に変換して弁別器23に入力し、弁別器23
で論理レベルを弁別してパルス波形を再生する光受信回
路において、二つのトランスインピーダンス増幅器2
1,22は論理的に同一構成であって、トランスインピ
ーダンス増幅器21内の各トランジスタはトランスイン
ピーダンス増幅器22内の対応するトランジスタのn倍
のサイズを持ち、トランスインピーダンス増幅器21内
の受動素子はトランスインピーダンス増幅器22内の受
動素子の1/nのインピーダンスを持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光伝送システムに
使用される光受信回路に係り、特に受信光信号の振幅の
中点付近の一定の弁別レベルで信号の論理レベルを弁別
してパルス波形に再生する固定弁別型光受信回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、情報・通信機器や計測機器の高性
能化に伴って、機器内外の配線を通過する信号の周波数
と容量は増大の一途を辿っている。従来使われてきたワ
イヤ配線に代わって、配線の接続距離を大幅に延ばし、
かつ、近年規制が厳しくなってきたEMI問題を解決す
る手段として、光データリンクや光配線技術が使われる
ようになって来た。これらの光伝送部品に要求される仕
様は具体的システムの使用目的によって異なるが、一つ
の大きな要求として、配線接続によって生じる信号の時
間ジッタが小さいことが優先される場合が多い。
【0003】この要求に応える解として、送信される光
信号のパルスピーク値のレベルを一定に保ち、結合損失
による減衰は一定として、受信側において受信された光
信号のピーク値に対し一定値だけ下がった固定の弁別レ
ベルで受信光信号の論理レベル(“1”と“0”)を弁
別して、パルス波形として再生を行う方式が有効であ
る。この目的に使用される固定弁別型光受信回路では、
電源変動や周囲温度変化に対して影響を受けずに常に一
定の弁別レベルで、好ましくは受信光信号の振幅の中点
でパルス波形の再生ができることが望まれている。
【0004】これを実現する方法として、大掛かりな制
御回路と組合わせ、物理的絶対値に固定するように個々
の変動を抑える方式がある。これは特殊な大規模システ
ムでは採用されているが、最近の小型化志向の種々の応
用機器には適用不可能である。コンパクトに実現できる
方法として、個々の対象の変動を絶対的に抑制する代り
に、相対的な変動は認めるが、それらの変動が同一に生
じるようにして後から相殺する方法が現実的なものとし
て、従来も一部では適用されてきた。
【0005】図4に、このような考えに基づく光受信回
路の例を示す。受信される光信号1が光検出器2で電流
信号に変換され、この電流信号がトランスインピーダン
ス増幅器4により電圧信号に変換される(特開平8−3
31064号公報)。また、このトランスインピーダン
ス増幅器4と別に、これと論理的・物理的に同一のトラ
ンスインピーダンス増幅器5が設置される。後者のトラ
ンスインピーダンス増幅器5には、外部から弁別レベル
を決定する制御電流3が入力され、電圧信号に変換され
る。そして、トランスインピーダンス増幅器5から出力
される電圧信号を参照弁別レベルとして、トランスイン
ピーダンス増幅器4から出力される電圧信号の論理レベ
ルを弁別することによって、再生パルス波形が得られ
る。
【0006】この構成によると、弁別対象となる光受信
信号を電圧信号に変換するトランスインピーダンス増幅
器4と、弁別レベルを規定する制御電流3を電圧信号に
変換するトランスインピーダンス増幅器5を物理的・論
理的に同一の回路とすることにより、電源変動や動作温
度などの外部変動の影響に対して、両トランスインピー
ダンス増幅器4,5の出力電圧のオフセットや動作点変
動は、相対的に完全に一致した振る舞いを示す。従っ
て、弁別器6として同相信号除去比の大きい差動型弁別
器を用いて、二つのトランスインピーダンス増幅器4、
5の出力電圧の大小を判別して弁別を行えば、純粋に互
いの出力電圧の違いだけを弁別し、両者に共通なレベル
変動や雑音に対しては影響を受けないようにすることが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4に示した
従来の光受信回路は原理的には優れているが、依然、実
用上の問題がある。すなわち、トランスインピーダンス
増幅器4が実際に高周波の光電流信号を処理するために
必要な電力を消費したり、比較的大きなチップ面積を占
めることは避けられないが、単に弁別レベルを得る目的
のために同一のトランスインピーダンス増幅器5を設け
て同じ消費電力を消費し、チップ面積を占有させること
は、チップコストを上げるばかりでなく、光受信回路の
放熱に工夫が必要になったり、更には受信モジュールが
大きくなったりして、光受信デバイス全体のコストを二
重に高くする原因となる。
【0008】また、図4の構成を多くのチャネルを搭載
した並列光配線モジュールに適用する場合には、チップ
面積や消費電力をシステム要求仕様に合わせて設計する
ことが難しいという問題がある。
【0009】さらに、通常トランスインピーダンス増幅
器では、多くは入力段にエミッタ接地型、または、それ
と等価の誤差増幅回路が使われている。このような回路
構成では、光検出器2として使用されるフォトダイオー
ド(PD)の高速動作に必要な値の逆バイアス電圧がふ
らついたり、逆バイアス電圧の自動的発生が難しかった
り、出力の動作電圧範囲が制限されるため、入力の帯域
幅を安定に広く確保することができない。
【0010】このように、光受信信号を電圧信号に変換
するトランスインピーダンス増幅器と弁別器での弁別レ
ベルを規定する制御電流を電圧信号に変換するトランス
インピーダンス増幅器を物理的・論理的に同一の回路と
することにより、電源変動や動作温度などの外部変動の
影響を除去した光受信回路では、同一構成の二つのトラ
ンスインピーダンス増幅器を使用するため、消費電力の
増大とチップ面積の増加を伴い、チップコストの上昇や
放熱に工夫が必要になる、光受信回路モジュールが大型
化するなどの問題があった。
【0011】また、光検出器として使用されるフォトダ
イオードの高速動作に必要な値の逆バイアス電圧がふら
ついたり、逆バイアス電圧の自動的発生が難しかった
り、出力の動作電圧範囲が制限されることで入力の帯域
幅を安定に広く確保することができないなどの問題があ
った。
【0012】従って、本発明の主たる目的は、動作電源
電圧や周囲温度などの外的変動に強く、しかも低消費電
力と低コストを実現できる固定弁別型の光受信回路を提
供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、光検出器として用い
られるフォトダイオードの高速動作に不可欠な一定電圧
値以上の安定な逆バイアス電圧を自動的に発生できる固
定弁別型の光受信回路を提供することにある。
【0014】本発明のさらに別の目的は、アレイ状に構
成した場合でも簡単に波形整形のための弁別器の弁別レ
ベルを調節することができる固定弁別型の光受信回路を
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は受信した光信号を電流信号に変換して出力
する光検出器と、この光検出器から出力される電流信号
を電圧信号に変換する第1のトランスインピーダンス増
幅器と、弁別レベルを規定する直流電流を電圧信号に変
換する第2のトランスインピーダンス増幅器と、第2の
トランスインピーダンス増幅器から出力される電圧信号
を弁別レベルとして第1のトランスインピーダンス増幅
器から出力される電圧信号を弁別する弁別器とからなる
光受信回路において、第1および第2のトランスインピ
ーダンス増幅器を論理的には同一構成とした上で、第1
のトランスインピーダンス増幅器内の各トランジスタの
サイズを第2のトランスインピーダンス増幅器内の対応
するトランジスタのサイズのn倍とし、かつ第1のトラ
ンスインピーダンス増幅器内の受動素子の値を第2のト
ランスインピーダンス増幅器内の受動素子のインピーダ
ンスの1/nにしたことを特徴とする。
【0016】このように構成された光受信回路では、二
つのトランスインピーダンス増幅器は物理的にはトラン
ジスタのサイズや受動素子のインピーダンスが異なる
が、論理的には同一の回路構成となっているため、チッ
プ上のレイアウトや相対的ペア性に配慮したICで実現
することによって、周囲温度や電源変動に対して両トラ
ンスインピーダンス増幅器は相対的に同一の影響が及ぶ
ようにできる。
【0017】従って、両トランスインピーダンス増幅器
の出力電圧に対する外的影響による変動は、同相で同一
の大きさとして現れるので、これらの二つのトランスイ
ンピーダンス増幅器の出力電圧を入力とする弁別器を同
相信号除去比の高い差動型弁別器で構成することによ
り、それぞれの出力電圧の高低に応じて論理レベルを弁
別するようにすると、同相のレベル変動は相殺されるの
で、結果的には論理レベルの弁別は動作電源電圧や周囲
温度などの外的変動には影響されずに、受信光信号の振
幅に対して一定の分配レベルで行われることになり、正
しくパルス波形に整形された再生出力が得られる。
【0018】そして、本発明では特に第1、第2のトラ
ンスインピーダンス増幅器で使用されるトランジスタの
サイズと受動素子の値を上述のような関係に選ぶことに
よって、高周波パルスである光電流信号を電圧信号に変
換する第1のトランスインピーダンス増幅器に比べて、
弁別レベルを規定する制御電流を電圧信号に変換する第
2のトランスインピーダンス増幅器の内部消費電力が1
/nと小さくて済み、かつ第2のトランスインピーダン
ス増幅器に入力される弁別レベルを規定する制御電流の
値は光電流信号のピーク値の1/2nでよいため、光受
信回路全体の消費電力を大きく低減させることが可能と
なると共に、回路自体もコンパクトにでき、チップ面積
の縮小と低コスト化に効果的である。
【0019】また、第2のトランスインピーダンス増幅
器は、直流の電流信号入力に比例して弁別レベルとなる
電圧信号を発生するようになっているので、光受信回路
と電流制御回路を離れたところに設置できる。このため
アレイ状の光受信回路を構成する場合にも、受信回路部
とは離れた場所に電流制御回路を置き、ここから各受信
回路部に制御信号を分配して弁別レベルを規定する電流
を制御する構成をとることが可能となる。
【0020】すなわち、本発明では上述の光受信回路を
複数個並列に配置すると共に、単一の制御信号により制
御されて同一の値の定電流を発生するm個の電流源を有
し、これらm個の電流源からの出力電流を各光受信回路
に対して弁別レベルを規定する直流電流として供給する
並列光受信回路として構成することも可能である。この
ようにすると、電流源を一か所に集中して配置できるこ
とから、共通の電流制御回路の調整のみで、全ての受信
回路部の弁別レベルを同時に調節することができる。こ
れにより、並列光配線モジュール保守・調整上の使用勝
手を上げると同時に、モジュールの端子数削減による実
装スペースの削減、低消費電力化が実現できる。
【0021】第1および第2のトランスインピーダンス
増幅器は、好ましくは、少なくとも一方のベースを入力
とし、それぞれのエミッタが共通接続された差動対トラ
ンジスタと、前記差動対トランジスタのエミッタ共通接
続点に接続された定電流源と、差動対トランジスタのそ
れぞれのコレクタから電圧信号を取り出す出力回路とを
有する差動型トランスインピーダンス増幅器によって構
成される。
【0022】このような差動型トランスインピーダンス
増幅器では、電源端子と入力端子間の電圧を一定とでき
るため、光検出器であるフォトダイオードに対して常時
一定の逆バイアス電圧を印加することが可能となり、フ
ォトダイオードの高速動作が確保できる。また、差動型
トランスインピーダンス増幅器の特徴として、正負両極
に同等の動作マージンを確保することが可能であるの
で、信号電流の向きや、弁別レベル制御電流の向きが正
負両極に対応出来ることになって、回路設計の自由度が
向上する。
【0023】さらに、差動型トランスインピーダンス増
幅器は、差動対トランジスタのエミッタ共通接続点と定
電位点との間に接続されたキャパシタと、定電流源のベ
ースにバイアス電圧を供給するベースバイアス供給経路
に挿入されたRCフィルタを有することが望ましい。
【0024】−般に、差動型構成の弁別器は高周波帯域
で同相信号除去比が低下する。アレイ状の光受信回路に
共通の電源から電源電圧を供給するIC構成の場合、電
源線を通じて独立した動作をしている他の回路で発生し
た高周波雑音が回り込むことにより、トランスインピー
ダンス増幅器出力の同相雑音が大きくなる。
【0025】上記のようなキャパシタやRCフィルタを
設けると、他の回路で発生したパルス雑音がトランスイ
ンピーダンス増幅器の入力に回り込むのを防止して、上
記のような高周波帯域の同相雑音を効果的に下げること
ができる。この結果、弁別器に入力する元々の同相雑音
信号が小さくなり、弁別器の入力等価雑音レベルが下が
って誤動作レベルが下がるので、光受信回路の最小入力
感度を高くすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。一般にICを構成するトランジス
タは、ICの製造プロセスで決まる最小単位のトランジ
スタを基本として、その整数倍を組み合わせたトランジ
スタで作られる。従って、論理的には回路上で一個のト
ランジスタを使用することにしても、実際には基本トラ
ンジスタをn(整数)倍個使用したものなので、サイズ
nのトランジスタと呼ばれる。以下の説明では、このよ
うなサイズnのトランジスタを×n構成のトランジスタ
と称し、一個の基本トランジスタを×1構成のトランジ
スタと称するものとする。
【0027】(第1の実施形態)図1は、本発明の基本
的な第1の実施形態に係る光受信回路の構成を示すブロ
ック図である。
【0028】光受信回路で受信された光信号11は、光
出器12で電流信号(以下、光電流信号という)に変換
される。この光検出器12から出力される光電流信号
は、第1のトランスインピーダンス増幅器21により電
圧信号に変換される。
【0029】一方、制御回路13によって制御される電
流源14から、弁別レベルを規定する直流電流(以下、
制御電流という)が出力され、この制御電流は第2のト
ランスインピーダンス増幅器22により電圧信号に変換
される。
【0030】第1および第2のトランスインピーダンス
増幅器21,22から出力される電圧信号は、弁別器2
3の正相入力側と逆相入力側に入力される。弁別器23
は、第2のトランスインピーダンス増幅器22から出力
される電圧信号を弁別レベルとして、第1のトランスイ
ンピーダンス増幅器21から出力される電圧信号の論理
レベルを弁別し、再生パルス波形を出力する回路であ
り、この例では差動型弁別器が使用される。
【0031】電流制御回路13は、例えば図2に示すよ
うに好ましくは可変抵抗器からなる電流決定用抵抗15
と、この抵抗15の抵抗値に従った電圧を発生する可変
電圧発生回路16とを有し、可変電圧発生回路16の出
力を電流源14に制御信号として与える構成となってい
る。
【0032】ここで、第1、第2のトランスインピーダ
ンス増幅器21,22は、論理的に同一構成であり、第
1のトランスインピーダンス増幅器21内の各トランジ
スタは、第2のトランスインピーダンス増幅器22内の
対応するトランジスタのn倍のサイズを持ち、第1のト
ランスインピーダンス増幅器21内の受動素子は、第2
のトランスインピーダンス増幅器22内の受動素子の1
/nのインピーダンスを持つ。すなわち、冒頭で説明し
た表現法に従えば、第1のトランスインピーダンス増幅
器21は入力段が×n構成のトランジスタを使用して構
成され、第2のトランスインピーダンス増幅器22は入
力段が×1構成のトランジスタを使用して構成される。
また、第1のトランスインピーダンス増幅器21の入力
段の受動素子に対して、第2のトランスインピーダンス
増幅器22の入力段の受動素子はn倍のインピーダンス
を持っており、受動素子が抵抗であれば抵抗値がn倍、
キャパシタであれば容量が1/nということになる。
【0033】従って、高周波パルスである光電流信号を
電圧信号に変換する第1のトランスインピーダンス増幅
器21に比べて、弁別レベルを規定する制御電流を電圧
信号に変換する第2のトランスインピーダンス増幅器2
2の内部消費電力は、1/nと小さくてよい。また、電
流源14から第2のトランスインピーダンス増幅器22
に入力される弁別レベルを規定する制御電流の値は、光
電流信号のピーク値の1/2nでよい。これらのことか
ら、光受信回路全体の消費電力は図4に示した従来の構
成に比較して1/nより低く抑えることができる。実
際、n=3で設計した例では、全体の消費電力を30%
以下にすることは容易であった。
【0034】さらに、この低消費電力のメリットに加え
て、弁別レベルを規定する制御電流を出力する電流源1
4も小さな電流を発生できればよいため、回路規模をコ
ンパクトにでき、チップ面積が小さくなって低コスト化
が可能となる。
【0035】また、第1、第2のトランスインピーダン
ス増幅器21,22の出力電圧は、純粋の信号成分に加
えて、動作環境変動に応じて変化する同一の大きさで同
相の雑音電圧成分を含んでいる。これらが同相信号除去
比の大きい弁別器23に入力されて雑音電圧成分は相殺
される結果、真の信号成分の電圧の大小関係だけが判別
され、論理レベルに対応して再生パルス波形が出力され
ることは、図4に示した従来の光受信回路と同様であ
る。
【0036】(第2の実施形態)図3に、本発明の第2
の実施形態に係る光受信回路を示す。図1と同一部分に
同一符号を付して説明すると、本実施形態は図1の弁別
レベルを規定する制御電流を電流制御回路13と電流源
14で発生させる代わりに、例えばICの外部から外部
制御電流17を直接入力する点のみが異なっている。こ
のように構成によっても、先の実施形態と同様の効果が
得られることはいうまでもない。
【0037】(第3の実施形態)図5に、本発明の第3
の実施形態として第1、第2の実施形態で説明した光受
信回路を具体化した回路例を示す。この回路は、トラン
スインピーダンス増幅器21,22として差動型トラン
スインピーダンス増幅器を用いた例である。図中の
( )内の符号は、トランジスタサイズまたは受動素子
のインピーダンス(抵抗値、容量値)を相対的に表して
いる。
【0038】第1のトランスインピーダンス増幅器21
は、一方のトランジスタQ1のベースを逆相入力端子I
Nとし、それぞれのエミッタが共通接続された差動対ト
ランジスタQ1,Q2と、差動対トランジスタQ1,Q
2のコレクタに接続された負荷抵抗R2,R3と、差動
対トランジスタQ1,Q2のエミッタ共通接続点に接続
されたトランジスタQ3および抵抗R6からなる定電流
源と、帰還抵抗R1および帰還キャパシタC1と、差動
対トランジスタQ1,Q2のコレクタにベースが接続さ
れたトランジスタQ4,Q6とその負荷であるトランジ
スタQ5,Q7および抵抗R8,R9による定電流源と
からなるエミッタフォロワ出力回路により構成される。
図1または図2中の光検出器12として一般にフォトダ
イオード(PD)が使用されるが、このPDのアノード
は電源端Vccに接続され、カソードは逆相入力端子I
Nに接続される。
【0039】さらに、正相入力端子であるトランジスタ
Q2のベースは、逆相および正相出力端子であるトラン
ジスタQ4,Q6のエミッタに同一の値の抵抗R4,R
5をそれぞれ介して接続され、正相出力と逆相出力の中
点電位に保持される。これにより同相入力端子の電位
は、逆相入力端子INへの入力電流によらず回路定数で
決まる自動安定点に落ち着き、逆相入力端子INの電位
は理想的には同相入力端子の電位と同一となる。
【0040】この逆相入力端子INの電位は、回路定数
を適宜選択することによって、電源Vccの電圧や動作
温度によらずVccの電圧から一定値下がった値とする
設計ができる。この結果、電源Vccと逆相入力端子I
N間に光検出器12として接続されるPDに対して常時
一定の逆バイアス電圧を印加することが可能となる。実
際の設計例では、Vccとして5Vの電源電圧を使った
時には2.5V以上、3.3Vの電源電圧では1.5V
以上の逆バイアス電圧を確保でき、PDが1Gbps以
上の高速動作が可能であることが確認された。
【0041】一方、第2のトランスインピーダンス増幅
器22も同様の構成であり、一方のトランジスタQ11
のベースを制御電流入力端子CTRとし、それぞれのエ
ミッタが共通接続された差動対トランジスタQ11,Q
12と、差動対トランジスタQ11,Q12のコレクタ
に接続された負荷抵抗R12,R13と、差動対トラン
ジスタQ11,Q12のエミッタ共通接続点に接続され
たトランジスタQ13および抵抗R16からなる定電流
源と、帰還抵抗R11および帰還キャパシタC11と、
差動対トランジスタQ11,Q12のコレクタにベース
が接続されたトランジスタQ14,Q16とその負荷で
あるトランジスタQ15,Q17および抵抗R18,R
19による定電流源とからなるエミッタフォロワ出力回
路により構成される。制御電流入力端子CTRには、図
1の電流源14からの出力電流が入力されるか、または
図2に示すように外部制御電流17が入力される。
【0042】また、正相入力端子であるトランジスタQ
12のベースは、逆相および正相出力端子であるトラン
ジスタQ14,Q16のエミッタに同一の値の抵抗R1
4,R15をそれぞれ介して接続され、正相出力と逆相
出力の中点電位に保持されるようなっており、これによ
り同相入力端子の電位は、制御電流入力端子CTRへの
制御電流によらず回路定数で決まる自動安定点に落ち着
き、制御電流入力端子CTRの電位は理想的には同相入
力端子の電位と同一となる。
【0043】さらに、差動型トランスインピーダンス増
幅器の特徴として、正負両極に同等の動作マージンを確
保することが可能であるので、第1のトランスインピー
ダンス増幅器21に入力される光電流信号の向きや、第
2のトランスインピーダンス増幅器22に入力される制
御電流の向きを正負両極に対応させることが可能とな
り、光受信回路の設計の自由度が増すという利点があ
る。
【0044】図5において、弁別器23はトランジスタ
Q20,Q21、コレクタ負荷抵抗R20,21、レベ
ルシフト用抵抗R22、エミッタ抵抗R23,R24、
トランジスタQ22および抵抗R25による定電流源か
らなる比較回路部と、トランジスタQ20,Q21のコ
レクタにベースが接続されたトランジスタQ23,Q2
5とその負荷であるトランジスタQ24,Q26および
抵抗R26,R24による定電流源とからなるエミッタ
フォロワ出力回路により構成された差動型弁別器となっ
ている。
【0045】第1のトランスインピーダンス21の出力
電圧はトランジスタQ20のベースに入力され、第2の
トランスインピーダンス増幅器22の出力電圧はトラン
ジスタQ21のベースに入力され、弁別器23の出力は
エミッタフォロワ出力回路のトランジスタQ23,Q2
5のエミッタから取り出される。
【0046】本実施形態では、図5中に( )を付して
示したように、光電流信号を電圧信号に変換するための
第1のトランスインピーダンス増幅器21の入力段の差
動対トランジスタQ1,Q2は×3構成のトランジスタ
が用いられ、そのエミッタ共通接続点に接続された定電
流源のトランジスタQ3は×6構成のトランジスタが用
いられる。
【0047】これに対し、弁別器23での弁別レベルを
規定する制御電流を電圧信号に変換する第2のトランス
インピーダンス増幅器22の入力段の差動対トランジス
タQ11,Q12は×1構成のトランジスタが用いら
れ、そのエミッタ共通接続点に接続された定電流源のト
ランジスタQ13は×2構成のトランジスタが用いられ
る。
【0048】また、第1のトランスインピーダンス増幅
器21の入力段の抵抗R1〜R6の抵抗値に対して、第
2のトランスインピーダンス増幅器22の入力段の抵抗
R11〜R16の抵抗値は3倍となっている。
【0049】(第4の実施形態)図6に、本発明の第4
の実施形態として、第1、第2の実施形態で説明した光
受信回路を具体化した他の回路例を示す。図5と同一部
分に同一符号を付して説明すると、本実施形態では第1
のトランスインピーダンス増幅器21の差動対トランジ
スタQ1,Q2のエミッタ共通接続点と定電位点である
接地点GNDとの間に接続されたキャパシタC2と、定
電流源のトランジスタQ3のベースにバイアス電圧を供
給するベースバイアス供給経路、すなわちバイアス電源
VbbとトランジスタQ3のベースとの間に挿入された
抵抗R7とキャパシタC3からなるRCフィルタが追加
されている。RCフィルタは、ローパスフィルタ(ハイ
カットフィルタ)を構成している。
【0050】第2のトランスインピーダンス増幅器22
においても同様に、差動対トランジスタQ11,Q12
のエミッタ共通接続点と接地点GNDとの間に接続され
たキャパシタC12と、定電流源のトランジスタQ13
へのベースバスアス供給回路のベースバイアス電源Vb
bとトランジスタQ3のベースとの間に挿入された抵抗
R17とキャパシタC13からなるRCフィルタが追加
されている。
【0051】一般に、図5や図6中に示したような差動
型構成の弁別器23は、高周波帯域で同相信号除去比が
低下する。光受信回路では、トランスインピーダンス増
幅器21,22や弁別器23が必須であるばかりでな
く、他の種々のディジタル信号処理回路が同居すること
が多い。これらの回路を同じチップに搭載し、電源と接
地をそれぞれ共通にした場合、電源を通じた後段の回路
からの雑音電圧の回り込みは不可避である。また、アレ
イ状の光受信回路に共通電源から電源電圧を供給するI
Cの構成を採用した場合には、独立した信号で動作をし
ている他の回路で発生したパルス雑音が電源線を通じて
回り込むことにより、トランスインピーダンス増幅器の
出力の同相雑音が大きくなる。
【0052】本実施形態によれば、図6に示したよう
に、差動型トランスインピーダンス増幅器21,22を
構成する入力段の差動対トランジスタQ1とQ2、Q1
1とQ12のエミッタ共通接続点と接地点GNDとの間
にCe=0.1pF〜10pF程度の容量のキャパシタ
C2とC12を接続し、さらにバイアス電源Vbbとト
ランジスタQ3,Q13のベースとの間に挿入された抵
抗R7とキャパシタC3および抵抗R17とキャパシタ
C13からなるRCフィルタを挿入することによって他
の回路で発生したパルス雑音がトランスインピーダンス
増幅器21,22の入力に回り込むのを防止して、上記
のような高周波帯域の同相雑音を効果的に下げることが
できる。
【0053】この場合、追加した受動素子のインピーダ
ンスは前述の条件に従って選ばれている。すなわち、本
実施形態ではn=3であるから、( )内に示したよう
に第1のトランスインピーダンス増幅器21内のキャパ
シタC2,C3の容量は第2のトランスインピーダンス
増幅器22内のキャパシタC12,C13の容量の3倍
に選ばれ、また第1のトランスインピーダンス増幅器2
1内の抵抗R7の抵抗値は第2のトランスインピーダン
ス増幅器22内の抵抗R17の抵抗値の1/3に選ばれ
る。
【0054】このようにしても、キャパシタC2,C1
2による時定数および抵抗R7とキャパシタC3および
抵抗R17とキャパシタC13からなるCRフィルタの
時定数は同一となるので、位相関係は保たれる。これに
より、弁別器23に入力する元々の同相雑音信号が2倍
以上小さくなる結果、弁別器23の入力等価雑音レベル
が下がって誤動作レベルが低下し、光受信回路の最小入
力感度を2倍以上高くすることができる。
【0055】(第5の実施形態)図7は、本発明の第5
の実施形態としてアレイ光受信回路として構成した例で
あり、基本的には第1〜4の実施形態で説明したような
光受信回路をm個並列に配置した構成である。すなわ
ち、mチャネルの受信光信号31−1〜31−mがm個
の光検出器からなる×m光検出器アレイ32により電流
信号に変換され、m個の受信回路部30−1〜30−m
に入力される。受信回路部30−1〜30−mは、それ
ぞれ第1および第2のトランスインピーダンス増幅器2
1,22と弁別器23により構成され、×m光検出器ア
レイ32からの電流信号はそれぞれの第1のトランスイ
ンピーダンス増幅器21によって電圧信号に変換された
後、弁別器23に入力される。
【0056】また、電流制御回路33は1個だけ設けら
れ、この電流制御回路33によって制御される×m電流
源34から、受信回路部30−1〜30−m内の弁別器
23の弁別レベルを規定する制御電流が出力される。こ
の場合、×m電流源34から出力される制御電流は同一
の値の直流電流となる。電流制御回路33は、第1の実
施形態で用いた図2に示した電流制御回路13と同様の
構成でよい。
【0057】本発明においては、弁別器23の弁別レベ
ルを与える電圧は、光受信回路の内部で、入力された直
流の制御電流に比例して第2のトランスインピーダンス
増幅器22で発生されるので、光受信回路と電流制御回
路を離れたところに設置できる。このため、本実施形態
のようにアレイ状の光受信回路を構成する場合にも、受
信回路部30−1〜30−mとは離れた場所に電流制御
回路33を置き、×m電流源34から各受信回路部30
−1〜30−mに弁別レベルを規定する制御電流を分配
する構成をとることが可能となる。
【0058】しかも、×m電流源34は一か所に集中し
て配置できることから、電流制御回路33内の1個の可
変抵抗器15を変えるだけで、全ての受信回路部30−
1〜30−mでの弁別レベルを同時に調節することがで
きる。
【0059】このような構造は、実際に並列光配線モジ
ュールを使用するとき、制御が容易なると同時に、モジ
ュールの端子数が削減されるため、モジュールがコンパ
クトになり、実装密度の向上やコスト削減に役立つ。ま
た、×m電流源34を制御する電流制御回路33が一つ
で済むことから、回路の低消費電力化を図ることもでき
る。
【0060】以上、本発明の実施形態をいくつか説明し
たが、本発明は種々の変形が可能である。例えば、本発
明の本質は動作環境の変動に応じて内部で発生する、あ
る程度の同相の変動雑音は許容するが、最終的には相殺
させて消去することにあるので、この趣旨を逸脱しない
範囲で回路定数を調節して、例えば二つのトランスイン
ピーダンス増幅器21,22内の受動素子のインピーダ
ンスの比率の関係をnからずらして現実のずれを補正す
るようなことを行うことも有効であり、設計例では20
%以内の補正を行うことが好ましい場合もあった。
【0061】また、以上の実施形態ではバイポーラトラ
ンジスタを用いた場合について説明したが、動作を変更
しない限りにおいて、SiMOSFET、CMOSトラ
ンジスタ、GaAsMESFET、GaAsとInP
HEMT素子など、他のトランジスタを用いた場合にも
本発明を適用できることは明らかである。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば動
作電源電圧や周囲温度などの外的変動に強く、しかも低
消費電力と低コストを実現できる固定弁別型の光受信回
路を提供することができる。
【0063】また、本発明では光検出器に対して一定電
圧値以上の安定な逆バイアス電圧を自動的に印加するこ
とができ、光検出器として用いられるフォトダイオード
の高速動作を実現することができる。さらに、本発明に
よればアレイ状に構成した場合でも、一か所の調整のみ
で簡単に波形整形のための弁別器の弁別レベルを調節す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光受信回路の概
略構成を示すブロック図
【図2】図1における電流制御回路の具体例を示す回路
【図3】本発明の第2の実施形態に係る光受信回路の概
略構成を示すブロック図
【図4】従来の光受信回路の概略構成を示すブロック図
【図5】本発明のより具体的な第3の実施形態に係る光
受信回路の要部の回路図
【図6】本発明のより具体的な第4の実施形態に係る光
受信回路の要部の回路図
【図7】本発明の第5の実施形態に係る光受信回路の概
略構成を示すブロック図
【符号の説明】
11…受信光信号 12…光検出器 13…電流制御回路 14…電流源 30−1〜30−m…受信回路部 21…第1のトランスインピーダンス増幅器 22…第2のトランスインピーダンス増幅器 23…弁別器 30−1〜30−m…受信回路部 31−1〜31−m…受信光信号 32…×m光検出器アレイ 33…電流制御回路 34…×m電流源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信した光信号を電流信号に変換して出力
    する光検出器と、 前記光検出器から出力される電流信号を電圧信号に変換
    する第1のトランスインピーダンス増幅器と、 弁別レベルを規定する直流電流を電圧信号に変換する第
    2のトランスインピーダンス増幅器と、 第2のトランスインピーダンス増幅器から出力される電
    圧信号を弁別レベルとして第1のトランスインピーダン
    ス増幅器から出力される電圧信号を弁別する弁別器とを
    具備し、 第1および第2のトランスインピーダンス増幅器は、論
    理的に同一構成であって、第1のトランスインピーダン
    ス増幅器内の各トランジスタは、第2のトランスインピ
    ーダンス増幅器内の対応するトランジスタのn倍のサイ
    ズを持ち、第1のトランスインピーダンス増幅器内の受
    動素子は、第2のトランスインピーダンス増幅器内の受
    動素子の1/nのインピーダンスを持つことを特徴とす
    光受信回路。
  2. 【請求項2】前記第1および第2のトランスインピーダ
    ンス増幅器は、 少なくとも一方のベースを入力とし、それぞれのエミッ
    タが共通接続された差動対トランジスタと、前記差動対
    トランジスタのエミッタ共通接続点に接続された定電流
    源と、前記差動対トランジスタのそれぞれのコレクタか
    ら電圧信号を取り出す出力回路とを有する差動型トラン
    スインピーダンス増幅器であることを特徴とする請求項
    1記載の光受信回路。
  3. 【請求項3】前記差動型トランスインピーダンス増幅器
    は、前記差動対トランジスタのエミッタ共通接続点と定
    電位点との間に接続されたキャパシタと、前記定電流源
    のベースにバイアス電圧を供給するベースバイアス供給
    経路に挿入されたRCフィルタとをさらに有することを
    特徴とする請求項2記載の光受信回路。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか1項記載の光受
    信回路を複数個並列に配置すると共に、単一の制御信号
    により制御されて同一の値の定電流を発生するm個の電
    流源を有し、これらm個の電流源からの出力電流を各光
    受信回路に対して前記弁別レベルを規定する直流電流と
    して供給する構成としたことを特徴とする並列光受信回
    路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG82653A1 (en) * 1999-11-09 2001-08-21 Inst Of Microelectronics Photodetector circuit and methods
US6348682B1 (en) 1999-11-12 2002-02-19 Institute Of Microelectronics Photodetector circuit and methods
CN108199696A (zh) * 2018-03-06 2018-06-22 厦门优迅高速芯片有限公司 一种跨阻放大器自动增益控制电路

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