JPH11239067A - 音声認識による選局装置及び方法並びに音声認識による選局用プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

音声認識による選局装置及び方法並びに音声認識による選局用プログラムを記録した記録媒体

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JPH11239067A
JPH11239067A JP10041529A JP4152998A JPH11239067A JP H11239067 A JPH11239067 A JP H11239067A JP 10041529 A JP10041529 A JP 10041529A JP 4152998 A JP4152998 A JP 4152998A JP H11239067 A JPH11239067 A JP H11239067A
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光陽 柴崎
Makoto Kisanuki
誠 木佐貫
Nobutaka Kunii
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放送局名に共通の語句を発話するだけで、対
応する周波数を容易に選局すること。 【解決手段】 音声認識装置106が共通語「NHK」
を認識すると、選局制御手段7は、テーブル6を参照す
ることによって、この共通語「NHK」に対応する各放
送局の周波数を調べ、取り出した周波数のうちプリセッ
トメモリ9内に記憶されている各周波数をチューナー5
に選局させる。プリセットメモリ9内の周波数が受信で
きない場合は、取り出した周波数のうちプリセットメモ
リ9内に記憶されていない周波数をチューナー5に選局
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声認識によって
ラジオなどのチューナーに選局を行わせる技術の改良に
関するもので、より具体的には、放送局名に共通の語句
を発話するだけで、対応する周波数を容易に選局するも
のである。
【0002】
【従来の技術】音声認識は、認識しようとする語句ごと
に、語句の波形や特徴を表すパラメータなどの認識用デ
ータを予めデータベースに記録しておき、発話された言
葉をこれら認識用データとパターンマッチングすること
によって、発話された語句を推定する技術である。
【0003】このような音声認識をオーディオシステム
など各種制御対象の制御に用いる場合、どの語句を発話
した場合にどのような内容の制御が行われるか、予め定
めておく。そして、語句の認識結果は、認識用データに
対応した語句IDなどの形で得られ、制御用のアプリケ
ーションプログラムがこの認識結果を受け取り、どの語
句が認識されたか、すなわちユーザの発話語句に応じて
予め決められている制御を制御対象に対して行う。
【0004】このような音声認識をラジオなどの選局に
適用すれば、ユーザが放送局名を言うだけでチューニン
グを自動的に行うことができ、カーオーディオシステム
などでも選局の際にスイッチ操作が必要なくなるので、
運転の安全性が向上する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テレビやラ
ジオなどの放送局名は、「NHKアキタ」「NHKセン
ダイ」のように、系列名のような共通の語句+地域名と
いう構成のことが多い。ここで、このように放送局名に
含まれる共通の語句を本出願では「共通語」と呼ぶ。そ
して、地域が違っても、同じ共通語を名称に含む放送局
同士では放送内容の多くは共通するので、視聴者は、日
常会話では放送局をわざわざ「NHKアキタ」のように
正式な名称では呼ばず、単に「NHK」のように共通語
だけで呼ぶことが多い。
【0006】しかしながら、従来の音声認識では、認識
される語句と制御内容とは常に1対1で対応させてお
り、例えばいくつかの互いに違った周波数を選局するそ
れぞれの動作は、互いに違った語句を対応させなければ
ならない。そして、同じ系列局でも放送周波数は地域に
よって異なるため、放送局名を発話して対応する周波数
を選局させるためには、「NHKアキタ」が1503k
Hz、「NHKセンダイ」が891kHz、「NHKヤ
マガタ」が540kHzというように、各地の正式な放
送局名を認識する語句とし、語句ごとに異なった周波数
を設定していた。
【0007】このような従来技術を用いる場合、ユーザ
は、地域ごとの放送局名を予め正確に暗記しておき、現
在車がどの地域を走っているか判断したうえ、その地域
の放送局名を発話しなければならなかった。そして、ユ
ーザが日常会話と同様に「NHK」と共通語だけ発話し
ても、その語句はデータベースにないため認識されず、
チューニングを行うことはできなかった。
【0008】特に、東北の受信地域のように「NHKア
キタ」「NHKセンダイ」「NHKヤマガタ」といった
放送局が混在しているような場合は、「NHK」とだけ
発話しても従来の音声認識ではどの放送局を指している
か認識できないだけでなく、現在地では「NHKアキ
タ」「NHKセンダイ」「NHKヤマガタ」のうちどれ
を発話すべきかの判断自体も困難であった。
【0009】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、放送
局名に共通の語句を発話するだけで、対応する周波数を
容易に選局する音声認識の技術を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、語句を認識してチューナーに選
局を行わせる音声認識による選局装置において、複数の
放送局名に共通する共通語を認識する手段と、共通語ご
とに対応する1又は2以上の周波数を記録したテーブル
と、前記テーブルを参照することによって、認識された
共通語に対応する周波数を前記チューナーに選局させる
手段と、を有することを特徴とする。請求項7の発明
は、請求項1の発明を方法の観点から把握したもので、
語句を認識してチューナーに選局を行わせる音声認識に
よる選局方法において、複数の放送局名に共通する共通
語を認識するステップと、共通語ごとに対応する1又は
2以上の周波数を記録したテーブルを参照することによ
って、認識された共通語に対応する周波数を前記チュー
ナーに選局させるステップと、を含むことを特徴とす
る。請求項11の発明は、請求項1の発明をコンピュー
タプログラムを記録した記録媒体の観点から把握したも
ので、コンピュータを用いて、語句を認識してチューナ
ーに選局を行わせる音声認識による選局用プログラムを
記録した記録媒体において、当該プログラムは前記コン
ピュータに、複数の放送局名に共通する共通語を認識さ
せ、共通語ごとに対応する1又は2以上の周波数を記録
したテーブルを参照することによって、認識された共通
語に対応する周波数を前記チューナーに選局させること
を特徴とする。請求項1,7,11の発明では、「NH
Kアキタ」のように「共通語+地域名」といった形式の
放送局名がある場合、「NHK」のように共通語の部分
を発話すれば、対応する放送局の周波数が選局される。
このため、放送局名の全体を地域ごとに暗記する必要が
なくなり、音声認識による選局が大幅に容易になる。
【0011】請求項2の発明は、語句を認識してチュー
ナーに選局を行わせる音声認識による選局装置におい
て、複数の放送局名に共通する共通語を認識する手段
と、共通語ごとに対応する1又は2以上の周波数を記録
したテーブルと、前記テーブルを参照することによっ
て、認識された共通語に対応する周波数を前記チューナ
ーに選局させる手段と、を有し、前記選局させる手段は
前記チューナーに、前記対応する周波数を順次切り替え
て受信させ、受信状況に基づいて前記切り替えを停止さ
せるように構成されたことを特徴とする。請求項8の発
明は、請求項2の発明を方法の観点から把握したもの
で、語句を認識してチューナーに選局を行わせる音声認
識による選局方法において、複数の放送局名に共通する
共通語を認識するステップと、共通語ごとに対応する1
又は2以上の周波数を記録したテーブルを参照すること
によって、認識された共通語に対応する周波数を前記チ
ューナーに選局させるステップと、を含み、前記選局さ
せるステップは前記チューナーに、前記対応する周波数
を順次切り替えて受信させ、受信状況に基づいて前記切
り替えを停止させることを特徴とする。請求項2,8の
発明では、共通語に対応する各放送局の周波数が順次切
り替えて受信され、電界強度が基準値を超えるなどの受
信状況に基づいてこの切り替えが停止する。このため、
共通語に対応する放送局がいくつかあるような場合、受
信状況のよい放送局の周波数が自動的に選択され、ユー
ザが受信状況をみながら選局を切り替えるなどの煩雑な
操作が不要となる。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
音声認識による選局装置において、地域を選択する手段
を有し、前記テーブルには、地域と周波数との対応関係
が記録され、前記選局させる手段は、認識された共通語
に対応しかつ、選択されている地域に対応する周波数を
前記チューナーに選局させるように構成されたことを特
徴とする。請求項3の発明では、視聴者が現在どの地域
にいるかが手動や自動で選択され、その地域の放送局の
周波数だけが選局の対象となるので、共通語に対応する
周波数の候補をいくつか試す場合でも、電波の届かない
地域の周波数を扱う必要がなくなり、短時間で選局が完
了する。
【0013】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れか一に記載の音声認識による選局装置において、周波
数を記憶するプリセットメモリを有し、前記選局させる
手段は、前記対応する周波数のうち前記プリセットメモ
リに記憶されている周波数を前記チューナーに選局さ
せ、プリセットメモリに記憶されている周波数が受信で
きない場合に、前記対応する周波数のうち前記プリセッ
トメモリに記憶されていない周波数を前記チューナーに
選局させるように構成されたことを特徴とする。請求項
9の発明は、請求項4の発明を方法の観点から把握した
もので、請求項7又は8記載の音声認識による選局方法
において、周波数を記憶するプリセットメモリを用い、
前記選局させるステップは、前記対応する周波数のうち
前記プリセットメモリに記憶されている周波数を前記チ
ューナーに選局させ、プリセットメモリに記憶されてい
る周波数が受信できない場合に、前記対応する周波数の
うち前記プリセットメモリに記憶されていない周波数を
前記チューナーに選局させることを特徴とする。請求項
4,9の発明では、共通語に対応する周波数の中でも、
プリセットメモリに記憶されている周波数が優先して選
局される。このようにカーオーディオのようなシステム
のプリセットメモリに記憶されている周波数は、そのシ
ステムがいつも使用されている地域で受信可能な周波数
であるから受信可能な場合が多く、選局が迅速に行われ
る。
【0014】請求項5の発明は、語句を認識してチュー
ナーに選局を行わせる音声認識による選局装置におい
て、複数の放送局名に共通する共通語を認識する手段
と、共通語ごとに対応する1又は2以上の周波数を記録
したテーブルと、前記テーブルを参照することによっ
て、認識された共通語に対応する周波数を前記チューナ
ーに選局させる手段と、を有し、前記選局させる手段
は、共通語に対応する複数の周波数の1つが選局されて
いる状態で、同じ共通語が再度認識された場合、当該共
通語に対応する他の周波数を前記チューナーに選局させ
るように構成されたことを特徴とする。請求項10の発
明は、請求項5の発明を方法の観点から把握したもの
で、語句を認識してチューナーに選局を行わせる音声認
識による選局方法において、複数の放送局名に共通する
共通語を認識するステップと、共通語ごとに対応する1
又は2以上の周波数を記録したテーブルを参照すること
によって、認識された共通語に対応する周波数を前記チ
ューナーに選局させるステップと、を含み、前記選局さ
せるステップは、共通語に対応する複数の周波数の1つ
が選局されている状態で、同じ共通語が再度認識された
場合、当該共通語に対応する他の周波数を前記チューナ
ーに選局させることを特徴とする。請求項5,10の発
明では、共通語に対応する周波数の候補がいくつかある
場合、同じ共通語を繰り返すことによって順次周波数を
切り替えさせることによって、共通語という1種類の語
句を用いるだけで所望の放送局の周波数を容易に選局す
ることが可能となる。
【0015】請求項6の発明は、請求項1乃至5のいず
れか一に記載の音声認識による選局装置において、共通
語と他の語句からなる放送局名が認識された場合に、前
記チューナーに出力されるコマンドを当該共通語と対応
させて記憶する手段を有し、前記選局させる手段は、共
通語が認識され、当該共通語と対応させてコマンドが記
憶されている場合に、当該コマンドを前記チューナーに
出力するように構成されたことを特徴とする。請求項6
の発明では、共通語だけでなく地域名等がついた正式な
放送局名を発話して選局が行われた場合、そのときに用
いられたコマンドがその共通語と対応させて記憶され、
次に同じ共通語が認識された場合は記憶されていたコマ
ンドをチューナーに出力することによって選局を迅速に
行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の複数の実施の形態
について、図面を参照して説明する。なお、本発明の各
機能は、カーオーディオシステムなどに組み込まれたマ
イクロコンピュータを、ソフトウェアで制御することに
よって実現することが一般的と考えられる。この場合、
コンピュータが備えるレジスタ、メモリなどの記憶装置
が、いろいろな形式で、情報を一時的に保持したり永続
的に保存する。そして、CPUが、前記ソフトウェアに
したがって、これらの情報に加工及び判断などの処理を
加え、さらに、処理の順序を制御する。
【0017】また、コンピュータを制御するソフトウェ
アは、本出願の各請求項及び本明細書に記述する処理に
対応した命令を組み合わせることによって作成され、作
成されたソフトウェアは、コンパイルされた組み込みソ
フトウェアなどの形式で実行されることで、上記のよう
なハードウェア資源を活用する。
【0018】但し、本発明を実現するための上記のよう
な態様はいろいろ変更することができ、例えば、本発明
を実現するソフトウェアを記録したROMチップやCD
−ROMのような記録媒体は、それ単独でも本発明の一
態様である。また、本発明の機能の一部をLSIなどの
物理的な電子回路で実現することも可能である。
【0019】このため、以下では、本発明の各機能を実
現する仮想的回路ブロックを用いることによって、本発
明の実施の形態(以下「実施形態」という)を説明す
る。なお、説明に用いるそれぞれの図について、それ以
前に説明した図と同一又は同種の部材に関しては説明を
省略する。
【0020】〔1.第1実施形態〕第1実施形態は、請
求項1,3,4,7,9,11に対応するカーオーディ
オシステムで、共通語を発話した場合、選択されている
地域で共通語に対応する放送局の各周波数のうち、プリ
セットメモリに記憶されている周波数を優先して選局す
るものである。
【0021】〔1−1.構成〕 〔1−1−1.全体構成〕図1は、第1実施形態の全体
構成を示すブロック図である。第1実施形態は、この図
に示すように、センターユニット100と、TVチュー
ナーユニット101と、CDチェンジャユニット102
と、MDチェンジャユニット103と、DSP(デジタ
ルシグナルプロセッサ/デジタルサウンドプロセッサ)
ユニット104と、EQ(イコライザ)ユニット105
と、音声認識装置106とを、バスライン108で接続
したカーオーディオシステムである。
【0022】このうちセンターユニット100は、ラジ
オチューナーやアンプを内蔵し、選局された周波数の放
送内容を図示しない車載スピーカに流す機能を持つ。ま
た、音声認識装置106は、語句を認識することによっ
て、センターユニット100のチューナーに選局を行わ
せたり、他の各ユニットを制御するユニットである。
【0023】〔1−1−2.音声認識装置の構成〕ここ
で、図2は、図1のカーオーディオシステムのうち、特
に音声認識による選局の機能に関する部分の構成を示す
機能ブロック図である。なお、この図では、音声認識装
置106とセンターユニット100との間のバスライン
108は省略する。そして、音声認識装置106は、こ
の図に示すように、認識辞書1と、音声入力部2と、パ
ターンマッチング部3と、コマンド出力部4と、を有す
る。このうち、認識辞書1は認識しようとする語句ごと
の特徴を表す認識用データを格納している手段である。
【0024】また、音声入力部2は、図示しないマイク
ロホンなどから入力されるユーザの音声をデジタル波形
に変換する手段である。また、パターンマッチング部3
は、変換されたデジタル波形を各認識用データと比較
(パターンマッチング)することによって語句を認識す
る手段である。また、コマンド出力部4は、認識された
語句に応じた制御用コマンドを送信することによってシ
ステムの各ユニットを制御する手段である。
【0025】そして、これら認識辞書1、音声入力部
2、パターンマッチング部3及びコマンド出力部4は、
特許請求の範囲にいう「共通語を認識する手段」を構成
しており、具体的には、認識辞書1には「NHKアキ
タ」などの放送局名に含まれる共通語である「NHK」
という語句の特徴を表す認識用データが格納されてい
て、ユーザがこのような共通語を発話すると、入力され
た音声から共通語が認識される。
【0026】また、音声認識装置106は、テーブル6
と、選局制御手段7と、を有する。このうちテーブル6
は、共通語ごとに、対応する放送局名とその周波数とを
記録したものである。例えば「NHK」という共通語に
対応して、放送局「NHKアキタ」が周波数1503k
Hz、放送局「NHKセンダイ」が周波数891kH
z、放送局「NHKヤマガタ」が周波数540kHzで
あることが記録されている。これらは東北地域の放送局
であるが、テーブル6ではこのように、放送局と周波数
とが地域ごとに分類して格納されているものとする。
【0027】また、選局制御手段7は、特許請求の範囲
にいう「選局させる手段」に相当するもので、前記のよ
うな共通語が認識された場合、テーブル6を参照するこ
とによって、認識された共通語に対応する周波数をチュ
ーナー5に選局させる手段である。
【0028】〔1−1−3.センターユニットの構成〕
また、センターユニット100は、チューナー5と、地
域選択手段8と、プリセットメモリ9と、を有する。こ
のうちチューナー5は、コマンド出力部4及び選局制御
手段7からの制御コマンドを受信することによって各種
動作を行うように構成されており、以下の例では主にA
Mラジオの受信を例にとって説明するが、チューナー5
としてはFMラジオ、VHFやUHFのテレビチューナ
ーなど所望の種類のものを用いることができる。また、
地域選択手段8は、このカーオーディオシステムを搭載
した自動車が現在どこにいるかに応じて、ラジオやテレ
ビの受信地域を、関東、東北などのように選択する手段
である。
【0029】この地域選択手段8の一例としては、ユー
ザが現在位置を自分で判断し、地域の名称やコード番号
などをスイッチ操作で本システムに入力するものが考え
られる。また、この地域選択手段8の別の例としては、
本システムに接続されているカーナビゲーションシステ
ムから、GPSなどを用いて取得した現在位置を送信さ
せて地域を選択するものが考えられる。
【0030】地域選択手段8のさらに別の例としては、
本出願人が特開平7−321606(ラジオ受信機)で
開示した技術を用いるものも考えられる。この技術は、
ラジオ受信機の現在位置を特定するもので、地域ごとに
どのような周波数の電波があるかのデータを予め用意し
ておき、現在位置を特定するときは、その位置で受信で
きる電波の周波数をチューナーでシークさせることによ
って検出する。そして、予め用意してあった地域ごとの
周波数のデータと、検出された周波数の組み合わせを比
較し、一致度の高い地域を現在の地域と判断するもので
ある。
【0031】また、プリセットメモリ9は、チューナー
5で選局する周波数を記憶するものであり、本システム
が販売された地域などに合わせて予めその地域の放送局
の周波数が設定されているほか、ユーザが、自分のよく
聞く周波数に合わせて周波数の追加や変更を行うことが
できるものである。
【0032】〔1−2.作用及び効果〕上記のような第
1実施形態は次のような作用を有する。ここでは、東北
の受信地域が選択されているときに、ユーザが「NH
K」と発話した場合の例を示す。この場合、東北の受信
地域では、「NHKアキタ」「NHKセンダイ」「NH
Kヤマガタ」という放送局の電波が混在しているが、こ
れらのうちプリセットメモリ9に記憶されている周波数
が優先的に選局される。
【0033】ここで、図3は、第1実施形態における選
局の処理手順を示すフローチャートである。すなわち、
ユーザが「NHK」と発話すると(ステップ11)、音
声認識装置106によって共通語「NHK」が認識され
る。音声認識装置106のコマンド出力部4は、共通語
以外の通常の語句が認識された場合は(ステップ1
2)、通常の認識結果に対する処理として(ステップ1
3)、語句に応じた制御コマンドをバスライン108を
介して送信することによってセンターユニット100な
ど各ユニットを制御するが、共通語が認識された場合は
(ステップ12)、どの語句が認識されたかを選局制御
手段7に通知し、チューナー5の制御は選局制御手段7
によって行われる。
【0034】すなわち、選局制御手段7は、共通語「N
HK」が認識されたという情報を受け取ると、テーブル
6を参照することによって、この共通語「NHK」に対
応する各放送局の周波数を調べる。この場合は、東北地
域が選択されているので、選局制御手段7は、東北地域
に対応する「NHKアキタ」「NHKセンダイ」「NH
Kヤマガタ」の各放送局の周波数をテーブル6から取り
出す。
【0035】次に、選局制御手段7は、取り出した周波
数をチューナー5に選局させるが、このとき、取り出し
た周波数をプリセットメモリ9内に記憶されている各周
波数と照らし合わせ(ステップ14)、まず、共通語に
対応する各周波数のうちプリセットメモリ9に記憶され
ている周波数をチューナー5に選局させる。例えば、プ
リセットメモリ9に「NHKアキタ」が登録されている
場合、この登録されている周波数をプリセットメモリ9
を使って選局させる制御コマンドを、バスライン108
を介してラジオやテレビのチューナーを持つユニット、
この例ではセンターユニット100に送信することによ
って選局を行わせる(ステップ15)。
【0036】共通語に対応する周波数のうち、プリセッ
トメモリ9に記憶されているものが複数ある場合、その
うちどれを選局するように構成してもよいが、例えば、
プリセットメモリ9に記憶されている番号が小さいもの
を受信させるなどすればよい。
【0037】また、共通語に対応する周波数がどれもプ
リセットメモリ9に記憶されていない場合は(ステップ
14)、音声認識装置106のテーブル6に地域ごとに
格納されている各周波数ごとに代表(デフォルト)とな
る初期値を予め定めておき、この初期値をラジオやテレ
ビのチューナーを持つユニットに送出すればよい(ステ
ップ16)。
【0038】なお、プリセットメモリ9に記憶されてい
る周波数が受信できない場合は、共通語に対応する周波
数のうちプリセットメモリ9に記憶されていない周波数
をチューナー5に選局させる。
【0039】以上のように、第1実施形態では、「NH
Kアキタ」のように「共通語+地域名」といった形式の
放送局名がある場合、「NHK」のように共通語の部分
を発話すれば、対応する放送局の周波数が選局される。
このため、放送局名の全体を地域ごとに暗記する必要が
なくなり、音声認識による選局が大幅に容易になる。
【0040】また、第1実施形態では、視聴者が現在ど
の地域にいるかが手動や自動で選択され、その地域の放
送局の周波数だけが選局の対象となるので、共通語に対
応する周波数の候補をいくつか試す場合でも、電波の届
かない地域の周波数を扱う必要がなくなり、短時間で選
局が完了する。
【0041】特に、第1実施形態では、共通語に対応す
る周波数の中でも、プリセットメモリに記憶されている
周波数が優先して選局される。このようにカーオーディ
オのようなシステムのプリセットメモリに記憶されてい
る周波数は、そのシステムがいつも使用されている地域
で受信可能な周波数であるから受信可能な場合が多く、
選局が迅速に行われる。
【0042】〔2.第2実施形態〕第2実施形態は、請
求項5,10に対応するもので、第1実施形態と同様の
構成を有するカーオーディオシステムにおいて、同じ共
通語に対応する周波数が複数あるとき、共通語を繰り返
し発話することで複数の周波数を順次切り替えて選局す
る例を示すものである。
【0043】この例では、同じ共通語に複数の周波数が
対応する場合、選局制御手段7がそれらを呼び出す順序
は、正式な放送局名から共通語の部分を除いた地域名を
基準として、アイウエオ順とする。ここで、図4は、第
2実施形態における選局の処理手順を示すフローチャー
トである。
【0044】例えば、受信地域として東北が選択されて
いる場合に、ユーザが共通語「NHK」を発話すると
(ステップ21,22)、テーブル6からは、東北の受
信地域内でこの共通語に対応するラジオの放送局として
「NHKアキタ」「NHKセンダイ」「NHKヤマガ
タ」(アイウエオ順)という3つが発見される。そし
て、東北地方のこれら3局の初期値(代表)としても、
アイウエオ順で最初となる「NHKアキタ」が予め決め
られているものとする。
【0045】この場合、ユーザが1回目に共通語「NH
K」を発話した場合は、まだこの共通語に対応する「共
通語+***」といった放送局の周波数は受信中ではな
いので(ステップ24)、選局制御手段7は、初期値で
ある「NHKアキタ」の周波数を受信させるコマンド
を、バスライン108を介してセンターユニット100
に送出する(ステップ26)。
【0046】そして、再度同じ共通語「NHK」が発話
された場合は、チューナー5はコマンドに基づいて共通
語に対応する周波数を既に選局し受信中であるから(ス
テップ24)、選局制御手段7は、共通語「NHK」に
対応する次の放送局、この場合は「NHKセンダイ」の
周波数を受信させるための制御コマンドを送出する(ス
テップ25)。
【0047】ユーザは、このように同じNHKの地方局
の中でも、自分が聞きたい希望の放送局の周波数になる
まで次々と「NHK」と発話することによって、「NH
K+***」に該当する放送局の周波数が次々と受信さ
れ、希望の「NHK+***」の放送局を探すことがで
きる。なお、このように複数の放送局の周波数が受信さ
れていく順番は、地域名についてのアイウエオ順だけで
なく、出力ワット数の大きい順や順不同でもよく、音声
認識装置106のメモリに、テーブル6がどのように格
納されているかの形式に応じて適宜変更することができ
る。
【0048】以上のように、第2実施形態では、共通語
に対応する周波数の候補がいくつかある場合、同じ共通
語を繰り返すことによって順次周波数を切り替えさせる
ことによって、共通語という1種類の語句を用いるだけ
で所望の放送局の周波数を容易に選局することが可能と
なる。
【0049】〔3.第3実施形態〕第3実施形態は、請
求項2,8に対応するもので、第1及び第2実施形態と
同様の構成を有するカーオーディオシステムにおいて、
同じ共通語に対応する複数の周波数を順次切り替えて受
信させ、受信状況が良好な周波数で切り替えを停止させ
る例を示すものである。
【0050】ここで、図5は、第3実施形態における選
局の処理手順を示すフローチャートである。すなわち、
第3実施形態では、発話内容が共通語のみの発話であっ
た場合(ステップ31,32)、選局制御手段7はチュ
ーナー5に、共通語に対応するいずれかの放送局すなわ
ち「共通語+***」の周波数を検出するまで自動掃引
(シーク)させるためのコマンドを送出する(ステップ
35)。
【0051】ここで、図6は、このコマンドを受け取っ
た場合のチューナー5の動作手順を示すフローチャート
である。すなわち、チューナー5は、帯域が終了するま
で(ステップ42)シークを行い(ステップ41)、電
波を検出すると(ステップ43)電界強度が予め定めた
基準値以上のものについて(ステップ44)、「共通語
+***」すなわち共通語に対応する放送局の周波数か
どうか判断し(ステップ45)、対応する放送局の周波
数であればその受信内容をスピーカに接続して視聴可能
な状態にしたうえで(ステップ46)シークを終了す
る。そして、電界強度が基準値未満の場合や(ステップ
44)、対応する放送局の周波数でない場合は(ステッ
プ45)再度シーク(ステップ41)を続行する。
【0052】なお、周波数が共通語に対応するものかど
うかをチューナー5が判断するには、チューナー5から
選局制御手段7に周波数ごとに問い合わせを出してもよ
いし、選局制御手段7からチューナー5にコマンドを送
信する際、コマンドと一緒に候補となる複数の周波数を
渡し、チューナー5の側では検出した周波数とこの受け
取った周波数とを照らし合わせることによって判断して
もよい。
【0053】なお、このように自動掃引の結果、受信が
開始された周波数がユーザの希望する放送局のものでな
かった場合は、ユーザは、第2実施形態に準じて、再び
同じ「NHK」といった共通語を発話すればよい。そし
て、これが認識された場合は、例えば、選局制御手段7
の側で現在受信中の周波数を候補から外したうえで、再
び自動掃引するコマンドをセンターユニット100のチ
ューナー5に送信する。このようにすれば、「NHK」
といった同じ共通語を繰り返すだけで、希望の放送局の
中から受信状態の良好な放送局の周波数を選局すること
ができる。
【0054】以上のように、第3実施形態では、共通語
に対応する各放送局の周波数が順次切り替えて受信さ
れ、電界強度が基準値を超えるなどの受信状況に基づい
てこの切り替えが停止する。このため、共通語に対応す
る放送局がいくつかあるような場合、受信状況のよい放
送局の周波数が自動的に選択され、ユーザが受信状況を
みながら選局を切り替えるなどの煩雑な操作が不要とな
る。
【0055】〔4.第4実施形態〕第4実施形態は、請
求項6に対応するもので、共通語と地域名からなる放送
局名が認識されて選局された場合にそのときチューナー
に出力したコマンドを記憶しておき、その後共通語だけ
が発話されたときに、同じコマンドで選局を行うもので
ある。
【0056】この第4実施形態は、全体としては図1に
示したと同様の構成を有するが、図7に示すように、音
声認識装置106にコマンド記憶手段10を設けてい
る。このコマンド記憶手段10は、共通語と他の語句か
らなる放送局名が認識された場合に、チューナー5に出
力されるコマンドをその共通語と対応させて記憶する手
段である。
【0057】この第4実施形態では、ラジオを選局する
ために、ユーザが「NHKアキタ」のように、共通語に
地域名のついた「NHK+***」のような形式の語句
を発話すると、この語句に応じて例えば「AMの150
3kHzに選局」といった内容の制御コマンドが、コマ
ンド出力部4又は選局制御手段7から、バスライン10
8を経由してセンターユニット100のチューナー5に
出力されることによって選局が行われる。そして、この
コマンドは、選局制御手段7によって、共通語「NH
K」に対応するものとしてコマンド記憶手段10に記憶
される。
【0058】その後、図8に示すように、ユーザが「N
HK」という共通語だけを発話した場合(ステップ5
3)、選局制御手段7は、この共通語に地域名をつけた
「共通語+***」という形式のコマンドがすでに送出
されてコマンドが記憶されているかどうかを判断する
(ステップ55)。そして、まだ送出されていない場
合、選局制御手段7は、第1実施形態と同様に、この共
通語に対応するものとして音声認識装置106のテーブ
ル6に格納されている各周波数のなかから予め初期値と
して決められている周波数を受信させるコマンドをチュ
ーナー5に送出する(ステップ57)。
【0059】一方、すでに送出されている場合、選局制
御手段7は、コマンド記憶手段10に記憶されているコ
マンドと同じコマンドをチューナー5に送出する(ステ
ップ56)。なお、コマンド記憶手段10にコマンドが
記憶されたときに、そのもととなった「共通語+**
*」と同じ語句が認識された場合も(ステップ52)、
コマンド記憶手段10に記憶されているコマンドを用い
ることができる(ステップ56)。
【0060】以上のように、第3実施形態では、ユーザ
が希望の放送局として、一旦、共通語に地域名等がつい
た「NHK+***」といった正式な放送局名を発話し
て選局が行われた場合、そのときに用いられたコマンド
がその共通語と対応させて記憶される。そして、次回か
らは、共通語の部分だけを発話すれば、記憶されていた
コマンドをチューナーに出力することによって、前回と
同じ希望の放送局への選局が迅速に行われる。
【0061】〔5.他の実施の形態〕なお、本発明は上
記各実施形態に限定されるものではなく、次に例示する
ような他の実施の形態も含むものである。例えば、図
1,図2,図7に示した構成は一例に過ぎず、本発明
は、カーオーディオシステム以外の例えば据置型のテレ
ビやラジオなどの選局に用いてもよい。
【0062】また、選局制御手段、地域選択手段、テー
ブル、コマンド記憶手段、プリセットメモリといった構
成要素は、音声認識装置内に設けてもセンターユニット
内に設けてもよく、どこに設けるかは相互に独立して決
めることができる。また、チューナーを含め、図2に示
した全ての要素を一体のユニット内に設けたり、地域選
択手段、プリセットメモリ、コマンド記憶手段を省略す
ることもできる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、放送局
名に共通の語句を発話するだけで、対応する周波数を容
易に選局することができるので、選局が容易になるだけ
でなく、カーオーディオシステムなどに適用すれば運転
の安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の全体構成を示すブロッ
ク図。
【図2】本発明の第1実施形態において、音声認識によ
る選局に関する部分の構成を示す機能ブロック図。
【図3】本発明の第1実施形態における選局の処理手順
を示すフローチャート。
【図4】本発明の第2実施形態における選局の処理手順
を示すフローチャート。
【図5】本発明の第3実施形態における選局の処理手順
を示すフローチャート。
【図6】本発明の第3実施形態における自動掃引の手順
を示すフローチャート。ャート。
【図7】本発明の第4実施形態において、音声認識によ
る選局に関する部分の構成を示す機能ブロック図。
【図8】本発明の第4実施形態における選局の処理手順
を示すフローチャート。ャート。
【符号の説明】
100…センターユニット 101…TVチューナーユニット 102…CDチェンジャユニット 103…MDチェンジャユニット 104…DSPユニット 105…EQユニット 106…音声認識装置 1…認識辞書 2…音声入力部 3…パターンマッチング部 4…コマンド出力部 5…チューナー 6…テーブル 7…選局制御手段 8…地域選択手段 9…プリセットメモリ 10…コマンド記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木佐貫 誠 東京都文京区白山5丁目35番2号 クラリ オン株式会社内 (72)発明者 国井 伸恭 東京都文京区白山5丁目35番2号 クラリ オン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 語句を認識してチューナーに選局を行わ
    せる音声認識による選局装置において、 複数の放送局名に共通する共通語を認識する手段と、 共通語ごとに対応する1又は2以上の周波数を記録した
    テーブルと、 前記テーブルを参照することによって、認識された共通
    語に対応する周波数を前記チューナーに選局させる手段
    と、 を有することを特徴とする音声認識による選局装置。
  2. 【請求項2】 語句を認識してチューナーに選局を行わ
    せる音声認識による選局装置において、 複数の放送局名に共通する共通語を認識する手段と、 共通語ごとに対応する1又は2以上の周波数を記録した
    テーブルと、 前記テーブルを参照することによって、認識された共通
    語に対応する周波数を前記チューナーに選局させる手段
    と、 を有し、 前記選局させる手段は前記チューナーに、前記対応する
    周波数を順次切り替えて受信させ、受信状況に基づいて
    前記切り替えを停止させるように構成されたことを特徴
    とする音声認識による選局装置。
  3. 【請求項3】 地域を選択する手段を有し、 前記テーブルには、地域と周波数との対応関係が記録さ
    れ、 前記選局させる手段は、認識された共通語に対応しか
    つ、選択されている地域に対応する周波数を前記チュー
    ナーに選局させるように構成されたことを特徴とする請
    求項1又は2記載の音声認識による選局装置。
  4. 【請求項4】 周波数を記憶するプリセットメモリを有
    し、 前記選局させる手段は、 前記対応する周波数のうち前記プリセットメモリに記憶
    されている周波数を前記チューナーに選局させ、 プリセットメモリに記憶されている周波数が受信できな
    い場合に、前記対応する周波数のうち前記プリセットメ
    モリに記憶されていない周波数を前記チューナーに選局
    させるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか一に記載の音声認識による選局装置。
  5. 【請求項5】 語句を認識してチューナーに選局を行わ
    せる音声認識による選局装置において、 複数の放送局名に共通する共通語を認識する手段と、 共通語ごとに対応する1又は2以上の周波数を記録した
    テーブルと、 前記テーブルを参照することによって、認識された共通
    語に対応する周波数を前記チューナーに選局させる手段
    と、 を有し、 前記選局させる手段は、共通語に対応する複数の周波数
    の1つが選局されている状態で、同じ共通語が再度認識
    された場合、当該共通語に対応する他の周波数を前記チ
    ューナーに選局させるように構成されたことを特徴とす
    る音声認識による選局装置。
  6. 【請求項6】 共通語と他の語句からなる放送局名が認
    識された場合に、前記チューナーに出力されるコマンド
    を当該共通語と対応させて記憶する手段を有し、 前記選局させる手段は、共通語が認識され、当該共通語
    と対応させてコマンドが記憶されている場合に、当該コ
    マンドを前記チューナーに出力するように構成されたこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の音
    声認識による選局装置。
  7. 【請求項7】 語句を認識してチューナーに選局を行わ
    せる音声認識による選局方法において、 複数の放送局名に共通する共通語を認識するステップ
    と、 共通語ごとに対応する1又は2以上の周波数を記録した
    テーブルを参照することによって、認識された共通語に
    対応する周波数を前記チューナーに選局させるステップ
    と、 を含むことを特徴とする音声認識による選局方法。
  8. 【請求項8】 語句を認識してチューナーに選局を行わ
    せる音声認識による選局方法において、 複数の放送局名に共通する共通語を認識するステップ
    と、 共通語ごとに対応する1又は2以上の周波数を記録した
    テーブルを参照することによって、認識された共通語に
    対応する周波数を前記チューナーに選局させるステップ
    と、 を含み、 前記選局させるステップは前記チューナーに、前記対応
    する周波数を順次切り替えて受信させ、受信状況に基づ
    いて前記切り替えを停止させることを特徴とする音声認
    識による選局方法。
  9. 【請求項9】 周波数を記憶するプリセットメモリを用
    い、 前記選局させるステップは、 前記対応する周波数のうち前記プリセットメモリに記憶
    されている周波数を前記チューナーに選局させ、 プリセットメモリに記憶されている周波数が受信できな
    い場合に、前記対応する周波数のうち前記プリセットメ
    モリに記憶されていない周波数を前記チューナーに選局
    させることを特徴とする請求項7又は8記載の音声認識
    による選局方法。
  10. 【請求項10】 語句を認識してチューナーに選局を行
    わせる音声認識による選局方法において、 複数の放送局名に共通する共通語を認識するステップ
    と、 共通語ごとに対応する1又は2以上の周波数を記録した
    テーブルを参照することによって、認識された共通語に
    対応する周波数を前記チューナーに選局させるステップ
    と、 を含み、 前記選局させるステップは、共通語に対応する複数の周
    波数の1つが選局されている状態で、同じ共通語が再度
    認識された場合、当該共通語に対応する他の周波数を前
    記チューナーに選局させることを特徴とする音声認識に
    よる選局方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータを用いて、語句を認識し
    てチューナーに選局を行わせる音声認識による選局用プ
    ログラムを記録した記録媒体において、 当該プログラムは前記コンピュータに、 複数の放送局名に共通する共通語を認識させ、 共通語ごとに対応する1又は2以上の周波数を記録した
    テーブルを参照することによって、認識された共通語に
    対応する周波数を前記チューナーに選局させることを特
    徴とする音声認識による選局用プログラムを記録した記
    録媒体。
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